JP2009258919A - 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法及び交通パラメータ算出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像感知器を用いることなく最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法及び交通パラメータ算出方法を提供する。
【解決手段】分岐率算出部46は、各流入路について、直進・左折率αi、右折率βiを算出する。負荷率算出部は、信号灯器の各現示に対する現示負荷率を算出する。現示負荷率は、各現示で通過させたい車両台数の度合いを示すものである。信号制御パラメータ算出部47は、算出された現示負荷率を用いて、サイクル長、各現示の長さであるスプリットを算出する。
【選択図】図3
【解決手段】分岐率算出部46は、各流入路について、直進・左折率αi、右折率βiを算出する。負荷率算出部は、信号灯器の各現示に対する現示負荷率を算出する。現示負荷率は、各現示で通過させたい車両台数の度合いを示すものである。信号制御パラメータ算出部47は、算出された現示負荷率を用いて、サイクル長、各現示の長さであるスプリットを算出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置、該交通信号制御装置を構成する交通パラメータ算出装置、前記交通信号制御装置及び交通パラメータ算出装置を実現するためのコンピュータプログラム、交通信号制御方法並びに交通パラメータ算出方法に関する。
交差点に設置された信号灯器は、交差点の各流入路の流入交通量に応じて決定された信号制御パラメータにより制御されている。信号制御パラメータとしては、例えば、信号灯器の1周期の時間(例えば、青現示から次の青現示までの時間)であるサイクル長、1サイクル中の各現示が占める時間の割合であるスプリット、交差点間のサイクル開始タイミングの時間差であるオフセットなどがある。
交差点付近の渋滞の発生を抑制し、円滑な交通を実現するためには、信号制御パラメータを最適化する必要があり、種々の技術が開発されている。例えば、交差点を通過する車両をカメラで撮像し、撮像画像から交差点を通過した車両の台数を分岐方向別に計測し、計測結果に基づいて信号制御パラメータを決定して信号灯器を制御する信号制御システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−259833号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、交差点毎にカメラを設置する必要があり、システム全体としてのコストが高くなるという問題がある。また、車線の数が多い流入路で構成されるような大きな交差点の場合、1台のカメラで交差点全体を撮像することが困難となり、1つの交差点に複数のカメラを設置する必要がある。この場合、1台の車両の走行状態を複数のカメラで撮像することになり、各カメラで撮像した複数の撮像画像により各車両の分岐方向を判断するためには画像処理が複雑になるとともに、精度が低下する可能性も高い。
また、画像処理は、交差点周辺の明るさ、天候などの周囲の環境に影響され易いため、車両でないものを車両と検出する場合、車両を検出できない場合など、検出精度が低下するおそれもある。また、カメラのレンズ部の汚れなどにより検出精度が低下する。このため、カメラなどのような画像感知器を用いることなく最適な信号制御パラメータを算出することが望まれていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像感知器を用いることなく最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる交通信号制御装置、該交通信号制御装置を構成する交通パラメータ算出装置、前記交通信号制御装置及び交通パラメータ算出装置を実現するためのコンピュータプログラム、交通信号制御方法並びに交通パラメータ算出方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る交通信号制御装置は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、該取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出する通行情報算出手段と、該通行情報算出手段で算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と、該信号制御パラメータ算出手段で算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る交通信号制御装置は、第1発明において、前記通行情報算出手段は、前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段を備え、前記信号制御パラメータ算出手段は、該分岐率算出手段で算出した分岐率に基づいて、信号制御パラメータを算出するように構成してあることを特徴とする。
第3発明に係る交通信号制御装置は、第1発明において、前記通行情報算出手段は、同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段を備え、前記信号制御パラメータ算出手段は、該通行台数算出手段で算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係る交通パラメータ算出装置は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、該取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段とを備えることを特徴とする。
第5発明に係る交通パラメータ算出装置は、第4発明において、前記分岐率算出手段で算出した分岐率に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段を備えることを特徴とする。
第6発明に係る交通パラメータ算出装置は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段と、該通行台数算出手段で算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段とを備えることを特徴とする。
第7発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出する通行情報算出手段と、算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と、算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御する制御手段として機能させることを特徴とする。
第8発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、各車両の交差点での流入路及び流出先を特定する特定手段と、特定した流入路及び流出先に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段として機能させることを特徴とする。
第9発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段と、算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段として機能させることを特徴とする。
第10発明に係る交通信号制御方法は、交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御方法において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、取得した位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出し、算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出し、算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御することを特徴とする。
第11発明に係る交通パラメータ算出方法は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出することを特徴とする。
第12発明に係る交通パラメータ算出方法は、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出し、算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出することを特徴とする。
第1発明、第7発明及び第10発明にあっては、交通信号制御装置は、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する。例えば、車両に車載機を搭載しておき、車載機は、所定の周期で自車の位置情報を測位し、測位した位置情報と測位時刻とを関連付けて記憶しておき、交差点の流出地点に設置した路上通信装置(例えば、光ビーコンなど)へ記憶した位置情報を送信することができる。交通信号制御装置は、路上通信装置を介して各車両の位置情報を取得する。交通信号制御装置は、取得した位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出する。通行情報は、例えば、各車両がいずれの流入路から交差点に進入し、いずれの流出先へ走行したかを示す走行軌跡とすることができる。
交通信号制御装置は、算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータ(例えば、サイクル長、スプリットなど)を算出する。例えば、交差点の流入路毎に、時間当たりの通行台数である車両の交通量Q、時間当たりに交差点を通過できずに信号待ちになる車両の台数である待ち行列台数E、時間当たりの最大流出可能台数である飽和交通流率Sを予め定めておき、これらの数値と上述の走行軌跡から求めることができる各車両の分岐状況(例えば、左折、直進又は右折等)により、どの程度の車両がいずれの方向へ分岐するかを求め、分岐量に応じて各流入路に対応する各現示の長さ(すなわち、スプリット)及びサイクル長を算出することができる。交通信号制御装置は、算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御する。これにより、画像感知器を用いることなく、交差点での交通量に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
第2発明、第4発明、第5発明、第8発明及び第11発明にあっては、交通信号制御装置又は交通パラメータ算出装置は、取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出し、算出した分岐率に基づいて、信号制御パラメータを算出する。例えば、流入路から進入した車両のうち直進又は左折した割合を示す直進・左折率α(分岐率)を流入路毎に算出する。算出した直進・左折率αにより、負荷率ρをρ=α×(Q+E)/Sにより算出し、負荷率の大小に応じてサイクル長及びスプリットを算出することができる。ここで、Qは交通量、Eは待ち行列台数、Sは飽和交通流率である。これにより、交差点での車両の進行方向に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
第3発明、第6発明、第9発明及び第12発明にあっては、交通信号制御装置又は交通パラメータ算出装置は、同一の流出先に対して複数の現示(例えば、右折方向に対して青現示及び右折青矢印現示)が存在する場合、取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出し、算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出する。例えば、流入路から進入した車両のうち右折した割合を示す右折率β(分岐率)を流入路毎に算出する。さらに、右折した車両のうち青で右折した車両の台数及び右折青矢印で右折した車両の台数を求め、右折した車両のうち右折青矢印で右折した車両の割合を示す比率γ(分岐率)を算出する。算出した右折率β及び比率γにより、右折青矢印現示の負荷率ρをρ=β×γ×(Q+E)/Sにより算出し、負荷率の大小に応じてサイクル長及びスプリットを算出することができる。ここで、Qは交通量、Eは待ち行列台数、Sは飽和交通流率である。これにより、交差点での車両の進行方向に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
本発明にあっては、画像感知器を用いることなく、交差点での交通量に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
実施の形態1
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る交通信号制御装置を用いた信号灯器の制御の概要を示す模式図である。図1に示すように、流入路R1〜R4で構成される交差点Cに信号灯器3、…を設置してあり、各信号灯器3は、交通信号制御機4により制御するようにしてある。なお、流入路の数など交差点Cの構成は一例であって、これに限定されるものではない。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る交通信号制御装置を用いた信号灯器の制御の概要を示す模式図である。図1に示すように、流入路R1〜R4で構成される交差点Cに信号灯器3、…を設置してあり、各信号灯器3は、交通信号制御機4により制御するようにしてある。なお、流入路の数など交差点Cの構成は一例であって、これに限定されるものではない。
交差点Cの各流出地点付近には、光ビーコン21〜24を設置してある。光ビーコン21〜24は、車両に搭載された車載機5との間で通信機能を有し、車両が光ビーコン21〜24との通信可能領域を通過する際に、車載機5から所定の情報を受信する。これにより、いずれかの流入路を交差点Cに向かって走行する車両が交差点Cで左折、直進又は右折して交差点Cを通過した時点で、車載機5は光ビーコン21〜24へ所定の情報を送信する。所定の情報は、例えば、車載機5で所定の周期で測位(計測)した自車の位置(経度及び緯度等の絶対位置でもよく、予め定められた地点からの相対位置でもよい)と測位時刻とを関連付けた時系列情報(プローブデータ)、これらの情報に基づいて処理された旅行時間などの加工情報等である。
なお、車載機5との通信機能を有するものであれば、光ビーコン21〜24に代えて、電波ビーコン、RFID若しくはDSRC等の狭域通信機能を有する路上通信装置、UHF帯若しくはVHF帯などの無線LAN等の中域通信機能、又は携帯電話、PHS、多重FM放送若しくはインターネット通信などの広域通信機能を備える通信装置であってもよい。該通信装置が中域通信機能を有する場合、車載機5は、例えば、100msec経過の都度、自車の位置、測位時刻及び車両IDを含む情報(リアルタイムプローブデータ)を送信し、通信装置はその情報を受信して、交通信号制御機4に送信する。交通信号制御機4はリアルタイムプローブデータを受信し、車両ID毎に位置及び測位時刻を時系列に関連付けた時系列情報(プローブデータ)を作成する。
交差点Cの上流側の所定地点には、車両感知器1、…を設置してある。各車両感知器1は、例えば、車両を感知できる超音波式感知器、ループコイル式感知器、遠赤外線式感知器などであり、流入路R1〜R4の上流地点を通過する車両を検出し、検出結果(車両検出データ)を交通信号制御機4へ出力する。なお、図1の例では、各流入路に1つの車両感知器1を設置しているが、車両感知器1を設置する地点は、1箇所に限定されるものではなく、隣接する交差点との距離が長い場合、あるいは、途中に信号灯器を設置していない分岐道路又は交差道路がある場合には、隣接する交差点との間で車両感知器1を複数設置してもよい。
車両感知器1、光ビーコン21〜24、信号灯器3及び交通信号制御機4の間の通信は、有線通信でもよく、無線通信でもよい。
図2は車載機5の構成の一例を示すブロック図である。車載機5は、全体を制御する制御部51、通信部52、測位部53、操作部54、表示部55、音声出力部56、記憶部57などを備えている。また、測位部53は、GPS531、距離センサ532、方位センサ533などを備えている。
通信部52は、光ビーコン21〜24との間で通信を行う狭域通信機能を備え、車載機5を搭載した車両が光ビーコン21〜24との通信可能領域を通過する際に、半導体メモリ又はハードディスク等で構成された記憶部57に記憶された所定の情報(例えば、プローブデータなど)を光ビーコン21〜24へ送信する。なお、通信部52に、UHF帯若しくはVHF帯などの無線LAN等の中域通信機能、又は携帯電話、PHS、多重FM放送若しくはインターネット通信などの広域通信機能を備える構成とすることもできる。
測位部53は、車両の位置を時々刻々(例えば、0.5秒、1秒等の経過の都度、5m、10m等の移動の都度など)測位し(測位位置を求め)、測位位置と測位時刻とを関連付けた走行軌跡である時系列情報(プローブデータ)として記憶部57に記憶する。
GPS531は、複数のGPS衛星から電波を受信し、車両の位置を測位する。なお、GPS531に加えて、DGPS(ディファレンシャルGPS)を搭載することもできる。DGPSは、予め位置が分かっている基準局から発信されるFM放送又は中波を受信し、GPS531で求めた測位位置のずれを補正することができ、車両の位置の精度を向上させることができる。
距離センサ532は、車両が走行した走行距離を計測する。計測結果は、制御部51へ出力されるとともに記憶部57に記憶される。
方位センサ533は、角速度センサ又は角加速度センサ(相対方位センサ)、2次元又は3次元の地磁気センサ(絶対方位センサ)などを備え、車両の走行方位を計測する。計測結果は、制御部51へ出力されるとともに記憶部57に記憶される。
操作部54は、各種操作ボタンを備え、車両の搭乗者と車載機5とのユーザインタフェースとして機能する。例えば、操作部54は、運転者の操作により車載機5に備えられた機能の動作開始又は動作停止の操作を受け付ける。
表示部55は、例えば、液晶表示パネルであって、車載機5で処理した処理結果などを表示する。
音声出力部56は、車載機5で処理した処理結果などを運転者へ通知するために、通知内容を音声又は音響を出力する。
図3は本発明に係る交通信号制御装置としての交通信号制御機4の構成の一例を示すブロック図である。交通信号制御機4は、全体の処理を制御する制御部41、通信部42、記憶部43、灯器駆動部44、車両プロファイル生成部45、分岐率算出部46、信号制御パラメータ算出部47などを備えている。
通信部42は、有線通信機能又は無線通信機能を備え、車両感知器1及び光ビーコン21〜24との間で所定の情報の授受を行うことができる。例えば、通信部42は、交差点Cの上流地点を通過する各車両の検出結果を車両感知器1から取得する。また、通信部42は、交差点Cを通過する各車両の走行軌跡である時系列情報(プローブデータ)を光ビーコン21〜24から取得する。
記憶部43は、半導体メモリ又はハードディスク等で構成され、信号灯器3の点灯、消灯などを制御するための信号制御パラメータ、交通信号制御機4で処理した処理結果、通信部42を通じて取得した情報などを記憶する。
信号制御パラメータは、例えば、信号灯器3の1周期の時間(例えば、青現示から次の青現示までの時間)であるサイクル長、1サイクル中の各現示が占める時間の割合であるスプリット、交差点間のサイクル開始タイミングの時間差である相対オフセット、基準交差点とのサイクル開始タイミングの時間差である絶対オフセットなどである。なお、信号制御パラメータは、後述するように交差点Cの交通量に応じて算出された最適な値で随時更新される。
灯器駆動部44は、信号灯器3の各灯色に対応した半導体リレーを備えており、信号制御パラメータに基づいて、商用電源(不図示)から供給されたAC100V(あるいは、直流電圧でもよい)をオン/オフすることにより、信号灯器3の各灯色を点灯、消灯する。
車両プロファイル生成部45は、通信部42を通じて各車両感知器1から取得した各車両の検出結果に基づいて、あるいは、他の装置(不図示)から取得した上流隣接交差点における流出予測交通量(隣接交差点から交差点Cに向かって流出する交通量)などに基づいて、車両プロファイル(停止線到着プロファイル)を所定の時間間隔(例えば、6秒)で生成する。
図4は車両プロファイルの生成例を示す説明図である。図4に示すように、車両プロファイル(停止線到着プロファイル)は、現時点を始点として、例えば、1秒単位で集計した車両の到着状況の見積もりを示す。例えば、車両プロファイルは、交差点Cの停止線より上流側の地点B1、B2(図4の例では、車両感知器1を地点B1、B2の2箇所に設置した場合で説明する)における観測交通量、上流隣接交差点から交差点Cへ流出する流出予測交通量などに基づいて、作成される。なお、観測地点の数等は一例であって、図4で示される状況に限定されるものではない。
より具体的には、車両プロファイルは、リンク(交差点における直進車線、右折車線、左折車線などを独立してリンクとして扱う)の上流側に設置された車両感知器と上流隣接交差点から入手される予測流出交通量を用いて、現在から数分先の未来の交通量が交差点Cの停止線に到着するタイミングを流入路毎に予測するものである。
これは、流入した車両が設定した速度で走行するという仮定に基づいて、停止線到着予想時間順に車両感知器1によるデータを並べるものである。そして、1秒単位の時間ステップごとに集計を行なう。なお、車両感知器1の設置位置より上流から到着する交通量は、上流隣接交差点と交換される上流交差点の予測流出交通量情報より与えられる。車両プロファイルの生成は、車両感知器1の検出結果(観測交通量)及び上流交差点の予測流出交通量情報を推定分岐率により進行方向別に振り分け、進行方向別に停止線到着プロファイルを生成することにより行われ、車両感知器1が設置されていないリンクでは、上流の推定予想流出プロファイルより行われる。
分岐率算出部46は、交差点Cを通過する各車両の走行軌跡である時系列情報(プローブデータ)に基づいて、流入路毎に各車両の分岐状況(例えば、直進・左折、又は右折等)により、どの程度の車両がいずれの方向へ分岐するかを求める。すなわち、分岐率算出部46は、通信部42により取得したプローブデータに基づいて、各車両がいずれの流入路から交差点に進入し、いずれの流出先へ走行したかを示す走行軌跡(通行情報)を求める。
図5は分岐率の一例を示す説明図であり、図6は信号灯器3の1サイクル中の各現示の一例を示す説明図である。なお、図6では、説明を簡略化できるように黄現示を省略している。また、各現示は、これに限定されるものではなく、他の現示の場合でも、以下に説明する処理と同様に処理することができる。
図5に示すように、各流入路R1〜R4について(図5では流入路R1についてのみ図示)、直進・左折率αi、右折率βi(i=1〜4、流入路に対応)を算出する。なお、βi=1−αiとなる。
例えば、光ビーコン21で車両のプローブデータを受信した場合に、走行軌跡から該車両が流入路R1を走行していたときは、流入路1の直進車両であると計数する。また、光ビーコン24で車両のプローブデータを受信した場合に、走行軌跡から該車両が流入路R1を走行していたときは、流入路1の左折車両であると計数する。また、光ビーコン22で車両のプローブデータを受信した場合に、走行軌跡から該車両が流入路R1を走行していたときは、流入路1の右折車両であると計数する。信号灯器3の1サイクルの間に各光ビーコン21〜24を通過した車両のプローブデータに基づいて、同様の処理を行うことにより、直進・左折率αi、右折率βiを算出することができる。
また、図6に示すように、流入路R1、R3に対して、現示D1が青、現示D2が右折青矢印、現示D3が赤である場合、すなわち、同一の流出先に対して複数の現示(例えば、右折方向に対して青現示及び右折青矢印現示)が存在する場合には、例えば、図5に示すように、各流入路R1〜R4について(図5では流入路R1についてのみ図示)右折した車両のうち青現示で右折した車両の台数及び右折青矢印現示で右折した車両の台数を求め、右折した車両のうち右折青矢印現示で右折した車両の割合を示す比率γi(i=1〜4、流入路に対応)を算出する。なお、(1−γi)は、青現示で右折した車両の割合となる。
信号制御パラメータ算出部47は、単位秒ごとに青時間の最小/最大制約条件に基づいて信号制御パラメータ(例えば、各現示D1〜D3それぞれの時間T1〜T3)を算出する。各信号制御パラメータを実行したときの交通状況の変動をシミュレートし、そのコストを算出する。コスト最小となる最適な信号制御パラメータを選定し、それに基づいて信号制御パラメータの更新を行なう。
制御部41は、算出した信号制御パラメータに基づいて、制御信号を灯器駆動部44へ出力し、信号灯器の点灯、消灯を制御する。なお、制御部41は、専用のハードウエア回路で実現する構成でもよく、あるいは、CPU、RAMなどで構成しておき、予め処理手順を定めたコンピュータプログラムを実行することにより実現することもできる。
次に、交通信号制御機4の動作について説明する。図7は交通信号制御機4の処理手順を示すフローチャートである。制御部41は、車両感知器1から車両検出データを取得し(S11)、流入路毎の車両プロファイルを生成する(S12)。
制御部41は、光ビーコンから車両のプローブデータを受信したか否かを判定し(S13)、プローブデータを受信していない場合(S13でNO)、ステップS11以降の処理を続ける。プローブデータを受信した場合(S13でYES)、制御部41は、受信したプローブデータを記憶し(S14)、各車両の走行軌跡を特定する(S15)。すなわち、制御部41は、どの車両がいずれの流入路から交差点に進入し、いずれの流出先を通って交差点を通過したかを特定する。
制御部41は、各流入路について、分岐率を算出し(S16)、算出した分岐率を用いて、信号制御パラメータを算出する(S17)。
制御部41は、処理を終了するか否かを判定し(S18)、処理を終了しない場合(S18でNO)、ステップS11以降の処理を続け、処理を終了する場合(S18でYES)、処理を終了する。
実施の形態2
上述の実施の形態1では、いわゆるプロファイル制御による交通信号の制御方式であったが、これに限定されるものではなく、MODERATO(Management by Origin-DEstination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御を用いることもできる。以下、MODERATO制御について説明する。なお、実施の形態1と同様の箇所は説明を省略する。
上述の実施の形態1では、いわゆるプロファイル制御による交通信号の制御方式であったが、これに限定されるものではなく、MODERATO(Management by Origin-DEstination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御を用いることもできる。以下、MODERATO制御について説明する。なお、実施の形態1と同様の箇所は説明を省略する。
図8は実施の形態2の交通信号制御機4の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1の場合との違いは、車両プロファイル生成部45がなく、代わりに負荷率算出部48を備える点である。
負荷率算出部48は、交差点Cを通過する各車両の走行軌跡である時系列情報(プローブデータ)に基づいて、各車両がいずれの流入路から交差点に進入し、いずれの流出先へ走行したかを示す走行軌跡(通行情報)を求め、図6に例示する各現示D1〜D3それぞれに対する現示負荷率ρ1〜ρ3を式(1)〜(3)により算出する。ここで、Qi(i=1〜4)は、流入路Riにおける時間当たりの通行台数である車両の交通量、Ei(i=1〜4)は、流入路Riにおける時間当たりに交差点を通過できずに信号待ちになる車両の台数である待ち行列台数、Sji(j=1〜3で現示D1〜D3に対応、i=1〜4)は、流入路Riにおける時間当たりの最大流出可能台数である飽和交通流率である。すなわち、現示負荷率ρ1〜ρ3は、各現示で通過させたい車両台数の度合いを示すものである。また、飽和交通流率Sjiは、車両の走行速度、車両長などにより決定することができ、例えば、0.5台/秒とすることができる。なお、Qi、Eiの各値は信号制御パラメータを算出するタイミングに近い時点での車両感知器による車両検出データを用いて決定する。なお、現示負荷率ρ1〜ρ3を算出するための式は一例であって、他の形式で表される式を用いることもできる。
信号制御パラメータ算出部47は、サイクル長Cを式(4)により算出する。ここで、Lは現示D2と現示D3、現示D3と現示D1との間のすべての灯色が赤となる時間である。また、a、bは、所定値であり、求められるサイクル長Cに余裕を加味するものである。
信号制御パラメータ算出部47は、各現示D1〜D3それぞれの長さ(スプリット)T1〜T3を式(5)〜(7)により算出する。
制御部41は、算出した信号制御パラメータ(サイクル長C、現示時間T1〜T3)に基づいて、制御信号を灯器駆動部44へ出力し、信号灯器の点灯、消灯を制御する。なお、制御部41は、専用のハードウエア回路で実現する構成でもよく、あるいは、CPU、RAMなどで構成しておき、予め処理手順を定めたコンピュータプログラムを実行することにより実現することもできる。
次に、交通信号制御機4の動作について説明する。図9は実施の形態2の交通信号制御機4の処理手順を示すフローチャートである。制御部41は、車両感知器1から車両検出データを取得し(S21)、取得したデータを用いて、それぞれの流入路の交通量、待ち行列台数を算出する(S22)。
制御部41は、光ビーコンから車両のプローブデータを受信したか否かを判定し(S23)、プローブデータを受信していない場合(S23でNO)、ステップS21以降の処理を続ける。プローブデータを受信した場合(S23でYES)、制御部41は、受信したプローブデータを記憶し(S24)、各車両の走行軌跡を特定する(S25)。すなわち、制御部41は、どの車両がいずれの流入路から交差点に進入し、いずれの流出先を通って交差点を通過したかを特定する。
制御部41は、各流入路について、分岐率を算出し(S26)、信号灯器の各現示に対する現示負荷率を算出する(S27)。制御部41は、算出した分岐率、現示負荷率を用いて、信号制御パラメータを算出する(S28)。
制御部41は、処理を終了するか否かを判定し(S29)、処理を終了しない場合(S29でNO)、ステップS21以降の処理を続け、処理を終了する場合(S29でYES)、処理を終了する。
以上説明したように、本発明にあっては、交差点を通過する車両のプローブデータを用いることにより、画像感知器を用いることなく、交差点での交通量に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。また、交差点での車両の進行方向に応じて、最適な信号制御パラメータで信号灯器を制御することができる。
上述したように本発明では、画像感知器による画像処理が不要であるため、交差点毎にカメラを設置する場合のようにシステム全体としてのコストが高くなるという問題がなく、また、画像処理に特有な複雑な処理も必要ない。また、車線の数が多い流入路で構成されるような大きな交差点の場合であっても、各車両の交差点での進行方向を高精度に求めることができるので、交通量、分岐状況などに応じた最適な信号制御パラメータを精度良く求めることができる。さらに、交差点周辺の明るさ、天候などの周囲の環境に影響されることがなく、カメラのレンズ部の汚れなどによる影響も無視することができる。
上述の実施の形態では、交通信号制御機4は、車両プロファイル生成部45、分岐率算出部46、負荷率算出部48、信号制御パラメータ算出部47などを備える構成であったが、これに限定されるものではなく、例えば、車両プロファイル生成部45を別個の装置として分離し、該装置から有線又は無線により車両プロファイルを取得するように構成することもできる。また、分岐率算出部46、負荷率算出部48、信号制御パラメータ算出部47などを別個の装置(例えば、交通パラメータ算出装置)として分離し、該装置で信号制御パラメータを算出して、交通信号制御機へ出力する構成でもよい。
上述の実施の形態では、交通信号制御機4は、交差点Cに設置された信号灯器3を制御する構成であったが、これに限定されるものではなく、1つの交通信号制御機で複数の交差点に設置された信号灯器を同時に制御することもできる。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両感知器
3 信号灯器
4 交通信号制御機
5 車載機
21、22、23、24 光ビーコン
41 制御部
42 通信部
43 記憶部
44 灯器駆動部
45 車両プロファイル生成部
46 分岐率算出部
47 信号制御パラメータ算出部
48 負荷率算出部
3 信号灯器
4 交通信号制御機
5 車載機
21、22、23、24 光ビーコン
41 制御部
42 通信部
43 記憶部
44 灯器駆動部
45 車両プロファイル生成部
46 分岐率算出部
47 信号制御パラメータ算出部
48 負荷率算出部
Claims (12)
- 交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御装置において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、
該取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出する通行情報算出手段と、
該通行情報算出手段で算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と、
該信号制御パラメータ算出手段で算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする交通信号制御装置。 - 前記通行情報算出手段は、
前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段を備え、
前記信号制御パラメータ算出手段は、
該分岐率算出手段で算出した分岐率に基づいて、信号制御パラメータを算出するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の交通信号制御装置。 - 前記通行情報算出手段は、
同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段を備え、
前記信号制御パラメータ算出手段は、
該通行台数算出手段で算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の交通信号制御装置。 - 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、
該取得手段で取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段と
を備えることを特徴とする交通パラメータ算出装置。 - 前記分岐率算出手段で算出した分岐率に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の交通パラメータ算出装置。
- 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出装置において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得する取得手段と、
同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、前記取得手段で取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段と、
該通行台数算出手段で算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と
を備えることを特徴とする交通パラメータ算出装置。 - コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御させるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出する通行情報算出手段と、
算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と、
算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御する制御手段と
して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出させるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、各車両の交差点での流入路及び流出先を特定する特定手段と、
特定した流入路及び流出先に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出する分岐率算出手段と
して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出させるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、
同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出する通行台数算出手段と、
算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出する信号制御パラメータ算出手段と
して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御方法において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、
取得した位置情報に基づいて、交差点での車両の通行情報を算出し、
算出した通行情報に基づいて、信号灯器を制御するための信号制御パラメータを算出し、
算出した信号制御パラメータに応じて信号灯器を制御することを特徴とする交通信号制御方法。 - 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、
取得した位置情報に基づいて、交差点での流入交通量に対する流出先への流出交通量の割合を示す分岐率を算出することを特徴とする交通パラメータ算出方法。 - 交差点に設置された信号灯器を制御するための交通パラメータを算出する交通パラメータ算出方法において、
交差点を走行する複数の車両それぞれの異なる時点での位置情報を該車両から取得し、
同一の流出先に対して複数の現示が存在する場合、取得した位置情報に基づいて、現示毎の通行台数を算出し、
算出した通行台数に基づいて、信号制御パラメータを算出することを特徴とする交通パラメータ算出方法。
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- 2008-04-15 JP JP2008106139A patent/JP2009258919A/ja active Pending
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