JPS62166370U - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるカツプ形シールリングの
一実施例を示す拡大断面図、第２図ａ〜ｉは第１
図に示したカツプ形シールリングを理論解析して
得られた結果を示す図、第３図は本考案によるカ
ツプ形シールリングを使用し得る装置（ブレーキ
タンデムマスタシリンダ）の一例を示す部分断面
図、第４図ａ〜ｉは従来のカツプ形シールリング
を理論解析して得られた結果を示す図である。 符号の説明、１０……カツプ形シールリング、
１１……ベース部、１１ａ……溝底壁側円錐状周
面、１１ｂ……摺動壁側円錐状周面、１１ｃ……
テーパ状の切欠、１１ｄ……ランド、１１ｄ１…
…平坦面、１１ｄ２……テーパ面、１２，１３…
…リツプ部、Ａ……環状取付溝、Ａ１……底壁、
Ｂ……摺動壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内外周にそれぞれ円錐状周面を有する環状のベ
   ース部と同ベース部の内周部及び外周部からそれ
   ぞれ前方に延びる環状の内側リツプ部及び外側リ
   ツプ部によつて断面略Ｕ字状に形成されて、前記
   両リツプ部のいずれか一方の周面をピストンの外
   周又はシリンダの内周に形成した環状取付溝の底
   壁に当接させた状態にて同環状取付溝内に嵌挿さ
   れ、また前記両リツプ部の他方の周囲を前記ピス
   トン又はシリンダに対して相対的に摺動可能なシ
   リンダ又はピストンの摺動壁に摺動可能に当接さ
   せた状態にて使用されて、前方から内圧を受けた
   とき変形してシール機能を発揮するカツプ形シー
   ルリングにおいて、前記ベース部における前記環
   状取付溝の底壁に対向する溝底壁側円錐状周面に
   当該ベース部の略中央から後端に至るテーパ状の
   切欠を形成し、また前記ベース部における前記摺
   動壁に対向する摺動壁側円錐状周面に当該ベース
   部の略中央にあつて前記内圧が設定値未満である
   とき前記摺動壁に所定の隙間をもつて対向しかつ
   前記内圧が設定値以上となつたとき前記摺動壁に
   当接する所定巾の環状平坦面と同平坦面の後端か
   ら当該ベース部の後端に至る部位にあつて前記摺
   動壁から離れる方向に傾斜するテーパ面を有する
   ランドを形成したことを特徴とするカツプ形シー
   ルリング。