JP2010058737A - 車両前部構造 - Google Patents

車両前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2010058737A
JP2010058737A JP2008228405A JP2008228405A JP2010058737A JP 2010058737 A JP2010058737 A JP 2010058737A JP 2008228405 A JP2008228405 A JP 2008228405A JP 2008228405 A JP2008228405 A JP 2008228405A JP 2010058737 A JP2010058737 A JP 2010058737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
vehicle front
radiator
load
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008228405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5098907B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tamakoshi
浩史 玉腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008228405A priority Critical patent/JP5098907B2/ja
Publication of JP2010058737A publication Critical patent/JP2010058737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5098907B2 publication Critical patent/JP5098907B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】車両の前面衝突時に荷重を効率よく車両後方側に伝達し、エネルギ吸収効率を向上することができる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両前部10には、車両幅方向両側のフロントサイドメンバ12の間、及びバンパリインフォース16とダッシュパネル18との間の空間に荷室箱30が設けられている。荷室箱30の下部には導風ダクト34が設けられており、導風ダクト34の後端部にラジエータ42が設けられている。導風ダクト34は、箱体32の底部32Bとその上部の枠体35Aとで構成された筒状部35を備えている。枠体35Aの下部には、ビード部材35Bが車両前後方向に沿って複数設けられており、ビード部材35Bの後端部はトンネル20まで到達するように配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パワーユニットが車両前部以外の部位に搭載された車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、車両前部にエンジンが無く、車両後部に設けられたエンジンルーム内にエンジンが搭載された車両構造が開示されている。
特開平5−8677号公報
しかしながら、上記先行技術では、車両の前面衝突時に車両の幅方向中心付近に入力される荷重に対して、反力を発生させ難い。すなわち、車両の前面衝突における荷重の伝達が考慮されておらず、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両の前面衝突時に荷重を効率よく車両後方側に伝達し、エネルギ吸収効率を向上することができる車両前部構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両前部構造は、パワーユニットが車両前部以外の部位に搭載された車両前部構造であって、車両幅方向両側に車両前後方向に沿って延在された左右一対のフロントサイドメンバの間で、かつ、車両前端部に車両幅方向に沿って配置されると共に前記各フロントサイドメンバに連結されたバンパ部材と、前記バンパ部材に対し車両後方側に車両幅方向に沿って配置されると共に前記各フロントサイドメンバに連結されたダッシュパネルとの間の空間に配置された構造体と、前記構造体に設けられ、前記バンパ部材に入力された後ろ向きの荷重を前記ダッシュパネルより車両後方側に配置されたフロア骨格部に伝達可能な荷重伝達部材と、を有している。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記構造体における車両後部側の部分にラジエータを配置している。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両前部構造において、前記ラジエータの少なくとも一部が前記荷重伝達部材内に配置され、かつ、前記荷重伝達部材が前記ラジエータへ風を導入する導風ダクトとして利用されると共に、前記荷重伝達部材の車両後部にシュラウドを設けている。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両前部構造において、前記構造体の車両後部にエアコンユニットが設けられ、前記ラジエータの一部を前記エアコンユニット内に挿入して前記エアコンユニットの構成部品と兼用している。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造において、前記荷重伝達部材の前端部が、前記荷重伝達部材よりも車両上方側に配置された前記バンパ部材の車両後方側に延設されている。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両前部構造において、前記荷重伝達部材が、車両前後方向に沿って配置された縦壁状のビード部材を含んで構成されている。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両前部構造において、前記構造体が、車両の荷室を構成している。
請求項1に記載の車両前部構造によれば、パワーユニットが車両前部には搭載されておらず、車両前部における車両幅方向両側に車両前後方向に沿って延在された左右のフロントサイドメンバの間で、かつ車両前端部に車両幅方向に沿って配置されたバンパ部材と、このバンパ部材に対し車両後方側に配置されたダッシュパネルとの間の空間に構造体が配置されている。構造体には、バンパ部材に入力された後ろ向きの荷重をダッシュパネルより車両後方側に配置されたフロア骨格部に伝達可能な荷重伝達部材が設けられている。これによって、車両の前面衝突時には、バンパ部材を介してフロントサイドメンバに荷重が伝達されると共に、荷重伝達部材を介してダッシュパネルより車両後方側のフロア骨格部にも荷重が伝達される。このため、衝突荷重を車両前部で分散することができる。
請求項2に記載の車両前部構造によれば、構造体における車両後部側の部分にラジエータを配置することにより、荷重伝達部材を車両前端まで延設することができる。このため、車両の前端部にラジエータを配置した場合に比べて、車両の前面衝突時における空走距離(衝撃吸収しないストローク)を短くすることができ、エネルギ吸収効率を向上させることができる。
請求項3に記載の車両前部構造によれば、ラジエータの少なくとも一部が荷重伝達部材内に配置されており、荷重伝達部材を導風ダクトとして利用してラジエータへ風を導入すると共に、荷重伝達部材の車両後部に設けられたシュラウドから空気を排気する。これによって、構造体の車両後部側に配置したラジエータの冷却性能を確保することができる。
請求項4に記載の車両前部構造によれば、構造体の車両後部にエアコンユニットが設けられ、ラジエータの一部がエアコンユニット内に挿入されてエアコンユニットの構成部品と兼用されている。これによって、ラジエータをエアコンユニットの構成部品(ヒータコアなど)として機能させて、エアコンユニットの構成部品及びその配管を廃止することができ、部品点数を削減することができる。また、例えば、ラジエータがオーバーヒートした場合に、エアコンユニットのファンを逆回転させて強制空冷する構成とすることも可能である。
請求項5に記載の車両前部構造によれば、荷重伝達部材の前端部が、荷重伝達部材よりも車両上方側に配置されたバンパ部材の車両後方側に延設されており、車両の前面衝突時にバンパ部材の車両後方を荷重伝達部材で支持することができる。このため、車両の幅方向中心付近に入力された集中荷重を車両前部でより効果的に分散することができる。
請求項6に記載の車両前部構造によれば、荷重伝達部材が、車両前後方向に沿って配置された縦壁状のビード部材を含んで構成されており、簡易な構成で衝突荷重を車両前部で分散することができる。
請求項7に記載の車両前部構造によれば、構造体が車両の荷室を構成しており、車両前部にパワーユニットを搭載しない車両において、車両前部の空間を荷室として利用することができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、車両の前面衝突時に荷重を効率よく車両後方側に伝達し、エネルギ吸収効率を向上することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両前部構造は、車両の前面衝突時の空走距離を短くすることができ、エネルギ吸収効率を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両前部構造は、構造体の車両後方側に配置したラジエータの冷却性能を確保することができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両前部構造は、ラジエータをエアコンユニットの構成部品として機能させて、部品点数を削減することができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両前部構造は、車両の幅方向中心付近に入力された集中荷重を車両前部でより効果的に分散することができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両前部構造は、簡易な構成で衝突荷重を車両前部で分散することができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両前部構造は、車両前部にパワーユニットを搭載しない車両において、車両前部の空間を荷室として利用することができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車両前部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、第1実施形態に係る車両前部構造の全体構成が斜視図にて示されており、図2には、車両前部構造の全体構成が縦断面図にて示されている。また、図3には、車両前部構造に用いられる荷室箱及びエアコンユニットが分解斜視図にて示されており、図4には、荷室箱及びエアコンユニットの組付け状態が斜視図にて示されている。また、図5には、車両前部構造に用いられる車両骨格部材の構成が斜視図にて示されている。
