JP2012011798A - リクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】径方向の寸法を小さくして装置の小型化を実現し得るリクライニング装置を提供する。
【解決手段】ベースプレート30の外縁には、環状突出部33がその内周面にてギヤプレート40の外周面に係合可能に形成され、カバーブラケット50の第1筒状部51は、当該カバーブラケット50がベースプレート30に固定されるとき、軸方向一側の端面51aが取付面30aに対して軸方向他側に位置するように形成されている。そして、第1筒状部51がベースプレート30に対して外周側から溶接結合されることで、カバーブラケット50がベースプレート30に固定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、相対的に傾動する第1の部材と第2の部材との傾動角度を調整するリクライニング装置に関するものである。
従来、相対的に傾動する第1の部材と第2の部材との傾動角度を調整するリクライニング装置では、図6に例示する車両用シートのリクライニング装置120のように、相対回転するベースプレート130およびギヤプレート140の軸方向の相対移動を規制するカバー150をベースプレート130に対して固定するために、ベースプレート130の外周部に被挟持部131が形成されている。この被挟持部131をカバー150が軸方向から挟持する構成になっているため、被挟持部131を設けた分だけリクライニング装置120が半径方向に大きくなっていた。なお、図6の符号141、160、161は、ギヤプレート140の内歯、ロックギヤ、ロックギヤの外歯を示し、符号170は、内歯141および外歯161の噛合を制御するためのカムを示す。
そこで、下記特許文献1に開示される車両用シートリクライニング装置では、機枠(ベースプレート)および蓋体(ギヤプレート)は、規制部材(カバー)により、軸方向へ相対移動が規制された状態で相対回動可能に保持されており、この規制部材は、機枠の半径方向外側を囲繞する筒状規制部における大径部の端部が当該機枠の外周部に溶接結合されている。具体的には、機枠の外周縁部がR形状に形成されていることから、機枠の端面と規制部材の端面との間に円形溝が構成されるため、この円形溝に溶接により溶接ビードを形成するように溶接接合がなされている。これにより、機枠に上記被挟持部を設ける場合と比較して、リクライニング装置の外径寸法を小さくしていた。
特開2008− 18108号公報
しかしながら、上記特許文献1のリクライニング装置のように、ベースプレートの端面とカバーの端面とを単に溶接結合すると、ベースプレートの端面の一部が溶接部により盛り上がってしまう。そうすると、ベースプレートを、上記端面にてシート側のブラケット等に組み付けるとき、上述した溶接部が干渉するため、ベースプレートとブラケット等との間にガタが発生するという問題がある。このようなガタをなくすために、上記端面に対して溶接部を除去する切削加工等を施すと、この加工工程が新たに追加されることでリクライニング装置の低コスト化が阻害されるという別の問題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、径方向の寸法を小さくして装置の小型化を実現し得るリクライニング装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のリクライニング装置では、相対的に傾動する第1の部材と第2の部材との傾動角度を調整するリクライニング装置であって、前記第1の部材に対して軸方向一側の取付面にて取り付けられるベースプレートと、前記第2の部材に取り付けられるとともに前記ベースプレートに対して相対回動可能に組み付けられて内歯を有するギヤプレートと、前記ベースプレートに対して第1筒状部の内面にて接触し前記ギヤプレートに対して第2筒状部の内面にて摺接した状態でこれらベースプレートおよびギヤプレートを相対回動可能に保持するとともに軸方向への相対移動を抑制するカバーと、前記ベースプレートに形成される案内部に対して半径方向にのみ移動可能にガイドされるように組み付けられ前記内歯と噛合可能な外歯を有するロックギヤと、前記ロックギヤの半径方向外側への移動を制御して前記外歯を前記内歯に噛合させるカムと、を備え、前記ベースプレートの外縁には、軸方向他側にて前記軸方向に環状に突出する突出部がその内周面にて前記ギヤプレートの外周面に係合可能に形成され、前記第1筒状部は、前記カバーが前記ベースプレートに固定されるとき、前記軸方向一側の端面が前記取付面に対して前記軸方向他側に位置するように形成され、前記第1筒状部が前記ベースプレートに対して外周側から溶接結合されることで、前記カバーが前記ベースプレートに固定されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のリクライニング装置において、前記突出部の前記軸方向他側の端面と前記カバーとの間には隙間が形成され、前記突出部は、塑性加工により形成されることを特徴とする。
