JP2008269481A - 運転支援システム及び車載運転支援装置 - Google Patents

運転支援システム及び車載運転支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008269481A
JP2008269481A JP2007114407A JP2007114407A JP2008269481A JP 2008269481 A JP2008269481 A JP 2008269481A JP 2007114407 A JP2007114407 A JP 2007114407A JP 2007114407 A JP2007114407 A JP 2007114407A JP 2008269481 A JP2008269481 A JP 2008269481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
traffic
driving support
state information
traffic light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007114407A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ito
良 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007114407A priority Critical patent/JP2008269481A/ja
Publication of JP2008269481A publication Critical patent/JP2008269481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】必要な信号機の点灯状態情報のみを高い精度で運転者に提供する運転支援システム及び車載運転支援装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、路車間通信可能な路上通信手段20と、
所定領域の信号機30の点灯スケジュールと、前記路上通信手段を管理する信号制御器10と、
該信号制御器同士を接続する通信網40と、
車両の予想進行方向を推定する予想進行方向推定手段61と、路車間通信可能な車載通信手段62と、信号機の点灯状態情報を表示する表示手段63とを有する車載運転支援装置60とを備え、
前記車載運転支援装置は、予想進行方向情報を、前記車載通信手段により前記車両の近隣の前記信号制御器に送信し、
前記信号制御器は、信号機の選別を行い、選別された信号機を管理する信号制御器から信号機の点灯状態情報を前記通信網により取得し、取得した前記点灯状態情報を前記路上通信手段により前記車両に送信することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援システム及び車載運転支援装置に関し、特に、信号機の点灯状態情報を運転者に表示する運転支援システム及び車載運転支援装置に関する。
従来から、信号機の信号状態が変化する変化パターンを送信する送信手段を備えた信号機と、信号変化パターンを通信により取得する変化パターン取得手段と、取得された変化パターンをもとに、信号機の信号状態の変化を予測する信号予測手段とを備えた運転支援装置とから構成され、信号機の状態予測を実現して運転者に通知する運転支援装置及び信号機が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平2005−147884号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、表示対象となる信号機が通信機周辺の狭域に限定され、やや離れたエリアにある信号機の制御情報を表示することができないため、サービス利用効果が少なく、目的地への走行の見通しを立てた信号機の制御情報の入手はできないという問題があった。
また、車両周辺の信号機の信号状態を画一的に取り込むため、不要な情報を取り込む無駄や、これにより必要な情報をより多く取り込めない無駄が存在していた。
そこで、本発明は、近隣の信号機の点灯状態情報だけでなく、目的地の方向にあるやや離れた位置にある信号機の点灯状態情報を表示するとともに、不要な点灯状態情報は省き、必要な信号機の点灯状態情報のみを高い精度で運転者に提供し、運転支援を行なう運転支援システム及び車載運転支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る運転支援システムは、路車間通信可能な路上通信手段と、
所定領域の信号機の点灯スケジュールと、前記路上通信手段を管理する信号制御器と、
該信号制御器同士を接続する通信網と、
車両の予想進行方向を推定する予想進行方向推定手段と、路車間通信可能な車載通信手段と、信号機の点灯状態情報を表示する表示手段とを有する車載運転支援装置とを備え、
前記車載運転支援装置は、前記予想進行方向推定手段が予想進行方向を推定したときに、推定された予想進行方向情報を、前記車載通信手段により前記車両の近隣の前記信号制御器に送信し、
前記信号制御器は、前記路上通信手段により受信した前記予想進行方向情報に基づいて、前記車両が通過すると予想される信号機の選別を行い、選別された信号機を管理する信号制御器から信号機の点灯状態情報を前記通信網により取得し、取得した前記点灯状態情報を前記路上通信手段により前記車両に送信し、
前記車載運転支援装置は、前記車載通信手段により受信した前記点灯状態情報を、前記表示手段により表示することを特徴とする。
これにより、信号制御器の通信網を利用することにより、車両の予想進行方向については、必要な信号機の点灯状態情報を離れた領域まで提供することができる。
第2の発明は、第1の発明に係る運転支援システムにおいて、前記信号機の選別は、前記車両から所定距離内にある狭域範囲では、前記車両の予想進行方向に対して所定の広角度で信号機を選別し、前記狭域範囲よりも離れた広域範囲では、前記所定の広角度よりも狭い所定の狭角度で信号機を選別して行われることを特徴とする。これにより、より詳細な情報が必要な車両の近隣の領域の信号機の点灯状態情報については、広い角度で精度高く情報を提供でき、やや離れた領域については、狭い角度で点灯状態情報を提供してその先の交差点通過の見通しを与えることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る運転支援システムにおいて、
前記通信網は、交通管制センターに接続されていることを特徴とする。これにより、交通管制センターから正確な信号機の点灯状態情報を得ることができ、これに基づいて信号機の点灯状態情報を提供することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明に係る運転支援システムにおいて、
前記車載運転支援装置は、ナビゲーションシステムを備え、
前記予想進行方向推定手段は、前記ナビゲーションシステムにより目的地の設定がなされているときには、該目的地の方向を予想進行方向と推定することを特徴とする。これにより、ナビゲーションシステムの目的地情報を利用して、運転者の走行ニーズに正確に適合した信号機の点灯状態情報を提供することができる。
第5の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明に係る運転支援システムにおいて、
前記予想進行方向推定手段は、ナビゲーションシステムにより目的地の設定がなされていないときには、前記車両の走行軌跡に基づいて予想進行方向を推定することを特徴とする。これにより、ナビゲーションシステムが利用されていないときであっても、運転者の運転を支援する信号機の点灯状態情報を提供することができる。
第6の発明は、第5の発明に係る運転支援システムにおいて、
前記予想進行方向推定手段は、前記走行軌跡が過去に所定回数以上の走行実績がある走行軌跡の場合には、過去の走行実績に基づいて予想進行方向を推定することを特徴とする。これにより、ナビゲーションシステムが利用されていない場合であっても、過去の走行実績に基づいて、運転者の必要とする信号機の点灯状態情報を提供することができる。
第7の発明は、第1〜6のいずれか1つの発明に係る運転支援システムにおいて、
前記信号機の選別は、前記予想進行方向に対して対向する位置に配置された信号機についてのみ行い、他の向きに配置された信号機の点灯状態情報は、送信しないことを特徴とする。これにより、予想進行方向の路上に存在する信号機であっても、車両の進行に無関係の向きの信号機については情報を省くことができ、通信量を減少させるとともに、運転者にとって必要な情報のみを更に精密に提供することができる。
第8の発明は、第2の発明に係る運転支援システムにおいて、
前記狭域範囲を定める前記所定距離及び前記広域範囲を定める距離は、前記信号機間の距離に応じて変化させることを特徴とする。これにより、信号機の間の距離が長い郊外では距離範囲を長く取り、路上通信手段が多く設置されている都心では、頻繁に情報更新が可能であるので距離範囲を短く設定することができる。
第9の発明は、第2又は第7の発明に係る運転支援システムにおいて、
前記所定の広角度及び前記所定の狭角度は、走行中の道路の交通量に応じて変化させることを特徴とする。これにより、交通量の多いバイパスや幹線道路では、表示する信号機の角度を絞り、通信データ量を減少させ、通信速度が低下しないようにすることができる。
第10の発明に係る車載運転支援装置は、車両の自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記車両の予想進行方向を推定する予想進行方向推定手段と、
信号機の点灯状態情報を取得する信号機状態取得手段と、
信号機の点灯状態情報を表示する表示手段と、
該表示手段の表示を制御する表示制御手段とを有し、
該表示制御手段は、前記予想進行方向推定手段により推定された予想進行方向に基づいて、前記予想進行方向にある信号機のうち、前記自車位置検出手段により検出された自車位置から所定距離の狭域範囲内にある領域については所定の広角度で信号機を選別し、前記所定距離より離れた広域範囲にある領域については、前記所定の広角度よりも狭い所定の狭角度で信号機を選別し、前記信号機状態取得手段により取得された信号機の点灯状態情報のうち、選別された信号機の前記点灯状態情報を前記表示手段に表示することを特徴とする。
これにより、車載運転支援装置により、進行方向にある信号機の点灯状態情報について、車両の近隣の範囲についてはより詳細な情報を提供し、車両から離れた位置については絞られた必要な情報のみを提供して無駄な情報を省いて煩わしさを無くし、運転者の運転を適切に支援することができる。
本発明によれば、予想される車両の進行方向に対して、運転者が必要とする範囲の信号機の点灯状態情報のみを適切に提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施例に係る運転支援システム100の装置構成に関するシステム構成図である。本実施例に係る運転支援システム100は、大きく分けると、路面側の構成要素と、車両90側の構成要素とから構成される。
本実施例に係る運転支援システム100の路面側の構成要素は、信号制御器10と、路上通信手段20と、通信網40とからなる。また、これらの構成要素は、信号機30と、交通管制センターに接続されてよい。
一方、本実施例に係る運転支援システムの車両90側の構成要素は、車載運転支援装置60であって、車載運転支援装置60は、予想進行方向推定手段61と、車載通信手段62と、表示手段63とを備える。また、車載運転支援装置60は、GPS(Global Positioning System)64を備えてよい。更に、車載運転支援装置60に接続される構成要素として、警報機70と、制動装置80とを備えてもよい。
次に、個々の構成要素について詳説する。
信号制御器10は、信号機30の点灯スケジュールと、路上通信手段20の管理又は制御を行う制御手段である。信号制御器10は、複数の信号機の点灯スケジュールを管理する。例えば、図1において、信号制御器11は、信号機31a及び信号機31bの点灯スケジュールを管理する。なお、図1においては、模式的に信号機31a及び信号機31bの2台しか示されていないが、実際的にはもっと多くの信号機31a、31b、…を管理してよい。
信号制御器10は、信号機選別手段110を備える。信号機選別手段110は、演算機能を有する計算機等で構成されてよい。なお、信号機選別手段110の具体的機能については、後述する。
信号制御器10は、管理下にある信号機30について、その点灯時間と、点灯タイミングを制御する。例えば、信号制御器11は、信号機31aの点灯時間について、赤60秒、黄10秒、青60秒というように、各点灯状態の継続時間を管理又は制御してよい。また、信号機31aの青になるタイミングと、信号機31bの青になるタイミングを10秒ずらす、というように、その点灯タイミングも制御してよい。従って、各信号制御器11、12から点灯状態情報を取得することにより、信号制御器の管理下にある各信号機31a、31b、32a、32bの点灯状態を総て把握することができる。
信号制御器10は、所定の各領域の信号機30を分担して制御するので、例えば、信号機31a、31bを管理するのは信号制御器11、信号機32a、32bを管理するのは信号制御器12というように、各所定の領域毎に1個ずつ設けられる。
路上通信手段20は、車両と路面側で路車間通信を行うための手段である。路上通信手段20による路車間通信は、車両との通信が可能であれば、種々の態様が適用されてよく、例えば、DSRC(Dedicated Short-Range Communications、専用狭域通信)等の通信方式が適用されてもよい。また、必要に応じて、信号制御器10同士の通信が可能な態様とされてもよい。
路上通信手段20は、信号制御器10により管理又は制御され、本実施例に係る運転支援システムにおいては、信号機30の点灯状態に関する情報の車両90への送信と、車両90から送られてくる予想進行方向情報の受信を行う。路上通信手段20は、各々の信号制御器10に対し、少なくも1つ以上設けられ、例えば、図1において、信号制御器11に対しては路上通信手段21、信号制御器12に対しては路上通信手段22が各々設けられる。
通信網40は、信号制御器10同士を接続する通信回線手段である。これにより、各信号制御器10が管轄する信号機30の点灯状態情報を他の信号制御器10に送ることが可能となり、離れた位置にある信号制御器10が保持する点灯状態情報についても、1箇所の信号制御器10に集約することが可能となる。
通信網40は、交通管制センター50に接続されてよい。交通管制センター50は、各信号制御器10に制御信号を送って信号機30の点灯時間等の制御を行っている場合も多いので、交通管制センター50の情報から、信号機30の点灯状態情報を得るようにしてもよい。例えば、交通管制センター50は、交通渋滞の状況に応じて、信号機30の信号の点灯時間を変化させる場合があり、このような場合には、信号制御器10の信号機制御の内容も変化する。本実施例に係る運転支援システム100においては、リアルタイムの信号制御器10の信号点灯状態情報を取得する必要があるため、そのような情報を交通管制センター50から得るようにしてもよい。
次に、車両90側の構成要素について詳説する。
車載運転支援装置60は、運転者の運転を支援するための装置であり、本実施例に係る運転支援システム100においては、予想進行方向推定手段61と、車載通信手段62と、表示手段63とを備える。
予想進行方向推定手段61は、車両90の予想進行方向を推定する演算手段である。予想進行方向推定手段61は、例えば、GPS64に接続されていてよい。GPS64により、車両90の自車位置を知ることができ、ナビゲーションシステムにおいて目的地が設定されている場合には、GPS64を利用して目的地と自車位置との位置関係を知ることができる。この場合には、予想進行方向推定手段61は、ナビゲーションシステムで設定された目的地の方向を予想進行方向と推定する。また、例えば、ナビゲーションシステムにおいて目的地が設定されていない場合には、GPS64で検出したそれまでの走行履歴を残しておき、走行履歴から予想進行方向を推定する。更に例えば、特定の領域について、過去の走行実績が所定回数以上ある場合には、それらの走行実績に基づいて車両90の予想進行方向を推定する。このように、予想進行方向推定手段61は、種々の演算手法を用いて、車両90の予想進行方向を推定する役割を果たす。
車載通信手段62は、路車間通信が可能な情報送受信手段である。本実施例に係る運転支援システム100においては、路上通信手段20と通信を行う。つまり、予想進行方向推定手段61で推定された予想進行方向情報は、車載通信手段62により路上通信手段20に送信される。また、車載通信手段62は、路上通信手段20から送信された信号機30の点灯状態情報を受信する。なお、車載通信手段62は、路車間通信のみならず、車車間通信等が可能な通信手段が用いられてもよい。
表示手段63は、信号機30の点灯状態情報を表示して運転者に視覚的に知らせるための手段である。ナビゲーションシステムに用いられているディスプレイ等と併用されてもよく、ヘッドアップディスプレイ等が用いられてもよい。本実施例に係る運転支援システムにおいては、例えば、信号機30と車両90との位置関係を示す位置情報と、信号機30の点灯状態を示す点灯状態情報と、当該点灯状態があとどの位の時間継続するかの時間情報を表示するようにしてもよい。
警報機70は、運転者に危険や注意を喚起するための手段であり、音声を出力できるスピーカ等が用いられてよい。車載運転支援装置60は、本実施例において説明する信号機30の点灯状態情報の表示の他、信号機30を通過するのが間に合わない場合には、減速するような指示警報を出すように構成してもよく、このような場合に、警報機70を用いてもよい。
制動装置80は、車両90にブレーキによる制動力を与えるための装置である。上述のような安全性の観点から、例えば走行中の車両90が、信号機30の通過が間に合わない状況で、警報を出しても指示に運転者が従わない場合には、制動力を与えて車両90を減速させるような制御を行う機能を付加してもよい。そのような場合に、制動装置80を設けて安全機能を付加してもよい。
次に、図2を用いて、路面側の設備の情報伝達について説明する。図2は、本実施例に係る運転支援システム100の、主に路上側の設備の平面的構成に関するシステム構成図である。
図2において、本実施例に係る運転支援システム100は、複数の信号制御器11、12、13と、複数の信号機31a〜31f、32a〜32e、33a〜33dと、複数の路上通信手段21、22、23と、各々の信号制御器11、12、13同士を接続する通信網40と、通信網40に接続された交通管制センター50とから構成される。
信号制御器11、12、13は、路面上で互いに近い位置に配置されている所定領域の信号機31a〜31f、32a〜32e、33a〜33dと、その所定領域内又は所定領域付近に設けられた路上通信手段21、22、23を各々管理又は制御している。例えば、信号制御器11は信号機31a〜31f及び路上通信手段21を管理し、信号制御器12は信号機32a〜32e及び路上通信手段22を管理し、信号制御器13は信号機33a〜33d及び路上通信手段23を管理する。信号制御器11、12、13が管理する信号機31a〜31f、32a〜32e、33a〜33dの数も、信号制御器11が管理する信号機31a〜31fは6台、信号制御器12が管理する信号機32a〜32eは5台、信号制御器13が管理する信号機33a〜33dは4台というように、必ずしも統一されていなくてもよい。
また、信号制御器11、12、13は、互いに通信網40により接続されており、互いの信号制御情報又は信号機31a〜31f、32a〜32e、33a〜33dに関する情報を、通信取得又は提供可能に構成されている。更に、通信網40は、交通管制センター50にも接続されており、交通管制センター50からもデータ取得が可能に構成されている。
このような路面側の構成において、車両90が路上通信手段21の近くを走行している場合には、路上通信手段21から車両90に信号機30に関する情報を送信することができる。このとき路上通信手段21が車両90に対して送信できる情報は、信号制御器11が管理する信号機31a〜31fに関する信号機情報だけではなく、信号制御器12が管理する信号機32a〜32e及び信号制御器13が管理する信号機33a〜33dの信号機情報も送信することができる。従来の路車間通信においては、通信距離が限られ、例えば図2の場合では、信号制御器11が管理する信号機31a〜31fの信号機情報しか送信できなかったが、本実施例に係る運転支援システムにおいては、通信網40を用いて遠隔にある信号制御器12、13が管理する信号機情報も信号制御器11が取得できるので、これらの情報も併せて車両90に送信できる。このように、本実施例に係る運転支援システムにおいては、路車間通信の通信距離については従来と同様の通信能力の路上通信手段21を用いたとしても、通信網40により、車両90とは路車間通信不可能な領域にある信号機32a〜32e、33a〜33dの信号機情報をも車両90に提供することができる。
なお、信号制御器10(図1においては信号制御器11)は、信号機状態情報を、通信遅れによる伝達ずれを防ぐために、時刻を基準とした信号状態遷移パターンとして車両90に送信し、車両90側は、GPS64を元に生成した時刻からパターンを解析し、各信号機30の正しい点灯状態情報を取得するようにしてもよい。
次に、図3を用いて、信号機30の選別制御の内容について説明する。これらの選別制御は、信号制御器10内に設けられた信号機選別手段110により実行されてよい。図3は、信号機選別手段110が行う予想進行方向に対する信号機情報の選別制御の概念図である。
図3において、車両90の現在位置は路上通信手段21の近くであり、予想進行方向は、北北東となって示されている。このとき、予想進行方向に対して、車両90の現在位置から近い範囲にある距離L1の範囲内にある領域を狭域範囲とすると、狭域範囲は角度R1の広角度で信号機30の選別がなされる。例えば、距離L1は500mの設定とし、角度R1は180°とし、予想進行方向を中心として両側約90°ずつになる角度として設定してもよい。このように設定した狭域範囲内にある信号機30を選別すると、信号機31b、31d、31e、31fが該当する。従って、この場合には、信号機31b、31d、31e、31fの点灯状態情報を表示するようにする。
このように、車両90に近い所定の距離L1内にある狭域範囲については、所定の広角度で、広い角度範囲の信号機31b、31d、31e、31fを表示するようにしている。これは、運転者が車両90の周辺情報については、広い詳細な情報があった方が運転に役立つからであり、また例えば、予想進行方向推定手段61により推定された予想進行方向に、現実の運転者の意図とずれがあったとしても、その相違分をカバーできるだけの情報を提供すれば、運転者が困ることは無いからである。
一方、車両90から離れた距離L1より大きい領域を広域範囲とすると、広域範囲については、予想進行方向に対して距離L2と角度R2の範囲内にある信号機32a、32b、32c、32d、31cを選別している。距離L2は、距離L1よりも大きい所定の距離であり、例えば、2000mに設定されてもよい。また、角度R2は、角度R1よりも狭い所定の狭角度であり、例えば30°に設定され、予想進行方向を中心として両側に約15°ずつ設定されるようにしてもよい。
このように、車両90の現在位置から離れた広域領域においては、予想進行方向を中心とする比較的狭い角度にある信号機32a、32b、32c、32d、31cの信号機情報のみを提供している。これは、車両90の現在の走行位置から離れた領域についてまで、広い角度に亘る詳細な情報を表示すると、不要な信号機情報の量が多くなり、運転者が必要な情報を容易に視認することが出来なくなるおそれがあるからである。また、推定された予想進行方向が、現実に運転者の意図する目的地の方向とズレを生じていたとしても、距離がまだ離れているため、運転者に大きな不都合を与えることはなく、走行中に予想進行方向の修正も十分に可能だからである。
このように、運転者が詳細な信号機30の点灯状態情報を必要とする狭域範囲については所定の広角度で詳細な情報を表示し、しばらくしたら到達するやや離れた広域領域については情報を絞って表示することにより、運転者の必要とする情報の緊急度と広さに合致した信号機状態情報を提供することができ、運転者の運転を適切に支援することができる。
なお、狭域範囲を定める所定距離L1及び所定の広角度R1と、広域範囲を定める所定距離L2及び所定の狭角度R2は状況に応じて可変としてよい。例えば、都心部に対して郊外は信号機30の間の距離が長いので、所定距離L1、L2をともに長く設定してもよい。また、逆に、路上通信手段20が多数設置されている地域では、頻繁に信号機30の点灯状態情報の更新が可能なため、所定距離L1、L2をともに短く設定するようにしてよい。更に、バイパス、幹線道路等、交通量が多い路線の道路は、所定の広角度R1及び所定の狭角度R2を狭く設定し、データ通信量を減少させて、通信負担を減少させるようにしてもよい。
次に、図4を用いて、選別した信号機30の点灯状態情報をどのように路車間通信するかについて説明する。図4は、選別された信号機30と、通信経路の関係について示した図である。
図4において、車両90の現在位置、予想進行方向及び選別された信号機は、図3に示した内容と同様であり、車両90は路上通信手段21付近に位置し、北北東を予想進行方向としている。そして、狭域範囲内では信号機31b、31d、31e、31fが選別され、広域範囲内では信号機32a、32b、32c、32d、31cが選別されている。
この場合において、以下に通信例を示す。
まず、信号制御器11、12、13は、近隣の信号制御器11、12、13同士の間で信号の点灯状態情報を事前に授受している。具体的には、信号制御器11は、信号制御器12及び信号制御器13の点灯状態情報を、通信網40を介して取得している。同様に、信号制御器12は信号制御器11、13の点灯状態情報を取得し、信号制御器13は信号制御器11、12の点灯状態情報を、各々通信網40を介して取得している。
次に、車両90が路上通信手段21に接近すると、車両90から予想進行方向情報が伝達される。予想進行方向情報は、車両90に搭載された車載運転支援装置60が備える予想進行方向推定手段61により予想進行方向の推定がなされ、推定された予想進行方向情報は車載通信手段62により送信されて、路上通信手段21を介して信号制御器11に伝達される。図4においては、その通信経路は破線42により示されている。
信号制御器11は、路上通信手段21を介して予想進行方向情報を受信したら、受信した予想進行方向情報に基づいて、狭域範囲と広域範囲に該当する信号機30を選別する。具体的には、図4においては、狭域範囲については信号機31b、31d、31e、31fが選別され、広域範囲内では信号機32a、32b、32c、32d、31cが選別される。信号制御器11は、このような予想進行方向に基づいて該当する領域にある信号機30の選別演算を、内部に備える信号機選別手段111により実行してよい。
選別された信号機30の点灯状態情報は、狭域範囲内にある信号機31b、31d、31e、31fについては、信号制御器11自身が持っているので、信号制御器11内の制御管理データからそのまま取得する。一方、選別された広域範囲にある信号機32a、32b、32c、32d、31cのうち、信号機32a、32b、32c、32dについては、これらを管理する信号制御器12から、点灯状態情報が通信網40を介して送られているので、この点灯状態情報から選別取得する。図4においては、信号制御器12から信号制御器11への点灯状態伝達経路が破線41で示されている。また、選別された広域領域にある信号機31cについては、信号制御器11の管理下にあるので、そのまま信号制御器11内の制御管理データから点灯状態情報が選別取得される。
信号制御器11は、路上通信手段21を制御し、選別取得した信号機31b、31d、31e、31f、32a、32b、32c、32d、31cの点灯状態情報を、車両90に対して送信する。図4においては、この路上通信手段21から車両90への送信経路が、破線43で示されている。
車両90に搭載された運転支援装置60は、車載通信手段62で受信した信号機31b、31d、31e、31f、32a、32b、32c、32d、31cの点灯状態情報を、表示手段63に表示する。これにより、運転者は、信号機30の存在する交差点の通過に際し、必要な点灯状態情報のみが、境域領域のみならず広域領域においても表示され、適切な運転支援を受けることができる。
次に、図5を用いて、車載運転支援装置60の予想進行方向推定手段61で行われる、予想進行方向の推定方法の例について説明する。
図5は、目的地Gに向かって車両90が走行している途中の状態を示した図である。図5において、走行軌跡91が、車両90が今まで実際に走行してきた経路を示している。
図5において、例えば、車両90に搭載されたナビゲーションシステムの目的地設定が目的地Gになされた場合には、予想進行方向推定手段61は、目的地Gの方向を予想進行方向と推定する。従って、図5に示したように、目的地Gと車両90を結ぶ直線の方向が予想進行方向に定まり、これを中心として略2分するように、所定距離L1内にある狭域範囲の広角度R1及び所定距離L2内にある広域範囲の狭角度R2が設定される。また、ナビゲーションシステムにおいて、目的地が設定されると、図5の破線92に示すように、予定経路92が算出されるので、これを更に考慮してより精密に狭域範囲及び広域範囲を定めるようにしてもよい。このように、ナビゲーションシステムの目的地設定がなされた場合には、これを利用して明確に対象となる信号機30を選別することができる。
一方、ナビゲーションシステムで目的地の設定がなされていない場合には、それまで走行してきた走行軌跡91に基づいて予想進行方向を推定してもよい。例えば、それまでの走行経路のうち、所定距離L3の範囲内における走行軌跡から予想進行方向を推定するように定めておけば、これに基づいて予想進行方向を推定でき、推定された予想進行方向に基づいて対象信号機30の選別を行うことができる。図5の例においては、所定距離L3の範囲内において、車両90は走行軌跡91の実線に示すように略北東の方向に向かっている走行経路を描いているので、車両90の予想進行方向は北東の向きと推定することができる。このように、ナビゲーションシステムの目的地設定がなされておらず、明確な予想進行方向を決定できない場合には、車両90のそれまでの所定距離内(図5ではL3)の走行軌跡を求め、これに基づいて予想進行方向を推定してもよい。これにより、運転者に、一般的に妥当と考えられる予想進行方向について、安定して信号機30の点灯状態情報を提供することができる。
次に、図6を用いて、ナビゲーションシステムの目的地設定がなされていない場合の、図5に示した態様とは異なる態様の統計処理を利用した予想進行方向の推定方法について説明する。図6は、走行実績と予想進行方向の関係について示した図である。
図6においては、ナビゲーションシステムで目的地設定がなされておらず、車両90が実線の走行軌跡91を辿って走行していた状態を示している。ここで、図5で説明した所定距離内の走行軌跡91に基づいて予想進行方向を推定する手法によれば、車両90は略北北西の方向に向かって走行しており、予想進行方向は北北西の目的地Gcに向かう方向と推定できる。
しかし、走行中の走行軌跡91と同様の走行軌跡93の走行実績が過去にあり、その後に北東の目的地Grに向かって走行しており、走行軌跡94を辿って走行している走行実績が所定回数以上ある場合には、過去の走行実績を優先し、予想進行方向を目的地Grの方向とする予想進行方向推定を行ってもよい。つまり、単純計算によれば、車両90は北北西の目的地Gcは向かっていると推定演算されるが、過去の走行軌跡93、94が所定回数以上あり、走行パターンが確立している道路を走行していると判断できる場合には、過去の走行実績を優先して予想進行方向を推定するようにしてもよい。走行実績の所定回数の設定や、走行軌跡のパターン認識の一致度の設定は、状況に応じて適切な基準を種々適用してよい。例えば、20回以上走行実績があれば、通常のそれまでの走行軌跡から算出する図5に示した推定方法よりも、過去の走行実績を優先して適用する、というような推定方法にしてもよい。
なお、過去の走行実績については、走行実績データをデータベース上に保存しておき、予想進行方向推定手段61において、予想進行方向の推定を行う際に、走行実績データベースを参照して照合一致の判断演算を行なうようにしてもよい。
このように、過去に走行実績がある走行軌跡93、94については、単純計算された予想進行方向よりも過去の走行実績を優先し、より個別の運転者に適合した運転支援システムとすることができる。
なお、このような所定距離内の走行軌跡に基づかない予想進行方向の推定方法は、高速道路や自走車専用道路が経路上に存在する場合にも適用できる。高速道路や自走車専用道路を降りた場合、それまで走行してきた高速道路や自動車専用道路の方角が、目的地の方角を指しているとは限らないため、インターチェンジを降りた地点で、新たに走行軌跡に基づく進行方向の推定をやり直した方が好ましい。インターチェンジを降りたことは、GPS64において認識可能であるので、その場合には、走行軌跡をリセットするようにしてもよい。その際、インターチェンジを降りた過去の走行実績があれば、それらを適用して良いことは言うまでもない。
次に、図7を用いて、予想進行方向の向きを考慮した信号機30の選別方法の例について説明する。図7は、車両90が路上通信手段21付近の交差点C1に設けられた信号機31aを通過する状態を示した図である。
図7において、交差点C1には、東西南北の各々の方向に、信号機31aN、31aE、31aS、31aWが4台設置されている。このように、狭域範囲において、総ての信号機30の点灯状態情報を表示することとすると、例えば、交差点C1については、総ての信号機31aN、31aE、31aS、31aWの総てについて点灯状態情報が表示手段63に表示されることになる。
しかしながら、図7において、車両90の予想進行方向が、交差点C1をいずれの方向に通過する場合であったとしても、車両90の交差点C1の通過の可否を定める信号機31aは、車両90の進行方向に対向する信号機31aNのみである。従って、信号機31aE、31aS、31aWについては、点灯状態情報を表示したとしても、運転者にとっては不必要な情報となってしまう。
そこで、このような場合には、信号制御器11は、運転者にとって必要な、車両90の進行の可否を定める信号機31aNのみを選別して送信するようにしてよい。これにより、運転者は、自車の進行方向に関係の無い信号機31aE、31aS、31aWの点灯状態情報については表示手段63に表示されないので、必要な信号機31aNのみの点灯状態情報を得ることができ、余分な煩わしさを感じずに車両90の運転を行うことができる。また、路上通信手段21と車載通信手段62の通信量も減らすことができ、制御演算の高速化に寄与できる。
次に、図8を用いて、交差点C1と交差点C2が近接して存在する場合の、予想進行方向の向きを考慮した信号機30の選別方法の例について説明する。図8は、交差点C1、C2が接近して存在し、各々の交差点が東西南北に信号機31aN、31aE、31aS、31aW及び信号機31bN、31bE、31bS、31bWを備えている態様を示している。
この場合において、車両90が最初に交差点C1を右折して通過して次に交差点C2を左折する場合を考える。車両90は、最初の交差点C1では、北向きの進行方向であって、この方向に対向している信号機31aが車両90の交差点C1の通過の可否を定める。よって、信号機31aE、31aS、31aWについては、車両90の進行方向には無関係であるので、信号制御器11は、信号機31aNのみを選別してこの点灯状態情報のみを送信し、他の信号機31aE、31aS、31aWについては、点灯状態情報を送信しない。
次に、車両90が交差点C1を右折して東方向に向かうときに、車両90の交差点C2の通過の可否を定めるのは、やはり車両90の進行方向前方に対向する信号機31bEである。よって、交差点C2については、信号機31bEの点灯状態情報のみが運転者にとって必要な情報であり、他の信号機31bN、31bS、31bWの点灯状態情報は不要な情報であるので、信号制御器11は、信号機31bEのみを選別して残し、この点灯状態情報のみを車両90に送信するようにしてよい。なお、図8において、車両90は、交差点C2を左折しているが、これが直進又は右折であったとしても、必要な情報は信号機31bEの点灯状態情報であるので、その選別方法は同様である。
このように、交差点C1、C2が接近して存在する場合であっても、ともに車両90の予想進行方向に対して対向する信号機31aN、31bEを選別し、これらの点灯状態情報のみを送信して表示手段63に表示させることにより、運転者にとって必要な情報のみを適切に提供できる運転支援システムとすることができる。
次に、図9を用いて、今まで説明した信号制御器10が行っていた制御の一部を、車両90側において実行する車載運転支援装置60aについて説明する。図9は、車載運転支援装置60aを搭載した車両90と、路面側の設備を示したシステム構成図である。
図9において、路面側の設備については、信号制御器10と、路面通信手段20と、信号機30と、通信網40と、交通管制センター50については、図1に示したシステム構成と同様であるが、信号制御器10の内部から、信号機選別手段110が取り除かれた点が異なっている。
図9において、車載運転支援装置60aが、表示制御手段65を更に備え、表示制御手段65が予想進行方向推定手段61を取り込み、かつ信号機選別手段66を新たに備えた点で、図1に示した車載運転支援装置60と異なっている。他の構成要素については、図1に示した構成要素と同様であるので、その説明を省略する。
表示制御手段65は、表示手段63の表示制御を行う制御手段であり、ECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)等の演算手段で構成されてよい。本実施例に係る車載運転支援装置60aは、図1の実施例に係る運転支援システム100において、信号制御器10の信号機選別手段110が行っていた信号機30の選別制御を、表示制御手段65に備えられた信号機選別手段66が行う。
つまり、予想進行方向推定手段61により推定された車両90の進行方向に対し、表示手段63で表示すべき信号機30の選別演算を車両90側で行なう。車載運転支援装置60aは、GPS64により自車の絶対位置を検出し、マップマッチングを行うことによって、道路上のどこを走行しているのかを検出することができる。従って、予想進行方向推定手段61により、予想進行方向を推定したら、それをマップデータ上で特定し、信号機30の選別を信号機選別手段66で行うことができる。そして、表示制御手段65は、不要な信号機30を削除して表示手段63に表示する制御を行うことができる。
このとき、車両90の近隣の所定距離以内の狭域範囲については、所定の広角度で広く信号機30の点灯状態情報を表示し、所定の距離より大きい広域範囲については、所定の狭角度で信号機30の点灯状態情報を表示するようにすれば、今まで説明した運転支援システムと同様の効果を得ることができる。
このような信号機30の選別制御を車両90側で行う場合には、路面側の信号制御器10は、離れた領域の他の信号制御器10の信号機制御情報を取得できるようにさえしておけばよい。
このように、本実施例に係る車載運転支援装置60aのように、信号機30の選別については、車両90に搭載された車載運転支援装置60aで行うようにしてもよい。この場合にも、今まで説明した予想進行方向推定手段61による種々の推定方法や、表示範囲を可変とする制御は、同様に適用することができる。
本実施例に係る車載運転支援装置60aによれば、インフラ側が必ずしも完全に整備されていなくても、運転者にとって必要な信号機30の点灯状態情報を提供することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本実施例の運転支援システム100の装置構成に関するシステム構成図である。 本実施例に係る運転支援システムの路上側設備の平面的システム構成図である。 予想進行方向に対する信号機の選別制御の概念図である。 選別された信号機30と、通信経路について示した図である。 目的地Gに向かって車両90が走行している途中の状態を示した図である。 走行実績と予想進行方向との関係について示した図である。 車両90が交差点C1を通過する状態を示した図である。 交差点C1、C2が接近して存在し、各々の交差点が東西南北に信号機を備えた態様を示した図である。 車載運転支援装置60aを搭載した車両90と、路面側の設備を示したシステム構成図である。
符号の説明
10、11、12、13 信号制御器
20、21、22、23 路上通信手段
30、31a〜31f、32a〜32e、33a〜33d 信号機
40 通信網
50 交通管制センター
60、60a 車載運転支援装置
61 予想進行方向推定手段
62 車載通信手段
63 表示手段
64 GPS
65 表示制御手段
66、110、111、112 信号機選別手段
70 警報機
80 制動装置
90 車両
91、93、94 走行軌跡
92 予定経路
100 運転支援システム

Claims (10)

  1. 路車間通信可能な路上通信手段と、
    所定領域の信号機の点灯スケジュールと、前記路上通信手段を管理する信号制御器と、
    該信号制御器同士を接続する通信網と、
    車両の予想進行方向を推定する予想進行方向推定手段と、路車間通信可能な車載通信手段と、信号機の点灯状態情報を表示する表示手段とを有する車載運転支援装置とを備え、
    前記車載運転支援装置は、前記予想進行方向推定手段が予想進行方向を推定したときに、推定された予想進行方向情報を、前記車載通信手段により前記車両の近隣の前記信号制御器に送信し、
    前記信号制御器は、前記路上通信手段により受信した前記予想進行方向情報に基づいて、前記車両が通過すると予想される信号機の選別を行い、選別された信号機を管理する信号制御器から信号機の点灯状態情報を前記通信網により取得し、取得した前記点灯状態情報を前記路上通信手段により前記車両に送信し、
    前記車載運転支援装置は、前記車載通信手段により受信した前記点灯状態情報を、前記表示手段により表示することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記信号機の選別は、前記車両から所定距離内にある狭域範囲では、前記車両の予想進行方向に対して所定の広角度で信号機を選別し、前記狭域範囲よりも離れた広域範囲では、前記所定の広角度よりも狭い所定の狭角度で信号機を選別して行われることを特徴とする請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記通信網は、交通管制センターに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援システム。
  4. 前記車載運転支援装置は、ナビゲーションシステムを備え、
    前記予想進行方向推定手段は、前記ナビゲーションシステムにより目的地の設定がなされているときには、該目的地の方向を予想進行方向と推定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の運転支援システム。
  5. 前記予想進行方向推定手段は、ナビゲーションシステムにより目的地の設定がなされていないときには、前記車両の走行軌跡に基づいて予想進行方向を推定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の運転支援システム。
  6. 前記予想進行方向推定手段は、前記走行軌跡が過去に所定回数以上の走行実績がある走行軌跡の場合には、過去の走行実績に基づいて予想進行方向を推定することを特徴とする請求項5に記載の運転支援システム。
  7. 前記信号機の選別は、前記予想進行方向に対して対向する位置に配置された信号機についてのみ行い、他の向きに配置された信号機の点灯状態情報は、送信しないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の運転支援システム。
  8. 前記狭域範囲を定める前記所定距離及び前記広域範囲を定める距離は、前記信号機間の距離に応じて変化させることを特徴とする請求項2に記載の運転支援システム。
  9. 前記所定の広角度及び前記所定の狭角度は、走行中の道路の交通量に応じて変化させることを特徴とする請求項2又は7に記載の運転支援システム。
  10. 車両の自車位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記車両の予想進行方向を推定する予想進行方向推定手段と、
    信号機の点灯状態情報を取得する信号機状態取得手段と、
    信号機の点灯状態情報を表示する表示手段と、
    該表示手段の表示を制御する表示制御手段とを有し、
    該表示制御手段は、前記予想進行方向推定手段により推定された予想進行方向に基づいて、前記予想進行方向にある信号機のうち、前記自車位置検出手段により検出された自車位置から所定距離の狭域範囲内にある領域については所定の広角度で信号機を選別し、前記所定距離より離れた広域範囲にある領域については、前記所定の広角度よりも狭い所定の狭角度で信号機を選別し、前記信号機状態取得手段により取得された信号機の点灯状態情報のうち、選別された信号機の前記点灯状態情報を前記表示手段に表示することを特徴とする車載運転支援装置。
JP2007114407A 2007-04-24 2007-04-24 運転支援システム及び車載運転支援装置 Pending JP2008269481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114407A JP2008269481A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 運転支援システム及び車載運転支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114407A JP2008269481A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 運転支援システム及び車載運転支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269481A true JP2008269481A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40048855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007114407A Pending JP2008269481A (ja) 2007-04-24 2007-04-24 運転支援システム及び車載運転支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269481A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271843A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 路側通信装置及び送信方法
KR101036745B1 (ko) 2009-03-19 2011-05-24 이상근 신호등의 예상 점등시간을 제공하는 교통정보시스템
JP2012003354A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Sanyo Electric Co Ltd 基地局装置
US20160245660A1 (en) * 2015-02-23 2016-08-25 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vehicle, System and Method for Forwarding Events
JP2017162250A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 路側装置、車載装置、交通情報提供システムおよび交通情報提供方法
JP2020067742A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社京三製作所 情報提供システムおよび車載装置
JP2020067743A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社京三製作所 道路交通制御システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271843A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 路側通信装置及び送信方法
KR101036745B1 (ko) 2009-03-19 2011-05-24 이상근 신호등의 예상 점등시간을 제공하는 교통정보시스템
JP2012003354A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Sanyo Electric Co Ltd 基地局装置
US20160245660A1 (en) * 2015-02-23 2016-08-25 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vehicle, System and Method for Forwarding Events
US9953528B2 (en) * 2015-02-23 2018-04-24 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vehicle, system and method for forwarding events
JP2017162250A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 路側装置、車載装置、交通情報提供システムおよび交通情報提供方法
JP2020067742A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社京三製作所 情報提供システムおよび車載装置
JP2020067743A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社京三製作所 道路交通制御システム
CN111091707A (zh) * 2018-10-23 2020-05-01 株式会社京三制作所 信息提供系统和车载装置
RU2767219C2 (ru) * 2018-10-23 2022-03-16 Кесан Электрик Мфг. Ко., Лтд. Система обеспечения информации и бортовое устройство
JP7054666B2 (ja) 2018-10-23 2022-04-14 株式会社京三製作所 情報提供システムおよび車載装置
JP7054667B2 (ja) 2018-10-23 2022-04-14 株式会社京三製作所 道路交通制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108058713B (zh) 信息显示装置、信息显示方法及信息显示程序的记录介质
CN107532916B (zh) 路径搜索装置及路径搜索方法
JP7216534B2 (ja) 自動運転支援装置
EP1793204B1 (en) System for and method of providing lane guidance
JP4584752B2 (ja) 車載端末装置
US20150253772A1 (en) Apparatus and method for continuously establishing a boundary for autonomous driving availability and an automotive vehicle comprising such an apparatus
US11584375B2 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
US20130018572A1 (en) Apparatus and method for controlling vehicle at autonomous intersection
JP6007739B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
JP2009157419A (ja) 運転支援システム、路上通信装置、および、車載機
CN114255606A (zh) 辅助驾驶提醒、地图辅助驾驶提醒方法、装置和地图
CN111731295B (zh) 行驶控制装置、行驶控制方法以及存储程序的存储介质
US20230115708A1 (en) Automatic driving device and vehicle control method
JP2008269481A (ja) 運転支援システム及び車載運転支援装置
CN108058707B (zh) 信息显示装置、信息显示方法及信息显示程序的记录介质
EP3147882A1 (en) A system and a method for an intelligent transportation system
US20230118619A1 (en) Parking-stopping point management device, parking-stopping point management method, and vehicle device
JP2004013199A (ja) 交通管制方法管制センタおよび車載通信機
JP2020157831A (ja) 走行制御装置、走行制御方法、およびプログラム
JP2010061335A (ja) 交通情報提供システム及び地域交通情報提供方法
WO2019049323A1 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP2010146174A (ja) 運転支援装置
JP5640576B2 (ja) 走行支援装置、及び走行支援システム
JP2018088043A (ja) 走行制御装置
JP7143957B2 (ja) 車両制御方法及び車両制御装置