JP2010076301A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドを含む流路内の気体を排出するサブタンクを含む構成において、吐出安定性を確保する。
【解決手段】コントローラ100は、メインタンク21から供給ポンプ22へのインク導入時、及び、供給ポンプ22の駆動により第1流路41に沿ってインクを流動させると共に前記サブタンク50においてインクから分離された気体を第3流路43に沿って大気へと排出する気体排出時に、一時的に排気弁25を開放し、インク導入時及び気体排出時以外においては排気弁25の閉鎖を維持するよう、排気弁25の開閉を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッドを含む流路内の気体を排出するサブタンクを有する液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例であるインクジェットプリンタにおいては、液体吐出ヘッドに供給されるインクを貯留するメインインクに加え、ヘッドを含む流路内の気体を外部に排出するため等に、サブタンクを設ける技術が知られている(特許文献1参照)。サブタンクは、インクが貯留されると共に、その上部において大気と連通している。ヘッドからサブタンク内に気泡混じりのインクが供給されると、サブタンク内において気泡が上昇し、サブタンク上部において大気へと開放される。
特開2005−306005号公報
上記文献によると、図4、図5、及び図7に示されているように、サブタンクを大気に開放する大気開放弁が、所定の動作時に一時的に閉鎖されるものの、それ以外の時には、サブタンクとヘッドとの圧力差を解消するため、開放されている。したがって、ヘッドを含む流路内のインクは、長時間大気に曝されるため、粘度が上昇し、これにより吐出不安定となる問題が生じ得る。
本発明の目的は、液体吐出ヘッドを含む流路内の気体を排出するサブタンクを含む構成において、吐出安定性を確保することが可能な液体吐出装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の観点によると、吐出口から液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドに供給される液体を貯留するメインタンクと、前記メインタンク内の液体を前記ヘッドに供給する供給ポンプと、前記ヘッドに接続する接続口及び大気に連通する排気口が形成された、液体と気体とを分離するサブタンクと、前記供給ポンプから前記ヘッド及び前記接続口を介して前記サブタンクに至る第1流路と、前記サブタンクから前記供給ポンプに至る第2流路と、前記サブタンクの前記排気口から大気に至る第3流路と、前記第3流路に設けられた開閉可能な排気弁と、前記メインタンクから前記供給ポンプへの液体導入時、及び、前記供給ポンプの駆動により前記第1流路に沿って液体を流動させると共に前記サブタンクにおいて液体から分離された気体を前記第3流路に沿って排出する気体排出時に、一時的に前記排気弁を開放し、前記液体導入時及び前記気体排出時以外においては前記排気弁の閉鎖を維持するよう、前記排気弁の開閉を制御するコントローラと、を備えていることを特徴とする液体吐出装置が提供される。
上記構成によると、コントローラの制御により所定時以外においては排気弁が閉鎖を維持するため、ヘッドを含む流路内の液体が長時間大気に曝されることがない。そのため、液体の粘度が上昇して吐出不安定となる問題が生じず、吐出安定性を確保することが可能となる。
前記メインタンクが、少なくとも前記液体導入時に当該メインタンク内の液体が前記供給ポンプに対して正圧を付与するように、配置されていることが好ましい。この場合、供給ポンプへの液体の導入が、供給ポンプの駆動により行われるのではなく、メインタンク内の液体の圧力によって行われる。したがって、供給ポンプ内に液体が存在しない状態での供給ポンプの駆動を回避することができるため、空運転による供給ポンプの磨耗劣化、異物発生等の問題が生じない。さらに、供給ポンプ内に気体と液体とが混在した状態での供給ポンプの駆動を回避することができるため、攪拌による気泡の発生等の問題が生じない。また、供給ポンプの駆動によって液体導入を行う場合に比べ、安定した液体導入を行うことができると共に、必要以上に液体を廃棄するのを防止することができる。しかも、例えばインペラ式、ターボ式のポンプのように通常呼び水を導入する手段が必要な非自給式ポンプを供給ポンプとして採用した場合でも、呼び水を導入する手段を設ける必要がない。また、上記構成によって供給ポンプの選択肢の幅が広がることから、容積変化型ポンプの採用を回避することにより容積変化型ポンプ使用時の摺動による異物発生等の問題が生じず、また、例えばチューブ式ポンプに比べて流路構成等において簡便且つ経済的なインペラ式のポンプを供給ポンプとして採用することができる。
本発明に係る液体吐出装置は、前記メインタンク内の液体に圧力を付加する圧力付加手段をさらに備え、前記コントローラが、前記液体導入時に、前記排気弁を開放すると共に、前記メインタンク内の液体が少なくとも前記供給ポンプへと導入されるように前記圧力付加手段を制御することが好ましい。この場合、コントローラの制御により、液体導入時における上述した効果をより確実に得ることができる。
上記の場合において、前記コントローラが、前記液体導入時に、前記メインタンク内の液体が前記供給ポンプを経て前記排気弁に向けて導入されるように前記圧力付加手段を制御してよい。
前記ヘッドが、前記吐出口が開口した吐出面を有し、前記液体導入時において、前記第1流路、前記第2流路、及び前記第3流路の少なくともいずれかに導入された液体の液面に対する前記吐出面の水頭差が−100〜−20mmAqであってよい。
