JP4793630B2 - 一心双方向光モジュール及び一心双方向光送受信器 - Google Patents

一心双方向光モジュール及び一心双方向光送受信器 Download PDF

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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4246Bidirectionally operating package structures

Description

本発明は、1本の光ファイバによって双方向に信号を伝送するための送信部と受信部とレセプタクルを含む一心双方向光モジュールに関する。特に双方向光モジュールにおいて前方ノイズ抑制、LD・PD間クロストーク低減、外部ノイズ低減を目的とする。
1本の光ファイバを用いて光信号を2方向に伝送する光通信において、光ファイバの両端に光送受信モジュールが設けられる。従来の光送受信モジュールは、LDを金属パッケージに収納したLDモジュールから光ファイバを取り出し、PDを金属パッケージに収納したPDモジュールから光ファイバを取り出し、2つの光ファイバを波長合波分波器で結合し、それを光ファイバに繋いでいた。だから従来のものは、LDモジュール、PDモジュール、波長合波分波器の3つの要素からなりそれらを光ファイバで結合したものであった。独立の要素を組み合わせたものでLD・PDクロストークがなく、外部ノイズに強いという利点があった。しかしそれは部品点数が多くてコストを下げることが難しい。全部を一体化した双方向モジュールが望まれる。
US2005/0053338A1
特許文献1は、レセプタクル、フィルタ、LD、PDを一体化して設けた一体型の光送受信モジュールを提案している。一心双方向のモジュールで、LDとPDが直角の方向にあり、フィルタで光を分配するという一体型モジュールであり、その点で本発明のモジュールと共通するのでここに挙げた。特許文献1のモジュールでは、LD、PDのパッケージ、レセプタクルの全体を纏める矩形の箱は互いに接触しており全体が同一の電位になっている。
LDのアノード電位(又はカソード電位)が全体の金属容器の電位を与える。LDの強い駆動電流が電磁波を生じ容器をアンテナとして強い電波を発生して前方にある装置、機器に強い電磁波ノイズを発生させる。またLDの強い駆動電流の一部がPDに流れてPDにノイズを発生させる。LD・PD間の電気的、電磁的なクロストークが大きい。また周辺機器へのノイズの発生も甚だしい構造となっている。
LDとPDとレセプタクルを一体に纏めた光送受信モジュールは特許文献1に提案されているものがあるが、前方ノイズ、LD・PDクロストーク、外部ノイズなど問題が多い。LDの駆動電流が引き起こす前方ノイズの少ない光モジュールを提供することが本発明の1つの目的である。LDの駆動電流によるLD・PDクロストークの小さい双方向光モジュールを提供するのが本発明の第2の目的である。受信部が外部からのノイズの影響を受けないようにした双方向光モジュールを提供するのが本発明の第3の目的である。
本発明の光モジュールは、送信部と受信部を含む金属筐体と光ファイバを着脱するレセプタクルを絶縁筒によって接続し、レセプタクルと筐体を絶縁し、送信部・受信部を含む金属筐体の電位を受信部グランドRGとし、レセプタクルをフレームグランドFGとしている。つまり2つの別個のグランドRGとFGを設けて、受信部・送信部を含む筐体は受信部グランドRGに、レセプタクル側はフレームグランドFGにしている。
送信部には送信光を発生する半導体レーザがある。半導体レーザ(LD)のアノード、カソードは金属筐体から絶縁されている。受信部グランドGRというのは受光素子(フォトダイオードPD、アバランシェフォトダイオードAPD)のアノード、カソードのどちらかの端子と同じ電位ということである。受光素子は逆バイアスして使うので例えばカソード(cathode)をグランドとすることができる。反対にアノード(anode)をグランドにしてもよい。受信部のカソード又はアノード端子と筐体を接続して同電位にしたものを受信部グラウンドRG(Receiver Ground)と呼ぶことにする。送信部の半導体レーザのアノード、カソードは筐体に接続せずフローティング(Floating)電位とする。送信部にモニタ用フォトダイオード(MPD)がある場合は、MPDのアノード、カソードもフローティング電位となる。
