JP2010044529A - 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法 - Google Patents

交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010044529A
JP2010044529A JP2008207376A JP2008207376A JP2010044529A JP 2010044529 A JP2010044529 A JP 2010044529A JP 2008207376 A JP2008207376 A JP 2008207376A JP 2008207376 A JP2008207376 A JP 2008207376A JP 2010044529 A JP2010044529 A JP 2010044529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intersection
vehicle
inflow
route
traffic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008207376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5223533B2 (ja
Inventor
Shigeki Nishimura
茂樹 西村
Masafumi Kobayashi
雅文 小林
Hiroshi Shimoura
弘 下浦
Hiroshi Matsumoto
洋 松本
Masahiro Totani
昌弘 戸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2008207376A priority Critical patent/JP5223533B2/ja
Publication of JP2010044529A publication Critical patent/JP2010044529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223533B2 publication Critical patent/JP5223533B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法を提供する。
【解決手段】制御対象の信号灯器1,1,…の交差点C1をリンク「01」を走行して通過した車両V,V,…の、交差点C1における各分岐方向への分岐率(リンク「08」、リンク「09」及びリンク「10」のいずれへ流出したかの比率)を、リンク「01」までに至る上流のリンク「02」,リンク「03」,…を含む経路別に算出しておき、算出しておいた分岐率に基づいてリンク「01」を走行中の車両V,V,…への信号灯器1の制御を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置に関する。特に、交差点への流入路に流入してきた交通流の流出先を統計的に推定し、交通流をより効率的に流すように最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる交通信号制御装置、交通信号制御装置を構成する交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法に関する。
交差点に設置された信号灯器は、交差点の各流入路の流入交通量に応じて決定された信号制御パラメータに基づいて制御されている。信号制御パラメータとしては、例えば、信号灯器の1周期の時間(例えば、青現示から次の青現示までの時間)であるサイクル長、1サイクル中の各現示が占める時間の割合であるスプリット、交差点間のサイクル開始タイミングの時間差であるオフセットなどがある。
交差点付近の渋滞の発生を抑制し、円滑な交通を実現するためには、信号制御パラメータを最適化する必要があり、種々の技術が開発されている。例えば、交差点を通過する車両を撮像するカメラを感知器として用い、カメラで撮像した撮像画像から交差点を通過した車両の台数を分岐方向別に計測し、計測結果に基づいて信号制御パラメータを決定して信号灯器を制御する信号制御システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−259833号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、交差点毎にカメラを設置する必要があり、システム全体としてのコストが高くなるという問題がある。また、車線の数が多い流入路で構成されるような大きな交差点の場合、1台のカメラで交差点全体を撮像することが困難となり、1つの交差点に複数のカメラを設置する必要がある。この場合、1台の車両の走行状態を複数のカメラで撮像することになり、各カメラで撮像した複数の撮像画像により各車両の分岐方向を判断するためには画像処理が複雑になると共に、精度が低下する可能性も高い。
また、画像処理は、交差点周辺の明るさ、天候などの周囲の環境に影響され易いため、車両でないものを車両と検出する場合、車両を検出できない場合など、検出精度が低下するおそれもある。またカメラのレンズ部の汚れなどにより検出精度が低下する。このため、カメラなどのような画像感知器を用いることなく最適な信号制御パラメータを算出することが望まれていた。
また、特許文献1のシステムでは、分岐方向別に計測した車両台数に基づいて決定した信号制御パラメータを、交差点へ進入してくる各車両に対する信号制御に区別なく用いている。しかしながら、交差点に至るまでの経路に区別なく求められる各分岐方向への比率は、現実に交差点へ進入してくる車両が夫々の分岐方向へ流出する確率を精度良く予測した値とは必ずしも言えない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像感知器を用いることなく最適な信号制御パラメータで信号灯器を精度良く制御することができる交通信号制御装置、該交通信号制御装置を構成する交通パラメータ算出装置、コンピュータを前記交通パラメータ算出装置として動作させるためのコンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る交通信号制御装置は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置において、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定する手段と、前記車両の前記交差点からの流出先を特定する手段と、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出する算出手段とを備え、前記算出手段が算出した分岐率に基づいて、信号灯器の制御を行なうようにしてあることを特徴とする。
第2発明に係る交通信号制御装置は、前記流入路を走行中の複数の車両夫々の、前記流入路に至るまでの流入経路を特定する手段と、前記複数の車両夫々に特定された流入経路に基づき、流入経路別に算出してある分岐率を各車両に対応付ける手段と、分岐率が夫々対応付けられた前記複数の車両についての前記交差点への到着予測交通量の時系列データを含む車両プロファイルを作成する手段とを備え、前記車両プロファイルに基づいて信号灯器の制御を行なうようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る交通パラメータ算出装置は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定する流入経路特定手段と、前記車両の前記交差点からの流出先を特定する流出先特定手段と、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
第4発明に係る交通パラメータ算出装置は、前記流入経路特定手段が特定した複数の異なる経路に夫々対応付けて、前記流出先特定手段が特定した前記交差点からの流出先毎の車両台数を記憶する記憶手段を備え、前記算出手段は、前記記憶手段が記憶した流出先毎の車両台数を用いて分岐率を算出するようにしてあることを特徴とする。
第5発明に係る交通パラメータ算出装置は、各車両の複数の時点における位置情報を取得する取得手段を備え、前記流入経路特定手段は、前記取得手段が取得した車両の位置情報に基づき夫々の流入経路を特定するようにしてあることを特徴とする。
第6発明に係る交通パラメータ算出装置は、前記算出手段が算出した分岐率に基づいて信号制御パラメータを算出する手段を更に備えることを特徴とする。
第7発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定するステップ、前記車両の前記交差点からの流出先を特定するステップ、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出するステップ、並びに、算出した分岐率に基づいて、信号灯器の制御を行なうステップを実行させることを特徴とする。
第8発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するために用いる交通パラメータを算出させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定するステップ、前記車両の前記交差点からの流出先を特定するステップ、並びに、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出するステップを実行させることを特徴とする。
第9発明に係る交通信号制御方法は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御方法において、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定し、前記車両の前記交差点からの流出先を特定し、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出し、算出した分岐率に基づいて前記信号灯器の制御を行なうことを特徴とする。
第10発明に係る交通パラメータ算出方法は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定し、前記車両の前記交差点からの流出先を特定し、特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出することを特徴とする。
第1発明、第3発明、第7発明乃至第10発明では、交差点を通過した車両について夫々、制御対象である信号灯器に対応する流入路に至るまでの上流経路を含む流入経路、及び交差点からの流出先が特定される。交差点へ到達するまでの流入経路別に、実際に交差点で左折したか、直進したか、又は右折したかの交差点での複数の流出先への流出量の割合である分岐率が算出される。例えば、交差点の流入路へ直進により進入してきた車両よりも、左折により前記流入路へ進入してきた車両の方が、前記交差点で再度左折する可能性は低いことが推定される。つまり、交差点へ到達するまでの流入経路によって、車両が交差点でいずれの方向へ流出するかの比率は異なるはずである。信号灯器の制御を行なう場合、流入路へ進入してきた車両のそれまでの経路に応じた分岐率に基づいて効果的に信号灯器の制御を行なうことが可能となる。
第2発明では、第1発明にて既に算出された、交差点を通過した車両の流入経路別の分岐率が用いられる。交差点における制御対象である信号灯器に対応する流入路を走行中の各車両について、流入路に至るまでの流入経路が特定される。そして、既に算出してある流入経路別の分岐率を用い、各車両について特定された経路に対応する分岐率が取得される。更に、交差点に到着する予測交通量の時系列データを含み、且つ各車両の分岐率が対応付けられることにより、一定時間後に各車両がいずれの流出先へ分岐する可能性が高いかなどの車両の情報を示す車両プロファイルが作成される。そして、信号灯器の制御は、車両プロファイルに基づいて行われる。これにより、流入路を走行中の車両の分岐方向が精度よく推定でき、より最適な信号制御が可能になる。
第4発明では、交差点を通過した車両について夫々特定される流入経路別に、交差点からの流出先毎の車両台数が記憶され、累積的に記憶された流出先毎の車両台数に基づいて分岐率が算出される。車両が実際に交差点を通過していずれかの流出先へ流出するかが記憶されることにより、現実に即した分岐率を用いた信号制御が可能となる。
第5発明では、車両の流入路に至るまでの流入経路を各車両の複数の時点における位置情報に基づき特定する。各車両の位置情報は、GPS(Global Positioning System)を利用して時系列に取得された位置情報でもよいし、道路上に設置される光ビーコンを通過したことを示す情報に基づいて特定される位置情報でもよい。これにより、既存の設備を用いて精度よく車両の流入経路又は流出先を特定して車両の分岐方向を精度よく推定することができ、より最適な信号制御が可能になる。
第6発明では、信号灯器を制御するための信号制御パラメータが、分岐率に基づいて算出される。交差点へ到達する車両のそれまでの流入経路によって、車両が交差点でいずれの方向へ流出するかの比率は異なるはずであるところ、各車両の経路に応じた分岐率に基づいて効果的に信号灯器の制御を行なうことが可能となる。
本発明による場合、交差点へ到達する車両が交差点への流入路に至るまでの流入経路に応じて異なる分岐率が得られることにより、交通流をより効果的に流すように最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る交通信号制御装置を用いた信号灯器の制御の概要を示す模式図である。図1の模式図は、交通道路の略示上面図を表わしている。
図1中の符号1,1,…は、信号灯器であり、符号2,2,…は本発明の交通信号制御装置を適用した交通信号制御機であり、符号3,3,…は車両感知器であり、符号Vは車両を示している。図1の模式図の交通道路の例では、直線道路上に3つの交差点C1,C2,C3が有り、交差点C1は十字路、交差点C2及び交差点C3はT字路である。交差点C2へつながる道路上には交差点C4が有り、交差点C4はT字路である。交差点C1〜C4はいずれも信号灯器1,1,…が設置され、交通が制御される。各交差点C1,C2,C3,C4に設置されている信号灯器1,1,…は夫々、各交差点C1,C2,C3,C4付近に設置されている交通信号制御機2と接続されており、交通信号制御機2により制御される。
また図1の模式図に示すように、交通道路上の交差点C1,C2,…間の区間は夫々、リンクとして区切られ、番号などの識別情報により識別が可能である。図1の模式図では、交差点C1,C2間の交差点C1へ向かう区間がリンク「01」、交差点C2,C3間の交差点C2へ向かう区間がリンク「02」と識別される。交差点C1,C2,C3を有する直線道路上の、交差点C3へ向かう区間がリンク「03」、交差点C3へT字につながる道路上の交差点C3へ向かう区間がリンク「04」と識別される。交差点C2へT字につながる道路上の交差点C2,C4間の交差点C2へ向かう区間がリンク「05」、前記道路上の交差点C4へ向かう区間がリンク「06」、前記道路に交差点C4にてT字につながる道路の交差点C4へ向かう区間がリンク「07」と識別される。更に、交差点C1の十字路においてリンク「01」から交差点C1を直進して進む分岐方向にある区間はリンク「08」、左折して進む分岐方向にある区間は「09」、右折して進む分岐方向にある区間は「10」と識別される。
本実施の形態における車両感知器3,3,…は、各々が設置されるリンクにおける車両の交通量を計測する。車両感知器3,3,…には光ビーコンを利用することができる。光ビーコンが利用される場合、車両感知器3,3,…は車両V,V,…に搭載された車載器との双方向通信機能を有する。車両感知器3,3,…は、車両V,V,…が通信可能領域を通過した場合に、車載器から車載器の識別情報、及び直前に通過したビーコン番号等を含む車両情報を受信することができる。車両感知器3,3,…は、受信した情報を自身の識別情報と共に交通信号制御機2,2,…へ送信することが可能である。なお、各車載器はGPS(Global Positioning System)受信機能を有し、一定時間が経過する都度に自車位置を特定して時系列の位置情報として保持し、車両感知器3,3,…の通信可能領域を通過した場合に、車両感知器3,3,…へ送信する構成としてもよい。
又は、各車両感知器3,3,…からの情報は一旦、図示しない車両情報収集装置で収集され、車両情報収集装置から各交通信号制御機2,2,…へ送信される構成としてもよい。又は、各車載器が一定時間が経過する都度に、GPSに基づく自車位置を示す位置情報を特定し、特定する都度、図示しない路側機へ位置情報を無線にて送信し、路側機から各車両の位置情報が交通信号制御機2,2,…へ送信される構成としてもよい。更には、各車載器は、GPS受信機能、又は光ビーコンから受信するビーコンの識別情報などに基づいて自車位置を一定周期で特定して保持し、保持した各時点での自車位置を位置情報としてまとめ、交通信号制御機2,2,…へ無線にて送信する構成としてもよい。
交通信号制御機2,2,…は、車両感知器3,3,…から送信される情報に基づいて、各車両V,V,…の時系列の位置情報、付近のリンクにおける交通量等を算出して記憶し、信号灯器1,1,…の制御に用いる。そして本発明に係る交通信号制御装置を適用した交通信号制御機2,2,…は更に、対応する交差点C1,C2,C3,C4に流入するリンク上を走行する車両Vが、交差点C1,C2,C3,C4で左折、直進又は右折の内のいずれの流出先へ進むかの分岐率を統計的に、過去に交差点C1,C2,C3,C4を通過した車両V,V,…の情報から算出し、算出した分岐率、分岐率を用いて算出される信号制御パラメータなどの交通パラメータを用いて信号制御を行なう。
以下に、このような信号制御を実現するための交通信号制御機2の構成、及び交通パラメータの算出処理について詳細を説明する。図2は、実施の形態1における交通信号制御機2の内部構成を示すブロック図である。交通信号制御機2は、マイコン(マイクロコンピュータ)を利用した制御部20と、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、ハードディスク等を利用した記憶部21と、ネットワークコントローラを利用した通信部22と、信号灯器1,1,…の駆動を制御する灯器駆動部23とを備える。
記憶部21には、コンピュータを本発明に係る交通信号制御装置として機能させる制御プログラム2Pが記憶されている。制御部20は、記憶部21から制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、交通パラメータの算出及び信号制御を実現する。なお、記憶部21には、後述する経路テーブル24が記憶されている。
通信部22は、交通信号制御機2と車両感知器3,3,…との通信を実現する機能を有する。通信部22は有線又は無線により、車両感知器3,3,…と通信可能である。なお、車両感知器3,3,…からの車両情報を車両情報収集装置(図示せず)経由にて受信する場合もある。通信部22は、車両感知器3,3,…のみならず、車両情報収集装置、又は図示しない交通管制センタの中央装置との通信を実現する機能を有していてもよい。制御部20は、通信部22により車両感知器3,3,…から車載器(車両)の識別情報及び車両感知器3,3,…の識別情報を受信する都度、記憶部21に記憶する。制御部20は、車載器から送信されるGPSに基づく位置情報を受信し、記憶部21に記憶してもよい。
灯器駆動部23は、信号灯器1,1,…の各灯色に対応した半導体リレーを備えており、制御部20からの指示により、商用電源(図示せず)からの電力の供給のオン/オフを切り替えることにより、信号灯器1,1,…の各灯色の点灯/消灯を制御する。
上述のようなハードウェア構成を有する交通信号制御機2にて、制御部20が記憶部21の制御プログラム2Pを読み出して実行することによって行なう処理について説明する。
図3は、実施の形態1における交通信号制御機2の制御部20が行なう経路テーブル24の作成処理の一例を示すフローチャートである。なお制御部20は、1日に1回等の所定の頻度で以下に示す処理を実行する。また、以下の説明では、交通信号制御機2は、交差点C1付近に設置されており、交差点C1への流入路であるリンク「01」に対応する信号灯器1の制御に注目して説明する。
制御部20は、車両感知器3,3,…から受信した車両情報に基づき、処理のインターバルの間にリンク「01」を走行した車両V,V,…(複数)を特定する(ステップS1)。具体的には制御部20は、各車両感知器3,3,…から送信される都度に記憶部21に記憶した車両情報に基づき、リンク「01」を走行した車両V,V,…を特定する。車両情報には、車両V,V,…を夫々識別する車載器の識別情報、及び車両感知器3,3,…、即ち走行したリンクを識別するビーコン番号が含まれている。したがって制御部20は、リンク「01」を含む車両情報に同様に含まれる車載器(車両)の識別情報を特定する。
ステップS1において制御部20は、各車両V,V,…からGPSに基づく位置情報を取得して記憶している場合、リンク「01」に相当する位置情報に関連付けられる車両V,V,…の識別情報を特定する。
次に制御部20は、ステップS1にて特定した車両V,V,…の軌跡情報(時系列の位置情報)を取得する(ステップS2)。具体的には制御部20は、特定した車両V,V,…の識別情報を含む車両情報を用い、車両情報に含まれる車両感知器3,3,…の識別情報によって、車両V,V,…がいずれの光ビーコンを通過してきたかを示す軌跡情報を作成する。また、制御部20が車載器から送信されるGPSに基づく位置情報を受信する場合、各車両V,V,…の軌跡を示す軌跡情報を作成する。なお、車両V,V,…の軌跡情報は予め、車両感知器3,3,…から受信する都度に作成して記憶部21に記憶しておき、ステップS2にてこれらの軌跡情報を取得する。
制御部20は、各車両V,V,…の軌跡情報に基づき、各車両V,V,…のリンク「01」に至るまでの上流リンクを含む流入経路を特定する(ステップS3)。このとき特定される流入経路に含まれるリンクの数は例えば3つとする。リンクの数は、3に限らず2又は4等でも構わない。また、特定する流入経路に含まれるリンクの数は、流入経路の長さ、即ち含まれるリンクの長さの和によって決定され、各流入経路で含まれるリンクの数が異なる構成でもよい。各リンクの長さは長短多様であるので、リンクの数で特定する場合、各流入経路の長さに差異が生まれる。リンクの長さの和によって決定することにより、特定される流入経路の長さを同程度に揃えることができ、各流入経路間で均衡を保ちつつ、後述の分岐率を算出することが可能となる。
次に制御部20は、各車両V,V,…が交差点C1を通過した後の流出先のリンク(「08」、「09」又は「10」のいずれか)を特定する(ステップS4)。制御部20は、ステップS3にて特定した流入経路別に、流出先毎の車両台数を算出し(ステップS5)、算出した車両台数を経路テーブル24に記憶し(ステップS6)、処理を終了する。
なお、ステップS6において制御部20は、過去に算出して記憶してある車両台数に上書きするように記憶し、過去に記憶されている流入経路とは異なる新たな流入経路が特定された場合は、追加して記憶する。
上述の処理によって作成され、記憶される経路テーブル24の具体例を説明する。図4は、実施の形態1における交通信号制御機2の制御部20により作成される経路テーブル24の内容例を示す説明図である。図4に示す例も、交差点C1付近に設置されており、交差点C1への流入路であるリンク「01」に対応する信号灯器1の制御に注目した場合の例である。
図4の内容例に示すように、経路テーブル24には、リンク「01」に至るまでの流入経路を識別する番号(No.)と、走行したリンクの識別情報にて示される流入経路の内容と、各流入経路を利用した車両V,V,…の走行台数と、各流入経路を利用した車両V,V,…の内、交差点C1で直進してリンク「08」へ流出した車両台数と、左折してリンク「09」へ流出した車両台数と、右折してリンク「10」へ流出した車両台数とを含む。
図4の内容例では、経路No.1は、リンク「03」、リンク「02」を走行、即ち交差点C3,C2を直進してリンク「01」に至る流入経路を示している。経路No.1を走行した車両V,V,…の台数は80台であって、その内の60台が交差点C1で直進し、10台が夫々左折及び右折をしたことを示している。経路No.2は、リンク「04」、リンク「02」を走行、即ち交差点C3を左折、交差点C2を直進してリンク「01」に至る流入経路を示している。経路No.2の経路を走行した車両V,V,…の台数は20台であり、その内の15台が交差点C1で直進し、5台が右折しており、左折した車両V,V,…はゼロ台であったことを示している。同様に経路No.3は、リンク「06」、リンク「05」を走行、即ち交差点C4を直進、交差点C2を左折してリンク「01」に至る経路を示している。経路No.3の経路を走行した車両V,V,…の台数は30台であり、その内の25台が交差点C1で直進し、5台が右折しており、左折した車両V,V,…はゼロ台であったことを示している。経路No.4は、リンク「07」、リンク「05」を走行、即ち交差点C4を右折、交差点C2を左折してリンク「01」に至る流入経路を示している。経路No.4の経路を走行した車両Vは1台であって、当該車両Vは交差点C1で直進したことを示している。
このように、実際に交差点C1で左折したのか、直進したのか、又は右折したのか、交差点C1における実情に即した各流出先への流出量が累積的に記憶される。なおこのときの交差点C1におけるリンク「01」からの分岐率は夫々、流出先毎の車両台数を全流出先の車両台数の総和で除算した値として算出することができる。
上述の例では1日に1回などの所定の頻度で処理を実行し、処理のインターバルの間にリンク「01」を走行した車両V,V,…全てを区別せずに経路テーブル24を作成した。制御部20は、時間帯別に車両台数を算出して記憶するようにしてもよい。朝の時間帯は左折が多く、昼間及び夜間は直進が多いなど、時間帯別に分岐率が変動するような交差点では、時間帯別に統計をとることによってより精度よい制御が可能となる。
次に、記憶部21に記憶される経路テーブル24から算出される分岐率を用いて、各交通信号制御機2,2,…にて行なわれる信号制御処理について説明する。図5は、実施の形態1における交通信号制御機2の制御部20による信号制御処理の一例を示すフローチャートである。
制御部20は、車両感知器3,3,…から受信した車両情報に基づき、現在リンク「01」上を現在走行している車両V,V,…を特定する(ステップS11)。具体的には制御部20は、過去所定時間以内に受信して記憶部21に記憶した車両情報を参照し、リンク「01」を含み、リンク「08」、「09」及び「10」の何れの情報も含まない車両情報に対応する車載器(車両)の識別情報を特定する。
制御部20は、ステップS11にて特定した車両V,V,…の軌跡情報を取得する(ステップS12)。軌跡情報の取得の具体的な内容は、図3のフローチャートに示した処理手順におけるステップS2と同様である。
制御部20は、各車両V,V,…の軌跡情報に基づき、各車両V,V,…のリンク「01」に至るまでの上流リンクを含む流入経路を特定する(ステップS13)。このとき特定するリンクの数は、経路テーブル24に記憶されている各経路の内容と同様にリンク「01」以外3つとする。特定する流入経路に含まれるリンクの数は3に限らず、図3のフローチャートに示した処理手順におけるステップS3におけるリンクの数と同様に、他の数でもよいし、流入経路の長さによって決定される構成としてもよい。
制御部20は、記憶部21の経路テーブル24を参照し、ステップS13で特定した各車両V,V,…の経路に対応する分岐率を夫々算出する(ステップS14)。
分岐率の算出処理の例を図4の説明図を用いて説明すると以下のようになる。制御部20は、ステップS13にて、リンク「01」を現在走行中の車両Vがリンク「01」までに至るまでの流入経路を、経路No.1(「03」→「02」→「01」)であると特定したとする。この場合、制御部20は、左折率を0.125(=10/80)、直進率を0.75(=60/80)、右折率を0.125(=10/80)と算出する。左折及び直進は、信号灯器1における制御では同一の現示に対応するから、制御部20は、左折・直進率を0.875(=70/80)、右折率を0.125(=10/80)と算出してもよい。
次に制御部20は、ステップS14にて算出した分岐率を用いて、車両プロファイルを作成する(ステップS15)。ここで車両プロファイルは基本的に、制御対象の信号灯器1に対応する停止線へ到着する車両V,V,…の予測流入量の時間分布である。ステップS15にて作成される車両プロファイルには、各車両V,V,…には、夫々の流入経路に基づいて算出された分岐率が対応付けられている。即ち、ステップS15で作成される車両プロファイルには例えば、リンク「01」を走行中の車両V,V,…の内の10台が停止線に10秒後までに到着するが、その内の5台は経路No.1を走行してきたために左折・直進率が0.875、右折率が0.125であり、残りの3台は経路No.3を走行してきたために左折・直進率が0.833、右折率が0.167であるとの情報が含まれる。
このとき制御部20は車両プロファイルとして、各車両毎に算出した分岐率の平均の時間分布を算出してもよい。つまり制御部20は、t秒後に到達する各車両V,V,…の各流出先に対する分岐率α(左折・直進率)、β(右折率)の平均<α>t、<β>tを以下の式(1)に示すように算出する。
Figure 2010044529
なお、ここでt秒後までに交差点に到達する車両V,V,…には、車載器が搭載されておらず、過去の経路を特定できない車両V,V,…も含まれているはずである。そこで、経路が不明な車両V,V,…については、経路別に算出されていない分岐率を用いて上述の平均の算出に組み込む。経路別に算出されていない分岐率とは単純に、リンク「01」を走行した車両台数の内、左折車両台数の比率、直進車両台数の比率、右折車両台数の比率を夫々算出した値である。
そして制御部20は、ステップS15にて作成した車両プロファイルに基づき、信号灯器1,1,…を制御するための信号制御パラメータを算出し(ステップS16)、処理を終了する。
ステップS16で算出される信号制御パラメータには例えば、信号灯器の1周期の時間(例えば、青現示から次の青現示までの時間)であるサイクル長、1サイクル中の各現示が占める時間の割合であるスプリット、交差点間のサイクル開始タイミングの時間差であるオフセットがある。
図6は、制御部20により作成される車両プロファイルの内容例を示す説明図である。図6では、交差点C1を中心に描いており、交差点C1付近を拡大して示している。また、図6中の下部から上部へ交差点C1へ向かうリンク「01」を示し、異なる流入経路を走行してきた車両V1,V2,…がリンク「01」を走行中であることを示している。
図6に示すように、車両V1,V2がリンク「01」を走行中であることは、車両V1,V2に搭載されている車載器から送信された情報が車両感知器3,3…を介して交通信号制御機2で車両情報が受信されていることにより、交通信号制御機2にて特定可能である。制御部20は、リンク「01」を走行中の車両として車両V1,V2の軌跡情報を取得し(S12)、上流リンクを含む流入経路を夫々特定し(S13)、車両V1の左折・直進率がα1、右折率がβ1であり、車両V2の左折・直進率がα2、右折率がβ2であると算出する(S14)。図中の車両V1,V2における白抜きの矢印は分岐率の大きさを示しており、車両V1の直進率が他の分岐方向(流出先)への分岐率よりも高く、車両V2の右折率が他の分岐方向への分岐率よりも低いことを示している。
図6の右側には車両プロファイルが模式的に示されている。図6の例では、交差点C1の信号灯器1に対応する停止線よりも上流側(図の下部)を走行中の車両V1,V2,V,V,…の台数が時間t1又は時間t2等において観測されている。時間t1及びt2にて観測された車両V,V,…が、設定した速度で走行するとの仮定に基づき、現時点t3以降に停止線へ到着する車両V,V,…の台数の時間分布が予測されている。より具体的には、車両プロファイルは、リンク「01」上に複数設置された車両感知器3,3,…の内の上流側の車両感知器3にて検知された車両V,V,…の情報、及び、更に上流の隣接交差点C2における信号制御機2から入手される予測流出交通量を用いて、現在から数分先の未来の交通量である。リンク「01」上に車両感知器3,3,…が設置されていない場合には、上流の交差点C2における予測流出交通量により推定される。
そして、各時点での車両台数には上述のように分岐率が対応付けられている。t秒後からt´秒後までの間には車両V,V,…がN台到着することが予測され、N台の車両V,V,…夫々に分岐率αk(k=1,…,N)が対応付けられている。このように車両プロファイルが作成されることにより、信号灯器1,1,…を制御する交通信号制御機2では、何秒後に全体としていずれの分岐方向へ流出する可能性が高い車両V,V,…がどの程度の台数来るのかを認識し、これに応じて信号制御を行なうことが可能となる。具体的には、右折率が比較的高い場合には、右折青矢印の信号現示における青時間の長さを所定時間長くした信号制御パラメータをステップS16にて算出するなどする。
このように、交差点への流入路へ進入してきた車両V,V,…の流入路に至るまでの経路に応じて、車両V,V,…が交差点でいずれの分岐方向へ流出する可能性が高いかを示す分岐率を統計的に推定することができる。各車両V,V,…の分岐率に基づき、信号灯器1,1,…におけるいずれの現示の期間を長くすると効果的かを推定することができ、交通流をより効果的に流すように最適な信号灯器の制御を行なうことが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、交通信号制御機2の制御部20は、信号制御パラメータを、分岐率を含む車両プロファイルに基づき作成する構成とした。本発明ではこれに限らず、MODERATO(Management by Origin-Destination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御を用いることもできる。以下、MODERATO制御に基づき信号制御パラメータを作成する場合について説明する。
実施の形態2では、交通信号制御機2の制御部20による信号制御処理以外は、交通道路に設置される信号灯器1,1,…及び車両感知器3,3,…、交通信号制御機2のハードウェア、制御部20による経路テーブル24の作成処理等は実施の形態1と同様である。したがって、相違点である制御部20による信号制御処理について、実施の形態1と同一の符号を付して以下に説明する。
図7は、実施の形態2における交通信号制御機2の制御部20による信号制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順の内、実施の形態1の図5のフローチャートに示した処理手順と共通する処理手順については同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
制御部20は、現在リンク「01」を走行している車両V,V,…を特定し(S11)、特定した車両V,V,…の軌跡情報を取得し(S12)、軌跡情報に基づいて上流リンクを含む流入経路を特定する(S13)。そして制御部20は、各車両V,V,…の流入経路に対応する分岐率を夫々算出する(S14)。
次に制御部20は、車両感知器3,3,…から送信されて記憶してある車両情報に基づき、交差点C1における交通量、待ち行列台数を算出する(ステップS21)。制御部20は、ステップS14にて算出した分岐率、並びにステップS21にて算出した交通量及び待ち行列台数を用いて交差点C1における負荷率を算出する(ステップS22)。
次に制御部20は、ステップS22で算出した負荷率を用い、信号制御パラメータを算出し(ステップS23)、処理を終了する。
ステップS22において制御部20は、負荷率の算出を例えば以下のように行なう。図8は、交差点C1における信号灯器1,1,…の1サイクル中の現示を示す説明図である。なお、図8の例では、交差点C1へ向かうリンク「01」を流入路R1、リンク「09」に対向して交差点C1へ向かう流入路を流入路R2、リンク「08」に対向して交差点C1へ向かう流入路を流入路R3、リンク「10」に対向して交差点C1へ向かう流入路を流入路R4とする。交差点C1の現示は、流入路R1及びR3に対して青となる現示1、右折青矢印となる現示2、流入路R2及びR4に対して青となる現示3の3つとする。ここで、説明を簡略化するために現示の切り替え時の黄、及び全流入路が赤となる全赤を省略している。図8の(a)は現示1、(b)は現示2、(c)は現示3を示す。各現示jの現示負荷率ρj(図8の例ではj=3)は、以下に示す式(2)〜(4)に基づき、算出される。
式(2)〜(4)中の<α>Ri、<β>Ri、及び<γ>Riは、交差点C1へ向かう各流入路Ri,…,RN(図8の例ではN=4)を走行する車両について算出された分岐率の平均を示す。分岐率の平均は、実施の形態1における式(1)のように、流入経路毎に算出されてある分岐率αn、βnに、各流入経路n毎の台数を掛けて平均して求める。車両毎の全分岐率ak、βkの総和を夫々とって平均化してもよい。なおγは、分岐率の内の一つであり、右折した車両V,V,…の内、右折青矢印現示2の期間に右折した車両台数の割合を示す。(1−γ)は、青現示で右折した車両V,V,…の割合となる。
また、式(2)〜(4)中のQi(i=1,…,N)は、各流入路Riにおける時間当たりの通行台数である車両V,V,…の交通量、Ei(i=1,…,N)は、流入路Riにおける時間当たりに交差点C1を通過できずに信号待ちになる車両V,V,…の台数である待ち行列台数である。つまり、交通量Qi及びEiは、ステップS21にて算出される値である。また、式(2)〜(4)中のSjiは、各現示jにおける流入路iにおける時間当たりの最大流出可能台数である飽和交通流率である。即ち、現示負荷率ρjは、各現示jで通過させたい車両台数の度合いを示す。また、飽和交通流率Sjiは、事前の計測値などにより設定することができ、例えば0.5台/秒とすることができる。
Figure 2010044529
ステップS23における信号制御パラメータの算出は具体的に以下のように行なう。制御部20は信号制御パラメータとして、各現示負荷率ρ1,ρ2,ρ3を用いてサイクル長C、スプリットT1,T2,T3を以下に示す式(5)〜(8)に基づき算出する。式(5)中のa,bは、算出されるサイクル長Cに余裕を加味するための所定の係数である。また、式(5)〜(8)中のLは、青現示と赤現示との間、右折青矢印現示と赤現示との間で各信号灯器の灯色が赤となる時間の総和である。
Figure 2010044529
このように、算出される信号制御パラメータに基づいて制御部20は、灯器駆動部23に指示を出して信号灯器1,1,…の点灯、消灯を制御する。これにより、リンク「01」上を走行中であって交差点C1へ向かう車両V,V,…が、交差点C1にていずれの分岐方向へ進む可能性があるかを、算出される過去の実績に基づく分岐率を基づいて推定し、状況に応じて効果的な信号制御を行なうことができる。
式(2)〜(8)に示したように、交差点C1における各現示についての負荷率を、予測される分岐率に基づいて算出し、信号制御パラメータを算出して信号灯器1,1,…の制御を行なうため、交差点C1への各進行方向に応じて最適な信号制御を行なうことができる。
このように本発明では、流入路へ進入してきた車両V,V,…のそれまでの経路に応じた分岐率に基づいて効果的に最適な信号灯器の制御を行なうことが可能となる。左折によりリンク「01」へ至る各リンク「04」又はリンク「05」をしてきた車両V,V,…がその後更に左折する可能性は低いなど、各車両V,V,…の交差点に至るまでの複数のリンクを含む流入経路に応じて分岐率を求めることにより、予測される分岐率の精度が上がり、より効果的な制御が可能となる点、優れた効果を奏する。また画像感知器も不要であって、画像処理に特有な複雑な処理も必要ない。交差点周辺の明るさ、天候などの環境に影響されることなく、精度よく最適な信号制御パラメータで、効果的に信号制御を行なうことができる。
実施の形態1及び2では車両感知器3,3,…は光ビーコンを利用する構成とした。しかしながら本発明はこれに限らず、車両感知器3,3,…は電波ビーコン、RFID若しくはDSRC等の狭域通信機能を有する路側機、UHF帯若しくはVHF帯などの無線LAN等中域通信機能、又は携帯電話、PHS、多重FM放送若しくはインターネット通信などの広域通信機能を備える通信装置であってもよい。
実施の形態1及び2では交通信号制御機2,2,…が夫々車両感知器3,3,…から送信される情報を直接的に受信して記憶する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らず、車両感知器3,3,…又は路側機(図示せず)等から送信される情報は、車両情報収集装置又は交通管制センタの中央装置にて受信する構成としてもよい。この場合、それらの装置にて各車両V,V,…の識別情報に関連付けて、通過したビーコン番号、GPS機能による位置情報を記憶しておくなどして、各車両V,V,…の軌跡情報を作成しておき、交通信号制御機2,2,…から取得可能な構成としておく。
また、実施の形態1及び2では、交通信号制御機2の制御部20が、車両情報を収集して分岐率を求める元となる経路テーブル24を作成し、分岐率などの交通パラメータを算出して信号灯器の制御を行なう構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らず、交通パラメータの算出のみ行なう装置を別途設置し、当該装置から交通信号制御機2が交通パラメータを取得して制御に用いる構成としてもよい。例えば、車両感知器3,3,…からの車両情報の収集及び記憶、経路テーブル24の作成等は、交通信号制御機2とは異なる交通パラメータ算出専用の交通パラメータ算出装置にて行なう構成としてもよい。交通パラメータ算出装置が、車両情報を収集して、過去の実績に基づく分岐率を算出しておき、現在交差点C1,C2,…へ向かって走行中の車両V,V,…のそれまでの経路を特定し、各車両V,V,…の分岐率を算出し、交通信号制御機2へ送信する構成としてもよい。また、交通パラメータ算出装置が、信号制御パラメータの算出処理までも行ない、算出結果の信号制御パラメータを交通信号制御機2へ送信する構成としてもよい。この場合、交通パラメータ算出装置は、交通信号制御機2の近傍に設置されてもよいし、離隔地にある交通管制センタ内に設置される構成としてもよい。
上述の実施の形態1及び2では、交通信号制御機2の制御部20は、記憶部21に記憶されている制御プログラム2Pを読み出して実行することによりソフトウェア的に各処理を行なう構成とした。しかしながら本発明はこれに限らず、図3のフローチャートに示した軌跡情報を作成、取得する処理、車両台数を算出して記憶する処理、図5のフローチャートに示した分岐率の作成処理、車両プロファイルの作成処理などを夫々行なうように構成されたハードウェアを組み合わせてハードウェア的に実現するようにしてもよい。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る交通信号制御装置を用いた信号灯器の制御の概要を示す模式図である。 実施の形態1における交通信号制御機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1における交通信号制御機の制御部が行なう経路テーブルの作成処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1における交通信号制御機の制御部により作成される経路テーブル24の内容例を示す説明図である。 実施の形態1における交通信号制御機の制御部による信号制御処理の一例を示すフローチャートである。 制御部により作成される車両プロファイルの内容例を示す説明図である。 実施の形態2における交通信号制御機の制御部による信号制御処理の一例を示すフローチャートである。 交差点における信号灯器の1サイクル中の現示を示す説明図である。
符号の説明
1 信号灯器
2 交通信号制御機
20 制御部
21 記憶部
24 経路テーブル
2P 制御プログラム
3 車両感知器

Claims (10)

  1. 交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置において、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定する手段と、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定する手段と、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出する算出手段と
    を備え、
    前記算出手段が算出した分岐率に基づいて、信号灯器の制御を行なうようにしてあること
    を特徴とする交通信号制御装置。
  2. 前記流入路を走行中の複数の車両夫々の、前記流入路に至るまでの流入経路を特定する手段と、
    前記複数の車両夫々に特定された流入経路に基づき、流入経路別に算出してある分岐率を各車両に対応付ける手段と、
    分岐率が夫々対応付けられた前記複数の車両についての前記交差点への到着予測交通量の時系列データを含む車両プロファイルを作成する手段と
    を備え、
    前記車両プロファイルに基づいて信号灯器の制御を行なうようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の交通信号制御装置。
  3. 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定する流入経路特定手段と、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定する流出先特定手段と、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする交通パラメータ算出装置。
  4. 前記流入経路特定手段が特定した複数の異なる経路に夫々対応付けて、前記流出先特定手段が特定した前記交差点からの流出先毎の車両台数を記憶する記憶手段を備え、
    前記算出手段は、前記記憶手段が記憶した流出先毎の車両台数を用いて分岐率を算出するようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の交通パラメータ算出装置。
  5. 各車両の複数の時点における位置情報を取得する取得手段を備え、
    前記流入経路特定手段は、前記取得手段が取得した車両の位置情報に基づき夫々の流入経路を特定するようにしてあること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の交通パラメータ算出装置。
  6. 前記算出手段が算出した分岐率に基づいて信号制御パラメータを算出する手段を更に備えること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の交通パラメータ算出装置。
  7. コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定するステップ、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定するステップ、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出するステップ、並びに、
    算出した分岐率に基づいて、信号灯器の制御を行なうステップ
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するために用いる交通パラメータを算出させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定するステップ、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定するステップ、並びに、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出するステップ
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御方法において、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定し、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定し、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出し、
    算出した分岐率に基づいて前記信号灯器の制御を行なう
    ことを特徴とする交通信号制御方法。
  10. 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、
    前記交差点を通過した車両について、前記交差点への流入路に至るまでの経路である流入経路を特定し、
    前記車両の前記交差点からの流出先を特定し、
    特定した流入経路及び流出先に基づき、複数の異なる流入経路別に、前記交差点での分岐における複数の流出先夫々への流出量の割合を示す分岐率を算出する
    ことを特徴とする交通パラメータ算出方法。
JP2008207376A 2008-08-11 2008-08-11 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法 Expired - Fee Related JP5223533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207376A JP5223533B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207376A JP5223533B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010044529A true JP2010044529A (ja) 2010-02-25
JP5223533B2 JP5223533B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42015876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008207376A Expired - Fee Related JP5223533B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5223533B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086301A1 (ja) * 2010-12-21 2012-06-28 住友電気工業株式会社 信号制御装置、コンピュータプログラム及び信号制御方法
JP2012146090A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号機情報生成装置、コンピュータプログラム及び交通信号機情報生成方法
JP2012190416A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通量推定装置、コンピュータプログラム及び交通量推定方法
JP2013156819A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御システム、交通信号制御親機および交通信号制御子機
JP2015060443A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 交通流把握装置及び方法
KR101590016B1 (ko) * 2014-09-04 2016-01-29 주식회사 큐씨디정보통신기술 실시간 교통 신호 제어 시스템
CN106920400A (zh) * 2015-12-24 2017-07-04 北京奇虎科技有限公司 红绿灯的控制方法和装置
JP2017228286A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 トヨタ自動車株式会社 無線車両データに基づく交通障害物通知システム
KR20190049092A (ko) * 2017-11-01 2019-05-09 이화여자대학교 산학협력단 적응적 교차로 교통 신호 제어 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06203288A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Omron Corp 交通流計測装置
JP2001134893A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御装置
JP2004101504A (ja) * 2002-07-15 2004-04-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 走行リンク確定システム及びリンク旅行時間計測システム
JP2008129802A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Nec Corp 自動更新システム、自動更新方法、及びプログラム
JP2008181397A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通流分岐率推定装置、交通流分岐率推定システムおよび交通流分岐率推定方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06203288A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Omron Corp 交通流計測装置
JP2001134893A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御装置
JP2004101504A (ja) * 2002-07-15 2004-04-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 走行リンク確定システム及びリンク旅行時間計測システム
JP2008129802A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Nec Corp 自動更新システム、自動更新方法、及びプログラム
JP2008181397A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通流分岐率推定装置、交通流分岐率推定システムおよび交通流分岐率推定方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086301A1 (ja) * 2010-12-21 2012-06-28 住友電気工業株式会社 信号制御装置、コンピュータプログラム及び信号制御方法
JP2012146090A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号機情報生成装置、コンピュータプログラム及び交通信号機情報生成方法
JP2012190416A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通量推定装置、コンピュータプログラム及び交通量推定方法
JP2013156819A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御システム、交通信号制御親機および交通信号制御子機
JP2015060443A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 交通流把握装置及び方法
KR101590016B1 (ko) * 2014-09-04 2016-01-29 주식회사 큐씨디정보통신기술 실시간 교통 신호 제어 시스템
CN106920400A (zh) * 2015-12-24 2017-07-04 北京奇虎科技有限公司 红绿灯的控制方法和装置
JP2017228286A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 トヨタ自動車株式会社 無線車両データに基づく交通障害物通知システム
US10013877B2 (en) 2016-06-20 2018-07-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traffic obstruction notification system based on wireless vehicle data
US10818167B2 (en) 2016-06-20 2020-10-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traffic obstruction notification system based on wireless vehicle data
KR20190049092A (ko) * 2017-11-01 2019-05-09 이화여자대학교 산학협력단 적응적 교차로 교통 신호 제어 방법
KR102017385B1 (ko) 2017-11-01 2019-09-02 이화여자대학교 산학협력단 적응적 교차로 교통 신호 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5223533B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223533B2 (ja) 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法
US11127285B2 (en) Method, apparatus and computer program product for estimation of road traffic condition using traffic signal data
JP5447040B2 (ja) 交通信号制御システム及び交通信号制御装置並びに交通信号制御方法
JP5482827B2 (ja) 交通指標算出装置、方法及びコンピュータプログラム
US7576661B2 (en) Traffic information calculation device, traffic information calculation method, traffic information display method, and traffic information display device
WO2015166876A1 (ja) 交通信号制御装置、交通信号制御方法、及びコンピュータプログラム
JP4887169B2 (ja) 交通情報生成装置、交通情報提供システム及び交通情報生成方法
JP5471212B2 (ja) 交通信号制御装置及びコンピュータプログラム
JP4881757B2 (ja) 交通情報提供システム、交通情報提供装置、ナビゲーション装置及び交通情報提供方法
JP2010044526A (ja) 渋滞情報生成装置、コンピュータプログラム及び渋滞情報生成方法
JP2009258919A (ja) 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法及び交通パラメータ算出方法
JP6139179B2 (ja) 情報生成装置、交通シミュレータ及びコンピュータプログラム
CN109564728A (zh) 无线通信系统、信息获取终端、计算机程序、用于确定是否采用提供的信息的方法
CN109997016A (zh) 用于指引路线的装置、方法、计算机程序以及计算机可读记录介质
JP2011021997A (ja) ナビゲーション装置、情報センタ、および案内システム
JP5018600B2 (ja) 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム
JP2020166487A (ja) 車両用運転支援装置
JP5018599B2 (ja) 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム
JP2023126340A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理用プログラム、及び記録媒体
JP2011113503A (ja) 運転支援装置
JP2010079327A (ja) 交通信号制御システム、信号制御装置
JP2006058100A5 (ja)
KR20180120829A (ko) 차량의 톨-게이트 구간 안내 장치 및 방법
JP6947350B2 (ja) 交通感応制御装置
JP5200957B2 (ja) 車両走行支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees