JPH11201054A - 可変容量型圧縮機用制御弁 - Google Patents

可変容量型圧縮機用制御弁

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Publication number
JPH11201054A
JPH11201054A JP10004767A JP476798A JPH11201054A JP H11201054 A JPH11201054 A JP H11201054A JP 10004767 A JP10004767 A JP 10004767A JP 476798 A JP476798 A JP 476798A JP H11201054 A JPH11201054 A JP H11201054A
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JP
Japan
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valve
chamber
pressure
solenoid
control valve
Prior art date
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Application number
JP10004767A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Masanori Sonobe
正法 園部
Takeshi Mizufuji
健 水藤
Atsushi Morishita
敦之 森下
Kunisuke Kamimura
訓右 上村
Kazuaki Nagayoshi
一明 永吉
Ichiro Hirata
一朗 平田
Yoshiki Watanabe
孝樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出圧力の影響を少なくして、弁体が弁孔を
開き難い状況を回避可能な可変容量型圧縮機用制御弁を
提供すること。 【解決手段】 弁体ガイド孔95は、弁室73とソレノ
イド部72のソレノイド室91とを区画する固定鉄心9
2に貫設されている。弁体74は円柱状をなし、弁体ガ
イド孔95に摺動可能に挿通されている。弁体74は一
方の端部が弁室73に突出配置されており、その一方の
端面74aを以って弁孔74に臨んで弁機能を奏する。
弁体74は、他方の端部がソレノイド室91に突出配置
されており、その他方の端面74bは可動鉄心93の先
端面に当接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに使用される可変容量型圧縮機の制御弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の可変容量型圧縮機としては、例え
ば、吐出圧領域とクランク室とを連通する給気通路を備
え、そのクランク室の圧力を調整することにより、カム
プレートの傾角を変更して、吐出容量を変更するように
構成されたものが知られている。クランク室の圧力調整
は、給気通路の途中に介在された容量制御弁の開度を変
更することによって、吐出圧領域からクランク室への高
圧の圧縮冷媒ガスの供給量が変更されて行われる。
【0003】この従来の可変容量型圧縮機用制御弁とし
ては、例えば、特開平3−23385号公報に開示され
ている。図6に示すように、この従来構成の容量制御弁
は、バルブハウジング102に弁座103が形成されて
いる。弁体105は、弁座103の弁孔104に対して
接離可能に対向配置されている。弁体105は、感圧ロ
ッド106を介して低圧室107に収容されたベローズ
108に連結されている。ベローズ108は、低圧室1
07に導入される吸入圧力に応じて伸縮される。弁体1
05を収容する高圧室109は、上流側の給気通路を介
して吐出圧領域に連通されている。中圧室110は、バ
ルブハウジング102において弁座103と低圧室10
7との間に区画形成され、給気通路の下流側を介してク
ランク室に連通されている。
【0004】ソレノイド部111はバルブハウジング1
02の下部に接合されている。ソレノイド部111は内
部に可動鉄心112を備え、可動鉄心112の上部外側
には固定鉄心113が装着されている。ソレノイド部1
11のコイル114は、可動鉄心112と固定鉄心11
3の外側に配置されている。可動鉄心112の上端はベ
ローズ108上端内側に固着されている。可動鉄心11
2の下端とソレノイド部111の底部との間には、可動
鉄心112を常時上方に、つまり感圧ロッド106を介
して弁体105を開放する方向に付勢するバネ115が
介装されている。
【0005】ソレノイド部111のコイル114には、
必要に応じて外部の制御装置から電流が供給される。こ
の電流の強弱に応じて両鉄心112、113間の吸引力
が変更され、可動鉄心112を上方へ付勢する付勢力、
つまり弁体105に作用する荷重が変更される。そし
て、弁体105に作用する開放方向の押圧力が調整され
て、低圧室107の圧力による弁体105の制御開始点
の調節が可能となっている。この状態で、吸入圧力が上
昇するとベローズ108が収縮し、感圧ロッド106を
介して弁体105が弁孔104を閉止する方向に移動さ
れる。逆に、吸入圧力が低下するとベローズ108が伸
長され、感圧ロッド106を介して弁体105が弁孔1
04を開放する方向に移動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、弁体105
の端面には高圧である吐出圧力が作用されている。これ
に対して、弁体105の弁座103との当接側の面に
は、吐出圧力より低いクランク室の圧力が作用してい
る。
【0007】さて、例えば、真夏の渋滞時等において
は、圧縮機に接続された外部冷媒回路の凝縮器における
熱交換容量が著しく低下する。この状態で、圧縮機が最
大吐出容量運転されていると、吐出圧力は非常に高い値
となるとともに、クランク室の圧力は、より低圧である
吸入圧力に近い値となる。このため、容量制御弁101
の弁体105は、吐出圧力とクランク室の圧力との大き
な差圧により、弁座103に強く押しつけられた状態と
なる。
【0008】このように、高吐出圧力下では、給気通路
が開放され難くなる。ここで、何らかの要因、例えば、
冷房負荷の低下等により、圧縮機の吐出容量を減少すべ
く弁孔104の開度を増大するためには、前述した差圧
に打ち勝つ大きな付勢力を弁体105に作用させる必要
がある。このため、ソレノイド部111の励磁による可
動鉄心112と固定鉄心113との吸引力を大きくする
必要があって、ソレノイド部111を大型化せざるを得
ないという問題があった。大型のソレノイド部111は
消費電力が大きく、それを駆動する電源である車両バッ
テリ、ひいてはオルタネータの負担が増大される。
【0009】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、吐出圧力
の影響を少なくして、弁体が弁孔を開き難い状況を回避
可能な可変容量型圧縮機用制御弁を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、吐出圧領域とクランク室
とを接続する給気通路の開度をソレノイド部の励磁・消
磁により調整し、クランク室に収容されたカムプレート
の傾角を変更することで吐出容量を変更するようにした
可変容量型圧縮機の制御弁であって、給気通路上に形成
され、クランク室とは弁孔を介して連通された弁室と、
ソレノイド部において弁室に対して区画形成され、プラ
ンジャを収容するソレノイド室と、弁室とソレノイド室
とを区画する区画壁に貫設され、両室を連通する弁体ガ
イド孔と、弁体ガイド孔に摺動可能に挿通され、一方の
端面を以って弁室で弁孔に臨むとともに、他方の端面を
以ってソレノイド室でプランジャに当接された円柱状の
弁体と、ソレノイド部が消磁された状態では弁孔を強制
的に開放する方向に弁体を付勢する強制開放バネとを備
えた可変容量型圧縮機用制御弁である。
【0011】この構成においては、弁体の一方の端面が
弁孔を閉止した状態において、弁体には可動方向両側に
受圧面(一方及び他方の端面)が存在せず、吐出圧力の
影響を受けることがない。また、強制開放バネにより、
ソレノイド部の消磁状態において、圧縮機の最小吐出容
量状態が確保される。
【0012】請求項2の発明では、前記弁体において強
制開放バネの付勢力を受けるバネ座は、弁体と別体に構
成されている。この構成においては、弁体の形状が単純
となる。
【0013】請求項3の発明では、前記弁体はプランジ
ャに固定されている。この構成においては、弁体を強制
開放バネにより直接付勢する構成を採る必要がなくな
る。
【0014】請求項4の発明では、前記強制開放バネは
ソレノイド室に収容され、プランジャがバネ座を兼ねて
いる。この構成においては、弁体は専用のバネ座を必要
としない。言い換えれば、請求項3の発明の構成によ
り、プランジャを介して弁体を付勢する構成を採る自由
も生まれた。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をクラッチレス可
変容量型圧縮機の容量制御弁に具体化した第1及び第2
実施形態について説明する。なお、第2実施形態におい
ては、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0016】(第1実施形態)先ず、クラッチレス可変
容量型圧縮機の構成について説明する。図3に示すよう
に、フロントハウジング11はシリンダブロック12の
前端に接合固定されている。リヤハウジング13は、シ
リンダブロック12の後端に弁形成体14を介して接合
固定されている。クランク室15は、フロントハウジン
グ11とシリンダブロック12とに囲まれて区画形成さ
れている。駆動軸16は、クランク室15を通るように
フロントハウジング11とシリンダブロック12との間
で回転可能に架設支持されている。プーリ17はフロン
トハウジング11に回転可能に支持されている。プーリ
17は駆動軸16に連結されており、その外周部に巻き
掛けられたベルト19を介して外部駆動源としての車両
エンジン20に、電磁クラッチ等のクラッチ機構を介す
ることなく直結されている。
【0017】回転支持体22は、クランク室15におい
て駆動軸16に止着されている。カムプレートとしての
斜板23は、駆動軸16に対してその軸線L方向へスラ
イド移動可能でかつ傾動可能に支持されている。ヒンジ
機構24は回転支持体22と斜板23との間に介在され
ている。斜板23はヒンジ機構24により、駆動軸16
の軸線L方向へ傾動可能でかつ駆動軸16と一体的に回
転可能となっている。斜板23の半径中心部がシリンダ
ブロック12側に移動すると、斜板23の傾角が減少さ
れる。傾角減少バネ26は、回転支持体22と斜板23
との間に介在されている。傾角減少バネ26は、斜板2
3を傾角の減少方向に付勢する。斜板23の最大傾角
は、回転支持体22との当接により規定される。
【0018】図4に示すように、収容孔27は、シリン
ダブロック12の中心部において駆動軸16の軸線L方
向に貫設されている。遮断体28は筒状をなし、収容孔
27にスライド可能に収容されている。吸入通路開放バ
ネ29は、収容孔27の端面と遮断体28との間に介在
され、遮断体28を斜板23側へ付勢している。
【0019】前記駆動軸16は、その後端部を以て遮断
体28の内部に挿入されている。ラジアルベアリング3
0は、駆動軸16の後端部と遮断体28の内周面との間
に介在され、遮断体28とともに駆動軸16に対して軸
線L方向へスライド移動可能である。
【0020】吸入圧領域を構成する吸入通路32は、リ
ヤハウジング13及び弁形成体14の中心部に形成され
ている。吸入通路32は収容孔27に連通されており、
その弁形成体14の前面に表れる開口周囲には、位置決
め面33が形成されている。遮断面34は遮断体28の
先端面に形成され、遮断体28の移動により位置決め面
33に接離される。遮断面34が位置決め面33に当接
されることにより、両者間33,34のシール作用で吸
入通路32と収容孔27の内空間との連通が遮断され
る。
【0021】スラストベアリング35は斜板23と遮断
体28との間に介在され、駆動軸16上にスライド移動
可能に支持されている。スラストベアリング35は、吸
入通路開放バネ29に付勢されて、常には斜板23と遮
断体28との間で挟持されている。そして、斜板23が
遮断体28側へ傾動するのに伴い、斜板23の傾動がス
ラストベアリング35を介して遮断体28に伝達され
る。従って、遮断体28が吸入通路開放バネ29の付勢
力に抗して位置決め面33側に移動され、遮断体28は
遮断面34を以て位置決め面33に当接される。遮断面
34が位置決め面33に当接された状態にて、斜板23
のそれ以上の傾動が規制され、この規制された状態にて
斜板23は、0°よりも僅かに大きな最小傾角となる。
【0022】シリンダボア12aはシリンダブロック1
2に貫設形成され、片頭型のピストン36はシリンダボ
ア12aに収容されている。ピストン36は、シュー3
7を介して斜板23の外周部に係留されており、斜板2
3の回転運動によりシリンダボア12a内で前後往復運
動される。
【0023】吸入室38及び吐出圧領域を構成する吐出
室39は、リヤハウジング13にぞれぞれ区画形成され
ている。吸入ポート40、吸入ポート40を開閉する吸
入弁41、吐出ポート42、吐出ポート42を開閉する
吐出弁43は、それぞれ弁形成体14に形成されてい
る。そして、吸入室38の冷媒ガスは、ピストン36の
復動動作により吸入ポート40及び吸入弁41を介して
シリンダボア12aに吸入される。シリンダボア12a
に吸入された冷媒ガスは、ピストン36の往動動作によ
り所定の圧力にまで圧縮され、吐出ポート42及び吐出
弁43を介して吐出室39へ吐出される。
【0024】吸入室38は通口45を介して収容孔27
に連通されている。そして、遮断体28がその遮断面3
4を以て位置決め面33に当接されると、通口45は吸
入通路32から遮断される。通路46は駆動軸16の軸
芯に形成され、通路46を介してクランク室25と遮断
体28の内空間とが連通されている。放圧通口47は遮
断体28の周面に貫設され、放圧通口47を介して遮断
体28の内空間と収容孔27の内空間とが連通されてい
る。
【0025】給気通路48は吐出室39とクランク室1
5とを連通する。容量制御弁49は給気通路48上に介
在されている。検圧通路50は吸入通路32と容量制御
弁49との間に形成されている。
【0026】前記吸入室38へ冷媒ガスを導入するため
の吸入通路32と、吐出室39から冷媒ガスを排出する
吐出フランジ51とは、外部冷媒回路52で接続されて
いる。凝縮器53、膨張弁54及び蒸発器55は外部冷
媒回路52上に介在されている。蒸発器温度センサ56
は蒸発器55の近傍に設置されている。蒸発器温度セン
サ56は蒸発器55における温度を検出し、この検出温
度情報が制御コンピュータ57に送られる。車両の車室
内の温度を設定するための車室温度設定器58、車室温
度センサ59及びエアコンスイッチ60は制御コンピュ
ータ57に接続されている。
【0027】前記制御コンピュータ57は、例えば、車
室温度設定器58によって予め指定された室温、蒸発器
温度センサ56から得られる検出温度、車室温度センサ
59から得られる検出温度及びエアコンスイッチ60か
らのオンあるいはオフ信号等の外部信号に基づいて、入
力電流値を駆動回路61に指令する。駆動回路61は、
指令された入力電流値を容量制御弁49に対して出力す
る。その他の外部信号としては、図示しない外気温度セ
ンサやエンジン回転数センサ等からの信号があり、これ
ら車両の環境に応じて入力電流値は決定される。
【0028】次に、前記容量制御弁49について詳細に
説明する。図1に示すように、容量制御弁49は、バル
ブハウジング71とソレノイド部72とを中央付近にお
いて接合して構成されている。弁室73は、バルブハウ
ジング71とソレノイド部72との間に区画形成されて
いる。弁孔75は、バルブハウジング71の軸線方向に
延びるように形成されている。弁室73は、弁室ポート
77及び上流側の給気通路48を介して吐出室39に連
通されている。
【0029】感圧室84は、バルブハウジング71の上
部に区画形成されている。前記検圧通路50は感圧室8
4に接続されている。従って、感圧室84は、検圧ポー
ト86及び検圧通路50を介して吸入通路32に連通さ
れている。感圧部材としてのベローズ87は感圧室84
に収容されている。
【0030】感圧ロッドガイド孔88は、感圧室84と
弁室73との間において弁孔75と連続して形成されて
いる。感圧ロッド89は、感圧ロッドガイド孔88に摺
動可能に挿通されるともに、その先端がベローズ87に
嵌合されている。
【0031】ポート90は、バルブハウジング71にお
いて弁室73と感圧室84との間に形成されている。ポ
ート90は弁孔75と直交されている。ポート90は給
気通路48を介してクランク室15に連通されている。
【0032】ソレノイド室91はソレノイド部72に形
成され、その上方開口部には弁室73と区画すべく固定
鉄心92が嵌合されている。プランジャとしての可動鉄
心93は略有蓋円筒状をなし、ソレノイド室91におい
てバルブハウジング71の軸線方向に往復動可能に収容
されている。追従バネ94は可動鉄心93とソレノイド
室91の底面との間に介装されている。弁体ガイド孔9
5は区画壁としての固定鉄心92に形成され、ソレノイ
ド室91と弁室73とを連通する。
【0033】前記ソレノイド室91は、固定鉄心92の
側面に形成された連通溝81、バルブハウジング71に
形成された連通孔82及び容量制御弁49の装着状態に
おいてリヤハウジング13の内壁面との間に形成される
小室83を介してポート90に連通されている。つま
り、ソレノイド室91は、弁孔75と同じクランク室圧
力となっている。
【0034】円筒状のコイル97は、固定鉄心92及び
可動鉄心93の外側において両鉄心92,93を跨ぐよ
うに配置されている。コイル97には、制御コンピュー
タ57の指令に基づいて駆動回路61から所定の電流が
供給されるようになっている。
【0035】さて、図1、図2(a)及び図2(b)に
示すように、弁体74は円柱状をなし、弁体ガイド孔9
5においてバルブハウジング71の軸線方向に摺動可能
に挿通されている。弁体74は一方の端部が弁室73に
突出配置されており、その一方の端面74aを以って弁
孔74に臨んでいる。前記感圧ロッド89はベローズ8
7と弁体74とを作動連結している。感圧ロッド89に
おいて弁体74に連続する部分は、弁孔75における冷
媒ガスの通路を確保するために小径となっている。
【0036】環状溝74cは、弁室74において弁体7
4の外周面に凹設されている。バネ座としてのサークリ
ップ80は弁体74と別体であって、弁室74において
弁体74の環状溝74cに嵌合固定されている。環状溝
74cは、サークリップ80の内周部によって埋めら
れ、弁室74において内端面が露出されることはない。
強制開放バネ76は、サークリップ80と弁室73の内
壁面との間に介装され、弁体74を弁孔75の開放方向
に付勢している。前述した追従バネ94の弾性力は、強
制開放バネ76の弾性力より小さい。
【0037】前記弁体74は他方の端部がソレノイド室
91に突出配置されており、その他方の端面74bは強
制開放バネ76及び追従バネ94の付勢力によって可動
鉄心93の先端面に当接されている。
【0038】以上のように、前記弁体74は、弁孔75
を開閉する弁としての機能を備えるとともに、この弁と
可動鉄心93とを作動連結するロッドとしての機能をも
備えている。言い換えれば、弁孔75を開閉する弁と、
この弁と可動鉄心93とを作動連結するロッドとを一体
とし、軸線方向に等外径(環状溝74c部分を除く)で
ある円柱状としたものが本実施形態の弁体74である。
【0039】次に、前記容量制御弁49の動作について
説明する。エアコンスイッチ60がオン状態のもと、車
室温度センサ59から得られる検出温度が車室温度設定
器58の設定温度以上である場合には、制御コンピュー
タ57はソレノイド部72の励磁を指令する。すると、
駆動回路61を介してコイル97に所定の電流が供給さ
れ、両鉄心92,93間には入力電流値に応じた吸引力
が生じる。この吸引力は、強制開放バネ76の付勢力に
抗し、弁孔75の開度が減少する方向の力として弁体7
4に伝達される。
【0040】一方、このソレノイド部72の励磁状態に
おいては、ベローズ87が吸入通路32から検圧通路5
0を介して感圧室84に導入される吸入圧力の変動に応
じて変位する。そして、ベローズ87は吸入圧力に感応
し、このベローズ87の変位が感圧ロッド89を介して
弁体74に伝えられる。従って、容量制御弁49は、ソ
レノイド部72からの付勢力、ベローズ87からの付勢
力及び強制開放バネ76の付勢力とのバランスにより、
弁孔75の開度が決定される。
【0041】冷房負荷が大きい場合には、例えば、車室
温度センサ59によって検出された温度と車室温度設定
器58の設定温度との差が大きくなる。制御コンピュー
タ57は、検出温度と設定室温とに基づいて設定吸入圧
力を変更するように入力電流値を制御する。すなわち、
制御コンピュータ57は、駆動回路61に対して、検出
温度が高いほど入力電流値を大きくするように指令す
る。よって、固定鉄心92と可動鉄心93との間の吸引
力が強くなって、弁体74による弁孔75の開度の設定
値を小さくする方向への付勢力が増大する。そして、よ
り低い吸入圧力にて、弁体74による弁孔75の開閉が
行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が増大さ
れることによって、より低い吸入圧力を保持するように
作動する。
【0042】弁孔75の開度が小さくなれば、吐出室3
9から給気通路48を経由してクランク室15へ流入す
る冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クランク室1
5の冷媒ガスは、通路46、放圧通口47、収容孔27
及び通口45を経由して吸入室38へ流出している。こ
のため、クランク室15の圧力が低下する。また、冷房
負荷が大きい状態では、吸入室38の圧力も高くて、ク
ランク室15の圧力とシリンダボア12aの圧力との差
が小さくなる。このため、斜板23の傾角が大きくな
る。
【0043】給気通路48における通過断面積が零、つ
まり弁体74が端面74aを以って弁室73の内壁面に
当接し、弁孔75を完全に閉止した状態になると、吐出
室39からクランク室15への高圧冷媒ガスの供給は行
われなくなる。そして、クランク室15の圧力は吸入室
38の圧力とほぼ同一となり、斜板23の傾角が最大と
なって吐出容量は最大となる。
【0044】逆に、冷房負荷が小さい場合には、例え
ば、車室温度センサ59によって検出された温度と車室
温度設定器58の設定温度との差は小さくなる。制御コ
ンピュータ57は、駆動回路61に対して、検出温度が
低いほど入力電流値を小さくするように指令する。この
ため、固定鉄心92と可動鉄心93との間の吸引力が弱
くなって、弁体74による弁孔75の開度の設定値を小
さくする方向への付勢力が減少する。そして、より高い
吸入圧力にて、弁孔75の開閉が行われる。従って、容
量制御弁49は、電流値が減少されることによって、よ
り高い吸入圧力を保持するように作動する。
【0045】弁孔75の開度が大きくなれば、吐出室3
9からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15の圧力が上昇する。また、この冷房
負荷が小さい状態では、吸入室38の圧力が低くて、ク
ランク室15の圧力とシリンダボア12aの圧力との差
が大きくなる。このため、斜板23の傾角が小さくな
る。
【0046】冷房負荷がない状態に近づいてゆくと、蒸
発器55における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づくように低下してゆく。蒸発器温度センサ56から
の検出温度が設定温度以下になると、制御コンピュータ
57は駆動回路61に対してソレノイド部72の消磁を
指令する。この設定温度は、蒸発器55においてフロス
トを発生しそうな状況を反映する。そして、コイル97
への電流の供給が停止されて、ソレノイド部72が消磁
され、固定鉄心92と可動鉄心93との吸引力が消失す
る。
【0047】このため、弁体74は強制開放バネ76の
付勢力により、可動鉄心93を介して作用する追従バネ
94の付勢力に抗して下方に移動される。そして、弁体
74が弁孔75を最大に開いた開度位置に移行する。よ
って、吐出室39の高圧冷媒ガスが、給気通路48を介
してクランク室15へ多量に供給され、クランク室15
の圧力が高くなる。このクランク室15の圧力上昇によ
って、図4に示すように、斜板23の傾角が最小傾角へ
移行する。
【0048】また、エアコンスイッチ60のオフ信号に
基づいて、制御コンピュータ57はソレノイド部72の
消磁を指令し、この消磁によっても、斜板23の傾角が
最小傾角へ移行する。
【0049】このように、容量制御弁49の開閉動作
は、ソレノイド部72のコイル97に対する入力電流値
の大小に応じて変わる。すなわち、入力電流値が大きく
なると低い吸入圧力にて給気通路48の開閉が実行さ
れ、入力電流値が小さくなると高い吸入圧力にて給気通
路48の開閉動作が行われる。圧縮機は、設定された吸
入圧力を維持するように斜板23の傾角を変更して、そ
の吐出容量を変更する。
【0050】つまり、容量制御弁49は、入力電流値を
変えて吸入圧力の設定値を変更する役割、及び吸入圧力
に関係なく最小容量運転を行う役割を担っている。この
ような容量制御弁49を具備することにより、圧縮機は
冷凍回路の冷凍能力を変更する役割を担っている。
【0051】斜板23の傾角が最小になると、遮断体2
8が遮断面34を以って位置決め面33に当接し、吸入
通路32が遮断される。この状態では、吸入通路32に
おける通過断面積が零となり、外部冷媒回路52から吸
入室38への冷媒ガス流入が阻止される。この斜板23
の最小傾角は、0°よりも僅かに大きくなるように設定
されている。この最小傾角状態は、遮断体28が吸入通
路32と収容孔27との連通を遮断する閉位置に配置さ
れたときにもたらされる。遮断体28は、前記閉位置と
この位置から離間した開位置とへ、斜板23に連動して
切り換え配置される。
【0052】斜板23の最小傾角は0°ではないため、
最小傾角状態においても、シリンダボア12aから吐出
室38への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア12aから吐出室38へ吐出された冷媒ガスは、給気
通路48を通ってクランク室15へ流入する。クランク
室15の冷媒ガスは、通路46、遮断体28の内部、放
圧通口47、収容孔27及び通口45を通って吸入室3
8へ流入する。吸入室38の冷媒ガスは、シリンダボア
12aへ吸入されて、再度吐出室39へ吐出される。
【0053】すなわち、最小傾角状態では、吐出領域で
ある吐出室39、給気通路48、クランク室15、通路
46、遮断体28の内部、放圧通口47、収容孔27、
通口45、吸入領域である吸入室38、シリンダボア1
2aを経由する循環通路が、圧縮機内部に形成されてい
る。そして、吐出室39、クランク室15及び吸入室3
8の間では、圧力差が生じている。従って、冷媒ガスが
前記循環通路を循環し、冷媒ガスとともに流動する潤滑
油が圧縮機内の各摺動部分を潤滑する。
【0054】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)弁体74は軸線方向に等外径である円柱状をな
し、弁室73とソレノイド室91との間で弁体ガイド孔
96を介して挿通配置されている。従って、弁体74の
端面74aが弁孔75を閉止した状態において、弁体7
4には可動方向両側に受圧面(端面74a,74b)が
存在せず、吐出圧力の影響を受けることがない。また、
サークリップ80は、弁体74の可動方向前後において
受圧面積がほぼ等しい。このため、サークリップ80を
介して弁体74に作用する吐出圧力は、ほぼ完全にキャ
ンセルされる。
【0055】その結果、弁孔75が開き難い状況が回避
され、吸入圧力の変動により確実かつ正確な弁体74の
開度制御を実行できるとともに、設定吸入圧力を設定す
る電磁力を小さくできる。従って、高吐出圧力条件下で
も、ソレノイド部72を大型化することなく、確実に給
気通路48を開放することができる。その結果、ソレノ
イド部72を小型化することができて、圧縮機の省動力
化が可能である。
【0056】(2)弁体74は、強制開放バネ76によ
って弁孔75を開放する方向に付勢されている。このた
め、ソレノイド部72の消磁状態において、圧縮機の最
小吐出容量状態が確保される。従って、上記容量制御弁
49は、駆動軸16が外部駆動源に常時作動連結され、
冷房負荷のない状態でも最小吐出容量での運転が継続さ
れるクラッチレス可変容量型圧縮機の容量制御弁として
好適である。
【0057】(3)前述した強制開放バネ76の付勢力
は、弁体74とは別体であるサークリップ80により受
けられる。このように、バネ座(サークリップ80)を
弁体74と別部材により構成することで、弁体74の形
状を単純にできて製作が容易となるし精度も出し易い。
【0058】(4)円柱状である弁体74の端面74a
は平面状をなすため、弁体74と弁孔75との間になん
らかの原因で軸心のずれが生じても、端面74aと弁孔
75との間のシール性を確実に維持することができる。
【0059】(5)クランク室15の圧力は、弁孔75
に導入されるとともにソレノイド室91にも導入されて
いる。つまり、弁孔75とソレノイド室91とが、同じ
圧力雰囲気となっている。従って、弁体74の可動方向
両側において、弁体74に作用するクランク室15の圧
力が相殺され、クランク室15の圧力が弁体74に与え
る影響を軽減できる。その結果、クランク室15の圧力
の高低にかかわらず、正確かつ確実に弁体74の開閉動
作を行うことが可能となる。
【0060】(6)弁体74は可動鉄心93に固定され
ていない。従って、可動鉄心93が何らかの理由により
傾いたとしても、弁体74が弁体ガイド孔95に対して
抉られることがない。その結果、弁体74の動作特性、
つまり、容量制御弁49の制御特性が変化されず、容量
制御弁49の信頼性が向上される。
【0061】(第2実施形態)図5においては第2実施
形態を示す。本実施形態においては、弁体74と可動鉄
心93は当初別体に製作され、後にカシメ等により固定
することで一体化されている。バネ収容空間91aは、
ソレノイド室91において弁体74周りに形成されてい
る。強制開放バネ76はバネ収容空間91aに収容さ
れ、ソレノイド室91の内壁面とそれに対向される可動
鉄心93の先端面との間に介在されている。つまり、本
実施形態においては可動鉄心93がバネ座を兼ねてい
る。
【0062】上記構成の本実施形態においては、可動鉄
心93がバネ座を兼ねるため、弁体74は上記第1実施
形態のように専用のサークリップ80を必要としない。
従って、容量制御弁49の構成部品点数を低減できる
し、サークリップ80を固定するための環状溝74cを
弁体74に形成する必要がなく、弁体74の形状をさら
に単純化できる。その結果、容量制御弁49、ひいては
圧縮機を安価に提供し得る。
【0063】言い換えれば、弁体74を可動鉄心93と
一体としたことで、弁体74を強制開放バネ76により
直接付勢する構成を採る必要がなくなり、前述したよう
に可動鉄心93を介して弁体74を付勢する構成を採る
自由も生まれた。
【0064】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 ・クラッチ付きの可変容量型圧縮機の制御弁に具体化す
ること。 ・電磁弁機能のみを有する制御弁において具体化するこ
と。
【0065】・上記実施形態の弁体74を、弁機能部分
の円柱体とロッド機能部分の円柱体の、同軸上に配置さ
れた2つの円柱体により構成すること。 ・上記第1実施形態において、弁体74の端面74bを
曲面に形成すること。 このようにすれば、弁体74の可動鉄心93に対する当
たりが柔らかとなる。
【0066】・上記第1実施形態において弁体74は中
実であったが、これを変更し、弁体を弁孔75側に有蓋
となる円筒体により構成すること。このようにすれば、
弁体を中空の分だけ軽量化できる。
【0067】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)ソレノイド室91はクランク室15に接続されて
いる請求項1〜4のいずれかに記載の可変容量型圧縮機
用制御弁。
【0068】このようにすれば、弁孔75とソレノイド
室91とが同じ圧力雰囲気となり、弁体74の可動方向
両側において、弁体74に作用するクランク室15の圧
力が相殺され、その影響が低減される。
【0069】(2)弁体74はプランジャ92に固定さ
れていない請求項1〜4のいずれかに記載の可変容量型
圧縮機用制御弁。 このようにすれば、プランジャ92が何らかの理由によ
り傾いたとしても、弁体74が弁体ガイド孔95に対し
て抉られることがない。その結果、弁体74の動作特
性、つまり、容量制御弁49の制御特性が変化されず、
容量制御弁49の信頼性が向上される。
【0070】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、高
吐出圧力条件下でも、ソレノイド部を大型化することな
く、確実に給気通路を開放することができる。よって、
ソレノイド部を小型化することができて、圧縮機の省動
力化が可能である。
【0071】請求項2の発明によれば、バネ座を弁体と
別体に構成することで、弁体の形状を単純にできて製作
が容易となるし精度も出し易い。請求項3の発明によれ
ば、弁体をプランジャに固定したことで、弁体を強制開
放バネにより直接付勢する構成を採る必要がなくなり、
請求項5の発明のようにプランジャを介して弁体を付勢
する構成を採る自由も生まれた。
【0072】請求項4の発明によれば、プランジャがバ
ネ座を兼ねるため、弁体は専用のバネ座を必要とせず、
容量制御弁の構成部品点数を低減できて、ひいては圧縮
機を安価に提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 容量制御弁を示す断面図。
【図2】 (a)は図1において弁体の部分拡大図でサ
ークリップを一部破断して示す図、(b)は弁体の横断
面図。
【図3】 図1の制御弁をクラッチレス可変容量型圧縮
機に装着した状態を示す断面図。
【図4】 斜板が最小傾角位置にある状態を示す要部拡
大断面図。
【図5】 別例の容量制御弁を示す断面図。
【図6】 従来の容量制御弁を示す断面図。
【符号の説明】
15…クランク室、23…カムプレートとしての斜板、
39…吐出圧領域としての吐出室、48…給気通路、4
9…容量制御弁、72…ソレノイド部、73…弁室、7
4…弁体、74a…一方の端面、74b…他方の端面、
75…弁孔、91…ソレノイド室、92…区画壁として
の固定鉄心、93…プランジャとしての可動鉄心、95
…弁体ガイド孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水藤 健 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 森下 敦之 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 上村 訓右 神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目3番1号 エヌオーケー 株式会社内 (72)発明者 永吉 一明 神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目3番1号 エヌオーケー 株式会社内 (72)発明者 平田 一朗 神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目3番1号 エヌオーケー 株式会社内 (72)発明者 渡辺 孝樹 神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目3番1号 エヌオーケー 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出圧領域とクランク室とを接続する給
    気通路の開度をソレノイド部の励磁・消磁により調整
    し、クランク室に収容されたカムプレートの傾角を変更
    することで吐出容量を変更するようにした可変容量型圧
    縮機の制御弁であって、 給気通路上に形成され、クランク室とは弁孔を介して連
    通された弁室と、 ソレノイド部において弁室に対して区画形成され、プラ
    ンジャを収容するソレノイド室と、 弁室とソレノイド室とを区画する区画壁に貫設され、両
    室を連通する弁体ガイド孔と、 弁体ガイド孔に摺動可能に挿通され、一方の端面を以っ
    て弁室で弁孔に臨むとともに、他方の端面を以ってソレ
    ノイド室でプランジャに当接された円柱状の弁体と、 ソレノイド部が消磁された状態では弁孔を強制的に開放
    する方向に弁体を付勢する強制開放バネとを備えた可変
    容量型圧縮機用制御弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体において強制開放バネの付勢力
    を受けるバネ座は、弁体と別体に構成された請求項1に
    記載の可変容量型圧縮機用制御弁。
  3. 【請求項3】 前記弁体はプランジャに固定された請求
    項1又は2に記載の可変容量型圧縮機用制御弁。
  4. 【請求項4】 前記強制開放バネはソレノイド室に収容
    され、プランジャがバネ座を兼ねる請求項3に記載の可
    変容量型圧縮機用制御弁。
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