JP2010077907A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料供給装置の小型化を図りつつ組み立て作業性を向上し、かつ接続端子の抜け落ちを防止することができる安価な燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料ポンプ3と、燃料タンクの壁面に取り付けられ、燃料ポンプ3を駆動するための電源に接続されるコネクタ58を有するフランジユニット4と、フランジユニット4に設けられ、燃料ポンプ3を外側から覆うように形成されたアッパーカップ5とを備えた燃料供給装置1であって、燃料ポンプ3は、燃料ポンプ3とフランジユニット4との間に設けられ、コネクタ58とリード線63を介して接続される給電用の雄型端子、旗型端子64を備えており、アッパーカップ5の周壁5bには、旗型端子64の接続部64aに対応する箇所に、軸方向全体に亘って径方向外側に突出形成され、旗型端子64、接続部64a、およびリード線63の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部67が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料タンクから内燃機関に燃料を供給するための車両用の燃料供給装置に関するものである。
一般に、自動二輪車や四輪車の車両用の燃料供給装置として、燃料タンク内に燃料ポンプを配設する、所謂インタンク式の燃料供給装置を用いる場合が多い。この種の燃料供給装置の燃料ポンプは、燃料タンクの底面に燃料を汲み上げて内燃機関(エンジン)へと圧送するポンプ部が設けられている一方、この上部にポンプ部を駆動するモータ部が設けられている。このように構成することで、燃料タンク内の燃料が少なくなっても安定した燃料供給ができる。
モータ部としては、ブラシ付直流モータを用いる場合が多い。このブラシ付直流モータは、筒状のヨークと、ヨークの内側に回転自在に設けられたアーマチュアとを有し、アーマチュアの回転軸の下端にポンプ部が連結されるようになっている。
アーマチュアは、回転軸に、巻線が巻装されるアーマチュアコアと巻線が接続されるコンミテータとが外嵌固定されたものである。
回転軸の下端にはポンプ部が連結されるので、コンミテータは回転軸の上端側に配置される。コンミテータには、給電を行うためのブラシが摺接している。ブラシは外部電源に電気的に接続されており、外部電源からの電力は、コンミテータを介して巻線に供給される。
ここで、燃料ポンプを燃料タンク内に固定するにあたって、燃料供給装置に燃料ポンプを外側から覆うポンプステーユニット(ホルダ)を設け、このポンプステーユニットを介して燃料ポンプを燃料タンクの壁面に固定する場合がある。すなわち、ポンプステーユニットは、燃料タンク内において、燃料ポンプを支持する役割を有している。
ポンプステーユニットは、一部が燃料タンクの壁面から外部に露出しており、この露出部分に外部電源が接続されるコネクタが設けられている。
モータ部に設けられたブラシは、リード線等を介してポンプステーユニットのコネクタと電気的に接続される。リード線には、両端に接続端子が設けられており、これら接続端子は、それぞれブラシから延びるブラシ側端子と、コネクタから延びるコネクタ側端子とに接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−64044号公報
ところで、上述のポンプステーユニットは、燃料ポンプを支持する役割を有していることから、燃料ポンプを外側から覆うように形成している。そして、ブラシ側端子とコネクタ側端子は、それぞれポンプステーユニットから突出しているため、ポンプステーが装着された燃料ポンプであっても、ブラシ側端子とコネクタ側端子は、リード線の接続端子と接続することができる。
しかしながら、ブラシ側端子やコネクタ側端子がポンプステーユニットから突出している分、燃料供給装置の軸方向のレイアウト性が低下する。
ブラシ側端子やコネクタ側端子をポンプステーユニットから突出しないように設けると、ブラシ側端子とコネクタ側端子は、リード線の接続端子と接続し難くなり、接続作業に時間がかかる。
これに対して、ブラシ側端子とリード線の接続端子とを予め接続した状態でポンプステーユニットを装着する方法が考えられるが、燃料ポンプの外面とポンプステーユニットとの間にリード線が配索されることになり、リード線の配索スペースを確保する分、燃料供給装置が大型化してしまうと共に、製造コストが増大するという課題がある。
また、ブラシ側端子とコネクタ側端子は、それぞれポンプステーユニットから突出しているため、ポンプステーユニットの外側にリード線が配索されている。
このため、燃料供給装置を燃料タンクに取り付ける際、作業者がリード線を指に引っ掛けてしまい、リード線がブラシ側端子やコネクタ側端子から引抜かれてしまう等のおそれがある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、燃料供給装置の小型化を図りつつ組み立て作業性を向上し、かつ接続端子の抜け落ちを防止することができる安価な燃料供給装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、燃料タンク内に配置され前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、前記燃料タンクの壁面に取り付けられ、前記燃料ポンプを駆動するための電源に接続されるコネクタを有する第一ホルダと、前記第一ホルダに設けられ、前記燃料ポンプを外側から覆うように形成された第二ホルダとを備えた燃料供給装置であって、前記燃料ポンプは、前記燃料ポンプと前記第一ホルダとの間に設けられ、前記コネクタとリード線を介して接続される給電用の端子を備えており、前記第二ホルダの周壁には、前記端子と前記リード線との接続部に対応する箇所に、軸方向全体に亘って径方向外側に突出形成され、前記端子、前記接続部、および前記リード線の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、第二ホルダの周壁に、端子、接続部、またはリード線の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部が設けられることによって、第二ホルダの外径を小さく設定できる。
また、例えば、第二ホルダにおいて、燃料ポンプを第二ホルダの第一ホルダとは反対側から挿入可能な構造にした場合、燃料ポンプをリード線を接続したままの状態で第二ホルダに挿入することが可能になる。