請求項1の発明では、ベースプレートの外縁には、軸方向他側にて軸方向に環状に突出する突出部がその内周面にてギヤプレートの外周面に係合可能に形成され、カバーの第1筒状部は、当該カバーがベースプレートに固定されるとき、軸方向一側の端面が取付面に対して軸方向他側に位置するように形成されている。そして、第1筒状部がベースプレートに対して外周側から溶接結合されることで、カバーがベースプレートに固定されている。
このため、ベースプレートの外周部にカバーを固定するための被挟持部を設けることなく、カバーがベースプレートに固定されるので、径方向の寸法を小さくすることができる。特に、溶接部位は外周側であり、カバーの第1筒状部における軸方向一側の端面が取付面に対して軸方向他側に位置するため、溶接部位や第1筒状部が取付面に取り付けられる第1の部材に干渉することをなくすことができる。
したがって、径方向の寸法を小さくして装置の小型化を実現することができる。
請求項2の発明では、突出部の軸方向他側の端面とカバーとの間には隙間が形成され、突出部は、塑性加工により形成される。このように、突出部の軸方向他側の端面とカバーとの間には隙間が形成されるため、この突出部に要求される寸法精度が低減される。これにより、突出部の成形方法として、比較的加工精度が低いものの安価で成形可能な、しごき成形等の塑性加工を採用することができる。
本発明のリクライニング装置が設置される車両用シートの構成概要を示す側面図である。 リクライニング装置の断面図である。 図2に示す3−3線相当の切断面による断面図である。 図2に示す4−4線相当の切断面による断面図である。 ベースプレートとカバーブラケットとの組付状態を示す拡大断面図である。 従来のリクライニング装置を示す断面図である。
以下、本発明に係るリクライニング装置20の一実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明のリクライニング装置20が設置される車両用シート10の構成概要を示す側面図である。
周知のように、車両用シート10は、シートクッション11とシートバック12を主な構成要素とし、シートクッション11にはシートブラケット(下側ブラケット)11aが、シートバック12にはシートバックブラケット(上側ブラケット)12aがそれぞれ固定されている。
下側ブラケット11aおよび上側ブラケット12aは、ラウンドリクライニングユニット21の相対回動する部位にそれぞれ固定されることで、互いに相対回動可能に連結されている。これにより、シートクッション11に対するシートバック12の傾動角度の調整が可能となる。なお、シートクッション11および下側ブラケット11aは、特許請求の範囲に記載の「第1の部材」の一例に相当し、シートバック12および上側ブラケット12aは、特許請求の範囲に記載の「第2の部材」の一例に相当し得る。
ラウンドリクライニングユニット21の中央のセンターシャフト22にはリクライニング操作レバー23が装着されている。ラウンドリクライニングユニット21、センターシャフト22およびリクライニング操作レバー23によりリクライニング装置20が構成されている。リクライニング操作レバー23を上方に引くとリクライニング装置20がアンロック状態となりシートバック12の傾動角度の調整が可能となる。図1から判るように、シートバック12は、シートクッション11と接する前倒しの位置からシートクッション11とフラットになる後倒しの位置まで回動可能である。このようなリクライニング装置20の構造について以下説明する。
図2は、リクライニング装置20の断面図である。図3は、図2に示す3−3線相当の切断面による断面図である。図4は、図2に示す4−4線相当の切断面による断面図である。図5は、ベースプレート30とカバーブラケット50との組付状態を示す拡大断面図である。なお、図2では、便宜上、センターシャフト22およびリクライニング操作レバー23の図示を省略し、図4では、ギヤプレート40は内歯41近傍のみ図示する。
図2に示すように、ラウンドリクライニングユニット21は、略円板状のベースプレート30と略お椀形状のギヤプレート40を重ね合わせてカバーブラケット50を組み付けることで、ベースプレート30およびギヤプレート40が相対回動可能に保持されるとともに軸方向への相対移動が抑制されるように構成されている。
ベースプレート30とギヤプレート40の間にはキャビティ(空間)Cが形成される。このキャビティC内には、図2〜図4に示すように、一対の第1ロックギヤ61と一対の第2ロックギヤ62の計4枚のロックギヤ、中央のカム70、2つの略円弧状のバネ部材80および略円板状のレバー板90等のロック、アンロックのための部材が配設されている。
ベースプレート30は、その背面(以下、軸方向一側の取付面30aともいう)に複数の突起30bが形成されており、これら各突起30bを下側ブラケット11aの係合穴(図示略)に係合させることで、当該下側ブラケット11aに対して取付面30aにて取り付けられる。また、図3に示すように、ベースプレート30には、軸方向他側の側面に、各ロックギヤ61,62を半径方向に案内するための4つの案内凸部31、32、31、32が形成されている。なお、図2において、図面左側を軸方向一側、図面右側を軸方向他側として、以下説明する。また、各案内凸部31、32は、特許請求の範囲に記載の「案内部」の一例に相当し得る。
また、ベースプレート30の外縁には、軸方向他側にて軸方向に環状に突出する環状突出部33がその内周面にてギヤプレート40の外周面の一部に係合可能に形成されている。当該ベースプレート30は、プレス加工等の塑性加工により各案内凸部31、32等が形成され、特に、環状突出部33は、しごき成形(塑性加工)により形成されている。
ギヤプレート40の内周面には、全周にわたって内歯41が形成されている。ギヤプレート40は、その背面(軸方向他側の面)に複数の突起(図示略)が形成されており、これら各突起を上側ブラケット12aの係合穴(図示略)に係合させることで、当該上側ブラケット12aに取り付けられる。
図3に示すように、両第1ロックギヤ61および両第2ロックギヤ62の外周側には、ギヤプレート40の内歯41と噛合可能な外歯61a、62aがそれぞれ形成されている。また、各ロックギヤ61、62には、軸方向他側に突出する突起61b、62bがそれぞれ形成されている。両第1ロックギヤ61は、案内凸部32に案内される可動ガイド34と案内凸部31の側周部との直線部分(ガイド部分)に案内されて半径方向にのみ摺動自在にそれぞれ支承されている。また、両第2ロックギヤ62は、案内凸部31、32の側周部のガイド部分に案内されて半径方向にのみ摺動自在にそれぞれ支承されている。
ベースプレート30の中央には、中心に貫通孔71が形成される板状のカム70が回動可能に配設されている。カム70には、外周面に各ロックギヤ61、62の後端面に当接するカム面72が形成され、側面にバネ部材80の一端が係合する2つの係合穴73と軸方向他側に突出する2つの円柱状の突起74とが形成されている。
図4に示すように、カム70は、2つのバネ部材80の一端とそれぞれ係合することにより、ロック回動方向(図3および図4にて時計方向)に強く付勢されている。これにより、カム70は、カム面72にて各ロックギヤ61、62の後端面に当接することで、上記両バネ部材80によるロック回動方向の付勢力により各ロックギヤ61、62を半径方向外側に強く付勢することとなる。なお、両バネ部材80の他端は、可動ガイド34の貫通穴を貫通するようにしてベースプレート30にそれぞれ係合されている。
カム70の貫通孔71には、センターシャフト22が挿入され、このセンターシャフト22を回動させることにより両バネ部材80の付勢力に抗してカム70をアンロック回動方向(図3および図4にて反時計方向)に回動させることができるようになっている。
図4に示すように、レバー板90には、カム70の両突起74にそれぞれ嵌合する貫通孔91と、2つのカム孔92および2つのカム孔93とが設けられている。レバー板90は、これら両貫通孔91と両突起74とをそれぞれ嵌合させ、両カム孔92に突起61bをそれぞれ挿通させ、両カム孔93に突起62bをそれぞれ挿通させた状態で、カム70および各ロックギヤ61、62に組み付けられている。
これにより、レバー板90がカム70とともにアンロック回動方向に回動すると、カム孔92の内周縁が第1ロックギヤ61の突起61bにそれぞれ当接するとともにカム孔93の内周縁が両第2ロックギヤ62の突起62bにそれぞれ当接する。さらにレバー板90がアンロック回動方向に回動すると、これら突起61b、突起62bが各カム孔92、93の内周縁により半径方向内側に付勢されて、各ロックギヤ61、62が半径方向内側に移動することとなる。
図5に示すように、カバーブラケット50は、円筒状の第1筒状部51と段付円筒状の第2筒状部52を備えている。第1筒状部51は、当該カバーブラケット50がベースプレート30に固定されるとき、その内周面にてベースプレート30の外周面に接触し、その軸方向一側の端面51aが取付面30aに対して軸方向他側に位置するように形成されている。すなわち、端面51aと取付面30aとの間には、図5に示す隙間X1が軸方向に形成されることとなる。
また、第2筒状部52は、当該カバーブラケット50がベースプレート30に固定されるとき、その内周面にてギヤプレート40における軸方向他側の外縁部近傍の外周面および側面等に摺接し、環状突出部33の軸方向他側の端面33aに接触しないように形成されている。すなわち、第2筒状部52の内周面と端面33aとの間には、図5に示す隙間X2が軸方向に形成されることとなる。このように、端面33aと第2筒状部52との間には隙間X2が形成されるため、端面33aを第2筒状部52に当接させて固定する場合と比較して、この環状突出部33に要求される寸法精度が低減されることとなる。
このように形成されるカバーブラケット50は、各ロックギヤ61、62やカム70などをキャビティC内に配設して一体に組み付けたベースプレート30およびギヤプレート40に対して、第1筒状部51がベースプレート30の外周面に接触し第2筒状部52がギヤプレート40に摺接して、上記隙間X1,X2が形成されるように組み付けられる。そして、第1筒状部51がベースプレート30に対して外周側からレーザ溶接により溶接結合されることで(図5の矢印α参照)、カバーブラケット50がベースプレート30に固定される。これにより、ベースプレート30およびギヤプレート40が、カバーブラケット50により、相対回動可能に保持されるとともに軸方向への相対移動が抑制されることとなる。
そして、カム70の貫通孔71に挿入したセンターシャフト22に対してリクライニング操作レバー23を組み付けることで、図2に示すリクライニング装置20が完成する。このように構成されるリクライニング装置20に対して、ベースプレート30の各突起30bを下側ブラケット11aの係合穴に係合させるとともに、ギヤプレート40の各突起を上側ブラケット12aの係合穴に係合させることで、シートクッション11およびシートバック12がリクライニング装置20により相対傾動可能に連結されることとなる。なお、ベースプレート30を上側ブラケット12aに取り付けるとともにギヤプレート40を下側ブラケット11aに取り付けるようにしてもよい。
このように構成される本実施形態に係るリクライニング装置20のアンロック状態およびロック状態について、以下に説明する。
(アンロック状態)
まず、リクライニング装置20におけるアンロック状態について説明する。
乗員がシートバック12の傾斜角度を調整するためロックを外す時は、リクライニング操作レバー23を操作してセンターシャフト22をアンロック回動方向に回動させる。すると、カム70は、センターシャフト22とともに両バネ部材80の付勢力に抗してアンロック回動方向に回動する。
カム70がアンロック回動方向に回動することにより、カム70のカム面72と各ロックギヤ61、62のそれぞれの後端面との当接が解除されて、各ロックギヤ61、62を半径方向外側へ付勢しているカム70による付勢力が解除される。これにより、各ロックギヤ61、62は半径方向内側に移動することが可能になり、ギヤプレート40の内歯41と各ロックギヤ61、62の外歯61a、62aとの噛合が解除可能状態となる。
そして、レバー板90がカム70とともにアンロック回動方向に回動することにより、レバー板90の各カム孔92、93の内周縁が各ロックギヤ61、62の突起61b、62bに当接して、各ロックギヤ61、62を積極的に半径方向内側に移動させて内歯41と外歯61a、62aとの噛合が解除される。
上述のように、内歯41と外歯61a、62aとの噛合が解除されると、ギヤプレート40の回動が自由になり、ラウンドリクライニングユニット21がアンロック状態になる。ラウンドリクライニングユニット21がアンロック状態になれば、リクライニング装置20がアンロック状態になり、シートバック12の傾斜角度を自由に調整可能な状態になる。
(ロック状態)
次に、リクライニング装置20におけるロック状態について説明する。
乗員によるシートバック12の傾斜角度の調整が終了すると、リクライニング操作レバー23を緩めることにより、カム70が、両バネ部材80の付勢力によりロック回動方向に回動する。
この回動するカム70のカム面72が各ロックギヤ61、62のそれぞれの後端面に当接することにより、各ロックギヤ61、62が半径方向外側に付勢される。これにより、各ロックギヤ61、62の外歯61a、62aがギヤプレート40の内歯41に噛合するように半径方向外側へ移動する。
そして、各ロックギヤ61、62の外歯61a、62aがギヤプレート40の内歯41に噛合することにより、ギヤプレート40の回動が制限され、リクライニング装置20がロック状態になる。
以上説明したように、本実施形態に係るリクライニング装置20では、ベースプレート30の外縁には、環状突出部33がその内周面にてギヤプレート40の外周面に係合可能に形成され、カバーブラケット50の第1筒状部51は、当該カバーブラケット50がベースプレート30に固定されるとき、軸方向一側の端面51aが取付面30aに対して軸方向他側に位置するように形成されている(図5の隙間X1参照)。そして、第1筒状部51がベースプレート30に対して外周側からレーザ溶接により溶接結合されることで、カバーブラケット50がベースプレート30に固定されている。
このため、ベースプレート30の外周部にカバーブラケット50を固定するための上述した被挟持部131(図6参照)を設けることなく、カバーブラケット50がベースプレート30に固定されるので、径方向の寸法を小さくすることができる。特に、溶接部位は外周側であり、第1筒状部51における軸方向一側の端面51aが取付面30aに対して軸方向他側に位置するため、溶接部位や第1筒状部51が取付面30aに取り付けられる下側ブラケット11aに干渉することをなくすことができる。
したがって、径方向の寸法を小さくして装置の小型化を実現することができる。
また、本実施形態に係るリクライニング装置20では、環状突出部33の軸方向他側の端面33aとカバーブラケット50との間には隙間X2が形成され、環状突出部33は、塑性加工により形成される。これにより、環状突出部33に要求される寸法精度が低減されるため、環状突出部33の成形方法として、比較的加工精度が低いものの安価で成形可能な、しごき成形等の塑性加工を採用することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)第1筒状部51を外周側からベースプレート30に溶接結合する溶接方法としては、レーザ溶接に限らず、例えば、スポット溶接、シーム溶接等の溶接方法を採用してもよい。
(2)環状突出部33を成形する成形方法としては、しごき成形に限らず、他の塑性加工を採用してもよいし、切削加工等の他の成形方法を採用してもよい。この場合、環状突出部33を高精度に成形可能な成形方法では、環状突出部33の軸方向他側の端面33aと第2筒状部52との間の隙間をなくしてもよい。
10…車両用シート
11…シートクッション(第1の部材)
11a…下側ブラケット(第1の部材)
12…シートバック(第2の部材)
12a…上側ブラケット(第2の部材)
20…リクライニング装置
30…ベースプレート
30a…取付面
31、32…案内凸部(案内部)
33…環状突出部(突出部)
33a…端面
40…ギヤプレート
41…内歯
50…カバーブラケット(カバー)
51…第1筒状部
51a…端面
52…第2筒状部
61…第1ロックギヤ
61a…外歯
62…第2ロックギヤ
62a…外歯
70…カム
80…バネ部材
90…レバー板
X1,X2…隙間

Claims (2)

  1. 相対的に傾動する第1の部材と第2の部材との傾動角度を調整するリクライニング装置であって、
    前記第1の部材に対して軸方向一側の取付面にて取り付けられるベースプレートと、
    前記第2の部材に取り付けられるとともに前記ベースプレートに対して相対回動可能に組み付けられて内歯を有するギヤプレートと、
    前記ベースプレートに対して第1筒状部の内面にて接触し前記ギヤプレートに対して第2筒状部の内面にて摺接した状態でこれらベースプレートおよびギヤプレートを相対回動可能に保持するとともに軸方向への相対移動を抑制するカバーと、
    前記ベースプレートに形成される案内部に対して半径方向にのみ移動可能にガイドされるように組み付けられ前記内歯と噛合可能な外歯を有するロックギヤと、
    前記ロックギヤの半径方向外側への移動を制御して前記外歯を前記内歯に噛合させるカムと、を備え、
    前記ベースプレートの外縁には、軸方向他側にて前記軸方向に環状に突出する突出部がその内周面にて前記ギヤプレートの外周面に係合可能に形成され、
    前記第1筒状部は、前記カバーが前記ベースプレートに固定されるとき、前記軸方向一側の端面が前記取付面に対して前記軸方向他側に位置するように形成され、
    前記第1筒状部が前記ベースプレートに対して外周側から溶接結合されることで、前記カバーが前記ベースプレートに固定されることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記突出部の前記軸方向他側の端面と前記カバーとの間には隙間が形成され、
    前記突出部は、塑性加工により形成されることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
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