JP2001123540A - 建物ユニットの接合方法及び構造並びに連結板 - Google Patents

建物ユニットの接合方法及び構造並びに連結板

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JP2001123540A
JP2001123540A JP30246799A JP30246799A JP2001123540A JP 2001123540 A JP2001123540 A JP 2001123540A JP 30246799 A JP30246799 A JP 30246799A JP 30246799 A JP30246799 A JP 30246799A JP 2001123540 A JP2001123540 A JP 2001123540A
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building
connecting plate
joining
unit
pillars
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Minoru Yashiro
稔 屋代
Taro Ninagawa
太郎 蜷川
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SEKISUI HARMONATE SEKO GIJUTSU
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
Original Assignee
SEKISUI HARMONATE SEKO GIJUTSU
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相隣る建物ユニットの寸法に誤差がある場合
にも、ユニット間隔と壁面の通りを簡易に高精度に調整
すること。 【解決手段】 建物ユニット10A〜10Dの接合方法
において、建物の外周部に位置して相隣る柱11同士を
連結板20により連結し、その後、建物の内部に位置し
て相隣る柱11同士を連結板30により連結するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物ユニットの接合
方法及び構造並びに連結板に関する。
【0002】
【従来の技術】柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
トを突き合せて接合するに際し、特開昭61-151347 号公
報に記載の如く、相隣る建物ユニットの柱の上端板に予
め接合ピンを立て、連結板に設けてある複数の嵌合孔の
それぞれをそれらの接合ピンに嵌合することにより、そ
れらの柱同士を連結板により連結するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 相隣る建物ユニットの寸法に誤差があるとき、連結板
の嵌合孔をばか孔にしないと接合ピンが嵌合できなくな
るが、嵌合孔をばか孔にすると、ユニット間隔がばらつ
いてユニット間の防水性能が低下し、或いは壁面の通り
不良を伴う。
【0004】上述において、連結板の全ての嵌合孔
をばか孔にすると、据付基準となる建物ユニットに対す
る連結板の相対位置が定まらず、結果として、全ての建
物ユニットの据付位置の調整に長時間を要して手間ど
る。
【0005】柱の上端板に予め接合ピンを立てるため
に、上端板に裏ナットを取着したり、めねじを加工する
必要があり、構成複雑で高コストになる。
【0006】本発明の課題は、相隣る建物ユニットの寸
法に誤差がある場合にも、ユニット間隔と壁面の通りを
簡易に高精度に調整することにある。
【0007】また、本発明の課題は、建物ユニットの据
付時間の迅速を図ることにある。
【0008】また、本発明の課題は、柱の上端板に予め
接合ピンを立てることなく、柱同士を連結板により簡易
に連結することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、柱をコーナーに備えた複数の建物ユニットを突き合
せて接合する接合方法において、建物の外周部に位置し
て相隣る柱同士を連結板により連結し、その後、建物の
内部に位置して相隣る柱同士を連結板により連結するよ
うにしたものである。
【0010】請求項2記載の本発明は、柱をコーナーに
備えた複数の建物ユニットを突き合せて接合する接合構
造において、建物の外周部に位置して相隣る2本の柱同
士を連結板により連結するに際し、連結板がそれら2本
の柱の上端板に設けられる接合部材のそれぞれに遊びな
く嵌合する2つの丸孔を備えてなるようにしたものであ
る。
【0011】請求項3記載の本発明は、柱をコーナーに
備えた複数の建物ユニットを突き合せて接合する接合構
造において、建物の外周部に位置して相隣る3本の柱同
士を連結板により連結するに際し、連結板がそれら3本
の柱のうちの2本の柱の上端板に設けられる接合部材の
それぞれに遊びなく嵌合する2つの丸孔と、残る1本の
柱の上端板に設けられる接合部材に一方向にて遊びなく
嵌合する1つの長孔とを備えてなるようにしたものであ
る。
【0012】請求項4記載の本発明は、柱をコーナーに
備えた複数の建物ユニットを突き合せて接合する接合構
