JP2010072948A - 業務支援システム - Google Patents

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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Abstract

【課題】紙帳票に対する押印やサインなどといった従来の紙ベースの業務手順と同様の手作業を行うだけで、業務の進捗情報を収集することができるようにする。
【解決手段】フォーム200には、ワークフローを構成する各業務段階の担当者が押印するための押印欄202a〜202dが設けられている。各押印欄202a〜202d(押印欄202と総称)には、当該押印欄202に対応する業務段階のIDを表す画像コードが一面に印刷されている。各担当者の印鑑100には読取部102が設けられる。読取部102が、印鑑100の印面が押印された押印欄202上に印刷された画像コードを読み取る。読取部102が読み取った画像コードに基づき、担当者が押印した押印欄202に対応する業務段階が特定され、これに応じて業務手順の進捗状況が更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務支援システムに関する
特許文献1には、文書データベースを更新していくことで承認・決済を行うシステムにおいて、紙文書に印刷された識別子を読み込んで、承認・決済を行うことが開示されている。
特許文献2には、電子文書管理システム内の電子文書に対して審査・承認作業を行うシステムにおいて、電子文書管理システムから紙文書として出力する際にID(識別情報)を印刷しておき、紙文書に対して審査・承認作業を行った後、それをスキャナで読み込むことで、電子的なワークフローを継続させる方式が開示されている。
特許文献3には、電子的なワークフローで使用される電子文書の印刷結果に対して担当者が記入等を行った場合に、それを読み取って電子的なワークフローに戻すシステムが開示されている。このシステムでは、電子文書の印刷結果の紙文書にIDを印刷しておき、その紙文書を読み込むことで紙文書に対する作業の結果をワークフローに戻している。
特開2004−054364号公報 特開2004−265140号公報 特開2007−164224号公報
本発明は、紙帳票に対する押印やサインなどといった従来の紙ベースの業務手順と同様の手作業を行うだけで、業務の進捗情報を更新することができるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、業務手順がどの業務段階まで進捗したかを示す進捗情報を記憶し、外部装置からの要求に応じて前記進捗情報を提供する進捗情報提供手段と、前記業務手順に対応する紙帳票に記入を行うための記入器具と、前記記入器具により前記紙帳票の記入欄に記入が行われる際に前記記入欄に示された識別情報を読み取るための読取装置と、を備える記入装置と、前記読取装置が前記記入欄から読み取った識別情報に対応する業務段階に基づき、前記進捗情報提供手段に記憶された前記進捗情報を更新する更新手段と、を備える業務支援システムである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記記入器具は印鑑であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記読取装置は前記印鑑の印面の外側の複数の異なる位置の識別情報を読み取り、前記更新手段は、前記進捗情報提供手段に記憶されている進捗情報と、前記複数の異なる位置の各々から読み取られた各識別情報に対応する各業務段階と、に基づき、前記記入器具による記入がなされた記入欄に対応する業務段階を判定し、判定した業務段階に基づき前記進捗情報提供手段に記憶された前記進捗情報を更新する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記印鑑が押印されたことを検知する押印検知手段を更に備え、前記読取装置は、前記押印検知手段が押印を検知したときに読取を行う、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記読取装置が前記識別情報を読み取ったことを確認するまで、前記印鑑による押印がなされないように制限する押印制限手段、を更に備える。
請求項6に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記印鑑は、日付合わせダイヤルを備える日付印であり、前記記入装置は、前記日付合わせダイヤルを読み取ることで前記印鑑の印面の日付を判定する日付判定手段と、前記日付判定手段が判定した日付が現在の正しい日付でない場合に、前記印鑑による押印がなされないように制限する押印制限手段と、を備える。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記紙帳票の記入欄に示された識別情報は、複数の業務手順のうち前記紙帳票に対応する業務手順と、当該記入欄に対応する業務段階と、を表す情報であり、前記更新手段は、前記進捗情報提供手段に記憶された複数の業務手順の進捗情報のうち、前記読取装置が前記記入欄から読み取った識別情報が表す業務手順の進捗情報を、前記識別情報が表す業務段階に基づき更新する、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記紙帳票の記入欄に示された識別情報は、当該識別情報が示された場所の前記紙帳票上での座標を表す情報であり、前記更新手段は、前記各業務段階に対応する各記入欄の前記紙帳票上での位置範囲を示す情報を参照して、前記読取装置が読み取った識別情報が表す座標を含む記入欄に対応する業務段階を特定する、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明において、前記紙帳票上には、座標ごとに当該座標を表す座標情報が示されており、前記業務支援システムは、ペンと、前記紙帳票上での当該ペンのペン先近傍の座標情報を読み取る座標読取装置と、を備えた筆記具と、前記ペンによる筆記動作に連動して前記座標読取装置が順に読み取った前記紙帳票上の座標情報の系列を追記画像情報として前記筆記具から取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記追記画像情報を、前記筆記動作に対応して前記記入装置の読取装置が読み取った識別情報に基づき前記特定手段が特定した業務段階と対応づけて記憶する追記記憶手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、紙帳票の記入欄に対して記入するだけで、業務手順の進捗情報を更新することができる。
