JP4474697B2 - 制御弁 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は可変容量型の圧縮機の制御方法及び制御弁に関し、詳しくはヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば車両(自動車)の空調装置に用いられる、可変容量型の圧縮機として図14に模式的に示される構造のものがある。この圧縮機300は、車両のエンジン等から回転駆動力が入力される回転軸301に対し揺動して所定の傾き角に設定される斜板302の軸方向変位をピストン303の往復動に変換して冷媒を圧縮する斜板式の圧縮機である。
【0003】
この圧縮機300では、斜板302の傾き角θに応じてピストン303のストロークが定まり、回転軸301の1回転あたりの圧縮機300の冷媒の吐出量が決まるので、斜板302の傾き角θが一定に固定された場合、入力される回転数の変化に応じて冷媒の吐出量(冷房能力)が変化してしまう。
【0004】
従って、斜板302の回転数や必要とされる冷房能力に応じて斜板302の傾き角θを適切に制御し、ピストン303の往復動ストロークを変更して冷房能力の調整を行なうことが行なわれている。
【0005】
圧縮機300の斜板302の傾き角θは、図15に示されるように圧縮機300の吐出圧力Pd、クランクケース圧力Pc、吸入圧力Psのバランスにより定めることができる。
【0006】
この冷房能力の調整においては、例えば、冷媒が気化して吸熱作用を伴うエバポレータを通過する冷風の吹き出し温度(冷風の吹き出し量及び冷却前の温度にも関係する)と圧縮機300への冷媒の吸入圧力Psは、相関関係を有することから(冷風温度が上がると吸入圧力Psは上昇し、冷風温度が下がると吸入圧力Psは下降する)、吸入圧力Psの変化を利用して吐出圧力Pdを調圧することによりクランクケース圧力Pcを設定し、斜板302を所定の角度に設定する制御が行なわれている。
【0007】
図16はこのような制御を行う従来の制御弁200の断面構成説明図である。制御弁200は、概略ソレノイド部202とバルブ部203及び感圧部210により構成されている。
【0008】
ソレノイド部202は、概略円筒状のバルブボディ204の一方の端部に配置され、公知技術による一般的に使用されているものと同様のものであり、電流をコイル202aに供給して磁力を発生させ、プランジャ202bをセンタポスト202cへと引き付けることで、電流値に応じた大きさの付勢力(ソレノイド吸引力)を発生可能としている。
【0009】
バルブ部203は、バルブボディ204の内部に形成された弁室203aに弁体203bを備えている。弁体203bは弁室203aに設けられた隔離壁203cに開口する弁座203dを開閉するように、弁室203a内を軸方向に移動可能な構成となっている。
【0010】
また、弁体203bは付勢手段としてのスプリング203eによって開弁方向に付勢され、ソレノイド側ロッド202dと一体化されている。バルブ部203の弁室203aにはポート203fが接続し、弁座203dの弁室203aの反対側にはポート203gが接続している。
【0011】
感圧部210は、ポート203hからの吸入圧力Psを一端側に受け、大気圧P0の圧力及びスプリング211の付勢力を他端側に受ける感圧ピストン212を備え、感圧ピストン212に働く軸方向力を接続ロッド213を介して弁体203bに伝達している。
【0012】
また、大気圧P0側は開放しており、吸入圧力Psを伴う冷媒の漏れを防止するためにシール部材214により感圧ピストン212をシールしている。
【0013】
ポート203hは、連通路204aにより、吸入圧力Psをプランジャ室202eに導いている。
【0014】
従って、従来技術におけるこのような制御弁200は、吸入圧力Ps検知のために吸入圧力Psと大気圧P0との間に感圧ピストン212を備え、感圧ピストン212、スプリング211,203e、ソレノイド部202の発生させる推力F等のバランスにより弁体203bの位置を制御し、バルブ部203の開弁制御を行い、クランクケース圧力Pcを設定して結果的に吸入圧力Psの制御を行っていた。
