JP2010054984A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 波長多重分割フィルタを搭載する構造の作成に特殊な加工が不要となる光モジュールを提供する。
【解決手段】 本発明の光モジュールは、単一の光ファイバと光学的に結合する光モジュールであり、第1の光デバイス、第2の光デバイス、WDMフィルタ、及び、本体部を備えている。WDMフィルタは、第1の波長の光を透過し第1の光デバイスと光ファイバとを光学的に結合させ、第2の波長の光を反射し第2の光デバイスと光ファイバとを光学的に結合させる。本体部は、第1の光デバイス、第2の光デバイス、及び、WDMフィルタを搭載するためのものであり、筒状をなしている。本体部の内孔を画成する面は、内孔の一部をテーパー状とする斜面を含んでいる。波長多重分割フィルタは、この斜面に搭載されている
【選択図】 図2

Description

本発明は、光モジュールに関するものであり、特に、光送信機能と光受信機能とを単一の光ファイバに対して備える一芯双方向光モジュールに好適な新規な構造に関するものである。
特許文献1には、一芯双方向光モジュールが開示されている。この光モジュールは、単一の光ファイバに対して、波長1.31μmでの光送信機能と、波長1.48μm又は1.55μmでの光受信機能と、を備えている。図1は、従来の一芯双方向光モジュールを概略的に示す図である。図1の(A)には、従来の一心双方向光モジュールを分解して示す斜視図が示されており、図1の(B)には、従来の一心双方向光モジュールにおけるWDM(波長多重分割)ユニットを破断して示す斜視図が示されている。
図1に示す光モジュール100は、光送信デバイス110、光受信デバイス120、及び、WDM(波長多重分割)ユニット130を備えている。光送信デバイス110は、半導体レーザを内蔵しており、光受信デバイス120は、フォトダイオードを搭載している。光送信デバイス110及び光受信デバイス120は、同軸形状のWDMユニット130を介して組立てられている。WDMユニット130の先端には、光コネクタを受容するスリーブ、又は、外部機器とピグテールによる光結合が意図される場合にはピグテールユニット140が装着される。
図1の(B)に示すように、WDMユニット130内には、WDMフィルタ132、及び、カットフィルタ134が装着されている。光送信デバイス110から出射された光は、当該光送信デバイス110の先端に装着されているレンズ112により集光され、WDMフィルタ132を透過してピグテールユニット140内の光ファイバに結合する。一方、ピグテールユニット140内の光ファイバから出射した光はWDMフィルタ132により反射されて、WDMユニット130の側面に装着された光受信デバイス120に向かう。なお、図1には描かれていないが、光受信デバイス120の先端にもレンズがセットされており、ピグテールユニット140を出射してWDMフィルタ132で反射された受信光は、当該レンズで集光されて光受信デバイス120内のフォトダイオードに入射する。
図1の(B)に示すように、WDMユニット130は円筒状の部材である。WDMユニット130の一方側の開口130a内には送信デバイス110が受納されている。WDMユニット130の他方側の端面130bは、ピグテールユニット140を搭載するために平坦に加工されている。
WDMユニット130には、開口130aに連続して、一方側から他方側へと向かう順に径を小さくした三つの内孔130c,130d,130eが形成されている。光送信デバイス110から出射された光は、これらの内孔130c,130d,130eを通過して、WDMフィルタ132に向かう。
WDMユニット130の側面、即ち、内孔130c〜130eの反対側には、WDMフィルタ132を搭載するための斜面130fが形成されている。即ち、斜面130fは、WDMユニット130の内孔130c〜130eの一部を画成する面ではなく、WDMユニット130の側面の一部を画成している。
この斜面130eは、ピグテールユニット140内のファイバの光軸と送信デバイス110の光軸とを結ぶ軸に対して、略45°の角度に傾斜させる必要がある。これは、送信デバイス110の出射光を光ファイバに結合させ、また、光ファイバからの受信光を受光デバイス120内のフォトダイオードに結合させるためである。
特開2005−099482号公報
WDMフィルタ132を光学多層膜にて形成した場合には、光の入射角が、当該フィルタ132の反射特性、透過特性に影響を与える。光モジュール100では、WDMフィルタ132には、波長1.31μmの光を略100%透過し、且つ、波長1.48〜1.55μmの波長の光を略100%反射する特性が要求される。したがって、光(出射光、入射光)の光軸に対して、WDMフィルタ132の光軸の角度が精密に調整されなければならない。
