JP2010048529A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2010048529A
JP2010048529A JP2008215647A JP2008215647A JP2010048529A JP 2010048529 A JP2010048529 A JP 2010048529A JP 2008215647 A JP2008215647 A JP 2008215647A JP 2008215647 A JP2008215647 A JP 2008215647A JP 2010048529 A JP2010048529 A JP 2010048529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
refrigerant
passage
expansion valve
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008215647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5369259B2 (ja
Inventor
Michio Matsumoto
道雄 松本
Takasane Tokoro
卓真 所
Isao Sendo
功 仙道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TGK Co Ltd filed Critical TGK Co Ltd
Priority to JP2008215647A priority Critical patent/JP5369259B2/ja
Publication of JP2010048529A publication Critical patent/JP2010048529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369259B2 publication Critical patent/JP5369259B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

【課題】冷凍サイクルの起動時における冷媒の流動音を低減可能な膨張弁を提供する。
【解決手段】膨張弁1においては、導入ポート6から導入された冷媒が、小孔47における第1の流動抵抗および間隙通路48における第2の流動抵抗を段階的に受けた後に弁部に導かれる。これらの総通路抵抗により冷媒の流速が抑えられ、その結果、弁部を通過する冷媒の流動音が大きくなる冷凍サイクルの起動時においてもその流動音が許容設定値以下に抑えられる。一方、その総通路抵抗によっても冷媒の必要流量は確保されるため、冷凍サイクルに要求される能力は確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は膨張弁に関し、特に自動車用空調装置の冷凍サイクルに設けられてエバポレータへ送出する冷媒の流量を制御するのに好適な膨張弁に関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルには一般に、循環する冷媒を圧縮するコンプレッサ、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ、凝縮された冷媒を気液に分離するレシーバ、分離された液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却するエバポレータが設けられている。
膨張弁としては、例えばエバポレータから導出された冷媒が所定の過熱度を有するように、例えばエバポレータ出口における冷媒の温度および圧力を感知して弁部を開閉し、エバポレータへ送出する冷媒の流量を制御する温度式膨張弁が用いられる(例えば特許文献1参照)。この膨張弁のボディには、レシーバからエバポレータへ向かう冷媒を通過させる第1の通路と、エバポレータから戻ってきた冷媒を通過させてコンプレッサへ導出する第2の通路とが形成されている。その第1の通路には、エバポレータへ向かう冷媒の流量を調整する弁部が設けられている。ボディの端部には、第2の通路を流れる冷媒の温度および圧力を感知して弁部の開度を制御するパワーエレメントが設けられている。
特開2002−310539号公報
ところで、冷凍サイクルの起動時には一般に冷媒の温度が高い状態にあるため、パワーエレメントが感知する温度が高く、したがってその基準圧力も高い状態にある。一方、コンプレッサの駆動が開始されることにより、パワーエレメントが感知する圧力(エバポレータの出口圧力)が大きく低下するため、膨張弁の弁部が全開状態となる。このような状態のもと、冷凍サイクルの起動当初の冷媒の密度が小さいことから流速が大きくなることも相俟って膨張弁の弁部を通過する冷媒の流動音が大きくなるといった問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、冷凍サイクルの起動時における冷媒の流動音を低減可能な膨張弁を提供することにある。
本発明のある態様の膨張弁は、冷凍サイクルの上流側から導入された冷媒をボディ内の弁部を通過させることにより絞り膨張させて下流側へ導出する。この膨張弁は、ボディを貫通するように形成され、その一端側に冷媒の導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒の導出ポートが設けられた冷媒通路と、冷媒通路の中間部に設けられた弁孔と、冷媒通路の弁孔と導入ポートとの間に設けられた弁室と、弁室に配設され、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、冷媒通路における弁室と導入ポートとの間に設けられ、その通路断面が局部的に狭小化されて形成された小孔と、小孔と離間した位置において弁室の内周部と弁体の外周部との間に形成される間隙通路と、を備える。
