JP2010069176A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にはない新たな図柄の変動演出を提供する。
【解決手段】第1特別図柄と第2特別図柄を配置し、それぞれに対応する始動口に遊技球が入賞することによって図柄変動を開始する。第1特別図柄の変動中に第2特別図柄の変動が開始した場合は、第1特別図柄の変動を停止し、第2特別図柄の変動が終了した後に、残りの変動期間を消化させて停止表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動口及び電動チャッカーと、複数個の図柄を可変表示可能な可変表示領域を備え、始動口又は電動チャッカーに遊技球が入賞すると、可変表示領域の図柄を所定時間変動して、変動後の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、遊技者に有利な遊技状態(以下、大当りという)を発生させるようにしている。
また、この種の遊技台の中には、遊技球の始動口への入賞による当否抽選よりも遊技球の電動チャッカーへの入賞による当否抽選を有利に設定した遊技台がある。
特開2007−7094号公報
しかしながら、従来の遊技台では、始動口への入賞に基づく変動と電動チャッカーへの入賞に基づく変動とを同時に表示しない。すなわち、遊技球の始動口への入賞による変動が行われているときに遊技球の電動チャッカーへの入賞があったとしても、始動口への入賞による変動が終わるまで始動口よりも有利な当否抽選を行う電動チャッカーによる変動は行われない。このため、遊技者の遊技に対する興趣が低下する恐れがあった。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、次のように構成される。
本発明の第1の態様は、第1の所定条件の成立に基づいて所定の表示手段で第1識別情報の変動表示を開始するとともに第2の所定条件の成立に基づいて前記所定の表示手段で第2識別情報の変動表示を開始する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第1識別情報の変動表示を停止するタイミングを変化させることを特徴とする。
よって、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示中に第2の所定条件が成立した場合、第2識別情報の変動表示を開始するとともに第1識別情報の変動表示を停止するタイミングを変化させる。このため、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示を停止するか否かに関わらずに第2の所定条件が成立したことに基づいて第2識別情報の変動表示を確実に開始することができる。すなわち、第2識別情報の変動表示を確実に遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1の所定条件の成立に基づいて遊技者にとって有利な第1遊技状態(突確)又は前記第1遊技状態よりも有利な第2遊技状態(確変)を開始するか否かの抽選を行うとともに、前記第2の所定条件の成立に基づいて前記第2遊技状態を開始するか否かの抽選を行う抽選手段と、前記所定の表示手段が第1の所定表示態様(特図1・135)となったときに前記第1遊技状態を開始し、前記所定の表示手段が第2の所定表示態様(特図1・777、特図2・七七七)となったときに前記第2遊技状態を開始する遊技制御手段と、を備えたことを特徴とする。
よって、抽選手段は、第1の所定条件の成立に基づいて第1遊技状態又は第1遊技状態よりも有利な第2遊技状態を開始するか否かの抽選を行うとともに、第2の所定条件の成立に基づいて第2遊技状態を開始するか否かの抽選を行う。すなわち、第1の所定条件の成立に基づく抽選及び変動表示よりも第2の所定条件の成立に基づく抽選及び変動表示の方が遊技者にとって有利となる。また、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示を停止するか否かに関わらずに第2の所定条件が成立したことに基づいて第2識別情報の変動表示を確実に開始することができる。すなわち、第1識別情報の変動表示よりも有利な第2識別情報の変動表示を確実に遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後に前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする。
よって、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示中に第2の所定条件が成立した場合、第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後に第1識別情報の変動表示を停止する。このため、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示を停止するより前に第2識別情報の変動表示を停止することができ、第1識別情報の変動表示よりも遊技者にとって有利な第2識別情報の変動表示を優先して遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1識別情報の変動表示の開始から停止までの時間を所定の変動時間として決定する変動時間決定手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後、前記第1識別情報の変動表示の開始から前記第2の所定条件の成立までの時間を前記所定の変動時間から差し引いた時間経過後に前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする。
よって、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示中に第2の所定条件が成立した場合、第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後、第1識別情報の変動表示の開始から第2の所定条件の成立までの時間を所定の変動時間から差し引いた時間経過後に第1識別情報の変動表示を停止する。このため、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示を停止するより前に第2識別情報の変動表示を停止することができ、第1識別情報の変動表示よりも遊技者にとって有利な第2識別情報の変動表示を優先して遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記表示制御手段は、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする。
よって、第1の所定条件の成立に基づいて抽選手段が第2遊技状態を開始すると決定し且つ第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に第2の所定条件が成立した場合、表示制御手段は、第2識別情報の変動表示を開始するとともに第2識別情報による第2の所定表示態様を表示する。すなわち、第1識別情報による第2の所定表示態様よりも第2識別情報による第2の所定表示態様を優先して遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第1遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立し且つ前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定した場合、前記表示制御手段は、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする。
よって、第1の所定条件の成立に基づいて抽選手段が第1遊技状態を開始すると決定し且つ第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に第2の所定条件が成立し且つ抽選手段が第2遊技状態を開始すると決定した場合、表示制御手段は、第2識別情報の変動表示を開始するとともに第2識別情報による第2の所定表示態様を表示する。すなわち、遊技制御手段は、第1遊技状態よりも第2遊技状態を優先して開始することができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする。
