JP6690880B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6690880B2
JP6690880B2 JP2016236652A JP2016236652A JP6690880B2 JP 6690880 B2 JP6690880 B2 JP 6690880B2 JP 2016236652 A JP2016236652 A JP 2016236652A JP 2016236652 A JP2016236652 A JP 2016236652A JP 6690880 B2 JP6690880 B2 JP 6690880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
arm
unit
arms
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016236652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018093662A (ja
Inventor
航平 柏木
航平 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority to JP2016236652A priority Critical patent/JP6690880B2/ja
Publication of JP2018093662A publication Critical patent/JP2018093662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6690880B2 publication Critical patent/JP6690880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
一般に、電力変換装置として、複数のチョッパセルが直列に接続されたMMC(modular multilevel converter)が知られている。チョッパセルは、複数のスイッチング素子及び直流コンデンサで構成される単位変換器である。
例えば、複数の単位変換器がシリアル通信し、シリアル通信する回線の異常に対する運転継続性の高い電力変換装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2015−226387号公報
しかしながら、このような電力変換装置は、アーム内の単位変換器間、アーム間、又は、相間などが互いに関連する制御を行うため、1つの単位変換器が故障すると、故障前と同じ制御ができずに、電力変換装置の運転を継続できなくなることがある。
これを防止するために、コンデンサ電圧の指令値を冗長セル分を考慮した高い値に設定するが、そうすることにより素子のスイッチング損失が増えるため、変換器の損失が増加する。
そこで、本発明の目的は、一部の単位変換器が故障しても、損失を最適化しつつ運転を継続することのできる電力変換装置を提供することにある。
本発明の観点に従った電力変換装置は、電力変換回路を構成し、コンデンサを含む複数の単位変換器で構成された複数のアームと、前記複数のアームの前記複数の単位変換器のコンデンサ電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、前記各アームにおいて、故障している前記単位変換器の数を示す故障数に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための第1の指令値を生成する第1の指令値生成手段と、前記各アームにおいて、前記コンデンサ電圧検出手段により検出された前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び前記第1の指令値生成手段により生成された前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御する複数の単位変換器制御手段と、前記各アームにおいて、前記コンデンサ電圧検出手段により検出された前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び前記第1の指令値生成手段により生成された前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための複数の第2の指令値を生成する複数の第2の指令値生成手段と、前記各アームにおいて、アーム電圧を制御するためのアーム指令値を生成するアーム指令値生成手段と、前記各アームにおいて、前記アーム指令値生成手段により生成された前記アーム指令値及び前記故障数に基づいて、前記複数の第2の指令値生成手段により生成された前記複数の第2の指令値を均一化するための第3の指令値を生成する第3の指令値生成手段とを備える。前記複数の単位変換器制御手段は、前記各アームにおいて、前記第3の指令値生成手段により生成された前記第3の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御する。
本発明によれば、一部の単位変換器が故障しても、損失を最適化しつつ運転を継続することのできる電力変換装置を提供することにある。
本発明の実施形態に係る電力変換装置の制御装置の構成を示す構成図。 本実施形態に係る電力変換装置の構成を示す構成図。 本実施形態に係るハーフブリッジセルのチョッパセルの構成を示す回路図。 本実施形態に係るフルブリッジセルのチョッパセルの構成を示す回路図。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置10の制御装置1の構成を示す構成図である。図2は、本実施形態に係る電力変換装置10の構成を示す構成図である。なお、図面における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
電力変換装置10は、制御装置1、電力変換回路2、直流電源3、及び、変圧器4を備える。
電力変換装置10は、直流電源3から出力される直流電力を三相交流電力に変換し、変圧器4を介して、交流負荷に交流電力を供給する。例えば、交流負荷は、商用電源などの電力系統である。なお、電力変換装置10は、直流電力を単相交流電力に変換する構成でもよい。また、直流電源3は、直流電力を出力するものであれば、発電機、コンバータ、又は蓄電池等、なんでもよい。
電力変換回路2は、単位変換器であるチョッパセルC1,C2,…,CNで構成されるMMC(modular multilevel converter)である。電力変換回路2は、6つのアーム21up,21un,21vp,21vn,21wp,21wn、及び、6つのバッファリアクトル22up,22un,22vp,22vn,22wp,22wnを備える。
各アーム21up〜21wnは、複数のチョッパセルC1〜CNが直列に接続された構成である。ここでは、各アーム21up〜21wnは、2以上のN個(N段)のチョッパセルC1〜CNで構成されているものとする。U相上アーム21up及びU相下アーム21unは、直列に接続され、電力変換回路2のU相を構成する。V相上アーム21vp及びV相下アーム21vnは、直列に接続され、電力変換回路2のV相を構成する。W相上アーム21wp及びW相下アーム21wnは、直列に接続され、電力変換回路2のW相を構成する。
バッファリアクトル22up〜22wnは、電力変換回路2に一定の直流電流を流すためのインピーダンスを有する。U相上バッファリアクトル22upとU相下バッファリアクトル22unは、直列に接続される。U相上バッファリアクトル22upとU相下バッファリアクトル22unとの接続点は、変圧器4のU相端子と接続される。U相上バッファリアクトル22upの正極側には、U相上アーム21upが接続される。U相下バッファリアクトル22unの負極側には、U相下アーム21unが接続される。V相バッファリアクトル22vp,22vn及びW相バッファリアクトル22wp,22wnの構成についても、U相バッファリアクトル22up,22unと同様に構成される。
図3は、本実施形態に係るチョッパセルC1の構成を示す回路図である。なお、全てのチョッパセルC1〜CNは、同様に構成されているため、1つのチョッパセルC1の構成についてのみ説明する。
チョッパセルC1は、ハーフブリッジセルである。チョッパセルC1は、2つのスイッチング素子SWa,SWb、2つの逆並列ダイオードDIa,DIb、及び、コンデンサCPにより構成される。スイッチング素子SWa,SWbは、例えば、IGBT(insulated gate bipolar transistor)又はIEGT(injection enhanced gate transistor)などの半導体素子である。チョッパセルC1は、制御装置1から送信される制御信号Scに含まれるゲート信号により、2つのスイッチング素子SWa,SWbがスイッチング(駆動)する。
2つのスイッチング素子SWa,SWbは、直列に接続される。2つのスイッチング素子SWa,SWbには、それぞれ逆並列ダイオードDIa,DIbが接続される。コンデンサCPは、2つの直列に接続されたスイッチング素子SWa,SWbと並列に接続される。チョッパセルC1の正極端子Tpは、一方の2つのスイッチング素子SWa,SWbの接続点である。チョッパセルC1の負極端子Tnは、負極側に位置するスイッチング素子SWbの負極側の端子(エミッタ)である。
図4は、本実施形態に係るチョッパセルC1aの構成を示す回路図である。特に断りのない限り、図3に示すハーフブリッジセルのチョッパセルC1の代わりに、図4に示すフルブリッジセルのチョッパセルC1aを用いてもよい。
チョッパセルC1aは、図3に示すハーフブリッジセルのチョッパセルC1に、2つのスイッチング素子SWc,SWd、及び、2つの逆並列ダイオードDIc,DIdを加えたものである。スイッチング素子SWc,SWdは、スイッチング素子SWa,SWbと同様の半導体素子である。
2つのスイッチング素子SWc,SWdは、直列に接続される。2つのスイッチング素子SWc,SWdには、それぞれ逆並列ダイオードDIc,DIdが接続される。直列に接続されたスイッチング素子SWc,SWdは、もう一方の直列に接続されたスイッチング素子SWa,SWb及びコンデンサCPと並列に接続される。チョッパセルC1aの正極端子Tpは、一方の2つのスイッチング素子SWa,SWbの接続点である。チョッパセルC1aの負極端子Tnは、もう一方の2つのスイッチング素子SWc,SWdの接続点である。
制御装置1は、各アーム21up〜21wnを構成する各チョッパセルC1〜CNのコンデンサCPの直流電圧(コンデンサ電圧)Vd1,Vd2,…,VdN、及び、各アーム21up〜21wnに流れるアーム電流Iup,Iun,Ivp,Ivn,Iwp,Iwnなどの電力変換回路2に関するデータDaを受信する。制御装置1は、受信したデータDaに基づいて、ゲート信号等が含まれる制御信号Scを各アーム21up〜21wnの各チョッパセルC1〜CNに出力し、各チョッパセルC1〜CNのスイッチング素子SWa,SWbをスイッチング制御する。これにより、電力変換装置10が制御される。
例えば、制御装置1は、電力変換装置10から出力される交流電流を交流電流指令値に追従するように、フィードバック制御をするとともに、各チョッパセルC1〜CNのコンデンサ電圧Vd1〜VdNを直流電圧指令値に追従するように制御をする。交流電流指令値は、制御装置1の上位制御系の装置などから送信される。なお、電力変換装置10が電力系統と連系されている場合、制御装置1は、電力変換装置10の出力電圧と位相を電力系統の系統電圧に対して調整することで、有効電力と無効電力を制御する。
図1を参照して、制御装置1の構成について説明する。図1では、制御装置1におけるU相上アーム21upに関する構成のみを図示している。以降では、U相上アーム21upの制御について主に説明し、他のアーム21un〜21wnの制御については同様に構成されているものとして説明を適宜省略する。
制御装置1は、故障セル検出部11、故障セル数記憶部12、直流電圧指令値生成部13、N個のコンデンサ電圧制御部14C1,14C2,…,14CN、アーム電圧指令値生成部15、アーム電圧制御部16、及び、N個のセル制御部17C1,17C2,…,17CNを備える。
故障セル検出部11は、U相上アーム21upを構成するチョッパセルC1〜CNからそれぞれの状態を把握可能な状態データDsを受信する。故障セル検出部11は、受信したN個の状態データDsに基づいて、各チョッパセルC1〜CNの故障を検出する。故障セル検出部11は、チョッパセルC1〜CNの故障を検出すると、検出した故障しているチョッパセルC1〜CNに関する故障情報が含まれた故障データDfを故障セル数記憶部12に出力する。状態データDsは、チョッパセルC1〜CNが故障しているか否かが判断できる情報であればどのようなものでもよい。例えば、状態データDsは、コンデンサ電圧Vd1〜VdNなどでもよいし、故障か否かを直接的に示す情報でもよい。
なお、制御装置1は、故障を検出したチョッパセルC1〜CNを停止させるものとする。チョッパセルC1〜CNを停止させるには、図3に示すチョッパセルC1の負極側のスイッチング素子SWaをオンさせるなどにより、正極端子Tpと負極端子Tnを短絡させればよい。
故障セル数記憶部12は、故障セル検出部11から受信した故障データDfに基づいて、U相上アーム21upにおける故障しているチョッパセルC1〜CNの個数(故障セル数)Nngを判断する。故障セル数記憶部12は、判断した故障セル数Nngを記憶する。故障セル数記憶部12に記憶されている故障セル数Nngは、直流電圧指令値生成部13及びアーム電圧制御部16により参照される。なお、ここでは、故障セル数Nngは、U相上アーム21upが必要なアーム電圧を出力することが可能な範囲内にあるものとする。即ち、故障セル数Nngは、U相上アーム21upにおける冗長分のチョッパセルC1〜CNの個数以内にあるものとする。なお、故障セル数Nngが冗長分のチョッパセルC1〜CNの個数を超えた場合は、制御装置1は、例えば、電力変換装置10の運転を停止させる。
直流電圧指令値生成部13には、故障セル数Nngに対応する直流電圧指令値Vdr1が予め設定される。直流電圧指令値生成部13は、入力された故障セル数Nngに基づいて、直流電圧指令値Vdr1を生成する。各アーム21up〜21wnにおいて、故障セル数Nngがゼロのとき(故障したチョッパセルC1〜CNが無い場合)の直流電圧指令値Vdr1は全て同じである。即ち、電力変換装置10の初期状態では、全てのアーム21up〜21wnのチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1は同じである。直流電圧指令値生成部13は、生成した直流電圧指令値Vdr1を各コンデンサ電圧制御部14C1〜14CNに出力する。
ここで、電力変換回路2から出力される定格直流電圧は、出力する交流電圧の波高値よりも高くする必要がある。定格直流電圧を出力するには、各アーム21up〜21wnから定格直流電圧の2分の1の電圧を出力する必要がある。したがって、電力変換回路2の定格直流電圧をVdcとすると、直流電圧指令値Vdr1は、次式に基づいて決定される。
Vdr1=Vdc/2(N−Nng) …式(1)
コンデンサ電圧制御部14C1〜14CNには、直流電圧指令値生成部13により生成された直流電圧指令値Vdr1、及び、制御対象のチョッパセルC1〜CNのコンデンサ電圧Vd1〜VdNがそれぞれ入力される。コンデンサ電圧Vd1〜VdNは、各チョッパセルC1〜CNに設けられた検出器などにより検出される。コンデンサ電圧制御部14C1〜14CNは、それぞれコンデンサ電圧Vd1〜VdNを直流電圧指令値Vdr1に追従させるように制御するための直流電圧指令値Vd1r2,Vd2r2,…,VdNr2を生成する。コンデンサ電圧制御部14C1〜14CNは、アーム電圧制御部16、及び、制御対象のチョッパセルC1〜CNを制御するセル制御部17C1〜17CNに、生成した直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2を出力する。
アーム電圧指令値生成部15には、有効電力指令値Pr、無効電力指令値Qr、及び、電流検出器DTiにより検出されたU相上アーム21upに流れるアーム電流Iupが入力される。有効電力指令値Pr及び無効電力指令値Qrは、電力変換回路2から出力される交流電力の有効成分及び無効成分に対する指令値である。例えば、有効電力指令値Pr及び無効電力指令値Qrは、制御装置1の上位制御系の装置などから送信される。アーム電圧指令値生成部15は、有効電力指令値Pr及び無効電力指令値Qrに基づいて、アーム電流を制御するためのアーム電流指令値を生成する。アーム電圧指令値生成部15は、アーム電流Iupが、生成したアーム電流指令値に追従するように、U相上アーム21upから出力されるアーム電圧を制御するためのアーム電圧指令値Vuprを生成する。アーム電圧指令値Vuprは、例えば、比例積分(PI)制御により求める。アーム電圧指令値生成部15は、生成したアーム電圧指令値Vuprをアーム電圧制御部16に出力する。
アーム電圧制御部16には、故障セル数記憶部12に記憶された故障セル数Nng、全てのコンデンサ電圧制御部14C1〜14CNにより生成された直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2、及び、アーム電圧指令値生成部15により生成されたアーム電圧指令値Vuprが入力される。アーム電圧制御部16は、故障セル数Nng、直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2、及び、アーム電圧指令値Vuprに基づいて、U相上アーム21upのアーム電圧をアーム電圧指令値Vuprに追従させる制御をし、U相上アーム21upを構成するチョッパセルC1〜CNのコンデンサ電圧Vd1〜VdNが均一化されるように、直流電圧指令値Vdr3を生成する。コンデンサ電圧Vd1〜VdNの均一化は、例えば、全てのコンデンサ電圧Vd1〜VdNが平均値に近くなるようにする。アーム電圧制御部16は、生成した直流電圧指令値Vdr3を各セル制御部17C1〜17CNに出力する。直流電圧指令値Vdr3は、次式に基づいて生成される。
Vdr3=(Vd1r2+Vd2r2+…+VdNr2)/(N−Nng) …式(2)
ここで、上式において、故障したチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2は、ゼロにされているものとする。
セル制御部17C1〜17CNには、対応するコンデンサ電圧制御部14C1〜14CNにより生成された直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2、及び、アーム電圧制御部16により生成された直流電圧指令値Vdr3がそれぞれ入力される。セル制御部17C1〜17CNは、直流電圧指令値Vd1r2〜VdNr2、及び、直流電圧指令値Vdr3に基づいて、チョッパセルC1〜CNのコンデンサ電圧Vd1〜VdNが均一化され、U相上アーム21upのアーム電圧がアーム電圧指令値Vuprに追従するように、それぞれのチョッパセルC1〜CNを制御するための電圧指令値を生成する。セル制御部17C1〜17CNは、生成したそれぞれの電圧指令値に基づいて、チョッパセルC1〜CNを制御するためのゲート信号を生成する。第1〜第Nセル制御部17C1〜17CNは、生成したゲート信号を出力して、それぞれの制御対象の第1〜第NチョッパセルC1〜CNを制御する。
例えば、各アーム21up〜21wnが12段で構成され、電力変換回路2の定格直流電圧が100[kV]の場合に、U相上アーム21upを構成する12個のチョッパセルC1〜CNのうち2個のチョッパセルC1〜CNが故障したとすると、制御装置1は次のように制御する。
故障前は、U相上アーム21upのチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1を用いて、Vdr1×12=100[kV]÷2が成り立つ。したがって、直流電圧指令値Vdr1=4.17[kV]となる。
故障後は、Vdr1×(12−2)=100[kV]÷2を成り立たせるように直流電圧指令値Vdr1を決定する。したがって、直流電圧指令値Vdr1=5.00[kV]となる。
したがって、制御装置1は、故障したチョッパセルC1〜CNが発生したU相上アーム21upのチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1を5.00[kV]とし、その他のアーム21un〜21wnのチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1を直流電圧指令値Vdr1=4.17[kV]として、電力変換装置10の運転を継続する。
なお、故障の発生していない各アーム21un〜21wnも、U相上アーム21upで故障したチョッパセルC1〜CNと同数のチョッパセルC1〜CNを停止させて、全てのアーム21up〜21wnの直流電圧指令値Vdr1を5.00[kV]としてもよい。
本実施形態によれば、故障したチョッパセルC1〜CNが発生したアーム21up〜21wnの直流電圧指令値Vdr1を故障セル数Nngに応じて増加するように変更する。これにより、各アーム21up〜21wn内のチョッパセルC1〜CN間、上アーム21up,21vp,21wpと対応する下アーム21un,21vn,21wnとの間、又は、相間などのバランス制御を保ちながら、電力変換装置10の運転を継続することができる。
なお、本実施形態において、全てのチョッパセルC1〜CNが正常時の初期状態では、全てのアーム21up〜21wnの段数を同じにし、全てのチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1を同じにしたが、これに限らない。初期状態であっても、各アーム21up〜21wnの段数が異なり、アーム21up〜21wn毎にチョッパセルC1〜CNの直流電圧指令値Vdr1が異なるようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…制御装置、11…故障セル検出部、12…故障セル数記憶部、13…直流電圧指令値生成部、14C1〜14CN…コンデンサ電圧制御部、15…アーム電圧指令値生成部、16…アーム電圧制御部、17C1〜17CN…セル制御部、21up…アーム、C1〜CN…チョッパセル、DTi…電流検出器。

Claims (3)

  1. 電力変換回路を構成し、コンデンサを含む複数の単位変換器で構成された複数のアームと、
    前記複数のアームの前記複数の単位変換器のコンデンサ電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、
    前記各アームにおいて、故障している前記単位変換器の数を示す故障数に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための第1の指令値を生成する第1の指令値生成手段と、
    前記各アームにおいて、前記コンデンサ電圧検出手段により検出された前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び前記第1の指令値生成手段により生成された前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御する複数の単位変換器制御手段と
    前記各アームにおいて、前記コンデンサ電圧検出手段により検出された前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び前記第1の指令値生成手段により生成された前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための複数の第2の指令値を生成する複数の第2の指令値生成手段と、
    前記各アームにおいて、アーム電圧を制御するためのアーム指令値を生成するアーム指令値生成手段と、
    前記各アームにおいて、前記アーム指令値生成手段により生成された前記アーム指令値及び前記故障数に基づいて、前記複数の第2の指令値生成手段により生成された前記複数の第2の指令値を均一化するための第3の指令値を生成する第3の指令値生成手段とを備え、
    前記複数の単位変換器制御手段は、前記各アームにおいて、前記第3の指令値生成手段により生成された前記第3の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1の指令値生成手段は、前記各アームにおいて、前記故障数がゼロのときの前記第1の指令値は同じであること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 電力変換回路を構成し、コンデンサを含む複数の単位変換器で構成された複数のアームを備えた電力変換装置の制御方法であって、
    前記複数のアームの前記複数の単位変換器のコンデンサ電圧を検出し、
    前記各アームにおいて、故障している前記単位変換器の数を示す故障数に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための第1の指令値を生成し、
    前記各アームにおいて、検出した前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び生成した前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御し、
    前記各アームにおいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧及び前記第1の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器の前記コンデンサ電圧を制御するための複数の第2の指令値を生成し、
    前記各アームにおいて、アーム電圧を制御するためのアーム指令値を生成し、
    前記各アームにおいて、前記アーム指令値及び前記故障数に基づいて、前記複数の第2の指令値を均一化するための第3の指令値を生成し、
    前記複数の単位変換器を制御することは、前記各アームにおいて、生た前記第3の指令値に基づいて、前記複数の単位変換器を制御すること
    を含むことを特徴とする電力変換装置の制御方法。
JP2016236652A 2016-12-06 2016-12-06 電力変換装置 Active JP6690880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016236652A JP6690880B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016236652A JP6690880B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018093662A JP2018093662A (ja) 2018-06-14
JP6690880B2 true JP6690880B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=62566420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016236652A Active JP6690880B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6690880B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7239520B2 (ja) * 2020-03-27 2023-03-14 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力装置
CN113691152B (zh) * 2020-05-19 2023-08-22 株式会社日立制作所 电力转换装置以及异常检测方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6012387B2 (ja) * 2012-10-12 2016-10-25 株式会社日立製作所 電力変換装置及び電力変換方法
US9755542B2 (en) * 2014-05-21 2017-09-05 Mitsubishi Electric Corporation Direct-current power transmission power conversion device and direct-current power transmission power conversion method
JP6192114B2 (ja) * 2014-06-26 2017-09-06 東芝三菱電機産業システム株式会社 変換器の試験方法及び試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018093662A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Azer et al. A novel fault-tolerant technique for active-neutral-point-clamped inverter using carrier-based PWM
EP2383878B1 (en) System and method for protection of a multilevel converter
JP6207730B2 (ja) 直流送電電力変換装置および直流送電電力変換方法
Ceballos et al. Three-level converter topologies with switch breakdown fault-tolerance capability
US10128741B2 (en) Power conversion device
Li et al. Three-level active neutral-point-clamped (ANPC) converter with fault tolerant ability
JP2013085325A (ja) 3レベル電力変換回路システム
US20110134666A1 (en) Redundant control method for a polyphase converter with distributed energy stores
WO2019069394A1 (ja) 電力変換装置
JP2013215043A (ja) マルチレベル電力変換装置
JP2018078733A (ja) ハイブリッド型電力変換システム,ハイブリッド型直流送電システム及びハイブリッド型電力変換システムの制御方法
JPWO2019142361A1 (ja) 電力変換装置
JP2014042396A (ja) 自励式電力変換装置
JP6690880B2 (ja) 電力変換装置
JP2015156740A (ja) 電力変換装置
Li et al. Reliability comparison for 3L-NPC and 3L-ANPC converters for drives application
JP2012257361A (ja) 電力変換装置
EP3629472A1 (en) A power system including a multi-phase electrical machine
US10826383B2 (en) Power conversion device
JP5490263B2 (ja) 電力変換装置
JP2018093637A (ja) 電力変換装置
JP2018023230A (ja) 電力変換装置
JP6614704B2 (ja) 電力変換装置
JPH11252992A (ja) 電力変換装置
JP2009219174A (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170613

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6690880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250