導入ポートから導入された冷媒が、小孔および間隙通路を順次経由して弁部を通過し、導出ポートから導出されるように構成されている。冷媒通路を流れる冷媒の小孔における第1の流動抵抗と、間隙通路における第2の流動抵抗との総和である総通路抵抗が、冷凍サイクルの起動時において弁部を通過する冷媒の流動音が予め定める許容設定値以下となる一方、弁部を通過する冷媒の必要流量を許容するように、小孔および間隙通路の大きさがそれぞれ設定されている。
この態様によれば、導入ポートから導入された冷媒が、小孔における第1の流動抵抗および間隙通路における第2の流動抵抗を段階的に受けた後に弁部に導かれる。これらの総通路抵抗により冷媒の流速が抑えられ、その結果、弁部を通過する冷媒の流動音が大きくなる冷凍サイクルの起動時においてもその流動音が許容設定値以下に抑えられる。一方、その総通路抵抗によっても冷媒の必要流量は確保されるため、冷凍サイクルに要求される能力は確保される。
本発明の膨張弁によれば、冷凍サイクルの起動時における冷媒の流動音を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。
本実施の形態は、本発明の膨張弁を自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用される温度式膨張弁として具体化している。この冷凍サイクルには、循環する冷媒を圧縮するコンプレッサ、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ、凝縮された冷媒を気液に分離するレシーバ、分離された液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却するエバポレータが設けられているが、膨張弁以外の詳細な説明については省略する。
図1は、実施の形態に係る膨張弁の断面図である。
膨張弁1は、アルミニウム合金からなる素材を押出成形して得た部材に所定の切削加工を施して形成されたボディ2を有する。このボディ2は角柱状をなし、その内部には冷媒の絞り膨張を行う弁部が設けられている。ボディ2の長手方向の端部には、感温部として機能するパワーエレメント3が設けられている。
ボディ2の側部には、レシーバ側(コンデンサ側)から高温・高圧の液冷媒を導入する導入ポート6、膨張弁1にて絞り膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ向けて導出する導出ポート7、エバポレータにて蒸発された冷媒を導入する導入ポート8、膨張弁1を通過した冷媒をコンプレッサ側へ導出する導出ポート9が設けられている。導入ポート6と導出ポート9との間には、図示しない配管取付用のスタッドボルトを植設可能とするためのねじ穴10が形成されている。
膨張弁1においては、導入ポート6、導出ポート7およびこれらをつなぐ冷媒通路により第1の通路13が構成されている。第1の通路13は、その中間部に弁部が設けられており、導入ポート6から導入された冷媒をその弁部にて絞り膨張させて霧状にし、導出ポート7からエバポレータへ向けて導出する。一方、導入ポート8、導出ポート9およびこれらをつなぐ冷媒通路により第2の通路14(「戻り通路」に該当する)が構成されている。第2の通路14は、ストレートに延びており、導入ポート8から冷媒を導入して導出ポート9からコンプレッサへ向けて導出する。
すなわち、ボディ2における第1の通路13の中間部には弁孔16が設けられ、その弁孔16の導入ポート6側の開口端縁により弁座17が形成されている。弁座17に導入ポート6側から対向するように弁体18が配置されている。弁体18は、弁座17に着脱して弁部を開閉する球状のボール弁体41と、ボール弁体41を下方から支持する弁体受け42とを接合して構成されている。
ボディ2の下端部には、第1の通路13に直交するように内外を連通させる連通孔19が形成されており、その上半部により弁体18を収容する弁室45が形成されている。弁室45は、その上端部にて弁孔16に連通し、側部にて小孔47を介して導入ポート6に連通しており、第1の通路13の一部を構成している。小孔47は、第1の通路13の通路断面が局部的に狭小化されて形成され、弁室45に開口している。
弁室45の内周部と弁体18の外周部(正確には、弁体受け42の外周部)との間には、通路断面が狭小化された間隙通路48が形成されている。本実施の形態では、弁体18の外径(正確には、弁体受け42の外径)を特に大きくすることなく、弁室45の内径を小さくすることで所定通路断面の間隙通路48が形成されている。小孔47と間隙通路48とは弁室45の長手方向に離間している。導入ポート6から導入された冷媒は、小孔47において第1の流動抵抗を受け、続いて間隙通路48にて第2の流動抵抗を受けて弁孔16に導かれ、その弁部を通過して導出ポート7から導出される。
連通孔19の下半部には、その連通孔19を外部から封止するようにアジャストねじ20(「アジャスト部材」に該当する)が螺着されている。弁体18(正確には弁体受け42)とアジャストねじ20との間には、弁体18を閉弁方向に付勢するスプリング23が介装されている。アジャストねじ20のボディ2への螺入量を調整することで、スプリング23の荷重を調整することができる。ただし、アジャストねじ20の螺入部が小孔47に干渉しないよう、各部の配置構成が設定されている。図示のように、アジャストねじ20の外径が弁室45と実質的に等しくなる程度に小さく構成され、アジャストねじ20とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング24が介装されている。