よって、表示制御手段は、第1識別情報の変動表示中に第2の所定条件が成立した場合、第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示を停止した後に第2識別情報の変動表示を開始する。このため、表示制御手段は、第2の所定条件が成立したことに基づいて第1識別情報の変動表示を停止した後に第2識別情報の変動表示を確実に開始することができる。すなわち、第1識別情報の変動表示よりも遊技者にとって有利な第2識別情報の変動表示を第2の所定条件が成立したことに基づいて確実に遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記表示制御手段は、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示をハズレ表示態様で停止するとともに前記第2識別情報の変動表示を開始して前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする。
よって、第1の所定条件の成立に基づいて抽選手段が第2遊技状態を開始すると決定し且つ第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に第2の所定条件が成立した場合、表示制御手段は、第2の所定条件が成立したことに基づいて第1識別情報の変動表示を停止するとともに第2識別情報の変動表示を開始して第2識別情報による第2の所定表示態様を表示する。すなわち、第1識別情報による第2の所定表示態様よりも第2識別情報による第2の所定表示態様を優先して遊技者に見せることができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また本発明の別の態様では、更に、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第1遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立し且つ前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定した場合、前記表示制御手段は、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示をハズレ表示態様で停止するとともに前記第2識別情報の変動表示を開始して前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする。
よって、第1の所定条件の成立に基づいて抽選手段が第1遊技状態を開始すると決定し且つ第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に第2の所定条件が成立し且つ抽選手段が第2遊技状態を開始すると決定した場合、表示制御手段は、第2の所定条件が成立したことに基づいて第1識別情報の変動表示を停止するとともに第2識別情報の変動表示を開始して第2識別情報による第2の所定表示態様を表示する。すなわち、遊技制御手段は、第1遊技状態よりも第2遊技状態を優先して開始することができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
本発明に係る遊技台によれば、従来にはない新規の遊技性を提供でき、遊技の興趣が高めることができる。
まず、図1を用いて、本発明の実施例1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面(遊技者側)から見た状態を示す略示正面図である。
パチンコ機100は、前面扉の奥側に視認可能に配設された遊技盤(盤面)102を備えている。この遊技盤102には、遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある。)を遊技盤102の中央に位置する遊技領域に案内するための外レール106と内レール108を配設している。
遊技領域の中央やや上側には、横長の装飾図柄表示装置110を配設し、この装飾図柄表示装置110右下には、普通図柄表示装置111と、第1特別図柄表示装置113と、第2特別図柄表示装置115と、普通図柄保留ランプ112と、第1特別図柄保留ランプ114と、第2特別図柄保留ランプ116と、高確中ランプ117を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置110は、装飾図柄(図2参照)を表示するための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置によって構成する。この装飾図柄表示装置110は、左図柄表示領域、中図柄表示領域、右図柄表示領域の3つの表示領域に分割し、各々の表示領域に異なった装飾図柄を表示することを可能としている。
普図表示装置111は、普図(図2参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置113及び第2特図表示装置115は、特図(図2参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ112は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技の開始を2つまで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ114及び第2特図保留ランプ116は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技の開始を4つまで保留することを可能としている。高確中ランプ117は、遊技状態が高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、これらの表示装置やランプの周囲には、一般入賞口122と、普図始動口124と、第1特図始動口120と、第2特図始動口121と、可変入賞口130を配設している。
一般入賞口122は、本実施例では左右に2つずつ配設しており、この一般入賞口122への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口122に入賞した場合)、後述する払出装置402を駆動し、所定の個数(本実施例では10個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出する。貯留皿144に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口122に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口124は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では左右に1つずつ配設している。普図始動口124を通過した球は一般入賞口122に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口124を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置112による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口120は、本実施例では中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口120への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置402を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出するとともに、第1特図表示装置113による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口120に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口121は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口120の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