請求項2に係る発明によれば、印鑑を押印するという従来の紙帳票と同じ作業で、業務の進捗情報を更新することができる。
請求項3に係る発明によれば、印鑑が記入欄からはみ出るように押印された場合でも、押印先の記入欄を特定できる可能性を高くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、記入欄の識別情報が読み取られたにもかかわらず、紙帳票に押印がなされていないという事態を発生しにくくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、押印がなされたにもかかわらず、記入欄の識別情報が読み取れないという事態を発生しにくくすることができる。
請求項6に係る発明によれば、日付印の印面の日付が誤ったまま押印されることを低減することができる。
請求項7に係る発明によれば、記入欄の識別情報から直接に、どの業務手順のどの業務段階が実行されたかを判定できる。
請求項8に係る発明によれば、座標を表す識別情報を読み取ることでペンによる追記画像を取得する仕組みと、業務手順の進捗情報を更新するためのシステムとを統合することができる。
請求項9に係る発明によれば、ペンによる追記画像を、追記が行われた業務段階と対応づけて記録することができる。
図1に示すように、この実施形態で用いるフォーム(紙帳票)200には、ワークフロー(業務手順)を構成する各業務段階の担当者が押印するための押印欄202a,202b,202c及び202dが設けられている。各押印欄202a〜202d(以下、区別する必要がない場合には、押印欄202と総称する)の欄内には、それぞれ、当該押印欄202自身に対応する業務段階を特定するための情報を表す微小な画像コードが一面に印刷されている。フォームは、1つのワークフローを構成する一連の業務段階の中で、各業務段階の担当者間を回覧される。
各担当者が持つ印鑑100には、CCDカメラ等の読み取りデバイスを備えた読取部102が設けられている。この読取部102が、印鑑100の印面が押印された押印欄202上に印刷された画像コードを読み取る。読取部102が読み取った画像コードに基づき、担当者が押印した押印欄202に対応する業務段階が特定される。そして、ワークフローを管理するワークフロー管理装置(図1では図示省略)は、特定された業務段階に応じて、当該業務手順の進捗状況を更新する。
押印欄202内の画像コードとしては、例えば特開平07−225803号公報や特開2007−041691号公報等に例示されたグリフコードなど、公知の二次元又は一次元の画像コードを用いることができる。本実施形態の方式は、使用する画像コードの種類には依存しない。
押印欄202内の画像コードは、一例では、当該押印欄202に対応する業務段階を表す一意な識別情報を表す。複数のワークフローインスタンスの進捗を管理する一般的な場合では、押印欄202内の画像コードは、例えば、ワークフローインスタンスと、当該インスタンス内の業務段階のうちの当該押印欄202に対応する業務段階と、を表すものであればよい。
ワークフローインスタンスは、実行される個別具体的なワークフローのことである。例えば、会社における購入稟議のワークフローでは、起案者が購入稟議書を作成し、課長、部長などといったあらかじめ定められた承認者がその稟議書を順に承認していく。様々な物品について、購入の際に購入稟議のワークフローが実行される。それら個別具体的な物品について実際に行われる購入稟議の作業が、「購入稟議」という種類(クラス)のワークフローに属する、個別具体的なインスタンスである。
例えば、インスタンスID(識別子)「01001」が付与されたワークフローインスタンスにおいて用いられるフォーム200のうち、工程ID「001」の工程(業務段階)に対応する押印欄202には、それらインスタンスIDと工程IDとを組み合わせた値、例えば「01001−001」を表す画像コードが印刷される。なお、組み合わせの仕方は一例に過ぎない。インスタンスIDと工程IDとを組み合わせた値は、公知の符号化アルゴリズムに従って画像コードへとコード化される。
また、別の例では、フォーム200上の各点に対し、その点のフォーム200上での位置座標を示す画像コードを印刷してもよい。このように位置座標を表す画像コードを用いた場合は、各業務段階に対応する各押印欄の位置の情報を参照することで、読取部102が読み取った画像コードが表す座標がどの業務段階の押印欄のものかを特定することができる。なお、このような画像コードとしては、例えば、アノト社が提案する画像コードや、上述の特開2007−041691号公報に示される画像コードなど、公知のものを用いてもよい。また、これら公知の画像コードは、1ページの画像内での当該画像コードの位置座標だけでなく、当該画像コードが含まれるページの識別情報を表すこともできる。ワークフローインスタンスのインスタンスIDをページの識別情報として画像コードに組み込むことで、読取部102がフォーム200から読み取った画像コードから、フォーム200に対応するインスタンスIDと、押印された押印欄202に対応する業務段階とを判別することができる。
個々の画像コードは小面積であり、押印欄202内には、複数の画像コードが配列して印刷される。例えば、インスタンスIDと工程IDを組み合わせた値を表す画像コードを用いる場合、1つの押印欄202内には同じ画像コードが繰り返し配列されることになる。また、位置座標を表す画像コードを用いる場合には、押印欄202内に配置された各画像コードは異なる位置座標を表すこととなる。
印鑑200の読取部102は、押印欄202に配列された複数の画像コードのうち、1つの画像コードを復元できる範囲を読み取れればよい。図1では、印鑑100の外枠と印面との間に読取部102の読取面を配置したが、これは一例に過ぎない。読取部102は、印鑑100が押印欄202に押印されたときに、その押印欄202内の画像コードが読み取れるような配置であれば、どのように配置してもよい。