図1、図2及び図5に示されるように、車両前部10には、車両幅方向両側に、車両前後方向に沿って延在するフロントサイドメンバ12が設けられている。フロントサイドメンバ12は、車体骨格部材であり、車両幅方向に沿った断面が略矩形状に形成されている。フロントサイドメンバ12の車両前後方向の後部側は、車両下方側に斜め方向に延びたキック部12Aを介して車両後方側に延設されている。フロントサイドメンバ12の車両前後方向の前端部には、車両の衝突時に変形可能なクラッシュボックス14が設けられている。クラッシュボックス14の車両前方側、すなわち車両前部10の前端部には、車両幅方向に沿って延在するバンパ部材としてのバンパリインフォース16が配置され、左右のクラッシュボックス14をバンパリインフォース16で繋いでいる。バンパリインフォース16は、車両前後方向に沿った断面が略矩形状で、車両幅方向中央部が車両前方側に突出するような湾曲形状に形成されている。
フロントサイドメンバ12のキック部12Aには、車両幅方向及び車両上下方向に沿ってダッシュパネル18の下部が連結されている。ダッシュパネル18の車両後方側には、車両前後方向に沿ってフロア骨格部としてのトンネル20が該ダッシュパネル18に連続するように設けられており、トンネル20の車両幅方向両側には車両前後方向に沿ってほぼ水平にフロアパネル22が設けられている。トンネル20は、フロアパネル22から断面が略「コ」字状に突出した形状である。ダッシュパネル18の車両後方側における車両幅方向両側には、略車両上下方向に沿って延びたフロントピラー24が設けられている。
図1及び図2に示されるように、車両幅方向両側のフロントサイドメンバ12の間、及び車両幅方向に沿って配置される車両前方側のバンパリインフォース16と車両後方側のダッシュパネル18との間の空間に、構造体(荷室部)としての荷室箱30が配設されている。車両前部10には、エンジン、モータ等のパワーユニットは設けられておらず、図示を省略するがパワーユニットは車室54内の下方又は後方に搭載されている。
図2〜図4に示されるように、荷室箱30は、荷室を構成する矩形状の箱体32を備えており、箱体32の上部に開口部32Aが形成されている。箱体32は、スチール又は樹脂などで形成されている。箱体32の底部32Bの上面には、車両前方側から空気を導くための導風ダクト34が車両前後方向に沿って設けられている。導風ダクト34は、箱体32の底部32Bとその車両上方側の枠体35Aとで構成された筒状部35を備えている。枠体35Aの下部には、導風ダクト34の縦壁を構成する荷重伝達部材としてのビード部材35Bが車両前後方向に沿って複数設けられている。本実施形態では、ビード部材35Bは、筒状部35の車両幅方向両端部を含めて4本設けられている。筒状部35の後端部の上面には車両幅方向に沿って長穴状の開口部35Cが形成されており、開口部35Cにラジエータ42が挿入されている。ラジエータ42は、冷却水や潤滑油の冷却に用いられる放熱器であり、ラジエータ42の後方側に風を送るためのファン42Aが設けられている。
ビード部材35Bは、導風ダクト34の導風板として機能しており、導風ダクト34の車両前端部から車両後方側のラジエータ42に空気を導入すると共に、車両の前面衝突時に衝突エネルギを吸収するように構成されている。また、ラジエータ42の上部側は、開口部35Cを通して車室54の前部に配設されるエアコンユニット40に挿入されており(図2参照)、ラジエータ42がエアコンユニット40を構成する構成部品であるヒータコアと兼用されている。
筒状部35の開口部35Cよりも後部には、ラジエータ42からの空気を車両後方側に案内するシュラウド35Dが設けられている。シュラウド35Dは、車両幅方向及び車両上下方向の長さが徐々に短くなるように形成されており、シュラウド35Dの内部にも2本のビード部材35Bが延設されている。シュラウド35Dの後端部はトンネル20の前端部の中に挿入されている。これにより、ラジエータ42からの空気(熱気)は、シュラウド35Dを介してトンネル20に排出されるようになっている。
箱体32の内部には、開口部35Cよりも車両前方側に車両上下方向に沿って内壁33が設けられている。箱体32の後部の側壁を構成する後壁部32Cには、図3中の奥側(車両前方から見た左側)に内気吸気ダクト44が設けられており、図3中の手前側(車両前方から見た右側)にエアコンダクト46が設けられている。また、箱体32内の内壁33と後壁部32Cの間には、エアコンユニット40の構成部品であるエバポレータ48、ファン50(ブロア)、外気吸気ダクト52等が格納される構成となっている。
また、図2に示されるように、フロントサイドメンバ12は、箱体32の車両上下方向中間部に配置されており、導風ダクト34はフロントサイドメンバ12の下方側に位置している。箱体32の底部32Bの前端部には、バンパリインフォース16の車両下方側であって導風ダクト34より車両前方側に、車両の衝突時に車両前後方向に潰れてエネルギを吸収するエネルギ吸収材38が設けられている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
車両前部10には、車両幅方向両側のフロントサイドメンバ12の間で、かつ、車両前端部に車両幅方向に沿って配置されるバンパリインフォース16と、このバンパリインフォース16に対し車両後方側に配置されたダッシュパネル18との間の空間に荷室箱30が配設されており、荷室箱30の下部の導風ダクト34にビード部材35Bが車両前後方向に沿ってトンネル20まで到達するように設けられている。車両の前面衝突時には、バンパリインフォース16を介してフロントサイドメンバ12に荷重が伝達されると共に、ビード部材35Bを介してトンネル20にも荷重を伝達することができる。このため、衝突荷重を車両前部10で効果的に分散することができる。
また、ビード部材35Bによりトンネル20に荷重を伝達する際に、ビード部材35Bが潰れることにより、衝突エネルギを吸収しながら荷重を伝えることができる。さらに、荷室箱30の車両後部側にラジエータ42を配置することにより、ビード部材35Bを車両前端のバンパリインフォース16に近い部位まで延設する構造とすることができる。これにより、衝突初期から荷重を発生させることができる。すなわち、車両の前端部にラジエータを配置した場合に比べて、車両の前面衝突時における空走距離(衝撃吸収しないストローク)を短くすることができ、エネルギ吸収効率を向上させることができる。
また、導風ダクト34のビード部材35Bがラジエータ42への導風板として利用されると共に、導風ダクト34の車両後部のシュラウド35Dがトンネル20まで延設されているので、車両前端部から導風ダクト34によりラジエータ42へ空気が導入され、ラジエータ42の後方からの空気(熱気)は、シュラウド35Dを介してトンネル20から車両後方側に排出される。これにより、荷室箱30の後端部に配置されたラジエータ42の冷却性能を確保することができる。
さらに、荷室箱30の後端部にエアコンユニット40が設けられ、ラジエータ42の上部側がエアコンユニット40内に挿入されて、ラジエータ42がエアコンユニット40の構成部品であるヒータコアと兼用されている。これによって、ラジエータ42をエアコンユニット40のヒータコアとして機能させて、エアコンユニット40のヒータコア及びその配管を廃止することができ、部品点数を削減することができる。
ここで、一般に車両前部構造として、車両前部にエンジンなどのパワーユニットが無い車両では、車両前端の衝突荷重を効率的に車両後方側へ伝達する構造をとることが難しい。この対策として、伝達部材を追加すると、部品点数が増加する。また、車両の幅方向中心付近に入力される荷重に対して反力を発生させにくく、横部材での荷重の向上が必要である。例えば、ポール状部材が車両の幅方向中心付近に前面衝突する場合、車両前部にエンジンなどのパワーユニットが無い車両ではポール状部材の侵入を抑制する部材が乏しく、衝突対応のための部材を追加、補強する必要があり、質量が増加する。さらに、ラジエータに冷却風を当てるためにラジエータを車両前端部に搭載した場合、車両前端からラジエータの搭載スペース分を除いた後方からしかエネルギ吸収部を配置することができず、衝突安全で重要な初期発生荷重を向上することは難しい。
これに対して、本実施形態では、車両前部10の荷室箱30の下部のビード部材35Bによりバンパリインフォース16を車両後方から支持することができる。車両の前面衝突時には、バンパリインフォース16を介してフロントサイドメンバ12に荷重を伝達することができると共に、ビード部材35Bをトンネル20で支えることで、車両の前面衝突時に荷重をビード部材35Bにより車両後方側のトンネル20にも伝達することができる。このため、ポール状部材などの集中荷重を車両前部10で効果的に分散することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図6〜図9を用いて、本発明に係る車両前部構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6及び図7に示されるように、車両前部60には構造体(荷室部)としての荷室箱62が配設されており、荷室箱62に設けられた底部64Aの下部には、車両前後方向に沿って複数(本実施形態では4枚)の縦壁状のビード部材64Bが設けられている。ビード部材64Bの車両下方側には、底部64Aとほぼ平行に板状部材65が配設されており、底部64Aと複数のビード部材64Bと板状部材65とで導風ダクト34が形成されている。バンパリインフォース16は、荷室箱62の底部64Aよりも車両上方側に配置されている。荷室箱62の前端部には、ビード部材64Bの前端部からバンパリインフォース16と対向する位置の車両上方側まで延出された上部ビード64Cが設けられている。図示を省略するが、荷室箱62の下部のビード部材64Bは、車両後方側のトンネル(図2参照)まで到達するように設けられている。なお、図8に示されるように、車両前部60のフロントサイドメンバ12の車両幅方向外側の両側には前輪66が設けられている。
この車両前部60では、ビード部材64Bの前端部に上部ビード64Cを追加することにより、バンパリインフォース16の中央を車両後方で支持することができる。このため、図8及び図9に示されるように、車両前部60の幅方向中心付近にポール状部材68が衝突したとき、矢印B、Cで示されるように荷重をバンパリインフォース16を介してフロントサイドメンバ12へより効果的に伝達することができる。また、矢印D、Eで示されるように、荷室箱62の下部の導風ダクト34のビード部材64Bにより車両後方側のトンネル20にも荷重を伝達することができる。このため、衝突荷重を車両前部60でより効果的に分散することができる。また、バンパリインフォース16の車両後方側に上部ビード64Cを設けることで、荷室箱62の底部64Aを車両下方側に下げることができるので、荷室箱62の内部空間(荷室)が広がると共に、ビード部材64B等の配置の自由度が大きくなる。なお、図8及び図9では、本実施形態の車両前部構造の作用を分りやすくするため、構成を模式的に表している。
〔第3実施形態〕