本発明に係る液体吐出装置において、前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記排気弁の高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し且つ前記供給ポンプの駆動を停止した後前記排気弁を閉鎖してよい。また、この場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記排気弁よりも上方に位置していることが好ましい。これにより、液体導入時における吐出口からの液体の漏出が防止される。また、上記の場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記排気弁に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることが好ましい。
或いは、本発明に係る液体吐出装置は、前記第3流路において前記排気弁よりも前記サブタンクの前記排気口から離隔した位置に配置された、前記サブタンク内の気体を前記排気口から排出する排気ポンプをさらに備え、前記コントローラが、前記気体排出時において、前記排気弁の開放による前記サブタンクからの気体の排出を行う際に、前記排気ポンプを駆動してよい。この場合、排気ポンプの駆動により、サブタンクからの気体の排出が促進されることで、流路内の気体の存在による不具合をより確実に回避することができる。
上記の場合において、前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記サブタンクの高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し、且つ、前記供給ポンプの駆動を停止し前記排気ポンプを駆動及び停止した後前記排気弁を閉鎖してよい。また、この場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記サブタンクよりも上方に位置していることが好ましい。これにより、液体導入時における吐出口からの液体の漏出が防止される。また、上記の場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記サブタンク内の液面に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることが好ましい。
或いは、本発明に係る液体吐出装置は、前記第2流路に設けられた開閉弁をさらに備え、前記コントローラが、前記液体導入時に開放されるよう、前記開閉弁を制御してよい。この場合、液体導入時に開閉弁を開放することで、サブタンク内の液体を供給ポンプに導入することができ、経済的である。
上記の場合において、前記気体排出が、前記液体導入の終了後に行われるもので前記第1流路内に液体を導入する第1排出動作と、前記第1流路内に液体が存在した状態において前記第1流路に沿って液体を流動させる第2排出動作とを含み、前記コントローラが、前記第1排出動作時に閉鎖を維持し且つ当該動作終了後に開放されるよう、前記開閉弁を制御することが好ましい。この場合、第1排出動作時に開閉弁の閉鎖を維持することで、供給ポンプはメインタンクのみから液体を導入することとなる。そのため、サブタンクの容量は小さくてよく、サブタンクの小型化が可能となる。また、サブタンクに存在する気泡混じりの液体が供給ポンプに導入されるという不具合を回避することができる。
また、上記の場合において、前記コントローラが、前記第2排出動作時において、前記排気弁の開放による前記サブタンクからの気体の排出を行う前に前記開閉弁を閉鎖し、前記気体の排出後に前記排気弁を閉鎖し且つ前記開閉弁を開放することが好ましい。この場合、サブタンク内の粘度が上昇した液体を、メインタンク内の液体と混合させることなく、気体と共に廃棄することが可能である。
また、上記の場合において、前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記開閉弁の高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し且つ前記供給ポンプの駆動を停止した後前記排気弁を閉鎖してよい。また、この場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記開閉弁よりも上方に位置していることが好ましい。これにより、液体導入時における吐出口からの液体の漏出が防止される。また、上記の場合において、前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記開閉弁に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることが好ましい。
本発明に係る液体吐出装置は、前記サブタンクから前記排気弁までの流路内における液面を検出する検出手段をさらに備え、前記コントローラが、前記検出手段による検出に応じて、前記排気弁の開閉を制御することが好ましい。これにより、検出手段により検出された液面に応じて適切なタイミングで排気弁を介した排気を行うことができる。
本発明に係る液体吐出装置によると、コントローラの制御により所定時以外においては排気弁が閉鎖を維持するため、ヘッドを含む流路内の液体が長時間大気に曝されることがない。そのため、液体の粘度が上昇して吐出不安定となる問題が生じず、吐出安定性を確保することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ1の構成について説明する。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、開口130から排出された印刷済みの用紙Pを受容する排紙部131が形成されている。筐体1aの内部空間は上から順に空間A,B,Cに区分されており、空間Aにはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色インクを吐出する4つのインクジェットヘッド10及び用紙Pを搬送する搬送ユニット122が配置されている。ヘッド10は長手方向が主走査方向に沿うように配置され、搬送ユニット122は副走査方向に用紙Pを搬送する。空間B及びCは、それぞれ、共に筐体1aに対して主走査方向に沿って着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。