次に、図2を参照して、実施形態のシステムの全体構成の例を説明する。この例では、ワークフロー管理装置300が、ワークフローのフロー定義(クラス定義)や、個々のワークフローインスタンスの進捗状況などを管理する。(1)例えばワークフロー管理装置300に記憶されたワークフローのフォーム200に対して必要な入力を行った上で、フォーム出力装置400(例えばプリンタ)から印刷出力すると、ワークフロー管理装置300内にそのフォームに対応するワークフローインスタンスの管理情報が生成される。(2)そのフォームを用いたワークフローにおける最初の担当者Aがそのフォーム200を受け取る。(3)担当者Aがそのフォーム200上の最初の押印欄202aに対して自分の印鑑100aで押印すると、読取部102がその押印欄202a内の画像コードを読み取る。(4)読み取った画像コードをデコードした値は、LAN等のネットワークを介してワークフロー管理装置300に送信される。これに応じ、ワークフロー管理装置300は、当該フォームについてのワークフローインスタンスについて、押印欄202aに対応する第1段階に到達した(或いは第1段階まで完了した)ことを記録する。
なお、図2の例では、印鑑100aはパーソナルコンピュータ(PC)500aに対してUSB(Universal Serial Bus:登録商標)等の有線通信手段、又はBluetooth(登録商標)や赤外線、電波などの無線通信手段で接続されており、読取部102が読み取った画像コードは、PC500aを経由して、ワークフロー管理装置300へと送信される。この場合、PC500aは、ネットワーク600との接続機器として機能する。例えばPC500aは、TCP/IPなどといったネットワーク通信プロトコルを用いて、ネットワーク600を介して、ワークフロー管理装置300と通信する。なお、印鑑100aとネットワーク600とを接続する機器はPC500aに限られない。また、印鑑100a自身がネットワーク600と接続する機能を持っていれば、PC500a等の接続機器は不要である。
(5)担当者Aによる押印のあと、フォーム200は次の担当者Bに渡される。(6)担当者Bが、そのフォーム200の内容を確認し、自分の印鑑100bを2番目の押印欄202bに押印すると、(7)読取部102bが読み取った画像コードの値がPC500b及びネットワーク600を経由してワークフロー管理装置300に通知される。これに応じ、ワークフロー管理装置300は、当該フォームについてのワークフローインスタンスについて、押印欄202bに対応する第2段階に到達した(或いは第1段階まで完了した)ことを記録する。
以上のように、このシステムでは、印鑑100がフォーム200の押印欄202に押印されると、ワークフロー管理装置300は、当該フォームについてのワークフローが、その押印欄202に対応する業務段階(工程)に達したことを記録する。
次に、図3を参照して、この実施形態のシステムを構成する各装置の例について更に詳しく説明する。
図3の例では、印鑑100は、上述の読取部102の他に、デコード部104,通信部106及び印鑑ID記憶部108を備えている。デコード部104は、読取部102が読み取った画像コードをデコードし、その画像コードが表す値(例えばインスタンスIDと工程IDの組合せ)を求める。通信部106は、PC500との間での通信を行う。印鑑ID記憶部108は、当該印鑑100の識別情報(ID)を記憶している。一例では、通信部106は、押印時に読取部102が読み取った画像コードのデコード結果を、印鑑ID記憶部108に記憶された印鑑IDと対応づけて、PC500へと送信する。
PC500は、この実施形態のシステムのためのプログラムとして、デバイスIF(インタフェース)部502とフロー管理IF部504を備える。デバイスIF部502は、印鑑100の通信部106と通信し、印鑑100からの情報を受信する。また、デバイスIF部502は、印鑑100に対して指示やデータを送信してもよい。フロー管理IF部504は、ネットワーク600を介してワークフロー管理装置300と通信する。例えばフロー管理IF部502は、デバイスIF部502経由で印鑑100から受信した情報をワークフロー管理装置300へと送信する。
フォーム出力装置400は、フォームを印刷出力するための装置であり、フォーム出力指示部402と印刷機構404とを含む。フォーム出力指示部402は、ユーザがフォームの出力を指示する際に用いるユーザインタフェースである。例えば、フォーム出力指示部402は、ウェブブラウザとして構成してもよい。この場合ワークフロー管理装置300のフォーム提供部312からワークフロー種別のメニューを示したウェブページをフォーム出力指示部402に提供し、ユーザはそのウェブページから所望のワークフロー種別を選択する。この選択に応じ、ワークフロー管理装置300のフォーム提供部312から、選択されたワークフロー種別に対応するフォーム情報306が供給される。そのフォーム306が、フォーム出力指示部402を介して印刷機構404に渡され、用紙へと印刷される。
ワークフロー管理装置300は、フロー定義DB302,インスタンス生成部308,進捗情報DB310,フォーム提供部312及びフロー管理部314を備える。フロー定義DB(データベース)302は、ワークフローの種類ごとに、そのワークフローのフロー定義304とフォーム情報306とを記憶している。フロー定義304は、ワークフローを定義するデータであり、例えばワークフローの各工程(業務段階、すなわちアクティビティ)の処理内容や、処理を行うべき人の条件などの情報を含む。
図4にフロー定義304の一例を示す。この例では、フロー定義304は、当該ワークフローの種別の識別情報であるフロー種別IDと、当該種別の名称であるフロー種別名を含む。また、当該ワークフローに含まれる各工程の識別情報(工程ID)、名称(工程名)、及び各工程を実行すべきユーザが満たすべき条件(工程条件)を含んでいる。この例では、工程「起案」は誰でも実行でき、工程「一次承認」は「グループ長」の役職にあるものだけが実行できる。
フォーム情報306は、当該ワークフローで用いられるフォームを規定する情報である。フォーム情報306は、例えば、フォーム200に含まれる押印欄202等の各欄の位置や形状、フォーム200内に表示される定形文や図形などの内容や位置などの情報などを含む。フォーム情報306は、例えば、PDF(Portable Document File)、或いはページ記述言語などで記述してもよい。
インスタンス生成部308は、フロー定義304に従ってワークフローインスタンスを生成する。例えば、ユーザは、PC500からワークフロー管理装置300にアクセスし、ワークフローの種別を選んでインスタンス生成を指示すると、インスタンス生成部308が、その種別のフロー定義304に従ってワークフローインスタンスを生成する。
また、インスタンス生成部308は、フォーム出力装置400からのフォーム出力指示に応じてインスタンス生成及びフォーム情報提供を行う。この処理の手順の例を、図5を参照して説明する。
この手順では、まず、フォーム出力装置400のフォーム出力指示部402からワークフロー種別リストを要求されると、フォーム提供部312がそのリストを、例えばウェブページとして提供する(S10)。フォーム出力装置400を操作するユーザは、フォーム出力指示部402により表示されたリストの中から、自分が実行したいワークフローの種別を選んでフォームの出力を指示すると、その指示がフォーム提供部312を介してその指示がインスタンス生成部308に伝わる(S12)。インスタンス生成部308は、選択されたワークフロー種別のフロー定義304に従って進捗情報DB310にワークフローインスタンスを登録する(S14)。このとき、インスタンス生成部308は、そのワークフローインスタンスに対して一意なインスタンスIDを付与する。インスタンスIDは、例えばフロー種別IDを含んだ値とすれば、インスタンスIDから当該インスタンスがどのフロー種別に属するものかが判別される。また、この代わりに、生成したインスタンスIDとフロー種別IDとの対応関係を記憶しておいてもよい。
また、インスタンス生成部308は、選択された種別に対応するフォーム情報306が表すフォーム200の各押印欄202に表示すべき画像コードをそれぞれ生成し、それら各画像コードをそれぞれ対応する押印欄202内に配列して合成する(S16)。ここで、各押印欄202の画像コードは、1つの例では、当該インスタンスに対して付与したインスタンスIDと、当該押印欄202に対応する工程IDと、の組合せをコード化することで生成すればよい。インスタンス生成部308は、各押印欄202に画像コードを合成したフォーム情報306を、フォーム提供部312経由でフォーム出力指示部402に送信する(S18)。このフォーム情報306が印刷機構404から印刷出力されることで、進捗情報DB310に登録されたワークフローインスタンスに対応するフォーム200が、紙文書として出力されることとなる。
進捗情報DB310は、個々のワークフローインスタンスの進捗状況を示す情報(進捗情報と呼ぶ)を管理するデータベースである。例えば図6に示すように、1つのワークフローインスタンスの進捗情報702aは、当該インスタンスのインスタンスIDにより識別される。進捗情報702aには、フォーム200上の各押印欄202のフィールドID(これは工程IDと等しい)ごとに、その押印欄202(工程に対応)の状態が記憶されている。この例では、状態欄には、当該押印欄202に押印したユーザの識別情報(ユーザID)が登録される。誰も押印していない場合は、状態欄の値は「未承認」である。
フロー管理部314は、PC500のフロー管理IF部504から、印鑑100の読取部102が読み取った画像コードの情報を受け取り、その情報に従い、進捗情報DB310内の進捗情報を更新する。
例えば、図6の例では、フォーム200を受け取ったユーザAが最初の押印欄202aに対し自分の印鑑100を押印すると、印鑑100の読取部102が押印欄202aから画像コードを読み取り、デコード部104がその画像コードをデコードする。これにより、そのフォーム200に対するインスタンスIDと、その押印欄202aのフィールドID(工程ID)が求められる。これらの情報は、印鑑ID記憶部108から読み出された印鑑IDと共に、通信部106によりPC500へと送られる。PC500は、それらの情報をワークフロー管理装置300のフロー管理部314に送信する。
フロー管理部314は、受信した情報に含まれる印鑑IDに対応するユーザIDを特定する。このために、ワークフロー管理装置300には、印鑑IDとユーザIDとの対応関係の情報をあらかじめ登録しておく。なお、ユーザIDを、当該ユーザが持つ印鑑の印鑑IDとして用いれば、印鑑IDからユーザIDへの変換の必要はない。また、フロー管理部314は、受信した情報中のインスタンスIDに対応する進捗情報を進捗情報DB310から検索し、その進捗情報のうち、受信した情報中のフィールドIDに対応する状態欄に、特定したユーザIDを書き込む。これにより、当該フォーム200を用いたワークフローインスタンスの進捗状況は、進捗情報702aが示すものとなる。
なお、フロー管理部314は、上記のような進捗情報の更新処理とともに、フロー定義に規定される処理(例えば次の工程の担当者に通知を行うなど)を行ってもよい。
ユーザA押印後のフォーム200の第2の押印欄202bに対しユーザBが自分の印鑑100で押印すると、同様の処理により、当該インスタンスの進捗情報は、進捗情報702bへと変化する。同様にしてユーザC,ユーザDがそれぞれ第3及び第4の押印欄202c及びdに押印すると、当該インスタンスの進捗情報は、進捗情報702cへと変化する。これで、インスタンスID「01001」のフォームが示す議案は決済されたことになる。
図6は、ワークフローインスタンス中の全工程(業務段階)を、紙のフォーム200だけで行う例であった。しかし、この実施形態のシステムは、紙で実行する工程と、電子データ上で実行する工程とが混在する場合にも対応する。
例えば、図7の例では、(a)ユーザAが自分のPC500からワークフロー管理装置300にアクセスし、実行するワークフローの種別を選択してインスタンス生成を指示すると、進捗情報DB310にそのインスタンスの進捗情報が登録され、その種別に対応するフォーム情報306がPC500に提供される。ユーザAが、そのフォーム情報306に対して記入を行い更に承認操作を行うと、その進捗情報は、進捗情報704aに示すようなものとなる。ユーザAが承認操作後のフォームの印刷を指示すると、(b)プリンタからそのフォーム200が印刷される。印刷されたフォーム200の第1の押印欄202aには、ユーザAの印影の画像が印刷される。(c)この紙のフォーム200がユーザBに渡される。ユーザBがこのフォーム200の第2の押印欄202bに対し自分の印鑑100で押印すると、(d)読取部102が押印欄202bから読み取った画像コードのデコード結果がワークフロー管理装置300に送られる。これにより、当該インスタンスの状況は、進捗情報704bに示すようなものとなる。次に、(e)ユーザCが、自分のPC500からワークフロー管理装置300にアクセスし、当該インスタンスのフォームを開いて承認操作を行うと、当該インスタンスの状況は、進捗情報704cに示すようなものとなる。
なお、フォーム200の内容は承認されるとは限らず、いずれかの工程の担当者により却下される場合もある。却下する担当者は、例えば、自分の工程の押印欄202に却下印を押下する。却下印は、通常の承認印の印鑑100と同様、読取部102,デコード部104,通信部106及び印鑑ID記憶部108を内蔵している。例えば、却下印の印鑑IDを、却下の旨を表す値としておけば、ワークフロー管理装置300は、却下印からPC500を経由して送られてくる印鑑IDにより、却下印が押印されたことを知ることができる。例えば、ワークフロー管理装置300が持つ印鑑IDとユーザIDとの対応関係の情報に、却下印の印鑑ID(図中「XXXXX」)に対応づけて、却下の旨を示す特別の値(ユーザIDには用いられないように予約されている)を登録しておく。ワークフロー管理装置300は、フォーム200のある押印欄202に対して却下印が押下されたことを検知すると、当該フォームの進捗情報におけるその押印欄202に対応する工程の状態欄の値を「却下」に変更する。
図8の例では、却下印の印鑑IDは1つであったが、この代わりに、ユーザごとに、そのユーザのIDと、承認印のID及び却下印のIDをそれぞれ登録しておいてもよい。
また、図9に示すように、却下印を用意する代わりに、フォーム200に承認用の押印欄202a、202b、…の他に、却下用の押印欄204を設け、ユーザが通常の承認印を却下用の押印欄204に押下することで、却下の意思を表示してもよい。この場合、ワークフロー管理装置300は、押印欄204のフィールドID(工程ID)が却下を示すものであることを認識していればよい。またこの場合、印鑑IDから、誰が却下したのかを識別することができる。
上記実施形態の第1の変形例を、図10を参照して説明する。この変形例では、印鑑100が押印検出部110を備える。押印検出部110は、印鑑100の印面がフォーム200に押印されたことを検出する手段である。例えば、印面に働く圧力を検知する感圧センサや、印面とフォーム200の紙面との距離を検知する距離センサなど、従来公知の各種の装置を押印検出部110として利用することができる。押印検出部110が押印されたことを検出した場合に、読取部102が読み取りを行い、押印欄202から画像コードを読み取る。この変形例では、押印された押印欄202の画像コードが読み取られることになる。また、定期的に読取部102が読み取りを行い、デコード部104が読取結果をデコードできたときに、押印がなされたと判定してもよい。
次に、第2の変形例を、図11を参照して説明する。この変形例には、印鑑100に押印規制部112が設けられる。この例の印鑑100の印面は印面外周を取り囲むケースにより保護されている。このケースは、押印方向に向かって印面よりも張り出しており、印鑑を紙に押しつけない状態では、紙はケースに接するのみで、印面には接しない。印鑑100を紙に対して押しつけると、印面とケースとが相対移動する(印面が下がるか、或いはケースが上昇する)ことにより、印面が紙に押しつけられ、押印がなされることになる。押印規制部112は、このような印鑑100において、印面とケースとの相対移動を規制する機構である。デコード部104は、読取部102が押印欄202から読み取った画像コードをデコードできると、押印規制部112に対して規制解除信号を送る。押印規制部112は、規制解除信号を受け取ると、規制を解除し、押下動作に応じて印面とケースとの相対移動できるようにする。これにより、印面が押印欄202に押印されることになる。一方、デコード部104が画像コードをデコードできていない間は、印面とケースとの相対移動が押印規制部112により規制されるので、印鑑100をフォーム200に押しつけたとしても押印することはできない。この変形例では、画像コードが読み取れないまま押印だけがなされるという事態が生じにくい。
次に、図12〜図14を参照して、第3の変形例を説明する。この変形例では、フォーム250の全面にわたって、位置座標を表す画像コードが印刷される。画像コードをデコードすると、その画像コードが印刷された位置の座標が求められる。このような画像コードとしては、上述したアノト社の方式や特開2007−041691号公報の方式など、従来の方式のものを用いることができる。なお、画像コードには、位置座標の他に、当該フォームを識別するためのインスタンスIDの情報を含めることもできる。
このフォーム250上の各押印欄f12、f13,f14,f15の情報が、フォーム情報306(図3参照)の一部としてワークフロー管理装置300に登録されている。押印欄の情報の一例を図13に示す。この例では、この情報には、押印欄以外の欄(例えばフォーム全体)の情報も含まれている。この情報を欄情報と呼ぶことにする。この例では、欄ごとに、その欄を一意に識別するためのフィールドIDに対応づけて、その欄の名前、及びその欄の位置情報が登録されている。欄は矩形領域であり、欄の位置情報は、その欄の左上隅の座標と右下隅の座標との組で表現されている。押印欄については、フィールドIDは当該押印欄に対応する工程の工程IDに対応づけられている。
この変形例のシステムでは、図14に示すように、PC500が判定部506を備える。印鑑100の読取部102が読み取った画像コードのデコード部104に依るデコード結果は、その画像コードの位置座標を含む。判定部506は、欄情報(図13参照)を参照することで、その位置座標がどの欄に含まれるかを判定する。例えば、読取部102が押印欄f12内の画像コードを読み取った場合は、判定部506はその画像コードが押印欄f12に含まれていることを知り、その欄のフィールドIDf12を求める。求められたフィールドIDは、フロー管理IF部504を介してワークフロー管理装置300へ送信される。ワークフロー管理装置300は、そのフィールドIDに基づき、フォーム250中のどの押印欄に押印されたのかを識別する。なお、フォーム(インスタンス)の識別は、画像コードからデコードされたインスタンスIDに基づき行えばよい。
図14の例では、判定部506をPC500に設けたが、これは一例に過ぎない。判定部506は、ワークフロー管理装置300に設けてもよいし、印鑑100に設けてもよい。
次に図15を参照して、第4の変形例を説明する。図15では、ワークフロー管理装置300及びフォーム出力装置400の図示は省略している。
この変形例のシステムは、画像コードを読み取る読取部702を備えたペン700を含んでいる。読取部702により、ペン700による筆記動作に伴って、ペン先の軌跡を読み取る。すなわち、この変形例では、印鑑100の押印による工程の進捗を検出することに加え、ペン700による記入内容を取り込んで、ワークフロー管理装置300に登録する。
この変形例で用いるフォームのうち、ペンによる記入の対象に設定された記入欄には、少なくとも位置座標を示す画像コードが印刷されている。押印欄にも同様に位置座標を示す画像コードを印刷してもよい。この場合、押印欄の識別は、第3変形例と同様でよい。また、別の例として、押印欄には、インスタンスIDと工程IDとの組み合わせを表す画像コードを印刷してもよい。
ペン700の読取部702は、ペン先近傍の、ペン先に対してあらかじめ定められた位置関係となる範囲を読み取るように配設されている。このようなペンとしては、アノト社のものなど、従来のものを用いることができる。デコード部704は、読取部702が読み取った画像コードをデコードする。通信部706は、デコード結果の値(位置座標)を、ペンID記憶部708に記憶されたペン700の識別情報(ペンID)と対応づけて、PC500のデバイスIF部502へと送信する。なお、通信部706は、デコードした座標を1つずつ送信してもよいし、一筆(1ストローク)分ずつまとめて送信してもよい。後者(一筆ごと)の場合、通信部706は、デコード部704から正常なデコード結果が得られ始めた時点からデコード結果の位置座標の記憶を開始し、デコード結果が得られなくなった時までに記憶した位置座標の系列を一筆のストローク情報としてPC500に送信する。PC500の記入情報管理部508は、ペン700から送られてくる位置座標の系列のデータを記憶する。ペンによる記入の後、ユーザが押印欄に印鑑100を押印すると、印鑑100の読取部102が押印欄から読み取った画像コードの情報がPC500に送信され、記入情報管理部508は、それまでに記憶したペンによる記入座標の系列の情報(1ストロークごとのストローク情報の集まり)を、押印欄の情報(インスタンスIDと工程IDの組み合わせなど)と対応づけて、ワークフロー管理装置300へ送信する。ワークフロー管理装置300は、受信した記入座標の系列の情報を、当該押印欄に対応する工程でフォームに追記された追記内容を示す情報として、当該インスタンスの当該工程に対応づけて進捗情報DB310に登録する。これにより、フォームに対する追記内容をワークフロー管理装置300で管理できる。
なお、上述の例では、ペン700から送られてくる座標の情報を記入情報管理部508にいったん蓄積した後、ワークフロー管理装置300に送信したが、これに限られるものではない。ペン700から送られてくる座標の情報をPC500が蓄積せずにそのままワークフロー管理装置300に送ってもよい。
また、上記の例では、押印の時点までのペン700による記入の軌跡を、押印された押印欄に対応する工程の追記情報として登録したが、これは一例に過ぎない。押印とペン記入との対応付けができるのであれば、それら両者の時間関係はどのようなものでもよい。例えば、押印時点に対してあらかじめ定められた時間内に追記された情報を、押印された押印欄に対応する工程の追記情報として登録してもよい。
次に、図16〜図18を参照して、第5の変形例を説明する。
図16に示すように、印鑑100に対して読取部102が1つしか設けられていない場合、押印欄202から印面の一部がはみ出るように押印すると、読取部102が押印欄202の外を読み取る場合がある。例えば図16の例では、押印欄202aに対して図示のように押印された場合、読取部102の読取範囲150aは押印欄202aの外の画像コードのない領域に位置することになる。また、押印欄202bに対して図示のように押印された場合、読取部102の読取範囲150bは押印された押印欄202aではなく、その隣の押印欄202cの画像コードをカバーすることになる。いずれの場合も、正しく押印先を特定することができない。
そこで、第5の変形例では、図17に示すように、印鑑100に2つの読取部102及び103を設ける。この例では、一例として、2つの読取部102及び103を、印面を挟んだ対角線上の位置を読み取るように配設している。このような印鑑100で押印すれば、例えば押印欄202aに対し、図16の押印欄202aへの押印と同じように押印しても、読取部102の読取範囲150cは押印欄202aから外れるが、読取部103の読取範囲150dは押印欄202a内に収まる。また、押印欄202bに対して図示のように押印された場合、読取部102の読取範囲150eは押印欄202bから外れる押印欄202cを読み取ることになるが、読取部103の読取範囲150dは押印欄202b内に収まる。したがって、正しい押印先の情報を検出できる可能性が高まる。
この変形例では、例えばPC500が、各読取部102及び103の読取結果の情報を受け取り、例えば図18及び図19に示すような処理を行うことで、押印先を特定する。
すなわち、まずPC500は、印鑑100から各読取部102及び103の読取結果のデコード値を受け取る(S20)。次に、両方の読取部102からデコード値が得られたかどうかを判定する(S22)。一方の読取部102又は103のデコード値のみが得られた場合は、他方の読取部は空白領域を読み取っているものと考えられる。この場合は、読み取れたデコード値をワークフロー管理装置300に送信する(S24)。なお、どちらの読取部102及び103についてもデコード値が得られない場合は、図17の処理はそもそも開始されない。
ステップS22の判定で、両方の読取部102及び103のデコード値が得られた場合、PC500はそれらデコード値を比較する(S26)。そして、両者が同じ値であれば、その値をワークフロー管理装置300に送信する(S24)。
両者が異なる値であれば、図17に例示した押印欄202bへの押印と同様の事態と考えられる。この場合、PC500は、当該フォームに対応するワークフローインスタンスの進捗状況を参照することで、どちらのデコード値が正しいかを判定する。すなわち、この場合、PC500は、両者のデコード値のうち、共通するインスタンスIDの値をワークフロー管理装置300に送信し、そのインスタンスIDの進捗情報を要求する(S28)。そして、その要求に応じてワークフロー管理装置300から受信した進捗情報に基づき、両者のデコード値のうち正しいものを判定し(S30)、正しいと判定したデコード値をワークフロー管理装置300に送信する(S32)。
図19は、ステップS30の詳細な手順の一例を示す。この手順では、ステップS28で取得した進捗情報を参照することで、両者のデコード値が表す各工程(業務段階)が両方とも未承認であるかどうかを判定する(S40)。両方が共に未承認の場合、両者のうちの一方が、進捗情報における最新の承認済みの工程に対応する押印欄の次の押印欄を表しているかどうかを判定する(S42)。この判定の結果が、肯定(はい)であれば、2つのデコード値のうち、最新の承認済みの工程に対応する押印欄の次の押印欄に対応するデコード値を、正しい押印先を表すものと判定する(S44)。一方、ステップS42の判定結果が否定であれば、誤った押印欄に押印されたものとしてエラー処理を行う(S46)。
ステップS40の判定結果が否定(いいえ)の場合、2つのデコード値の両方が承認済みの押印欄を示すか、或いは一方のデコード値が承認済みで他方が未承認の押印欄を示すかのいずれかである。そこで、PC500は、それら2つのケースのいずれであるかを判定し(S48)、一方が未承認且つ他方が承認済みの場合は、未承認に対応するデコード値を、正しい押印先を表すものと判定する(S50)。一方、両方とも承認済みの場合は、誤った押印欄に押印されたものとしてエラー処理を行う(S52)。
なお、印鑑100に対し、3以上の読取部を設けてももちろんよい。
次に図20及び図21を参照して、第6の変形例を説明する。この変形例は、印鑑100としてデート(日付)印を想定する(図20の(a)参照)。この種の印鑑100は、印面に配置される年、月、日の値を合わせるためのダイヤル120をいくつか備えている。この変形例では、印鑑100に、各ダイヤル120の特定の位置の数字を読み取る日付読取部114を設ける(図20の(b)参照)。印面に位置する数字は、日付読取部114が読み取った数字に対して一定の関係を持っているので、その関係に基づき印面の数字を判定することができる。日付読取部114は、数字を光学的に読み取るものに限らず、エンコーダでダイヤルの回転位置を読み取るものであってもよい。
図21に示すように、印鑑100には、日付読取部114の他に、日付確認部116及び押印規制部112が含まれる。その他の構成は、図3に示したシステムと同様でよい。
押印規制部112は図11に例示したものと同様、印面とケースとの相対移動を規制することで、押印がなされないように規制する。
日付確認部116は、現在の日付と、日付読取部114が読み取った数字から求められた印面の日付とを比較し、印面の日付が正しいかどうかを判定する。現在の日付は、印鑑100内に時計を内蔵することで求めてもよいし、PC500等の外部装置から通信により取得してもよい。日付確認部116は、印面の日付が現在の日付と一致している場合に、押印規制部112による規制を解除し、押印がなされるようにする。一方、印面の日付が現在の日付と一致していなければ、押印規制部112による規制を維持し、押印がなされないようにする。
また、日付読取部114により求められた印面の日付を、通信部106及びPC500を経由してワークフロー管理装置300に送信し、進捗情報DB310に記録するようにしてもよい。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、これらはあくまで例示的なものに過ぎず、それらの他にも様々な変形例が考えられる。例えば、上記の実施形態及び各変形例では、ワークフロー管理装置300からフォーム出力装置400にフォーム情報306を提供したが、フォーム出力装置400がフォーム情報306を持っていてもよい。この場合、フォーム出力装置300が、フォームを印刷した際に、そのフォームに対応するワークフローインスタンスの生成をワークフロー管理装置300に依頼すればよい。
また、上記の実施形態及び変形例では、押印欄202に印鑑100で押印をしたが、押印欄202に対し読取部702を持つペン700で署名を行う場合でも、同様に業務進捗に関する情報をワークフロー管理装置300に送信することができる。
以上に例示したシステムのうちワークフロー管理装置300及びPC500は、例えば、汎用のコンピュータに上述の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図22に示すように、CPU300等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)1002およびリードオンリメモリ(ROM)1004等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)1006を制御するHDDコントローラ1008、各種I/O(入出力)インタフェース1010、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース1012等が、たとえばバス1014を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス1014に対し、例えばI/Oインタフェース1010経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ1016、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダ・ライタ1018、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAM1002に読み出されCPU1000等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。なお、それら機能モジュール群のうちの一部又は全部を、専用LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウエア回路として構成してもよい。
実施形態においてワークフローの進捗状況を検出する仕組みを説明するための図である。 実施形態のシステムの全体構成の例を説明するための図である。 実施形態のシステムを構成する各装置の内部構成の例を示す図である。 フロー定義の一例を説明するための図である。 フォーム提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 押印に応じて進捗情報が更新される様子を例示する図である。 紙で実行する工程と電子データ上で実行する工程とが混在する場合のワークフローの進捗の様子を例示する図である。 印鑑IDとユーザIDの対応関係の情報の例を示す図である。 却下欄を含んだフォームの例を模式的に示す図である。 第1の変形例のシステム構成例を示す図である。 第2の変形例のシステム構成例を示す図である。 第3の変形例のフォームの例を示す図である。 第3の変形例における欄情報の例を示す図である。 第3の変形例のシステム構成例を示す図である。 第4の変形例のシステム構成例を示す図である。 読取部が一つの印鑑の問題を説明するための図である。 第5の変形例の印鑑の例を示す図である。 第5の変形例の処理手順の一例を示す図である。 第5の変形例の処理手順の細部の一例を示す図である。 第6の変形例の印鑑の例を示す図である。 第6の変形例のシステム構成例を示す図である。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 印鑑、102 読取部、200 フォーム、202a,202b,202c,202d 押印欄。

Claims (9)

  1. 業務手順がどの業務段階まで進捗したかを示す進捗情報を記憶し、外部装置からの要求に応じて前記進捗情報を提供する進捗情報提供手段と、
    前記業務手順に対応する紙帳票に記入を行うための記入器具と、前記記入器具により前記紙帳票の記入欄に記入が行われる際に前記記入欄に示された識別情報を読み取るための読取装置と、を備える記入装置と、
    前記読取装置が前記記入欄から読み取った識別情報に対応する業務段階に基づき、前記進捗情報提供手段に記憶された前記進捗情報を更新する更新手段と、
    を備える業務支援システム。
  2. 前記記入器具は印鑑であることを特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
  3. 前記読取装置は前記印鑑の印面の外側の複数の異なる位置の識別情報を読み取り、
    前記更新手段は、前記進捗情報提供手段に記憶されている進捗情報と、前記複数の異なる位置の各々から読み取られた各識別情報に対応する各業務段階と、に基づき、前記記入器具による記入がなされた記入欄に対応する業務段階を判定し、判定した業務段階に基づき前記進捗情報提供手段に記憶された前記進捗情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の業務支援システム。
  4. 前記印鑑が押印されたことを検知する押印検知手段を更に備え、
    前記読取装置は、前記押印検知手段が押印を検知したときに読取を行う、
    ことを特徴とする請求項2記載の業務支援システム。
  5. 前記読取装置が前記識別情報を読み取ったことを確認するまで、前記印鑑による押印がなされないように制限する押印制限手段、を更に備える請求項2記載の業務支援システム。
  6. 前記印鑑は、日付合わせダイヤルを備える日付印であり、
    前記記入装置は、
    前記日付合わせダイヤルを読み取ることで前記印鑑の印面の日付を判定する日付判定手段と、
    前記日付判定手段が判定した日付が現在の正しい日付でない場合に、前記印鑑による押印がなされないように制限する押印制限手段と、
    を備える請求項2記載の業務支援システム。
  7. 前記紙帳票の記入欄に示された識別情報は、複数の業務手順のうち前記紙帳票に対応する業務手順と、当該記入欄に対応する業務段階と、を表す情報であり、
    前記更新手段は、前記進捗情報提供手段に記憶された複数の業務手順の進捗情報のうち、前記読取装置が前記記入欄から読み取った識別情報が表す業務手順の進捗情報を、前記識別情報が表す業務段階に基づき更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
  8. 前記紙帳票の記入欄に示された識別情報は、当該識別情報が示された場所の前記紙帳票上での座標を表す情報であり、
    前記更新手段は、前記各業務段階に対応する各記入欄の前記紙帳票上での位置範囲を示す情報を参照して、前記読取装置が読み取った識別情報が表す座標を含む記入欄に対応する業務段階を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
  9. 前記紙帳票上には、座標ごとに当該座標を表す座標情報が示されており、
    前記業務支援システムは、
    ペンと、前記紙帳票上での当該ペンのペン先近傍の座標情報を読み取る座標読取装置と、を備えた筆記具と、
    前記ペンによる筆記動作に連動して前記座標読取装置が順に読み取った前記紙帳票上の座標情報の系列を追記画像情報として前記筆記具から取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記追記画像情報を、前記筆記動作に対応して前記記入装置の読取装置が読み取った識別情報に基づき前記特定手段が特定した業務段階と対応づけて記憶する追記記憶手段と、を更に備えることを特徴とする請求項8記載の業務支援システム。
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