JP2010048499A - 膨張装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のある態様の膨張装置3は、内部に冷媒通路が形成されたボディ140と、ボディ140における上流側の高圧冷媒通路156と下流側の低圧冷媒通路158とを区画するように配置され、上流側から導入された冷媒を絞り膨張させて下流側へ導出する第1弁部と、設定圧力以上の中間圧力が満たされる中圧室と、中間圧力を感知し、その中間圧力が予め設定された基準圧力となるように第1弁部の開閉方向の力を発生させるパワーエレメント142と、中圧室と低圧冷媒通路とを連通させる調圧通路182に設けられ、その開閉によりその前後差圧を発生させる第2弁部と、第2弁部の前後差圧が供給電流量に応じた設定差圧となるようソレノイド力を発生させ、その設定差圧の変更により設定圧力を変化させるソレノイド184と、を備える。
【選択図】図5
Description
この冷凍サイクルは、車両用空調装置を構成し、冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮する可変容量圧縮機(以下、単に「圧縮機」と表記する)1、圧縮された冷媒を凝縮して冷却する凝縮器2(「外部熱交換器」に該当する)、凝縮された冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張装置3、および膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器4を備えている。蒸発器4の前後には送風用のファン5と図示しないヒータがそれぞれ配置されており、ファン5により送られた空気が蒸発器4を通過する際に蒸発潜熱により冷却される。冷却された空気はヒータにて適温に加熱されて車室内に送られる。
圧縮機1は、そのハウジングとして、複数のシリンダ52が形成されたシリンダブロック101と、その前端側に接合されたフロントハウジング102と、後端側にバルブプレート103を介して接合されたリアハウジング104とを備えている。シリンダブロック101とフロントハウジング102とにより囲まれた内部空間にクランク室54およびシリンダ52が区画形成されている。リアハウジング104は、その内部空間に吸入室51、吐出室53および弁収容室55が区画形成されている。リアハウジング104には、また、蒸発器4側から吸入室51に冷媒を導入する冷媒入口56、および吐出室53から凝縮器2側へ吐出冷媒を導出する冷媒出口57が設けられている。
制御弁6は、圧縮機1から導出される冷媒の流量を設定流量に保つように、吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量を制御する流量制御弁として構成されている。
制御弁6において、ソレノイド9が非通電状態にあるときには、弁体18がスプリング13の付勢力により弁座16に着座し、主弁が閉弁状態となる。一方、スプリング29,41,45の合力により弁体22がシャフト36と一体となって開弁方向に動作し、弁座27から離間して全開状態となる。この状態で、車両エンジンの駆動により図1に示した圧縮機1の回転軸106が回転すると、揺動板111が揺動運動をするため、これに連結されたピストン112が往復運動する。これによって吸入室51に導入された冷媒がシリンダ52内に吸入されて圧縮され、圧縮された冷媒が吐出室53へ吐出される。このとき、主弁が全閉状態にあるので、その吐出冷媒は全開状態の副弁を通過して圧力室28に導入され、さらに連通ポート73を介してクランク室54に導入される。その結果、クランク圧力Pcが高められるため、圧縮機1は最小容量運転を行うことになる。
膨張装置3は、定圧膨張弁として構成された膨張弁131と、膨張弁131の設定圧力を調整するための調整弁132とを組み付けて構成されている。
膨張弁131は、内部に弁部が設けられたボディ140を備える。ボディ140の端部には、弁部を開閉駆動するパワーエレメント142(「感圧部」に該当する)が装着されている。
すなわち、調整弁132の前後差圧を変化させることにより、蒸発器4の入口圧力Peひいては膨張弁131の出口圧力Pxの設定値(設定圧力Pset)を変更することができる。制御部は、外部情報に基づいて調整弁132への通電制御を実行することにより、設定圧力Psetを変化させる。パワーエレメント142は、その出口圧力Pxが設定圧力Psetに保持されるように動作する。
Claims (6)
- 上流側から導入された冷媒を絞り膨張させて下流側へ導出するとともに、下流側の冷媒圧力が設定圧力に保持されるように冷媒流量を制御する膨張装置において、
内部に冷媒通路が形成されたボディと、
前記ボディにおける上流側の高圧冷媒通路と下流側の低圧冷媒通路とを区画するように配置され、上流側から導入された冷媒を絞り膨張させて下流側へ導出する第1弁部と、
前記設定圧力以上の中間圧力が満たされる中圧室と、
前記中間圧力を感知し、その中間圧力が予め設定された基準圧力となるように前記第1弁部の開閉方向の力を発生させる感圧部と、
前記中圧室と前記低圧冷媒通路とを連通させる調圧通路に設けられ、その開閉によりその前後差圧を発生させる第2弁部と、
前記第2弁部の前後差圧が供給電流量に応じた設定差圧となるようソレノイド力を発生させ、その設定差圧の変更により前記設定圧力を変化させるソレノイドと、
を備えたことを特徴とする膨張装置。 - 前記高圧冷媒通路と前記中圧室とを連通させ、前記高圧冷媒通路から前記中圧室へ冷媒を漏洩させる冷媒漏洩通路が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の膨張装置。
- 前記ボディ内において前記高圧冷媒通路と前記低圧冷媒通路とを連通させる第1弁孔に接離するように配置されて前記第1弁部を開閉する第1弁体と、
前記感圧部による力を受けて前記第1弁体と一体に動作可能な作動ロッドと、
前記調圧通路と前記低圧冷媒通路とを連通させる第2弁孔に接離するように配置され、前記ソレノイド力を受けて前記第2弁部を開閉する第2弁体と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の膨張装置。 - 前記感圧部が、前記ボディに設けられたハウジングと、前記ハウジング内を基準圧力室と感圧室とに仕切るように配設された感圧部材とを含んで構成され、
前記感圧室において前記作動ロッドが前記感圧部材に対して作動連結されるとともに、前記中圧室の中間圧力が満たされて前記感圧部材に前記第1弁部の閉弁方向の付勢力が付与される一方、
前記基準圧力室において前記感圧部材に前記第1弁部の開弁方向の付勢力を付与する付勢部材が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の膨張装置。 - 前記下流側の冷媒圧力が前記設定圧力よりも低くなったときに前記感圧部材が変位して、前記作動ロッドを介して前記第1弁体に開弁方向の駆動力を付与し、
前記ソレノイドは、前記第2弁体に閉弁方向のソレノイド力を付与することを特徴とする請求項4に記載の膨張装置。 - 前記第1弁部と前記感圧部とを含む定圧膨張弁と、前記第2弁部と前記ソレノイドとを含む調整弁とが組み付けられて構成され、前記感圧部と前記第2弁部とが前記調圧通路を介して連通されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の膨張装置。
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