造において、建物の内部に位置して相隣る4本の柱同士
を連結板により連結するに際し、連結板がそれら4本の
柱のうちの1本の柱の上端板に設けられる接合部材に遊
びなく嵌合する1つの丸孔と、他の2本の柱の上端板に
設けられる接合部材のそれぞれに一方向にて遊びなく嵌
合する2つの長孔と、残る1本の柱の上端板に設けられ
る接合部材に遊びをもって嵌合する1つのばか孔とを備
えてなるようにしたものである。
【0013】請求項5記載の本発明は、柱をコーナーに
備えた複数の建物ユニットを並べて接合する接合構造に
おいて、相隣る2本の柱同士を連結板により連結するに
際し、連結板がそれら2本の柱のうちの1本の柱の上端
板に設けられる接合部材に遊びなく嵌合する1つの丸孔
と、残る1本の柱の上端板に設けられる接合部材にそれ
らのユニット間隔に沿う方向にて遊びなく嵌合する1つ
の長孔とを備えてなるようにしたものである。
【0014】請求項6記載の本発明は、柱をコーナーに
備えた複数の建物ユニットを突き合せて接合する接合構
造において、相隣る柱同士を連結板により連結するに際
し、連結板がそれら柱の上端板にスプリングピンにより
結合されてなるようにしたものである。
【0015】請求項7記載の本発明は、請求項2〜5の
いずれかに記載の建物ユニットの接合構造に用いられる
連結板である。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 建物の外周部に位置して相隣る柱同士の間で、ユニッ
ト間隔と出寸法(壁面の通り)を調整した状態でそれら
の柱同士を連結板により連結する。そして、最後に、建
物の内部に位置して相隣る柱同士の間で、建物ユニット
の寸法誤差を吸収し、それらの柱同士を連結板により連
結する。建物ユニットの寸法誤差は建物の内部で吸収
し、建物の外周部ではユニット間隔を規定値として防水
性能を確保し、壁面の通りも良好にして外観を向上でき
る。
【0017】請求項2、7の発明によれば下記の作用
がある。 建物の外周部に位置して相隣る2本の柱同士を連結板
により連結するに際し、下記(a) 〜(c) を奏する。 (a) 2つの遊びのない丸孔を備える連結板を用いて、相
隣る2本の柱同士を連結するものであり、2個の建物ユ
ニットのユニット間隔を簡易に高精度に設定できる。
【0018】(b) また、連結板の丸孔に対し柱の接合部
材を回動させることにより、2個の建物ユニットの壁面
の通りも簡易に高精度に設定できる。
【0019】(c) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する連結板の相対位置はその丸孔が当該基準建物
ユニットの柱の接合部材にがたなく嵌合して直ちに定ま
り、全ての建物ユニットの据付位置を短時間で迅速に調
整できる。
【0020】請求項3、7の発明によれば下記の作用
がある。 建物の外周部に位置して相隣る3本の柱同士を連結板
により連結するに際し、下記(a) 〜(d) を奏する。 (a) 2つの遊びのない丸孔と1つの一方向にて遊びのな
い長孔を備える連結板を用いて、相隣る3本の柱同士を
連結するものであり、3個の建物ユニットのユニット間
隔を簡易に高精度に設定できる。
【0021】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する1つの建物ユニットの長さ寸法誤差を、当該
1つの建物ユニットの柱の接合部材の連結板に対する嵌
合位置をその長孔の範囲内で自由に移動できることによ
り調整できる。
【0022】(c) また、連結板の丸孔、長孔のそれぞれ
に対し柱の接合部材を回動させることにより、3個の建
物ユニットの壁面の通りも簡易に高精度に設定できる。
【0023】(d) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する連結板の相対位置はその丸孔が当該基準建物
ユニットの柱の接合部材にがたなく嵌合して直ちに定ま
り、全ての建物ユニットの据付位置を短時間で迅速に調
整できる。
【0024】請求項4、7の発明によれば下記の作用
がある。 建物の内部に位置して相隣る4本の柱同士を連結板に
より連結するに際し、下記(a) 〜(e) の作用がある。 (a) 1つの遊びのない丸孔と2つの一方向にて遊びのな
い長孔を備える連結板を用いて、相隣る4本の柱のうち
の、3本の柱同士を連結するものであり、4個の建物ユ
ニットのうちの、3個の建物ユニットのユニット間隔を
簡易に高精度に設定できる。
【0025】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する2個の建物ユニットの長さ寸法誤差を、当該
2個の建物ユニットの柱の接合部材の連結板に対する嵌
合位置をそれら長孔の範囲内で自由に移動できることに
より調整できる。
【0026】(c) また、連結板の丸孔、2つの長孔のそ
れぞれに対し柱の接合部材を回動させることにより、4
個の建物ユニットのうちの、3個の建物ユニットの壁面
の通りも簡易に高精度に設定できる。
【0027】(d) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する1個の建物ユニットの寸法誤差を、当該1個
の建物ユニットの柱の接合部材の連結板に対する嵌合位
置をそのばか孔の範囲内で自由に移動できることにより
調整できる。
【0028】(e) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する連結板の相対位置はその丸孔が当該基準建物
ユニットの柱の接合部材にがたなく嵌合して直ちに定ま
り、全ての建物ユニットの据付位置を短時間で迅速に調
整できる。
【0029】請求項5、7の発明によれば下記の作用
がある。 相隣る柱同士を連結板により連結するに際し、下記
(a) 〜(c) を奏する。 (a) 1つの遊びのない丸孔と1つの一方向にて遊びのな
い長孔を備える連結板を用いて、相隣る2本の柱同士を
連結するものであり、2個の建物ユニットのユニット間
隔を簡易に高精度に設定できる。
【0030】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する1個の建物ユニットの長さ寸法誤差を、当該
1個の建物ユニットの柱の接合部材の連結板に対する嵌
合位置をその長孔の範囲内で自由に移動できることによ
り調整できる。
【0031】(c) また、据付基準となる基準建物ユニッ
トに対する連結板の相対位置はその丸孔が当該基準建物
ユニットの柱の接合部材にがたなく嵌合して直ちに定ま
り、全ての建物ユニットの据付位置を短時間で迅速に調
整できる。
【0032】請求項6の発明によれば下記の作用があ
る。 相隣る柱同士を連結板により連結するに際し、下記
(a) 、(b) を奏する。 (a) 連結板と、相隣る柱の上端板とを、スプリングピン
により結合することにより、連結板とそれらの上端板の
それぞれに予めピン挿通孔を設けるだけで、柱同士を連
結板により簡易に連結できる。柱の上端板に予め接合ピ
ンを立てるものに比して、上端板に裏ナットやめねじを
設ける必要がなく、コスト低減できる。
【0033】(b) スプリングピンの先端部に先細りテー
パを付すことにより、スプリングピンの打込性を向上で
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用される建物ユ
ニットを示す斜視図、図2はユニット建物を示す平面
図、図3は相隣る柱の位置関係を示す平面図、図4は第
1実施形態のユニット建物を示し、(A)は4個の建物
ユニットの据付状態を示す平面図、(B)は4個の建物
ユニットの接合部を示す平面図、図5は建物ユニットの
接合手順を示し、(A)はジョイントピンの取着工程を
示す斜視図、(B)は第1連結板の連結工程を示す斜視
図、(C)はスプリングピンの打込工程を示す斜視図、
(D)は第2連結板の連結工程を示す斜視図、図6は第
1連結板を示す平面図、図7は第1連結板の連結過程を
示す側面図、図8はスプリングピンを示し、(A)は正
面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、図9は第
2連結板を示す平面図、図10は第2連結板の連結過程
を示す側面図、図11は据付調整治具による据付調整状
態を示す斜視図、図12は据付調整治具を示し、(A)
は正面図、(B)は側面図、図13は据付調整治具によ
るユニット間隔調整状態を示す正面図、図14は第2実
施形態の連結板を示す平面図、図15は連結板の連結過
程を示す側面図、図16は第3実施形態の連結板を示す
平面図、図17は連結板の連結過程を示す側面図、図1
8は第4実施形態の連結板を示す平面図、図19は連結
板の連結過程を示す側面図、図20は第5実施形態のユ
ニット建物を示す平面図、図21は連結板を示す平面
図、図22は連結板の連結過程を示す側面図、図23は
第6実施形態のユニット建物を示す平面図、図24は連
結板を示す平面図、図25は連結板の連結過程を示す側
面図である。
【0035】本発明は、複数の建物ユニット10を突き
合せて据付け、接合してユニット建物1を構築するもの
に関する。このとき、建物ユニット10は、図1に示す
如く、柱11をコーナーに備えた箱形の骨組構造体であ
り、4本の角鋼管製柱11の下端部間に形鋼製床梁12
を、上端部間に形鋼製天井梁13を接続して構成され
る。ユニット建物1の外周部に位置する建物ユニット1
0の外面には外壁14が設けられる。そして、ユニット
建物1は、図2に示す如く、複数の建物ユニット10を
縦横の水平方向にて突き合せ配置することにより下階部
分を構成し、下階部分の各建物ユニット10の上に他の
建物ユニット10を搭載することにより上階部分を構成
する。
【0036】然るに、ユニット建物1において、相隣る
建物ユニット10の間では、図3に示す如く、(1) 相隣
る柱11、11の間の隙間であるユニット間隔Gを規定
値に納めてこの隙間に充填されるシール材による防水性
能を確保可能とするとともに、(2) 相隣る柱11、11
の外面の段差である出寸法Rを零にして相隣る建物ユニ
ット10の外壁14がなす壁面の通りを揃える必要があ
る。以下、ユニット建物1において、相隣る建物ユニッ
ト10のユニット間隔G、出寸法Rを調整する方法につ
いて詳述する。
【0037】(第1実施形態)(図4〜図13) 第1実施形態のユニット建物1は、図4に示す如く、4
個の建物ユニット10A〜10Dを突き合せて据付ける
に際し、それらの建物ユニット10A〜10Dを下記
(1) 〜(3) により据付けるものである。 (1) 建物ユニット10A〜10Dの柱11の上端板15
にテーパ状ジョイントピン16を立てる。ジョイントピ
ン16は、上端板15の裏ナット等に螺着され、下記
(2) の第1連結板20に嵌合して相隣る建物ユニット1
0同士を接合するために用いられるとともに、上階に搭
載される他の建物ユニット10のための据付ガイド、上
階に搭載される他の建物ユニット10を固定するための
締結手段としても機能する。ジョイントピン16の上端
面には上階建物ユニット10を締結するためのめねじ1
6Aが設けられる(図5(A))。
【0038】(2) 建物ユニット10Aを基準にし、ユニ
ット建物1の外周部で、後述する据付調整治具100を
用いて、a部、b部、d部のユニット間隔Gと出寸法R
を揃える。このとき、建物ユニット10C、10Dに変
形能力があれば、c部でもユニット間隔Gと出寸法Rを
揃えることができる。据付調整治具100によるa部、
b部、c部、d部でのユニット間隔Gと出寸法Rの調整
状態下で、それらの各部で相隣る2本の柱11同士を第
1連結板20により連結する(図5(B)、(C))。
第1連結板20による接合構造については後述する。
【0039】(3) ユニット建物1の内部に位置して相隣
る4本の柱11同士を第2連結板30により連結する
(図5(D))。このとき、e部、f部、h部ではユニ
ット間隔Gを揃えることはできるが、出寸法Rは揃えら
れず、g部ではユニット間隔G、出寸法Rのいずれも揃
えられない。第2連結板30による接合構造については
後述する。
【0040】ユニット建物1にあっては、上述(1) 〜
(3) により、以下の作用がある。建物の外周部に位置し
て相隣る柱11同士の間で、ユニット間隔Gと出寸法R
(壁面の通り)を調整した状態でそれらの柱11同士を
連結板により連結する。そして、最後に、建物の内部に
位置して相隣る柱11同士の間で、建物ユニット10の
寸法誤差を吸収し、それらの柱11同士を連結板により
連結する。建物ユニット10の寸法誤差は建物の内部で
吸収し、建物の外周部ではユニット間隔Gを規定値とし
て防水性能を確保し、壁面の通りも良好にして外観を向
上できる。
【0041】以下、第1連結板20と第2連結板30を
用いた接合構造、据付調整治具100の構成と使用方法
について説明する。 (A) 第1連結板20を用いた接合構造(図6〜図8) 第1連結板20は、図6、図7に示す如く、ユニット建
物1の外周部で相隣る2本の柱11、11の上端板15
に設けられるジョイントピン16のそれぞれに遊びなく
嵌合する2つの丸孔21、22を備える。両丸孔21、
22のピッチPは、相隣る2個の建物ユニット10の柱
11が規定のユニット間隔Gをなす際のジョイントピン
16のピン間隔L(図3)に設定されている。
【0042】また、第1連結板20は相隣る柱11、1
1の上端板15に各2本のスプリングピン23により結
合される。柱11の上端板15はジョイントピン16を
挟む両側に予め2つのピン孔24を備え、第1連結板2
0は丸孔21、22のそれぞれを挟む両側に予め各2つ
のピン孔25を備える。スプリングピン23は、図8に
示す如く、テーパ状先端部23Aを備える。
【0043】第1連結板20は、2つの丸孔21、22
を柱11の上端板15のジョイントピン16に遊びなく
嵌合することによりユニット間隔Gを確保するととも
に、スプリングピン23により上端板15に固定される
ことにより出寸法Rを零にして壁面の通りを調整した状
態を固定化する。
【0044】第1連結板20を用いた接合構造にあって
は、以下の作用がある。 建物の外周部に位置して相隣る2本の柱11同士を第
1連結板20により連結するに際し、下記(a) 〜(c) を
奏する。 (a) 2つの遊びのない丸孔21、22を備える第1連結
板20を用いて、相隣る2本の柱11同士を連結するも
のであり、2個の建物ユニット10のユニット間隔Gを
簡易に高精度に設定できる。
【0045】(b) また、第1連結板20の丸孔21、2
2に対し柱11のジョイントピン16を回動させること
により、2個の建物ユニット10の壁面の通りも簡易に
高精度に設定できる。
【0046】(c) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する第1連結板20の相対位置はその丸孔
21、22が当該基準建物ユニット10の柱11のジョ
イントピン16にがたなく嵌合して直ちに定まり、全て
の建物ユニット10の据付位置を短時間で迅速に調整で
きる。
【0047】相隣る柱11同士を第1連結板20によ
り連結するに際し、下記(a) 、(b)を奏する。 (a) 第1連結板20と、相隣る柱11の上端板15と
を、スプリングピン23により結合することにより、第
1連結板20とそれらの上端板15のそれぞれに予めピ
ン孔24、25を設けるだけで、柱11同士を第1連結
板20により簡易に連結できる。柱11の上端板15に
予め接合ピンを立てるものに比して、上端板15に裏ナ
ットやめねじを設ける必要がなく、コスト低減できる。
【0048】(b) スプリングピン23の先端部に先細り
テーパ23Aを付すことにより、スプリングピン23の
打込性を向上できる。
【0049】(B) 第2連結板30を用いた接合構造(図