図1に示す光モジュール100では、斜面130f、即ち、WDMフィルタ132の搭載面130fが、WDMユニット130の外部から精密研削(フライス加工)等により形成されている。すなわち、従来は、WDMユニット130を研削ドリル等に対して斜め(45°)にセットした上で平面加工することで、この斜面を形成していた。このように、従来の双方向光モジュールでは、WDMフィルタを搭載するための構造を、アセンブリ外部から特殊な工法を用いて加工する必要があった。
本発明は、波長多重分割フィルタを搭載する構造の作成に特殊な加工が不要となる光モジュール、及び、当該光モジュールの製造方法を提供することを目的としている。
本発明の光モジュールは、単一の光ファイバと光学的に結合する光モジュールであり、第1の光デバイス、第2の光デバイス、波長多重分割フィルタ(WDMフィルタ)、及び、本体部を備えている。WDMフィルタは、第1の波長の光を透過し第1の光デバイスと光ファイバとを光学的に結合させ、第2の波長の光を反射し第2の光デバイスと光ファイバとを光学的に結合させる。本体部は、第1の光デバイス、第2の光デバイス、及び、WDMフィルタを搭載するためのものであり、筒状をなしている。本体部の内孔を画成する面は、内孔の一部をテーパー状とする斜面を含んでいる。波長多重分割フィルタは、この斜面に搭載されている。
筒状の本体部の内孔はドリル加工等によって簡易に製造可能である。また、このドリルのテーパー状の先端面を利用することで簡易にテーパー状の内孔を形成することが可能である。このテーパー状の内孔を画成する本体部の斜面にWDMフィルタを搭載することによって、波長多重分割フィルタを搭載する構造の作成に特殊な加工が不要となる。
本発明の光モジュールは以下の構成を有し得る。即ち、本体部は、第1の孔、該第1の孔より小径の第2の孔、第1の孔と第2の孔とを接続する接続孔を提供している。第1の孔、第2の孔、及び接続孔は同軸状に設けられている。上記の斜面は、接続孔を画成している。第1の光デバイスは、第1の孔内に配置されている。第2の光アセンブリは、本体部の側壁に支持されており、当該側壁に設けられた側孔であって第2の孔まで延びる側孔を介して波長多重分割フィルタに光学的に結合されている。
本体部は、光ファイバと第2の孔に位置する波長多重分割フィルタとを光学的に結合する光通過孔を提供しており、光通過孔の軸線は、第2の孔の軸線からオフセットしていることが好適である。
本体部は、第1の孔と接続孔との間に接続孔に連続し且つ第1の孔より小径の中間孔を提供しており、波長多重分割フィルタの一端部は、斜面面と中間孔を画成する面との境界に当接していることが好適である。この構成によれば、波長多重分割フィルタの位置決めが容易となる。
本発明の別の側面は、単一の光ファイバと光学的に結合する双方向光モジュールを製造する方法に関するものである。本製造方法は、(a)第1の孔と、該第1の孔より小径の第2の孔と、該第1の孔と該第2の孔との間に位置する接続孔と、該第2の孔に対して該第1の孔と反対側に位置し、該第1の孔、該第2の孔、及び該接続孔の共通の軸線からオフセットしている光通過孔とを、本体部にドリルで形成する工程と、(b)ベースと、該ベースに支持されており第1の孔の径より小さい径をもつ胴部と、該胴部の中心軸線に対して傾斜する斜面をもつ先端部とを有する治具の該斜面上に波長多重分割フィルタを配置する工程と、(c)波長多重分割フィルタの表面の一部に接着剤を塗布する工程と、(d)治具の胴部を覆うように先端部から本体部を被せる工程と、(e)光通過孔から波長多重分割フィルタを観察して、該波長多重分割フィルタと本体部との位置合わせを行う工程と、(f)接続孔を画成する本体部の斜面に波長多重分割フィルタを接着剤により接着する工程と、を含む。
本製造方法によれば、WDMユニットに特殊な加工が不要な本体部を用いて、当該本体部の内孔の斜面に波長多重分割フィルタを精度良く装着することが可能である。
本製造方法では、接着剤として紫外線硬化型且つ熱硬化型の接着剤を用いることができる。このような接着剤は、本体部と波長多重分割フィルタとの位置合わせを行った後に、硬化させることができるので、本体部への波長多重分割フィルタの装着をより容易なものとすることができる。
本製造方法では、治具のベースにアライメントマークを設けておき、位置合わせを行う工程では、アライメントマークに対して本体部の方向を決定することができる。これにより、本体部と波長多重分割フィルタとの回転方向における位置合わせを容易に達成することが可能である。