口121は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置111が当たり図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口121への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置402を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出するとともに、第2特図表示装置115による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口121に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口130は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技領域の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口130は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選し、第1特図表示装置113が大当たり図柄を停止表示した場合に、その大当たりの種別によって、扉部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口130への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置402を駆動し、所定の個数(本実施例では15球)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出する。なお、可変入賞口130に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材105や、内レール108の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口103を設けている。
遊技盤102の下方には、後述する発射モータ452によって回動する発射杆138と、この発射杆138の先端部に取り付けられて球を遊技領域に向けて打ち出す発射槌140と、この発射槌140によって打ち出す球を外レール106に導くための発射レール142と、球を一時的に貯留すると共に、貯留している球を順次、発射レール142に供給するための貯留皿144と、遊技者による押下操作が可能であり、所定の時期にその操作を検出した場合に上記装飾図柄表示装置110などによる演出表示を変化させるためのチャンスボタン146を配設している。
また、発射杆138および発射槌140の下方には、発射杆138を制御して遊技領域に向けて球の発射強度の操作を行うための操作ハンドル148を配設していると共に、貯留皿144の下方には、貯留皿144に貯留できない溢れ球を貯留するための下皿150を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が貯留皿144に貯留している球を発射レール142の発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル148の操作量に応じた強度で発射モータ452を駆動し、発射杆138および発射槌140によって外レール106、内レール108を通過させて遊技領域に打ち出す。そして、遊技領域の上部に到達した球は、風車105などによって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や特図始動口(第1特図始動口120、第2特図始動口121)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口124を通過するのみでアウト口103に到達する。
次に、図2(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の各特図表示装置、装飾図柄表示装置110、普図表示装置111が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
図2(a)は特図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の特図の停止表示態様には、大当たり図柄である「特図1」と、確変図柄である「特図2」と、ハズレ図柄である「特図3」と、突然確変(突確)図柄である「特図4」の4種類がある。第1特図始動口120または第2特図始動口121に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として特図変動遊技を開始した場合には、第1特図表示装置113または第2特図表示装置115は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図の変動表示」を行う。そして、特図の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図変動遊技の当選を報知する場合には「特図1」を停止表示し、特別変動遊技の確変当選を報知する場合には「特図2」を停止表示し、特図変動遊技のハズレを報知する場合には「特図3」を停止表示し、特別変動遊技の突確当選を報知する場合には「特図4」を停止表示する。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
図2(b)は普図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図1」と、外れ図柄である「普図2」の2種類がある。普図始動口124を球が通過したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として普図表示遊技を開始した場合には、普図表示装置112は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図1」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図2」を停止表示する。
図2(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施例の装飾図柄には、大きく分けて、第1装飾図柄と、第2装飾図柄とが存在し、第1装飾図柄は、「第1装飾1」〜「第1装飾8」の8種類がある。
第1特図始動口120に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置110の各図柄表示領域に、「第1装飾1」→「第1装飾2」→「第1装飾3」→・・・・「第1装飾7」→「第1装飾8」→「第1装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、大当たりを報知する場合には、大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「第1装飾2−第1装飾2−第1装飾2」))を停止表示し、特別大当たり(確変大当たり)を報知する場合には、確変大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「第1装飾1−第1装飾1−第1装飾1」))を停止表示する。なお、大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、大当たり遊技、または確変大当たり遊技を開始し、確変大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、確変大当たり遊技を開始する。また、外れを報知する場合には、大当たりに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示した後で、保留している装飾図柄の変動表示があれば、その変動表示を開始する。
