JP2007306649A - 直列多重マトリクスコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体素子のスイッチング誤差による影響を低減し電圧出力特性を向上させることにより、負荷側の交流電動機に安定した電力を供給でき、また、電動機効率を向上させ、省エネルギー効果を得られる直列多重マトリクスコンバータを提供する。
【解決手段】 電流指令値を零にしたときの電圧指令を電圧補正値として記憶する電圧補正値記憶部(141)と、電圧指令と電圧補正値を加算して補正電圧指令を生成し単相マトリクスコンバータに指令する補正電圧指令生成部(140)とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧出力特性を改善した直列多重マトリクスコンバータに関する。
図5は特許文献1に開示された直列多重マトリクスコンバータの主回路構成、図6は、特許文献1の各ユニットに対して構成されるPWM作成パルスコントローラおよびPWMパルス分配器の構成を示したものである。図5において、201は三相交流電源、202は三相トランス、203はU相ユニット、204はV相ユニット、205はW相ユニット、206は電動機である。また、211から222は三相トランスの二次巻線、231から234はU相ユニットを構成する単相サイクロコンバータ、241から244はV相ユニットを構成する単相サイクロコンバータ、251から254はW相を構成する単相サイクロコンバータである。また、図6において、601はPWM作成コントローラ、602はPWMパルス分配器である。次に動作について説明する。図5の三相トランス202で、1次巻線210と2次巻線211〜214、2次巻線215〜218、2次巻線219〜222は電気的に同じ結合度で接続されているので、三相交流電源201の非対称性や脈動等も同じ度合いで3×4組の2次巻線211〜222に伝わる。そして、ユニット対応のPWMパルス作成コントローラ601は、一つの三相入力端子r、s、tに印加される電圧の電圧値および位相を代表して取り込み、ユニットから交流電動機206に供給すべき電圧を指定する出力電圧指令に基づいて、一つの段のPWMパルス信号を作成し、さらにPWMパルス分配器602では、該一つの段のPWMパルス信号からキャリア周波数の位相が互いに(360÷n)度づつ異なるように他の段のPWMパルス信号を作成して、合わせて4組のPWMパルスを作成することが可能となる。従って、ユニットに対応した3組のPWMパルス作成コントローラ601およびPWMパルス分配器602を具備することで適正な4組のPWMパルスを作成できるので、PWMパルス信号を生成するためのコントローラの個数を1/n(ここで、nはユニット内の段数、すなわち三相/単相PWMサイクロコンバータの個数を意味する。)に減少させることができ、これによって装置の小型化および低コストを図ることができるというものである。
また、図4は従来技術の直列多重マトリクスコンバータの構成を示す図である。図4において、100は三相交流電源、101は三相トランス、102は三相トランス101の一次巻線、103〜111は三相トランス101の二次巻線、112〜120は単相マトリクスコンバータ装置であり、半導体素子のスイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換するものである。また、121は直列多重主回路部であり、単相マトリクスコンバータ装置112〜120を複数各相毎に直列に接続したものとなっている。122〜124は電流検出器であり、後述する負荷側の交流電動機138に供給される三相出力電流を検出するものである。それから、125〜127はハード信号線、128〜136は伝送路で、各単相マトリクスコンバータ装置112〜120と後述するコントローラ137間の伝達手段である。137はコントローラであり、後述する電流制御器139を内部に備えている。138は交流電動機、139は電流制御器である。この構成のマトリクスコンバータは、電流検出器122〜124で検出した出力電流値をハード信号線125〜127を介してコントローラ137に伝達し、コントローラ137の電流制御器139にて電流検出値と電流指令値とを比較して作成した電圧指令を伝送路128〜136を介して各単相マトリクスコンバータ装置112〜120に伝達し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御している。
特開平11−252992号公報
ところが、従来の直列多重マトリクスコンバータ装置において、直列多重主回路部121は、単相マトリクスコンバータ装置112〜120を複数各相毎に直列に接続したものであるため、各単相マトリクスコンバータ装置112〜120の半導体素子のスイッチング誤差のばらつきなどを起因として、各単相マトリクスコンバータ装置112〜120の電圧出力特性が異なり、負荷側の交流電動機に安定した電力を供給できず、電動機の回転むらや振動の要因となり、電動機にとっては有害であった。また、電動機効率も低下するため、エネルギー損失が増大し、環境に対しても好ましくないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、各単相マトリクスコンバータ装置の半導体素子のスイッチング誤差による影響を低減し電圧出力特性を向上させることにより、負荷側の交流電動機に安定した電力を供給でき、また、電動機効率を向上させ、省エネルギー効果が得られる直列多重マトリクスコンバータを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、半導体素子のスイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換する単相マトリクスコンバータと、前記単相マトリクスコンバータを複数各相毎に直列に接続して、三相出力電圧を負荷側に供給する直列多重マトリクスコンバータであって、三相出力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器で検出した電流検出値と電流指令値とを比較して電圧指令を作成する電流制御器と、 前記電圧指令を前記単相マトリクスコンバータに伝達し三相出力電圧を制御するコントローラとを備えた直列多重マトリクスコンバータにおいて、前記電流指令値を零にしたときの電圧指令を電圧補正値として記憶する電圧補正値記憶部と、前記電圧指令と前記電圧補正値を加算して補正電圧指令を生成し単相マトリクスコンバータに指令する補正電圧指令生成部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直列多重マトリクスコンバータにおいて、前記電圧補正値は、d−q軸電圧補正値であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の直列多重マトリクスコンバータにおいて、前記d−q軸電圧補正値は、電圧指令値と回転速度の関数であることを特徴とするものである。
本発明によると、電流制御器の電流指令値を零にして制御したときの電圧指令から電圧補正値を作成する電圧補正手段を備えるので、電流制御器で作成する電圧指令を電圧補正手段により求めた電圧補正値で補正した電圧指令を各単相マトリクスコンバータ装置に伝達し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御することが可能となり、各単相マトリクスコンバータ装置の半導体素子のスイッチング誤差による影響を低減し電圧出力特性を向上させることができ、負荷側の交流電動機に安定した電力を供給し、電動機効率を向上させ、省エネルギー効果の高い直列多重マトリクスコンバータを提供できる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例を示す直列多重マトリクスコンバータの構成図である。 図1において、100は三相交流電源、101は三相トランス、102は三相トランスの一次巻線、103〜111は二次巻線、112〜114はU相を構成する単相マトリクスコンバータ、115〜117はV相を構成する単相マトリクスコンバータ、118〜120はW相を構成する単相マトリクスコンバータである。また、122〜124は電流検出器、125〜127はハード信号線、128、131、134は各相の1段目のゲート信号、129、132、135は各相の2段目のゲート信号、130、131、136は各相3段目のゲート信号である。 本発明が従来技術と異なる点は以下のとおりである。
コントローラ137は、電流制御器139の電流指令を零にして制御したときの電圧指令から電圧補正値を作成し記憶する電圧補正値記憶部141と、電圧指令を電圧補正値で補正し、新たな電圧指令を生成する補正電圧指令生成部140とを備え、電圧指令を伝送路128〜136を介して各単相マトリクスコンバータ112〜120に伝送し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御するようにした点である。
図2は、電圧補正を示す制御ブロック図である。電流指令を零として電流検出値と比較して比例積分制御を行うものである。すなわち、電流指令が零のため電流制御の出力である電圧指令値は、各単相マトリクスコンバータ装置の半導体素子のスイッチング誤差のばらつきなどを起因として、各単相マトリクスコンバータ装置の電圧出力特性が異なることにより不要な電流が流れるのを抑制する電圧指令であり、電圧指令を記憶し、記憶した電圧指令を電圧補正値とする。
次に動作について説明する。図3は本発明の実施例で、動作のフローチャートを示す。図3(a)は、電圧補正値を記憶するフローチャートである。ステップSA1で速度を増加させ、ステップSA2で電流指令を零にする。ステップSA3で少なくとも電気角で1周期分の電圧指令を記憶する。次にステップSA4で速度が所定の速度に達したかを判定する。速度が所定値に達していれば終了する。達していなければステップSA1にもどる。このように、回転速度を可変にして回転角度ごとの電圧指令が記憶される。次に図3(b)は電圧指令を補正するフローチャートであり、制御時間ごとに繰り返される。まず、ステップSB1では、速度指令と速度からd−q軸電流指令を生成する。ステップSB2では、d−q軸電流指令とd−q軸電流からd−q軸電圧指令を生成する。次にステップSB3で、回転速度と回転角度に対応したd−q軸電圧補正値を読み出して外挿し、電圧補正値を計算する。次にステップSB4で電圧指令に電圧補正値を加算して新たな電圧指令とする。最後にステップSB5で電圧指令を単相マトリクスコンバータに伝送する。
各単相マトリクスコンバータ装置の半導体素子のスイッチング誤差による影響を低減し電圧出力特性を向上させることができ、負荷側の交流電動機に安定した電力を供給し、電動機効率を向上させ、省エネルギー効果を得ることができるので一般産業機械をはじめ多様な用途への適用が期待できる。
本発明の実施例を示す直列多重マトリクスコンバータの構成図 本発明の実施例の電圧補正手段を示す制御ブロック図 直列多重マトリクスコンバータの電圧出力特性改善方法に関するフローチャート 従来技術を示す直列多重マトリクスコンバータの構成図 従来技術の直列多重マトリクスコンバータの構成図 従来技術の直列多重マトリクスコンバータの動作を説明する図
符号の説明
100 三相交流電源
101 三相トランス
102 一次巻線
103〜111 二次巻線
112〜120 単相マトリクスコンバータ
121 直列多重主回路部
122〜124 電流検出器
125〜127 ハード信号線
128〜136 伝送路
137 コントローラ
138 交流電動機
139 電流制御器
140 補正電圧指令生成部
141 電圧補正値記憶部
r、s、t 三相交流端子
a、b 単相交流

Claims (3)

  1. 半導体素子のスイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換する単相マトリクスコンバータと、前記単相マトリクスコンバータを複数各相毎に直列に接続して三相出力電圧を負荷側に供給する直列多重マトリクスコンバータであって、三相出力電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器で検出した電流検出値と電流指令値とを比較して電圧指令を作成する電流制御器と、 前記電圧指令を前記単相マトリクスコンバータに伝達し三相出力電圧を制御するコントローラとを備えた直列多重マトリクスコンバータにおいて、
    前記電流指令値を零にしたときの電圧指令を電圧補正値として記憶する電圧補正値記憶部と、
    前記電圧指令と前記電圧補正値を加算して補正電圧指令を生成し単相マトリクスコンバータに指令する補正電圧指令生成部と、
    を備えることを特徴とする直列多重マトリクスコンバータ。
  2. 前記電圧補正値は、d−q軸電圧補正値であることを特徴とする請求項1記載の直列多重マトリクスコンバータ。
  3. 前記d−q軸電圧補正値は、電圧指令値と回転速度の関数であることを特徴とする請求項2記載の直列多重マトリクスコンバータ。
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