JP7239520B2 - 電力装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、直流遮断装置や電力変換装置等を含む電力装置に関する。
インバータや整流器等の電力変換装置や、遮断器等といった電力装置は、規定された電圧範囲内で使用されることが求められる。電力系統に連系する電力装置の場合には、厳格な接続条件が定められており、その範囲内で十分な特性、機能を発揮することが必要となる。このような理由から、電力装置には、最低限出力することができる出力電圧レベルを有することがある。
主回路が多段接続された電力装置の場合には、各主回路について、保証すべき最低限の出力電圧が設定される場合がある。
主回路が多段接続される目的のひとつに、冗長化による可用性の向上がある。多段接続された主回路のうち、いくつかが動作停止した場合には、停止した主回路は、バイパスされる。主回路のバイパスの有無にかかわらず、電力装置の出力電圧を十分に確保する必要がある。
特表2016-002319号公報
実施形態は、多段接続された主回路のバイパス数によらず出力電圧を確保できる電力装置を提供する。
実施形態に係る電力装置は、直列に接続された複数の主回路と、前記複数の主回路を制御するように設けられた制御装置と、を備える。前記複数の主回路は、コンデンサと、前記コンデンサの両端電圧を出力するように設けられたスイッチ手段と、前記コンデンサへの充電をバイパスして禁止するように設けられたバイパス手段と、前記両端電圧を検出するように設けられた電圧検出手段と、をそれぞれ含む。前記複数の主回路それぞれのスイッチ手段が閉じることによって、前記コンデンサが直列に接続される。前記制御装置は、前記複数の主回路のそれぞれを監視して、異常状態を有する主回路を検出する異常判定手段と、前記異常判定手段によって異常状態と判定された前記主回路の前記バイパス手段によって前記主回路をバイパスし、前記複数の主回路のうち、バイパスされた前記主回路の数であるバイパス数を積算するバイパス数積算手段と、前記両端電圧と、あらかじめ設定された前記両端電圧の最低限出力電圧しきい値とを比較して、前記両端電圧が前記最低限出力電圧しきい値よりも低い場合に、前記複数の主回路の動作を停止させる出力電圧設定手段と、を含む。前記最低限出力電圧しきい値は、前記バイパス数ごとに設定され、前記バイパス数が多いほど高い値に設定される。
実施形態では、多段接続された主回路のバイパス数によらず出力電圧を確保できる電力装置が実現される。
第1の実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。 図2(a)~図2(c)は、第1の実施形態の電力装置の動作を説明するための線図である。 第2の実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。 図4(a)および図4(b)は、第2の実施形態の電力装置の一部を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電力装置1は、直流遮断器10と、制御装置80と、を備える。本実施形態の電力装置1は、直流遮断装置である。直流遮断器10は、端子11a,11bを含んでおり、端子11a,11bを介して、直流線路に直列に接続される。直流遮断器10および制御装置80は、相互に接続されている。直流遮断器10は、制御装置80に必要なデータを含む信号を送信する。制御装置80は、直流遮断器10から受信した信号や上位制御装置(図示せず)から受信した指令にもとづいて、直流遮断器10に対して、各種設定をする。各種の設定には、直流遮断電流の設定のほか、後述するバイパス指令による主回路のバイパスや主回路の最低限出力電圧の設定等が含まれる。
この例では、電源盤90が直流遮断器10に接続されており、電源盤90によって、直流遮断器10の動作のための電力が供給される。電源盤90は、制御装置80からの電圧指令にもとづいて、主回路の電圧値が設定される。図示しないが、電源盤90は、直流遮断器10の他の回路等の動作のための電力を供給し、制御装置80への電力供給も行う。
直流遮断器10は、逆電圧印加回路20と、充電回路30と、機械式遮断器40,50と、を含む。逆電圧印加回路20は、複数個が直列に接続されている。この例では、逆電圧印加回路20の直列数は、Nである。Nは、2以上の整数である。逆電圧印加回路20の直列回路は、機械式遮断器40に並列に接続されている。機械式遮断器40,50は、直列に接続されており、機械式遮断器40,50の直列回路は、端子11a,11b間に接続されている。本実施形態では、逆電圧印加回路20が主回路であり、主回路の電圧値(後述するコンデンサ26の両端電圧値)が出力電圧範囲を決定する。
なお、直流遮断器10には、機械式遮断器40,50に並列に転流回路をさらに設けてもよく、転流回路によって直流遮断電流のエネルギを転流し、アレスタ等によって転流エネルギを吸収するようにしてもよい。その他、さまざまな構成としてもよい。
逆電圧印加回路20は、スイッチング素子22a,22bと、ダイオード24a,24bと、コンデンサ26と、電圧検出器27と、光サイリスタ28と、を含む。ダイオード24aおよびスイッチング素子22aは、直列に接続されている。ダイオード24aが高電位側であり、スイッチング素子22aは低電位側に接続されている。スイッチング素子22bおよびダイオード24bは、直列に接続されている。スイッチング素子22bが高電位側であり、ダイオード24bは低電位側に接続されている。ダイオード24aおよびスイッチング素子22aの直列回路、スイッチング素子22bおよびダイオード24bの直列回路およびコンデンサ26は、並列に接続されている。スイッチング素子22a,22bは、自己消弧型の半導体素子であり、この例では、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
電圧検出器27(電圧検出手段)は、コンデンサ26の両端電圧を検出するように、コンデンサ26に接続されている。電圧検出器27によって検出されたコンデンサ26の両端電圧Vc~Vcは、制御装置80に送信される。
ダイオード24aおよびスイッチング素子22aの接続ノードは、高電位側の接続端子である。スイッチング素子22bおよびダイオード24bの接続ノードは、低電位側の接続端子である。複数の逆電圧印加回路20は、これらの端子により互いに直列接続されている。もっとも高電位側に接続された逆電圧印加回路20の高電位側接続端子は、機械式遮断器40の高電位側に接続されている。もっとも低電位側に接続された逆電圧印加回路20の低電位側接続端子は、リアクトル12を介して、機械式遮断器40の低電位側に接続されている。リアクトル12は、機械式遮断器40に流れる電流の急峻な時間変化を抑制するために設けられている。
スイッチング素子22a,22b(スイッチ手段)は、直流遮断器10に流れる電流が、制御装置80によって設定された直流遮断電流に達した場合にターンオンする。コンデンサ26には、あらかじめ所定の電圧が充電されており、スイッチング素子22a,22bのターンオンによって、機械式遮断器40の高電位側の端子を基準にして、機械式遮断器40の低電位側の端子に正の電圧が出力される。つまり、逆電圧印加回路20は、機械式遮断器40の高電位側と低電位側との間の電圧を相殺する方向に逆電圧を出力することで、機械式遮断器40に流れている電流を自身に転流する。
光サイリスタ28のアノードは、ダイオード24aおよびスイッチング素子22aの接続ノードに接続されている。光サイリスタ28のカソードは、スイッチング素子22bおよびダイオード24bの接続ノードに接続されている。
光サイリスタ28のゲートは、図示しない光ファイバによって、制御装置80に接続されている。光サイリスタ28(バイパス手段)は、制御装置80から送信されたバイパス信号がゲートに入力されると、ターンオンして、ダイオード24aおよびスイッチング素子22aの接続ノードと、スイッチング素子22bおよびダイオード24bの接続ノードと、を短絡する。2つの接続ノードが短絡されることによって、その逆電圧印加回路20は、逆電圧印加回路20の直列回路から除外、すなわちバイパスされる。
充電回路30は、逆電圧印加回路20のコンデンサ26の両端に接続されている。充電回路30は、電源盤90から供給される電源によって動作し、コンデンサ26の両端電圧が所定の値になるように充電する。
逆電圧印加回路20の直列数N等にもよるが、好ましくは、この例のように、逆電圧印加回路20のバイパス数が増えるごとに、コンデンサ26の両端電圧が高くなるように、制御装置80は、電圧指令値を生成する。制御装置80は、電圧指令値を電源盤90に供給する。電源盤90は、電圧指令値にもとづいて、充電回路30の出力電圧を設定する。充電回路30は、設定した出力電圧となるように、コンデンサ26を充電する。バイパス数に応じたコンデンサ26の両端電圧の値は、直流遮断器10が遮断動作をするときに、逆電圧印加回路20の直列回路が出力する電圧を、バイパス数にかかわらず、ほぼ同じ値となるように設定される。つまり、逆電圧印加回路20のバイパス数が多いほど、コンデンサ26の両端電圧は高い値に設定される。
複数の逆電圧印加回路20には、それぞれを識別することができるように、この例では高電位側から低電位側に1からNの一連番号が付与されている。識別番号1の逆電圧印加回路20の電圧検出器27は、コンデンサ26の両端電圧Vcを出力する。識別番号2の逆電圧印加回路20の電圧検出器27は、コンデンサ26の両端電圧Vcを出力する。以下同様にして、識別番号Nの逆電圧印加回路20の電圧検出器27は、コンデンサ26の両端電圧Vcを出力する。
制御装置80は、逆電圧印加回路20の光サイリスタ28のゲートに供給するバイパス信号を出力する。制御装置80は、識別番号1の逆電圧印加回路20の光サイリスタ28にバイパス信号BPを供給し、識別番号2の逆電圧印加回路20の光サイリスタ28にバイパス信号BPを供給する。以下同様にして、制御装置80は、識別番号Nの逆電圧印加回路20の光サイリスタ28にバイパス信号BPを供給する。
なお、逆電圧印加回路20の識別番号は、各逆電圧印加回路20から出力される両端電圧値を含むデータを識別して、バイパス信号をそのデータを出力した逆電圧印加回路20に供給することができればよく、一連番号に限らず、任意に設定することができる。
制御装置80は、いずれかの逆電圧印加回路20のコンデンサ26の両端電圧が最低限出力電圧を下回った場合には、ゲートブロック信号GBを生成して、各逆電圧印加回路20に送信する。
制御装置80の構成例について説明する。
制御装置80は、Vc判定部82と、バイパス数積算部84と、Vcuvk設定部86と、を含む。Vc判定部82(異常判定手段)は、過電圧しきい値を有する。Vc判定部82は、各コンデンサ26の両端電圧Vc(iは、逆電圧印加回路20の識別番号)を過電圧しきい値と比較する。いずれかのコンデンサ26の両端電圧Vcが過電圧しきい値を超えた場合には、Vc判定部82は、バイパス信号BPを出力する。
なお、Vc判定部82は、異常状態を検出する。Vci判定部82が検出する異常状態とは、過電圧のほか、スイッチング素子22a,22bの短絡故障等、光サイリスタ28でバイパスすることによって、運転を継続可能な軽度の故障をいう。Vc判定部82は、これら軽度な故障を検出し、判定した場合にも異常状態であるとして、バイパス信号BPを出力する。
バイパス数積算部84(バイパス数積算手段)は、Vc判定部82によって過電圧状態のコンデンサ26を有すると判定し、バイパス信号BPを送信してバイパスした逆電圧印加回路20の個数kを積算して記憶する。
Vcuvk設定部86(出力電圧設定手段)は、バイパス数積算部84から逆電圧印加回路20のバイパス数kを取得して、バイパス数kに応じた最低限出力電圧の設定値Vcuvkを設定する。
Vc判定部82(出力電圧設定手段)は、最低限出力電圧の設定値Vcuvkを取得して、最低限出力電圧しきい値として設定する。Vc判定部82は、各コンデンサ26の両端電圧Vcが、過電圧しきい値より低い場合には、最低限出力電圧しきい値Vcuvkと比較する。Vc判定部82は、受信したコンデンサ26の両端電圧Vcが最低限出力電圧しきい値Vcuvk以上の場合には、通常の動作を継続する。Vc判定部82は、受信したコンデンサ26の両端電圧Vcが最低限出力電圧しきい値Vcuvkよりも低い場合には、ゲートブロック信号GBを出力する。ゲートブロック信号GBは、すべての逆電圧印加回路20に供給される。ゲートブロック信号GBは、逆電圧印加回路20のスイッチング素子22a,22bをオフさせる。
Vcuvk設定部86において設定される最低限出力電圧Vcuvkは、バイパス数kが小さいほど、低い値に設定されている。最低限出力電圧Vcuvkは、バイパス数kが増えるごとに、高い値に設定される。最低限出力電圧Vcuvkは、バイパス数kごとにあらかじめ設定されている。上述の構成は、ハードウェアで実現してもよいし、ソフトウェアで実現してもよい、ソフトウェアで実現する場合には、上述の各部は、CPU等の演算装置で実行されるプログラムを構成する1つ以上のステップによって実現される。
図2(a)~図2(c)は、本実施形態の電力装置の動作を説明するための線図である。
本実施形態の電力装置1の動作について、図2(a)~図2(c)を用いて説明する。
図2(a)は、電力装置1の出力電圧範囲を表す線図である。本実施形態において電力装置1の出力電圧範囲は、Vs(op)で表されており、出力電圧範囲Vs(op)は、N個の逆電圧印加回路20が動作した場合の出力電圧である。
図2(a)に示すように、出力電圧範囲Vs(op)は、最低限出力電圧Vs(min)から最大限出力電圧Vs(max)までの範囲で規定されている。
図2(b)および図2(c)は、いずれも、1つの逆電圧印加回路20の出力電圧を表す線図である。いずれの図にも、1つの逆電圧印加回路20における最低限出力電圧Vc(min)が表されており、逆電圧印加回路20のコンデンサ26の両端電圧は、Vc(min)以上で動作することが示されている。
まず、本実施形態の電力装置1の最低限出力電圧の設定のしくみを導入していない場合について説明する。
図2(b)に示すように、すべての逆電圧印加回路20が動作可能(バイパス数kが0)の場合には、最低限出力電圧の設定値Vcuvは、N個の逆電圧印加回路20の最低限出力電圧Vs(min)にもとづいて計算される。具体的には、Vc(min)は、Vs(min)を逆電圧印加回路20の個数Nで除した値となる。設定値Vcuvは、設定精度等を考慮して、Vc(min)に余裕電圧ΔVを加算した値とされる。
逆電圧印加回路20がバイパスされると、バイパス数に応じて、コンデンサ26の両端電圧は高く設定される。バイパス数の最大値NRは、あらかじめ設定されており、逆電圧印加回路20の直列数が、(N-NR)個となるまで、逆電圧印加回路20の直列回路は、直列数がN個のときの電圧にほぼ等しい逆電圧を出力する必要がある。
そのため、バイパス数が最大値NRのときには、最低限出力電圧の設定値Vcuv’は、Vs(min)を(N-NR)で除したものに、余裕電圧ΔVを加算することによって計算される。
図2(b)の例の場合には、最低限出力電圧の設定値は、固定値とされるので、Vcuv’>Vcuvより、最悪値は、Vcuv’となる。つまり、バイパス数にかかわらず、最低限出力電圧を固定値として設定した場合には、設定値は、Vcuv’とする必要がある。バイパス数が少ないときには、最低限出力電圧の設定値が高めに設定されているので、実質的に許容されるコンデンサ26両端電圧の電圧範囲が狭くなる。
次に、本実施形態の電力装置1の場合の最低限出力電圧の設定について説明する。
図2(c)に示すように、本実施形態では、最低限出力電圧の設定値は、バイパス数に応じてあらかじめ設定される。すべての逆電圧印加回路20が動作しており、バイパス数が0の場合には、設定値はVcuv0とされる。この場合の設定値は、図2(b)において説明した設定値Vcuvと等しい値とすることができる。
逆電圧印加回路20のバイパス数が1の場合には、設定値はVcuv1とされる。Vcuv1は、Vs(min)を(N-1)で除したものに余裕電圧ΔVを加算することによって求められる。同様にして、バイパス数kに応じた設定値Vcuvkが計算され、あらかじめ設定される。
逆電圧印加回路20のバイパス数が最大値NRとなった場合には、設定値はVcuvNRとなる。VcuvNRは、Vs(min)を(N-NR)で除したものに余裕電圧ΔVを加算することによって求められる。VcuvNRは、図2(b)で示した設定値Vcuv’と等しい値とすることができる。
本実施形態の電力装置1の効果について説明する。
上述したように、本実施形態の電力装置1では、逆電圧印加回路20のバイパス数kに応じて、最低限出力電圧の設定値Vcuvkをあらかじめ設定するので、逆電圧印加回路20ごとの出力電圧範囲を広くとることができる。
逆電圧印加回路20がバイパスされるのは、逆電圧印加回路20に過電圧印加等を含む異常状態が生じた場合である。つまり、本来の電力装置1では、逆電圧印加回路20のほとんどは正常な状態で動作していることが期待されるので、そのような正常状態における出力電圧は、極力広い範囲で設定されることが望ましい。
図2(b)に示した比較例のように、最低限出力電圧の設定値を固定値とすると、バイパス数が最大のときの最低限出力電圧を設定値とせざるを得ない。そのため、逆電圧印加回路20のほとんどが正常に動作しているにもかかわらず、1つの逆電圧印加回路20の両端電圧が最低限出力電圧を下回ることで、電力装置1自体を停止させてしまうおそれがある。
本実施形態の電力装置1では、逆電圧印加回路20のバイパス数が少ないときには、最低限出力電圧の設定値を十分に低くすることができる。そのため、バイパス数の少ない、より正常な状態に近いときほど、出力電圧範囲を広くすることができる。
上述で説明した例のように、逆電圧印加回路20のバイパス数が増えるにしたがい、逆電圧印加回路20のコンデンサ26の両端電圧を高く設定する場合がある。このような場合に、最低限出力電圧の設定値を固定値とすると、バイパス数が少ないときの方が、コンデンサ26の両端電圧が低めに設定されているので、出力可能な電圧範囲がより狭くなってしまう。このようなシステムの場合でも、本実施形態では、十分な出力電圧範囲を確保することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、多段に直列接続(カスケード接続)された単位変換器を含むモジュラーマルチレベルコンバータ(MMC)形式の電力変換装置に適用する場合について説明する。
図3は、本実施形態に係る電力装置を例示する模式的なブロック図である。
図3に示すように、電力装置201は、電力変換器210と、制御装置280と、を備える。この例の電力装置は、交流を直流に変換し、あるいは直流を交流に変換する電力変換装置である。
電力変換器210は、端子211a~211cおよび端子211d,211eを含む。電力変換器210は、端子211a~211cを介して、交流電源1000に接続される。電力変換器210は、この例のように、変圧器1002を介して、交流電源1000に接続されてもよい。電力変換器210は、端子211d,211eを介して、直流回路(図示せず)に接続される。
交流電源1000および変圧器1002等は、交流系統を構成する要素であってもよい。交流系統は、交流電源1000や変圧器1002のほか、交流負荷や交流の送電線等を含むことができる。
直流回路は、直流系統を構成する要素であってもよい。直流系統は、直流電源や直流負荷、直流送電線等を含むことができる。
制御装置280は、電力変換器210に接続されている。図示しないが、制御装置280は、端子211a~211cおよび端子211d,211eを介して入出力される電圧や電流を入力し、また、単位変換器220のコンデンサの両端電圧を入力して、これらにもとづいて、各単位変換器220の制御のための制御指令を単位変換器220に送信する。制御指令は、各単位変換器の制御動作のためのゲート駆動信号に関する指令や、後述するバイパス指令、ゲートブロック指令等を含むことができる。
電力装置201は、交流電圧を所望の直流電圧に変換して、直流回路に供給する。また、電力装置201は、直流電圧を所望の交流電圧に変換して、交流回路に供給する。電力装置201は、交流-直流間の相互の変換を双方向に行う。電力装置201は、交流-直流間の双方向の変換に限らず、どちらか一方向の変換を行うようにしてもよい。
制御装置280は、各単位変換器220の異常状態の有無を監視している。制御装置280は、単位変換器220のいずれかに異常状態である場合には、その単位変換器220にバイパス指令を送信して、その単位変換器220の出力を短絡することによってバイパスし、その単位変換器220を直列接続から除外する。
制御装置280は、単位変換器220のバイパス数に応じて、単位変換器220の最低限出力電圧の設定値を決定し、設定値を単位変換器220に送信する。すべての単位変換器220は、受信した最低限出力電圧の設定値を設定する。
上述した他の実施形態の場合と同様に、単位変換器220の最低限出力電圧の設定値は、バイパス数が多くなるほど、高い値に設定される。単位変換器220の最低限出力電圧の設定値は、最大のバイパス数NRのときにもっとも高い値とされ、バイパス数がゼロのときには、もっとも低い値とされる。
制御装置280は、各単位変換器220のコンデンサの両端電圧を監視し、いずれかの単位変換器220のコンデンサの両端電圧が最低限出力電圧を下回った場合に、ゲートブロック指令を生成し、各単位変換器220に送信する。
電力変換器210の構成について説明する。
電力変換器210は、複数の単位変換器220を含む。複数の単位変換器220は、同一の構成を有している。この例においては、単位変換器220が主回路を含んでいる。複数の単位変換器220は、直列(カスケード)接続されている。この例では、N個の単位変換器220が直列に接続されており、アームを構成している。2つのアームは、リアクトル230を介して、直列に接続されている。2つのアームおよびリアクトル230の直列回路は、端子211d,211eの間に接続されている。この例では、三相交流に接続するために、2つのアームおよびリアクトル230の直列回路は、三相交流の各相に対応するように3つ並列に接続されている。
3つのリアクトル230の中間タップは、端子211a~211cにそれぞれ接続されている。
電力変換器210は、6個のアームを含んでいるので、6N個の単位変換器220を含んでいる。この例では、すべての単位変換器220は、それぞれを識別できるように識別番号“i”(iは、1~6Nの整数)を有している。識別番号“i”は、図3に示すように、各相ごとに、高電位側から低電位側に向かって一連番号とされている。
各単位変換器220のコンデンサの両端電圧Vcは、識別番号“i”によって識別される。バイパス指令BPも識別番号“i”によって識別される。上述の他の実施形態の場合と同様に、単位変換器220は、単位変換器220同士あるいは制御装置280が識別することができればよく、任意の番号であってよい。
各単位変換器220は、コンデンサの両端電圧Vcを検出して、制御装置280に送信する。各単位変換器220は、制御装置280からバイパス指令BPを受信することができる。バイパス指令BPは、バイパスすべき単位変換器220に送信され、バイパス指令BPを受信した単位変換器220は、バイパス状態に遷移する。
次に、制御装置280の構成例について説明する。
本実施形態では、各アームを構成する単位変換器220の直列数によらず、各アームの出力電圧が一定とされる制御方式が採用される。つまり、単位変換器220のバイパス数が増えるごとに、そのアームを構成する単位変換器220が出力すべき電圧は高くなる。
制御装置280は、異常判定部282と、バイパス数積算部284と、Vcuvk設定部286と、Vc判定部288と、を含む。異常判定部282、バイパス数積算部284およびVcuvk設定部286は、アームごとに設けられる。この例では、電力変換器210は、6つのアームを有するので、6組の異常判定部282、バイパス数積算部284およびVcuvk設定部286が設けられる。Vc判定部288は、アームごとに設けてもよいし、すべてのアームに関する結果をまとめて入力するようにしてもよい。
異常判定部282(異常判定手段)は、各単位変換器220が異常状態にあるか否かを監視する。異常判定部282による異常状態監視は、各単位変換器220から送信されてくる異常信号を受信することによって行われる。異常判定部282は、単位変換器220のいずれかに異常状態が生じたと判定した場合には、異常状態を生じた単位変換器220に対してバイパス指令を生成し、異常状態となった単位変換器220に送信する。
バイパス数積算部284(バイパス数積算手段)は、異常判定部282によってバイパス状態と判定した数を積算してバイパス数kとして記憶する。
Vcuvk設定部286(出力電圧設定手段)は、バイパス数積算部284から単位変換器220のバイパス数kを取得して、バイパス数kに応じた最低限出力電圧Vcuvkを設定する。
Vci判定部288(出力電圧設定手段)は、バイパス数kに応じた最低限出力電圧Vcuvkをしきい値に設定して、各単位変換器220から送信されてくるコンデンサ226の両端電圧VcをVcuvkと比較する。Vc判定部288は、コンデンサ226の両端電圧Vcが最低限出力電圧Vcuvk以上の場合には、通常の動作を継続する。Vci判定部288は、コンデンサ226の両端電圧Vciが最低限出力電圧Vcuvkよりも低い場合には、ゲートブロック指令GBを出力する。ゲートブロック指令GBは、すべての単位変換器220に供給される。ゲートブロック指令GBは、逆電圧印加回路20のスイッチング素子222a~222dをオフさせ、電力変換器210の運転を停止する。上述の構成は、ハードウェアで実現してもよいし、ソフトウェアで実現してもよい、ソフトウェアで実現する場合には、上述の各部は、CPU等の演算装置で実行されるプログラムを構成する1つ以上のステップによって実現される。
図4(a)および図4(b)は、本実施形態の電力装置の一部を例示するブロック図である。
図4(a)は、フルブリッジ形式の単位変換器220の主回路の構成例を示している。図4(b)は、ハーフブリッジ形式の単位変換器220aの主回路の構成例を示している。
図4(a)に示すように、単位変換器220は、4つのスイッチング素子222a~222dを含む。スイッチング素子222a,222bは、直列に接続されている。スイッチング素子222c,222dは、直列に接続されている。スイッチング素子222a,222bの直列回路およびスイッチング素子222c,222dの直列回路は、コンデンサ226に並列に接続されている。電圧検出器227(電圧検出手段)は、コンデンサ226の両端電圧を測定するように、設けられている。
単位変換器220は、端子221a,221bを含んでいる。単位変換器220は、端子221a,221bを介して、他の単位変換器220や端子211d,211eに接続されている。
スイッチング素子222a~222d(スイッチ手段)は、適切にオンオフすることによって、コンデンサ226を適切な電圧になるように充電し、あるいは放電する。コンデンサ226の両端の電圧が出力されることによって、アームごとの出力電圧が決定される。
図示しないが、各単位変換器220は、制御回路を有しており、制御回路は、自己の単位変換器220の異常状態を監視し、異常状態である場合には、異常状態であることを表す信号を制御装置280に送信することができる。単位変換器220の異常とは、たとえば、制御回路に電力を供給する電源回路の故障等の場合である。
単位変換器220が異常状態の場合には、制御装置280からバイパス指令BPが送信される。バイパス指令BPを受信した単位変換器220の制御回路は、単位変換器220をバイパス状態にするように動作する。単位変換器220のバイパス状態は、たとえば、スイッチング素子222b,222d(バイパス手段)をオンし、スイッチング素子222a,222cをオフし、これらの状態を維持することによって実現される。単位変換器220のバイパス状態は、スイッチング素子222a,222c(バイパス手段)をオンし、スイッチング素子222b,222dをオフし、これらの状態を維持するようにしてもよいし、図示しないバイパス専用の短絡スイッチやサイリスタ等のターンオンによって実現してもよい。
ハーフブリッジ形式の場合については、フルブリッジ形式の場合と異なる構成について説明し、同一の構成については説明を省略する。図4(b)に示すように、単位変換器220aは、2つのスイッチング素子222a,222bを含む。2つのスイッチング素子222a,222bは直列に接続され、スイッチング素子222a,222bの直列回路は、コンデンサ226に並列に接続されている。
スイッチング素子222a,222bの直列回路の接続ノードに端子221cが設けられ、コンデンサ226の低電位側に端子221dが設けられている。単位変換器220aは、端子221c,221dを介して、他の単位変換器220aに接続され、あるいは端子211d,211eに接続されている。
単位変換器220aのバイパス状態は、スイッチング素子222bをオンし、スイッチング素子222aをオフされ、これらの状態を維持することによって実現される。単位変換器220aのバイパス状態は、スイッチング素子222aをオンし、スイッチング素子222bをオフし、これらの状態を維持するようにしてもよい。なお、フルブリッジ形式およびハーフブリッジ形式の単位変換器について、バイパス状態を実現するために、スイッチング素子に代えて、端子221a,221b間または端子221c,221d間を短絡するように設けられたスイッチを設けるようにしてもよいし、図示しないバイパス専用の短絡スイッチやサイリスタ等のターンオンによって実現してもよい。
本実施形態の電力装置201では、単位変換器220,220aのいずれかの構成が用いられる。以下、単位変換器220の場合について説明するが、単位変換器220aの場合も同様である。
本実施形態の電力装置201の動作について説明する。
本実施形態の電力装置201では、各単位変換器220が自己の異常の有無を監視する。異常状態の検出は、各単位変換器220が有する制御回路によって行われる。自己の異常状態を検出した制御回路は、自己識別する識別番号“i”とともに異常信号を制御装置280に送信する。
制御装置280では、異常判定部282が異常信号を識別番号“i”とともに受信する。異常判定部282は、バイパス指令BPを生成し、識別番号“i”を有する単位変換器220に送信する。
バイパス数積算部284は、異常判定部282が生成したバイパス指令の個数を積算して記憶する。なお、バイパス指令の積算は、たとえば、アーム単位で行われる。
Vcuvk設定部286は、バイパス数積算部284から現在のバイパス数を取得する。Vcuvk設定部286は、各単位変換器220に設定された最低限出力電圧の設定値Vcuvkを送信する。
各単位変換器220は、最低限出力電圧の設定値Vcuvkを受信して、設定する。
各単位変換器220は、コンデンサ226の両端電圧Vcを測定し、制御装置280に送信する。
制御装置280では、Vc判定部288が両端電圧Vcを入力し、両端電圧Vcを、しきい値に設定された設定値Vcuvkと比較する。両端電圧Vcが設定値Vcuvk以上の場合には、通常の動作を継続する。両端電圧Vcが設定値Vcuvkよりも低い場合には、Vc判定部288は、ゲートブロック指令GBを生成し、すべての単位変換器220に送信する。
このようにして、上述した電力装置1,201は、バイパス数によって出力電圧の範囲が狭まらないようにすることができる。
上述では、制御装置80,280によって、逆電圧印加回路20や単位変換器220の異常判定を行い、バイパス指令を生成するシステムを採用することとしたが、他のシステムを採用してもよい。たとえば、各逆電圧印加回路20や各単位変換器220が異常判定し、逆電圧印加回路20間や単位変換器220間で異常情報を共有し、みずからバイパス動作を行うようにしてもよい。この場合においては、最低限出力電圧の設定も、各逆電圧印加回路20や各単位変換器220が行うようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、多段接続された主回路のバイパス数によらず出力電圧を確保できる電力装置電力装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1,201 電力装置、10 直流遮断器、20 逆電圧印加回路、26,226 コンデンサ、27,227 電圧検出器、28 光サイリスタ、30 充電回路、40,50 機械式遮断器、80,280 制御装置、82 Vc判定部、84 バイパス数積算部、86 Vcuvk設定部、90 電源盤、220 単位変換器、222a~222d スイッチング素子、282 異常判定部、284 バイパス数積算部、286 Vcuvk設定部、288 Vc判定部

Claims (6)

  1. 直列に接続された複数の主回路と、
    前記複数の主回路を制御するように設けられた制御装置と、
    を備え、
    前記複数の主回路は、
    コンデンサと、
    前記コンデンサの両端電圧を出力するように設けられたスイッチ手段と、
    前記コンデンサへの充電をバイパスして禁止するように設けられたバイパス手段と、
    前記両端電圧を検出するように設けられた電圧検出手段と、
    をそれぞれ含み、
    前記複数の主回路それぞれのスイッチ手段が閉じることによって、前記コンデンサが直列に接続され、
    前記制御装置は、
    前記複数の主回路のそれぞれを監視して、異常状態を有する主回路を検出する異常判定手段と、
    前記異常判定手段によって異常状態と判定された前記主回路の前記バイパス手段によって前記主回路をバイパスし、前記複数の主回路のうち、バイパスされた前記主回路の数であるバイパス数を積算するバイパス数積算手段と、
    前記両端電圧と、あらかじめ設定された前記両端電圧の最低限出力電圧しきい値とを比較して、前記両端電圧が前記最低限出力電圧しきい値よりも低い場合に、前記複数の主回路の動作を停止させる出力電圧設定手段と、
    を含み、
    前記最低限出力電圧しきい値は、前記バイパス数ごとに設定され、前記バイパス数が多いほど高い値に設定された電力装置。
  2. 前記バイパス数が多いほど、前記両端電圧は高い値に充電される請求項1記載の電力装置。
  3. 前記複数の主回路の直列回路に並列に接続された機械式遮断器
    をさらに備えた請求項1または2に記載の電力装置。
  4. 前記複数の主回路は、
    第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子よりも低電圧側に設けられ、前記第1スイッチング素子に直列に接続された第2スイッチング素子と、
    を含み、
    前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子は、前記コンデンサに並列に接続され、
    前記スイッチング手段は、前記第1スイッチング素子がオンし、前記第2スイッチング素子がオフすることによって前記両端電圧を出力し、
    前記バイパス手段は、前記第1スイッチング素子がオフし、前記第2スイッチング素子がオンすることによって前記主回路をバイパスする請求項1または2に記載の電力装置。
  5. 交流系統が接続される交流端子と、
    直流系統が接続される直流端子と、
    をさらに備え、
    前記複数の主回路は、前記交流端子と前記直流端子との間に接続された請求項4記載の電力装置。
  6. 直列に接続された複数の主回路と、
    前記複数の主回路を制御するように設けられた制御装置と、
    を備え、
    前記複数の主回路は、
    コンデンサと、
    前記コンデンサの両端電圧を出力するように設けられたスイッチ手段と、
    前記コンデンサへの充電をバイパスして禁止するように設けられたバイパス手段と、
    前記両端電圧を検出するように設けられた電圧検出手段と、
    をそれぞれ含み、
    前記複数の主回路それぞれのスイッチ手段が閉じることによって、前記コンデンサが直列に接続され、
    前記複数の主回路のそれぞれは、
    みずからの主回路を監視して、異常状態を検出し、
    異常状態と判定された場合に前記みずからの主回路の前記バイパス手段によって前記みずからの主回路をバイパスし、
    前記複数の主回路の異常状態を共有して、前記複数の主回路のうち、バイパスされた前記主回路の数であるバイパス数を積算し、
    前記両端電圧と、あらかじめ設定された前記両端電圧の最低限出力電圧しきい値とを比較して、前記両端電圧が前記最低限出力電圧しきい値よりも低い場合に、前記複数の主回路のすべての動作を停止させ
    前記最低限出力電圧しきい値は、前記バイパス数ごとに設定され前記バイパス数が多いほど高い値に設定された電力装置。
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