請求項2に記載した発明は、前記端子は、前記燃料ポンプから軸方向に沿って突出する第一端子と、前記第一端子に対して挿抜可能に設けられ、前記リード線の一端が接続される第二端子とで構成され、前記第一ホルダは、この内面が前記第二端子の前記第一端子からの抜け代よりも短い距離だけ、前記第二端子から離れて配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、第一ホルダの内面に第二端子の第一端子からの抜けを防止する機能をもたせることができる。
請求項3に記載した発明は、前記第二端子は、前記リード線を前記第二端子の挿抜方向と交差する方向に引き出す旗型端子であって、前記第二端子に接続されたリード線は、前記第二ホルダの前記逃げ部に向かって引き出されていることを特徴とする。
このように構成することで、端子自体の突出高さを抑えることができる。
請求項4に記載した発明は、前記燃料ポンプは、ブラシ付直流モータと、前記ブラシ付直流モータの一端に設けられたポンプ部とで構成され、前記ブラシ付直流モータは、給電を行うためのブラシを収納するカバーと、前記カバーの前記第一ホルダの内面側に形成された凹部とを有しており、前記凹部には、前記ブラシと電気的に接続された前記第一端子が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ブラシから延びる第一端子をカバーに埋没させた状態にすることができ、ブラシ付直流モータからの第一端子の突出高さを抑えることができる。
請求項5に記載した発明は、前記第二ホルダの前記周壁には、前記第一ホルダ側に前記周壁よりも拡径された拡径部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、燃料ポンプの外面と拡径部との間にリード線の配索スペースを形成することができる。
請求項6に記載した発明は、前記第一ホルダと前記第二ホルダとが一体成形されていることを特徴とする。
このように構成することで、部品点数を減少させることができる。
請求項1に記載した発明によれば、第二ホルダの周壁に、端子、接続部、またはリード線の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部が設けられることによって、第二ホルダの外径を小さく設定できる。
また、例えば、第二ホルダにおいて、燃料ポンプを第二ホルダの第一ホルダとは反対側から挿入可能な構造にした場合、燃料ポンプをリード線を接続したままの状態で第二ホルダに挿入することが可能になる。
このため、燃料供給装置の小型化を図ることができると共に、燃料供給装置の組み立て作業性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、第一ホルダの内面に第二端子の第一端子からの抜けを防止する機能をもたせることができる。このため、燃料供給装置を燃料タンクに取り付ける際、リード線が作業者の指などに引っ掛けられ、第二端子から抜け落ちるのを防止することができる。
請求項3に記載した発明によれば、端子自体の突出高さを抑えることができる。このため、さらに燃料ポンプを小型化(低背化)することが可能になる。また、リード線が第一ホルダの内面に押圧されて無理に屈曲されてしまうことを防止でき、リード線の断線を防止することができる。
請求項4に記載した発明によれば、ブラシから延びる第一端子をカバーに埋没させた状態にすることができ、ブラシ付直流モータからの第一端子の突出高さを抑えることができる。このため、さらに燃料ポンプを小型化(低背化)することができる。
請求項5に記載した発明によれば、燃料ポンプの外面と拡径部との間にリード線の配索スペースを形成することができる。このため、拡径部の一部を逃げ部として構成することができる。
請求項6に記載した発明によれば、部品点数を減少させることができるので、製造コストを低減することができる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、燃料供給装置1は、例えば、自動車や自動二輪車などの燃料タンク2内に燃料に浸漬されて配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて不図示の内燃機関に圧送するものである。
燃料供給装置1は、燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3の上端(図1における上端)に取り付けられると共に、燃料タンク2に取り付けられるフランジユニット(第一ホルダ)4と、燃料ポンプ3を外側から覆うアッパーカップ(第二ホルダ)5とを備えている。
なお、以下では、説明を簡単にするために、燃料供給装置1が図1に示したように、燃料ポンプ3、およびアッパーカップ5が下側に配置され、フランジユニット4が上側に配置されているものとし、軸方向の相対位置を単に上側、下側などと表現する場合がある。
燃料ポンプ3は、フランジユニット4側に配設されたモータ部Mとモータ部Mの下端に取り付けられたポンプ部Pとを有している。
モータ部Mは、所謂ブラシ付きの直流モータであって、金属製で筒状のモータハウジング(ヨーク)6と、モータハウジング6の内側に回転自在に設けられたアーマチュア7と、モータハウジング6の上側開口部を閉塞するアウトレットカバー8とを備えている。モータハウジング6の内周面には、複数の永久磁石19が周方向に磁極が交互になるように配設されている。
アーマチュア7は、回転軸9の中央部に所定極数のアーマチュアコア10を設け、回転軸9の上端側にブラシと当接するコンミテータ11を設けている。アーマチュアコア10は、金属板を軸方向に複数枚積層したものであって、略円環状に形成されたコア本体12と、コア本体12を基端として径方向に放射状に延設された略T字状のティース13とで構成されている。隣接するティース13間にはスロット14が形成されており、ここを介してティース13に巻線15が巻装されている。
ここで、アーマチュアコア10には、この周囲を被覆するように形成されたインシュレータ(不図示)が装着され、このインシュレータを介して各ティース13に巻線15が巻装されている。
回転軸9の上端側に設けられたコンミテータ11は、略円板状に形成された所謂ディスク型コンミテータである。コンミテータ11の上面には、複数のセグメント16が周方向に等間隔で形成され、互いに絶縁されている。
コンミテータ11の上面は、後述するブラシ17との摺動面となる。
一方、コンミテータ11の下面には、巻線15をコンミテータ11に接続するためのライザ18が設けられており、ここに巻線15がヒュージングなどによって接続されている。各セグメント16とライザ18とは電気的に接続されている。