【0015】
図17は、制御弁200のバランス式を説明する図であり、Aは感圧ピストン212の受圧面積、Bは接続ロッド213の受圧面積、Cは弁座203dの受圧面積、Dはソレノイド側ロッド202dの受圧面積である。f0はスプリング211の付勢力、f1はスプリング203eの付勢力、Fはソレノイド部202の発生させる推力である。
【0016】
バランス式は、
f0−PsA+PsB−PcB+PcC−PdC+f1+PdD−PsD−F
=0 ▲1▼式
となる。
【0017】
上記の▲1▼式において、各受圧面積(各ポートに対応する)を、A=B=C=Dとすると、
Ps=(f0+f1−F)/A ▲2▼式
となる。
【0018】
▲2▼式において、各ポート径、スプリングの付勢力及びソレノイドの推力のバランスをとると、例えば図18に示される目標制御圧力特性を得ることができる。
【0019】
また、圧縮機300の前述のPd,Pc,Psの圧力となる各ポート及びソレノイドバルブ200は、図19に示される回路のように接続されている。尚、クランクケース圧力Pcは、圧縮機300内部にてオリフィス305を介して吸入圧力Psと接続され、圧縮機300の運転停止状態が続けば(エンジン停止時等)圧縮機内の圧力は均一化するような構成となっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の制御弁200では、吸入圧力Ps検知を行う感圧ピストン212の両側に吸入圧力Psと大気圧P0とをかけていることから、吸入圧力Psを伴う冷媒の大気漏れを防ぐためのシール部材214が必要となり、感圧ピストン212はシール部材214の縛る緊縛力により摺動性が損なわれ、吸入圧力Psの制御にヒステリシスが発生し、応答性と制御精度の向上が望まれている。
【0021】
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するものであり、その目的とするところは、ヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を高めることの可能な可変容量型の圧縮機の制御方法及び制御弁を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、
クランクケース内に配置され回転する斜板の傾斜角度を変更することにより冷媒の吐出容量制御が行われる可変容量型の圧縮機に用いられる制御弁であって、
前記圧縮機から出力される冷媒の吐出圧力を調圧して前記斜板の傾斜角度を変更するためのクランクケース圧力を得るための弁手段
前記圧縮機に入力される冷媒の吸入圧力と前記弁手段の開閉制御に用いるための基準圧力との差圧に応答する圧力応答手段と、
可変推力を出力可能としたソレノイドと、
前記基準圧力の所定量の冷媒を保持する基準圧力室と、
を備え、
前記圧力応答手段とソレノイドによる推力とを利用して前記弁手段の開閉制御を行う制御弁において、
内部圧力を一定とし外部圧力との差圧により伸縮するベローズと、該ベローズにより開閉制御される弁手段と、を有し、前記圧縮機から出力される冷媒の吐出圧力を所定の圧力に調圧して前記基準圧力として出力する圧力調整手段を備え、
前記基準圧力前記圧力調整手段によって吸入圧力≦基準圧力≦吐出圧力の範囲に調圧された前記冷媒により得ることを特徴とする。
【0023】
このように基準圧力を調圧した冷媒により制御することにより、圧力応答手段には同じ冷媒による基準圧力と吸入圧力がかかることになり、両圧力をもたらした冷媒が混合してしまうこと、あるいは高圧側から低圧側に冷媒が移動してしまうことを防止するシール手段や精密な嵌め合い嵌合を用いる必要がなくなる。従って圧力応答手段のピストン部材等の可動部の移動における摺動抵抗が抑制され、ヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を高めることが可能となる。
【0024】
ここで、基準圧力を調圧するとは、所定の圧力に調圧することを意味するものであり、この所定の圧力とは微小変動を伴う一定の圧力であっても良いし、制御条件に応じて変更される所定の圧力であっても良い。
【0026】