9、図10) 第2連結板30は、図9、図10に示す如く、ユニット
建物1の内部で相隣る4本の柱11のうちの1本の柱1
1(基準建物ユニット10Aの柱11)の上端板15に
設けられるジョイントピン16に遊びなく嵌合する1つ
の丸孔31と、他の2本の柱11(建物ユニット10
B、10Cの柱11)の上端板15に設けられるジョイ
ントピン16に一方向にて遊びなく嵌合する2つの長孔
32、33と、残る1本の柱11(建物ユニット10D
の柱11)の上端板15に設けられるジョイントピン1
6に遊びをもって嵌合する1つのばか孔34とを備え
る。丸孔31と長孔32のピッチP(長孔32の長軸に
直交する方向)と、丸孔31と長孔33のピッチP(長
孔33の長軸と直交する方向)は、相隣る2個の建物ユ
ニット10A、10Bの柱11、建物ユニット10A、
10Cの柱11が規定のユニット間隔Gをなす際のジョ
イントピン16のピン間隔L(図3)に設定されてい
る。
【0050】第2連結板30を用いた接合構造にあって
は、以下の作用がある。建物の内部に位置して相隣る4
本の柱11同士を第2連結板30により連結するに際
し、下記(a) 〜(e) の作用がある。 (a) 1つの遊びのない丸孔31と2つの一方向にて遊び
のない長孔32、33を備える第2連結板30を用い
て、相隣る4本の柱11のうちの、3本の柱11同士を
連結するものであり、4個の建物ユニット10のうち
の、3個の建物ユニット10のユニット間隔Gを簡易に
高精度に設定できる。
【0051】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する2個の建物ユニット10の長さ寸法誤
差を、当該2個の建物ユニット10の柱11のジョイン
トピン16の第2連結板30に対する嵌合位置をそれら
長孔32、33の範囲内で自由に移動できることにより
調整できる。
【0052】(c) また、第2連結板30の丸孔31、2
つの長孔32、33のそれぞれに対し柱11のジョイン
トピン16を回動させることにより、4個の建物ユニッ
ト10のうちの、3個の建物ユニット10の壁面の通り
も簡易に高精度に設定できる。
【0053】(d) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する1個の建物ユニット10の寸法誤差
を、当該1個の建物ユニット10の柱11のジョイント
ピン16の第2連結板30に対する嵌合位置をそのばか
孔34の範囲内で自由に移動できることにより調整でき
る。
【0054】(e) また、据付基準となる基準建建物ユニ
ット10に対する第2連結板30の相対位置はその丸孔
31が当該基準建物ユニット10Aの柱11のジョイン
トピン16にがたなく嵌合して直ちに定まり、全ての建
物ユニット10の据付位置を短時間で迅速に調整でき
る。
【0055】(C) 据付調整治具100の構成と使用方法
(図11〜図13) 据付調整治具100は、図11〜図13に示す如く、相
隣る両建物ユニット10のそれぞれに設けられる係合
部、本実施形態では相隣る天井梁13に設けたテーパピ
ン17の規定の据付距離Tを介して離隔される2つのテ
ーパ孔状の嵌合部101、101を治具本体100Aに
備える。据付調整治具100は、両嵌合部101、10
1のそれぞれを両建物ユニット10のテーパピン17の
それぞれに嵌合し、両建物ユニット10のユニット間隔
Gを規定値に調整可能とする。
【0056】据付調整治具100は、治具本体100A
に、枢軸102を介して揺動できる操作レバー103を
備え、水平にした操作レバーに加える操作力により治具
本体100Aに回転力を付与する。
【0057】即ち、据付調整治具100は、図11に示
す如く、嵌合部101、101を両建物ユニット10の
テーパピン17に嵌め、押し込むことにより、テーパピ
ン17の当初間隔T1 又はT2 を、規定の据付距離Tに
調整し、ひいては両建物ユニット10のユニット間隔G
を規定値に調整する(図13)。そして、そのユニット
間隔Gの調整状態で、水平にした操作レバー103を用
いて治具本体100Aを左右に回転させてこじり、両建
物ユニット10の相隣る柱11、11の外面の段差であ
る出寸法R(図3)を零にする壁面調整を行なう。
【0058】ユニット建物1にあっては、相隣る建物ユ
ニット10のユニット間隔G、出寸法Rを据付調整治具
100によって上述の如くに調整した状態下で、相隣る
建物ユニット10の柱11同士に前述の第1連結板20
を連結し、ユニット間隔G、壁面の通りの調整を固定化
するものである。
【0059】据付調整治具100及びそれを用いた据付
方法によれば、以下の作用がある。 据付調整治具100の治具本体100Aに備えた嵌合
部101が、両建物ユニット10のテーパピン17に嵌
合でき、且つそれらのテーパピン17の規定の据付距離
Tだけ離隔されてなるものであるから、両嵌合部101
のそれぞれを両テーパピン17のそれぞれに嵌合するだ
けで、両建物ユニット10のユニット間隔Gを簡易に規
定値に調整できる。
【0060】建物ユニット10のテーパピン17がテ
ーパピンであり、据付調整治具100の嵌合部101が
テーパ孔であることにより、両建物ユニット10の当初
の間隔T1 又はT2 が規定値より大きくても、小さくて
も、嵌合部101はテーパピン17に嵌合開始でき、こ
の嵌合部101を押し込むことにより、規定値のユニッ
ト間隔Gを簡易に得ることができる。
【0061】据付調整治具100の治具本体100A
に操作レバー103を備えたから、据付調整治具100
の嵌合部101を両建物ユニット10のテーパピン17
に嵌合した状態で、操作レバー103を左右に回転させ
てこじることによってテーパピン17を前後にゆすり、
両建物ユニット10の壁面の通りも調整できる。
【0062】(第2実施形態)(図14、図15) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、第1連結板
20を相隣る2つの柱11、11の上端板15に予め植
設されている固定ピン26に結合したことにある。第1
連結板20は、第1実施形態におけると同様に、2つの
丸孔21、22と、丸孔21、22のそれぞれを挟む両
側の各2つのピン孔25を備える。
【0063】(第3実施形態)(図16、図17) 第3実施形態は、建物ユニット10が柱11の上端板1
5にジョイントピン16を備えない場合に、相隣る建物
ユニット10の柱11同士を連結する連結板40を用い
るものである。
【0064】連結板40は、相隣る2本の柱11、11
の上端板15に各2本のスプリングピン41(第1実施
形態のスプリングピン23と同じ)により結合される。
柱11の上端板15は予め2つのピン孔42を備え、連
結板40は各柱11に対応する両側に予め各2つのピン
孔43を備える。スプリングピン41は、テーパ状先端
部41Dを備える。このとき、スプリングピン41は連
結板40の上面と面一になるまで打ち込まれ、連結板4
0の上面に突出して残ることがない。
【0065】連結板40を用いた接合構造にあっては、
以下の作用がある。相隣る柱11同士を連結板40によ
り連結するに際し、下記(a) 、(b) を奏する。 (a) 連結板40と、相隣る柱11の上端板15とを、ス
プリングピン41により結合することにより、連結板4
0とそれらの上端板15のそれぞれに予めピン孔42、
43を設けるだけで、柱11同士を連結板40により簡
易に連結できる。柱11の上端板15に予め接合ピンを
立てるものに比して、上端板15に裏ナットやめねじを
設ける必要がなく、コスト低減できる。
【0066】(b) スプリングピン41の先端部に先細り
テーパ41Aを付すことにより、スプリングピン41の
打込性を向上できる。
【0067】(第4実施形態)(図18、図19) 第4実施形態は、相隣る建物ユニット10の柱11同士
を連結板50を用いて連結するに際し、連結板50をボ
ルト53により柱11の上端板15に固定したものであ
る。
【0068】このとき、連結板50は、相隣る2本の柱
11、11の上端板15の上に設置され、各上端板15
の裏ナット53Aに螺着されるボルト53のそれぞれに
遊びなく嵌合する2つの丸孔51、52(第1実施形態
の連結板20の丸孔21、22に相当)を備える。
【0069】(第5実施形態)(図20〜図22) 第5実施形態は、図20に示す如く、ユニット建物1の
一部の外周部に、3個の建物ユニット10A〜10Cの
柱11が突き合されて位置するとき、3本の柱11同士
を連結板60により連結するものである。
【0070】連結板60は、図21、図22に示す如
く、ユニット建物1の外周部で相隣る3本の柱11のう
ちの、2本柱11、11(建物ユニット10A、10B
の柱11)の上端板15に設けられるジョイントピン1
6のそれぞれに遊びなく嵌合する2つの丸孔61、62
と、残る1本の柱11(建物ユニット10Cの柱11)
の上端板15に設けられるジョイントピン16に一方向
にて遊びなく嵌合する1つの長孔63とを備える。丸孔
61と丸孔62のピッチPと、丸孔61と長孔63のピ
ッチP(長孔63の長軸と直交する方向)は、相隣る2
個の建物ユニット10A、10Bの柱11、建物ユニッ
ト10A、10Cの柱11が規定のユニット間隔Gをな
す際のジョイントピン16のピン間隔(図3)に設定さ
れている。
【0071】連結板60を用いた接合構造にあっては、
以下の作用がある。建物の外周部に位置して相隣る3本
の柱11同士を連結板60により連結するに際し、下記
(a) 〜(d) を奏する。 (a) 2つの遊びのない丸孔61、62と1つの一方向に
て遊びのない長孔63を備える連結板60を用いて、相
隣る3本の柱11同士を連結するものであり、3個の建
物ユニット10のユニット間隔Gを簡易に高精度に設定
できる。
【0072】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する1つの建物ユニット10の長さ寸法誤
差を、当該1個の建物ユニット10の柱11のジョイン
トピン16の連結板60に対する嵌合位置をその長孔6
3の範囲内で自由に移動できることにより調整できる。
【0073】(c) また、連結板60の丸孔61、62、
長孔63のそれぞれに対し柱11のジョイントピン16
を回動させることにより、3個の建物ユニット10の壁
面の通りも簡易に高精度に設定できる。
【0074】(d) また、据付基準となる基準建建物ユニ
ット10Aに対する連結板60の相対位置はその丸孔6
1、62が当該基準建物ユニット10Aの柱11のジョ
イントピン16にがたなく嵌合して直ちに定まり、全て
の建物ユニット10の据付位置を短時間で迅速に調整で
きる。
【0075】(第6実施形態)(図23〜図25) 第6実施形態は、図23に示す如く、ユニット建物1の
一部に、3個の建物ユニット10A〜10Cを縦列にて
並べて位置するとき、a部、b部、c部、d部のそれぞ
れにおいて、相隣る2本の柱11同士を連結板70によ
り連結するものである。
【0076】連結板70は、図24、図25に示す如
く、相隣る2本の柱11のうちの1本の柱11(例えば
建物ユニット10Aの柱11)の上端板15の裏ナット
73Aに螺着されるボルト73(ジョイントピン16で
も可)に遊びなく嵌合する1つの丸孔71と、残る1本
の柱11(例えば建物ユニット10Bの柱11)の裏ナ
ット74Aに螺着されるボルト74(ジョイントピン1
6でも可)にそれらのユニット間隔Gに沿う方向にて遊
びなく嵌合する1つ長孔72とを備える。丸孔71と長
孔72のピッチPは、相隣る例えば建物ユニット10
A、10Bの柱11が規定のユニット間隔Gをなす際の
裏ナット73A(ボルト73)の間隔(図3のジョイン
トピン16の間隔に相当)に設定されている。
【0077】連結板70を用いた接合構造にあっては、
以下の作用がある。相隣る柱11同士を連結板70によ
り連結するに際し、下記(a) 〜(c) を奏する。 (a) 1つの遊びのない丸孔71と1つの一方向にて遊び
のない長孔72を備える連結板70を用いて、相隣る2
本の柱11同士を連結するものであり、2本の建物ユニ
ット10のユニット間隔Gを簡易に高精度に設定でき
る。
【0078】(b) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する1個の建物ユニット10の長さ寸法誤
差を、当該1個の建物ユニット10の柱11のボルト7
3の連結板70に対する嵌合位置をその長孔72の範囲
内で自由に移動できることにより調整できる。
【0079】(c) また、据付基準となる基準建物ユニッ
ト10Aに対する連結板70の相対位置はその丸孔71
が当該基準建物ユニット10Aの柱11のボルト73に
がたなく嵌合して直ちに定まり、全ての建物ユニット1
0の据付位置を短時間で迅速に調整できる。
【0080】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、相隣る建
物ユニットの寸法に誤差がある場合にも、ユニット間隔
と壁面の通りを簡易に高精度に調整することができる。
【0082】また、本発明によれば、建物ユニットの据
付時間の迅速を図ることができる。
【0083】また、本発明によれば、柱の上端板に予め
接合ピンを立てることなく、柱同士を連結板により簡易
に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用される建物ユニットを示す
斜視図である。
【図2】図2はユニット建物を示す平面図である。
【図3】図3は相隣る柱の位置関係を示す平面図であ
る。
【図4】図4は第1実施形態のユニット建物を示し、
(A)は4個の建物ユニットの据付状態を示す平面図、
(B)は4個の建物ユニットの接合部を示す平面図であ
る。
【図5】図5は建物ユニットの接合手順を示し、(A)
はジョイントピンの取着工程を示す斜視図、(B)は第
1連結板の連結工程を示す斜視図、(C)はスプリング
ピンの打込工程を示す斜視図、(D)は第2連結板の連
結工程を示す斜視図である。
【図6】図6は第1連結板を示す平面図である。
【図7】図7は第1連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【図8】図8はスプリングピンを示し、(A)は正面
図、(B)は右側面図、(C)は左側面図である。
【図9】図9は第2連結板を示す平面図である。
【図10】図10は第2連結板の連結過程を示す側面図
である。
【図11】図11は据付調整治具による据付調整状態を
示す斜視図である。
【図12】図12は据付調整治具を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図である。
【図13】図13は据付調整治具によるユニット間隔調
整状態を示す正面図である。
【図14】図14は第2実施形態の連結板を示す平面図
である。
【図15】図15は連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【図16】図16は第3実施形態の連結板を示す平面図
である。
【図17】図17は連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【図18】図18は第4実施形態の連結板を示す平面図
である。
【図19】図19は連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【図20】図20は第5実施形態のユニット建物を示す
平面図である。
【図21】図21は連結板を示す平面図である。
【図22】図22は連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【図23】図23は第6実施形態のユニット建物を示す
平面図である。
【図24】図24は連結板を示す平面図である。
【図25】図25は連結板の連結過程を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ユニット建物 10、10A〜10D 建物ユニット 11 柱 15 上端板 16 ジョイントピン(接合部材) 20 連結板 21、22 丸孔 23 スプリングピン 30 連結板 31 丸孔 32、33 長孔 34 ばか孔 40 連結板 41 スプリングピン 50 連結板 51、52 丸孔 53 ボルト(接合部材) 60 連結板 61、62 丸孔 63 長孔 70 連結板 71 丸孔 72 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蜷川 太郎 茨城県つくば市和台32 株式会社セキスイ ハーモネート施工技術センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを突き合せて接合する接合方法において、 建物の外周部に位置して相隣る柱同士を連結板により連
    結し、その後、建物の内部に位置して相隣る柱同士を連
    結板により連結することを特徴とする建物ユニットの接
    合方法。
  2. 【請求項2】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを突き合せて接合する接合構造において、 建物の外周部に位置して相隣る2本の柱同士を連結板に
    より連結するに際し、連結板がそれら2本の柱の上端板
    に設けられる接合部材のそれぞれに遊びなく嵌合する2
    つの丸孔を備えてなることを特徴とする建物ユニットの
    接合構造。
  3. 【請求項3】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを突き合せて接合する接合構造において、 建物の外周部に位置して相隣る3本の柱同士を連結板に
    より連結するに際し、連結板がそれら3本の柱のうちの
    2本の柱の上端板に設けられる接合部材のそれぞれに遊
    びなく嵌合する2つの丸孔と、残る1本の柱の上端板に
    設けられる接合部材に一方向にて遊びなく嵌合する1つ
    の長孔とを備えてなることを特徴とする建物ユニットの
    接合構造。
  4. 【請求項4】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを突き合せて接合する接合構造において、 建物の内部に位置して相隣る4本の柱同士を連結板によ
    り連結するに際し、連結板がそれら4本の柱のうちの1
    本の柱の上端板に設けられる接合部材に遊びなく嵌合す
    る1つの丸孔と、他の2本の柱の上端板に設けられる接
    合部材のそれぞれに一方向にて遊びなく嵌合する2つの
    長孔と、残る1本の柱の上端板に設けられる接合部材に
    遊びをもって嵌合する1つのばか孔とを備えてなること
    を特徴とする建物ユニットの接合構造。
  5. 【請求項5】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを並べて接合する接合構造において、 相隣る2本の柱同士を連結板により連結するに際し、連
    結板がそれら2本の柱のうちの1本の柱の上端板に設け
    られる接合部材に遊びなく嵌合する1つの丸孔と、残る
    1本の柱の上端板に設けられる接合部材にそれらのユニ
    ット間隔に沿う方向にて遊びなく嵌合する1つの長孔と
    を備えてなることを特徴とする建物ユニットの接合構
    造。
  6. 【請求項6】 柱をコーナーに備えた複数の建物ユニッ
    トを突き合せて接合する接合構造において、 相隣る柱同士を連結板により連結するに際し、連結板が
    それら柱の上端板にスプリングピンにより結合されてな
    ることを特徴とする建物ユニットの接合構造。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれかに記載の建物ユ
    ニットの接合構造に用いられる連結板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010069049A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2020165109A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 有限会社 伊藤 セントルのフォーム吊り上げ用の金具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010069049A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2020165109A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 有限会社 伊藤 セントルのフォーム吊り上げ用の金具
JP7037821B2 (ja) 2019-03-28 2022-03-17 有限会社 伊藤 セントルのフォーム吊り上げ用の金具

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