図2〜図5に示すように、モータハウジング6の上側開口部を閉塞するアウトレットカバー8は、樹脂などによって略円柱状に形成されたものである。アウトレットカバー8の軸方向略中央には、上部から下部に向かって、末広がりに形成されたスカート部21が設けられている。スカート部21の下端面21aは、モータハウジング6と当接し、これによってアウトレットカバー8の軸方向の位置決めが行われる。また、モータハウジング6は、モータハウジング6の上部に載置されたアウトレットカバー8のスカート部21を覆うようにして、モータハウジング6の上端をカシメている。これによって、アウトレットカバー8とモータ部Mとポンプ部Pは、モータハウジング6に一体的に固定される。
スカート部21の下端面21aには、モータハウジング6に内嵌される嵌合部22が設けられている。嵌合部22の外周縁には、軸方向に突出する舌片部23が設けられている。永久磁石19は、モータハウジング6に圧入固定されたアウトレットカバー8の舌片部23によって、周方向の位置決めがなされる。
アウトレットカバー8の下部中央には、収容凹部24が形成されており、収容凹部24には、コンミテータ11が収容されている。収容凹部24の上壁24aには、径方向中央に回転軸9を回転自在に軸支する軸受け部25が形成されている。
軸受け部25は、回転軸をラジアル支持できればどのような軸受けでもよく、種々のラジアルすべり軸受けが好適に採用できる。特に、軸受け隙間に燃料が浸透することにより潤滑効果が得られる材質や構造を有することが好ましい。また、軸受け部25は、別部材とされた軸受けを固定してもよいし、アウトレットカバー8自身に形成してもよい。
アウトレットカバー8の軸受け部25の周囲には、ブラシ収納部26が2箇所、回転軸9を中心に振り分け配置されている。
各ブラシ収納部26には、それぞれブラシ17が内装されており、ブラシ17は、スプリング27によって、コンミテータ11側に向かって進退自在に付勢されており、ブラシ17の先端は、セグメント16に摺接している。これらブラシ17は、外部電源(不図示)に電気的に接続されており、コンミテータ11のセグメント16に接続されている巻線15に給電を行っている。
アウトレットカバー8の上部には、外周寄りに凹部29が2箇所形成され、ここにそれぞれ雄型端子(第一端子)30,30が立設されている。
各凹部29,29は、雄型端子30,30に嵌着される後述の旗型端子64を収納可能な大きさに形成されている。雄型端子30は、凹部29の延在方向に沿う向きで配置され、軸方向に沿って立設されている。雄型端子30の基端側は、ブラシ17と電気的に接続されている。
また、アウトレットカバー8の外周寄りには、凹部29が形成されている位置とは回転軸9を中心にして反対側に、筒状のチェックバルブ収納部31が立設されている。
チェックバルブ収納部31は、先端側が段差によって縮径するように形成されたものであって、チェックバルブ32が内装されている。
チェックバルブ32は、燃料ポンプ3内に燃料が逆流しないようにするためのものである。チェックバルブ収納部31の外周面に形成された段差面31aには、アウトレットカバー8をアッパーカップ5に取り付ける際に用いられるOリング73が設けられている。
チェックバルブ収納部31の下方には、段付状の孔が形成されており、ここを吐出ポート33としている。すなわち、アウトレットカバー8には、吐出ポート33と、チェックバルブ収容部31とを軸方向に貫通する孔が形成されており、ポンプ部Pで汲み上げられた燃料が吐出ポート33、チェックバルブ32を通って燃料ポンプ3(アウトレットカバー8)の外側へと吐出されるようになっている。
図2、図3に示すように、ポンプ部Pは、モータハウジング6の下側開口部を閉塞するように設けられているものであって、ポンプ部Pの上部に配設されているベースブラケット20と、ベースブラケット20の下面に沿って回転可能に設けられたインペラ37と、このインペラ37を下方から覆うインレットカバー38とで構成されている。ポンプ部Pは、内側に折り曲げられたモータハウジング6の下側開口縁と、アウトレットカバー8にカシメ固定されたモータ部Mとによって、モータハウジング6内で挟持固定されている。
ポンプ部Pの上部に配設されているベースブラケット20は、略円板状に形成されたものであって、ポンプ部Pとモータ部Mとを区分けする隔壁の役割を有している。
ベースブラケット20の径方向略中央には、回転軸9の下端を回転自在に軸支する軸受け部34が形成されている。
軸受け部34は、回転軸9をラジアル支持できればどのような軸受けでもよく、種々のラジアルすべり軸受けが好適に採用できる。特に、軸受け隙間に燃料が浸透することにより潤滑効果が得られる材質や構造を有することが好ましい。また、軸受け部34は、別部材とされた軸受けを固定してもよいし、ベースブラケット20自身に形成してもよい。
ベースブラケット20の下面には、外周寄りにポンプケーシング溝35が形成されている。ポンプケーシング溝35は、ベースブラケット20の径方向断面において円弧状で、後述するインペラ37の外周部に沿って軸方向平面視でC字を描くように形成されている。ポンプケーシング溝35は、C字状に形成されることで、軸方向平面視で始端部と終端部(何れも不図示)とを有した形になっている。
また、ベースブラケット20には、ポンプケーシング溝35の終端部に対応する位置に、このポンプケーシング溝35に連通すると共に、ベースブラケット20を厚さ方向に貫通する燃料案内孔36が形成されている。したがって、燃料案内孔36は、ベースブラケット20の上面において、モータ部Mの内部で開口された状態になっている。
インペラ37は略円板状に形成されたものであって、径方向中央に回転軸9とインペラ37とを相対回転不能に連結するための軸孔39が形成されている。回転軸9の下端は、インペラ37を貫通してインレットカバー38側に突出している。
インペラ37の外周部には、周方向所定間隔に配置された適宜の翼形状の羽根40が多数設けられている。羽根40の径方向の長さは、ポンプケーシング溝35の径方向断面の幅に対応して適宜に設定されている。
インレットカバー38の上面には、ポンプケーシング溝35と略同様のC字状溝であるポンプケーシング溝41が、ケーシング溝始端部(不図示)からケーシング溝終端部(不図示)まで形成されている。このポンプケーシング溝41は、ベースブラケット20のポンプケーシング溝35と軸方向で重なる位置に形成されている。