このように基準圧力を設定することで、吐出圧力を調圧利用することができ、容易に基準圧力を得ることができる。
【0028】
この制御弁によると、圧力応答手段には同じ冷媒による基準圧力と吸入圧力がかかることになり、両圧力をもたらした冷媒が混合してしまうこと、あるいは高圧側から低圧側に冷媒が移動してしまうことを防止するシール手段や精密な嵌め合い嵌合を用いる必要がなくなる。従って圧力応答手段のピストン部材等の可動部の移動における摺動抵抗が抑制され、ヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を高めることが可能となる。
【0029】
前記圧力応答手段は、
シリンダ内周面を摺動するピストン部材を有し、
該ピストン部材の軸方向両端部をそれぞれ前記冷媒の吸入圧力と前記基準圧力の受圧部としたことも好適である。
【0031】
圧力調整手段としては、例えば圧力調整弁が利用でき、また、圧縮機側あるいは制御弁に付属させて配置させたり、独立して配置して圧力伝達経路により基準圧力を制御弁へと伝達することも可能である。
【0033】
前記圧力調整手段は、
前記基準圧力とされた冷媒が導入されると共に、
冷媒を微小流量で排出可能とするドレインを有する基準圧力室を備え、
前記基準圧力室の圧力が所定値よりも高圧になった場合に前記ドレインを疎通させる圧力弁を備えることも好適である。
【0034】
これにより、基準圧力を発生させるための冷媒の消費流量を抑えることが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態の制御弁としてのソレノイドバルブ1の断面構成を説明する図である。このソレノイドバルブ1は、例えば自動車の空調装置に用いられる可変容量型の圧縮機(従来技術の項にて説明した圧縮機300と同様のもの)の吸入圧力Psの制御を行なうものとして用いられる。
【0036】
吸入圧力Psの制御は、可変容量型の圧縮機の吐出圧力Pdとクランクケース圧力Pcとを弁手段としてのバルブ部3により制御することにより結果的に行なわれる。
【0037】
ソレノイドバルブ1は、概略ソレノイド部2と弁手段であるバルブ部3及び圧力応答手段である感圧部10により構成されている。
【0038】
ソレノイド部2は、概略円筒状のバルブボディ4の一方の端部に配置され、公知技術による一般的に使用されているものと同様のものであり、電流をコイル2aに供給して磁力を発生させ、プランジャ2bをセンタポスト2cへと引き付けることで、電流値に応じた大きさの付勢力(ソレノイド吸引力)を発生可能としている。
【0039】
バルブ部3は、バルブボディ4の内部に形成された弁室3aに弁体3bを備えている。弁体3bは弁室3aに設けられた隔離壁3cに開口する弁座3dを開閉するように、弁室3a内を軸方向に移動可能な構成となっている。
【0040】
また、弁体3bは付勢手段としてのスプリング3eによって開弁方向に付勢され、ソレノイド側ロッド2dと一体化されている。バルブ部3の弁室3aにはポート3fが接続し、弁座3dの弁室3aの軸方向反対側にはポート3gが接続している。
【0041】
感圧部10は、圧縮機で使用される冷媒を利用する。ポート3hからの吸入圧力Psを一端側に受け、圧縮機内部で発生させた基準圧力P0Aまたは、後述する圧力調整手段による基準圧力P0A及びスプリング11の付勢力を他端側に受けるピストン部材としての感圧ピストン12を備えている。
【0042】
感圧ピストン12に働く軸方向力は、接続ロッド13を介して弁体3bに伝達されている。接続ロッド13はスプリング14により弁体3bを閉弁させる方向に付勢されている。
【0043】
また、感圧ピストン12の他端側、即ち基準圧力P0Aの受圧部12aには、所定量の冷媒(基準圧力P0Aとされた)を収容保持する基準圧力室15がエンドキャップ16により形成されている。15aは基準圧力ポートである。
【0044】
感圧ピストン12は、バルブボディ4がシリンダハウジングとなり、そのシリンダ内周面4bを微小隙間(クリアランスシールではあるが、良好な摺動特性を発揮させることを重要視して多少の流体の移動を許容可能としている)を介し、摺動抵抗及びヒステリシスの少ない移動が可能となっている。