次に、図10〜図12を用いて、本発明に係る車両前部構造の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図10及び図11に示されるように、車両前部70には構造体(荷室部)としての荷室箱72が設けられており、荷室箱72の下部には車両前後方向に沿って導風ダクト74が設けられている。導風ダクト74は、車両幅方向の断面がハット状に形成された枠体76を備えている。枠体76には、車両後方側に行くに従って車両幅方向におけるビード幅及び板厚を増加させた縦壁状のビード部材76A、76Bが設けられている。ビード部材76A、76Bは、左右対称に形成されている。本実施形態では、ビード部材76A、76Bは、車両幅方向におけるビード幅及び板厚を3段階に増加させており、車両幅方向におけるビード幅の比は、例えば、車両前方側から車両後方側に行くに従って、1:1.2:1.4となるように形成されている。また、ビード部材76A、76Bの前端部の側面には、車両幅方向内側へ略半円状に窪んだ脆弱部78が車両上下方向に沿って設けられている。
図12に示されるように、車両前部70に衝突体80が衝突すると、ビード部材76A、76Bを備えた荷室箱72によって、バンパリインフォース16を介してフロントサイドメンバ12へ荷重を伝達することができると共に、荷室箱72の下部の導風ダクト74のビード部材76A、76Bにより車両後方側のトンネル20にも荷重を伝達することができる。このため、衝突荷重を車両前部70でより効果的に分散することができる。その際、ビード部材76A、76Bは、車両後方側に行くに従って車両幅方向におけるビード幅及び板厚を増加させたので、ビード部材76A、76Bが前方側から順に潰れていくことにより、衝突エネルギをより効果的に吸収することができる。すなわち、ビード部材76A、76Bは、衝突時の変形が大きくなるほど、大きな断面で荷重を支えることができる。また、ビード部材76A、76Bのビード幅及び板厚等の形状を可変することにより、荷重コントロールを行うことができる。なお、図12では、本実施形態の車両前部構造の作用を分りやすくするため、構成を模式的に表している。
〔第4実施形態〕
次に、図13〜図15を用いて、本発明に係る車両前部構造の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態〜第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図13及び図14に示されるように、車両前部90には構造体(荷室部)としての荷室箱92が設けられており、荷室箱92の下部には車両前後方向に沿って導風ダクト34が設けられている。導風ダクト34には、枠体35Aの開口部35Cと近接する車両前方側に開口94が設けられている。開口94には、開閉可能なフラップ96が設けられている。フラップ96は、図示しない開閉手段により、ヒンジ部97を中心として車両下方側に開放されるように構成されている。内壁33と後壁部32Cとの間には、ラジエータ42の上方側に車両上下方向に沿って仕切板100が設けられている。内壁33には、エアコンユニット40の構成部品の一つであるファン98が設けられており、ファン98の軸部は仕切板100を貫通している。内壁33と後壁部32Cとの間には上面部102が設けられており、上面部102における仕切板100の車両前方側に開口部104が形成されている。
図14に示されるように、通常のエアコンユニット40の駆動時には、フラップ96は閉鎖(閉止)されており、矢印に示されるように、ファン98の回転により上面部102の開口部104から空気が入ってラジエータ42に導かれ、ラジエータ42を通った空気は仕切板100の車両後方側を通ってエアコンダクト46から車室54内に吹き出される。
一方、ラジエータ42がオーバーヒートした場合には、図示しない開閉手段によりフラップ96を開放し、ファン98を逆回転させることにより、矢印に示されるように、エアコンダクト46から空気が導入されてラジエータ42に導かれ、ラジエータ42を通った空気は仕切板100の車両前方側を通って上面部102の開口部104から排出される。これにより、ラジエータ42を強制的に冷却(強制空冷)することができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
第1〜第4実施形態には、導風ダクトに車両前後方向に沿ってビード部材が設けられているが、ビード部材の数や形状は、第1〜第4実施形態に限定されず、他の構成でもよい。また、本発明の荷重伝達部材は、複数のビード部材、及びこれらを含んだ導風ダクト全体のどちらで捉えてもよい。また、ビード部材に限らず、車両前部に入力された荷重を車両後方側に伝達できる形状であれば、他の構成でもよい。
第1〜第4実施形態には、導風ダクトにビード部材(荷重伝達部材)を設けて導風板として機能させたが、これに限定されず、荷室箱にビード部材を設けるのみの構成(ビード部材を導風板として機能させない構成)でもよい。
第1〜第4実施形態には、ビード部材(荷重伝達部材)を荷室箱に設けたが、荷室箱に限定されず、他の構造体にビード部材(荷重伝達部材)を設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両前部構造の全体構成を車両斜め前方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造に用いられる荷室箱及びエアコンユニットを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造に用いられる荷室箱及びエアコンユニットを組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両前部構造に用いられるバンパリインフォース及びフロントサイドバンパ等の車両骨格部材を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造を車両斜め後方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造の車両前方側の部分を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造を示す概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造において、衝突時の変形状態を示す概略平面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両前部構造に用いられる荷室箱及びエアコンユニットを組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両前部構造に用いられるビード部材を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両前部構造において、衝突時の変形状態を示す概略平面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両前部構造の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両前部構造において、通常のエアコンユニットの使用状態を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両前部構造において、ラジエータがオーバーヒートした場合にファンを逆回転させた状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10 車両前部
12 フロントサイドメンバ
16 バンパリインフォース(バンパ部材)
18 ダッシュパネル
20 トンネル(フロア骨格部)
30 荷室箱(構造体)
34 導風ダクト
35B ビード部材(荷重伝達部材)
35D シュラウド
40 エアコンユニット
42 ラジエータ
60 車両前部
62 荷室箱(構造体)
64B ビード部材(荷重伝達部材)
64C 上部ビード(荷重伝達部材の車両上方側に延設された部分)
70 車両前部
72 荷室箱(構造体)
74 導風ダクト
76A、76B ビード部材(荷重伝達部材)
90 車両前部
92 荷室箱(構造体)

Claims (7)

  1. パワーユニットが車両前部以外の部位に搭載された車両前部構造であって、
    車両幅方向両側に車両前後方向に沿って延在された左右一対のフロントサイドメンバの間で、かつ、車両前端部に車両幅方向に沿って配置されると共に前記各フロントサイドメンバに連結されたバンパ部材と、前記バンパ部材に対し車両後方側に車両幅方向に沿って配置されると共に前記各フロントサイドメンバに連結されたダッシュパネルとの間の空間に配置された構造体と、
    前記構造体に設けられ、前記バンパ部材に入力された後ろ向きの荷重を前記ダッシュパネルより車両後方側に配置されたフロア骨格部に伝達可能な荷重伝達部材と、
    を有する車両前部構造。
  2. 前記構造体における車両後部側の部分にラジエータを配置した請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記ラジエータの少なくとも一部が前記荷重伝達部材内に配置され、かつ、前記荷重伝達部材が前記ラジエータへ風を導入する導風ダクトとして利用されると共に、前記荷重伝達部材の車両後部にシュラウドを設けた請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記構造体の車両後部にエアコンユニットが設けられ、
    前記ラジエータの一部を前記エアコンユニット内に挿入して前記エアコンユニットの構成部品と兼用した請求項2又は請求項3に記載の車両前部構造。
  5. 前記荷重伝達部材の前端部が、前記荷重伝達部材よりも車両上方側に配置された前記バンパ部材の車両後方側に延設されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造。
  6. 前記荷重伝達部材が、車両前後方向に沿って配置された縦壁状のビード部材を含んで構成されている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両前部構造。
  7. 前記構造体が、車両の荷室を構成している請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両前部構造。
JP2008228405A 2008-09-05 2008-09-05 車両前部構造 Expired - Fee Related JP5098907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228405A JP5098907B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 車両前部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228405A JP5098907B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 車両前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010058737A true JP2010058737A (ja) 2010-03-18
JP5098907B2 JP5098907B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=42186041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008228405A Expired - Fee Related JP5098907B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 車両前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5098907B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218636A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Toyota Motor Corp 車体下部構造
JP2013014218A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Toyota Motor Corp 車両フロア構造
CN103946048A (zh) * 2011-11-30 2014-07-23 丰田自动车株式会社 车辆前部结构
JP2017522224A (ja) * 2014-08-01 2017-08-10 コンパニ・プラステイツク・オムニウム 機械的脆弱領域を備える自動車両前面エアガイド
EP3293086A1 (en) * 2016-09-07 2018-03-14 Thunder Power New Energy Vehicle Development Company Limited Trunk as stiffening element
DE102017005904A1 (de) * 2017-06-22 2018-12-27 Audi Ag Kraftfahrzeug mit einer Kofferraumvorrichtung, Kofferraumvorrichtung für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zur Luftströmungseinstellung bei einem Kraftfahrzeug
US10480239B1 (en) 2018-10-29 2019-11-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle front end structure
US20220032796A1 (en) * 2020-07-28 2022-02-03 Ford Global Technologies, Llc Portable power systems for vehicles
CN115230826A (zh) * 2022-07-20 2022-10-25 岚图汽车科技有限公司 一种后地板总成以及车辆

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112193331B (zh) * 2020-09-10 2021-12-21 蒙城佳仕龙机械制造有限公司 一种安装车玻璃的前围上盖板

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55152673A (en) * 1979-05-10 1980-11-28 Budd Co Car body frame for automobile worked by combination of engine and battery
JPH0811747A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Dr Ing H C F Porsche Ag 乗用車の上部構造体
JPH08188096A (ja) * 1994-08-25 1996-07-23 Kankyocho Kokuritsu Kankyo Kenkyusho 自動車のバンパー取付構造
JP2001020742A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用エンジンの冷却装置
JP2005029057A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Mazda Motor Corp 車両エンジンルーム内の補機配設構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55152673A (en) * 1979-05-10 1980-11-28 Budd Co Car body frame for automobile worked by combination of engine and battery
JPH0811747A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Dr Ing H C F Porsche Ag 乗用車の上部構造体
JPH08188096A (ja) * 1994-08-25 1996-07-23 Kankyocho Kokuritsu Kankyo Kenkyusho 自動車のバンパー取付構造
JP2001020742A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用エンジンの冷却装置
JP2005029057A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Mazda Motor Corp 車両エンジンルーム内の補機配設構造

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218636A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Toyota Motor Corp 車体下部構造
JP2013014218A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Toyota Motor Corp 車両フロア構造
CN103946048A (zh) * 2011-11-30 2014-07-23 丰田自动车株式会社 车辆前部结构
US20140299076A1 (en) * 2011-11-30 2014-10-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle front portion structure
JPWO2013080339A1 (ja) * 2011-11-30 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2017522224A (ja) * 2014-08-01 2017-08-10 コンパニ・プラステイツク・オムニウム 機械的脆弱領域を備える自動車両前面エアガイド
EP3293086A1 (en) * 2016-09-07 2018-03-14 Thunder Power New Energy Vehicle Development Company Limited Trunk as stiffening element
US10414442B2 (en) 2016-09-07 2019-09-17 Thunder Power Electric Vehicle Limited Trunk as stiffening element
DE102017005904A1 (de) * 2017-06-22 2018-12-27 Audi Ag Kraftfahrzeug mit einer Kofferraumvorrichtung, Kofferraumvorrichtung für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zur Luftströmungseinstellung bei einem Kraftfahrzeug
US10480239B1 (en) 2018-10-29 2019-11-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle front end structure
US20220032796A1 (en) * 2020-07-28 2022-02-03 Ford Global Technologies, Llc Portable power systems for vehicles
US11951854B2 (en) * 2020-07-28 2024-04-09 Ford Global Technologies, Llc Portable power systems for vehicles
CN115230826A (zh) * 2022-07-20 2022-10-25 岚图汽车科技有限公司 一种后地板总成以及车辆
CN115230826B (zh) * 2022-07-20 2024-01-09 岚图汽车科技有限公司 一种后地板总成以及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP5098907B2 (ja) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098907B2 (ja) 車両前部構造
JP7014092B2 (ja) 車両前部構造
US9266485B2 (en) Vehicle body front structure
JP5558588B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2008094134A (ja) 車両前部構造
JP5920165B2 (ja) フロントサブフレーム構造
JP2006232147A (ja) 車体前部構造
JP5895909B2 (ja) 車両前部構造
JP2011042254A (ja) インストルメントパネル構造
CN113212563B (zh) 车辆构造
JP2009051251A (ja) 車両前部構造
JP5831246B2 (ja) 車体前部構造
JP5902636B2 (ja) 車体前部構造
JP2010195134A (ja) 車両前部構造
JP2010000863A (ja) 車両の前部車体構造
JP2009090915A (ja) 車両の前部車体構造
JP2004066907A (ja) 車両のフロントボデー構造
JP5212784B2 (ja) 車両の前部構造
JP7455243B1 (ja) 自動車のフロントエンド構造
JP6776965B2 (ja) 車両
JP5765265B2 (ja) 車体構造
JP2009184448A (ja) 車両の前部構造
JP5212616B2 (ja) 車両の前部構造
JP2012210907A (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP4998851B2 (ja) 車両の前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5098907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees