JP4672392B2 - インバータ装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された電流検出装置は、インバータ装置の順変換部と逆変換部との間に電流検出手段を備え、この電流検出手段で発生する電圧を、各相の端子電圧の組み合わせ信号を発生する論理回路の信号でサンプルホールドして電流を検出するようになっている。
この他にも、インバータ回路の出力端子とモータ巻線との間に2個または3個のDCCT(Direct Current Current Transformer)素子を配置して、インバータ回路の出力電流を直接的に検出する方式がある。
駆動信号に基づいて複数のスイッチング素子を通断電することによりゼロベクトルに対応した電圧と互いに60°の位相差を持つ基本ベクトルに対応した電圧とを出力可能なインバータ回路と、
前記インバータ回路の出力電圧を指令する電圧指令ベクトルに基づいてPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、
前記PWM信号に基づいて前記スイッチング素子の駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
前記インバータ回路への入力電流を検出する入力電流検出手段と、
前記PWM信号と前記検出電流とに基づいて前記インバータ回路の各相の出力電流を得る出力電流検出手段とを備え、
前記PWM信号生成手段は、PWM周期ごとに、前記電圧指令ベクトルを挟むように位置し且つ60°の位相差を持つ2つの基本ベクトルのうち前記電圧指令ベクトルとの位相差が大きい方の基本ベクトルと、この基本ベクトルに対し前記電圧指令ベクトルを挟んで120°の位相差を持つ基本ベクトルと、ゼロベクトルとを選択的に組み合わせることによりPWM信号を生成し、その組み合わせた各基本ベクトルの継続時間が前記電流検出に必要な下限値よりも短い場合には、当該基本ベクトルの継続時間を前記下限値以上に設定するとともに、当該PWM周期の次のPWM周期において当該基本ベクトルの継続時間を短縮補正するように構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について図1ないし図11を参照しながら説明する。
図1は、インバータ装置の電気的構成を示している。このインバータ装置1は、負荷として接続されたブラシレスモータ2(以下、単にモータ2と称す)を駆動するものであって、直流電源回路3、インバータ回路4、制御部5、ゲート駆動回路6および電流検出部7から構成されている。
インバータ回路4を構成するIGBTQ1〜Q6は、それぞれプロセッサ17から出力されるPWM信号Cup〜CwnがHレベルのときにオン駆動され、Lレベルのときにオフ駆動される。各相について、上アーム側のPWM信号と下アーム側のPWM信号が同時にHレベルとなることはなく、デッドタイム期間を除けば上アーム側のPWM信号と下アーム側のPWM信号の何れか一方がHレベルとなっている。
図5は、αβ座標における電圧指令ベクトルVrと基本ベクトルとの関係を示している。ここでは、電圧指令ベクトルVrが、基本ベクトルV1とV2の間に存在し、且つ基本ベクトルV2との位相差が小さい場合を例示している。(a)〜(c)は、基本ベクトルを用いて電圧指令ベクトルVrを得るための3つのベクトル構成を示している。
次に、本発明の第2の実施形態について図12を参照しながら説明する。本実施形態に係るインバータ装置は、第1の実施形態に係るインバータ装置1と同じ電気的構成を備えているが、プロセッサ17がPWM信号生成部の機能として実行する処理内容が一部異なっている。図12は、その処理内容を示すフローチャートであり、図8に示す各ステップと同一の処理を行うステップには同一のステップ番号を付している。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1の実施形態において、2つの基本ベクトルがともに時間Tdに満たない場合には、これら2つの基本ベクトルに対し増分補正をすればよい。
第1の実施形態において、電圧指令ベクトルVrを構成する基本ベクトルの大きさが非常に小さい場合には、基本ベクトルの増分補正を行ったPWM周期の次のPWM周期だけでは短縮補正しきれない場合もある。この場合には、増分補正を行ったPWM周期に続く複数のPWM周期に亘って短縮補正をすればよい。
Claims (5)
- 駆動信号に基づいて複数のスイッチング素子を通断電することによりゼロベクトルに対応した電圧と互いに60°の位相差を持つ基本ベクトルに対応した電圧とを出力可能なインバータ回路と、
前記インバータ回路の出力電圧を指令する電圧指令ベクトルに基づいてPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、
前記PWM信号に基づいて前記スイッチング素子の駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
前記インバータ回路への入力電流を検出する入力電流検出手段と、
前記PWM信号と前記検出電流とに基づいて前記インバータ回路の各相の出力電流を得る出力電流検出手段とを備え、
前記PWM信号生成手段は、PWM周期ごとに、前記電圧指令ベクトルを挟むように位置し且つ60°の位相差を持つ2つの基本ベクトルのうち前記電圧指令ベクトルとの位相差が大きい方の基本ベクトルと、この基本ベクトルに対し前記電圧指令ベクトルを挟んで120°の位相差を持つ基本ベクトルと、ゼロベクトルとを選択的に組み合わせることによりPWM信号を生成し、その組み合わせた各基本ベクトルの継続時間が前記電流検出に必要な下限値よりも短い場合には、当該基本ベクトルの継続時間を前記下限値以上に設定するとともに、当該PWM周期の次のPWM周期において当該基本ベクトルの継続時間を短縮補正するように構成されていることを特徴とするインバータ装置。 - 前記PWM信号生成手段は、基本ベクトルの継続時間を前記下限値以上に延長した場合、当該PWM周期の次のPWM周期において当該基本ベクトルの継続時間を短縮補正しただけでは補正しきれない場合、当該PWM周期に続く複数のPWM周期に亘って短縮補正するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
- 前記PWM信号生成手段は、120°の位相差を持つ2つの基本ベクトルとゼロベクトルとを組み合わせてなる前記PWM信号の他に、前記電圧指令ベクトルを挟むように位置し且つ60°の位相差を持つ2つの基本ベクトルとゼロベクトルとを組み合わせてなるPWM信号を生成可能であって、これら2つのPWM信号のうち何れか一方を選択して出力するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
- 前記PWM信号生成手段は、前記電圧指令ベクトルに対する前記インバータ回路の電圧利用率が所定値以上の場合に、60°の位相差を持つ2つの基本ベクトルとゼロベクトルとを組み合わせてなる前記PWM信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。
- 前記PWM信号生成手段は、前記スイッチング素子のスイッチング回数が少なくなるように前記PWM周期において基本ベクトルに対応する期間とゼロベクトルに対応する期間とを配置することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のインバータ装置。
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