また、本製造方法では、波長多重分割フィルタが、一対の端部を有しており、当該一対の端部のうちの一方を含む領域で本体部の斜面に接着され、且つ、光通過孔から波長多重分割フィルタを観察した場合に光通過孔の境界と一対の端部のうち他方とが重なるときに、本体部の斜面に対して所定の接着長が確保される長さを有していることが好適である。
かかる長さを有する波長多重分割フィルタによれば、光通過孔から波長多重分割フィルタを観察しつつ本体部と波長多重分割フィルタとの位置合わせを行うことによって、本体部に対する波長多重分割フィルタの接着長を容易に所定の長さとすることができる。このように接着長を定めることによって、ドリル加工された斜面に装着された波長多重分割フィルタの角度を容易に所望の角度とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、波長多重分割フィルタを搭載する構造の作成に特殊な加工が不要となる光モジュール、及び、当該光モジュールの製造方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図2は、一実施形態に係る光モジュールを分解し、且つ、一部破断して示す斜視図である。図2に示す光モジュール10は、第1の光デバイス12、第2の光デバイス14、WDMユニット16、及び、ピグテールユニット18を備えている。
本例では、第1の光デバイス12は、光送信デバイスであり、半導体レーザといった発光素子を有している。本例の第1の光デバイス12は、第1の波長の光を出射する。第1の波長とは、例えば、1.31μmの波長である。
第2の光デバイス14は、光受信デバイスであり、フォトダイオードといった受光素子を有しており、ピグテールユニット18から出射される第2の波長の光を受光する。第2の波長とは、例えば、1.48μm又は1.55μmの波長である。
なお、本発明の光モジュールは、光デバイスの数に応じてWDMフィルタを設けることによって複数の光デバイスを備えることができる。また、複数の光デバイスは、光送信デバイス及び光受信デバイスの何れであってもよい。
光モジュール10では、WDMユニット16に第1の光デバイス12及び第2の光デバイス14が搭載されている。第2の光デバイス14は、第1の光デバイス12とピグテールユニット18の光ファイバとを結ぶ光軸に対して交差する方向においてWDMユニット16に装着されている。
WDMユニット16内には、WDMフィルタ20、及び、カットフィルタ22が搭載されている。WDMフィルタ20は、第1の波長の光を透過し、第2の波長の光を透過する特性を有している。また、カットフィルタ22は、第1の波長の光を遮断し、第2の波長の光を透過する特性を有している。これら特性に関しては、図1に示した従来の光モジュールと同様である。
本光モジュール10では、WDMフィルタ20を搭載するための構造が、従来の光モジュールと異なっている。図3は、その一端側から見た場合の一実施形態に係るWDMユニットの平面図を示している。図4は、一実施形態に係るWDMユニットの縦断面図である。
図3及び図4に示すように、WDMユニット16は、本体部24を有している。本体部24には、上述したWDMフィルタ20及びカットフィルタ22が搭載されている。本体部24は、筒状の部材であり、当該本体部24には、第1の孔24a、第2の孔24b、接続孔24c、及び光通過孔24dが形成されている。第1の孔24a、接続孔24c、及び第2の孔24bは、同軸に設けられている(Z1軸を共有している)。
第1の孔24aは、図2に示すように、本体部24の一端側に位置している。この第1の孔24aは、第1の光デバイス12を受納する空間となっている。第1の孔24aの径は、第2の孔24bの径より大きく、これら第1の孔24aと第2の孔24bとの間には、接続孔24cが位置している。したがって、接続孔24cは、テーパー状の孔となっている。この接続孔24cを画成する斜面24eに、WDMフィルタ20が搭載されている。当該WDMフィルタ20は、第2の孔24bの内部にまで延在している。
第1の孔24a、第2の孔24b、接続孔24c、及び光通過孔24dは、通常の切削加工(ドリル加工)のみで形成可能である。即ち、これらの孔を本体部24に形成する際には、まず、小径の第2の孔24bを小径ドリルで形成する。次いで、第2の孔24bをガイド孔として、大径の第1の孔24aを、大径ドリルで形成する。この第1の孔24aの加工は、本体部24の中程で停止させる。この停止位置は、ドリルの研削精度程度で構わない。また、第1の孔24aの形成には、先端のテーパー角が所定の角度を有するドリルを用いる。
以上のような二段階のドリル加工により、第1の孔24a、第2の孔24b、及び接続孔24cを、本体部24の内部に形成することができる。接続孔24cのテーパー角、即ち、斜面24eが軸線Z1に対して成す角度は、ドリルの先端テーパー角により実質的に決定される。この角度を有する斜面24eに接着剤を用いてWDMフィルタ20を貼り付けることにより、本体部24の側面に特別な加工を施すことなく、WDMフィルタ20を所定の角度で本体部24に実装することが可能となる。
また、本体部24には、上述したように光通過孔24dが形成されている。光通過孔24dは、第2の孔24bに連続しており、本体部24の他端まで形成されている。この光通過孔24dの径は、第2の孔24bの径より小さくなっている。
また、光通過孔24dの中心軸線Z2は、第1の孔24a、第2の孔24b、及び接続孔24cの軸線Z1に対してオフセットされている。即ち、図3及び図4に示すように、光通過孔24dを画成する面のうち、カットフィルタ22が装着されている側の面は、第2の孔24bを画成する面に連続している。一方、光通過孔24dを画成する面のうち、カットフィルタ22が装着されている側とは反対側の面は、第2の孔24bを画成する面に段差24fを介して繋がっている。
光通過孔24dの中心軸線Z2が第1の孔24a及び第2の孔24bとはオフセットされている理由は以下の通りである。第1の光デバイス12からの光は、レンズ12aの光軸に対して角度をもって出射される。これは、第1の光デバイス12から出射された光が反射光となって再び第1の光デバイス12に入射して雑音源となることを避けるためである。このように第1の光デバイス12から出射される光を効率よくピグテールユニット18に結合させるために、光通過孔24dの軸線Z2は、第1の孔24a、第2の孔24b、及び接続孔24cの軸線Z1からオフセットされている。WDMフィルタ20は、この軸線Z2上に位置するように第2の孔24bの内部にまで延び、且つ、斜面24eに装着されている。
また、本体部24には、当該本体部24の側面から第2の孔24bまで延びる側孔24gが形成されている。この側孔24g内に第2の光デバイス14が挿入されることによって、第2の光デバイス14は、本体部24の側壁に支持されている。また、側孔24g内には、第2の孔24bと第2の光デバイス14との間で、当該側孔24gを塞ぐように、カットフィルタ22が設けられている。具体的には、側孔24gは、本体部24の側面から第2の孔24bに向けて順に径が小さくなる複数の孔を含んでいる。カットフィルタ22は、当該複数の孔のうち連続する二つの孔によって提供される段面に装着されている。
以下、本体部24とWDMフィルタ20との位置関係について、より詳細に説明する。図5は、本体部の一部とWDMフィルタとを拡大して示す断面図である。図6は、WDMフィルタと本体部との接触状態を示す図である。図6の(A)には、第2の孔24bを画成する面と斜面24eとの境界に対するWDMフィルタ20の接触状態が示されている。図6の(B)には、WDMフィルタ20の一端部における斜面24eとの接触状態が示されている。
本体部24の接続孔24cはドリル加工により形成されるので、その水平断面は円形である。即ち、斜面24eの水平断面は円形である。また、第2の孔24bを画成する面と斜面24eとの境界での斜面24eの曲率は、WDMフィルタ20の一端部との接触位置を含む水平断面での斜面24eの曲率とは異なっている。即ち、後者の曲率は、前者の曲率より大きくなっている。
WDMフィルタ20は、本例では、矩形の平面形状を有する板状の光学部品であり、WDMフィルタ20を構成する面のうち、斜面24eに対面する面20aは、略平面である。WDMフィルタ20は、一対の第1の端部を含んでおり、また、当該第1の端部に対して交差する方向に延びる一対の第2の端部を含んでいる。
図6の(A)に示すように、WDMフィルタ20は、第2の孔24bを画成する面と斜面24eとの境界では、斜面24eに対して、一対の第2の端部における二点P1及びP2で点接触する。また、点P1及びP2を含む水平断面において、WDMフィルタ20と斜面24eとの間には、ギャップG1が発生する。WDMフィルタ20と斜面24eとの間のギャップG1の距離L1は、第2の孔24bを画成する面との境界における斜面24eの径と、WDMフィルタ20の幅Wとによって定まる。したがって、第2の孔24bを画成する面との境界における斜面24eの径が1.6mmであり、WDMフィルタ20の幅Wが0.85mmである場合には、距離L1は約70μmとなる。
また、図6の(B)に示すように、WDMフィルタ20は、一対の第1の端部のうちの一方においても、その両側の二点P3及びP4で斜面24eと点接触する。したがって、WDMフィルタ20の一端部と斜面24eとの間にもギャップG2が発生する。このように、WDMフィルタ20の一対の第1の端部間を通る中心軸線と本体部24の軸線Z1との位置関係がねじれを生じない限り、WDMフィルタ20は四点で斜面24eと接触する。
図7は、本体部の中心軸線に平行な断面におけるWDMフィルタと本体部との位置関係を示す図である。図7の(A)には、WDMフィルタ20の中央を通過する断面におけるWDMフィルタ20と本体部24との位置関係が示されており、図7の(B)には、WDMフィルタ20の一対の第2の端部のうち一方を含む断面におけるWDMフィルタ20と本体部24との位置関係が示されている。
図7に示すように、斜面24eは、ドリル先端の形状を反映して僅かに凹面となっている。また、図7の(A)に示すように、WDMフィルタ20の中央部と斜面24eとの間には、斜面24eの円形の水平断面形状を反映して、50〜100μmにわたるギャップG1〜G2が発生している。
一方、図7の(B)に示すように、WDMフィルタ20の一対の第2の縁部においては、斜面24eの凹面形状を反映して中央にギャップが発生しているが、その大きさは約5μmと僅かである。後述するように、WDMフィルタ20は斜面24eに接着剤を用いて装着されるが、この5μmのギャップは接着剤の塗布厚程度の値であり、接着剤により充填されてしまう。したがって、WDMフィルタ20は、ボイドを生じることなく本体部24に装着され得る。
以下、WDMフィルタ20を本体部24に装着した場合の位置的誤差について詳述する。図5及び図6に示すように、第1の孔24aを形成する際に用いたドリル先端のテーパー角をαとし、第2の孔24bの径をRとし、WDMフィルタ20の幅、即ち、一対の第2の端部間の距離をWfとし、WDMフィルタ20と斜面24eとの重なり長、即ち、WDMフィルタ接着長をLaとすると、軸線Z1に対するWDMフィルタ20の傾斜角θ(フィルタ搭載角度)、及び、そのバラツキの幅は、以下の式で表される。
θ/θ〜A・Δα/α+A・ΔR/R+A・ΔW/W+A・ΔLa/La
実際にドリルを用いて第1の孔24a及び接続孔24cを加工する場合には、後述するようにドリル先端角αは一様に定まらないが、ここでは、任意の縦断面を想定した場合の斜面24eの両端を結ぶ直線と軸線Z1とが成す角をαとして採用した。また、上式において、バラツキの寄与を与える係数A〜Aは、実際の体系に基づいて計算した理論値とした。なお、上式において、Δを付した要素は、対応するパラメータのバラツキを示している。また、θは、目標とするWDMフィルタ搭載角であり、42.2°である。
上式を用いて、パラメータα、R、W、及びLについて対応のバラツキを含めて計算を行い、フィルタ搭載角度θを導出した結果を、図8に示す。図8は、WDMフィルタ接着長Laとフィルタ搭載角θとの関係を、W及びαをパラメータとして示している。即ち、図8は、目標のフィルタ角度42.2°に対して、バラツキの大きいパラメータであるドリル先端のテーパー角α及びWDMフィルタの幅Wをパラメータとして、WDMフィルタ接着長Laとフィルタ搭載角θとの関係を示している。なお、図8では、テーパー角αを39±0.5°とし、幅Wfを0.85±0.05mmとしている。これら二つのパラメータα及びWは、WDMユニット16に本質的に起因するバラツキ要因である。これに対して、図8は、WDMフィルタの接着長Laを横軸にとっており、当該Laを0.475mm〜0.575mmとしている。即ち、図8は、α及びWをパラメータとし、WDMフィルタの接着長Laを0.525mmに対して±50μmのバラツキとしてWDMフィルタの搭載角度θのバラツキを求めたものである。
ピグテールユニット18に対する第1の光デバイス12及び第2の光デバイス14の光結合効率、特に第2の光デバイス14との間の効率を考慮すると、WDMフィルタ20の搭載角度に許容されるバラツキは、目標とする42.2°に対して±1.5°である。図8に示すように、種々のパラメータのバラツキを考慮したフィルタ搭載角度θは、目標とするフィルタ搭載角度42.2度に対して、±1.1度の範囲に収まっている。したがって、斜面24eにWDMフィルタ20を搭載する光モジュール10は、十分に仕様を満足できるものである。
以下、本光モジュールの10の製造方法について説明する。本製造方法は、接着長のバラツキを、上述した±50μmの範囲とするものである。本製造方法では、まず、本体部24を上述したようにドリル加工することによって、当該本体部24に、第1の孔24a、第2の孔24b、接続孔24c、及び、側孔24gといった孔が形成される。
次いで、本製造方法では、WDMフィルタが治具上に搭載される。図9は、WDMフィルタを搭載するための治具を示す斜視図である。図10は、WDMフィルタを搭載するための治具の一部を拡大して示す斜視図である。図9及び図10に示すように、WDMフィルタ20を搭載するための治具30は、ベース30a、胴部30b、及び先端部30cを有している。
ベース30aは、板状の部分であり、その主面上に沿って本体部24を移動させることができる。また、ベース30aの主面上には、アライメントマーカー30fが形成されている。このアライメントマーカー30fは、後述するように本体部24の回転方向の位置合わせのために用いられる。
ベース30aには、胴部30bが支持されている。胴部30bは、中心軸線Z3方向に延びる柱状をなしており、第1の孔24aより小さい径を有している。この胴部30bは、ベース30aの主面に直行する方向に延びている。
胴部30bの先端側には、先端部30cが設けられている。先端部30cは、斜面30dを有している。この斜面30dは、胴部30bの中心軸線Z3に対して傾斜する面である。この斜面30dの傾斜角は、WDMユニット16の本体部24の斜面24eの角度に対応する角度である。また、先端部30cには、斜面30dに直行する当接面30eが設けられている。
本製造方法では、このような構造の治具30の斜面30dにWDMフィルタ20が搭載される。また、斜面30d上に配置された際に、WDMフィルタ20は一端部の端面が当接面30eに当接することによって、WDMフィルタ20は、治具30上に安定して搭載される。なお、当接面30eの幅はWDMフィルタ20の幅に略一致しており、これによって、WDMフィルタ20を、その幅方向において、治具30に対して位置合わせすることができる。
図11は、WDMユニットの本体部を治具に被せる工程を示す図である。本製造方法では、次いで、図11に示すように、WDMフィルタ20の一端部側の表面上に接着剤32が塗布される。そして、図11に示すように、本体部24が、胴部30bを覆うように、先端部30c側から、胴部30b及び先端部30cに被せされる。
次いで、本製造方法では、WDMフィルタ20と本体部24との位置合わせが行われる。この位置合わせは、回転方向におけるWDMフィルタ20と本体部24との位置合わせ、及び、WDMフィルタ20の本体部24の斜面24eに対する位置合わせとを含んでいる。
図12は、WMDユニットの本体部とWDMフィルタとの回転方向における位置合わせを行う工程を示す図である。図12に示すように、本体部24の先端の面には、マーカー24j(図2も参照のこと)が形成されている。このマーカー24j及びアライメントマーカー30fの相対的な位置関係は、当該マーカー24j及びアライメントマーカー30fが一直線上に並んだときに、治具30上に搭載されたWDMフィルタ20が本体部24に対して回転方向に所定の位置に配置されるような、位置関係となっている。かかるマーカー24j及びアライメントマーカー30fを用いて、治具30のベース30aの主面上で本体部24を回転させることにより、WDMフィルタ20と本体部24との回転方向の位置決めが達成される。
図13は、WDMフィルタの本体部の斜面に対する位置合わせを行う工程を示す図である。図12に示すようにWDMフィルタ20と本体部24との回転方向の位置合わせが行われた後、図13に示すように、治具30のベース30aの主面上に沿って、本体部24を平行移動させることにより、斜面24eに対してWDMフィルタ20が位置決めされる。
この際には、光通過孔24dからの観測を行うことによって、WDMフィルタ20が斜面24eに対して位置決めされる。ここで、WDMフィルタ20は、上述した一対の第1の端部のうち一方を含む領域で斜面24eに接着される。当該一対の第1の端部間の距離、即ち、WDMフィルタ20の長さは、光通過孔24dからWDMフィルタ20を観察した場合に、光通過孔24dの境界と一対の第1の端部のうち他方とが重なるときに、斜面24eに対して所定の接着長が確保されるような長さとなっている。
したがって、光通過孔24dからWDMフィルタ20を観察しつつ、WDMフィルタ20の一対の第1の端部のうち他方が、光通過孔24dの境界と重なるように、本体部24を移動させることによって、WDMフィルタ20の斜面24eに対する位置合わせが達成される。これにより、WDMフィルタ20の斜面24eに対する接着長が、上述した±50μmのバラツキの範囲の所定の長さとなる。その結果、WDMフィルタ20の傾斜角が所望の角度で位置決めされる。
図14は、WDMフィルタを本体部に接着する工程を示す図である。図14に示すように、次いで、本製造方法では、光源34からの紫外線光Lが、光通過孔24dを介して接着剤32に照射されることによって、当該接着剤が硬化される。これにより、WDMフィルタ20が本体部24の斜面24eに固定される。なお、紫外線硬化性に加えて熱硬化性を有する接着剤を用いることにより、WDMフィルタ20の斜面24eに対する接着強度をより高めることができる。
図15は、カットフィルタを装着する工程を示す図である。図15に示すように、本製造方法では、次いで、カットフィルタ22が、本体部24の側孔24gの所定箇所に配置され、接着剤32と同様の接着剤により本体部24に対して固定される。最後に、WDMユニット16を熱処理、例えば、120℃で加熱することにより、接着剤を硬化させることにより、WDMユニット16の組立が完成する。
そして、第1の光デバイス12、第2の光デバイス14、及びピグテールユニット18がWDMユニット16の所定箇所に固定されることによって、光モジュール10の組立が完了する。
なお、WDMフィルタ20と本体部24との回転方向の位置合わせは以下のように行われてもよい。図16は、WMDユニットの本体部とWDMフィルタとの回転方向における位置合わせを行う別の方法を示す図である。本体部24の側面の一部を平面24k(図2を参照)に加工しておく。また、図16に示すように、治具30のベース30aの主面上に、当該平面24kを当接するための平面30hを有するブロック30gを設けておく。
そして、ブロック30gの平面30hに本体部24の平面24kを当接させることにより、治具30に搭載されたWDMフィルタ20と本体部24との回転方向における位置合わせを実現することができきる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本発明の光モジュールは、WDMユニット16に代えて、図17に示すWDMユニット16Bを用いることができる。図17は、別の実施形態に係るWDMユニットを示す縦断面図である。
上述したWDMユニット16の本体部24には、第1の孔24aと第2の孔24bとの間に一つのテーパー形状の接続孔24cが形成されていた。このような本体部24に代えて、図17に示すWDMユニット16Bの本体部24Bのように、第1の孔24aと第2の孔24bとの間に二段のテーパー形状の孔を形成してもよい。
図17に示すように、本体部24Bには、WDMユニット16の本体部24と同様に、第1の孔24a、第2の孔24b、接続孔24c、及び光通過孔24dが形成されている。また、本体部24Bには、第1の孔24aと接続孔24cとの間に、中間孔24hが形成されている。この中間孔24hは、接続孔24cに連続しており、その径は、接続孔24cの下端の径と同様であり、且つ、第1の孔24aの径よりは小さい。また、本体部24には、中間孔24hと第1の孔24aとを接続する別の接続孔24iが形成されている。本体部24Bの他の構成は、本体部24と同様であり、本体部24Bに対するWDMフィルタ20及びカットフィルタ22の装着位置も、光モジュール10における同装着位置と同様である。
本体部24Bでは、WDMフィルタ20の一端部が、中間孔24hを画成する面と斜面24eとの間の境界に突き当てられている。したがって、本体部24Bによれば、中間孔24hの径を適切に設定することによって、WDMフィルタ20の斜面24eに対する接着長Laを一義的に決定することができる。したがって、WDMユニット16Bは、WDMフィルタ20の組立のプロセスを簡略化することに寄与し得る。
従来の一芯双方向光モジュールを概略的に示す図である。 一実施形態に係る光モジュールを分解し、且つ、一部破断して示す斜視図である。 一端側から見た場合の一実施形態に係るWDMユニットの平面図を示している。 一実施形態に係るWDMユニットの縦断面図である。 本体部の一部とWDMフィルタとを拡大して示す断面図である。 WDMフィルタと本体部との接触状態を示す図である。 本体部の中心軸線に平行な断面におけるWDMフィルタと本体部との位置関係を示す図である。 WDMフィルタの接着長とWDMフィルタの搭載角度との関係を示すグラフである。 WDMフィルタを搭載するための治具を示す斜視図である。 WDMフィルタを搭載するための治具の一部を拡大して示す斜視図である。 WDMユニットの本体部を治具に被せる工程を示す図である。 WMDユニットの本体部とWDMフィルタとの回転方向における位置合わせを行う工程を示す図である。 WDMフィルタの本体部の斜面に対する位置合わせを行う工程を示す図である。 WDMフィルタを本体部に接着する工程を示す図である。 カットフィルタを装着する工程を示す図である。 WMDユニットの本体部とWDMフィルタとの回転方向における位置合わせを行う別の方法を示す図である。 別の実施形態に係るWDMユニットを示す縦断面図である。
符号の説明
10…光モジュール、12…第1の光デバイス、14…第2の光デバイス、16…WDMユニット、18…ピグテールユニット、20…WDMフィルタ、22…カットフィルタ、24…本体部、24a…第1の孔、24b…第2の孔、24c…接続孔、24d…光通過孔、24e…斜面、24g…側孔、24j…マーカー、24k…平面、30…治具、30a…ベース、30b…胴部、30c…先端部、30d…斜面、30e…当接面、30f…アライメントマーカー、32…接着材、34…光源。

Claims (8)

  1. 単一の光ファイバと光学的に結合する光モジュールであって、
    第1の光デバイス及び第2の光デバイスと、
    第1の波長の光を透過し前記第1の光デバイスと前記光ファイバとを光学的に結合させ、前記第2の波長の光を反射し前記第2の光デバイスと前記光ファイバとを光学的に結合させる波長多重分割フィルタと、
    前記第1の光デバイス、前記第2の光デバイス、及び、前記波長多重分割フィルタを搭載する筒状の本体部と、
    を備え、
    前記本体部の内孔を画成する面は、該内孔の一部をテーパー状とする斜面を含んでおり、
    前記波長多重分割フィルタは、前記斜面に搭載されている、
    光モジュール。
  2. 前記本体部は、第1の孔、該第1の孔より小径の第2の孔、前記第1の孔と前記第2の孔とを接続する接続孔を提供しており、
    前記第1の孔、前記第2の孔、及び前記接続孔は同軸状に設けられており、
    前記斜面は、前記接続孔を画成しており、
    前記第1の光デバイスは、前記第1の孔内に配置されており、
    前記第2の光デバイスは、前記本体部の側壁に支持されており、該側壁に設けられた側孔であって前記第2の孔まで延びる側孔を介して前記波長多重分割フィルタに光学的に結合されている、
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記本体部は、前記光ファイバと前記第2の孔内に位置する前記波長多重分割フィルタとを光学的に結合する光通過孔を提供しており、
    前記光通過孔の軸線は、前記第2の孔の軸線からオフセットしている、
    請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記本体部は、前記第1の孔と前記接続孔との間に、前記接続孔に連続し且つ前記第1の孔より小径の中間孔を提供しており、
    前記波長多重分割フィルタの一端部は、前記斜面と前記中間孔を画成する面との境界に当接している、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の光モジュール。
  5. 単一の光ファイバと光学的に結合する双方向光モジュールを製造する方法であって、
    第1の孔と、該第1の孔より小径の第2の孔と、該第1の孔と該第2の孔との間に位置する接続孔と、該第2の孔に対して該第1の孔と反対側に位置し、該第1の孔、該第2の孔、及び該接続孔の共通の軸線からオフセットしている光通過孔とを、本体部にドリルで形成する工程と、
    ベースと、該ベースに支持されており前記第1の孔の径より小さい径をもつ胴部と、該胴部の中心軸線に対して傾斜する斜面をもつ先端部とを有する治具の該斜面上に、波長多重分割フィルタを配置する工程と、
    前記波長多重分割フィルタの表面の一部に接着剤を塗布する工程と、
    前記治具の胴部を覆うように前記先端部から前記本体部を被せる工程と、
    前記光通過孔から前記波長多重分割フィルタを観察して、該波長多重分割フィルタと前記本体部との位置合わせを行う工程と、
    前記接続孔を画成する前記本体部の斜面に前記波長多重分割フィルタを前記接着剤により接着する工程と、
    を含む方法。
  6. 前記接着剤が、紫外線硬化型且つ熱硬化型の接着剤である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記治具の前記ベースにはアライメントマークが設けられており、
    前記位置合わせを行う工程では、該アライメントマークに対して前記本体部の方向が決定される、
    請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記波長多重分割フィルタは、一対の端部を有しており、該一対の端部のうちの一方を含む領域で前記本体部の前記斜面に接着され、且つ、前記光通過孔から該波長多重分割フィルタを観察した場合に該光通過孔の境界と前記一対の端部のうち他方とが重なるときに、前記本体部の前記斜面に対して所定の接着長が確保される長さを有している、請求項5〜7の何れか一項に記載の方法。
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