図2(d)は、第2装飾図柄の一例を示した図であり、第2装飾図柄は、「第2装飾1」〜「第2装飾8」の8種類があり、第2特図始動口121に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置110の各図柄表示領域に、「第2装飾1」→「第2装飾2」→「第2装飾3」→・・・・「第2装飾7」→「第2装飾8」→「第2装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、大当たりを報知する場合には、大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「第2装飾2−第2装飾2−第2装飾2」))を停止表示し、特別大当たり(確変大当たり)を報知する場合には、確変大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「第2装飾1−第2装飾1−第2装飾1」))を停止表示する。なお、大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、大当たり遊技、または確変大当たり遊技を開始し、確変大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、確変大当たり遊技を開始する。また、外れを報知する場合には、大当たりに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示した後で、保留している装飾図柄の変動表示があれば、その変動表示を開始する。
次に、図3を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主に演出の制御を行う演出制御部350と、主制御部300が送信するコマンドに応じて、主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部400と、遊技球の発射制御を行う発射制御部450と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部500によって構成している。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する演出制御部350についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発信器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発信器314が出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路316(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ318が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路316および基本回路302に出力するためのセンサ回路320と、第1特図表示装置113及び第1特図表示装置115の表示制御を行うための表示回路322と、普図表示装置111の表示制御を行うための表示回路324と、普図保留ランプ112や特図保留ランプ114、116の表示制御を行うための表示回路328と、各特図始動口や可変入賞口130等を開閉駆動する各種ソレノイド330を制御するためのソレノイド回路332を接続している。
なお、各特図始動口に球が入賞したことを球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、各特図始動口に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、各特図始動口に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路324を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路550にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、演出制御部350にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、演出制御部350および払出制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と演出制御部350および払出制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は演出制御部350および払出制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、演出制御部350および払出制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
次に、パチンコ機100の演出制御部350について説明する。
演出制御部350は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて演出制御部350の全体を制御する基本回路352を備えており、この基本回路352には、CPU354と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM356と、一時的にデータを記憶するためのRAM358と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O360と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ362を搭載している。この基本回路352のCPU354は、水晶発信器364が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路352には、スピーカ366(およびアンプ)の制御を行うための音源IC368と、各種ランプ370の制御を行うための表示回路372と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)110の制御を行うための液晶制御回路374と、チャンスボタン146を検出するためのチャンスボタン検出回路364を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部400、発射制御部450、電源制御部500について説明する。
払出制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置402を制御すると共に、払出センサ404が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部406を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット552との通信を行う。
発射制御部450は、払出制御部400が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、操作ハンドル148内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による操作ハンドル148の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆138および発射槌140を駆動する発射モータ452の制御や、貯留皿144から発射レール142に球を供給する球送り装置453の制御を行う。
電源制御部500は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、演出制御部350等の各制御部や払出装置402等の各装置に供給する。さらに、電源制御部500は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
次に、図4を用いて、第1特別図柄の変動時間が、第2特図始動口に入賞が発生したことによって変化が生じる様子を説明する。
本実施例では、第1特別図柄の変動と、第2特別図柄の変動に優先順位をつけており、優先度の低い第1特別図柄の変動中に、優先度の高い第2特別図柄が変動を開始した場合は、第1特別図柄の変動を保持し、先に第2特別図柄の変動停止制御を行うように構成されている。具体例に説明すると、図4では、上側に第1特別図柄の変動期間が、下側に第2特別図柄の変動期間が示されている。第1特図は、通常状態では、第1特図始動口120に入賞が発生したタイミングAで変動が開始し、一定時間経過したタイミングDで変動停止するが、この変動期間b中に、第2特図始動口121に入賞が発生した場合、その入賞タイミングCから、第2特別図柄の変動期間aが終了するタイミングEまで、変動時間を監視するタイマの更新を停止させた後に、残りの変動期間cを消化して、タイミングFにて変動を停止する制御が行われる。つまり、第2特別図柄の変動期間aの分、変動期間が延長される。
次に、図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300には、電源が投入されるとリセット信号を出力するリセット信号出力回路を設けている。このリセット信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って処理を実行し、まず、S101で各種の初期設定を行う。この初期設定では、入出力ポートの初期設定、各種変数の初期化、後述する主制御部タイマ割り込み処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理等を行う。
S102では、復帰データ(前回、電源が遮断された時点における制御状態を復帰させるための情報を保存したデータ)をRAM308が記憶しているか否かを判断する。そして、復帰データをRAM308に記憶していた場合にはS103に進み、記憶していなかった場合にはS104に進む。
S103では、復帰データを用いて、電源の遮断前の状態に復帰する。例えば、電源の遮断前に行っていた処理が後述するS104における所定の乱数カウンタの更新を行う直前の処理の場合は、その所定の乱数カウンタの更新から開始する。
S104では、ソフトウェア乱数カウンタの更新を行う。ここでは、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始する定期割り込み処理を行っている間を除いて、このS104の処理を繰り返し実行する。
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割り込みを発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割り込みを契機として主制御部タイマ割り込み処理を所定の周期で開始する。
S201では、I/O310の入力ポートの値を取得して、各種センサ318の状態を検出する。例えば、各特図始動口に球が入球していることを検出した場合にオン信号を出力する球検出センサからの信号を入力する。他の入賞口、ゲート等についてもそれぞれ対応する球検出センサを設けており、これら球検出センサからの信号を入力している。入力した結果は、RAM308に各種センサごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶しておく。
S202では、ソフトウェア乱数カウンタの更新を行う。ここでは、主制御部300で使用する普図当選乱数値および特図乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタと、上記の普図当選乱数値、および特図乱数値の初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上記の初期値記憶領域に記憶しておく。これらの処理の後でS104で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行う。なお、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上記の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
S203では、上記S201で各種センサから入力した信号の状態に基づいて入賞検出を行う。この入賞検出では、入賞口(一般入賞口122、各特図始動口、および可変入賞口130)に入賞(入球)があった場合には、RAM308に設けた賞球数記憶領域の値に入賞口ごとに予め定めた賞球数を加算したり、各特図始動口に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が4未満である場合には、カウンタ回路316のカウンタ値記憶用レジスタから値を特図当選乱数値として取得する。また、上記の特図乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図乱数値として取得し、RAM308に設けた乱数値記憶領域に特図当選乱数値と共に記憶する。また、普図始動口124を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が2未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた上記特図用とは別の乱数値記憶領域に記憶する。
S204では、特図変動遊技に関する処理(特図関連処理)を行う。この特図関連処理では、特図変動遊技および可変入賞口130の開閉制御を行っておらず、且つ、保留している特図変動遊技の数が1以上である場合に、大当たり判定テーブル、高確率状態移行判定テーブル、タイマ番号決定テーブル等を使用した各種抽選のうち、最初に大当たり判定を行う。具体的には、S203で乱数値記憶領域に記憶した特図当選乱数値が、大当たり判定テーブルの特図始動口用抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲である場合には、特図変動遊技の当選と判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に大当たりとなることを示す情報を設定する(以下、大当たりの情報をRAM308に設定することを「大当たりフラグをオンに設定する」という)。一方、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲以外である場合には、特図変動遊技の外れと判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に外れとなることを示す情報を設定する(以下、外れの情報をRAM308に設定することを「大当たりフラグをオフに設定する」という)。
大当たりフラグにオンを設定した場合には、次に確変移行判定を行う。具体的には、S203で乱数値記憶領域に記憶した特図乱数値が、移行判定乱数の数値範囲であるか否かを判定し、特図乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、RAM308に設けた確変(確率変動)フラグの格納領域に、特別大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する。(以下、特別大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを「確変フラグをオンに設定する」という)。一方、特図乱数値が抽選データの数値範囲以外である場合には、上記の確変フラグの格納領域に、大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する(以下、大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを「確変フラグをオフに設定する」という)。
大当たり判定の結果に関わらず、次にタイマ番号を決定する処理を行う。具体的には、上記特図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を特図タイマ乱数値として取得する。大当たりフラグの値、および取得した特図タイマ乱数値を、タイマ乱数の数値範囲に対応するタイマ番号を選択し、RAM308に設けた所定のタイマ番号格納領域に記憶する。さらに、そのタイマ番号に対応する変動時間をRAM308に設けた所定の変動時間格納領域に記憶して処理を終了する。なお、割り込み処理の開始周期である2msを考慮して、選択した変動時間の値に2000を掛けた値を変動時間記憶領域にセットする。例えば、変動時間が5秒の場合には、変動時間記憶領域には10000の値を初期値としてセットし、後述するタイマ更新処理(S208)を実行する度に、この変動時間記憶領域の値を1だけ減算するようにすることで、割り込み処理の実行回数により時間の経過を計測できるようにしている。
その他、変動時間記憶領域の値が1から0になったタイミングで開始する特図変動関連処理で、大当たりフラグがオンの場合には各特図表示装置に図2(a)に示す特図1、大当たりフラグがオフの場合には、図2(a)に示す特図3を表示するように設定すると共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するように設定する。この設定により特図の停止表示を行い、特図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、大当たりフラグがオンの場合には、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定する。大当たりフラグがオフの場合に、保留している特図変動遊技の数が1以上であれば、上記大当たり判定等特図変動遊技を開始する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口130に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力ように設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するように設定する。
この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば15ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図変動関連処理で、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミングで開始する特図変動関連処理では、保留している特図変動遊技の数が1以上であれば、上記大当たり判定等特図変動遊技を開始する。なお、保留している特図変動遊技の数は、RAM308に設けた特図保留数記憶領域に記憶するようにしており、大当たり判定をするたびに、保留している特図変動遊技の数から1を減算した値を、この特図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。
S205では、普図変動遊技に関する処理(普図関連処理)を行う。この普図関連処理では、普図変動遊技および第2特図始動口121の開閉制御を行っておらず、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上記乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。
次に、上記普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置111に普図を変動表示する時間を1つ選択し、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶し、普図表示装置111による普図の変動表示の開始の設定を行い、処理を終了する。
普図を変動表示する時間が経過したタイミングにおける普図関連処理では、当りフラグがオンの場合には、図2(b)に示す普図1を普図表示装置112に表示する設定をし、当りフラグがオフの場合には、図2(b)に示す普図2を表示する設定をすると共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するように設定する。この設定により普図の停止表示を行い、普図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミングで開始する普図変動関連処理では、当りフラグがオンの場合には、所定の開放期間(例えば2秒間)第2特図始動口121の羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を開放状態に保持する信号を出力ように設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミングで開始する普図変動関連処理では、第2特図始動口121の羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するように設定すると共に、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材の閉鎖状態の保持するように設定する。
また、所定の閉鎖期間を経過したタイミングで開始する普図変動関連処理では、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上記当り判定処理等普図変動遊技を開始する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。
S206では、演出制御部350に対して制御コマンド(演出コマンド)を送信する。なお、この制御コマンドには、上記S204で大当たり判定を行った場合に送信する変動開始コマンド、上記変動時間記憶領域の値が1から0になったタイミングで送信する変動停止コマンド、上記所定の開放期間の開始の毎に送信するラウンド開始情報等があり、上記変動開始コマンドには、変動時間(例えば選択したタイマ番号)、確変フラグのオン/オフの情報、大当たりフラグのオン/オフの情報等を含み、ラウンド開始コマンドには大当たりを開始してから可変入賞口130を開放させた回数を示す情報(例えばラウンド数)等を含めるようにしている。また、払出制御部400に対して払出コマンドを送信する。なお、この払出コマンドには、上記賞球数記憶領域の値に基づく賞球数等を含めるようにしている。
S207では、各種ソレノイドを駆動して第2特図始動口121や、可変入賞口130の開閉を制御したり、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路550に出力する。また、表示回路322、324、328を介して普図表示装置111、各特図表示装置や各種状態表示部326等に出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
S208では、普通図柄表示装置111や各図柄表示装置に図柄を変動・停止表示する時間、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間等を計時するためのタイマ等を含む各種タイマを更新する。
S209では、電源制御部500から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路が、所定の値以下である場合に電圧が低下したことを示す電圧低下信号を出力しているか否か、すなわち電源の遮断を検知したか否かを監視し、電源の遮断を検知した場合には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行う。
次に、図7を用いて、装飾図柄表示装置において、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が、特図の抽選結果によってどのように変化するのかを説明する。なお、装飾図柄は、上段側に第1装飾図柄が、下段側に第2装飾図柄が表示される。
図7(a)では、第1特図の抽選結果がハズレで、第2特図の抽選結果がハズレだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示される。次に、第1装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示される。
図7(b)では、第1特図の抽選結果が確変大当たりであった場合に、第2特図の抽選結果にかかわらず第2装飾図柄を確変大当たりの停止態様で表示する変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、確変大当たりの停止態様が表示される。
図7(c)では、第1特図の抽選結果が大当たりで、第2特図の抽選結果がハズレ又は大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、大当たりの停止態様が表示される。
図7(d)では、第1特図の抽選結果にかかわらず、第2特図の抽選結果が確変大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第1装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、確変大当たりの停止態様が表示される。
図7(e)では、第1特図の抽選結果が突確大当たりで、第2特図の抽選結果がハズレ又は大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、突確大当たりの停止態様が表示される。
次に、図8を用いて、第1特別図柄表示装置113及び第2特別図柄表示装置115の変動時間を変更する特図変動時間変更処理の説明を行う。特図変動時間変更処理は割り込み処理にて行われる。
S301では、第2特図始動口121へ入賞したか否かを判別し、入賞がなければ割り込み処理から復帰する。入賞が発生した場合には、S302に移行する。
S302では、第1特図が変動中であるか否かを変別し、変動中でなければ、割り込み処理から復帰する。入賞が発生した場合には、S303に移行する。
S303では、第1特図の変動タイマを、第2特図変動時間だけ増加させる。
S304では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、確変大当たりか否かを判別し、確変大当たりであれば、S305に移行する。
S305では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様を確変大当たりに変更する。
S306では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果及び停止態様を、ハズレに変更する。
S304の判別で、確変大当たりでなかった場合には、S307において、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、大当たりか否かを判別し、大当たりであれば、S308に移行する。
S308では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果が確変大当たりではないか否かを判別し、確変大当たりであれば処理を抜けて復帰する。確変大当たりではなかった場合はS309に移行する。
S309では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様を大当たりに変更する。
S310では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様をハズレに変更する。
S307の判別で、抽選結果が大当たりでなかった場合には、S311において、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、突確大当たりか否かを判別し、突確大当たりでなければ処理を抜けて復帰する。突確大当たりであれば、S312に移行する。
S312では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果が大当たりではないか否かを判別し、大当たりでなければ処理を抜けて復帰する。確変大当たりだった場合はS313に移行する。
S313では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様をハズレに変更する。
次に、本発明の第2実施形態の説明を以下行う。
図9は、第1特別図柄の変動時間が、第2特図始動口に入賞が発生したことによって変化が生じる様子を説明する。
本実施例では、第1特別図柄の変動と、第2特別図柄の変動に優先順位をつけており、優先度の低い第1特別図柄の変動中に、優先度の高い第2特別図柄が変動を開始した場合は、第1特別図柄の変動を終了させ、後に第2特別図柄の変動停止制御を行うように構成されている。具体例に説明すると、図9では、上側に第1特別図柄の変動期間が、下側に第2特別図柄の変動期間が示されている。第1特図は、通常状態では、第1特図始動口120に入賞が発生したタイミングAで変動が開始し、一定時間経過したタイミングDで変動停止するが、この変動期間b中に、第2特図始動口121に入賞が発生した場合、その入賞タイミングCにて第1特別図柄の変動を終了させる。つまり、変動時間が変動期間c分残っていたとしても、タイミングCにて強制終了させる。
次に、図10を用いて、第2実施例において、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が、特図の抽選結果によってどのように変化するのかを説明する。なお、装飾図柄は、上段側に第1装飾図柄が、下段側に第2装飾図柄が表示される。
図10(a)では、第1特図の抽選結果がハズレで、第2特図の抽選結果がハズレだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始すると共に、第1装飾図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示される。
図10(b)では、第1特図の抽選結果が確変大当たりであった場合に、第2特図の抽選結果にかかわらず第2装飾図柄を確変大当たりの停止態様で表示する変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、確変大当たりの停止態様が表示される。
図10(c)では、第1特図の抽選結果が大当たりで、第2特図の抽選結果がハズレ又は大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第1装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、大当たりの停止態様が表示される。
図10(d)では、第1特図の抽選結果が大当たり又は突確大当たり、第2特図の抽選結果が確変大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄が突確大当たりの停止態様で表示される。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、確変大当たりの停止態様が表示される。
図10(e)では、第1特図の抽選結果が突確大当たりで、第2特図の抽選結果がハズレ又は大当たりだった場合の変動態様を示している。まず、第1装飾図柄が変動を開始する。次に、第1装飾図柄の左図柄が停止表示される。次に、第2装飾図柄が変動を開始する。次に、第2装飾図柄の左図柄が停止表示されると共に、第1装飾図柄の中図柄及び右図柄が停止表示され、突確大当たりの停止態様が表示される。
次に、図11を用いて、第2実施形態における第1特別図柄表示装置113及び第2特別図柄表示装置115の変動時間を変更する特図変動時間変更処理2の説明を行う。特図変動時間変更処理は割り込み処理にて行われる。
S351では、第2特図始動口121へ入賞したか否かを判別し、入賞がなければ割り込み処理から復帰する。入賞が発生した場合には、S352に移行する。
S352では、第1特別図柄が変動中か否かを判別し、変動中でなければ割り込み処理から復帰する。変動中であれば、S353に移行する。
S353では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、確変大当たりか否かを判別し、確変大当たりであれば、S354に移行する。
S354では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様を確変大当たりに変更する。
S355では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果及び停止態様を、ハズレに変更する。
S356では、第1特別図柄の変動を強制的に停止させる。
S353の判別で、確変大当たりでなかった場合には、S356において、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、大当たりか否かを判別し、大当たりであれば、S357に移行する。
S357では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果が確変大当たりではないか否かを判別し、確変大当たりであればS360にて、第1特図始動口120への入賞による抽選結果及び決定された停止態様をハズレに変更し、処理を抜けて復帰する。確変大当たりではなかった場合はS358に移行する。
S358では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様を大当たりに変更する。
S310では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様をハズレに変更する。
S356の判別で、抽選結果が大当たりでなかった場合には、S361において、第1特図始動口120への入賞による抽選結果が、突確大当たりか否かを判別し、突確大当たりでなければS356に移行する。突確大当たりであれば、S362に移行する。
S362では、第2特図始動口121への入賞による抽選結果が確変大当たりだったか否かを判別し、大当たりでなければ、第2特図始動口121への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様をハズレに変更し、処理を抜けて復帰する。確変大当たりだった場合はS363に移行する。
S363では、第1特図始動口120への入賞による抽選結果、及び決定された停止態様をハズレに変更する。
なお、装飾図柄の表示態様は上記実施形態に限定されることなく、適宜表示形態を変更可能である。例えば図12に示すように、図12(a)では、先に停止する装飾図柄を中央に大きく表示し、一方の装飾図柄は表示画面の右下又は左上に小さく表示するようにしている。また図12(b)では、先に停止する図柄のみを表示するように構成している。
なお、本実施例に係るパチンコ機100は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、入賞装置は始動入賞口に限定されることはなく、一般入賞口であっても大入賞口であってもよい。
なお、上記実施例においては、遊技台として、遊技球を遊技媒体としたパチンコ機の例を示したが、本発明に係る遊技台は、パチンコ機に限定されるものではなく、例えば、遊技球(例えばパチンコ球)またはメダル(コイン)を遊戯媒体としたスロットマシン(いわゆるパチロットやパチスロ等)にも適用可能である。
さらに、本発明は、前述のスロットマシンやパチンコ機等の実機の他、これら実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明に係るパチンコ機100を正面(遊技者側)から見た状態を示す正面図である。 (a)特図の停止表示態様の一例を示す図である。(b)普図の停止表示態様の一例を示す図である。(c)第1装飾図柄の停止表示態様の一例を示す図である。(d)第2装飾図柄の停止表示態様の一例を示す図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図を示す図である。 第1特図及び第2特図の変動期間を示すタイムチャートである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動・停止態様の一例を示す図である。 特図変動期間変更処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動・停止態様の一例を示す図である。 特図変動期間変更処理2の流れを示すフローチャートである。 第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動・停止態様の一例を示す図である。
符号の説明
100・・・パチンコ機
110・・・装飾図柄表示装置
113・・・第1特別図柄表示装置
115・・・第2特別図柄表示装置
120・・・第1特図始動口
121・・・第2特図始動口

Claims (10)

  1. 第1の所定条件の成立に基づいて所定の表示手段で第1識別情報の変動表示を開始するとともに第2の所定条件の成立に基づいて前記所定の表示手段で第2識別情報の変動表示を開始する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第1識別情報の変動表示を停止するタイミングを変化させることを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記第1の所定条件の成立に基づいて遊技者にとって有利な第1遊技状態又は前記第1遊技状態よりも有利な第2遊技状態を開始するか否かの抽選を行うとともに、前記第2の所定条件の成立に基づいて前記第2遊技状態を開始するか否かの抽選を行う抽選手段と、
    前記所定の表示手段が第1の所定表示態様となったときに前記第1遊技状態を開始し、前記所定の表示手段が第2の所定表示態様となったときに前記第2遊技状態を開始する遊技制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は請求項2記載の遊技台であって、
    前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後に前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技台であって、
    前記第1識別情報の変動表示の開始から停止までの時間を所定の変動時間として決定する変動時間決定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2識別情報の変動表示を開始してから停止した後、前記第1識別情報の変動表示の開始から前記第2の所定条件の成立までの時間を前記所定の変動時間から差し引いた時間経過後に前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする遊技台。
  5. 請求項3又は請求項4記載の遊技台であって、
    前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記表示制御手段は、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする遊技台。
  6. 請求項3乃至請求項5の何れかに記載の遊技台であって、
    前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第1遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立し且つ前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定した場合、前記表示制御手段は、前記第2識別情報の変動表示を開始するとともに前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1又は請求項2記載の遊技台であって、
    前記表示制御手段は、前記第1の所定条件の成立に基づいて前記第1識別情報の変動表示を開始してから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示を停止することを特徴とする遊技台。
  8. 請求項7記載の遊技台であって、
    前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立した場合、前記表示制御手段は、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示をハズレ表示態様で停止するとともに前記第2識別情報の変動表示を開始して前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする遊技台。
  9. 請求項7又は請求項8記載の遊技台であって、
    前記第1の所定条件の成立に基づいて前記抽選手段が前記第1遊技状態を開始すると決定し且つ前記第1識別情報の変動表示が開始されてから停止するまでの間に前記第2の所定条件が成立し且つ前記抽選手段が前記第2遊技状態を開始すると決定した場合、前記表示制御手段は、前記第2の所定条件が成立したことに基づいて前記第1識別情報の変動表示をハズレ表示態様で停止するとともに前記第2識別情報の変動表示を開始して前記第2識別情報による前記第2の所定表示態様を表示することを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の遊技台であって、
    遊技球が進入可能な第1開口部と、
    遊技球が進入可能な第2開口部と、
    前記第1開口部へ進入した遊技球を検知する第1検知手段と、
    前記第2開口部へ進入した遊技球を検知する第2検知手段と、を備え、
    前記第1の所定条件は、前記第1開口部へ入賞した遊技球の前記第1検知手段による検知であり、
    前記第2の所定条件は、前記第2開口部へ入賞した遊技球の前記第2検知手段による検知であることを特徴とする遊技台。
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