インクタンクユニット1cは、4つのヘッド10に対応する各色インクを貯留する4つのメインタンク21を含み、メインタンク21は、それぞれ図2に示すように、対応するヘッド10とチューブ32等を介して接続されている。給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ123、及び、給紙トレイ123に取り付けられた給紙ローラ125を有する。給紙トレイ123内の用紙Pは、最も上側のものから順に、給紙ローラ125によって送り出され、ガイド127a,127bによりガイドされ且つ送りローラ対126によって挟持されつつ搬送ユニット122へと送られる。
搬送ユニット122は、2つのベルトローラ6,7、両ローラ6,7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8、搬送ベルト8の下側ループの内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8に張力を付加するテンションローラ9、及び、ローラ6,7,9を回転可能に支持する支持フレーム11を有する。駆動ローラであるベルトローラ7が図1中時計回りに回転すると、搬送ベルト8が走行し、ベルトローラ8も図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の上側ループは、ベルト表面が4つのヘッド10の下面(インクを吐出する吐出口が多数開口した吐出面)10aと所定距離離隔しつつ当該下面10aと平行に延在するよう、プラテン19により支持されている。4つのヘッド10は、副走査方向に並設され、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。
搬送ユニット122の下方には、くの字状に屈曲された落下防止プレート12が配置されており、当該落下防止プレート12によって、搬送ベルト8等から落下した異物が保持されるようになっている。
搬送ベルト8の表面には、弱粘着性のシリコン層が形成されている。搬送ユニット122に送られた用紙Pは、押さえローラ4によって搬送ベルト8の表面に押え付けられた後、搬送ベルト8表面の粘着力によって当該表面に保持されつつ、黒塗り矢印に沿って副走査方向に搬送されていく。このとき4つのヘッド10のすぐ下方を通過する際に、各ヘッド10の吐出面10aから用紙Pの上面に向けて各色のインクが順に吐出されることで、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。そして用紙Pは、剥離プレート5によって搬送ベルト8表面から剥離され、ガイド129a,129bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対128によって挟持されつつ上方に搬送され、筐体1a上部に形成された開口130から排紙部131へと排出される。
次に、図2を参照し、図1のインクジェットプリンタ1におけるインク供給系について説明する。インク供給系は、4つのヘッド10のそれぞれに対して設けられており、1のヘッド10について、メインタンク21、メインタンク21内のインクを対応するヘッド10に供給する供給ポンプ22、ヘッド10、及び、インクと気体とを分離するサブタンク50を有する。以下、1のヘッド10に対応するインク供給系について説明するが、当該説明の内容はどのヘッド10のインク供給系にも共通するものである。
メインタンク21及び供給ポンプ22、供給ポンプ22及びヘッド10、ヘッド10及びサブタンク50、サブタンク50及び供給ポンプ22は、それぞれチューブ31,32,33,34を介して接続されている。図2は図1のプリンタ1を副走査方向に沿った方向から見たものである。サブタンク50、供給ポンプ22、チューブ31,32,33,34、コントローラ100等は、筐体1a(図1参照)内において図2に示すような鉛直方向の位置関係を有して配置されている。
メインタンク21は、インクが充填されたインク袋21a、インク袋21aの上部においてインク袋21aを押圧可能に配置された圧力付加板21b、及び、圧力付加板21bを下方に付勢する付勢部材21cを有し、これら各部材はタンクケース内に配置されている。コントローラ100の制御によって圧力付加板21bが下方に移動すると、圧力付加板21bによる押圧によって、インク袋21aに圧力が付加され、インク袋21a内のインクが供給ポンプ22に導入される。つまりメインタンク21は、後述する「インク導入」時にインク袋21a内のインクが供給ポンプ22に対して正圧を付与するように、配置されている。
付勢部材21cは、図2ではバネとして表されているが、ソレノイドを用いたアクチュエータ、リンク機構を用いた押圧機構等であってもよい。いずれの場合においても、付勢部材21cの変位量はコントローラ100によって制御される。
サブタンク50は、中空円筒状であり、その側面下方にヘッド10に接続する接続口51、上端に大気に連通する排気口52、及び、下端に供給ポンプ22に接続する循環口53がそれぞれ形成されている。また、サブタンク50の側面には、サブタンク50内における液面を検出するセンサ55が設けられている。
サブタンク50の排気口52は、チューブ35の一端と接続されている。チューブ35の他端には大気開放口35aが形成されており、チューブ35に設けられた排気ポンプ80の駆動により、サブタンク50内の気体が排気口52から大気開放口35aへと排出される。また、万一サブタンク50内の気体の排出時にサブタンク50内のインクが少量排出された場合に、当該インクがプリンタ1内に飛散しないよう、大気開放口35a近傍に廃インク受け90が設けられている。
プリンタ1内には、供給ポンプ22からチューブ32、ヘッド10、及びチューブ33を介してサブタンク50に至る第1流路41、サブタンク50からチューブ34を介して供給ポンプ22に至る第2流路42、及び、サブタンク50からチューブ35及び大気開放口35aを介して大気に至る第3流路43が形成されている。第2流路42を構成するチューブ34及び第3流路43を構成するチューブ35にはそれぞれ開閉弁24及び排気弁25が設けられている。