一方、ボディ2の上端部には、第2の通路14に直交するように内外を連通させる連通孔25が形成されており、その連通孔25を封止するようにパワーエレメント3(「感温部」に該当する)が螺着されている。パワーエレメント3は、アッパーハウジング26とロアハウジング27との間に金属薄板からなるダイヤフラム28を挟むように介装し、そのロアハウジング27側にディスク29を配置して構成されている。アッパーハウジング26とダイヤフラム28とによって囲まれる密閉空間には感温用のガスが封入されている。パワーエレメント3とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング30が介装されている。第2の通路14を通過する冷媒の圧力および温度は、連通孔25とディスク29に設けられた孔部を通ってダイヤフラム28の下面に伝達される。
ボディ2の中央部には、第1の通路13と第2の通路14とをつなぐ段付孔34が設けられており、この段付孔34の小径部には長尺状のシャフト33が摺動可能に挿通されている。シャフト33は、ディスク29と弁体18との間に介装されている。これにより、ダイヤフラム28の変位よる駆動力が、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18へ伝達され、弁部を開閉させるようになっている。段付孔34の大径部には、シャフト33に外挿されるようにシール用のOリング36が配置され、第1の通路13と第2の通路14との間の冷媒の漏洩が防止されている。
シャフト33の上半部は、第2の通路14を横切るように配置された円筒状のホルダ37に内挿されている。ホルダ37は、その下端部が段付孔34の大径部に圧入されており、その下部端面によりOリング36の移動を規制している。ホルダ37の上端開口部とシャフト33の上端部との間には、シャフト33に横荷重を与えるスプリング38が介装されている。シャフト33がそのスプリング38の横荷重を受けることにより、冷媒圧力の変動によるシャフト33の振動が抑制されるようになっている。
以上のように構成された膨張弁1は、エバポレータから導入ポート8を介して戻ってきた冷媒の圧力及び温度をパワーエレメント3が感知してそのダイヤフラム28が変位する。このダイヤフラム28の変位が駆動力となり、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18に伝達されて弁部を開閉させる。一方、レシーバから供給された液冷媒は、導入ポート6から導入され、弁体18及び弁座17からなる弁部を通過することにより絞り膨張されて、低温・低圧の霧状の冷媒になる。その冷媒は導出ポート7からエバポレータへ向けて導出される。
図2は、膨張弁の流動特性を表す説明図である。同図には上段から、冷凍サイクル起動時における膨張弁の弁開度と冷媒流量との関係、冷凍サイクル起動後に制御が安定した安定期における膨張弁の弁開度と冷媒流量との関係、冷凍サイクル起動時における膨張弁における小孔47と間隙通路48との総通路抵抗と弁部を通過する冷媒による流動音との関係を、それぞれ表している。
上述のように、導入ポート6から導入された冷媒は、小孔47および間隙通路48を順次経由して弁部を通過する。その際、第1の流動抵抗および第2の流動抵抗を順次受けて弁孔16に導かれる。本実施の形態では、この第1の流動抵抗および第2の流動抵抗との総和である総通路抵抗が、膨張弁1における冷媒の必要流量を確保できるとともにその流動音を抑制できるように設定されている。すなわち、膨張弁1において、冷凍サイクルの起動時における冷媒の流動音が予め定める許容設定値以下となる一方、その弁部を通過する冷媒の必要流量を許容するように、小孔47および間隙通路48の大きさがそれぞれ設定されている。
具体的には、同図に示すように、冷凍サイクルの起動時の膨張弁1の弁開度に対して必要流量を確保可能な総通路抵抗の上限値がr2となっている。すなわち、総通路抵抗が上限値r2までは冷凍サイクルの起動時に冷媒の必要流量を確保することができ、これを超えるとその流動抵抗によって必要流量を確保できなくなる。なお、この「必要流量」は、冷凍サイクルに要求される冷凍能力や除湿性能等に基づいて予め定められる。
一方、冷凍サイクルの起動時における流動音を許容設定値以下とするためには、総通路抵抗を下限値r0以上とする必要がある。冷凍サイクルの起動時には弁部を通過する冷媒の液密度が低く、流動抵抗が小さくなるほど冷媒の流速が大きくなって弁部における摩擦音が大きくなるからである。このため、本実施の形態では、総通路抵抗r0からr2までの間を第1の選定域として設定し、その流動抵抗が得られるよう、小孔47および間隙通路48の大きさをそれぞれ設定している。この場合、例えば小孔47および間隙通路48のいずれか一方により総通路抵抗を確保する、つまり他方は流動抵抗に実質的に寄与しない構成とすることも考えられる。しかし、いずれか一方の流動抵抗が高くなりすぎると、その下流側かつ弁部の手前で冷媒が霧状になるなど、その流れが不安定になる可能性があるため、このように段階的に流動抵抗を付与して総通路抵抗を確保するのが好ましい。一例として、その第1の流動抵抗と第2の流動抵抗との総和である総通路抵抗が、冷凍サイクルの起動時における弁部の全開時の流動抵抗と実質的に等しくなるように構成してもよい。
また、本実施の形態では、冷凍サイクルの運転状態の安定期での必要流量を確保するために、さらに総通路抵抗の上限値r1を設定している。ここでいう「安定期」は、冷凍サイクルの起動時から時間が経過し、膨張弁1が微少開度にて安定した制御状態にある運転状態である。この安定期では、冷媒が例えば過冷却された状態にあり、冷凍サイクルの起動時に比べて液密度が高くなっている。この安定期での冷媒流量が冷凍サイクルにおける冷媒の流量特性を決定するものでもあるため、その必要流量を確保することを前提とする必要がある。そこで、本実施の形態では、総通路抵抗r0からr1までの間を第2の選定域として設定している。すなわち、総通路抵抗r0を下限値とすることには変わりないが、上限値については総通路抵抗r1およびr2の小さいほうを採用することにする。図示の例では、総通路抵抗r1<r2の場合が示されているが、冷凍サイクルによりそれと逆になることがありうる。要するに、起動時および安定期の双方における必要流量を確保しつつ、流動音が許容設定値以下となるように総通路抵抗を決定している。
以上に説明したように、本実施の形態の膨張弁1においては、導入ポート6から導入された冷媒が、小孔47における第1の流動抵抗および間隙通路48における第2の流動抵抗を段階的に受けた後に弁部に導かれる。これらの総通路抵抗により冷媒の流速が抑えられ、その結果、弁部を通過する冷媒の流動音が大きくなる冷凍サイクルの起動時においてもその流動音が許容設定値以下に抑えられる。一方、その総通路抵抗によっても冷媒の必要流量は確保されるため、冷凍サイクルに要求される能力は確保される。
また、本実施の形態では、弁体18を特に大きくすることなく、弁室45の内径を調整するようにして第2の流動抵抗を確保するようにしたため、弁室45が小さく形成されている。さらに、アジャストねじ20もその弁室45の大きさに合わせて小さく形成したため、膨張弁1全体のコンパクト化を実現できるといった利点もある。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施の形態の膨張弁は、冷媒として代替フロン(HFC−134a)など使用する冷凍サイクルに好適に適用されるが、本発明の膨張弁は、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いる冷凍サイクルに適用することも可能である。その場合には、冷凍サイクルにコンデンサに代わってガスクーラなどの外部熱交換器が配置される。その際、パワーエレメント3を構成するダイヤフラムを強度を補うために、例えば金属製の皿ばね等を重ねて配置してもよい。あるいは、ダイヤフラムに置き換えて皿ばね等を配置してもよい。
上記実施の形態では、膨張弁を温度式膨張弁として構成した例を挙げたが、温度を感知しない電磁式膨張弁として構成することもできる。
実施の形態に係る膨張弁の断面図である。 膨張弁の流動特性を表す説明図である。
符号の説明
1 膨張弁、 2 ボディ、 3 パワーエレメント、 6 導入ポート、 7 導出ポート、 8 導入ポート、 9 導出ポート、 13 第1の通路、 14 第2の通路、 16 弁孔、 17 弁座、 18 弁体、 20 アジャストねじ、 23 スプリング、 28 ダイヤフラム、 33 シャフト、 41 ボール弁体、 42 弁体受け、 45 弁室、 47 小孔、 48 間隙通路。

Claims (3)

  1. 冷凍サイクルの上流側から導入された冷媒をボディ内の弁部を通過させることにより絞り膨張させて下流側へ導出する膨張弁において、
    前記ボディを貫通するように形成され、その一端側に冷媒の導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒の導出ポートが設けられた冷媒通路と、
    前記冷媒通路の中間部に設けられた弁孔と、
    前記冷媒通路の前記弁孔と前記導入ポートとの間に設けられた弁室と、
    前記弁室に配設され、前記弁孔に接離して前記弁部を開閉する弁体と、
    前記冷媒通路における前記弁室と前記導入ポートとの間に設けられ、その通路断面が局部的に狭小化されて形成された小孔と、
    前記小孔と離間した位置において前記弁室の内周部と前記弁体の外周部との間に形成される間隙通路と、を備え、
    前記導入ポートから導入された冷媒が、前記小孔および前記間隙通路を順次経由して前記弁部を通過し、前記導出ポートから導出されるように構成され、
    前記冷媒通路を流れる冷媒の前記小孔における第1の流動抵抗と、前記間隙通路における第2の流動抵抗との総和である総通路抵抗が、前記冷凍サイクルの起動時において前記弁部を通過する冷媒の流動音が予め定める許容設定値以下となる一方、前記弁部を通過する冷媒の必要流量を許容するように、前記小孔および前記間隙通路の大きさがそれぞれ設定されていること特徴とする膨張弁。
  2. 前記弁部を通過して絞り膨張された冷媒を前記導出ポートから導出してエバポレータへ供給し、前記エバポレータから戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して前記弁部の開度を制御する温度式膨張弁として構成され、
    前記冷媒通路とは別に前記ボディを貫通するように形成され、前記エバポレータから戻ってきた冷媒を通過させる戻り通路と、
    前記ボディに取り付けられ、前記戻り通路を流れる冷媒の温度および圧力を感知して動作し、その駆動力を前記弁体に伝達して前記弁部の開度を変化させ、前記エバポレータへ供給する冷媒の流量を制御するパワーエレメントと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記弁室に配設され、前記パワーエレメントによる開弁方向の付勢力に抗して前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、
    前記ボディに前記弁室を封止するように固定され、前記スプリングを前記弁体とは反対側で支持するとともに、前記ボディへの取付位置により前記スプリングの荷重を設定するアジャスト部材と、を備え、
    前記弁室の大きさが、前記第2の流動抵抗を生じさせる前記間隙通路の大きさを実現できる程度に小さく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の膨張弁。
JP2008215647A 2008-08-25 2008-08-25 膨張弁 Active JP5369259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008215647A JP5369259B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 膨張弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008215647A JP5369259B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 膨張弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010048529A true JP2010048529A (ja) 2010-03-04
JP5369259B2 JP5369259B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=42065756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008215647A Active JP5369259B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 膨張弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5369259B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102135354A (zh) * 2011-01-11 2011-07-27 浙江盾安人工环境股份有限公司 热力膨胀阀
JP2016090067A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社テージーケー 膨張弁

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7089769B2 (ja) 2019-03-15 2022-06-23 株式会社不二工機 膨張弁

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0389360U (ja) * 1989-12-27 1991-09-11
JPH06101938A (ja) * 1992-08-27 1994-04-12 Hitachi Ltd 膨張弁
JP2001012825A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Hitachi Ltd 絞り装置
JP2008180476A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Fuji Koki Corp 膨張弁

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0389360U (ja) * 1989-12-27 1991-09-11
JPH06101938A (ja) * 1992-08-27 1994-04-12 Hitachi Ltd 膨張弁
JP2001012825A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Hitachi Ltd 絞り装置
JP2008180476A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Fuji Koki Corp 膨張弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102135354A (zh) * 2011-01-11 2011-07-27 浙江盾安人工环境股份有限公司 热力膨胀阀
JP2016090067A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社テージーケー 膨張弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP5369259B2 (ja) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5786225B2 (ja) 膨張弁
JP2007240041A (ja) 膨張弁
JP2006189240A (ja) 膨張装置
JP5906371B2 (ja) 膨張弁および防振ばね
JP2016070637A (ja) 制御弁
JPH11211250A (ja) 超臨界冷凍サイクル
US9885506B2 (en) Expansion valve
JP2008138812A (ja) 差圧弁
JP4179231B2 (ja) 圧力制御弁と蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP6447906B2 (ja) 膨張弁
JP5369259B2 (ja) 膨張弁
JP6007369B2 (ja) 制御弁
JP2009264685A (ja) 膨張弁
JP2004093106A (ja) 膨張弁
JP6040374B2 (ja) 複合弁
KR20050011715A (ko) 팽창 밸브
JP2006234207A (ja) 冷凍サイクル用減圧装置
JP2003130500A (ja) 電磁弁一体型膨張弁
JP3920059B2 (ja) 膨張弁
JP2007032863A (ja) 膨張弁
JP6811479B2 (ja) 膨張弁
JP2005331166A (ja) 膨張弁
JP6634624B2 (ja) 膨張弁
JP3924935B2 (ja) 温度式膨張弁
JP2005265385A (ja) 減圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5369259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250