JP2010043555A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造として簡易でありながら、冷間始動時にスロットルバルブが凍結している場合などであっても迅速に暖機できるようにした内燃機関の冷却装置を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド出口側通路14などに接続点で接続され、接続点からラジエータ12に冷却水を送るラジエータ入口側通路22と、機関本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路24と、シリンダヘッド出口側通路からスロットル装置を介してラジエータ出口側通路に接続されるスロットル通路と、接続点に配置されて冷却水の流れの方向を制御する方向制御弁52を備えた内燃機関10の冷却装置において、方向制御弁52は、シリンダヘッド出口側通路14などをラジエータ入口側通路22などに接続する開放位置と、閉鎖する閉鎖位置と、その間の任意の中間位置とに弁体52bが切り換え自在であると共に、内燃機関の暖機時に閉鎖位置に制御する。
【選択図】図1
【解決手段】シリンダヘッド出口側通路14などに接続点で接続され、接続点からラジエータ12に冷却水を送るラジエータ入口側通路22と、機関本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路24と、シリンダヘッド出口側通路からスロットル装置を介してラジエータ出口側通路に接続されるスロットル通路と、接続点に配置されて冷却水の流れの方向を制御する方向制御弁52を備えた内燃機関10の冷却装置において、方向制御弁52は、シリンダヘッド出口側通路14などをラジエータ入口側通路22などに接続する開放位置と、閉鎖する閉鎖位置と、その間の任意の中間位置とに弁体52bが切り換え自在であると共に、内燃機関の暖機時に閉鎖位置に制御する。
【選択図】図1
Description
この発明は内燃機関の冷却装置に関し、より具体的にはラジエータを介して冷却水を循環させて内燃機関を冷却する装置に関する。
内燃機関の冷却装置の例としては、下記の特許文献1、2記載の技術を挙げることができる。特許文献1には、内燃機関のシリンダヘッドを冷却する第1冷却水通路とシリンダブロックを冷却する第2冷却水通路とを分岐形成し、それぞれの冷却水通路に冷却水を供給する第1、第2冷却水ポンプを設け、機関温度が設定値T1以下にあるとき、第1冷却水ポンプの回転数を減少させると共に、第2冷却水ポンプの回転を停止させ、第1冷却水通路にのみ減少させた量の冷却水を供給する技術が開示される。
特許文献2には、機関本体の冷却水通路の出口にラジエータ通路と第1から第3のバイパス通路が接続されると共に、そのうちの第1バイパス通路はスロットルボディと流量制御弁を通って機関本体に戻されることで冷却水を機関本体に循環させている。さらに、暖機中は、第1バイパス通路の冷却水を全閉流量または微小流量に制御し、第2、第3のバイパス通路に冷却水を循環させる技術が開示される。
特公昭63−67006号公報
特許第3735013号公報
特許文献1記載の技術にあっては、シリンダヘッドを冷却する第1冷却水通路とシリンダブロックを冷却する第2冷却水通路に第1、第2冷却水ポンプを設けているため、構造が複雑となり、コストアップを招く不都合があった。
また、特許文献2記載の技術にあっては、暖機中は第1バイパス通路の冷却水を全閉流量または微小流量に制御するため、冷間始動時にスロットルバルブが凍結している場合、スロットルバルブを暖機するのに時間がかかる不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解消することにあり、構造として簡易でありながら、冷間始動時にスロットルバルブが凍結している場合などであっても迅速に暖機できるようにした内燃機関の冷却装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、機関本体のシリンダヘッドに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダヘッド出口側通路と、前記機関本体のシリンダブロックに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダブロック出口側通路と、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路に接続点で接続され、前記接続点からラジエータに冷却水を送るラジエータ入口側通路と、前記ラジエータから前記機関本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路と、前記接続点と前記ラジエータ出口側通路を接続するバイパス通路と、前記ラジエータ出口側通路に配置される冷却水ポンプと、スロットルバルブを収容するスロットル装置と、前記シリンダヘッド出口側通路から前記スロットル装置を介して前記ラジエータ出口側通路に前記冷却水ポンプの配置位置よりも上流側で接続されるスロットル通路と、前記接続点に配置されて冷却水の流れを制御する制御弁と、前記制御弁の動作を制御する弁制御手段とを備えた内燃機関の冷却装置において、前記制御弁は、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路の少なくともいずれかを前記ラジエータ入口側通路と前記バイパス通路の少なくともいずれかに接続する開放位置と、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路を閉鎖する閉鎖位置と、前記開放位置と閉鎖位置の間の任意の中間位置とに弁体が切り換え自在であると共に、前記弁制御手段は、前記内燃機関の暖機時に前記制御弁の弁体を前記閉鎖位置に制御する如く構成した。
請求項1にあっては、機関本体のシリンダヘッドとシリンダブロックに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダヘッド出口側通路とシリンダブロック出口側通路と、それらに接続点で接続されて接続点からラジエータに冷却水を送るラジエータ入口側通路と、ラジエータから機関本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路と、接続点と出口側通路を接続するバイパス通路と、ラジエータ出口側通路に配置される冷却水ポンプと、シリンダヘッド出口側通路からスロットル装置を介してラジエータ出口側通路に冷却水ポンプの配置位置よりも上流側で接続されるスロットル通路と、接続点に配置された制御弁と、その動作を制御する弁制御手段とを備えた内燃機関の冷却装置において、制御弁は、シリンダヘッド出口側通路とシリンダブロック出口側通路の少なくともいずれかをラジエータ入口側通路とバイパス通路の少なくともいずれかに接続する開放位置と、シリンダヘッド出口側通路とシリンダブロック出口側通路を閉鎖する閉鎖位置と、開放位置と閉鎖位置の間の任意の中間位置とに弁体が切り換え自在であると共に、弁制御手段は内燃機関の暖機時に制御弁の弁体を閉鎖位置に制御する如く構成したので、冷却水ポンプがラジエータ出口側通路のみに配置されることで構造として簡易となると共に、暖機時に制御弁の弁体を閉鎖位置に制御することで、冷却水をシリンダブロックの冷却水通路に滞留させることができ、シリンダブロック内の冷却水を早期に暖機して内燃機関を迅速に暖機することができる。
ここで、スロットル通路はシリンダヘッド出口側通路に、即ち、制御弁の配置位置の上流に接続され、制御弁の開度に関わらず、常に開放されることから、シリンダヘッドの冷却水をスロットル通路を通じて循環させることができ、冷却水が冷却水ポンプによって過度に昇圧されることがないと共に、冷却水を循環させることで、シリンダヘッドが局所的に加熱するのを防止することができる。また、シリンダブロックに比べて発熱量の大きいシリンダヘッドの冷却水をスロットル装置に送ることで、内燃機関が冷間始動時にあってスロットルバルブが凍結している場合などであっても、スロットルバルブの凍結を早期に解消することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の冷却装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係る内燃機関の冷却装置を全体的に示す概略図である。
図1において符号10は、ガソリンを燃料とする、火花点火式の水冷で6気筒を備える内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。詳細な図示は省略するが、エンジン10においてエアクリーナから吸入された吸気は吸気管を通ってスロットルボディ(スロットル装置)10aに至り、そこに収容されるスロットルバルブ10bで流量を調整されてシリンダヘッド(「HEAD」と示す)10cとシリンダブロック(「BLOCK」と示す)10dからなるエンジン本体10eの、各気筒の燃焼室に向けて流れる。
吸気は燃焼室の手前の吸気ポートでインジェクタによって噴射された燃料と混合されて混合気を形成する。混合気は吸気バルブが開弁されるとき、燃焼室に流入し、点火されると燃焼してピストンを駆動する。燃焼によって生じた排ガスは排気バルブが開弁されるとき、排気系に排出され、触媒装置で浄化されて外部に放出される。
エンジン10は車両(図示せず)に搭載されると共に、車両の前部にはラジエータ12が配置される。
ラジエータ12は、図示は省略するが、多数のチューブとフィンからなるウォータコアとそれに接続されるアッパタンクとロアタンクを備え、アッパタンクからウォータコアを経由してロアタンクへと水を流し、ウォータコアのチューブとフィンの表面を流れる風によって冷却してエンジン10を冷却する冷却水を生成する。ラジエータ12はファン12aを備え、ファン12aを駆動して得た風をウォータコアに送風する。
図示の如く、この実施例に係るエンジン10の冷却装置は、エンジン本体10eのシリンダヘッド10cに穿設された冷却水通路(図示せず)から冷却水を排出するシリンダヘッド出口側通路14と、同様にエンジン本体10eのシリンダブロック10dに穿設された冷却水通路(図示せず)から冷却水を排出するシリンダブロック出口側通路16と、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16に接続点20で接続され、接続点20からラジエータ12に冷却水を送るラジエータ入口側通路22と、ラジエータ12からエンジン本体10eに冷却水を戻すラジエータ出口側通路24と、接続点20とラジエータ出口側通路24を接続(短絡)するバイパス通路26を備える。
ラジエータ入口側通路22は、接続点20を介し、車両の空調装置のヒータ(「Heater」と示す)30を通過してラジエータ出口側通路24に接続されるヒータ通路32と、変速機(図示せず)のATF(Automatic Transmission Fluid。潤滑油)を貯留するリザーバ34を通過して同様にラジエータ出口側通路24に接続されるATF通路36に接続される。
このように、冷却水はヒータ通路32を介してヒータ30に送られ、ファン30aで吸引された車室内の空気を冷却水と熱交換させて車室内の空気の温度を昇温させると共に、ATF通路36を介してリザーバ34に送られ、ATFと熱交換させてATFの温度を昇温させる。
またラジエータ出口側通路24は、分岐点40を介し、シリンダヘッド10cに穿設された冷却水通路に冷却水を戻すシリンダヘッド入口側通路42と、シリンダブロック10dに穿設された冷却水通路に冷却水を戻すシリンダブロック入口側通路44に接続される。
分岐点40には、冷却水ポンプ(ウォータポンプ)46が配置される。冷却水ポンプ46は電動モータ(図示せず)に接続され、電動モータで駆動されるとき、冷却水を圧送して循環させる。
また、エンジン10の冷却装置は、シリンダヘッド出口側通路14からスロットルボディ10aを介してラジエータ出口側通路24に、冷却水ポンプ46の配置位置よりも上流側で接続されるスロットル通路50を備える。スロットル通路50は、スロットルボディ10aを通過した後、ヒータ通路32と合流しつつ、ラジエータ出口側通路24に接続される。尚、この明細書で、「上流」はエンジン10に対する冷却水の流れにおける上流を意味する。
このように、冷却水の一部はシリンダヘッド出口側通路14からスロットル通路50を介してスロットルボディ10aに常に循環させられ、スロットルボディ10a(およびスロットルバルブ10b)の凍結を防止する。
シリンダヘッド出口側通路14などをラジエータ入口側通路22に接続する接続点20には、冷却水の流れを制御、より具体的には冷却水の方向を制御すると共に、流量を制御する方向制御弁(制御弁)52が配置される。
図2は方向制御弁52の構造を模式的に示す斜視図、図3はその冷却水の入、出口の展開図、図4から図6は作動状態を示す説明図である。
図示の如く、方向制御弁52は、円筒状の本体52aと、本体52aの内部に回転自在に収容される、円筒の半分が切り欠かれて半円筒状を呈する弁体52bと、本体52aの一端側で弁体52bに固定され、弁体52bを本体52aに対して相対回転させるステッピングモータ(アクチュエータ)52cと、本体52aの他端側を被覆するカバー52dからなる。
本体52aには図示のような冷却水の入口と出口、即ち、シリンダヘッド出口側通路14に接続されるヘッド入口52a1と、シリンダブロック出口側通路16に接続されるブロック入口52a2と、ラジエータ入口側通路22に接続されるラジエータ出口52a3と、バイパス通路26に接続されるバイパス出口52a4と、ヒータ通路32に接続されるヒータ出口52a5と、ATF通路36に接続されるATF出口52a6を備える。
本体52aの内壁面52eには弁体52bの半円筒部が液密に接触すると共に、本体52aの内壁面52eと弁体52bの切り欠き部分52b1の間に空隙が形成され、ヘッド入口52a1あるいはブロック入口52a2は、その空隙を通ってラジエータ出口52a3などに連通される。
尚、入、出口の孔径は、通過する冷却水の流量に応じて相違させられ、ブロック入口52a2とヘッド入口52a1は同大に、ラジエータ出口52a3はそれらより大きく穿設されると共に、バイパス出口52a4などは入口側よりも小さく穿設される。
また、図3に示す如く、ヘッド入口52a1、ラジエータ出口52a3などの入、出口は、0度から180度付近の間に位相をずらされて穿設される。
従って、図4に示す如く、弁体52bが本体52aに対して0度付近に位置させられるとき、ヘッド入口52a1などの全ての入口とラジエータ出口52a3などの全ての出口は閉鎖される。
