JP2010069049A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010069049A
JP2010069049A JP2008240514A JP2008240514A JP2010069049A JP 2010069049 A JP2010069049 A JP 2010069049A JP 2008240514 A JP2008240514 A JP 2008240514A JP 2008240514 A JP2008240514 A JP 2008240514A JP 2010069049 A JP2010069049 A JP 2010069049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
base plate
arc
bar spring
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008240514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5281857B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Ishihara
慶隆 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2008240514A priority Critical patent/JP5281857B2/ja
Publication of JP2010069049A publication Critical patent/JP2010069049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5281857B2 publication Critical patent/JP5281857B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】カムを回動付勢するための円弧状棒バネの組付け性を改善したリクライニング装置を提供する。
【解決手段】リクライニング装置10は、ベースプレート2に対し移動可能に支持されたロックギヤ5と、ロックギヤの移動を制御すべく回動可能に設けられたカム6と、そのカムを特定の回動方向に付勢する円弧状棒バネ8とを備える。円弧状棒バネ8は第1及び第2の係止端81,82を有する。第1の係止端81をカム6に設けられた第1係止孔62に挿入すると共に、第2の係止端82をベースプレート2に設けられた第2係止孔24に挿入することで、棒バネ8はカム6を回動付勢するように取り付けられる。更に、円弧状棒バネ8の第1及び第2の係止端81,82の少なくとも一方には、当該係止端の軸線Lに対して傾斜したテーパー部83が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用シートのリクライニング装置に関する。特に、リクライニング装置の一構成要素であるバネの組付け性の改善に関するものである。
シートクッション(座部)に対してシートバック(背もたれ部)を傾動可能に支持すると共に、シートバックをロック状態とアンロック状態とで切り換え可能なタイプのリクライニング装置が知られている。かかるリクライニング装置は、例えば特許文献1(特開2007−151728号)に開示されている。以下、特許文献1で用いられている参照番号を引用しつつ、特許文献1の技術内容を簡単に紹介する。
特許文献1のリクライニング装置は、略円盤形状をしてなるベースプレート1及びギヤプレート2を備え、両プレート1,2を互いに対向して嵌め合わせることにより、「ラウンドリクライニングユニット」として構成されている。ベースプレート1はシートクッション側に取り付けられ、ギヤプレート2はシートバック側に取り付けられる。互いに対向配置された両プレート1,2間には収容空間が確保され、この収容空間内には、二つのロックギヤ5a,5b、中央のカム6、二つの渦巻きバネ7、レバー板8などのロック・アンロックのための部材が組み込まれている。
ギヤプレート2には、その外周環状部の内側に複数の内歯21が設けられ、各ロックギヤ5a,5bの外端側には、これらの内歯21と噛合可能な外歯51a,51bが設けられている。ベースプレート1の中心に配置されたカム6は、各ロックギヤ5a,5bの内端側と係合してロックギヤの内歯21に対する係合及び離脱を制御する。カム6は、その両側に配設された二つの渦巻きバネ7によって特定の回動方向に付勢されており、この回動付勢されたカム6により、各ロックギヤは半径方向外側に向けて(つまり内歯21と噛合する方向に向けて)付勢されている。カム6に連結されたセンターシャフト9と共に当該カム6を渦巻きバネ7の付勢力に抗する方向(前記特定の回動方向と逆方向)に回動させることで、各ロックギヤの外歯51a,51bをギヤプレートの内歯21から離脱させて、シートバックをアンロック状態とすることができる。
特開2007−151728号
このように、ラウンドユニットタイプのリクライニング装置では、ロックギヤをその外歯がギヤプレートの内歯に噛合する方向にカムを回動付勢するためのバネが欠かせない。但し、カムを特定の回動方向に付勢するためのバネの形態は、必ずしも渦巻きバネに限定されるものではない。例えば図12(比較例)に示すように、円弧状の棒バネを利用することも本件出願人によって提案されている。即ち図12(a)(b)及び(c)に示すカムの付勢構造は、円弧状棒バネ108の両端部をそれぞれ略直角に折り曲げて係止端181,182とし、一方の係止端181をカムに設けた係止孔162に挿入すると共に、他方の係止端182をベースプレート側の係止孔124に挿入するというものである。
図12の円弧状棒バネ108に対し、その両係止端181,182が互いに接近するような付勢力を付与するためには、二つの係止孔162,124間の距離よりも、円弧状棒バネの両係止端181,182間の距離を若干短く設定する必要がある。それゆえ、円弧状棒バネ108の取付け時に円弧状棒バネの両係止端181,182をそれぞれ対応する係止孔162,124に挿入するためには、例えば、第1の係止端181を対応する係止孔162に挿入する体勢を整えた後、残る第2の係止端182をバネ弾性に抗して、対応する係止孔124まで強制的に横にずらし、その係止孔124に挿入する必要がある(図12(c)参照)。しかしながら、第2の係止端182の太さ(つまり係止端の端面の幅)と、係止孔124の内径との間に寸法的な差があまりないと、第2の係止端182を係止孔124に挿入することが困難になり、円弧状棒バネ108を円滑に組み付けことができない(組付け性の悪化)。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カムを回動付勢するための円弧状棒バネの組付け性を改善したリクライニング装置を提供することにある。
請求項1の発明は、相対回動可能に合体されるベースプレート及びギヤプレートと、前記ギヤプレートの外周環状部の内側に設けられた複数の内歯と、前記ベースプレートに対しその半径方向に移動可能に支持されたロックギヤと、前記ロックギヤの外端部において前記ギヤプレートの内歯と噛合可能に設けられた外歯と、前記ロックギヤの内端部との係合関係に基づいて前記ロックギヤの移動を制御すべく回動可能に設けられたカムと、前記ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合するような回動方向に前記カムを回動付勢するバネと、を備えた車両シート用のリクライニング装置において、
前記バネは円弧状の棒バネであり、その円弧状棒バネは、その両端部をバネ本体部に対して略直角に折り曲げることにより形成された第1及び第2の係止端を有しており、
前記第1の係止端を前記カムに設けられた第1の係止孔に挿入すると共に、前記第2の係止端を前記ベースプレートの一部又は前記ベースプレートに支持された部材に設けられた第2の係止孔に挿入することで、前記円弧状棒バネは前記カムを回動付勢するように取り付けられており、
前記円弧状棒バネの第1及び第2の係止端の少なくとも一方には、当該係止端の軸線に対して傾斜したテーパー部が形成されている、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のリクライニング装置において、前記テーパー部は、それが形成されている係止端にかかるバネの付勢方向に対して当該係止端の背面側に設けられている、ことを特徴とする。
なお、「係止端にかかるバネの付勢方向に対して当該係止端の背面側」とは、例えば、円弧状棒バネに付与される付勢力の方向が、第1及び第2の係止端が互いに接近する方向である場合には、前記第1及び第2の係止端が互いに対面する側と反対側を意味する。また例えば、円弧状棒バネに付与される付勢力の方向が、第1及び第2の係止端が互いに遠ざかる方向である場合には、前記第1及び第2の係止端が互いに対面する側を意味する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のリクライニング装置において、前記ベースプレートは、前記ロックギヤをその半径方向に移動可能に支持すべく当該ベースプレートに一体形成された固定ガイド部を有しており、前記円弧状棒バネの第2の係止端は、前記ベースプレートの固定ガイド部に設けられた第2の係止孔に挿入されている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載のリクライニング装置において、前記ベースプレートは、前記ロックギヤをその半径方向に移動可能に支持すべく当該ベースプレートに一体形成された固定ガイド部を有しており、前記ベースプレートには、略楔形の可動ガイド片が前記固定ガイド部と前記ロックギヤとの間に介在するように支持されており、前記円弧状棒バネの第2の係止端は、前記可動ガイド片に設けられた第2の係止孔に挿入されている、ことを特徴とする。
請求項1のリクライニング装置によれば、円弧状棒バネの第1及び第2の係止端の少なくとも一方には、当該係止端の軸線に対して傾斜したテーパー部が形成されている。このため、円弧状棒バネがその付勢力を発現し得るように、当該棒バネの第1及び第2の係止端をそれぞれ対応する第1及び第2の係止孔に挿入するときも、テーパー部が形成された係止端の端面の幅は、その係止端に対応する係止孔の内径に対して相対的に小さくなり、テーパー部付き係止端の係止孔に対する挿入が極めて容易になる。従って、円弧状棒バネを、カム及びベースプレート(又はベースプレートに支持された部材)に対して円滑且つ確実に組み付けることができる。
請求項2のリクライニング装置によれば、テーパー部は、それが形成されている係止端にかかるバネの付勢方向に対して当該係止端の背面側に設けられている。このため、テーパー部が形成された係止端がそれに対応する係止孔に挿入された場合でも、その係止孔の内壁面に接するのは、当該係止端におけるバネの付勢方向の背面側(テーパー部が形成された側)ではなく、当該係止端におけるバネの付勢方向の正面側であるため、係止孔と係止端とのの接触面積をより広く確保することができる。従って、円弧状棒バネにおける各係止端の係止孔に対する係止をより確実なものとすることができる。
請求項3のリクライニング装置によれば、円弧状棒バネの第2の係止端は、ベースプレートの固定ガイド部に設けられた第2の係止孔に挿入されている。このため、ベースプレートの固定ガイド部を一方の足場とする円弧状棒バネによって、カムをロックギヤの外歯がギヤプレートの内歯に噛合するような回動方向に確実に回動付勢することができる。
請求項4のリクライニング装置によれば、円弧状棒バネの第2の係止端は、可動ガイド片に設けられた第2の係止孔に挿入されている。このため、ベースプレートに支持された部材である可動ガイド片を一方の足場とする円弧状棒バネによって、カムをロックギヤの外歯がギヤプレートの内歯に噛合するような回動方向に確実に回動付勢することができる。それに加えて、カムをもう一方の足場とする円弧状棒バネによって、略楔形の可動ガイド片を内方向(ベースプレートの中心に向かう方向)に付勢することができ、内方向付勢された可動ガイド片により、固定ガイド部、可動ガイド片及びロックギヤを互いに緊合させ、これらの部材間における隙間の発生を回避して、シートバックの前後傾動方向におけるガタつきを防止することができる。
以下、本発明に従う車両シート用のリクライニング装置の種々の実施形態を図面を参照しつつ説明する。尚、図1に示すように、車両シートは、座部としてのシートクッション11及び背もたれ部としてのシートバック12を備える。リクライニング装置10は、シートクッション11に対してシートバック12を傾動可能に支持すると共に、操作レバー13の操作に基づいてシートバック12をロック状態とアンロック状態とで切り換え可能とする。
[第1実施形態]
図2〜図7は、第1実施形態のリクライニング装置を示す。図2〜図5に示すように、リクライニング装置10は、センターシャフト1、ベースプレート2、ギヤプレート3、プレート連結用リングカバー4、複数のロックギヤ5(本例では2つ)、カム6、リンクプレート7及び複数の円弧状棒バネ8(本例では2つ)を備え、これらの部材(1〜8)を組み立てて得られる装置ユニットとして提供される。
図2及び図3に示すように、ベースプレート2は、リクライニング装置10の基台を構成する円盤状の部材であって、本実施形態では車両シートのシートクッション11側に連結固定されるものである。また、ギヤプレート3は、ベースプレート2に対して回動可能に組み付けられる概して円盤状の部材であって、本実施形態では車両シートのシートバック12側に連結固定されるものである。かかるベースプレート2は外周環状部21を有している。そして、ベースプレート2とギヤプレート3とは、ベースプレートの外周環状部21の内周面に対しギヤプレート3の外周面を接触させた状態で相対回動可能に合体連結されている。プレート連結用リングカバー4は、リクライニング装置10の外周部の被覆材であると同時に、両プレート2,3の合体連結状態を維持するための連結手段として機能する。
図3に示すように、ベースプレート2には、その中心を取り囲む位置において、二つの第1固定ガイド部22及び二つの第2固定ガイド部23が突設されている。第1及び第2固定ガイド部22,23は互いに異形状で且つ隣り合っているが、機能上「対」をなすものである。即ち各固定ガイド部対(22,23)の間にはロックギヤ5がそれぞれ配置され、各ロックギヤ5は、それを間に挟む第1及び第2固定ガイド部22,23によってベースプレート2の半径方向に移動可能に支持されている。
図3に示すように、ギヤプレート3は外周環状部31を有している(図3では外周環状部31は断面となるが敢えてハッチングを付していない、図4及び図5も同様)。その外周環状部31の内側には、複数の内歯32がその環状部31の内周全体にわたって連続形成されている。
各ロックギヤ5には、その外端部においてギヤプレート3の内歯32と噛合可能な複数の外歯52が形成されている。また、各ロックギヤ5の一面(ギヤプレート3と対向する面)には、制御突起53が設けられている。
更に本実施形態のリンクライニング装置10では、センターシャフト1、カム6、リンクプレート7及び二つの円弧状棒バネ8が協働して、前記二つのロックギヤ5の配置を同時に切り替えるための「操作カム機構」を構成している。
図2及び図3に示すように、カム6はベースプレート2の中心域に配置され、センターシャフト1と一体化されて当該シャフト1と同期回動可能となっている。カム6の外周部はロックギヤ5の内端部と係合可能なカム部となっており、このカム6の外周部とロックギヤ5の内端部との係合関係に基づいて、ロックギヤ5の半径方向移動(ひいてはロックギヤ5のギヤプレート3に対する噛合及び解除)が制御される。また、カム6には、リンクプレート7との連結に関与する一対の凸部61と、円弧状棒バネ8の一端を係止するための二つの第1係止孔62とが形成されている。他方、ベースプレート2に設けられた第2固定ガイド部23の各々には、円弧状棒バネ8の他端を係止するための第2係止孔24が形成されている。
前記操作カム機構は二つの円弧状棒バネ8を具備する(図5参照)。図6(a)及び(b)に示すように、円弧状棒バネ8は、リング形状に近い円弧状に大きく湾曲した金属製の棒バネであって、当該棒バネ8は、その両端部をバネ本体部に対して略直角に折り曲げて形成される第1の係止端81及び第2の係止端82を有している。第1の係止端81は、前記カム6に設けられた第1係止孔62に挿入されるべき端部である。第2の係止端82は、前記ベースプレート2の第2固定ガイド部23に設けられた第2係止孔24に挿入されるべき端部である。円弧状棒バネ8のバネ弾性に抗して、第1及び第2の係止端81,82を第1及び第2の係止孔62,24にそれぞれ挿入することにより、取付け後の円弧状棒バネ8は付勢力を発現し、カム6を特定の回動方向に付勢する。そして、二つの円弧状棒バネ8によって回動付勢されたカム6を介して、各ロックギヤ5は、外方向(即ちロックギヤの外歯52がギヤプレートの内歯32に噛合する方向)に間接的に付勢されている。
本実施形態においては図6(b)の要部拡大図に示すように、円弧状棒バネの第2の係止端82には、当該係止端の中心軸線Lに対して傾斜したテーパー部83が形成されている。このテーパー部83は、それが形成されている第2の係止端82において、第1及び第2の係止端81,82が互いに対面する側と反対側に設けられている。その結果、第2の係止端82の挿入先端部(図では下端部)は先細り傾向となり、当該挿入先端部における端面84の幅wは、第2係止孔24の内径d(図7(a)参照)よりも明らかに狭くなっている。
図2,図4及び図5に示すように、リンクプレート7は、その中心にセンターシャフト1を挿通可能な板材として形成されており、リンクプレート7の中心付近には、前記カム6の二つの凸部61とそれぞれ嵌合可能な二つの凹部としての嵌合孔71が設けられている。そして、二つの凸部61と二つの嵌合孔71との凹凸嵌合関係に基づいて、リンクプレート7はカム6に対し一体回動可能に装着される。つまり、リンクプレート7は、カム6及びセンターシャフト1と同期回動可能となっている。
更に、リンクプレート7には、二つのロックギヤ5の各制御突起53にそれぞれ対応する二つのガイド孔72が形成されている。各ガイド孔72は略扇形状をなし、各ガイド孔72にはロックギヤ5の制御突起53が挿通される。そして、各ガイド孔72の外側縁は、リンクプレート7の回転位相に応じて各ロックギヤ5の位置を制御し得るように傾斜状又はS字湾曲状に形成されている。即ち、リンクプレート7が所定の回転位相にある場合には、各制御突起53がリンクプレート7の半径方向における最も外側に位置することが許容され、各ロックギヤ5は、カム6を介した棒バネ8の間接付勢作用によってロックギヤ5の外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合する「ロック位置」に配置される。ロックギヤ5がロック位置に配置される回転位相からリンクプレート7が回転されるに伴って、各ガイド孔72の外側縁が各制御突起53をリンクプレート7の半径方向内側に向けて誘導し、各ロックギヤ5は、棒バネ8の間接付勢作用に抗して内方向(即ちリンクプレート7の中心に接近する方向)に引き込まれる。その結果、各ロックギヤ5は、その外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合しない「アンロック位置」に配置される。
図4に示すように、リンクプレート7には、前記嵌合孔71及びガイド孔72の他に、二つの覗き孔73及び二つの覗き孔74が形成されている。嵌合孔71の近傍に位置する二つの覗き孔73は、カム6の二つの第1係止孔62を露出させるための小開口である。ガイド孔72の隣に位置する二つの覗き孔74は、二つの第2固定ガイド部23の各第2係止孔24を露出させるための大開口である。これらの覗き孔73,74があることで、ベースプレート2、ロックギヤ5及びカム6の上にリンクプレート7を配置(図4参照)した後、図5に示すように、リンクプレート7の上から二つの円弧状棒バネ8をベースプレート2及びカム6に対して装着することが可能となる。
なお、センターシャフト1の端部には操作レバー13が連結され(図2参照)、この操作レバー13の操作に基づいて乗員は操作カム機構の動作を制御できる。即ち、乗員が操作レバー13をロック解除方向に操作することで、センターシャフト1、カム6及びリンクプレート7が所定方向に一体回転され、二つのロックギヤ5が同時にロック位置からアンロック位置に切り替えられる。すると、ベースプレート2に対するギヤプレート3のロックが解除され、シートバック12が角度調節可能になる。その後、乗員が操作レバー13から手を離すと、カム6を介した棒バネ8の付勢作用によって各ロックギヤ5は、アンロック位置からロック位置に復帰し、ベースプレート2に対しギヤプレート3がロックされる。なお、ロックギヤ5の復帰に伴って、センターシャフト1、カム6及びリンクプレート7も復帰回動する。このように操作カム機構は、乗員による操作レバー13の操作に基づいて、ロック位置とアンロック位置との間で二つのロックギヤ5の同時切替えを可能にする。
次に、円弧状棒バネ8の組付け手順について説明する。先ず、ギヤプレート3と合体させる前のベースプレート2に対し、図3のようにロックギヤ5及びカム6を取り付ける。続いて図4に示すように、ベースプレート2、ロックギヤ5及びカム6の上にリンクプレート7を配置し、カム6の二つの凸部61にリンクプレート7の二つの嵌合孔71を嵌合させて、カム6に対しリンクプレート7を連結する。そして、リンクプレート7の覗き孔73,74から第1係止孔62及び第2係止孔24をそれぞれ露出させる。その後、図5に示すように、これらの係止孔62,24に対して円弧状棒バネ8を装着する。
図7(a)及び(b)は円弧状棒バネ8の組付け方法の概要を示す。なお、図7(a)に示すように、円弧状棒バネ8の第1及び第2係止端81,82間の距離は、カム6の第1係止孔62と、第2固定ガイド部23の第2係止孔24との距離よりも若干短く設定されている。また、円弧状棒バネ8の各係止端81,82の太さと、各係止孔62,24の内径(d)とは非常に近似しており、各係止孔62,24の内径(d)が円弧状棒バネ8の各係止端81,82の太さよりも僅かに大きいだけである。
かかる状況下で円弧状棒バネ8を組み付けるためには、先ず、棒バネ8の第1係止端81の下端面をカム6の第1係止孔62の上端入口に対向させ、そのまま真っ直ぐに挿入できる体勢とする。その場合、棒バネ8の第2係止端82の下端面は固定ガイド部23の第2係止孔24の上端入口に対して対向できないため、棒バネ8のバネ弾性に抗して、第1及び第2係止端81,82間の距離が広がるように第2係止端82を横にずらしながら、第2係止孔24に挿入できる体勢を整える。その際、第2係止端82には前述のようにテーパー部83が設けられているため、第2係止端82の挿入先端部となる下端面84の幅wが第2係止孔24の内径dに対して十分に狭い。それ故、第2係止端82の第2係止孔24への挿入を円滑且つ確実に行うことができる。少なくとも、第2係止端82の第2係止孔24への挿入のし易さは、図12の比較例よりも良好であることは間違いない。
図7(b)は、円弧状棒バネ8の二つの係止端81,82をそれぞれ対応する係止孔62,24に挿入した状態を示す。この挿入完了状態では、円弧状棒バネ8に二つの係止端81,82を互いに接近させようとする方向の付勢力が付与され、この円弧状棒バネ8の付勢作用によって、カム6は、それがロックギヤ5を半径方向外側に向けて付勢する方向に回動付勢される。
また、前述のように、テーパー部83は、第2係止端82において、第1係止端81と対面する側とは反対側に形成されており、この形成位置は、第2係止端82にかかるバネの付勢方向に対して当該係止端82の背面側に相当する。このため、図7(b)の挿入完了時に第2係止孔24の内壁面に接触するのは、第2係止端82の外周部のうちの、テーパー部83がある側とは反対側の部位である。従って、第2係止孔24の内壁面に対する第2係止端82の外周部の接触面積を広く確保でき、第2係止端82の第2係止孔24に対する係止を確実なものとすることができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態のリクライニング装置では、ロックギヤ5と、それを両側で支える第1及び第2固定ガイド部22,23との間に微妙な隙間が不可避的に生じ、その隙間のために、シートバック12の前後傾動方向においてガタつきを生じることがある。かかる不具合の解消を目的として、ベースプレート1に対し「可動ガイド片」を追加したものが本第2実施形態である。第2実施形態のリクライニング装置の基本構成は、可動ガイド片を除いて第1実施形態の装置構成とほぼ同じである。以下では、説明の重複を避けるため、第1実施形態と異なる点のみを説明する。
図8〜図10は、第2実施形態のリクライニング装置を示す。図8に示すように、ベースプレート2の各第2固定ガイド部23と、それに対応する各ロックギヤ5との間には、摺動可能な可動ガイド片9が介在している。この可動ガイド片9は、その外端部から内端部に向かって徐々に幅が狭くなるような略楔形に形成されている。更に、可動ガイド片9には、前記円弧状棒バネの第2の係止端82を挿入するための第2係止孔94が設けられている。この第2実施形態では、第2固定ガイド部23は第2係止孔24を有さない。
このリクライニング装置の組立てにあっては、先ず図8に示すように、ギヤプレート3と合体させる前のベースプレート2に対し、ロックギヤ5、カム6及び可動ガイド片9を取り付ける。続いて図9に示すように、そのベースプレート2上にリンクプレート7を配置し、カム6の二つの凸部61にリンクプレート7の二つの嵌合孔71を嵌合させて、カム6に対しリンクプレート7を連結する。そして、リンクプレート7の覗き孔73,74から第1係止孔62及び第2係止孔94をそれぞれ露出させる。その後、上記第1実施形態と同様に、円弧状棒バネ8の第1及び第2係止端81,82をカム6の第1係止孔62及び可動ガイド片9の第2係止孔94にそれぞれ挿入することにより、図10のように各円弧状棒バネ8を装着する。
カム6及び可動ガイド片9に対して円弧状棒バネ8を装着すると、当該棒バネ8は、その第1及び第2係止端81,82を相互接近させようとする付勢作用に基づき、カム6と可動ガイド片9とを互いに引き寄せあうように付勢する。その結果、各円弧状棒バネ8によって次の二つの付勢が同時に実現される。即ち、第一次的には、可動ガイド片9を一方の足場とする各円弧状棒バネ8によって、カム6はそれがロックギヤ5を半径方向外側に向けて付勢する方向に回動付勢される。また、第二次的には、カム6をもう一方の足場とする各円弧状棒バネ8によって、各可動ガイド片9は内方向(ベースプレート2の中心に向かう方向)に付勢される。
円弧状棒バネ8による可動ガイド片9の内方向付勢の結果、可動ガイド片9は第2固定ガイド部23とロックギヤ5との間に常に食い込んだ状態となる。その結果、第2固定ガイド部23、可動ガイド片9及びロックギヤ5の三者が相互に緊合して(緊密に合わさって)、これら三者間における隙間の発生が回避され、これによりシートバック12の前後傾動方向におけるガタつきが防止される。このように第2実施形態では、円弧状棒バネ8は、カム6を回動付勢する機能と可動ガイド片9を内方向付勢する機能とを併せ持つ。
[変更例]上記第1及び第2実施形態では、円弧状棒バネ8の第2係止端82にテーパー部83を設けたが、テーパー部83の形成箇所はこれに限定されない。例えば、図11(a)に示すように、カム6の第1係止孔62に対応する第1係止端81に対してテーパー部83を設けてもよい。あるいは、図11(b)に示すように、第1係止端81及び第2係止端82の双方にそれぞれテーパー部83を設けてもよい。これらの変更例においても、テーパー部83が形成されている係止端(81又は/及び82)において、第1及び第2の係止端81,82が互いに対面する側と反対側にテーパー部83が設けられていることは好ましい。
[変更例]上記第1及び第2実施形態では、円弧状棒バネ8をその第1及び第2の係止端81,82が互いに接近する方向に付勢するバネとして利用した(図7(b)参照)。本発明はこれに限定されるものではなく、円弧状棒バネ8をその第1及び第2の係止端81,82が互いに遠ざかる方向に付勢するバネとして利用してもよい。その場合、テーパー部83が形成されている係止端(81又は/及び82)において、第1及び第2の係止端81,82が互いに対面する側にテーパー部83が設けられていることは好ましい。
車両シートを横から見たときの概略側面図。 第1実施形態のリクライニング装置の径方向断面図。 図1のA−A線での軸直交断面を示す断面図。 図3にリンクプレートを付加した状態を示す断面図。 図4に円弧状棒バネを付加した状態を示す断面図。 (a)は円弧状棒バネの正面図、(b)は円弧状棒バネの側面図及びその要部の拡大図。 (a)及び(b)は円弧状棒バネの装着方法の説明用断面図。 第2実施形態のリクライニング装置における上記図3相当の断面図。 図8にリンクプレートを付加した状態を示す断面図。 図9に円弧状棒バネを付加した状態を示す断面図。 (a)及び(b)は円弧状棒バネの変更例の側面図及びその要部の拡大図。 本発明と対比されるべき比較例を示し、(a)は円弧状棒バネの正面図、(b)は円弧状棒バネの側面図、(c)は円弧状棒バネの装着手順の説明用断面図。
符号の説明
2…ベースプレート
3…ギヤプレート
5…ロックギヤ
6…カム
8…円弧状棒バネ
9…可動ガイド片(ベースプレートに支持された部材)
10…リクライニング装置
22,23…固定ガイド部
24…固定ガイド部における第2係止孔
31…ギヤプレートの外周環状部
32…ギヤプレートの内歯
52…ロックギヤの外歯
62…カムの第1係止孔
81…円弧状棒バネの第1の係止端
82…円弧状棒バネの第2の係止端
83…係止端におけるテーパー部
94…可動ガイド片における第2係止孔
L…係止端の中心軸線

Claims (4)

  1. 相対回動可能に合体されるベースプレート及びギヤプレートと、
    前記ギヤプレートの外周環状部の内側に設けられた複数の内歯と、
    前記ベースプレートに対しその半径方向に移動可能に支持されたロックギヤと、
    前記ロックギヤの外端部において前記ギヤプレートの内歯と噛合可能に設けられた外歯と、
    前記ロックギヤの内端部との係合関係に基づいて前記ロックギヤの移動を制御すべく回動可能に設けられたカムと、