また、インレットカバー38の径方向略中央には、回転軸9をスラスト方向に回転可能に支持するためのスラスト軸受け42が設けられている。スラスト軸受け42は、燃料に浸漬された状態で適宜のすべり性能を有するものであれば、どのような材質、形状を有するものであってもよい。さらに、インレットカバー38には、ベースブラケット20に形成されているポンプケーシング溝35の始端部(不図示)と軸方向で重なる位置において、軸方向に貫通する吸入口43が形成されている。
ポンプ部Pの下部にはエンドブラケット82が取り付けられ、ここに、吸入口43と連通する筒状の吸入ポート53が設けられている。吸入ポート53の下部には、吸入する燃料を濾過するためのフィルタ51が取り付けられている。すなわち、燃料タンク2内の燃料は、フィルタ51によって濾過された後、吸入ポート53からポンプ部Pへと汲み上げられるようになっている。
図1〜図3に示すように、燃料ポンプ3の上方に設けられたフランジユニット4は、樹脂製の略円板状のユニット本体44を有している。ユニット本体44は、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部2bに外側(上側)から挿入され、上壁2aに取り付けられている。
ユニット本体44の内面側には、中央の大部分に凹部45が形成されており、ユニット本体44は、周壁44aとエンド部(底壁)44bとで構成された状態になっている。
凹部45内の外周寄りには、軸方向平面視略円環状の取り付け壁49が立設されている。この取り付け壁49の先端面49aは、アッパーカップ5の当接面となる。
また、凹部45には、アウトレットカバー8のチェックバルブ収納部31に対応する位置に、チェックバルブ嵌合部72が突設されている。チェックバルブ嵌合部72には、チェックバルブ収納部31の外形状に対応するように段付凹部72aが形成されている。段付凹部72aにチェックバルブ収納部31を嵌合する際、チェックバルブ収納部31の外周面に形成された段差面31aにOリング73が設けられているので、両者72a,31の合わせ面から燃料の漏れを防止することができる。
ユニット本体44の周壁44aには、軸方向略中央に燃料タンク2の開口部2bに対応するように形成されたフランジ部47が設けられている。このフランジ部47が燃料タンク2の開口部2bを閉塞している。フランジ部47には、径方向に対向配置された2つの取り付けステー50が突設されている。この取り付けステー50には、先端にボルトやビスなどを軸方向に挿通可能な凹部48が形成されている。この凹部48にボルトやビスなどを挿通し、燃料タンク2の上壁2aに設けられている雌ネジ部やビス孔などを利用して燃料タンク2にフランジユニット4を固定する。すなわち、フランジユニット4は、取り付けステー50よりも上側が燃料タンク2の外部に露出した状態になる。
ユニット本体44の上方には、燃料取出し管57が設けられている。この燃料取出し管57は、燃料ポンプ3から汲み上げられた燃料を内燃機関へと圧送するためのものであって、先端が不図示の内燃機関に接続されている。燃料取出し管57とユニット本体44のエンド部44bとの間には、両者57,44を跨るように中間流路部75が設けられている。中間流路部75の内部には、燃料取出し管57内の燃料流路74と、チェックバルブ嵌合部72の段付凹部72aとを連通させる中間燃料流路75aが形成されている。
これにより、チェックバルブ32を通って燃料ポンプ3(アウトレットカバー8)の外側へと吐出される燃料を燃料取出し管57の燃料流路74へと送出することができる。
また、燃料取出し管57の基端側には、この燃料流路74とユニット本体44の凹部45とを連通させるプレッシャレギュレータ収納凹部79が軸方向に沿うように形成されている。このプレッシャレギュレータ収納凹部79には、プレッシャレギュレータ76が収納されている。プレッシャレギュレータ76は、燃料取出し管57の燃料流路74内に余剰な圧力がかかった場合に、燃料流路74内の燃料を燃料タンク2内に戻し、常に燃圧を一定に保つためのものである。
プレッシャレギュレータ76は、この周囲を取り囲むように形成された有底筒状のプレッシャレギュレータ支持部77に内装され、この状態でプレッシャレギュレータ収納凹部79に凹部45側から挿入されている。プレッシャレギュレータ支持部77の下部は、ユニット本体44の凹部45側に突出した状態になっている。プレッシャレギュレータ支持部77の下面77aには貫通孔78が形成されており、ここから余剰な圧力がかかった場合の燃料を排出するようになっている。
ユニット本体44のエンド部44bには、プレッシャレギュレータ76よりも径方向外側に、コネクタ58が略水平方向を向くような形で設けられている。
コネクタ58は、不図示の外部電源の電力を燃料供給装置1に給電するためのものであって、受部60が外方に向かって形成されている。この受部60は、不図示の外部電源から延びるケーブルが嵌着可能になっている。コネクタ58に内装されているコネクタ端子59は断面略L字状に形成されており、一端はコネクタ58の受部60内に突出し、他端はユニット本体44の凹部45内に突出している。
ここで、コネクタ端子59の他端と、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8に設けられている雄型端子30は、互いにリード線63を介して接続されている。外部電源からの電力をコネクタ58とブラシ17は、リード線63を介してセグメント16と電気的に接続されている。このため、セグメント16に接続されている巻線15に外部電源からの電力を供給することができるようになっている。リード線63には、雄型端子30側の端末部(一端)に、雄型端子30に対して挿抜可能な雌型端子である旗型端子(第二端子)64が設けられている。一方、リード線63のコネクタ端子59側の端末部(他端)には、コネクタ端子59に挿抜可能な端子65が設けられている。
旗型端子64は、リード線63の引き出し方向が挿抜方向と交差するように形成されたものであって、雄型端子30に挿入したとき、リード線63の端末部との接続部64aが径方向外側に向くようになっている。つまり、雄型端子30に旗型端子64を挿入した状態にあっては、リード線63の引き出し方向が外方に向いている(図4参照)。また、アウトレットカバー8に設けられている雄型端子30の配置位置は、この雄型端子30に旗型端子64を挿入した状態で、旗型端子64の接続部64aがモータハウジング6よりも径方向外側に突出する位置に設定されている。
ここで、フランジユニット4に設けられているプレッシャレギュレータ76は、アウトレットカバー8の雄型端子30(旗型端子64)の配置位置の軸方向上方に位置している。そして、ユニット本体44の凹部45には、プレッシャレギュレータ支持部77の外周面77b、および下面77aに沿うように、断面略L字状のストッパー84が一体成形されている。
ストッパー84と旗型端子64との離間距離L1は、旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも小さく設定されている。つまり、フランジユニット4は、ストッパー84が旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも短い距離だけ離れて配置されている。これにより、ストッパー84によって、旗型端子64の雄型端子30からの抜けが阻止されている。すなわち、フランジユニット4の下部に配設された燃料ポンプ3において、フランジユニット4の内面は、旗型端子64の抜けを防止するように機能していることになる。また、型端子64の雄型端子30からの抜けを防止するために、樹脂性の抜け止め部を旗型端子64の上面に形成してもよい。
燃料ポンプ3を外側から覆うアッパーカップ5は、樹脂などによって筒状に形成されたものである。すなわち、アッパーカップ5は、下端に開口部5aを形成した状態になっている。アッパーカップ5の周壁5bは、フランジユニット4から燃料ポンプ3の軸方向略中央まで延出している。周壁5bの内径は、燃料ポンプ3のモータハウジング6の外径と略一致するように、かつ燃料ポンプ3を挿入可能な大きさに設定されている。したがって、アッパーカップ5の周壁5bとモータハウジング6との間には、殆ど隙間が形成されない。
周壁5bのフランジユニット4側の大部分には、段差により拡径された拡径部61が形成されている。そして、拡径部61の上端をフランジユニット4の取付け壁49に当接させた状態で溶着などによって固定し、フランジユニット4とアッパーカップ5とが一体化している。すなわち、フランジユニット4の取り付け壁49の直径は、アッパーカップ5の直径と略一致するように設定されている。また、拡径部61とモータハウジング6との間には隙間が形成されることになる。拡径部61の内径は、これとモータハウジング6との間の隙間Sの大きさがリード線63を通過可能にする大きさとなるように設定されている。
アッパーカップ5の周壁5bには、開口部5aの周縁から軸方向下方に向かって延出する係止片46が3箇所周方向に等間隔で形成されている。この係止片46は燃料ポンプ3にスナップフィットして燃料ポンプ3の軸方向、周方向の位置決めを行いつつ、燃料ポンプ3を支持するためのものである。係止片46は、燃料ポンプ3のエンドブラケット近傍に至るまで延出している。係止片46には、燃料ポンプ3のエンドブラケット82に対応する位置に係止孔62が形成されている。一方、燃料ポンプ3のエンドブラケット82には、係止片46の係止孔62に対応する位置に係止孔62に係合可能な係止凸部80が3箇所形成されている。
ここで、アッパーカップ5の拡径部61には、複数の開口部66が周方向に沿って並設されている。これら開口部66のうちの1つは、コネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍に形成されている。このコネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍の開口部66aは、リード線63の他端に接続されている端子65とコネクタ端子59の他端とを接続するための作業窓として用いられるものであって、他の開口部66よりも大きく開口されている。すなわち、この作業窓を介してリード線63とコネクタ端子59との接続作業を行うようになっている。
なお、他の開口部66は、アッパーカップ5の軽量化、燃料ポンプ3のモータ部Mの放熱性を向上させる目的が主となっている。また、以下の説明において、コネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍の開口部66aを作業窓66aという。
作業窓66aの周方向両側は、燃料ポンプ3の雄型端子30に旗型端子64を挿入した際、旗型端子64の接続部64aの位置と軸方向でほぼ重なる。このような作業窓66aの周方向近傍であって拡径部61の段差面61aには、周壁5bから突出した状態で形成された断面略コの字状の逃げ部67が設けられていると共に、この逃げ部67に対応する箇所の周壁5bには、スリット状の小開口部69が形成されている。すなわち、逃げ部67、および小開口部69は、旗型端子64の接続部64aに対応する箇所の軸方向下方に設けられていることになる。
逃げ部67は、燃料供給装置1組み立て時の旗型端子64(接続部64a)、またはリード線63の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部として機能する(詳細は後述する)ものであって、周壁5bから立ち上がる一対の側壁67a,67aと、これら側壁67a,67aを跨る外周壁67bとで形成される開口部68は軸方向に貫通し、拡径部61の内側に連通している。
次に、図3に基づいて、燃料供給装置1の作用について説明する。
まず、燃料ポンプ3のモータ部Mを駆動させると、回転軸9が回転し、これに相対回転不能に連結されているインペラ37が回転する。インペラ37が回転すると、燃料タンク2内の燃料がフィルタ51を介して濾過された状態で吸入ポート53から吸入される。
吸入ポート53は、インレットカバー38に形成された吸入口43に接続されているので、ポンプ部Pは吸入口43から燃料を吸入して羽根40によりポンプケーシング溝35,41内の燃料を昇圧しつつ、燃料案内孔36まで搬送する。
燃料案内孔36からモータ部M内に吐出された燃料は、隣接する永久磁石19,19間、および永久磁石19とアーマチュア7との間を通って吐出ポート33へと流れる。
そして、燃料は、吐出ポート33、チェックバルブ32を通って燃料取出し管57の燃料流路74に搬送される。ここで、燃料流路74の燃圧が所定よりも高い場合には、プレッシャレギュレータ76を介してフランジユニット4の内面側から燃料が排出され、アッパーカップ5の開口部66を通って燃料タンク2内へと戻される。一方、燃料流路74の燃圧が所定以内である場合、燃料取出し管57を通って不図示の内燃機関へと搬送される。
次に、図2、図3、図6に基づいて、燃料供給装置1の組み立て手順について説明する。
まず、燃料ポンプ3を組み立て、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8に設けられている雄型端子30にリード線63の一端が接続されている旗型端子64を挿入する。このとき、旗型端子64のリード線63の引き出し方向を外側に向けて雄型端子30に旗型端子64を挿入する。
なお、雄型端子30は、アウトレットカバー8に形成された凹部29に立設されている。凹部29,29間には、壁29a(図4参照)が形成されているため、旗型端子64が電気的に接触することを防止することができる。
燃料ポンプ3を組み立てた後、燃料ポンプ3をフランジユニット4に挿入する。フランジユニット4に挿入された燃料ポンプ3を支持するため、エンドブラケット82をフランジユニット4に固定する。その後、フィルタ51の吸入管53は、ポンプ部Pに圧入固定する。
また、予めフランジユニット4に形成されている取り付け壁49の端面に、アッパーカップ5の拡径部61の端面を当接させて両者4,5を溶着させておく。なお、フランジユニット4とアッパーカップ5とを一体成形としてもよい。
続いて、リード線63の他端をフリーにした状態で、つまり、リード線63の他端をフランジユニット4に設けられているコネクタ端子59には接続しない状態で燃料ポンプ3をアッパーカップ5へと挿入する。このとき、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8側を先頭にアッパーカップ5の開口部5a側、つまり、下側から挿入する。
アッパーカップ5の周壁5bに燃料ポンプ3を挿入する際、アウトレットカバー8に取り付けられている旗型端子64のリード線63との接続部64aを逃げ部67に向けて挿入する。
ここで、周壁5bの内径は、燃料ポンプ3と周壁5bとの間に殆ど隙間が形成されない程度の大きさに設定されている。しかしながら、リード線63との接続部64aが逃げ部67に向いているので、旗型端子64から引き出されているリード線63は、周壁5bに押し潰されることがない。そして、リード線63は、逃げ部67、およびこの逃げ部67に対応する箇所に形成されているスリット状の小開口部69を通って、スムーズにアッパーカップ5の拡径部61側へと入り込む。
また、拡径部61の内径は、これとモータハウジング6との間の隙間Sの大きさがリード線63を通過可能にする大きさとなるように設定されている。
このため、リード線63を備えた燃料ポンプ3をアッパーカップ5に挿入した場合であっても、拡径部61内で旗型端子64から引き出されているリード線63が押し潰されることがない。すなわち、拡径部61において、逃げ部67が形成されている箇所の軸方向の部分は、燃料供給装置1組み立て時のリード線63の逃げ部として機能している。このため、拡径部61の旗型端子64の接続部64aに対応する部位には、軸方向全体に亘って逃げ部67が形成されているのと同じことになる。
続いて、アウトレットカバー8のチェックバルブ収納部31をフランジユニット4に設けられているチェックバルブ嵌合部72の段付凹部72aに嵌め込む。すると、アッパーカップ5の係止片46に形成されている係止孔62と燃料ポンプ3のエンドブラケット82に形成されている係止凸部80とが嵌合し、燃料ポンプ3とアッパーカップ5とがスナップフィットする。これにより、アッパーカップ5への燃料ポンプ3の組み付け作業が完了する。
組み立て作業者は、段付凹部72aにチェックバルブ収納部31を嵌め込む際、外部から目視確認することができない状態になっている。しかしながら、アッパーカップ5の逃げ部67と旗型端子64の接続部64aとの相対位置を確認しながら燃料ポンプ3をアッパーカップ5に挿入することで、スムーズに段付凹部72aにチェックバルブ収納部31を嵌め込むことができる。つまり、アッパーカップ5の逃げ部67は、アッパーカップ5に燃料ポンプ3を組み付ける際の目印としても機能する。
続いて、コネクタ端子59の他端にリード線63の他端を挿入する。このとき、組み立て作業者は、作業窓66aからコネクタ端子59の他端の位置を確認しながら作業を行う。作業窓66aは、他の開口部66と比較して大きく開口されているので、リード線63の端子65を容易にコネクタ端子59の他端に挿入させることができる。リード線63の接続が完了することによって、燃料供給装置1の組み立てが完了する
ここで、作業窓66aをコネクタ端子59の他端の突出位置に対応する位置に形成することにより、作業窓66aと逃げ部67は、互いに同一軸線上から周方向にずれた位置関係になる。このため、作業窓66aと逃げ部67の開口部68、および周壁5bの小開口部69とが連なるように形成されていない。
すなわち、アッパーカップ5を例えば、樹脂で形成する場合にあっては、作業窓66aと逃げ部67とが同一軸線上に形成されてしまうと、周壁5bの軸方向全体に亘って開口部が形成されることになる。このため、アッパーカップ5の強度を確保することができなくなってしまうおそれがある。また、熱や膨潤等によって、アッパーカップ5に反りが生じるおそれがある。
しかしながら、作業窓66aと逃げ部67とを互いに同一軸線上から周方向にずれた位置関係にすることで、アッパーカップ5の周壁5bの軸方向全体亘って開口部が形成されず、壁部分を形成することができる。
したがって、本第一実施形態においては、コネクタ端子59の他端の突出位置を逃げ部67と同一軸線上に位置させず、周方向にずらすことによって、アッパーカップ5の強度を確保した上で、アッパーカップ5の反りを防止することができる。
燃料供給装置1は、Oリング等のシール部材を介して、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部2bの下側から燃料タンク2に取り付けられ、ボルトやビスなどによって固定される。そのため、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部2bは、燃料供給装置1のフランジユニット4によって閉塞され、Oリング等のシール部材と、燃料供給装置1とによってシールされる。
ここで、燃料供給装置1を燃料タンク2に取り付ける際、作業者は、リード線63を指などに引っ掛けてしまうおそれがある。しかしながら、フランジユニット4の内面に形成されたストッパー84と旗型端子64との離間距離L1は、旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも小さく設定されている。このため、フランジユニット4が旗型端子64の抜け止めとして機能するので、リード線63が燃料ポンプ3から抜け落ちるおそれがない。一方、フランジユニット4のコネクタ端子59の他端が突出する部位は、この周囲が拡径部61によって覆われた状態になっているので、コネクタ端子59の他端に直接何らかのものを接触し難くしている。
したがって、上述の第一実施形態によれば、燃料供給装置1を燃料タンク2に取り付ける際の作業効率を向上させることができる。
また、燃料供給装置1を組み立てる際、アッパーカップ5の下側、つまり、アッパーカップ5のフランジユニット4とは反対側の開口部5aから燃料ポンプ3を挿入することができるので、フランジユニット4とアッパーカップ5とを別体とせず、一体成形することが可能になる。ここで、アッパーカップ5の上側から燃料ポンプ3を挿入する場合、アッパーカップ5内に燃料ポンプ3を収納した後、アッパーカップ5とフランジユニット4とを互いに固定する必要がある。このため、フランジユニット4とアッパーカップ5とを一体化し難い。よって、上述の第一実施形態のように、アッパーカップ5とフランジユニット4とを容易に一体化して容易に部品点数を減少し、製造コストを低減することができる。なお、予めアッパーカップ5とフランジユニット4とを一体成形してもよいことはいうまでもない。
さらに、アッパーカップ5の周壁5bに逃げ部67を設けることによって、アッパーカップ5の外径を小さく設定しつつ、アッパーカップ5の下側から旗型端子64が接続された燃料ポンプ3を挿入することができる。このため、燃料供給装置1の小型化を図ることができると共に、燃料供給装置1の組み立て作業性を向上させることができる。
そして、アウトレットカバー8の雄型端子30に挿入する端子を旗型端子64にすることで、端子自体の突出高さを抑えることができると共に、リード線63の引き出し方向を径方向外側にすることができる。このため、さらに燃料ポンプ3を小型化(低背化)することが可能になる。また、リード線63がフランジユニット4の内面に押圧されて無理に屈曲されてしまうことを防止でき、リード線63の断線を防止することができる。
また、アウトレットカバー8の上部に、凹部29を2箇所形成し、ここにそれぞれ雄型端子30,30を立設している。このため、雄型端子30をアウトレットカバー8に埋没させた状態にすることができ、アウトレットカバー8からの雄型端子30の突出高さを抑えることができる。このため、さらに燃料ポンプ3を小型化(低背化)することができる。
さらに、拡径部61の内径は、これとモータハウジング6との間の隙間Sの大きさがリード線63を通過可能にする大きさとなるように設定されている。このため、拡径部61において、逃げ部67が形成されている箇所の軸方向の部分は、燃料供給装置1組み立て時のリード線63の逃げ部として機能している。つまり、拡径部61の一部を逃げ部67として構成することができる。
次に、この発明の第二実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態でも同様)。
この第二実施形態において、燃料供給装置91は、燃料ポンプ3と、フランジユニット4と、燃料ポンプ3を外側から覆うアッパーカップ95とを備えている点、アッパーカップ95は、下端に開口部95aを有する筒状に形成されている点、燃料ポンプ3は、フランジユニット4側に配設されたモータ部Mとモータ部Mの下端に取り付けられたポンプ部Pとを有している点、モータ部Mは、所謂ブラシ付きの直流モータであって、モータハウジング6の上側開口部をアウトレットカバー8が閉塞している点、燃料ポンプ3のエンドブラケット82にフィルタ51が設けられている点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態でも同様)。
ここで、第二実施形態では、周壁5bのフランジユニット4側の大部分に、段差により拡径された拡径部61が形成されておらず、内径がモータハウジング6の外径と略一致する周壁95bがこのままフランジユニット4まで延出されている。したがって、アッパーカップ95の周壁95bとモータハウジング6との間には、軸方向全体に亘って殆ど隙間が形成されない。
したがって、コネクタ端子59の他端は、アッパーカップ95よりも径方向外側に存在している状態になっている。このため、アッパーカップ95のコネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍の開口部66は作業窓として機能することがない。よって、この開口部66を他の開口部66と比較してとりわけ大きく形成する必要はなく、アッパーカップ5の軽量化、燃料ポンプ3のモータ部Mの放熱性の向上を図る目的が主となっている。
また、周壁5bの旗型端子64の接続部64a、つまり、旗型端子64に接続されているリード線63の引き出し位置に対応する部位には、スリット状の開口部96が軸方向全体に亘って形成されている。この開口部96には、逃げ部67が開口部96の大部分を覆うように設けられている。逃げ部67は断面略L字状に形成され、この頂点が径方向外側を向くように設けられている。
なお、2つの逃げ部67,67は、それぞれコネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍の開口部66に周方向両側に位置している。
なお、この第二実施形態では、フランジユニット4に設けられたコネクタ58のコネクタ端子59と、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8に設けられている雄型端子30とを互いにリード線63を介して接続されている点、リード線63の一端に旗型端子64が接続され、この旗型端子64がアウトレットカバー8の凹部29に突設された雄型端子30に挿入されている点、アッパーカップ95を燃料ポンプ3に装着した際、フランジユニット4の内面(ストッパー84)が旗型端子64の抜けを防止する機能を有している点は、上述の第一実施形態と同様である。
したがって、上述の第二実施形態によれば、フランジユニット4のコネクタ端子59の他端が突出する部位が完全に露出した分、リード線63の他端に接続されている端子65とコネクタ端子59との接続作業が容易になる。
また、アッパーカップ95の周壁95bに拡径部61を形成しない分、アッパーカップ95をスリム化することができる。このため、さらに、燃料供給装置1の小型化を図ることが可能になる。
次に、この発明の第三実施形態を図8、図9に基づいて説明する。
ここで、第三実施形態の燃料供給装置101では、アウトレットカバー88に突設された2つの雄型端子30が回転軸9を中心にして振り分け配置されている。
すなわち、アウトレットカバー88の上部には、外周寄りに2つの凹部29が回転軸9を中心にして振り分け配置されている。そして、これら凹部29にそれぞれ雄型端子30が立設されている。各凹部29,29は旗型端子64を収納可能な大きさに形成され、かつ雄型端子30に旗型端子64を挿入した際、旗型端子64に接続されたリード線63が外側に引き出されるように形成されている。
また、アッパーカップ5に形成される逃げ部67aは、旗型端子64に接続されたリード線63の引出し方向に対応して形成されている。
ここで、アウトレットカバー88の雄型端子30(旗型端子64)は、フランジユニット4に設けられているプレッシャレギュレータ76の位置に対応しない箇所に設けられることになる。すなわち、プレッシャレギュレータ支持部77の外周面77b、および下面77aに沿うように一体形成された断面略L字状のストッパー84は、旗型端子64の抜け防止として機能しなくなる。
このため、旗型端子64とユニット本体44のエンド部44bとの離間距離L2は、旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも小さく設定されている。つまり、ユニット本体44のエンド部44bは、旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも短い距離だけ離れて配置されている。
したがって、上述の第三実施形態によれば、上述の第一実施形態と同様の効果に加え、ユニット本体44のエンド部44bの位置をアウトレットカバー88側に近づけることができる分だけ、燃料供給装置101の軸方向の長さを短く設定できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、ポンプ部Pは、インペラ37が回転すると、吸入口43から燃料を吸入して、羽根40によりポンプケーシング溝35,41内の燃料を昇圧しつつ、燃料案内孔36まで搬送可能な構成になっている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ポンプ部Pとして、例えば、遠心ポンプ、渦巻きポンプ、再生ポンプなどの名称で知られる周知の種々のポンプ構造を採用してもよい。
さらに、上述の実施形態では、プレッシャレギュレータ76をアウトレットカバー8の雄型端子30(旗型端子64)の配置位置の軸方向上方に位置させ、ユニット本体44のプレッシャレギュレータ支持部77にストッパー84を一体成形した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、プレッシャレギュレータ76をアウトレットカバー8の雄型端子30(旗型端子64)の配置位置の軸方向上方に位置させなくてもよい。また、この場合、ストッパー84とプレッシャレギュレータ支持部77とを一体成形とはせず、ユニット本体44にストッパー84を別途形成する。
本発明の第一実施形態における燃料供給装置の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態におけるアウトレットカバーの上面図である。 本発明の第一実施形態におけるアウトレットカバーの側面図である。 本発明の第一実施形態における燃料供給装置の組み立て説明図である。 本発明の第二実施形態における燃料供給装置の斜視図である。 本発明の第三実施形態における燃料供給装置の一部縦断面図である。 本発明の第三実施形態におけるアウトレットカバーの上面図である。
符号の説明
1,91,101 燃料供給装置
2 燃料タンク
2a 上壁(壁面)
3 燃料ポンプ
4 フランジユニット(第一ホルダ)
5,95 アッパーカップ(第二ホルダ)
5a,95a 開口部
5b,95b 周壁
6 モータハウジング
8,88 アウトレットカバー(カバー)
17 ブラシ
29 凹部
30 雄型端子(第一端子)
58 コネクタ
59 コネクタ端子
61 拡径部
63 リード線
64 旗型端子(第二端子)
64a 接続部
67 リード線逃げ部
L1 離間距離
M モータ部(ブラシ付直流モータ)
P ポンプ部

Claims (6)

  1. 燃料タンク内に配置され前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、
    前記燃料タンクの壁面に取り付けられ、前記燃料ポンプを駆動するための電源に接続されるコネクタを有する第一ホルダと、
    前記第一ホルダに設けられ、前記燃料ポンプを外側から覆うように形成された第二ホルダとを備えた燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプは、
    前記燃料ポンプと前記第一ホルダとの間に設けられ、前記コネクタとリード線を介して接続される給電用の端子を備えており、
    前記第二ホルダの周壁には、前記端子と前記リード線との接続部に対応する箇所に、軸方向全体に亘って径方向外側に突出形成され、前記端子、前記接続部、および前記リード線の少なくとも何れかを受入れ可能な逃げ部が設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記端子は、
    前記燃料ポンプから軸方向に沿って突出する第一端子と、
    前記第一端子に対して挿抜可能に設けられ、前記リード線の一端が接続される第二端子とで構成され、
    前記第一ホルダは、この内面が前記第二端子の前記第一端子からの抜け代よりも短い距離だけ、前記第二端子から離れて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記第二端子は、
    前記リード線を前記第二端子の挿抜方向と交差する方向に引き出す旗型端子であって、
    前記第二端子に接続されたリード線は、
    前記第二ホルダの前記逃げ部に向かって引き出されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記燃料ポンプは、
    ブラシ付直流モータと、
    前記ブラシ付直流モータの一端に設けられたポンプ部とで構成され、
    前記ブラシ付直流モータは、
    給電を行うためのブラシを収納するカバーと、
    前記カバーの前記第一ホルダの内面側に形成された凹部とを有しており、
    前記凹部には、
    前記ブラシと電気的に接続された前記第一端子が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記第二ホルダの前記周壁には、
    前記第一ホルダ側に前記周壁よりも拡径された拡径部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の燃料供給装置。
  6. 前記第一ホルダと前記第二ホルダとが一体成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の燃料供給装置。

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