ヘッド10は、多数のインク吐出口が開口した吐出面10aを有し、当該吐出面10aが水平に延在すると共に排気弁25、サブタンク50、及び開閉弁24よりも上方に位置するように、配置されている。また、本実施形態では、吐出面10aの開閉弁24に対する水頭差H1が−100〜−20mmAqである。
次に、図3、図4、及び図5を参照しつつ、プリンタ1各部の動作を制御するコントローラ100による制御のうち、メインタンク21から供給ポンプ22への「インク導入」時の制御(図3に対応)、及び、供給ポンプ22の駆動により第1流路41に沿ってインクを流動させると共にサブタンク50においてインクから分離された気体を第3流路43に沿って大気開放口35aから大気へと排出する「気体排出」時の制御(図4及び図5に対応)について、説明する。
ここで、「インク導入」はプリンタ1の初期設定時に行われるものであり、「気体排出」は、プリンタ1の初期設定時にインク導入の後に行われる「第1排出動作」、及び、初期設定後に所定条件を満たしたとき等に行われる動作であって第1流路41内にインクが存在した状態において第1流路41に沿ってインクを流動させる「第2排出動作」を含む。初期設定は、例えば、プリンタ1に初めてインクを導入するとき、メインタンク21を交換したとき等に行われる。また、所定条件とは、初期設定からの経過時間、前回の気体排出処理からの経過時間、温度変化等に基づいて、流路41,42内の気体量が規定量を超えており気体排出が必要であるとされる条件をいう。この条件を検出するにあたって、プリンタ1内に設けられたタイマや温度センサ、サブタンク50のセンサ55等を用いてよい。
図3に示すように、「インク導入」時において、コントローラ100は、先ず閉鎖された排気弁25を開放し(S1)、その後排気弁25及び開閉弁24が開放された状態で圧力付加板21bを駆動する(S2)。これにより、メインタンク21のインク袋21a内のインクが供給ポンプ22に導入される。このとき排気弁25の抵抗を調整することで、インクの導入速度が調整され、急激な導入による気泡の発生等を防止することができる。また、このときサブタンク50内にインクが貯留されていれば、当該インクはサブタンク50の循環口53からチューブ34を介して供給ポンプ22に導入される。インクは供給ポンプ22のみではなく、供給ポンプ22からさらにチューブ32,34へと排気弁25に向かう流路にも導入される。コントローラ100は、例えば、第2流路42において液面を検出するセンサ等からの信号に基づいて、インクが開閉弁24の高さに至ったと検出したとき(S3:YES)に「インク導入」が完了したと判断し(S4)、開閉弁24を閉鎖した後(S5)、当該インク導入を終了する。そして引き続き、「第1排出動作」が行われる。
図4に示すように、「第1排出動作」において、コントローラ100は、先ず、開閉弁24の閉鎖及び排気弁25の開放を維持しつつ供給ポンプ22を駆動する(S11)ことにより、図2の黒塗矢印に沿って、ヘッド10及びサブタンク50を含む第1流路41内にインクを導入する(S12)。このとき開閉弁24が閉鎖されているため、供給ポンプ22はサブタンク50内のインクを使用することなくメインタンク21内のインクを使用し、当該インクを第1流路41内に導入する。つまり、供給ポンプ22はメインタンク21内のインクのみを第1流路41に導入することになり、これにより、気体(気泡)を含まない状態でのインク導入が可能となる。サブタンク50においては、インクの液面が上昇すると共に、インクと気体とが分離され、気体はチューブ35を介して大気開放口35aから大気へと排出される。ここで、接続口51がサブタンク50下方に設けられているため、サブタンク50内のインク液面よりも下方からインクが流入することになるため、サブタンク50内へのインク流入時に、不要な気泡が発生しない。コントローラ100は、センサ55からサブタンク50内の液面高さに関する検出信号を受信し、当該信号に基づいて、サブタンク50内のインクの液面高さが所定値(例えば、サブタンク50の上端の高さ)に達したとき(S13:YES)に、供給ポンプ22の駆動を停止する(S14)。そして、排気弁25を閉鎖し、開閉弁24を開放した後(S15)、当該動作を終了する。
上記プリンタ1の初期設定に係る動作の後、後述の「第2排出動作」における所定時以外において、コントローラ100は、閉鎖を維持するよう排気弁25を制御する。つまり、本実施形態におけるヘッド10等を含む流路41,42は、所定の動作時以外は大気から遮断される、所謂密閉型のものである。
図5に示すように、「第2排出動作」において、コントローラ100は、先ず、開閉弁24の開放及び排気弁25の閉鎖を維持しつつ供給ポンプ22を駆動する(S21)ことにより、図2の黒塗矢印に沿った第1流路41と、サブタンク50からチューブ24を介して供給ポンプ22に至る第2流路42とに沿って、インクを循環させる。これにより、サブタンク50において、インクと気体とが分離され、気体がサブタンク50上方に溜まる。コントローラ100は、センサ55からサブタンク50内の液面高さに関する検出信号を受信し、当該信号に基づいて、サブタンク50内のインクの液面高さが第1の所定時間内に所定値(例えば、接続口51よりも若干高い位置)に達したとき(S22:YES)に、供給ポンプ22の駆動を停止する(S23)。ここで、S22における液面高さの所定値を接続口51よりも若干高い位置に設定することで、サブタンク50内へのインクの流入中における不要な気泡の発生を防止することができる。
そしてS23の後、開閉弁24を閉鎖し(S24)、排気弁25を開放して排気ポンプ80を駆動する(S25)。これにより、当該溜まった気体が、図2の白塗矢印に沿ってチューブ35を介して大気開放口35aから大気へと排出される。その後、コントローラ100は、排気ポンプ80の駆動を開始してから第2の所定時間(排気ポンプ80による排気速度と、S22:YESと判断した時点でのサブタンク50内のインク液面からサブタンク50の上端までの被排気容積とによって決められる時間)が経過したと判断したとき(S26:YES)、排気ポンプ80の駆動を停止する(S27)。さらにその後、排気弁25を閉鎖し、開閉弁24を開放した後(S28)、S21に戻って、当該動作を再開する。
供給ポンプ22の駆動を再開した後(S21)、第1の所定時間内にサブタンク50内のインクの液面高さが所定値に達したとき(S22:YES)は、上述と同様の動作を繰り返す。一方、第1の所定時間を経過してもサブタンク50内のインクの液面高さが所定値に達しなかったとき(S22:NO及びS29:YES)は、第1の所定時間が経過した時点で供給ポンプ22の駆動を停止する(S30)。ここで、第1の所定時間は、第2の所定時間以上に設定されている。次に、閉鎖弁24を閉鎖し、排気弁25を開放して(S31)、排気ポンプ80を駆動する(S32)。その後、コントローラ100は、排気ポンプ80の駆動開始後に第3の所定時間が経過したとこのときの排気ポンプ80の駆動を開始してから第3の所定時間(排気ポンプ80による排気速度と、S22:NOと判断した時点でのサブタンク50内のインク液面から排気弁25までの被排気容積とによって決められる時間)が経過したと判断したとき(S33:YES)、排気ポンプ80の駆動を停止すると共に、排気弁25を閉鎖し、開閉弁24を開放する(S34)。S34の時点において、第3流路43内のインクの先端は、排気弁25の位置、或いは、排気弁25よりも若干大気開放口35aに近い位置に達している。これにより、第1流路41、第2流路42、及び排気弁25までの第3流路43には、流路内に気体(気泡)が存在しない、所謂密閉型のインク供給系が形成される。
本実施形態では、排気ポンプ80の駆動を開始する前のS24,S31において開閉弁25を閉鎖するが、これに限定されず、開閉弁25を開放したままとしてよい。本実施形態のようにS24,S31で開閉弁25を閉鎖した後排気ポンプ80を駆動すると、第1流路41からサブタンク50を介して第3流路43へとインクが供給される。一方、開閉弁25を開放したまま排気ポンプ80を駆動すると、サブタンク50に対して第2流路42が第1流路41に並列に連通した状態となるため、第2流路42内に気体が残留していても、当該気体はサブタンク50を介して確実に排出される。さらにこの場合、メインタンク21からサブタンク50までの流路抵抗が低下するので、排気ポンプ80によってヘッド10に加わる負圧が低くなり、ヘッド10の吐出口のメニスカスが破壊されにくく、その分排気ポンプ80による排気速度を高めることができるという利点がある。
本実施形態では、ヘッド10の吐出面10aの開閉弁24に対する水頭差H1をー100〜―20mmAqとしているが、これに限定されず、例えば、ヘッド10の吐出面10aのサブタンク50内のインクの液面に対する水頭差、ヘッド10の吐出面10aの排気弁25に対する水頭差をー100〜―20mmAqとしてもよい。
なお、コントローラ100は、上記各動作において、ヘッド10の吐出口に形成されたメニスカスが破壊されないよう、各構成要素を制御する。
以上に述べたように、本実施形態によると、コントローラ100の制御により所定時以外においては排気弁25が閉鎖を維持するため、ヘッド10を含む流路41,42内のインクが長時間大気に曝されることがない。そのため、インクの粘度が上昇して吐出不安定となる問題が生じず、吐出安定性を確保することが可能となる。
メインタンク21が「インク導入」時に当該メインタンク21内のインクが供給ポンプ22に対して正圧を付与するように配置されており、供給ポンプ22へのインクの導入が、供給ポンプ22の駆動により行われるのではなく、メインタンク21内のインクの圧力によって行われる。したがって、供給ポンプ22内にインクが存在しない状態での供給ポンプ22の駆動を回避することができるため、空運転による供給ポンプ22の磨耗劣化、異物発生等の問題が生じない。さらに、供給ポンプ22内に気体とインクとが混在した状態での供給ポンプ22の駆動を回避することができるため、攪拌による気泡の発生等の問題が生じない。また、供給ポンプ22の駆動によって「インク導入」を行う場合に比べ、安定したインク導入を行うことができると共に、必要以上にインクを廃棄するのを防止することができる。しかも、例えばインペラ式、ターボ式のポンプのように通常呼び水を導入する手段が必要な非自給式ポンプを供給ポンプ22として採用した場合でも、呼び水を導入する手段を設ける必要がない。また、上記構成によって供給ポンプの選択肢の幅が広がることから、容積変化型ポンプの採用を回避することにより容積変化型ポンプ使用時の摺動による異物発生等の問題が生じず、また、例えばチューブ式ポンプに比べて流路構成等において簡便且つ経済的なインペラ式のポンプを供給ポンプ22として採用することができる。
メインタンク21内のインクに圧力を付加する圧力付加板21bが設けられており、コントローラ100が、インク導入時に、排気弁25を開放すると共に、メインタンク21内のインクが供給ポンプ22へと導入されるように圧力付加板21bを制御する。このようなコントローラ100の制御により、インク導入時における上述した効果をより確実に得ることができる。
プリンタ1がサブタンク50内の気体を排気口52から排出する排気ポンプ80を備えており、コントローラ100が、図4及び図5に示す気体排出時において、排気弁25の開放によるサブタンク50からの気体の排出を行う際に、排気ポンプ80を駆動する(S15及びS26)。当該排気ポンプ80の駆動により、サブタンク50からの気体の排出が促進されることで、流路内の気体の存在による不具合をより確実に回避することができる。
プリンタ1が第2流路42に設けられた開閉弁24を備えており、コントローラ100がインク導入時に開放されるよう開閉弁24を制御する。これにより、サブタンク50内のインクを供給ポンプ22に導入することができ、経済的である。
コントローラ100は、図4に示す第1排出動作時に閉鎖を維持し且つ当該動作終了後に開放されるよう(S16)、開閉弁24を制御する。このように第1排出動作時に開閉弁24の閉鎖を維持することで、供給ポンプ22はメインタンク21のみからインクを導入することとなる。そのため、サブタンク50の容量は小さくてよく、サブタンク50の小型化が可能となる。また、サブタンク50に存在する気泡混じりのインクが供給ポンプ22に導入されるという不具合を回避することができる。また、異なる色のインクに置換する場合等、流路中の液体を別の液体に置換する場合、不必要な液体の混合を防止することができ、短時間での置換が実現される。
コントローラ100は、図5に示す第2排出動作時において、排気弁25の開放によるサブタンク50からの気体の排出を行う前に開閉弁24を閉鎖し(S24及びS31)、気体の排出後に排気弁25を閉鎖し且つ開閉弁24を開放する(S28及びS34)。ここで、S26における第2の所定時間及びS33における第3の所定時間の少なくとも一方を、サブタンク50内のインクの少なくとも一部が大気開放口35aから大気に排出される時間に設定することができる。これにより、サブタンク50内の粘度が上昇したインクを、メインタンク21内のインクと混合させることなく、気体と共に廃棄することが可能である。
本実施形態のように開閉弁24の高さにインクが至ったときに「インク導入」が完了したと判断される場合において、ヘッド10の吐出面10aが開閉弁24よりも上方に位置していることから、インク導入時における吐出口からのインクの漏出が防止される。
プリンタ1がサブタンク50内における液面を検出するセンサ55を備えており、コントローラ100がセンサ55による検出に応じて排気弁25の開閉を制御する(図4のS13及び図5のS23参照)。これにより、センサ55により検出された液面に応じて適切なタイミングで排気弁25を介した排気を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態及び変形例について説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、サブタンク50内における液面を検出するセンサ55を設けているが、サブタンク50内のみを検出するセンサに限定されず、サブタンク50から排気弁25までの流路における液面を検出するセンサを設けてよい。なお、当該センサは本発明における必須構成要素ではなく、省略可能である。
開閉弁24及び/又は排気ポンプ80を省略し、コントローラ100による当該各構成要素の制御を省略してよい。図6及び図7には、上述の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の変形例として、開閉弁24を省略したインクジェットプリンタ201、並びに、開閉弁24及び排気ポンプ80を省略したインクジェットプリンタ301が示されている。
図6の変形例に係るプリンタ201において、コントローラ200は、液面を検出するセンサ等からの信号に基づいて、インクがサブタンク50の高さに至ったと検出したときに「インク導入」が完了したと判断する。インク導入に続く第1排出動作及び第2排出動作は、上述の実施形態と同様であるが、開閉弁24の開閉動作を行わない点において異なる。本変形例において、第1流路41と第2流路42とがサブタンク50に対して並列に連通する関係にあるため、第2流路42内に気体が残留しにくい。さらに、メインタンク21からサブタンク50までの流路抵抗が低下するので、排気ポンプ80によってヘッド10に加わる負圧が低くなり、ヘッド10の吐出口のインクのメニスカスが破壊されにくく、その分排気ポンプ80による排気速度を高めることができるという利点がある。また、図6の例では、ヘッド10の吐出面10aのサブタンク50内の液面に対する水頭差H2が−100〜−20mmAqである。なお、水頭差の設定に関しては、ヘッド10の吐出面10aの排気弁25に対する水頭差をー100〜−20mmAqとしてもよい。
図7の変形例に係るプリンタ301において、コントローラ300は、液面を検出するセンサ等からの信号に基づいて、インクが排気弁25の高さに至ったと検出したときに「インク導入」が完了したと判断する。また、図7の例では、ヘッド10の吐出面10aの排気弁25に対する水頭差H3が−100〜−20mmAqである。ここで、インク導入に続く第1排出動作及び第2排出動作は、上述の実施形態と異なり、簡略な動作となる。具体的には、当該排出動作においては、先ず排気弁25を閉鎖し、その後供給ポンプ22を駆動してインク循環を開始する。このとき、ヘッド10内の気体はインクと共にサブタンク50内に流れ込んで溜まる。本変形例では、サブタンク50の接続口51より上方の容積が、排気弁25よりも上方の流路(ヘッド10を含む)の容積より大きい。そのため、所定時間が経過すれば、サブタンク50内での気体の増加が停止する。この状態で排気弁25を開放すると、サブタンク50内のインクの液面が上昇し、排気弁25の高さに到達する。このとき、液面を検出するセンサ等からの信号に基づいて、インクが排気弁25の高さに到達したと判断され、排気弁25を閉鎖する。これにより、密閉型のインク供給系が形成される。なお、水頭差の設定に関しては、ヘッド10の吐出面10aのサブタンク50内のインクの液面に対する水頭差をー100〜−20mmAqとしてもよい。
図6又は図7に示す変形例に係る構成において、上記の水頭差を上記の値に設定することで、排気弁25の故障、センサの誤動作等が生じても、必要以上にインクが排出されることが防止される。
本発明は、上述の実施形態及び各変形例の構成に限定されず、インク導入時において第1流路41、第2流路42、及び第3流路43の少なくともいずれかに導入されたインクの液面に対する吐出面10aの水頭差が−100〜−20mmAqであってよいし、或いは、このような水頭差が形成されなくてもよい。
コントローラ100は、上記以外の背圧設定位置又は圧力バランスが取れる位置までインクが至ったときに、「インク導入」が完了したと判断してよい。この場合、インク導入完了時のインクの液面高さは供給ポンプ22の能力等により決定され、コントローラは、上述の実施形態や各変形例のようにインクの液面高さを検出する処理(S3等)を行うことなく、例えば供給ポンプ22の駆動電流の変化に基づいて、「インク導入」の完了を判断してよい。
「インク導入」「気体排出」における動作は上述のものに限定されず、様々に変更可能である。例えば「インク導入」時に、メインタンク21内のインクは、供給ポンプ22からさらにチューブ32,34へと排気弁25に向かう流路にも導入されることに限定されず、供給ポンプ22にのみ導入されてよい。また、「気体排出」時に、サブタンク50内の気体を排気口52から排出するにあたり、コントローラ100は、排気ポンプ80ではなく、供給ポンプ21とメインタンク21の圧力付加板21bとのいずれか一方の駆動を制御してよい。この場合、排気ポンプ80等を設けずに、サブタンク50内の気体排出を行うことができるため、構成の簡略化が可能である。
メインタンク21内のインクに圧力を付加する手段として、上述の実施形態では圧力付加板21bを採用しているが、その他の部材、機構等を採用してよい。また、当該手段を設けなくてもよい。
メインタンク21は、「インク導入」時に当該メインタンク21内のインクが供給ポンプ22に対して正圧を付与するように配置されなくてもよい。
上述の実施形態における「第2排出動作」は、1回の排出動作では十分排気できない場合に対応したものである。これに対し、1回の排出動作で十分排気できる構成であれば、排出動作の手順を簡略化してよい。この場合の手順について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、「第2排出動作」において、コントローラ100は、開閉弁24の開放及び排気弁25の閉鎖を維持しつつ、供給ポンプ22を駆動する(S40)。そしてコントローラ100は、供給ポンプ22の駆動開始後に第4の所定時間(供給ポンプ22によってインクが循環されたとき、循環流路内に残留する気体が全てサブタンク50内に溜まる時間)が経過したと判断したとき(S41:YES)、供給ポンプ22の駆動を停止する(S42)。その後、開閉弁24を閉鎖し、排気弁25を開放する(S43)。次に、サブタンク50内のインクの液面の高さをセンサ55によって検出する(S44)。コントローラ100は、センサ55からの信号に基づいて、サブタンク50内のインクの液面から排気弁25までの被排気容量を算出し、当該容量と排気ポンプ80による排気速度とに基づいて、排気ポンプ80の駆動時間(第5の所定時間)を算出する。その後、コントローラ100は、排気ポンプ80の駆動を開始し(S45)、排気ポンプ80の駆動開始から第5の所定時間が経過したと判断したとき(S46:YES)、排気ポンプ80の駆動を停止すると共に、排気弁25を閉鎖し、開閉弁24を開放する(S47)。この時点で、第3流路43内のインクの先端は、排気弁25の位置、或いは、排気弁25よりも若干大気開放口35aに近い位置に達している。これにより、第1流路41、第2流路42、及び排気弁25までの第3流路43には、流路内に気体(気泡)が存在しない、所謂密閉型のインク供給系が形成される。
上述したいずれの実施形態及び変形例においても、排出動作が終了した後に吐出面10aをワイパーにより払拭する払拭処理を行ったり、或いは、排出動作が終了した後に強制的に吐出口からインクを吐出させるパージ処理を行い、その後払拭処理を行ったりしてよい。インク導入及び気体排出の各動作中に吐出面10aからインクが漏出する可能性があるが、上記のような処理を行うことで、吐出面10aを清浄に保つことができ、インクの吐出不良の発生を未然に防止することができる。さらに、その後用紙Pに対する画像形成の要求がなければ、吐出面10aをキャップにより覆うことで、吐出口近傍におけるインクの増粘が防止される。一方、画像形成の要求があれば、供給ポンプ22の駆動停止及び開閉弁24の開放を維持しつつ、画像データに基づく用紙Pへの画像形成処理に移行する。
本発明に係る液体吐出装置は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。さらに、インク以外の液体を吐出する装置であってもよい。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの側面図である。 図1のインクジェットプリンタにおけるインク供給系を示す概略構成図である。 インク導入時におけるコントローラによる制御を示すフローチャートである。 気体排出の第1排出動作時におけるコントローラによる制御を示すフローチャートである。 気体排出の第2排出動作時におけるコントローラによる制御を示すフローチャートである。 本発明の一変形例に係るインクジェットプリンタを示す概略構成図である。 本発明の他の変形例に係るインクジェットプリンタを示す概略構成図である。 気体排出の第2排出動作時におけるコントローラによる制御についての変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1;201;301 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
10 ヘッド
10a 吐出面
21 メインタンク
21b 圧力付加板(圧力付加手段)
22 供給ポンプ
24 開閉弁
25 排気弁
41 第1流路
42 第2流路
43 第3流路
50 サブタンク
51 接続口
52 排気口
55 センサ(検出手段)
80 排気ポンプ
100;200;300 コントローラ

Claims (19)

  1. 吐出口から液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給される液体を貯留するメインタンクと、
    前記メインタンク内の液体を前記ヘッドに供給する供給ポンプと、
    前記ヘッドに接続する接続口及び大気に連通する排気口が形成された、液体と気体とを分離するサブタンクと、
    前記供給ポンプから前記ヘッド及び前記接続口を介して前記サブタンクに至る第1流路と、
    前記サブタンクから前記供給ポンプに至る第2流路と、
    前記サブタンクの前記排気口から大気に至る第3流路と、
    前記第3流路に設けられた開閉可能な排気弁と、
    前記メインタンクから前記供給ポンプへの液体導入時、及び、前記供給ポンプの駆動により前記第1流路に沿って液体を流動させると共に前記サブタンクにおいて液体から分離された気体を前記第3流路に沿って排出する気体排出時に、一時的に前記排気弁を開放し、前記液体導入時及び前記気体排出時以外においては前記排気弁の閉鎖を維持するよう、前記排気弁の開閉を制御するコントローラと、
    を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記メインタンクが、少なくとも前記液体導入時に当該メインタンク内の液体が前記供給ポンプに対して正圧を付与するように、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記メインタンク内の液体に圧力を付加する圧力付加手段をさらに備え、
    前記コントローラが、前記液体導入時に、前記排気弁を開放すると共に、前記メインタンク内の液体が少なくとも前記供給ポンプへと導入されるように前記圧力付加手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記コントローラが、前記液体導入時に、前記メインタンク内の液体が前記供給ポンプを経て前記排気弁に向けて導入されるように前記圧力付加手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記ヘッドが、前記吐出口が開口した吐出面を有し、
    前記液体導入時において、前記第1流路、前記第2流路、及び前記第3流路の少なくともいずれかに導入された液体の液面に対する前記吐出面の水頭差が−100〜−20mmAqであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記排気弁の高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し且つ前記供給ポンプの駆動を停止した後前記排気弁を閉鎖することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記排気弁よりも上方に位置していることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記排気弁に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることを特徴とする請求項6又は7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記第3流路において前記排気弁よりも前記サブタンクの前記排気口から離隔した位置に配置された、前記サブタンク内の気体を前記排気口から排出する排気ポンプをさらに備え、
    前記コントローラが、前記気体排出時において、前記排気弁の開放による前記サブタンクからの気体の排出を行う際に、前記排気ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記サブタンクの高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し、且つ、前記供給ポンプの駆動を停止し前記排気ポンプを駆動及び停止した後前記排気弁を閉鎖することを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
  11. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記サブタンクよりも上方に位置していることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記サブタンク内の液面に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることを特徴とする請求項10又は11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記第2流路に設けられた開閉弁をさらに備え、
    前記コントローラが、前記液体導入時に開放されるよう、前記開閉弁を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  14. 前記気体排出が、前記液体導入の終了後に行われるもので前記第1流路内に液体を導入する第1排出動作と、前記第1流路内に液体が存在した状態において前記第1流路に沿って液体を流動させる第2排出動作とを含み、
    前記コントローラが、前記第1排出動作時に閉鎖を維持し且つ当該動作終了後に開放されるよう、前記開閉弁を制御することを特徴とする請求項13に記載の液体吐出装置。
  15. 前記コントローラが、前記第2排出動作時において、前記排気弁の開放による前記サブタンクからの気体の排出を行う前に前記開閉弁を閉鎖し、前記気体の排出後に前記排気弁を閉鎖し且つ前記開閉弁を開放することを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。
  16. 前記コントローラが、前記液体導入の間前記排気弁の開放を維持し、液体が前記開閉弁の高さに至ったときに前記液体導入が完了したと判断して、その後前記気体排出が行われるように、前記排気弁の開放を維持したまま前記供給ポンプを駆動し且つ前記供給ポンプの駆動を停止した後前記排気弁を閉鎖することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  17. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面が、前記開閉弁よりも上方に位置していることを特徴とする請求項16に記載の液体吐出装置。
  18. 前記ヘッドにおける前記吐出口が開口した吐出面の前記開閉弁に対する水頭差が−100〜−20mmAqであることを特徴とする請求項16又は17に記載の液体吐出装置。
  19. 前記サブタンクから前記排気弁までの流路内における液面を検出する検出手段をさらに備え、
    前記コントローラが、前記検出手段による検出に応じて、前記排気弁の開閉を制御することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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