    前記ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合するような回動方向に前記カムを回動付勢するバネと、を備えた車両シート用のリクライニング装置において、
    前記バネは円弧状の棒バネであり、その円弧状棒バネは、その両端部をバネ本体部に対して略直角に折り曲げることにより形成された第1及び第2の係止端を有しており、
    前記第1の係止端を前記カムに設けられた第1の係止孔に挿入すると共に、前記第2の係止端を前記ベースプレートの一部又は前記ベースプレートに支持された部材に設けられた第2の係止孔に挿入することで、前記円弧状棒バネは前記カムを回動付勢するように取り付けられており、
    前記円弧状棒バネの第1及び第2の係止端の少なくとも一方には、当該係止端の軸線に対して傾斜したテーパー部が形成されている、ことを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記テーパー部は、それが形成されている係止端にかかるバネの付勢方向に対して当該係止端の背面側に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. 前記ベースプレートは、前記ロックギヤをその半径方向に移動可能に支持すべく当該ベースプレートに一体形成された固定ガイド部を有しており、
    前記円弧状棒バネの第2の係止端は、前記ベースプレートの固定ガイド部に設けられた第2の係止孔に挿入されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニング装置。
  4. 前記ベースプレートは、前記ロックギヤをその半径方向に移動可能に支持すべく当該ベースプレートに一体形成された固定ガイド部を有しており、
    前記ベースプレートには、略楔形の可動ガイド片が前記固定ガイド部と前記ロックギヤとの間に介在するように支持されており、
    前記円弧状棒バネの第2の係止端は、前記可動ガイド片に設けられた第2の係止孔に挿入されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニング装置。
JP2008240514A 2008-09-19 2008-09-19 リクライニング装置 Expired - Fee Related JP5281857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008240514A JP5281857B2 (ja) 2008-09-19 2008-09-19 リクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008240514A JP5281857B2 (ja) 2008-09-19 2008-09-19 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010069049A true JP2010069049A (ja) 2010-04-02
JP5281857B2 JP5281857B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42201379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008240514A Expired - Fee Related JP5281857B2 (ja) 2008-09-19 2008-09-19 リクライニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5281857B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011999A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2012011798A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2012176209A (ja) * 2011-01-31 2012-09-13 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2017154686A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 シロキ工業株式会社 シートリクライニング装置の製造方法
JP2018122848A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
JP2020011648A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
WO2023136133A1 (ja) * 2022-01-12 2023-07-20 株式会社今仙電機製作所 車両用シート装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001123540A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットの接合方法及び構造並びに連結板
JP2004071578A (ja) * 1995-11-02 2004-03-04 Fujitsu Ltd 接続ピン、接続ピンの製造方法及びマトリクススイッチボード
WO2007094444A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Kabushiki Kaisha Imasen Denki Seisakusho リクライニング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004071578A (ja) * 1995-11-02 2004-03-04 Fujitsu Ltd 接続ピン、接続ピンの製造方法及びマトリクススイッチボード
JP2001123540A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットの接合方法及び構造並びに連結板
WO2007094444A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Kabushiki Kaisha Imasen Denki Seisakusho リクライニング装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011999A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2012011798A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2012176209A (ja) * 2011-01-31 2012-09-13 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2017154686A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 シロキ工業株式会社 シートリクライニング装置の製造方法
JP2018122848A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
JP2020011648A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
WO2023136133A1 (ja) * 2022-01-12 2023-07-20 株式会社今仙電機製作所 車両用シート装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5281857B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5281857B2 (ja) リクライニング装置
JP5046682B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
WO2012029368A1 (ja) リクライニング装置
JP2007037888A (ja) 車両用シート
JP2007135797A (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP5592204B2 (ja) リクライニング装置
JP5318484B2 (ja) 車両のシートリクライニング装置
JP2009201783A (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP6756535B2 (ja) リクライニング装置及びリクライニング装置の製造方法
JP2008247187A (ja) 車両用シート装置
JP4497069B2 (ja) 継手装置
JP5221226B2 (ja) シート
JP4336218B2 (ja) リクライニング装置
JP2021178563A (ja) 乗物用シートリクライニング装置
JP4802632B2 (ja) 継手装置
JP2002101993A (ja) シートのリクライナ構造
WO2021107138A1 (ja) 乗物用シートリクライニング装置
JP2004357799A (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP2010213839A (ja) 車両用シートの連結装置
JP2005152148A (ja) シートのリクライニング装置
JP7259723B2 (ja) 乗物用シートリクライニング装置
JP5605060B2 (ja) リクライニング装置
JP5467908B2 (ja) 車両のシートリクライニング装置
JP2008109976A (ja) 車両用リクライニング装置
JP2006288741A (ja) リクライニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5281857

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees