JP2010045945A - 電力変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータのスイッチングを停止することなく、適正にゼロ点補正を行うことができ、さらに、インバータが常時稼動していても適宜にゼロ点補正を行うことができるインバータ回路を提供する。
【解決手段】インバータ回路100a〜100cにおいて、電流センサ20にて検出する接続経路11とは別にバイパス経路12を設け、電流センサ20のゼロ点補正を行う場合はインバータ10の出力側と接続経路11との接続をインバータ10の出力側とバイパス経路12との接続に切り換える。また、電流形インバータ回路100dにおいて、インバータ110の交流側に接続されたキャパシタ160を通常時は電流センサ120よりも上流の接続経路111aに接続し、電流センサ120のゼロ点補正時はキャパシタ160の接続先を電流センサ120よりも下流の接続経路111bに切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータの出力側のような電力変換器の交流側に設ける電流センサのゼロ点補正を行うことに関する。
従来、この種の電流センサのゼロ点補正構成として、例えば、インバータ出力側の交流電流が零近傍の所定値以下となった後に一定期間、インバータのスイッチングを停止して電流検出器に流れる電流値を零設定として、このときの検出値に基づいて電流検出器のゼロ点補正を行う構成のものが開示されている(下記特許文献1の段落[0013]の(1)等参照)。
特開平7−308072号公報
しかしながら、上記した従来の構成では、ゼロ点補正を行うにあたり、インバータ出力側の交流電流が零近傍の所定値以下となった後に一定期間、インバータのスイッチングを停止するので、それだけインバータをスイッチングするための制御構成が複雑となる。
また、上記の従来構成では、インバータのスイッチング停止可能時期(出力側の交流波形がゼロ近傍のタイミングにくるまで最大で略一周期分)を待たなければならず、適宜に電流センサのゼロ点補正を行えないという不都合もある。
特に、分散電源に使用する系統連系インバータは常時稼動する場合があり、上記の従来構成ではゼロ点補正を行うことが困難である。
そこで、本発明は、インバータのスイッチングを停止することなく、適正にゼロ点補正を行うことが可能なインバータ回路を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、インバータが常時稼動していても適宜にゼロ点補正を行うことが可能なインバータ回路を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次の第1及び第2態様の電力変換器回路を提供する。
(1)第1態様の電力変換器回路
電力変換器の交流側の接続経路に電流センサを設ける電力変換器回路において、前記電流センサにて検出する前記接続経路とは別にバイパス経路を設け、前記電流センサのゼロ点補正を行う場合は前記電力変換器と前記接続経路との接続を前記電力変換器と前記バイパス経路との接続に切り換えることを特徴とする電力変換器回路。
本発明に係る第1態様の電力変換器回路では、前記電流センサのゼロ点補正を行う場合に前記電力変換器と前記接続経路との接続を前記電力変換器と前記バイパス経路との接続に切り換えることで、前記接続経路に流れている出力電流を前記バイパス経路に流すことができるので、前記接続経路での電流値をゼロとすることができる。これにより、適正にゼロ点補正を行うことができる。このように、前記電流センサのゼロ点補正を行う場合は前記電力変換器と前記接続経路との接続を前記電力変換器と前記バイパス経路との接続に切り換えるので、前記電力変換器のスイッチングを停止する制御構成を考慮することなく、ゼロ点補正を容易に且つ確実に行うことができる。
従って、本発明に係る第1態様の電力変換器回路によれば、前記電力変換器のスイッチングを停止することなく、適正なゼロ点補正を容易に且つ確実に行うことが可能となる。
しかも、前記電力変換器と前記バイパス経路との接続への切り換えをいつでも行うことができ、従来の如く出力側の交流波形がゼロ近傍のタイミングにくるまで待つといった動作を行わなくてもよいので、前記電力変換器が常時稼動していても適宜にゼロ点補正を行うことができる。
さらに、前記電流センサのゼロ点補正を行う際には、前記電力変換器からの出力電流を前記接続経路から前記バイパス経路へ流すので、ゼロ点補正を行っている時でも、このバイパス経路を介して電力供給を継続して行うことができる。
ところで、前記電流センサのゼロ点補正を行っている時には該電流センサによる電流の検出を行うことができないため、ゼロ点補正時の電流値を認識することができない。
かかる観点から、本発明に係る第1態様の電力変換器回路において、前記バイパス回路にバイパス回路用電流センサを設けることが好ましい。
この特定事項では、前記電流センサのゼロ点補正時でも前記バイパス回路に設けられた前記バイパス回路用電流センサによって電流検出を継続して行うことができ、これにより、ゼロ点補正時の電流値を認識することが可能となる。
また、本発明に係る第1態様の電力変換器回路において、前記電力変換器の全交流経路に対して前記電流センサを設けることが好ましい。かかる構成において、例えば、中性線が存在する場合には、この中性線に前記電流センサを設けてもよい。
この特定事項では、前記電力変換器の全交流経路のうち、一の経路における前記電流センサのゼロ点補正時において、残りの各経路における電流センサからの電流検出信号に基づきゼロ点補正時の電流値を演算することができ、これにより、ゼロ点補正時の電流値を他の電流センサから認識することが可能となる。
(2)第2態様の電力変換器回路
アームが逆素子形のスイッチング素子より成る電流形電力変換器の交流側に電流センサを設ける電流形電力変換器回路において、前記電力変換器の交流側の接続経路に接続されたキャパシタを通常時は前記電流センサよりも電力変換器側の接続経路に接続し、前記電流センサのゼロ点補正時は前記キャパシタの接続先を前記電流センサよりも交流側の接続経路に切り換えることを特徴とする電流形電力変換器回路。
本発明に係る第2態様の電流形電力変換器回路では、前記電流形電力変換器の前記キャパシタでの平滑化前の出力電流が矩形波となり、該矩形波の出力電流の電流値がゼロとなる期間を長くできることを活かして、前記電流センサのゼロ点補正を行う場合は前記キャパシタの接続先を前記電流センサよりも電力変換器側の接続経路から交流側(例えば負荷側や系統側)の接続経路に切り換えることで、該交流側の接続経路に切り換えた場合での前記矩形波(前記キャパシタでの平滑化前における矩形波)の出力電流の電流値がゼロとなるタイミングで適正にゼロ点補正を行うことができる。このように、前記電流センサのゼロ点補正を行う場合は前記キャパシタでの平滑化前における矩形波の出力電流の電流値がゼロとなる期間を利用するので、前記電力変換器のスイッチングを停止しなくても、ゼロ点補正を行うことができる。
従って、本発明に係る第2態様の電力変換器回路によれば、前記電力変換器のスイッチングを停止することなく、適正なゼロ点補正を容易に行うことが可能となる。
本発明に係る第1及び2態様の電力変換器回路において、前記経路の切り換えを同時オン形のスイッチにて行うことが好ましい。ここで、同時オン形のスイッチとは、前記経路を切り換えるときに、現在接続されている経路と、これから接続される経路との双方とも接続する状態が存在するように構成したスイッチをいい、メイクビフォーブレーク接点のスイッチ或いはコンティニュアス接点のスイッチとも称する。
即ち、本発明に係る第1態様の電力変換器回路では、前記電力変換器に対する前記接続経路と前記バイパス経路との接続の切り換えを同時オン形のスイッチにて行うことが好ましい。
この特定事項では、前記電力変換器に対する前記接続経路と前記バイパス経路との接続の切り換えの際に、前記電力変換器との接続が途切れることがないため、前記電力変換器からの電力供給或いは電力変換器への電力入力を連続的に行うことができる。
また、本発明に係る第2態様の電流形電力変換器回路では、前記キャパシタの接続先の前記電流センサを基準にした電力変換器側又は交流側のいずれかの接続経路への切り換えを同時オン形のスイッチにて行うことが好ましい。
この特定事項では、前記キャパシタの接続先の前記電流センサを基準にした電力変換器側又は交流側のいずれかの接続経路への切り換えの際に、該接続経路と前記キャパシタとの接続が途切れることがないため、前記電力変換器から出力される矩形波を前記キャパシタにて平滑化した平滑波形電流を連続的に供給することができる。
以上説明したように、本発明に係る第1及び第2態様の電力変換器回路によると、ゼロ点補正を行うにあたり、前記経路の接続を切り換えるだけなので、前記電力変換器のスイッチングを停止することなく、適正にゼロ点補正を行うことができる。
さらに、本発明に係る第1態様の電力変換器回路によると、前記電力変換器と前記バイパス経路との接続への切り換えをいつでも行えるので、電力変換器が常時稼動していても適宜にゼロ点補正を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。以下では、電力変換器としてインバータを使用した場合を例にとって説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るインバータ回路100aを示す概略構成図である。図1に示す第1実施形態のインバータ回路100aは、インバータ10の出力側の接続経路11に電流センサ20を設け、電流センサ20のゼロ点補正を行えるようになっている。
第1実施形態のインバータ回路100aは、複数のスイッチング素子Sを備えたインバータ10の出力側の接続経路11に電流センサ20が設けられており、この電流センサ20からの電流検出信号に基づき制御装置30によって該インバータ10がスイッチング制御(導通制御)されることで、インバータ10から出力される出力電流iOを負荷や商用電力系統などの電流供給部40へ供給するようになっている。
詳しくは、第1実施形態のインバータ回路100aは、3相3線式交流の回路構成であり、インバータ10の出力側と電流供給部40との間にU相、V相及びW相の3つの接続経路11(11U,11V,11W)を有している。この3相の接続経路のうちゼロ点補正を行うべき接続経路に電流センサ20が設けられている。図示の例では、V相の接続経路11Vに電流センサ20を設けた例を示している。
そして、第1実施形態のインバータ回路100aは、電流センサ20にて検出する接続経路11とは別にバイパス経路12が設けられており、電流センサ20のゼロ点補正を行う場合はインバータ10の出力側と接続経路(以下、主経路という)11との接続からインバータ10の出力側とバイパス経路12との接続へと切り換えるようになっている。
より具体的には、インバータ回路100aは、切換手段(ここではスイッチング素子)13をさらに備えている。主経路11は、一端部がインバータ10の出力側端子10aに接続され且つ他端部が切換手段13の通常時切換側端子13aに接続されている。バイパス経路12は、一端部がインバータ10の出力側端子10aに接続され且つ他端部が切換手段13のゼロ点補正時切換側端子13bに接続されている。
また、切換手段13は、コモン端子13cが電流供給部40に接続されており、コモン端子13c及び通常時切換側端子13aを接続した第1接続状態と、コモン端子13c及びゼロ点補正時切換側端子13bを接続した第2接続状態とを切換可能となっている。本第1実施形態では、切換手段13は、制御装置30からの作動信号に基づき、第1接続状態と第2接続状態とが切り換えられるようになっている。そして、制御装置30は、通常時(ゼロ点補正時以外の時)には第1接続状態となり、且つ、ゼロ点補正時には第2接続状態となるように切換手段13を作動制御するように構成されている。詳しくは、制御装置30は、図示を省略したCPU及び記憶部を備えている。前記記憶部は、ROM及びRAMを含み、各種制御プログラムや必要な関数及びテーブルを記憶するようになっている。制御装置30は、前記CPUによって、制御プログラムを前記記憶部から読み出し、該読み出した制御プログラムを実行することで、電流センサ20の電流検出信号に基づくインバータ10のスイッチング制御に加えて切換手段13の切り換えによるゼロ点補正を行うように構成されている。
以上説明した第1実施形態のインバータ回路100aでは、電流センサ20のゼロ点補正を行う場合に、制御装置30の指示の下、切換手段13によってインバータ10の出力側と主経路11との接続をインバータ10の出力側とバイパス経路12との接続に切り換えることで、主経路11に流れている出力電流iOがバイパス経路12に流れるので、主経路11での電流値がゼロとなる。これにより、ゼロ点補正を適正に行うことができる。このように、電流センサ20のゼロ点補正を行う場合は切換手段13にてインバータ10の出力側とバイパス経路12との接続に切り換えるので、インバータ10のスイッチングを停止する制御構成を考慮することなく、ゼロ点補正を容易に且つ確実に行うことができる。
しかも、インバータ10の出力側とバイパス経路12との接続への切り換えをいつでも行うことができ、従来の如く出力側の交流波形がゼロ近傍のタイミングにくるまで待つといった動作を行わなくてもよいので、交流波形のゼロ近傍のタイミングに拘わらず、いつでもゼロ点補正を行うことができる。
さらに、電流センサ20のゼロ点補正を行う際には、インバータ10からの出力電流iOが主経路11に代えてバイパス経路12を通じて電流供給部40に流れるので、ゼロ点補正を行っている時でも、このバイパス経路11によって電流供給部40への電力供給を継続して行うことができる。
なお、第1実施形態のインバータ回路100aは、相の数、線の数を問わず、つまり、n相m線式(n,mは2以上の整数)の回路構成とされていても、本発明を適用できることは言うまでもない。このことは、後述する図2から図4に示す第2から第4実施形態についても同様である。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係るインバータ回路100bを示す概略構成図である。なお、図2に示すインバータ回路100bにおいて、図1に示すインバータ回路100aと同一の要素には同じ参照符号を付している。以下、図1に示すインバータ回路100aとは異なる点を中心に説明する。
図2に示す第2実施形態のインバータ回路100bは、第1実施形態のインバータ回路100aにおいて、バイパス回路12にバイパス回路用電流センサ50が設けられている。本第2実施形態では、制御装置30は、切換手段13が電流センサ20側の第1接続状態に切り換えられているときは電流センサ20の電流検出信号に基づきインバータ10のスイッチング制御を行う一方、切換手段13がバイパス回路用電流センサ50側の第2接続状態に切り換えられているときはバイパス回路用電流センサ50の電流検出信号に基づくインバータ10のスイッチング制御を行うと共に、電流センサ20のゼロ点補正を行うように構成されている。
この第2実施形態のインバータ回路100bでは、電流センサ20のゼロ点補正を行っている時でもバイパス回路12に設けられたバイパス回路用電流センサ50によって電流検出を継続して行うことができ、これにより、電流センサ20のゼロ点補正の実施に関わらず、電流値を検出することができる。なお、バイパス回路用電流センサ50のゼロ点補正は、バイパス回路12に電流が流れていない時(例えば、インバータ10の出力側と主経路11とを接続している時)に行うことができる。
(第3実施形態)
本発明に係るインバータ回路において、インバータの出力側の主経路に設けられる電流センサは、n相m線式(n,mは2以上の整数)のm線全ての主経路に設けることができる。
図3は、本発明の第3実施形態に係るインバータ回路100cを示す概略構成図である。なお、図3に示すインバータ回路100cにおいて、図1に示すインバータ回路100aと同一の要素には同じ参照符号を付している。以下、図1に示すインバータ回路100aとは異なる点を中心に説明する。また、図3において、制御装置30は図示を省略している。
図3に示す第3実施形態のインバータ回路100bは、第1実施形態のインバータ回路100aにおいて、インバータ10の全出力経路(例えばU相、V相及びW相の主経路11U,11V,11W)に対して電流センサ20が設けられている。
この第3実施形態のインバータ回路100cでは、インバータ10の全出力経路のうち、一の経路(例えばV相の主経路11V)の電流センサ20のゼロ点補正を行うときには、残りの各経路(例えばU相及びW相の主経路11U,11W)全ての電流センサ20にて電流検出を行うことで、インバータ10の全出力経路のうち、ゼロ点補正経路である一の経路(例えばV相の主経路11V)の電流センサ20の電流値について、残りの各経路(例えばU相及びW相の主経路11U,11W)の電流センサ20からの電流検出信号に基づき演算することができ、これにより、電流センサ20のゼロ点補正の実施に関わらず、電流値を認識することが可能となる。
なお、以上説明した第1から第3実施形態では、切換手段13の切換動作を制御装置30にて自動的に行うが、手動操作等の人為的な操作により行うようにしてもよい。
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態に係るインバータ回路100dを示す概略構成図である。図4に示す第4実施形態のインバータ回路100dは、電流形インバータ110の交流側の接続経路111に電流センサ120を設け、電流センサ120のゼロ点補正を行える電流形インバータ回路とされている。
第4実施形態の電流形インバータ回路100dは、アームが逆素子形の複数のスイッチング素子S’より成る電流形インバータ110の交流側の接続経路111に電流センサ120が設けられており、この電流センサ120からの電流検出信号に基づき制御装置130によって該電流形インバータ110がスイッチング制御(導通制御)されることで、電流形インバータ110から出力される出力電流を負荷や商用電力系統などの電流供給部140へ供給するようになっている。
詳しくは、第4実施形態の電流形インバータ回路100dは、3相3線式交流の回路構成であり、電流形インバータ110の交流側と電流供給部140との間にU相、V相及びW相の3つの接続経路111(111U,111V,111W)を有している。この3相の接続経路のうちゼロ点補正を行うべき接続経路に電流センサ120が設けられている。図示の例では、V相の接続経路111Vに電流センサ120を設けた例を示している。
そして、第4実施形態の電流形インバータ回路100dは、電流形インバータ110の交流側に接続されたキャパシタ160を通常時(ゼロ点補正時以外の時)は電流センサ120よりも上流(インバータ側)の接続経路111aに接続し、電流センサ120のゼロ点補正時はキャパシタ160の接続先を電流センサ120よりも下流(インバータ側とは反対側(電流供給部140側))の接続経路111bに切り換えるようになっている。
より具体的には、インバータ回路100dは、切換手段(ここではスイッチング素子)113をさらに備えている。接続経路111は、一端部が電流形インバータ110の出力側に接続され且つ他端部が電流供給部40に接続されている。また、接続経路111において、電流センサ120を基準にした上流の接続経路111aは切換手段113の通常時切換側端子113aに接続されており、電流センサ120を基準にした下流の接続経路111bは切換手段113のゼロ点補正時切換側端子113bに接続されている。
また、切換手段113は、一方の端子が接地されたキャパシタ160の他方の端子にコモン端子113cが接続されており、コモン端子113c及び通常時切換側端子113aを接続した第1接続状態と、コモン端子113c及びゼロ点補正時切換側端子113bを接続した第2接続状態とを切換可能となっている。本第4実施形態では、切換手段113は、制御装置130からの作動信号に基づき、第1接続状態と第2接続状態とが切り換えられるようになっている。そして、制御装置130は、通常時には第1接続状態となり、且つ、ゼロ点補正時には第2接続状態となるように切換手段113を作動制御するように構成されている。詳しくは、制御装置130は、図示を省略したCPU及び記憶部を備えている。前記記憶部は、ROM及びRAMを含み、各種制御プログラムや必要な関数及びテーブルを記憶するようになっている。制御装置130は、前記CPUによって、制御プログラムを前記記憶部から読み出し、該読み出した制御プログラムを実行することで、インバータ110の電流検出信号に基づくスイッチング制御に加えて切換手段113の切り換えによるゼロ点補正を行うように構成されている。
以上説明した第4実施形態のインバータ回路100dでは、電流形インバータ110のキャパシタ160での平滑化前の出力電流iO’が矩形波となる。このため矩形波の出力電流iO’の電流値がゼロとなる期間を長くすることができる。
図5は、電流形インバータ110のキャパシタ160での平滑化前における出力電流iO’の波形の一例を概略的に示す図である。図5に示すように、符号Tのタイミングにおいて、出力電流iO’の電流値がゼロとなる期間を設けることができる。
第4実施形態のインバータ回路100dでは、この特性を利用して、電流センサ120のゼロ点補正を行う場合はキャパシタ160の接続先を電流センサ120よりも下流の接続経路111bに切り換えることで、該下流の接続経路111bに切り換えた場合での矩形波(キャパシタ160による平滑化前の矩形波)の出力電流iO’の電流値がゼロとなるタイミングTで適正にゼロ点補正を行うことができる。このように、電流センサ120のゼロ点補正を行う場合はキャパシタ160での平滑化前における矩形波の出力電流iO’の電流値がゼロとなる期間Tを利用するので、電流形インバータ110のスイッチングを停止する制御構成を考慮することなく、ゼロ点補正を容易に行うことができる。
さらに、電流センサ120のゼロ点補正を行う際には、キャパシタ160の接続先を電流センサ120よりも下流の接続経路111bに切り換えるだけなので、ゼロ点補正を行っている時でも、電流供給部140への電力供給を継続することができる。
なお、第1から第4実施形態のインバータ回路100a〜100dでは、切換スイッチ13,113として同時オン形のものを用いることが好ましい。
図6は、第1から第4実施形態のインバータ回路100a〜100dにおいて、切換スイッチ13,113として同時オン形のスイッチを用いた場合の切換状態を示す概念図である。図6(a)は、第1接続状態を示しており、図6(b)は、第1接続状態と第2接続状態との間の同時オン状態を示しており、図6(c)は、第2接続状態を示している。
図6に示すように、同時オン形の切換スイッチ13,113は、経路を切り換えるときに、第1接続状態の経路(図6(a)のα参照)と、第2接続状態の経路(図6(c)のβ参照)との双方とも接続する状態(図6(b)参照)が存在するように構成されている。
即ち、第1から第3実施形態のインバータ回路100a〜100cでは、インバータ10の出力側に対して主経路11とバイパス経路12とを同時に接続することができる。かかる構成を備えたインバータ回路100a〜100cによると、インバータ10の出力側に対する接続経路11とバイパス経路12との接続の切り換えの際に、インバータ10から電流供給部40への接続が途切れることがないため、インバータ10から電流供給部40への電力供給を連続的に行うことができる。
また、第4実施形態の電流形インバータ回路100dでは、キャパシタ160の電流センサ120を基準にした上流の経路111aの接続と下流の接続経路111bの接続とを同時に実現することができる。かかる構成を備えた電流形インバータ回路100dによると、キャパシタ160の接続先に関し電流センサ120を基準にした上流の接続経路111a又は下流の接続経路111bのいずれかへの切り換えの際に、該接続経路111とキャパシタ160との接続が途切れることがないため、電流形インバータ110から出力される矩形波を電流供給部140へ供給することなく、キャパシタ160にて平滑化した平滑波形電流を電流供給部140へ連続的に供給することができる。
本発明の第1実施形態に係るインバータ回路を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係るインバータ回路を示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係るインバータ回路を示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係るインバータ回路を示す概略構成図である。 電流形インバータのキャパシタでの平滑化前における出力電流の波形の一例を概略的に示す図である。 第1から第4実施形態のインバータ回路において、切換スイッチとして同時オン形のスイッチを用いた場合の切換状態を示す概念図である。
符号の説明
10 インバータ
11 インバータの出力側の接続経路(主経路)
12 バイパス経路
13 切換スイッチ
20 電流センサ
50 バイパス回路用電流センサ
100a インバータ回路
100b インバータ回路
100c インバータ回路
100d 電流形インバータ回路
110 電流形インバータ
111 インバータの交流側の接続経路
111a 上流の接続経路
111b 下流の接続経路
113 切換スイッチ
120 電流センサ
160 キャパシタ
S スイッチング素子
S’ 逆素子形のスイッチング素子

Claims (5)

  1. 電力変換器の交流側の接続経路に電流センサを設ける電力変換器回路において、
    前記電流センサにて検出する前記接続経路とは別にバイパス経路を設け、
    前記電流センサのゼロ点補正を行う場合は前記電力変換器と前記接続経路との接続を前記電力変換器と前記バイパス経路との接続に切り換えることを特徴とする電力変換器回路。
  2. 請求項1記載の電力変換器回路において、
    前記バイパス回路にバイパス回路用電流センサを設けることを特徴とする電力変換器回路。
  3. 請求項1記載の電力変換器回路において、
    前記電力変換器の全交流経路に対して前記電流センサを設けることを特徴とする電力変換器回路。
  4. アームが逆素子形のスイッチング素子より成る電流形電力変換器の交流側の接続経路に電流センサを設ける電流形電力変換器回路において、
    前記電力変換器の交流側に接続されたキャパシタを通常時は前記電流センサよりも電力変換器側の接続経路に接続し、前記電流センサのゼロ点補正時は前記キャパシタの接続先を前記電流センサよりも交流側の接続経路に切り換えることを特徴とする電流形電力変換器回路。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の電力変換器回路において、
    前記経路の切り換えを同時オン形のスイッチにて行うことを特徴とする電力変換器回路。
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