JP2009105157A - 光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンデンサを用いることなく、フレームグランドに流れる高周波電流の低減と絶縁耐性の確保とが容易に実現可能な光トランシーバを提供すること。
【解決手段】FGに接続されたステム22を有するTOSA2と、該TOSA2に収容されたLDを制御するための回路基板6とを実装し、回路基板6のSGに接続された導体パターン30eと、導体パターン30e上に設けられた絶縁性の基体4aと、ステム22のケースピン24dに接続されており基体4a上に設けられた導体パターン30dとを有するFPC4を備える。
【選択図】図1
【解決手段】FGに接続されたステム22を有するTOSA2と、該TOSA2に収容されたLDを制御するための回路基板6とを実装し、回路基板6のSGに接続された導体パターン30eと、導体パターン30e上に設けられた絶縁性の基体4aと、ステム22のケースピン24dに接続されており基体4a上に設けられた導体パターン30dとを有するFPC4を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、光トランシーバに関する。
特許文献1には、フレームグランド(FG)に流れるノイズ電流を分流してシグナルグランド(SG)に流すことにより、FGに流れるノイズ電流を低減する放射ノイズ低減装置が開示されている。この放射ノイズ低減装置は、FGとSGとの間に設けられたコンデンサを有しており、ノイズ電流は、このコンデンサを介してFGからSGに流される。すなわち、FGの高周波におけるインピーダンスがFGとSGとを接続するコンデンサにより低減される。
特開2003−283177号公報
上記の放射ノイズ低減装置において数GHz帯でのFGとSGとの間のインピーダンスを低下させるためには数pF程度の容量値がコンデンサに必要となる。また、このような放射ノイズ低減装置を光トランシーバに用いる場合、低周波(AC電圧)に対する十分な絶縁耐性(少なくともIEC規格に規定されているAC500V以上の大きな絶縁耐性)がコンデンサに必要となる。しかし、このような大きな絶縁耐性を有する数pFのコンデンサを準備するのは容易ではない。そこで本発明の目的は、回路素子としてのコンデンサを用いることなく、FGとSGとの間のインピーダンスの低減と絶縁耐性の確保とが容易に実現可能な光トランシーバを提供することである。
本発明は、金属製ハウジングと、前記金属製ハウジング内に収納されており、半導体レーザと該半導体レーザから絶縁された状態で該半導体レーザを搭載するステムとを有する発光サブアッセンブリと、前記半導体レーザを駆動する回路を搭載する回路基板と、前記半導体レーザと前記回路とに接続されたフレキシブルプリント基板とを備えた光トランシーバであって、前記フレキシブルプリント基板は、第1及び第2の表面を有する絶縁性の基体と、前記第1の表面上に設けられており前記ステムに接続された第1の導体パターンと、前記第2の表面上に設けられた第2の導体パターンとを有し、前記金属製ハウジング、前記ステム及び前記第1の導体パターンは、フレームグランドに接続されており、前記第2の導体パターンは、前記フレームグランドとは直流的に絶縁された前記回路のシグナルグランドに接続されており、該第1の導体パターンと該第2の導体パターンとは、前記基体を挟むキャパシタを形成している、ことを特徴とする。更に、本発明では、前記キャパシタの共振周波数は1GHz以上である。
本発明によれば、第1の導体パターンと第2の導体パターンとは、基体を介して高周波電流を導通する。すなわち、フレームグランドとシグナルグランドとの間のインピーダンスが低減される。従って、半導体レーザに供給される高周波信号に起因する放射ノイズがステムに誘起されるが、このような放射ノイズは、ステム、第1の導体パターン、基体及び第2の導体パターンを介して、シグナルグランドに吸収される。これにより、フレームグランドに現れる高周波ノイズが低減されるので、フレームグランドを有する金属製ハウジングを介して光トランシーバの外部に放射される放射ノイズも低減される。また、第1の導体パターンと第2の導体パターンとはフレキシブルプリント基板の絶縁性の基体を介してAC電圧等による低周波電流を遮断する。従って、このような低周波の電流に対して絶縁耐圧が確保できる。
