JP2010071406A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で無効ストロークを短縮できるとともに、操作フィーリングが良好なシリンダ装置を提供する。
【解決手段】カップシール21は、シール溝のシリンダ孔開口部側に配置される基部21aと、基部の内周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて内周面がピストン(プランジャ)の外周面に摺動可能に当接する内周リップ部21bと、基部の外周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて外周面がシール溝底面に当接する外周リップ部21cとを備える。カップシール21をシール溝に嵌着してプランジャをシリンダ孔に内挿した状態で、基部21aの内周面部分のシリンダ孔開口部側端部に、プランジャへの当接力がカップシール21の内周面内で極大となる当接力極大部21mを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダ装置に係り、詳しくは、シリンダ孔内にカップシールを介してピストンを移動可能に内挿したシリンダ装置に関する。
シリンダ装置として、ピストンを移動可能に内挿したシリンダ孔の内周面に環状のシール溝を形成し、該シール溝に、シリンダ孔とピストンとの間を摺動可能にシールするカップシールを嵌着することが広く行われている。一般に、前記シール溝は、周方向のシール溝底面と、シリンダ孔底部側面と、シリンダ孔開口部側面と、ピストン側に開口したシール溝開口とを有しており、前記カップシールは、シール溝のシリンダ孔開口部側に配置される基部と、該基部の内周側からシリンダ孔底部に向かって延設され、内周面がピストンの外周面に摺動する内周リップ部と、基部の外周側から同じくシリンダ孔底部に向かって延設され、外周面が前記シール溝底面に当接する外周リップ部とを備えている。このような形状を有するカップシールにおけるシール構造としては、前記内周リップ部の先端側を内周に突出させて内周リップ部の先端内周面をピストンに当接させるもの(例えば、特許文献1参照。)や、前記内周リップ部の内周面をピストン外周面と平行に形成して内周面全体をピストンに当接させるもの(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
WO2004/094208号公報 特開2005−186925号公報
特許文献1に記載されているように、内周リップ部の先端をピストンに当接させてシールするものでは、無効ストロークを短縮させるためには、ピストンに設けられているリリーフポートを内周リップ部の先端に近い部分に位置させることになるが、ピストンの非作動時に液圧室とリザーバとの間の連通を維持するための縮径部をピストンの外周に設けるなどして作動液の流路を確保しなければならず、シリンダ装置の構成が複雑になるという問題がある。
また、特許文献2に記載されているように、内周リップ部の内周面全体をピストンに当接させるものでは、ピストンの作動開始時に昇圧が始まる地点を決めるシール位置が不明確になって無効ストロークが不安定な状態になることがある。この場合、内周リップ部のピストンへの当接力を強くすることによって前記シール位置は明確にできるものの、ピストンの摺動抵抗が増加して操作フィーリングが悪化してしまうという問題がある。
そこで本発明は、簡単な構造で無効ストロークを短縮できるとともに、操作フィーリングが良好なシリンダ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のシリンダ装置は、シリンダ本体に形成された有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔に設けられた環状のシール溝と、該シール溝に嵌着したカップシールと、該カップシールを介して前記シリンダ孔に摺動可能に内挿されたピストンとを備えたシリンダ装置において、前記シール溝は、周方向のシール溝底面と、シリンダ孔底部側面と、シリンダ孔開口部側面と、ピストン側に開口したシール溝開口とを有し、前記カップシールは、前記シール溝のシリンダ孔開口部側に配置される基部と、該基部の内周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて内周面が前記ピストンの外周面に摺動可能に当接する内周リップ部と、前記基部の外周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて外周面が前記シール溝底面に当接する外周リップ部とを備え、前記カップシールを前記シール溝に嵌着して前記ピストンを前記シリンダ孔に内挿した状態で、前記カップシールの内周面における前記基部側に、ピストンへの当接力が該カップシールの内周面内で極大となる当接力極大部を設けたことを特徴としている。
前記当接力極大部は、前記基部の内周面に設けられていることが好ましく、前記シリンダ孔の内周面及び前記ピストンの外周面の少なくともいずれか一方の面に対して平行に形成された円筒面に設けられていることが好ましい。また、前記円筒面よりシリンダ孔底部側のカップシールの内周面は、該内周面が前記ピストンに当接していない状態で、前記当接力極大部を設けた円筒面に対してシリンダ孔底部に向かって漸次縮径する円錐面で形成されていることが好ましい。
さらに、前記カップシールは、前記シール溝のシリンダ孔開口部側面に対向する前記基部の基端面に、該基端面からシリンダ孔開口部に向けて突出し、突出端が前記シリンダ孔開口部側面に当接する当接部を有するとともに、該当接部よりも内周側の前記基端面に、該シリンダ装置の非作動状態で前記シリンダ孔開口部側面の内周側と非接触状態となり、該シリンダ装置の作動状態で前記シリンダ孔開口部側面の内周側に圧接状態となる面圧調整部を有していると好適であり、前記面圧調整部は、前記当接部から内周側に向かって前記シリンダ孔開口部側面から漸次離れる方向で、シリンダ孔の径方向の面に対して鋭角に交差する円錐面で形成されている個とが好ましい。
また、前記シリンダ装置は、車両用液圧マスタシリンダに最適である。
本発明のシリンダ装置によれば、カップシールの内周面における基部側に当接力極大部を設けたことにより、ピストンが作動を開始して作動液の昇圧が始まる地点を確実に設定することができる。特に、当接力極大部を基部の内周面に設けることにより、ピストンに設けられている連通ポートが基部の内周面を通過した時点で作動液の昇圧が始まるので、無効ストロークを短縮させることができる。また、内周面全体の当接力を強くする場合に比べてカップシール全体としてのピストンの摺動抵抗の増加を最小限に抑えることができ、良好な操作フィーリングが得られる。
特に、当接力極大部をシリンダ孔の内周面やピストンの外周面に対して平行な円筒面の範囲内に設けることにより、径方向に配置される基部との協働によって当接力の安定化が図れるとともに、内周面に大きな凹凸を設ける場合に比べて内周リップ部の形状を簡略化できる。さらに、当接力極大部よりシリンダ孔底部側の内周面をシリンダ孔底部側に向かって漸次縮径する円錐面とすることにより、内周リップ部先端側の弾性によって液圧上昇時のシール性を安定して確保することができる。また、基部の基端面内周側に、好ましくはシリンダ孔の径方向の面に対して鋭角に交差する円錐面で形成した面圧調整部を設けることにより、液圧上昇時に当接力極大部をより確実にピストンに押し付けることができる。
したがって、シール性の向上や無効ストロークの安定化を図れることから、例えば、ブレーキ制御機構を備えたブレーキシステムの車両用液圧マスタシリンダに本発明のシリンダ装置を適用することにより、良好な操作フィーリングが得られるとともに、確実なブレーキ制御を安定して得ることができる。
図1乃至図5は、本発明のシリンダ装置をプランジャタイプの車両用液圧マスタシリンダに適用した一形態例を示すもので、図1はカップシールの断面図、図2はカップシールの一部切欠き斜視図、図3は液圧マスタシリンダの断面図、図4は液圧マスタシリンダの要部拡大断面図、図5はピストン(プランジャ)の作動開始時の状態を示す説明図である。
まず、図3に示すように、液圧マスタシリンダ10は、シリンダ本体11に有底のシリンダ孔12が形成されるとともに、前記シリンダ本体11には、シリンダ孔12のシリンダ軸方向中間部に開口する第1出力ポート13と、シリンダ孔12の底部側に開口する第2出力ポート14とが形成されている。また、シリンダ本体11は、上部に一対のボス部11a,11aが突設され、両ボス部11a,11aには、シリンダ孔12に連通する第1液通孔15と第2液通孔16とがそれぞれ設けられ、該ボス部11a,11aには、グロメットシール17,17を介してリザーバ18が取り付けられる。
シリンダ孔12には、第1プランジャ19(ピストン)が第1カップシール20,第2カップシール21を介して摺動可能に内挿されるとともに、第2プランジャ22(ピストン)が第3カップシール23,第4カップシール24を介して摺動可能に内挿される。第1カップシール20は第1液通孔15のシリンダ孔開口部側に形成された第1シール溝25に、第2カップシール21は第1液通孔15のシリンダ孔底部側に形成された第2シール溝26にそれぞれ嵌着され、第3カップシール23は第2液通孔16のシリンダ孔開口部側に形成された第3シール溝27に、第4カップシール24は第2液通孔16のシリンダ孔底部側に形成された第4シール溝28にそれぞれ嵌着される。
各プランジャ19,22には、シリンダ孔開口部側に第1凹部19a,22aが、シリンダ孔底部側に第2凹部19b,22bがそれぞれ形成されている。第1プランジャ19の第1凹部19aにはプッシュロッド29が挿入され、第1プランジャ19の第2凹部19bと第2プランジャ22の第1凹部22aとの間には、シリンダ軸方向中間部に設けた第1出力ポート13と前記第1液通孔15とに通じる第1液圧室30が、第2プランジャ22の第2凹部22bとシリンダ孔12の底壁12aとの間には、シリンダ孔底部側に設けた第2出力ポート14と前記第2液通孔16とに通じる第2液圧室31がそれぞれ画成される。また、第1プランジャ19には、非作動状態で第2カップシール21よりもシリンダ孔開口部側に第1プランジャ19の内外を貫通する小径の連通ポート19cが周方向に1個以上穿設され、第2プランジャ22にも同様に、非作動状態で第4カップシール24よりもシリンダ孔開口部側に第2プランジャ22の内外を貫通する小径の連通ポート22cが周方向に1個以上穿設されている。
前記第1液圧室30には、略円筒状の第1リテーナ32と、該第1リテーナ32内に挿通され、頭部33aを第1リテーナ32の先端部に係止し、基部を第1係着板34に係着させる第1ガイドピン33と、第1プランジャ19をシリンダ孔開口部側に付勢する第1リターンスプリング35とを備えた第1スプリング機構36が配設される。また、第2液圧室31にも、第1液圧室30に配設した第1スプリング機構36と同様に、略円筒状の第2リテーナ37と、該第2リテーナ37内に挿通され、頭部38aを第2リテーナ37の先端部に係止し、基部を第2係着板39に係着させる第2ガイドピン38と、第2プランジャ22をシリンダ孔開口部側に付勢する第2リターンスプリング40とを備えた第2スプリング機構41が配設される。
シリンダ孔12は、第2シール溝26及び第4シール溝28の各シリンダ孔底部側に小径シリンダ部12b,12cがそれぞれ形成されるとともに、第2シール溝26及び第4シール溝28の各シリンダ孔開口部側には、第1液通孔15及び連通ポート19cに連通する大径シリンダ部12dと、第2液通孔16及び連通ポート22cに連通する大径シリンダ部12eとがそれぞれ形成されている。第1シール溝25及び第3シール溝27は、周知の環状シール溝であり、第1カップシール20及び第3カップシール23も周知のカップシールが用いられている。
第2シール溝26に嵌着される第2カップシール21及び第4シール溝28に嵌着される第4カップシール24は、本発明を適用したもので、同一の構造を有することから、以下の説明では、図1,図2,図4及び図5を参照して第2シール溝26及び第2カップシール21について説明し、第4シール溝28及び第4カップシール24の詳細な説明及び図示は省略する。
第2シール溝26は、周方向のシール溝底面26aと、シリンダ孔底部側面26bと、シリンダ孔開口部側面26cと、第1プランジャ19側に開口したシール溝開口26dとを有する環状溝であって、シリンダ孔底部側面26bは、シリンダ孔開口部側面26cからのシリンダ孔軸方向の長さ寸法が内周側に向けて漸次長くなり、シリンダ孔12の径方向の面に対して内周側がシリンダ孔底部側に向かって傾斜した円錐面状に形成されている。
第2カップシール21は、第2シール溝26のシリンダ孔開口部側に配置される基部21aと、該基部21aの内周側からシリンダ孔12の底部に向かってシール溝開口26dを塞ぐようにして先端がシリンダ孔底部側面26bに当接するように延設され、その内周面が第1プランジャ19の外周面に摺接する内周リップ部21bと、基部21aの外周側からシリンダ孔12の底部に向かって延設され、その外周面が第2シール溝26のシール溝底面26aに当接する外周リップ部21cとを備えている。内周リップ部21bの径方向の寸法は、外周リップ部21cの径方向の寸法より肉厚に形成されており、内周リップ部21bの外周側先端からシリンダ孔底部に向かって複数の弾性突片21dが一定の間隔を空けて周方向に等間隔で突設されている。
さらに、第2シール溝26のシリンダ孔開口部側面26cに対向する前記基部21aの基端面21eは、該基端面21eの外周側の径方向約1/2がシリンダ孔開口部側に向けて突出しており、第2カップシール21を第2シール溝26に嵌着したときに、シリンダ孔開口部側面26cの外周側であるシール溝底面26a側の部分に面接触する当接面21fとなっている。一方、基端面21eの内周側であるシール溝開口26d側の径方向約1/2は、当接面21fから内周に向かうに従ってシリンダ孔開口部側面26cから漸次離れる方向で、シリンダ孔12の径方向の面に対して鋭角に交差する円錐面からなる面圧調整部(面圧調整面)21gとなっている。この面圧調整面21gは、液圧マスタシリンダ10の非作動状態で、前記シリンダ孔開口部側面26cの内周側約1/2と、前記基端面21eの内周側約1/2とを非接触状態として隙間を形成し、液圧マスタシリンダ10の作動状態では、第1液圧室30の液圧上昇に伴って基部21aが変形することにより、前記シリンダ孔開口部側面26cの内周側約1/2と、前記基端面21eの内周側約1/2とが圧接した状態になるように形成されている。
また、前記当接面21fから外周リップ部21cの基部側外周面にわたっては、基部21aの内周側と外周側とを連通させる複数の連通溝21hが形成されている。さらに、前記当接面21fから前記弾性突片21dの先端部までの長さ寸法は、第2シール溝26の軸方向の長さ寸法よりも大きく形成され、第2カップシール21を第2シール溝26に嵌着した際に、弾性突片21dの先端部がプランジャ側に撓んだ状態で第2シール溝26のシリンダ孔底部側面26bに当接する。
第2カップシール21を第2シール溝26に嵌着していない状態において、第2カップシール21の内周面における基部21a側は、シリンダ孔12の内周面及び第1プランジャ19の外周面の双方の面に対して平行な円筒面21iとなっており、該円筒面21iより先端側、すなわち、図1に示すように、シリンダ孔軸方向中間部の点Pよりシリンダ孔底部側の内周面は、前記円筒面21iに対して直交する面Sに対して角度θでシリンダ孔底部に向かって漸次縮径する円錐面21jとなっている。この円錐面21jは、第2カップシール21を第2シール溝26に嵌着してシリンダ孔12に第1プランジャ19を内挿したときに、円錐面21jの先端部が第1プランジャ19の外周面に当接して内周リップ部21bの先端側が外周方向に僅かに弾性変形するとともに、内周リップ部21bの復元力によって円錐面21jの先端部が第1プランジャ19の外周面に確実に当接するように形成されている。また、円錐面21jの基部21a側には、第1プランジャ19との摺動抵抗を低減するための複数の環状溝21kが周方向に並設されている。
そして、円筒面21iの基部側で、基部21aの内周面部分のシリンダ孔開口部側端部には、第2カップシール21を第2シール溝26に嵌着して第1プランジャ19をシリンダ孔12に内挿したときに、基部21aによって外周側への変形が抑えられることで、第1プランジャ19の外周面への当接力が、第2カップシール21の内周面内で極大となる当接力極大部21mが設けられている。
上述のように形成された液圧マスタシリンダ10は、非作動時には、第1プランジャ19と第2プランジャ22とが第1,第2リターンスプリング35,40の弾発力によって、図3に示される位置に配設され、リザーバ18と第1液圧室30との間が、第1液通孔15から大径シリンダ部12d及び連通ポート19cを介して作動液が流通可能な状態となるとともに、リザーバ18と第2液圧室31との間が、第2液通孔16から大径シリンダ部12e及び連通ポート22cを介して作動液が流通可能な状態となっている。また、第2シール溝26と第4シール溝28との間の距離と、第1プランジャ19の連通ポート19cと第2プランジャ22の連通ポート22cとの間の距離は、同じ距離になるように設定されている。さらに、面圧調整面21gは、前記シリンダ孔開口部側面26cの内周側約1/2から離れた状態になっている。
作動時に、プッシュロッド29が第1プランジャ19をシリンダ孔底部側に押動すると、第1プランジャ19が第1液圧室30内の第1リターンスプリング35を圧縮しながらシリンダ孔12内を底部方向へ前進し、これと同時に第2プランジャ22がシリンダ孔底部方向への前進を開始する。第1液圧室30側では、第1プランジャ19が非作動状態から前進し、連通ポート19cのシリンダ孔開口部側端部が第2カップシール21の内周面のシリンダ孔開口部側端部を通過し、第1液圧室30とリザーバ18との連通が遮断された時点から第1液圧室30に液圧が発生し始め、昇圧された作動液は、第1出力ポート13を介して一方のブレーキ系統に供給される(図5(A)参照)。
このとき、第2カップシール21の内周面部分のシリンダ孔開口部側端部に前記当接力極大部21mが設けられていることから、連通ポート19cのシリンダ孔開口部側端部が当接力極大部21mを通過した時点で当接力極大部21mが第1プランジャ19の外周面に確実に当接した状態となり、第1液圧室30とリザーバ18との連通を確実に遮断することができるので、この時点で液圧を確実に発生させることができる。
さらに、第1液圧室30に液圧が発生し始めたとき、発生した液圧により、第2カップシール21には、該第2カップシール21の基部21a、内周リップ部21b及び外周リップ部21cを内側から押し広げ、基部21aをシリンダ孔開口部側面26cに、内周リップ部21bを第1プランジャ19の外周面に、外周リップ部21cをシール溝底面26aに、それぞれ押し付ける方向の力が作用する。これにより、基部21aの外周部分は、当接面21fがシリンダ孔開口部側面26cに強く圧接され、基部21aの内周部分は、面圧調整面21gとシリンダ孔開口部側面26cとの間の隙間を埋めるように変形し、面圧調整面21gがシリンダ孔開口部側面26cに圧接される状態になる。このとき、基部21aの内周部分は、基部21aの内周面を、第1プランジャ19の外周面に向けて押圧するように変形する(図5(B)参照)。
ここで、第1液圧室30に液圧が発生し始める時点では、面圧調整面21gがシリンダ孔開口部側面26cには接していないため、両面21g,26c間には面圧は発生しておらず、その後、第1液圧室30の液圧が上昇するのに伴う基部21aの内周部分の弾性変形により面圧調整面21gがシリンダ孔開口部側面26cに圧接して両面21g,26c間に面圧が発生する。この両面21g,26c間の面圧は、液圧発生前からシリンダ孔開口部側面26cに当接している当接面21fとシリンダ孔開口部側面26cとの間の面圧より小さくなるので、液圧によって圧接された両面21g,26c間に発生する面圧によって生じる両面21g,26c間の摺動抵抗を小さくでき、前述の基部21aの内周部分が径方向に伸長するような変形が、両面21g,26c間の摺動抵抗によって阻害されることはない。
したがって、第1プランジャ19が前進して連通ポート19cを遮断し、作動液が昇圧し始めた時点から、基部21aの内周面に設けられている当接力極大部21mを対向する第1プランジャ19の外周面にスムーズに押し付けることができ、第2カップシール21と第1プランジャ19との間の面圧を適正化し、確実なシール力を安定して得ることができる。これにより、第1プランジャ19の前進速度が遅いときでも、無効ストロークが大きくなることを防止でき、良好な操作フィーリングが得られる。また、第1プランジャ19の前進による第1液圧室30の液圧の上昇に伴い、内周リップ部21bの先端側に設けられている円錐面21jも第1プランジャ19の外周面に押し付けられるので、第2カップシール21によるシール性を十分に確保することができる(図5(C)参照)。
さらに、第2カップシール21に形成した弾性突片21dの先端部が、第1プランジャ19側に撓んだ状態で第2シール溝26のシリンダ孔底部側面26bに当接していることから、第2カップシール21のシリンダ軸方向の移動が規制され、無効ストロークが大きくなったり、ばらついたりすることが防止される。また、内周リップ部21bは、弾性突片21dが第1プランジャ側に撓んだ状態で第2シール溝26に嵌着されることから、この撓みに対する反力によって、内周リップ部21bが常に第1プランジャ側に付勢された状態となり、内周リップ部21bと第1プランジャ19とのシール性を確保することができる。また、内周リップ部21bの径方向の寸法を、外周リップ部21cの径方向の寸法より肉厚に形成し、内周リップ部21bの外周側先端から弾性突片21dを突出させていることから、内周リップ部21bの剛性を向上させることができ、安定したシール性を確保できるとともに、外周リップ部21cを内周リップ部21bと同程度の通常の肉厚にしたものに比べて、弾性突片21dが第1プランジャ方向に撓むスペースを大きく取ることができる。
また、第2シール溝26のシリンダ孔底部側面26bを、シリンダ孔開口部側面26cからの軸方向の長さ寸法が内周側に向けて漸次長くなる円錐面状に形成していることにより、弾性突片21dの撓みに対する反力のうち、内周方向に作用する分力が大きくなるので、より確実に内周リップ部21bを第1プランジャ側に付勢させることができるとともに、第2シール溝26は、シール溝開口26d側が拡開した形状となっているので、第2カップシール21の第2シール溝26への組み付け性を向上させることができ、弾性突片21dの先端部を容易に第1プランジャ方向へ撓ませることができる。
さらに、第1プランジャ19が初期位置まで後退する際には、弾性突片21dが一定の間隔を空けて設けられ、隣り合う弾性突片21dとの間には隙間が形成されていることから、この隙間と前記連通溝21hとを介して、作動液がリザーバ18側から第1液圧室30に良好に流入することができ、第2カップシール21を無理に変形させることがない。
また、非作動時における連通ポート19cの位置を第2カップシール21の基部21aよりもシリンダ孔開口部側に配置できるので、連通ポート19cを通過する作動液の流れを円滑にすることができ、例えば、ブレーキ制御機構を備えたブレーキシステムの車両用液圧マスタシリンダに本発明のシリンダ装置を適用した場合、ブレーキ制御機構の作動による作動液の流れを妨げることがない。さらに、内周リップ部21bの内周面全体を第1プランジャ側に強く押し付ける場合に比べてカップシール全体としての摺動抵抗増加を最小限に抑えることができるので、良好な操作フィーリングが得られる。
前記当接力極大部21mは、任意の形状、構造で形成することができ、例えば、内周リップ部21bの周方向に適宜な凹凸を形成することによって当接力極大部とすることもできるが、無効ストロークの短縮や、非作動時における連通ポートの液流れの向上のために、カップシールの内周面における基部側に設けることが好ましく、さらに、径方向寸法が大きな基部21aの内周面部分に設けることによって当接力極大部21mを容易に形成することができるとともに、当接力極大部21mを設ける部分を、シリンダ孔12の内周面やピストン(第1プランジャ19,第2プランジャ22)の外周面に対して略平行な円筒面21iとすることにより、カップシール21,24の形状を簡略化することができる。また、内周リップ部21bの先端内周面は、当接力極大部と同じような円筒面とすることもできるが、前述のような円錐面21jとすることによって液圧室側の液圧が上昇したときのシール性を高めることができる。
さらに、前記当接面21fと面圧調整面21gとの境界の位置は、径方向において、前記内周リップ部21bの延設基端部よりも外周側、すなわち、内周リップ部21bの外周側の面を延長して基端面21eと交わった位置より外周側に設定することにより、境界が基部内周に近い位置にある場合に比べて基部21aの変形量及び第1プランジャ19に向けての押圧力を十分に確保することができる。さらに、前記境界の位置は、前記外周リップ部21cの延設基端部よりも内周側、すなわち、外周リップ部21cの内周側の面を延長して基端面21eと交わった位置より内周側に設定することが好ましく、境界が基部外周に近い位置にあると、基部21aの変形量が大きくなりすぎて安定性が損なわれるおそれがある。また、面圧調整面21gの形状は、前述の円錐面に限らず、球面状に形成することも可能である。
第2液圧室31側においても、前述の第1液圧室30側と同様に、第2プランジャ22が非作動状態から前進し、連通ポート22cのシリンダ孔開口部側端部が第4カップシール24の基部24aを通過し、当接力極大部によって第2液圧室31とリザーバ18との連通が遮断される時点から第2液圧室31に液圧が発生し始め、昇圧された作動液は、第2出力ポート14を介して、他方のブレーキ系統に供給される。
なお、本形態例では、シリンダ孔底部側の内周面を円錐面として液圧上昇時のシール性を向上させているが、円筒面や凹凸面としてもよい。また、面圧調整部を設けることで当接力極大部をより確実にピストンに押し付けられるようにしているが、面圧調整部を設けなくてもよい。
本発明のシリンダ装置に用いるカップシールの一形態例を示す断面図である。 同じくカップシールの一部切欠き斜視図である。 本発明のシリンダ装置を適用した液圧マスタシリンダの断面図である。 同じく液圧マスタシリンダの要部拡大断面図である。 ピストンの作動開始時の状態を示す説明図である。
符号の説明