そのように送信部と受信部を含むような送受信モジュールにおいて、光ファイバは1本で送信光と受信光を反対方向に伝搬する。だから「一心」なのである。その場合は波長によって送信光と受信光を区別しなければならない。波長によって送信光と受信光を選択する波長選択フィルターが光ファイバの延長上に斜め(45゜程度)に設けられる。波長選択フィルターも金属筐体の内部に設けられる。
本発明はレセプタクル型の光モジュールに関するが、レセプタクルというのは光ファイバを着脱できるための治具である。光ファイバの先端を固定したものはピグテイル型と呼ぶ。ここではレセプタクル型の光モジュールを対象とする。光ファイバはレセプタクルに挿入された1本の光ファイバであるから、一心双方向光モジュールということになる。
ここで金属の筐体というのは、実際には複数の金属容器を含む概念である。発光素子、受光素子のパッケージ、波長選択フィルターを保持するホルダ−などの金属部材を意味する。金属同士が接触しているので同じ電位になる。従来のモジュールはレセプタクルも金属筐体も同じグランドとなっていたが、本発明は筐体とレセプタクルを絶縁筒によって電気的に遮断している。金属筐体はRGに、レセプタクルはFGにしている。どちらのグランドも直流的には同じ電位のもので遠くでは繋がっている。しかし接続の経路が長いので実効的に抵抗分Rや誘導分Lがあり、両者の電位は異なる。
半導体レーザ(LD)の駆動電流は大きく変動は速い。半導体レーザの大きく速く変動する駆動電流が、直接に或いは電波となって、受光素子やフレームに含まれる電気素子に悪影響を及ぼすことがある。半導体レーザのアノード或いはカソードを筐体のグランドにすると、筐体がアンテナとなって半導体レーザ駆動信号と同じ周波数、同じ形状の強い電波が周囲に伝播する。それが受光素子とのクロストークを引き起こす。フレームの電気素子に働きかけ誤動作させる。
本発明は、筐体を受光素子グランドRGとすることによって、半導体レーザ駆動電流が受光素子電流に混入するというLD−PD間の電気的なクロストークを減少させる。半導体レーザのピンは金属筐体に対しフローティングとして筐体がアンテナにならないようにしている。
また本発明は、ジルコニアなどの絶縁物で作った絶縁筒で筐体とレセプタクルを絶縁することによってフレームに含まれる電気素子に対する半導体レーザからの悪影響を除くことができる。
受信部の受光素子が1つの場合、簡単にLD+PDというように表現することができる。しかし受信部は1つとは限らず、2つの受光素子を含むものであってもよい。その場合、受光素子をPD1とPD2と区別して書く。簡単にLD+PD1+PD2と表現できる。それをtriplexerと呼んでいる。2つのPDを持つ場合、受信光が2つ、送信光が1つあって3波長を用いることになる。その場合は光ファイバの延長線上に2つの波長選択フィルターを設ける。
図1によって本発明の基本形を説明する。金属製の筐体2には、送信信号を生成してファイバ中を伝送するための送信部5と、光ファイバから伝送してきた受信光を受け取って光電変換するための受信部6を含む。2つの波長の光を分離するための波長選択フィルターも含まれる。金属製の筐体2の電位は受信部グランドRGに保持されている。送信部5のピンは全て筐体2から絶縁され浮遊電位となっている。受信部6のピンのうちグランドピン(RG)が筐体2に接続されている。だから筐体2はRGなのである。
受信部はフォトダイオード(PD)或いはアバランシェフォトダイオード(APD)を含むが繰り返すと煩雑であるからここでは簡単にPDで代表させる。受信部グランドRGはフォトダイオードのアノードでもカソードでも良いが何れかでなければならない。フォトダイオードの両端子ともにRGと繋がっていないなら受信部グランドRGとは言えない。以後の説明ではフォトダイオードPDのカソードがRGになっている。しかし受信部の回路構成によってはアノードをRGとすることも可能である。
レセプタクル4は光ファイバ先端のフェルールを挿入して光ファイバと、光モジュールを結合する円筒形の部材である。光ファイバを着脱できるのでレセプタクル型と言う。光ファイバを光モジュールに固定してしまうのはピグテイル型と言う。ピグテイル型の場合その後に光コネクタがあって、そこで外部光ファイバと着脱できるようにしている。本発明はレセプタクル型の改良に関する。従来はレセプタクルが直接に筐体に溶接されるのでレセプタクルは筐体と同じ電位になっていた。
本発明は、レセプタクル4と筐体2の間に絶縁物で作った筒状の絶縁部(絶縁筒8という)を挿入し、レセプタクル4と筐体2を絶縁する。絶縁筒8は例えばジルコニア(ZrO)を用いる。これは堅牢なセラミックであって絶縁性にも優れる。レセプタクル4を囲むようにフレーム部9がある。フレーム部9はレセプタクル4と接触した部分だからレセプタクル4と同じ電位になる。本発明は2種類のグランドを設ける。筐体2は受信部グランドRGとし、レセプタクルはフレームグランドFGとする。
図2はLDと2つのPDを含む光モジュールの例(LD+PD1+PD2)を示す。金属筐体2には、送信部5(LD)と、第1受信部6、第2受信部7を含む。2つの受信部6、7はアナログ信号とデジタル信号というように異なった信号を受信する。波長も異なる。送信光の波長とも異なるから、3種類の異なる波長の光を用いる。そのために2つの波長選択フィルターが筐体2の内部に設けられる。筐体2の電位は受信部グランドRGである。第1受信部6のグランドピンRGと筐体2が接続されているということである。第2受信部7のピンは筐体2に対し全部が絶縁されていても良い。或いは第2受信部7の1つのピンがRGであって筐体2に接続されていて良い。送信部5は半導体レーザLD、或いは半導体レーザLDとモニタフォトダイオードMPDを含む。これらLD、MPDのピンは全て筐体2から絶縁されフローティングになっている。
レセプタクル4は絶縁筒8によって、送信部・受信部の筐体2と絶縁されている。絶縁筒8はフレーム部9・レセプタクル4と筐体2を絶縁する。フレーム部9、レセプタクル4はフレームグランドFGとなっている。これもLDがアンテナとなって強い電磁波を発生するのを防ぐ作用があり、LD−PD間のクロストークを防ぎ、フレームの電子素子をLDからのノイズより遮断する作用がある。
図3は本発明のより具体的な回路構成を示すもので図1のLD+PDのものの内部概略構造に対応する。筐体2は箱で表現しているが実際に箱型なのではなく、LD、PDパッケージや、波長選択フィルターのホルダ−などを組み合わせた全体を意味する。本発明はグランド電位の与え方を問題にし、それらパッケージやホルダ−は金属製であり相互に接続され電位的には1つの容器とみなすことができる。そのような全体を筐体2と言っている。送信部5は、半導体レーザ(LD)と、モニタフォトダイオード(MPD)とパッケージとリードピン等よりなる。
リードピン55、56、57、58は何れも筐体2に接続されず、筐体2と絶縁されている。リードピン55はLDのアノードに、リードピン56はLDのカソードに、リードピン57はMPDのアノードに、リードピン58はMPDのカソードに接続されている。LDのカソード、アノードともに筐体2に繋がれない。LDのケースは筐体2に接続されているから、LDパッケージのケースピンがあってもそれはLDと繋がれていないということである。LDと筐体2が絶縁されているから、筐体2がLDの駆動電流を放射するアンテナとなって周囲にノイズを発散させるということを防ぐことができる。
受信部6のPDのアノードピン69は筐体2と絶縁されている。カソードピン68は筐体2に接続される。例えばパッケージのケースピンとなっている。PDのカソード、アノードのどちらを筐体2に接続してもよい。接続した方が受信部グランドRGとなる。RG66,RG67は筐体2がRGであることを示すものであり、実際にそのような配線が有ってもなくてもよい。ピン68が筐体2と接続されていることがRGを形成するための条件となっている。波長選択フィルター30が筐体2の内部に約45゜の傾斜角を持って設置される。LDの送信光を直進させて光ファイバ40へ入るようにし、光ファイバ40からの受信光を反射してPDに入射させる。
光ファイバ40はレセプタクル4に挿入された光ファイバを表している。光ファイバ40は着脱できるので、光ファイバ40が常にここにあるというのではないが、挿入した状態の光ファイバ40を示している。レセプタクル4を含む絶縁筒8の向こう側全体がフレーム部9である。ジルコニア等の絶縁筒8が筐体2と、レセプタクル4・フレーム部9を接続している。フレーム部9・レセプタクル4はフレームグランドFG98、99とする。絶縁筒8のために、フレームグランドFGと、RGとは交流的に分離する。
グランドであるからRGとFGは、回路配線の遠くでは繋がっているのである。だからFG、RGの平均の直流電位は等しい。しかし両者を結ぶ細く長い配線は実効的に抵抗分Rや誘導分Lを含む。FG98とRG66の間にR、Lを象徴的に示した。だから速い電圧変動は伝達されない。速い電圧変化に対しFG、RGは互いに自由である。絶縁筒8で遮断されていること、筐体2が受信部グランドRGであること、LDのピンが浮いていること等のため、LDの強い駆動電流(送信信号)の引き起こす電波が、PDやフレーム部9の電気回路にノイズとなって侵入することがない。
図4は同じようにLD+PDのタイプの本発明の構成例である。これは、図3のものと殆ど同じであるが、LD、MPDのリードピンが少し違う。図4において、LDのアノードとMPDのカソードとが1つに纏められリードピン59に接続される。送信部の電源電位をLDのアノード、MPDのカソードに繋ぐような回路である場合このようなことが可能である。それによって送信部のリードピンを1つ節減することができる。
図5はPDが1つ増加した例である。LD+PD1+PD2のタイプである。
筐体2には、LDとMPDよりなる送信部5と、PD1よりなる第1受信部6と、PD2よりなる第2受信部7を設けている。3つの異なる波長を利用するので、2つの波長選択フィルター30、32が光ファイバ40の延長線上に設置される。LDの送信光は、波長選択フィルター32、30を透過して光ファイバ40に入射する。光ファイバ40を伝搬した第1の受信光は、第1の波長選択フィルター30で反射されてPD1に入る。第2の受信光は、波長選択フィルター30を通過して、第2波長選択フィルター32で反射されてPD2に入射する。
LDのカソードピン56、アノードピン55は筐体2から絶縁されている。MPDのアノードピン57、カソードピン58も筐体2から絶縁されている。第1受信部のPD1のカソードピン68は筐体2に接続され受信部グランドRGを与える。第2受信部PD2のカソードピン78、アノードピン79は筐体2から絶縁され(浮い)ている。
フレーム部9はフレームグランドFG98、99に接続される。FGとRGは別異のグランドである。細く長い配線で繋がるが、交流的には別異のものである。
図6は、やはり2つの受信部を持つLD+PD1+PD2のタイプである。これは図5のものと共通するところが多い。違うのは第2受信部のPD2のカソードピン78が筐体2のRGになっていることである。PD1とPD2の受信対象となるものは異なるのであるが、回路構成によってカソードを共通にすることもできる。逆バイアスを印加するための電源電圧を直接カソードに掛けるような回路であればそれは可能である。受光素子同士のクロストークを問題にするならば図5のように分離した回路が良い。
本発明の光モジュールは、LD+PDを含む筐体は受信部グランドRGとし、LDのリードピンは筐体2から絶縁し、レセプタクル4は絶縁筒8によって筐体2から絶縁し、レセプタクル4を含むフレームはフレームグランドFGとする。LDのピンが筐体2に接続されてないから筐体2がアンテナとなってLD駆動信号の電磁波を発生するということがない。周囲にLDのノイズが放出されない。受信部は金属製の筐体2で覆われ受信部グランドRGとしているから外部ノイズが受信部に入らない。LDと筐体2が絶縁されており、LD・PD間の電磁的、電気的クロストークを抑制することができる。そのように本発明は、LDが外部にノイズを放散することを防ぎ、LDとPD間のクロストークを低減し、外部ノイズが受信部に混入することを抑制できる。
本発明は、LD+PDタイプの一心双方向光モジュールにも、LD+PD+PD(Triplexer)の一心双方向光モジュールにも同様に適用することができる。
図7は本発明の実施例に係る双方向光モジュールの外観を示す正面図である。図8は同じ光モジュールの縦断面図である。これは下方に半導体レーザ、モニタフォトダイオードよりなる送信部5を持ち、右側方にフォトダイオードPDを有する受信部6を有し、上部にレセプタクル4を備え、レセプタクル4と送信部の中間に波長選択フィルター30を持つ。これはレセプタクル4に光ファイバ40のない状態を示す。光信号を伝送する場合は、レセプタクル4に、光ファイバ先端のフェルールを挿入して光ファイバ40と、半導体レーザLD、フォトダイオードPDとを光結合する。
レセプタクル4と金属筐体部分を電気的に絶縁するため、円筒形の絶縁筒8がレセプタクル4の内壁に挿入される。絶縁筒8はセラミックで作る。例えばジルコニア(ZrO)で絶縁筒8を作ることができる。金属内筒42の先頭部が絶縁筒8の内部下方に差し込まれている。金属内筒42の脚部が筐体2の端面に溶接される。レセプタクル4、絶縁筒8、内筒42は同心筒体を形成する。レセプタクル4の上部開口部から光ファイバ40の先端を保持するフェルールを挿入する。フェルールの先端は内筒42の頂面に接触して止まる。そのフェルールは光ファイバ40(図3〜図6)の先端を把持している。
光ファイバ40に軸線延長線に前記の波長選択フィルター30がある。LDは延長線から少しずれた位置にある。光ファイバ40の先端は斜め研磨するから光は斜め研磨面の方向へ少し屈折する。LDはその屈折した光線の延長にある。絶縁筒8のために、レセプタクル4と筐体2は電気的に遮断される。筐体2は受信部グランドRGとし、レセプタクル4はフレームグランドFGとする。それは半導体レーザの駆動信号が前方へ放射されるのを防ぐためである。前方放射防止に加え、LD・PDのクロストークを抑制する効果もある。また受信部を囲む筐体2がRGなので外部ノイズから受信部を保護する作用もある。
筐体2の下方には、半導体レーザLDとモニタフォトダイオードMPDを保持する半導体レーザパッケージがある。半導体レーザパッケージは円板形状のLDステム50、円筒形のレンズホルダ−51、LDスリーブ53よりなる。LDステム50の上面には縦長の隆起があり側面に半導体レーザLDが上下向きに固定される。LDから前方光と後方光が出る。前方光が送信光となる。LDステム50の上面にはモニタフォトダイオードMPDがあってLDの後方光を受光する。MPDはLDの出力を監視する。LDの出力が減ると相補的に駆動電流を増やす。それによってLDの光出力を一定に保持する。
LDの上方のレンズ54はレンズホルダ−51によって保持される。レンズ54はLDの前方光を光ファイバ40の先端に集光する。レンズホルダ−51を包囲し上部に通し穴43を有する円筒形のLDスリーブ53の脚部はLDステム50に溶接される。LDステム50、レンズホルダ−51、LDスリーブ53は何れも金属製で相互に接触しているから同一電位になる。
LDステム50には複数のリードピン56、57、59が設けられる。LDやMPDのカソード、アノードと適当なリードピンがワイヤボンデイングによって繋がれる。LD、MPDのカソード、アノードに繋がるリードピンはステムと電気的に絶縁されている。リードピンはステムの通し穴52を貫き低融点ガラスなどで通し穴52に固定される。ケースピン(ステムに固着されたピン)は不要である。ケースピンがあっても良いがそれはLD、MPDのアノード、カソードには接続されない。半導体レーザLDとLDパッケージとは互いに電気的に独立している。通常は半導体レーザのアノード、カソードの何れかをケースピンに繋ぐのであるがそうするとLDパッケージがLDの電位になるので好ましくない。本発明は、LDパッケージに対して、LD、MPDのアノード、カソードを絶縁しフローティングとしている。これが本発明の特徴の1つである。
受信部6は筐体2の側面に取り付けられる。円盤状のPDステム60、PD、レンズホルダ−62、レンズ63とリードピン67´、68、69が受信部を構成する。PDはPDステム60に直接或いはサブマウントを介して取り付けられる。PDのアノード、或いはカソードがステム60に接続されそれが受信部グランドRGを与える。図3、4、5ではPDのカソードがステム60と同電位になる例を示す。PDの基板側のn電極(カソード)をステム60に固着するとカソードがステム60と同電位になりRGを与えることができる。その場合は上面入射型のPDが適する。或いは、反対向きにしてp電極をステム60に固着するようにするとアノードがステム60と同電位になりRGを与えることができる。それは裏面入射型が適する。サブマウントを使えば何れのタイプのPDであっても何れの電極をRGとすることも可能である。
波長選択フィルター30はLDからの光を選択透過させて光ファイバ40へ導き、光ファイバ40からの光をPDへと選択反射する作用がある。光ファイバの延長線上にあって約45゜程度の角度をなすよう設けられる。
波長選択フィルター30を保持するのが、金属製のフィルタホルダ−20である。フィルタホルダ−20は円筒形で下部は薄い差し込み筒部22となっている。差し込み筒部22内壁とLDスリーブ53上部外面が溶接固定される。フィルタホルダ−20は内部に段階状の送信光を通すための通し穴23を穿ってある。フィルタホルダ−20の右側には円形の受信部側空洞25が、上部には円形のレセプタクル側空洞26が穿たれる。さらに、フィルタホルダ−20の右側方に左から右に斜に傾斜するフィルタ取り付け面24が通し穴23を越えて形成されている。フィルタ取り付け面24の通し穴23の部分には波長選択フィルター30が固定される。
フィルタホルダ−20側方には円筒面を削って平坦なPD側端面27が形成される。波長選択フィルター30、レンズ63、PDが直線状に並ぶように調芯し、先述の受信部のレンズホルダ−62の頂部をPD側端面27に固着する。
フィルタホルダ−20の上端面28は平坦面である。レセプタクル4、通し穴23、レンズ54、LDの位置を上下方向に合わせ、上端面28に先述の内筒42を溶接固定する。そのようにしてフィルタホルダ−20に、PDパッケージ(レンズホルダ−62、ステム60)と、LDパッケージ(ステム50、レンズホルダ−51、スリーブ53)とを溶接しておりそれらが筐体2を構成する。筐体2は全部金属であって、電位は受信部グランドRGとなっている。
図9に、レセプタクル4、絶縁筒8、内筒42、フィルタホルダ−20、受信部の取り付け部分の拡大図を示す。レセプタクル4は光ファイバ40先端のフェルールを着脱自在に保持する。実際の送受信器では、フレーム部9がレセプタクル4に続いて設けられる。絶縁筒8によって、レセプタクル4とフィルタホルダー20が絶縁されているので、フレーム部9と、フィルタホルダー20の電位は自由に与えることができる。本発明においては、筐体2は、受信部グランドRGとする。それはケースピン68をPDのカソードピンにすることによってなされる。n型基板の側をPDステム60にダイボンディングすることによって簡単になされる。もちろんケースピン68をPDのアノードに接続することも可能である。受信部の回路構成によってPDのアノード、カソードの何れをRGとしても良い。
LD+PDよりなる本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの概略構成図。
LD+PD1+PD2よりなる本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの概略構成図。
LD+PDよりなる本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの筐体の内部の概略構成図。
LD+PDよりなりLDの光をモニタするMPDのカソードピンがLDのアノードピンと共通になっている本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの筐体の内部の概略構成図。
LD+PD1+PD2よりなる本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの筐体の内部の概略構成図。
LD+PD1+PD2よりなりPD2のカソードもRGにした本発明のレセプタクル型一心双方向光モジュールの筐体の内部の概略構成図。
LD+PDよりなる本発明の実施例に係るレセプタクル型一心双方向光モジュールの外観正面図。
LD+PDよりなる本発明の実施例に係るレセプタクル型一心双方向光モジュールの縦断正面図。
LD+PDよりなる本発明の実施例に係るレセプタクル型一心双方向光モジュールの受信部、波長選択フィルター、ジルコニア絶縁筒、レセプタクルの近傍の拡大一部縦断正面図。
符号の説明
2筐体
4レセプタクル
5送信部
6(第1)受信部
7第2受信部
8絶縁筒
9フレーム部
20フィルタホルダ−
22差し込み筒部
23通し穴
24フィルタ取り付け面
25受信部側空洞
26レセプタクル側空洞
27PD側端面
28上端面
30第1波長選択フィルター
32第2波長選択フィルター
40光ファイバ
42内筒
43通し穴
50LDステム
51レンズホルダ−
52通し穴
53LDスリーブ
54レンズ
55リードピン
56リードピン
57リードピン
58リードピン
59リードピン
60PDステム
62レンズホルダ−
63レンズ
65通し穴
66RG
66´接着剤
67RG
67´リードピン
68ケースピン
69リードピン
78カソードピン
79アノードピン
98FG
99FG

Claims (8)

  1. 送信光を発生し光ファイバを通じて伝送する半導体レーザを含む送信部と、光ファイバを伝送した受信光を受信する受光素子を含む受信部と、光ファイバの光路延長線上斜めに設けられ受信光と送信光を分離する波長選択フィルターと、半導体レーザ、波長選択フィルター、受光素子を保持する金属製の筐体と、送信光と受信光を双方向に伝送する光ファイバを着脱自在に保持するレセプタクルと、筐体に対してレセプタクルを電気的に絶縁して保持する絶縁部とを含み、筐体は受信部グランドRGであり、半導体レーザのアノード、カソードは筐体から絶縁されていることを特徴とする一心双方向光モジュール。
  2. 筐体の中に受信部が2つあって、第1受信部の受光素子のアノード又はカソードは受信部グランドRGであり、第2受信部の受光素子のアノード及びカソードは筐体から絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  3. 送信部には半導体レーザの出力を監視するためのモニタフォトダイオードがあり、半導体レーザのアノード、カソード、モニタフォトダイオードのアノード、カソードは別個のリードピンに繋がり、これらのカソードピン、アノードピンは筐体とは絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  4. 送信部には半導体レーザの出力を監視するためのモニタフォトダイオードがあり、半導体レーザのアノードとモニタフォトダイオードのカソードが筐体と絶縁された同じ1つのリードピンに接続されており、半導体レーザのカソードピン、モニタフォトダイオードのアノードピンは筐体から絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  5. 筐体の中に受信部が2つあって、第1受信部の受光素子のアノード又はカソードは受信部グランドRGであり、第2受信部の受光素子のアノード又はカソードは受信部グランドRGであることを特徴とする請求項1に記載の一心双方向光モジュール。
  6. 絶縁部がジルコニア(ZrO)であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の一心双方向光モジュール。
  7. 送信光を発生する半導体レーザと、半導体レーザの出力を監視するモニタフォトダイオードとよりなる送信部を内蔵し、半導体レーザ、モニタフォトダイオードのアノード、カソードに繋がるリードピンを絶縁して保持する金属製半導体レ−ザパッケージと、
    受信光と送信光を選択する波長選択フィルターと、
    軸方向に通し穴を有し波長選択フィルターを軸方向に対し斜めに保持し軸線方向に金属製半導体レーザパッケージが結合された金属製フィルタホルダ−と、
    受信光を受信するフォトダイオードを内蔵し、フォトダイオードのアノード電極、カソード電極に接続されたリードピンのいずれかを絶縁して保持し、波長選択フィルターの側方においてフィルタホルダ−に結合された金属製PDパッケージと、
    フィルタホルダ−の軸線上の端面に固着された鍔部付き内筒と、
    鍔部付き内筒の外周に差し込まれた絶縁筒と、
    絶縁筒の外側に差し込まれたレセプタクルと
    よりなる一心双方向光モジュールを含み、
    レセプタクルは光送受信器本体フレーム部に結合され、フレームグランドFGとなり、
    半導体レーザパッケージ、PDパッケージ、フィルタホルダ−よりなる金属筐体は受信部グランドRGとなり、
    半導体レーザ、モニタフォトダイオードのリードピンが金属製半導体レーザパッケージから絶縁されていることと、レセプタクルがフィルタホルダ−から絶縁筒によって絶縁されていることにより、レセプタクルは送信部から二重に絶縁されていることを特徴とする一心双方向光送受信器。
  8. 前記一心双方向光モジュールには、前記フォトダイオードの他に、第2受信光を受光する第2のフォトダイオードと、第2フォトダイオードを内蔵し絶縁されたリードピンを有する第2PDパッケージがフィルタホルダ−の側方に設けられ、送信光と第2受信光を選別する波長選択フィルターがフィルタホルダ−の内部で光ファイバの軸線の延長上に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の一心双方向光送受信器。
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