換言すれば、方向制御弁52の弁体52bが、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16を閉鎖、より具体的にはシリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16のいずれもラジエータ入口側通路22とバイパス通路26のいずれにも、さらにはヒータ通路32とATF通路36にも接続しない閉鎖位置に切り換えられるとき、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16は閉鎖され、方向制御弁52を介しての冷却水の流れは阻止される。このとき、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16の間の冷却水の流れも阻止される。
尚、方向制御弁52においてステッピングモータ52cは、弁体52bが閉鎖位置にある状態をデフォルト位置としており、その閉鎖位置ではステッピングモータ52cの通電量は零となる。
また、図6に示す如く、弁体52bが本体52aに対して180度付近にあるとき、ヘッド入口52a1などの全ての入口とラジエータ出口52a3などの全ての出口は開放される。
換言すれば、方向制御弁52の弁体52bが、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16の少なくともいずれか、より具体的には両方をラジエータ入口側通路22とバイパス通路26の少なくともいずれか、より具体的には両方に、さらにはヒータ通路32とATF通路36にも接続する開放位置に切り換えられるとき、冷却水は、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16から方向制御弁52を通り、ラジエータ入口側通路22、バイパス通路26、ヒータ通路32、ATF通路36に流れる。
また、弁体52bが0度付近と180度付近の間にあるとき、換言すれば、方向制御弁52の弁体52bが上記した開放位置と閉鎖位置の間の任意の中間位置に切り換えられるとき、例えば図5に示す角度にあるとき、ヘッド入口52a1とヒータ出口52a5が完全に開放されると共に、バイパス出口52a4がほぼ開放されるが、その他は閉鎖される。
その結果、冷却水は、シリンダヘッド出口側通路14から方向制御弁52を通り、ヒータ出口52a5を通ってヒータ通路32に流れると共に、バイパス出口52a4を通ってバイパス通路26に流れるが、ラジエータ入口側通路22などへの流れは阻止される。
図1の説明に戻ると、エンジン10においてスロットルバルブ10bの下流には絶対圧センサ60が配置され、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)を示す出力を生じると共に、クランクシャフトの付近にはクランク角センサ62が配置され、所定クランク角度ごとにパルス信号を出力する。
また、シリンダブロック10dの付近には水温センサ64が配置され、エンジン水温(冷却水の温度)TWに応じた出力を生じる。運転席のアクセルペダル(図示せず)の付近にはアクセル開度センサ66が配置され、運転者に操作されたアクセル開度(アクセルペダル踏み込み量)を示す出力を生じる。
上記したセンサの出力は、電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)70に送られる。ECU70はマイクロコンピュータからなり、図示は省略するが、CPU,ROM,RAM、入出力インタフェースなどを備える。ECU70は、クランク角センサ62の出力をカウントしてエンジン回転数NEを検出する。
ECU70はこれらセンサを通じて検出されたエンジン10の運転状態に基づき、方向制御弁52と冷却水ポンプ46の動作を制御する。
次いで、図1と図7、図8を参照してそのECU70の方向制御弁52などの制御動作を説明する。
図7と図8は図1と同様、この実施例に係るエンジン10の冷却装置の概略図であるが、図7と図8においてはECU70とセンサ類の図示を省略した。尚、図1、図7、図8においてシリンダヘッド出口側通路14、シリンダヘッド入口側通路42、シリンダブロック出口側通路16、シリンダブロック入口側通路44などの冷却水通路が淡い線で示されるときは冷却水が流れないこと、濃い線で示されるときは流れることを意味する。
先ず、暖機時の制御について説明する。
ECU70は水温センサ64から検出されたエンジン水温TWが所定温度(例えば70度)以下であり、クランク角センサ62などの出力からエンジン10が暖機時にあると判断されるとき、図4に示す如く、方向制御弁52が閉鎖位置となるようにステッピングモータ52cの動作を制御する。
即ち、図1に示す如く、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側16とを閉鎖し、冷却水が方向制御弁52を通ってラジエータ入口側通路22、バイパス通路26、ヒータ通路32、ATF通路36に流れるのを阻止すると共に、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側16の間を流れるのも阻止する。これにより、冷却水をシリンダブロック10dの冷却水通路に滞留させることができるので、シリンダブロック10d内の冷却水を早期に暖機してエンジン10を迅速に暖機することができる。
また、ECU70はこのとき、冷却水ポンプ46の電動モータを低速回転させて冷却水ポンプ46を作動させ、冷却水を、シリンダヘッド入口側通路42、シリンダヘッド10cに穿設された冷却水通路、シリンダヘッド出口側通路14、スロットル通路50(スロットルボディ10a)、ラジエータ出口側通路24の末端付近、冷却水ポンプ46の間で循環させる。
図1に示す如く、スロットル通路50はシリンダヘッド出口側通路14に、即ち、方向制御弁52の配置位置の上流に接続され、方向制御弁52の開度に関わらず、常に開放されることから、シリンダヘッド10cの冷却水をスロットル通路50を通じて循環させることができ、冷却水が冷却水ポンプ46によって過度に昇圧されることがないと共に、冷却水を循環させることで、シリンダヘッド10cが局所的に加熱するのを防止することができる。
また、シリンダブロック10dに比べて発熱量の大きいシリンダヘッド10cの冷却水をスロットルボディ(スロットル装置)10aに送ることで、エンジン10が冷間始動時にあってスロットルバルブ10bが凍結している場合などであっても、スロットルバルブ10bの凍結を早期に解消することができる。
また、方向制御弁52が図4に示す閉鎖位置にあるとき、ステッピングモータ52cの通電量は零とされることから、電気エネルギの点でも有利となる。
次いで、ヒータ協調時の制御について説明する。
ECU70は、上記した暖機制御が終了してエンジン冷却水温TWが例えば70度を超えて100度に至る間に乗員によって暖房が要求された場合、方向制御弁52の弁体52bが図5に示す位置となるように、具体的にはヘッド入口52a1とヒータ出口52a3が完全に開放されると共に、バイパス出口52a4が例えば図示の位置まで開放されるようにそのステッピングモータ52cの動作を制御する。
これにより、図7に示す如く、冷却水はシリンダヘッド出口側通路14から方向制御弁52を通ってヒータ通路32に流れ、ヒータ30を加熱することができる。また、このとき、冷却水温TWの上昇に応じて冷却水の流量を確保するため、バイパス通路26にも冷却水を流すこととする。従って、ECU70は、図5に示すバイパス出口52a4の開度が冷却水温TWの上昇に応じて増加するようにステッピングモータ52cを介して弁体52bの位置を制御する。
ECU70は、冷却水の流量が増加したことから、冷却水ポンプ46の電動モータの回転をエンジン回転数に応じて制御し、冷却水を、スロットル通路50と、ヒータ通路32と、バイパス通路26に流して循環させる。これにより、エンジン10を早期に暖機できると共に、車室内の温度を迅速に上げることができる。
次いで、暖気後の制御について説明する。
ECU70は、上記したエンジン10の暖機が終了してエンジン冷却水温TWが例えば100度を超えた後、方向制御弁52の弁体52bが図5に示す位置から図6に示す位置、具体的には弁体52bが図6の矢印aで示す角度範囲において180度付近に向けて徐々に開放されるように、ステッピングモータ52cの動作を制御すると共に、冷却水ポンプ46の電動モータの回転数を同様にエンジン回転数に応じて制御する。
これにより、図8に示すように冷却水はシリンダブロック10dにも流れ、暖機終了後のエンジン本体10eのさらなる昇温を抑制する。また、ECU70は、ラジエータ出口52a3の開度を調節してラジエータ12への冷却水の流量を制御し、冷却水温を調節するように弁体52bの位置を制御する。
この実施例は上記の如く、エンジン本体(機関本体)10eのシリンダヘッド10cに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダヘッド出口側通路14と、前記エンジン本体のシリンダブロック10dに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダブロック出口側通路16と、前記シリンダヘッド出口側通路14と前記シリンダブロック出口側通路16に接続点20で接続され、前記接続点20からラジエータ12に冷却水を送るラジエータ入口側通路22と、前記ラジエータから前記エンジン本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路24と、前記接続点20と前記ラジエータ出口側通路24を接続するバイパス通路26と、前記ラジエータ出口側通路24に配置される冷却水ポンプ46と、スロットルバルブ10bを収容するスロットル装置(スロットルボディ)10aと、前記シリンダヘッド出口側通路14から前記スロットル装置10aを介して前記ラジエータ出口側通路24に前記冷却水ポンプ46の配置位置よりも上流側で接続されるスロットル通路50と、前記接続点20に配置されて冷却水の流れを制御する方向制御弁(制御弁)52と、前記方向制御弁52の動作を制御する弁制御手段(ECU70)とを備えたエンジン10の冷却装置において、前記方向制御弁52は、前記シリンダヘッド出口側通路14と前記シリンダブロック出口側通路16の少なくともいずれかを前記ラジエータ入口側通路22と前記バイパス通路26の少なくともいずれかに接続する開放位置と、前記シリンダヘッド出口側通路14と前記シリンダブロック出口側通路16を閉鎖、具体的にはシリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16のいずれも前記ラジエータ入口側通路22と前記バイパス通路26のいずれにも接続しないと共に、シリンダヘッド出口側通路14とシリンダブロック出口側通路16の間も閉鎖する閉鎖位置と、前記開放位置と閉鎖位置の間の任意の中間位置とに弁体52bが切り換え自在であると共に、前記弁制御手段は、前記エンジン10の暖機時に前記方向制御弁52の弁体52bを前記閉鎖位置に制御する如く構成した。
これにより、冷却水ポンプ46がラジエータ出口側通路24のみに配置されることで構造として簡易となると共に、暖機時に方向制御弁52の弁体52bを閉鎖位置に制御することで、冷却水をシリンダブロック10dの冷却水通路に滞留させることができ、シリンダブロック10dの冷却水を早期に暖機してエンジン10を迅速に暖機することができる。
また、シリンダブロック10dに比べて発熱量の大きいシリンダヘッド10cの冷却水をスロットルボディ(スロットル装置)10aに送ることで、エンジン10が冷間始動時にあってスロットルバルブ10bが凍結している場合などであっても、スロットルバルブ10bの凍結を早期に解消することができる。
また、冷却水が冷却水ポンプ46によって過度に昇圧されることがないと共に、冷却水を循環させることで、シリンダヘッド10cなどが局所的に加熱するのを防止することができる。
尚、上記において、冷却水ポンプ46を電動モータで駆動するようにしたが、エンジン10のクランクシャフトに接続してエンジン10の出力で機械的に駆動しても良い。
また、方向制御弁52のステッピングモータ52cは弁体52bが閉鎖位置にある状態をデフォルト位置としたが、それに限定されるものではなく、弁体52bが図6に示すような全開位置にある状態をデフォルト位置としても良い。その場合、ステッピングモータ52cが故障したとき、弁体52bが全開位置をとるので、エンジン10の過度の過熱を防止できるという副次的な効果も有する。
さらに、方向制御弁52の弁体52bをステッピングモータ52cで回転させるようにしたが、DCモータなど他の電動モータであっても良い。
10 内燃機関(エンジン)、10a スロットルボディ(スロットル装置)、10b スロットルバルブ、10c シリンダヘッド、10d シリンダブロック、10e エンジン本体、12 ラジエータ、14 シリンダヘッド出口側通路、16 シリンダブロック出口側通路、20 接続点、22 ラジエータ入口側通路、24 ラジエータ出口側通路、26 バイパス通路、32 ヒータ通路、36 ATF通路、40 分岐点、42 シリンダヘッド入口側通路、44 シリンダブロック入口側通路、46 冷却水ポンプ、50 スロットル通路、52 方向制御弁、52b 弁体、64 水温センサ、70 電子制御ユニット(ECU。弁制御手段)
Claims (1)
- 機関本体のシリンダヘッドに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダヘッド出口側通路と、前記機関本体のシリンダブロックに穿設された冷却水通路から冷却水を排出するシリンダブロック出口側通路と、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路に接続点で接続され、前記接続点からラジエータに冷却水を送るラジエータ入口側通路と、前記ラジエータから前記機関本体に冷却水を戻すラジエータ出口側通路と、前記接続点と前記ラジエータ出口側通路を接続するバイパス通路と、前記ラジエータ出口側通路に配置される冷却水ポンプと、スロットルバルブを収容するスロットル装置と、前記シリンダヘッド出口側通路から前記スロットル装置を介して前記ラジエータ出口側通路に前記冷却水ポンプの配置位置よりも上流側で接続されるスロットル通路と、前記接続点に配置されて冷却水の流れを制御する制御弁と、前記制御弁の動作を制御する弁制御手段とを備えた内燃機関の冷却装置において、前記制御弁は、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路の少なくともいずれかを前記ラジエータ入口側通路と前記バイパス通路の少なくともいずれかに接続する開放位置と、前記シリンダヘッド出口側通路と前記シリンダブロック出口側通路を閉鎖する閉鎖位置と、前記開放位置と閉鎖位置の間の任意の中間位置とに弁体が切り換え自在であると共に、前記弁制御手段は、前記内燃機関の暖機時に前記制御弁の弁体を前記閉鎖位置に制御することを特徴とする内燃機関の冷却装置。
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