10…液圧マスタシリンダ、11…シリンダ本体、11a…ボス部、12…シリンダ孔、12a…底壁、12b,12c…小径シリンダ部、12d,12e…大径シリンダ部、13…第1出力ポート、14…第2出力ポート、15…第1液通孔、16…第2液通孔、17…グロメットシール、18…リザーバ、19…第1プランジャ、19a…第1凹部、19b…第2凹部、19c…連通ポート、20…第1カップシール、21…第2カップシール、21a…基部、21b…内周リップ部、21c…外周リップ部、21d…弾性突片、21e…基端面、21f…当接面、21g…面圧調整面、21h…連通溝、21i…円筒面、21j…円錐面、21k…環状溝、21m…当接力極大部、22…第2プランジャ、22a…第1凹部、22b…第2凹部、22c…連通ポート、23…第3カップシール、24…第4カップシール、25…第1シール溝、26…第2シール溝、26a…シール溝底面、26b…シリンダ孔底部側面、26c…シリンダ孔開口部側面、26d…シール溝開口、27…第3シール溝、28…第4シール溝、29…プッシュロッド、30…第1液圧室、31…第2液圧室、32…第1リテーナ、33…第1ガイドピン、33a…頭部、34…第1係着板、35…第1リターンスプリング、36…第1スプリング機構、37…第2リテーナ、38…第2ガイドピン、38a…頭部、39…第2係着板、40…第2リターンスプリング、41…第2スプリング機構

Claims (7)

  1. シリンダ本体に形成された有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔に設けられた環状のシール溝と、該シール溝に嵌着したカップシールと、該カップシールを介して前記シリンダ孔に摺動可能に内挿されたピストンとを備えたシリンダ装置において、前記シール溝は、周方向のシール溝底面と、シリンダ孔底部側面と、シリンダ孔開口部側面と、ピストン側に開口したシール溝開口とを有し、前記カップシールは、前記シール溝のシリンダ孔開口部側に配置される基部と、該基部の内周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて内周面が前記ピストンの外周面に摺動可能に当接する内周リップ部と、前記基部の外周側からシリンダ孔底部に向けて延設されて外周面が前記シール溝底面に当接する外周リップ部とを備え、前記カップシールを前記シール溝に嵌着して前記ピストンを前記シリンダ孔に内挿した状態で、前記カップシールの内周面における前記基部側に、ピストンへの当接力が該カップシールの内周面内で極大となる当接力極大部を設けたことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記当接力極大部は、前記基部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシリンダ装置。
  3. 前記当接力極大部は、前記シリンダ孔の内周面及び前記ピストンの外周面の少なくともいずれか一方の面に対して平行に形成された円筒面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のシリンダ装置。
  4. 前記円筒面よりシリンダ孔底部側のカップシールの内周面は、該内周面が前記ピストンに当接していない状態で、前記当接力極大部を設けた円筒面に対してシリンダ孔底部に向かって漸次縮径する円錐面で形成されていることを特徴とする請求項3記載のシリンダ装置。
  5. 前記カップシールは、前記シール溝のシリンダ孔開口部側面に対向する前記基部の基端面に、該基端面からシリンダ孔開口部に向けて突出し、突出端が前記シリンダ孔開口部側面に当接する当接部を有するとともに、該当接部よりも内周側の前記基端面に、該シリンダ装置の非作動状態で前記シリンダ孔開口部側面の内周側と非接触状態となり、該シリンダ装置の作動状態で前記シリンダ孔開口部側面の内周側に圧接状態となる面圧調整部を有していることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のシリンダ装置。
  6. 前記面圧調整部は、前記当接部から内周側に向かって前記シリンダ孔開口部側面から漸次離れる方向で、シリンダ孔の径方向の面に対して鋭角に交差する円錐面で形成されていることを特徴とする請求項5記載のシリンダ装置。
  7. 前記シリンダ装置が、車両用液圧マスタシリンダであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載のシリンダ装置。
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