【0045】
ポート3hは、連通路4aにより、吸入圧力Psをプランジャ室2eに導いている。
【0046】
従って、ソレノイドバルブ1は、吸入圧力Ps検知のために同じ冷媒による吸入圧力Ps(吸入圧力Psは、連通路4aによりプランジャ室2e側から感圧ピストン12に対してかかり、接続ロッド13側にかかる吸入圧力Psをキャンセルしている。)と基準圧力P0Aとの間に感圧ピストン12を備え、感圧ピストン12、スプリング11,14,3e、ソレノイド部2の発生させる推力F等のバランスにより弁体3bの位置を制御し、バルブ部3の開弁制御を行い、クランクケース圧力Pcを設定して結果的に吸入圧力Psの制御を行う。
【0047】
この場合の、基準圧力P0Aは、吸入圧力Ps≦基準圧力P0A≦吐出圧力Pdの範囲(例えば0.5[MPa]≦基準圧力P0A≦0.6[MPa])で調圧したものとすることで、吐出圧力Pdを調圧利用することができ、容易に基準圧力P0Aを得ることができる。
【0048】
ここで、基準圧力を調圧するとは、所定の圧力に調圧することを意味するものであり、この所定の圧力とは微小変動を伴う一定の圧力であっても良いし、制御条件に応じて変更される所定の圧力であっても良い。
【0049】
図2は、ソレノイドバルブ1のバランス式を説明する図であり、Aは感圧ピストン12の受圧面積、Bは接続ロッド13の受圧面積、Cは弁座3dの受圧面積、Dはソレノイド側ロッド2dの受圧面積である。f0はスプリング11の付勢力、f1はスプリング14の付勢力、f2はスプリング3eの付勢力、Fはソレノイド部2の発生させる推力である。
【0050】
バランス式は、
f0+P0AA−PsA+PsB−f1−PcB+PcC−PdC+f2+PdD−PsD−F=0 ▲3▼式
となる。
【0051】
上記の▲3▼式において、各受圧面積(各ポートに対応する)を、A=B=C=Dとすると、
Ps=P0A−(F+f1−f0−f2)/A ▲4▼式
となる。
【0052】
▲4▼式において、各ポート径、スプリングの付勢力及びソレノイドの推力のバランスをとると、目標制御圧力特性を得ることができる。
【0053】
また、ソレノイドバルブ1と圧縮機(従来技術における圧縮機300と同じもの)との関係は、図3に示される回路のように接続されている。尚、クランクケース圧力Pcは、圧縮機300内部にてオリフィス305を介して吸入圧力Psと接続され、圧縮機300の運転停止状態が続けば(エンジン停止時等)圧縮機内の圧力は均一化するような構成となっている。
【0054】
次に、図4を参照して基準圧力P0Aを発生させる圧力調整手段としての基準圧弁20の形態を説明する。基準圧力P0Aは密閉容器内で形成されることが望ましい(冷媒の漏出を抑える)ので、この実施の形態では、内部を真空または一定圧力として密封したベローズ組立体21を使用している。
【0055】
基準圧弁20は、吐出圧力Pdを基準圧力P0Aとなるように調圧するもので、概略ハウジング22と、基準圧力P0Aとなる基準圧力室23と、弁手段24とを備えている。
【0056】
ベローズ組立体21は基準圧力室23内に配置され、内部を真空状態または一定圧として密封したベローズコア21aと、ベローズコア21aの両端部を保持するストッパ21b,ホルダ21cとベローズコア21aの内部で伸長して付勢力を与え、つぶれを防止するスプリング21dを備えている。
【0057】
そして、ベローズコア21aの周囲の圧力(基準圧力P0A)に応答して伸縮し、ホルダ21cに摺動自在に保持されたベローズ側ロッド21eを介して、所定の長さ以上に伸長した場合に(基準圧力P0Aが低下した場合)弁体24aをシート部24bから離して開弁させ、基準圧力室23内に吐出圧力Pdを導入して基準圧力P0Aの圧力回復を行う。
【0058】
尚、弁体24aのベローズ組立体21と反対側の端部は、連通路25により基準圧力P0Aがかけられ、また、スプリング26により閉弁方向に付勢されている。
【0059】
図5は、基準圧弁20のバランス式を説明する図であり、Sはベローズ組立体21の受圧面積、A1はシート部24bの受圧面積、B1は弁体24aの受圧面積である。f0はスプリング21dの付勢力、f1はスプリング26の付勢力である。
【0060】
バランス式は、ベローズ組立体21の内部を真空とすると、
−P0AS+f0+P0AA1−PdA1+PdB1−P0AB1−f1
=0 ▲5▼式
上記の▲5▼式において、各受圧面積(各ポートに対応する)を、A=Bとすると、P0A=(f0−f1)/S ▲6▼式となる。
【0061】
図6は、基準圧弁20を用いる場合の圧縮機の圧力制御部のブロック構成を示す図であり、基準圧弁20により発生させた基準圧力P0Aを基準圧力室23のポート23aよりソレノイドバルブ1の基準圧力ポート15aへと導入している。このとき、基準圧力室23(基準圧力室15でも良い)から一定量(少量)の基準圧力P0Aを吸入圧力Ps側に排出することにより(図6において、オリフィス27を介して吸入圧力Ps側へ排出する)、基準圧力P0Aをより安定させることが可能である。
【0062】
ソレノイドバルブ1と基準圧弁20の配置構成は、別体構成でも一体構成でも良く、あるいは基準圧弁20を圧縮機側に備えることも可能である。
【0063】
(実施の形態2)
第1の実施の形態における基準圧弁20のように、微小流量ではあるが基準圧力P0Aをドレインさせると、間接的ではあるが吐出圧力Pdを吸入圧力Psへと排出することになるため、圧縮機の効率を低下させることが懸念される。
【0064】
そこで、第2の実施の形態では、基準圧力P0Aから吸入圧力Psへの排出を最小限に抑えると共に、基準圧力P0Aを安定させることを目的とし、基準圧弁30の基準圧力P0Aを検知し、基準圧力P0Aが所定の圧力より高圧になったときのみ、基準圧力P0Aを吸入圧力Psに排出させる構成とした。
【0065】
図7は基準圧弁30の断面構成説明図である。基準圧弁20と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0066】
基準圧弁30の特徴的な構成としては、ハウジング22のベローズ組立体21とは逆の部位にドレインとして利用される連通路25に接続する排圧室31を形成している。
【0067】
排圧室31の内部にはベローズ組立体32が備えられている。このベローズ組立体32は、連通路25を通じて入力される基準圧力P0Aが所定の圧力より高圧になったときのみ、弁体33をシート部34から離して排圧室31へと排出するように制御する。
【0068】
排圧室31へと排出された冷媒は、排圧ポート35より吸入圧力Ps側へと排出される。
【0069】
図8は、基準圧弁30のバランス式を説明する図であり、S1はベローズ組立体21の受圧面積、A2はシート部24bの受圧面積、B2は弁体24aの受圧面積、C2はシート部34の受圧面積である。f0はスプリング21dの付勢力、f1はスプリング26の付勢力、f2はスプリング32d(ベローズ組立体内部に備えられたもの)の付勢力である。
【0070】
この基準圧弁30では、吐出圧力Pdから基準圧力P0A、基準圧力P0Aから吸入圧力Psへの制御が独立しているため、バランス式は、吐出圧力Pd→基準圧力P0A、基準圧力P0A→吸入圧力Psで別々となる。各ベローズ組立体の内部を真空とすると、
吐出圧力Pd→基準圧力P0A側:
−P0AS1+f0+P0AA2−PdA2+PdB2−P0AB2=0 ▲7▼式
▲7▼式において、
各受圧面積(各ポートに対応する)を、A2=B2とすると、
P0A=(f0−f1)/S1 ▲8▼式となる。
【0071】
基準圧力P0A→吸入圧力Ps側:
P0AC2−PsC2−f2+PsS2=0 ▲9▼式
▲9▼式において、
各受圧面積(各ポートに対応する)を、S2=C2とすると、
P0A=f2/S2 (10)式となる。
【0072】
基準圧力P0Aが所定の圧力より高圧になったときのみ、基準圧力P0Aを吸入圧力Psに排出させる構成とすることにより、吐出圧力Pdの消費を抑えることができる。
【0073】
尚、基準圧弁30は、2つのベローズ組立体21,32をハウジング22に一体的に備えた構成を採用しているが、それぞれ独立させて別体構成としても何ら問題ない。また、圧力調整手段にベローズ組立体を利用して説明したが、ダイアフラムを用いることも可能で、同様の作用・効果を得ることができる。
【0074】
(実施の形態3)
図10は、第3の実施の形態のソレノイドバルブ51の断面構成説明図である。この実施の形態の特徴としては、第1の実施の形態において、別体構成で説明したようなソレノイドバルブ1と基準圧弁20とを一つのソレノイドバルブ51に一体的に構成させたものである。
【0075】
ソレノイドバルブ51は、概略ソレノイド部52と弁手段であるバルブ部53と、圧力応答手段である感圧部60及び基準圧力P0Aを発生させる圧力調整手段である基準圧弁70により構成されている。
【0076】
ソレノイド部52は、概略円筒状のバルブボディ54の一方の端部に配置され、公知技術による一般的に使用されているものと同様のものであり、電流をコイル52aに供給して磁力を発生させ、プランジャ52bをセンタポスト52cへと引き付けることで、電流値に応じた大きさの付勢力(ソレノイド吸引力)を発生可能としている。
【0077】
バルブ部53は、バルブボディ54の内部に形成された弁室53aに弁体53bを備えている。弁体53bは弁室53aの側壁面部53cに開口する弁座53dを開閉するように、弁室53a内を軸方向に移動可能な構成となっている。
【0078】
また、弁体53bは付勢手段としてのスプリング53eによって開弁方向に付勢され、ソレノイド側ロッド52dと当接している。バルブ部53の弁室53aにはポート53fが接続し、弁座53dの弁室53aの軸方向反対側にはポート53gが接続している。ポート53fはクランクケース圧力Pcとなり、ポート53gには吐出圧力Pdが導入される。
【0079】
感圧部60には、弁体53bと接続される感圧ピストン62と、吸入圧力Psとなる圧縮機で使用される冷媒が導入される吸入圧力室65が備えられている。吸入圧力Psは、吸入圧力室65から連通路66を介してプランジャ室52eに導入されている。
【0080】
吸入圧力室65には、第1の実施の形態で説明したものと同様の構成を有するベローズ組立体71を利用した基準圧弁70が配置され、バルブボディ54の端部に形成されたシート部54aに当接する弁体72の開閉制御を行っている。
【0081】
シート部54aと感圧ピストン62との間には、冷媒を所定容量保持可能とする基準圧力室73が設けられている。基準圧力室73は基準圧弁70により感圧ピストン62の摺動部の隙間を伝わる吐出圧力Pdからの漏れ圧力が調圧された基準圧力P0Aとされている。
【0082】
この場合の、基準圧力P0Aは、吸入圧力Ps≦基準圧力P0A≦吐出圧力Pdの範囲(例えば0.5[MPa]≦基準圧力P0A≦0.6[MPa])で調圧したものとすることで、吐出圧力Pdを調圧利用することができ、容易に基準圧力P0Aを得ることができる。
【0083】
尚、基準圧力P0Aを安定させるためには、基準圧力室73の容量が大きいほうが好ましく、必要であれば、基準圧力室73の寸法を軸方向及び径方向に拡大することも可能である。
【0084】
図11は、ソレノイドバルブ51のバランス式を説明する図であり、S3はベローズ組立体71の受圧面積、S4はシート部54aの受圧面積、A3は感圧ロッド62の受圧面積、B3は弁座53dの受圧面積、C3はソレノイド側ロッド52dの受圧面積、f0はベローズ組立体71内部のスプリングの付勢力、f1はスプリング53eの付勢力、Fはソレノイドの推力である。
【0085】
基準圧力発生側では、
f0−PsS3+PsS4−P0AS4=0 (11)式
(11)式において、S3=S4とすると、
P0A=f0/S3 (12)式となる。
【0086】
クランクケース圧力Pc生成側では、
PoAA3−PdA3+PdB3−PcB3+f1+PcC3−PsC3−F
=0 (13)式
(13)式において各受圧面積を、A3=B3=C3とすると、
Ps=P0A−(F−f1)/A (14)式
となり、目標の制御が可能となる。
【0087】
従って、ソレノイドバルブと基準圧弁とを一つのソレノイドバルブ51に一体的に構成させたことにより、感圧ピストン62には同じ冷媒による圧力がかかり、冷媒の大気漏れを防止するシール部材が不要となり、シール部材の緊縛力によるヒステリシスをなくすことが可能となる。
【0088】
(実施の形態4)
図12は、第4の実施の形態のソレノイドバルブ51Rの断面構成説明図である。図12において、ソレノイドバルブ51と同様の構成には同じ符号が付されている。
【0089】
前記された第3の実施の形態のソレノイドバルブ51においては、吸入圧力室65から連通路66を介してプランジャ室52eに吸入圧力Psが導入されていたが、この実施の形態では連通路66は設けられておらず、プランジャ室52eにはセンタポスト52cとソレノイド側ロッド52dとの隙間から導入されるクランクケース圧力Pcが導入される。
【0090】
その他の構成はソレノイドバルブ51と同じである。
【0091】
図13は、ソレノイドバルブ51Rのバランス式を説明する図であり、S3はベローズ組立体71の受圧面積、S4はシート部54aの受圧面積、A3は感圧ロッド62の受圧面積、B3は弁座53dの受圧面積、f0はベローズ組立体71内部のスプリングの付勢力、f1はスプリング53eの付勢力、Fはソレノイドの推力である。
【0092】
基準圧力(P0A)発生側では(図13(a)参照)、
f0−PsS3+PsS4−P0AS4=0 (15)式
(15)式より基準圧力P0Aを左辺として変形すると、
P0A=(f0−Ps(S3+S4))/S3 (16)式
となり、ベローズ組立体71の受圧面積S3とシート部54aの受圧面積S4の設定により、基準圧力P0Aは、吸入圧力Psの変化に応じた設定が可能となる。尚、基準圧力室73への圧力供給は吐出圧力Pdからの漏れ(バルブボディ54と感圧ピストン62と摺動部の隙間により)を用いる。
【0093】
クランクケース圧力Pc生成側では(図13(b)参照)、
PoAA3−Pd(A3−B3)−PcB3+f1−F=0 (17)式
(17)式において、感圧ロッド62の受圧面積A3と弁座53dの受圧面積B3の関係をA3=B3とすると、
P0A=Pc+(F−f1)/A3 (18)式
となる。
【0094】
(16)式を(18)式に代入すると、
Ps=(S4(f1−PcA3−F)+A4f0)/(A4(S3−S4))(19)式
となる。
【0095】
閉弁時は、Ps=Pcとなることから、(19)式は、
Ps=(S4(f1−F)/(A4S3)+f0/S3 (20)式
となる。
【0096】
(20)式より、各受圧面積、スプリングセット荷重及びソレノイド推力のバランスをとると、目標制御圧力特性を得ることが可能となる。
【0097】
従って、基準圧力P0Aを吸入圧力Psの変化に応じて変化するよう調圧し、感圧ピストン62には同じ冷媒による圧力がかかり、冷媒の大気漏れを防止するシール部材が不要となり、シール部材の緊縛力によるヒステリシスをなくすことが可能となる。
【0098】
この時の基準圧力P0Aは吸入圧力Ps≦基準圧力P0A≦吐出圧力Pdであり、例えば0.1(MPa)≦基準圧力P0A≦1(MPa)の範囲で可変するように調圧することが望ましい。
【0099】
【発明の効果】
上記のように説明された本発明によると、可変容量型の圧縮機をヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を高めて制御することが可能となる。
【0100】
基準圧力を調圧した冷媒により制御することにより、制御弁の圧力応答手段には同じ冷媒による基準圧力と吸入圧力がかかることになり、両圧力をもたらした冷媒が混合してしまうこと、あるいは高圧側から低圧側に冷媒が移動してしまうことを防止するシール手段や精密な嵌め合い嵌合を用いる必要がなくなる。従って圧力応答手段のピストン部材等の可動部の移動における摺動抵抗が抑制され、ヒステリシスを抑え、応答性と制御精度を高めることが可能となる。
【0101】
基準圧力を、吸入圧力≦基準圧力≦吐出圧力の範囲で調圧することで、吐出圧力を調圧利用することができ、容易に基準圧力を得ることができる。
【0102】
圧力調整手段の基準圧力室の圧力が所定値よりも高圧になった場合にドレインを疎通させる圧力弁を備えることで、基準圧力を発生させるための冷媒の消費流量を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態に係るソレノイドバルブの断面構成説明図である。
【図2】図2はソレノイドバルブのバランス状態を説明する図である。
【図3】図3はソレノイドバルブと圧縮機との関係を示す回路図。
【図4】図4は圧力調整手段の断面構成説明図である。
【図5】図5は圧力調整手段のバランス状態を説明する図である。
【図6】図6は圧力調整手段を用いる場合の圧力制御部のブロック構成図である。
【図7】図7は圧力調整手段の断面構成説明図である。
【図8】図8は圧力調整手段のバランス状態を説明する図である。
【図9】図9は圧力調整手段を用いる場合の圧力制御部のブロック構成図である。
【図10】図10はレノイドバルブの断面構成説明図である。
【図11】図11はソレノイドバルブのバランス状態を説明する図である。
【図12】図12はソレノイドバルブの断面構成説明図である。
【図13】図13はソレノイドバルブのバランス式を説明する図である。
【図14】図14は圧縮機の構成を模式的に説明する図である。
【図15】図15は圧縮機に係る圧力の関係を説明する図である。
【図16】図16は従来技術に係わるソレノイドバルブの断面構成説明図である。
【図17】図17は従来技術に係わるソレノイドバルブのバランス状態を説明する図である。
【図18】図18は目標制御圧力特性を示す図。
【図19】図19は圧縮機の圧力経路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ソレノイドバルブ(制御弁)
2 ソレノイド部
2a コイル
2b プランジャ
2c センタポスト
2d ソレノイド側ロッド
2e プランジャ室
3 バルブ部(弁手段)
3a 弁室
3b 弁体
3c 隔離壁
3d 弁座
3e スプリング
3f,3g,3h ポート
4 バルブボディ
4a 連通路
4b シリンダ内周面
10 感圧部(圧力応答手段)
11 スプリング
12 感圧ピストン
13 接続ロッド
14 スプリング
15 基準圧力室
15a 基準圧力ポート
16 エンドキャップ
20 基準圧弁(圧力調整手段)
21 ベローズ組立体
22 ハウジング
23 基準圧力室
24 弁手段
25 連通路
26 スプリング
Ps 吸入圧力
Pd 吐出圧力
Pc クランクケース圧力
P0A 基準圧力

Claims (3)

  1. クランクケース内に配置され回転する斜板の傾斜角度を変更することにより冷媒の吐出容量の制御が行われる可変容量型の圧縮機に用いられる制御弁であって、
    前記圧縮機から出力される冷媒の吐出圧力を調圧して前記斜板の傾斜角度を変更するためのクランクケース圧力を得るための弁手段と、
    前記圧縮機に入力される冷媒の吸入圧力と前記弁手段の開閉制御に用いるための基準圧力との差圧に応答する圧力応答手段と、
    可変推力を出力可能としたソレノイドと、
    前記基準圧力の所定量の冷媒を保持する基準圧力室と、
    を備え、
    前記圧力応答手段とソレノイドによる推力とを利用して前記弁手段の開閉制御を行う制御弁において
    内部圧力を一定とし外部圧力との差圧により伸縮するベローズと、該ベローズにより開閉制御される弁手段と、を有し、前記圧縮機から出力される冷媒の吐出圧力を所定の圧力に調圧して前記基準圧力として出力する圧力調整手段を備え、
    前記基準圧力を、前記圧力調整手段によって吸入圧力≦基準圧力≦吐出圧力の範囲に調圧された前記冷媒により得ることを特徴とする制御弁。
  2. 前記圧力応答手段は、
    シリンダ内周面を摺動するピストン部材を有し、
    該ピストン部材の軸方向両端部をそれぞれ前記冷媒の吸入圧力と前記基準圧力の受圧部としたことを特徴とする請求項に記載の制御弁。
  3. 前記圧力調整手段は、
    前記基準圧力とされた冷媒が導入されると共に、
    冷媒を微小流量で排出可能とするドレインを有する基準圧力室を備え、
    前記基準圧力室の圧力が所定値よりも高圧になった場合に前記ドレインを疎通させる圧力弁を備えることを特徴とする請求項またはに記載の制御弁。
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