JP7239520B2 - 電力装置 - Google Patents
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Description
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電力装置1は、直流遮断器10と、制御装置80と、を備える。本実施形態の電力装置1は、直流遮断装置である。直流遮断器10は、端子11a,11bを含んでおり、端子11a,11bを介して、直流線路に直列に接続される。直流遮断器10および制御装置80は、相互に接続されている。直流遮断器10は、制御装置80に必要なデータを含む信号を送信する。制御装置80は、直流遮断器10から受信した信号や上位制御装置(図示せず)から受信した指令にもとづいて、直流遮断器10に対して、各種設定をする。各種の設定には、直流遮断電流の設定のほか、後述するバイパス指令による主回路のバイパスや主回路の最低限出力電圧の設定等が含まれる。
制御装置80は、Vci判定部82と、バイパス数積算部84と、Vcuvk設定部86と、を含む。Vci判定部82(異常判定手段)は、過電圧しきい値を有する。Vci判定部82は、各コンデンサ26の両端電圧Vci(iは、逆電圧印加回路20の識別番号)を過電圧しきい値と比較する。いずれかのコンデンサ26の両端電圧Vciが過電圧しきい値を超えた場合には、Vci判定部82は、バイパス信号BPiを出力する。
本実施形態の電力装置1の動作について、図2(a)~図2(c)を用いて説明する。
図2(a)は、電力装置1の出力電圧範囲を表す線図である。本実施形態において電力装置1の出力電圧範囲は、Vs(op)で表されており、出力電圧範囲Vs(op)は、N個の逆電圧印加回路20が動作した場合の出力電圧である。
図2(a)に示すように、出力電圧範囲Vs(op)は、最低限出力電圧Vs(min)から最大限出力電圧Vs(max)までの範囲で規定されている。
図2(b)に示すように、すべての逆電圧印加回路20が動作可能(バイパス数kが0)の場合には、最低限出力電圧の設定値Vcuvは、N個の逆電圧印加回路20の最低限出力電圧Vs(min)にもとづいて計算される。具体的には、Vc(min)は、Vs(min)を逆電圧印加回路20の個数Nで除した値となる。設定値Vcuvは、設定精度等を考慮して、Vc(min)に余裕電圧ΔVを加算した値とされる。
図2(c)に示すように、本実施形態では、最低限出力電圧の設定値は、バイパス数に応じてあらかじめ設定される。すべての逆電圧印加回路20が動作しており、バイパス数が0の場合には、設定値はVcuv0とされる。この場合の設定値は、図2(b)において説明した設定値Vcuvと等しい値とすることができる。
上述したように、本実施形態の電力装置1では、逆電圧印加回路20のバイパス数kに応じて、最低限出力電圧の設定値Vcuvkをあらかじめ設定するので、逆電圧印加回路20ごとの出力電圧範囲を広くとることができる。
本実施形態では、多段に直列接続(カスケード接続)された単位変換器を含むモジュラーマルチレベルコンバータ(MMC)形式の電力変換装置に適用する場合について説明する。
図3は、本実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。
図3に示すように、電力装置201は、電力変換器210と、制御装置280と、を備える。この例の電力装置は、交流を直流に変換し、あるいは直流を交流に変換する電力変換装置である。
電力変換器210は、複数の単位変換器220を含む。複数の単位変換器220は、同一の構成を有している。この例においては、単位変換器220が主回路を含んでいる。複数の単位変換器220は、直列(カスケード)接続されている。この例では、N個の単位変換器220が直列に接続されており、アームを構成している。2つのアームは、リアクトル230を介して、直列に接続されている。2つのアームおよびリアクトル230の直列回路は、端子211d,211eの間に接続されている。この例では、三相交流に接続するために、2つのアームおよびリアクトル230の直列回路は、三相交流の各相に対応するように3つ並列に接続されている。
本実施形態では、各アームを構成する単位変換器220の直列数によらず、各アームの出力電圧が一定とされる制御方式が採用される。つまり、単位変換器220のバイパス数が増えるごとに、そのアームを構成する単位変換器220が出力すべき電圧は高くなる。
図4(a)は、フルブリッジ形式の単位変換器220の主回路の構成例を示している。図4(b)は、ハーフブリッジ形式の単位変換器220aの主回路の構成例を示している。
本実施形態の電力装置201では、各単位変換器220が自己の異常の有無を監視する。異常状態の検出は、各単位変換器220が有する制御回路によって行われる。自己の異常状態を検出した制御回路は、自己識別する識別番号“i”とともに異常信号を制御装置280に送信する。
Claims (6)
- 直列に接続された複数の主回路と、
前記複数の主回路を制御するように設けられた制御装置と、
を備え、
前記複数の主回路は、
コンデンサと、
前記コンデンサの両端電圧を出力するように設けられたスイッチ手段と、
前記コンデンサへの充電をバイパスして禁止するように設けられたバイパス手段と、
前記両端電圧を検出するように設けられた電圧検出手段と、
をそれぞれ含み、
前記複数の主回路それぞれのスイッチ手段が閉じることによって、前記コンデンサが直列に接続され、
前記制御装置は、
前記複数の主回路のそれぞれを監視して、異常状態を有する主回路を検出する異常判定手段と、
前記異常判定手段によって異常状態と判定された前記主回路の前記バイパス手段によって前記主回路をバイパスし、前記複数の主回路のうち、バイパスされた前記主回路の数であるバイパス数を積算するバイパス数積算手段と、
前記両端電圧と、あらかじめ設定された前記両端電圧の最低限出力電圧しきい値とを比較して、前記両端電圧が前記最低限出力電圧しきい値よりも低い場合に、前記複数の主回路の動作を停止させる出力電圧設定手段と、
を含み、
前記最低限出力電圧しきい値は、前記バイパス数ごとに設定され、前記バイパス数が多いほど高い値に設定された電力装置。 - 前記バイパス数が多いほど、前記両端電圧は高い値に充電される請求項1記載の電力装置。
- 前記複数の主回路の直列回路に並列に接続された機械式遮断器
をさらに備えた請求項1または2に記載の電力装置。 - 前記複数の主回路は、
第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子よりも低電圧側に設けられ、前記第1スイッチング素子に直列に接続された第2スイッチング素子と、
を含み、
前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子は、前記コンデンサに並列に接続され、
前記スイッチング手段は、前記第1スイッチング素子がオンし、前記第2スイッチング素子がオフすることによって前記両端電圧を出力し、
前記バイパス手段は、前記第1スイッチング素子がオフし、前記第2スイッチング素子がオンすることによって前記主回路をバイパスする請求項1または2に記載の電力装置。 - 交流系統が接続される交流端子と、
直流系統が接続される直流端子と、
をさらに備え、
前記複数の主回路は、前記交流端子と前記直流端子との間に接続された請求項4記載の電力装置。
- 直列に接続された複数の主回路と、
前記複数の主回路を制御するように設けられた制御装置と、
を備え、
前記複数の主回路は、
コンデンサと、
前記コンデンサの両端電圧を出力するように設けられたスイッチ手段と、
前記コンデンサへの充電をバイパスして禁止するように設けられたバイパス手段と、
前記両端電圧を検出するように設けられた電圧検出手段と、
をそれぞれ含み、
前記複数の主回路それぞれのスイッチ手段が閉じることによって、前記コンデンサが直列に接続され、
前記複数の主回路のそれぞれは、
みずからの主回路を監視して、異常状態を検出し、
異常状態と判定された場合に前記みずからの主回路の前記バイパス手段によって前記みずからの主回路をバイパスし、
前記複数の主回路の異常状態を共有して、前記複数の主回路のうち、バイパスされた前記主回路の数であるバイパス数を積算し、
前記両端電圧と、あらかじめ設定された前記両端電圧の最低限出力電圧しきい値とを比較して、前記両端電圧が前記最低限出力電圧しきい値よりも低い場合に、前記複数の主回路のすべての動作を停止させ、
前記最低限出力電圧しきい値は、前記バイパス数ごとに設定され前記バイパス数が多いほど高い値に設定された電力装置。
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Citations (3)
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JP2016010290A (ja) | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置、変換器及び電力変換装置の制御方法 |
JP2017143619A (ja) | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社東芝 | 電力変換装置の制御装置 |
JP2018093662A (ja) | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
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2020
- 2020-03-27 JP JP2020057158A patent/JP7239520B2/ja active Active
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