本発明によれば、回路素子としてのコンデンサを用いることなく、フレームグランドとシグナルグランドとの間のインピーダンスの低減と絶縁耐性の確保とが容易に実現可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、実施形態に係る光トランシーバ1の構成を示す分解斜視図である。
光トランシーバ1は、TOSA2(TOSA: Transmitter Optical Sub-Assembly、発光サブアッセンブリ)、FPC4(フレキシブルプリント基板)、回路基板6、レーザドライバ回路8、ROSA10(ROSA:Receiver Optical Sub-Assembly)、FPC12、リミティングアンプ14及び金属製ハウジング15を備える。金属製ハウジング15は、金属製のケース16及びケース18を有しており、ケース16とケース18とは接続されている。ケース18は、FG18a(フレームグランドFG)に接続されており、よって、ケース16もFG18aに接続されている。金属製ハウジング15は、上記のTOSA2〜リミティングアンプ14を収納する。このように、金属製ハウジング15は、フレームグランドFGに接続されている。
TOSA2は、スリーブ20及びステム22を有する。TOSA2はLD(半導体レーザ)及びモニタPD等をステム22上に実装し、スリーブ20には、光コネクタが接続されている。この光コネクタとTOSA2のLDとは光学的に接続されている。スリーブ20とステム22とは、何れも金属製であり、金属製のCANケースを介して接続されている。スリーブ20は、ケース16の凹部16aに嵌め込まれた状態でケース16に固定されており、スリーブ20及びステム22は、ケース16に接続されている。よって、スリーブ20及びステム22は、FG18aに接続されている。このように、ステム22は、フレームグランドFGに接続されている。
TOSA2は、ステム22の面22aに突出しているリードピン24a〜リードピン24cとケースピン24dとを有する。リードピン24a〜リードピン24cは、ステム22から絶縁されている。ケースピン24dは、面22a上に突出したステム22の突起部であり、ケースピン24dは、ステム22と導通している。ケースピン24dは、ステム22を介してFG18aに接続されている。
また、リードピン24aは、TOSA2に実装されたモニタPDのアノード端子に接続され、リードピン24bは、モニタPDのカソード端子とLDのアノード端子とに接続されている。リードピン24cは、LDのカソード端子に接続されている。FPC4は、TOSA2と回路基板6とを接続する。FPC4は、回路基板6から出力されるTOSA2内のLDに対する駆動信号をこのLDに伝送する。
FPC4は、可撓性を有する矩形の基体4aを有する。基体4aは、25μm程度の厚みと、5kV程度のAC電圧に耐える絶縁耐圧と、「3」程度の比誘電率とを有しており、例えばポリイミド等の絶縁性の材料から成る。
ここで、図2(A)及び図2(B)を参照してFPC4を説明する。FPC4は、基体4aの主面4b(第1の表面)上に設けられた導体パターン30a〜導体パターン30c及び導体パターン30d(第1の導体パターン)と、基体4aにおいて主面4bの反対側にある裏面4c(第2の表面)上に設けられた導体パターン30e(第2の導体パターン)とを有する。また、FPC4には、ピン挿入孔26a〜ピン挿入孔26dが設けられている。ピン挿入孔26a〜ピン挿入孔26dは、基体4aの一端側に設けられ、主面4bから裏面4cに貫通している。ピン挿入孔26a〜ピン挿入孔26dの各内壁は、導体パターン30a〜導体パターン30dによってそれぞれ覆われている(図3)。
ピン挿入孔26a〜ピン挿入孔26dには、図1に示すように、リードピン24a〜リードピン24c及びケースピン24dがそれぞれ挿入されており、リードピン24a〜リードピン24c及びケースピン24dは、導体パターン30a〜導体パターン30dに直接接続される。よって、リードピン24a〜リードピン24c及びケースピン24dは、導体パターン30a〜導体パターン30dにそれぞれ接続される(図1参照)。
また、FPC4は、パッド28a〜パッド28eを有する。パッド28a〜パッド28eは、ピン挿入孔26a〜ピン挿入孔26dの設けられた基体4aの一端側とは反対の他端側に設けられている。パッド28aは、導体パターン30aに接続されており、パッド28bは、図1に示すように、回路基板6の端子32に接続されている。パッド28cは、導体パターン30cに接続されており、パッド28dは、導体パターン30bに接続されている。パッド28eは、図1に示すように、回路基板6の端子32に接続されている。パッド28b及びパッド28eは、導体パターン30eに接続されている。すなわち、導体パターン30eは、パッド28b及びパッド28eと端子32とを介して、回路基板6の電子回路のSG32a(シグナルグランドSG)に接続されている。
回路基板6は、主面6aに設けられた電子回路を有する。この電子回路は、FPC4を介してTOSA2内のLDに接続されている。この電子回路は、レーザドライバ回路8、リミティングアンプ14、端子32及び端子46を有する。レーザドライバ回路8は、LDの駆動信号を出力する。この駆動信号は、FPC4のパッド28c及びパッド28dと、導体パターン30c及び導体パターン30bと、ステム22のリードピン24c及びリードピン24bとをそれぞれ介して、TOSA2内のLDに供給される。SG32a(及びSG46a)は、この電子回路のシグナルグランドSGである。
リミティングアンプ14は、後述のROSA10からFPC12を介して出力される信号を増幅して後段に出力する。この信号は、ROSA10のPDから、リードピン38と、FPC12の導体パターン44及びパッド42とを介してリミティングアンプ14に入力される。端子32は、FPC4のパッド28b及びパッド28eとSG32aとに接続されており、端子46は、FPC12の6個のパッド42のうち2個のパッドとSG46aとに接続されている。
ROSA10は、スリーブ34及びステム36を有する。ROSA10はPD等をステム36上に搭載し、スリーブ34には、光コネクタが接続される。この光コネクタとROSA10のPDとは光学的に接続されている。ROSA10は、ステム36の面36aに突出している5本のリードピン38を有する。
FPC12は、可撓性を有する矩形の基体12aを有する。FPC12は、基体12aの主面12b上に設けられた6個のパッド42と4個の導体パターン44とを有する。これらのパッド42は、基体12aの一端側に設けられている。
そして、FPC12は、5個のピン挿入孔40が設けられている。これらのピン挿入孔40は、パッド42の設けられた基体12aの一端側とは反対の他端側に設けられている。ピン挿入孔40は、基体12aの主面12bからこの主面12bの反対側の裏面に貫通している。ピン挿入孔40の内壁は、導体パターン44に覆われている。ピン挿入孔40にはリードピン38が挿入されており、リードピン38は、導体パターン44に接続されている。6個のパッド42は、端子46に接続されている2個のパッドと、リミティングアンプ14に接続されている2個のパッドとを含む。
次に、図3を参照して、FPC4とケースピン24dとの接続箇所を説明する。ケースピン24dは、FPC4のピン挿入孔26dに挿入されており、半田48を介してピン挿入孔26dに固定されている。そして、ケースピン24dは、導体パターン30dに半田48によって接続されている。よって、ステム22は、ケースピン24dを介して導体パターン30dに接続されているので、導体パターン30dは、フレームグランドFGとなる。
FPC4とステム22との間には、絶縁板50が設けられている。絶縁板50は、0.1mm〜0.5mm程度の厚みを有する絶縁性のシートであり、ステム22と導体パターン30eとを絶縁する。このように、絶縁板50は、ステム22に接続されるフレームグランドFGと、導体パターン30eに接続するシグナルグランドSGとを確実に絶縁する。
導体パターン30dと、導体パターン30eと、両者の間に挟まれた基体4aとがキャパシタ52を構成する。キャパシタ52の容量値は、基体4aの厚みが25μm程度であり、比誘電率が「3」程度なので、1pF/mm2程度確保される。従って、導体パターン30dと導体パターン30eとは、基体4aを介して高周波的に(主にGHz帯の高周波に対して)導通し、低周波領域では遮断される。すなわち、フレームグランドFGとシグナルグランドSGとは、FPC4に形成されたキャパシタ52を介して、高周波的に導通し、低周波的には遮断される。
なお、基体4aの厚みは回路基板6に比較して薄い(1/4程度)ので、キャパシタ52の有する単位面積当たりの容量は、回路基板に容量を設けた場合(図4のグラフG1に示す比較例を参照)に比較して4倍程度となる。グラフG1の構成においては、リードピン24a〜リードピン24c及びケースピン24dは、FPC4を介さずに、回路基板6の電子回路に直接接続されており、回路基板上の表裏面に導体パターンによるキャパシタを形成した。
以上説明したように、光トランシーバ1によれば、LDに流れる高周波信号に起因する放射ノイズにより、ステム22に高周波ノイズが誘起されるが、このような高周波ノイズは、ケースピン24d及びキャパシタ52を介してSG32aに吸収される。これにより、FG18a上に現れる高周波ノイズが低減されるので、光トランシーバ1の外部(金属製ハウジング15の外部)に放射される高周波ノイズも低減される。
また、ケースピン24dの長さは、FPC4の厚みと絶縁板50の厚みとの合計程度であり比較的短い。従って、この高周波ノイズがステム22とFPC4との間の剥き出しのケースピン24dから放射されることも抑制され、回路基板6等の他の配線に及ぼす電磁的影響(クロストーク)も低減できる。
また、FPC4の基体4aは、25μm程度の厚みで5kV程度の静電耐圧を有する。従って、光トランシーバ1は、少なくともIEC規格に規定されているフレームグランドFGとシグナルグランドSGとの間の絶縁耐圧を十分に満足する性能を有する。
次に、図4を参照して、フレームグランドFGとシグナルグランドSGとの間の等価回路におけるインピーダンスについて説明する。図4に示す横軸は、周波数(MHz)を表しており、縦軸は、等価回路のインピーダンスを表している。図4に示すG1は、比較例における等価回路のインピーダンスを示し、G2は、本発明に係わる光トランシーバ1における等価回路のインピーダンス(実施例1)を示し、G3は、光トランシーバ1における他の等価回路のインピーダンス(実施例2)を示す。
まず、G1ついて説明する。比較例において、ステムの複数のリードピンとフレームグランドFGに接続されるケースピンとは回路基板に直接接続されており、この回路基板には本発明に係わるキャパシタと類似のキャパシタがその表裏面の導体パターンにより形成されている。ケースピンは、FPCを介さずに回路基板に設けられたこのキャパシタの一方の電極に直接接続されており、このキャパシタの他の電極は回路基板内のシグナルグランドSGに接続されている。このように、比較例においては、ケースピンと回路基板に設けられたキャパシタとによりインピーダンス回路(等価回路)が構成され、このインピーダンス回路を介して、フレームグランドFGとシグナルグランドSGとが高周波的に導通する。
このキャパシタの電極の面積は2mm2程度であり、その容量値は0.5pF程度である。一方、ケースピンは、ステムから回路基板に至るまでの長さを有しており、そのインダクタンスは2nH程度にもなる。その結果、このケースピンによるインダクタと回路基板内のキャパシタによる回路の共振周波数は5GHz程度であり、そのインピーダンスはG1の様に振る舞う。
次に、本発明に係わる実施例1について説明する。実施例1におけるケースピン24dは、図1〜3に示すように、FPC4を介して回路基板6に接続されており、ケースピン24d自身の有するインダクタとFPC4内のキャパシタ52との間で共振回路(等価回路)を形成する。フレームグランドFGとシグナルグランドSGとは、この共振回路を介して高周波的に導通する。
実施例1におけるキャパシタ52の電極の面積は比較例と同様に2mm2程度であり、その容量値は2pF程度である。実施例1におけるケースピン24dの長さは、比較例のケースピンに比較して遥かに短く、0.1nH程度のインダクタンスしか示さない。従って、実施例1における共振周波数は10GHz程度であり、そのインピーダンスはG2の様に変化する。
次に、実施例2について説明する。実施例2のケースピン24dもFPC4のキャパシタ52を介して回路基板6に接続されており、ケースピン24dのインダクタとキャパシタ52とで共振回路(等価回路)が形成され、この共振回路を介して、フレームグランドFGとシグナルグランドGとが高周波的に導通する。
実施例2におけるFPC4上のキャパシタ52の電極の面積は3.3mm×3.3mm程度であり、その容量値は10pF程度におよぶ。一方ケースピン24dの長さは、実施例1の場合と同様であり、0.1nH程度のインダクタンス成分を有する。この場合、共振周波数は比較例と同等の5GHz程度となる。ここで、G1〜G3において、その共振周波数よりも低周波側でインピーダンスが周波数の増加とともに減少するのは、FPC4上、あるいは回路基板6上に形成したキャパシタが主に寄与するものであり、共振周波数よりも高周波側でインピーダンスが上昇するのは、ケースピン24dの有するインダクタンス成分の寄与によるものである。
そして、図4に示すように、実施例1のインピーダンスは、共振周波数(5GHz)の近傍を除けば、比較例のインピーダンスよりも低く、実施例2のインピーダンスは、全周波数にわたって、比較例のインピーダンスよりも低い。例えば、GHz帯において、実施例1及び実施例2は(実施例1の場合、共振周波数の近傍を除く)、比較例に比べて低インピーダンスとなっている。なお、実施例1及び実施例2のインピーダンスは、絶縁耐圧の確保が要求される例えば数百Hzまでの低周波(AC電圧)側において十分大きく、数百オーム以上となっており、5kV以上の静電耐圧を有する。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
1…光トランシーバ、10…ROSA、12,4…FPC、12a,4a…基体、12b,4b,6a…主面、14…リミティングアンプ、15…金属製ハウジング、16,18…ケース、16a,16b…凹部、18a…FG、2…TOSA、20,34…スリーブ、22,36…ステム、22a,36a…面、24a,24b,24c,38…リードピン、24d…ケースピン、26a,26b,26c,26d,40…ピン挿入孔、28a,28b,28c,28d,28e,42…パッド、30a,30b,30c,30d,30e,44…導体パターン、32,46…端子、32a,46a…SG、4c…裏面、48…半田、50…絶縁板、52…キャパシタ、6…回路基板、8…レーザドライバ回路
Claims (2)
- 金属製ハウジングと、
前記金属製ハウジング内に収納されており、半導体レーザと該半導体レーザから絶縁された状態で該半導体レーザを搭載するステムとを有する発光サブアッセンブリと、
前記半導体レーザを駆動する回路を搭載する回路基板と、
前記半導体レーザと前記回路とに接続されたフレキシブルプリント基板と
を備えた光トランシーバであって、
前記フレキシブルプリント基板は、
第1及び第2の表面を有する絶縁性の基体と、
前記第1の表面上に設けられており前記ステムに接続された第1の導体パターンと、
前記第2の表面上に設けられた第2の導体パターンと
を有し、
前記金属製ハウジング、前記ステム及び前記第1の導体パターンは、フレームグランドに接続されており、前記第2の導体パターンは、前記フレームグランドとは直流的に絶縁された前記回路のシグナルグランドに接続されており、該第1の導体パターンと該第2の導体パターンとは、前記基体を挟むキャパシタを形成している、ことを特徴とする光トランシーバ。 - 前記キャパシタの共振周波数は1GHz以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の光トランシーバ。
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