JPH11210465A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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JPH11210465A
JPH11210465A JP1410598A JP1410598A JPH11210465A JP H11210465 A JPH11210465 A JP H11210465A JP 1410598 A JP1410598 A JP 1410598A JP 1410598 A JP1410598 A JP 1410598A JP H11210465 A JPH11210465 A JP H11210465A
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JP
Japan
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engine
passage
bypass passage
suction port
water jacket
Prior art date
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JP1410598A
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English (en)
Inventor
Koji Noda
康志 野田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の切換バルブを介してエンジンのウォー
タジャケットに対する冷却水の流れを調節できるエンジ
ンの冷却装置を提供する。 【課題を解決するための手段】エンジンウォータジャケ
ット1から流出する冷却水をエンジン放熱通路5を迂回
してウォータポンプ2の吸込口9に導く第一バイパス通
路6と、ウォータポンプ2から吐出する冷却水をエンジ
ンウォータジャケット1を迂回してウォータポンプの吸
込口9に導く第二バイパス通路7と、ウォータポンプ2
の吸込口9に対する第一バイパス通路6と第二バイパス
通路7およびエンジン放熱通路5の連通をエンジンの運
転条件に応じて切換える切換バルブ3とを備えるものと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの冷却装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載されるエンジンの冷却装
置として、例えば特開平3−164516号公報に開示
されたものは、冷間時にサーモスタット弁と複数の流量
制御弁を介してエンジンのウォータジャケットを循環す
る冷却水量を減らして、暖機を促進するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンの冷却装置にあっては、エンジンの
ウォータジャケットに対する冷却水の循環量を調節する
のにサーモスタット弁と複数の流量制御弁を備えなけれ
ばならず、構造の複雑化を招くという問題点があった。
【0004】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、単一の切換バルブを介してエンジンのウォー
タジャケットに対する冷却水の流れを調節でするエンジ
ンの冷却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ンの冷却装置は、ウォータポンプから吐出する冷却液を
循環させるエンジンウォータジャケットと、エンジンウ
ォータジャケットから流出する冷却液を放熱させるエン
ジン放熱通路と、エンジンウォータジャケットから流出
する冷却液をエンジン放熱通路を迂回してウォータポン
プの吸込口に導く第一バイパス通路と、ウォータポンプ
から吐出する冷却液をエンジンウォータジャケットを迂
回してウォータポンプの吸込口に導く第二バイパス通路
と、ウォータポンプの吸込口に対する第一バイパス通路
と第二バイパス通路およびエンジン放熱通路の連通をエ
ンジンの運転条件に応じて切換える切換バルブとを備え
るものとした。
【0006】請求項2に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1に記載の発明において、切換バルブは弁体を回
動可能に収装するハウジングを備え、ハウジングにウォ
ータポンプの吸込口と第一バイパス通路と第二バイパス
通路およびエンジン放熱通路を接続し、弁体の回動位置
に応じてウォータポンプの吸込口に連通する通路が第一
バイパス通路と第二バイパス通路およびエンジン放熱通
路の間で切換えられる構成とした。
【0007】請求項3に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1または2に記載の発明において、弁体を複数の
板状をしたプレートで構成し、各プレートの間にウォー
タポンプの吸込口とエンジン放熱通路を連通する室を画
成するものとした。
【0008】請求項4に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1または2に記載の発明において、弁体を1本の
筒状したパイプで構成し、パイプ内にウォータポンプの
吸込口とエンジン放熱通路を連通する室を画成するもの
とした。
【0009】請求項5に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1から4のいずれか一つに記載の発明において、
切換バルブを冷却液が循環する通路の最上部に配置し、
ハウジングに空気抜き孔を形成するものとした。
【0010】請求項6に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、
エンジンウォータジャケットから流出する冷却液をエン
ジン放熱通路を迂回してウォータポンプの吸込口に導い
て車室内を暖房するヒータ通路と、ヒータ通路を循環す
る冷却液量を調節する流量制御弁とを備えるものとし
た。
【0011】請求項7に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項6に記載の発明において、冷却液温度Twを検出
するセンサと、外気温度Taを検出するセンサとを備
え、冷却液温度Twが所定値Tw1より高いかまたは冷
却液温度Twが所定値Tw1以下でも外気温度Taが所
定値Ta2以下の条件で流量制御弁を開弁し、冷却液温
度Twが所定値Tw1以下でありかつ外気温度Taが所
定値Ta2より高い条件で流量制御弁を閉弁する構成と
した。
【0012】請求項8に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、
車輪をエンジンまたは走行用モータによって駆動するハ
イブリッド車両に適用し、走行用モータに冷却液を循環
させるモータウォータジャケットを備え、モータウォー
タジャケットを第二バイパス通路の途中に介装するもの
とした。
【0013】請求項9に記載のエンジンの冷却装置は、
請求項8に記載の発明において、モータウォータジャケ
ットは第二バイパス通路の途中に介装される領域とエン
ジン放熱通路の途中に介装される領域とを備えるものと
した。
【0014】請求項10に記載のエンジンの冷却装置
は、請求項8に記載の発明において、電動ウォータポン
プを介して循環させる冷却液を放熱させるモータ放熱通
路を配設し、モータウォータジャケットは第二バイパス
通路の途中に介装される領域とモータ放熱通路の途中に
介装される領域とを備えるものとした。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のエンジンの
冷却装置において、例えば暖機初期に切換バルブがウォ
ータポンプの吸込口に第二バイパス通路を連通するポジ
ションに切換えられることにより、エンジンウォータジ
ャケットに冷却液が強制的に循環することなく、暖機が
促され、未燃焼HC排出量が低減される。
【0016】暖機後期に切換バルブがウォータポンプの
吸込口に第一バイパス通路を連通するポジションに切換
えられることにより、エンジンウォータジャケットに冷
却液が強制的に循環し、燃焼室壁等の温度が局部的に上
昇することを抑えながら暖機が促され、未燃焼HC排出
量が低減される。
【0017】冷却液温度が所定値以上に上昇した温間時
に切換バルブがウォータポンプの吸込口にエンジン放熱
通路を連通するポジションに切換えられることにより、
エンジンウォータジャケットを循環してエンジンの熱を
吸収した冷却液が放熱通路を循環して放熱することによ
り、冷却液の温度が適正に保たれる。
【0018】こうして単一の切換バルブを介してエンジ
ンのウォータジャケットに対する冷却液の流れを調節す
ることにより、構造の簡素化がはかれる。
【0019】請求項2に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、切換バルブはハウジング内に介装される弁体の回
動位置に応じてウォータポンプの吸込口に連通する通路
を第一バイパス通路と第二バイパス通路およびエンジン
放熱通路の間で切換える。これにより、単一の切換バル
ブを介してエンジンウォータジャケットに対する冷却液
の流れを調節することが可能となり、構造の簡素化がは
かれる。
【0020】請求項3に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、弁体が複数の板状をしたプレートで構成され、構
造の簡素化がはかれる。
【0021】請求項4に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、ウォータポンプの吸込口にエンジン放熱通路を連
通する室がパイプの内側に画成されるため、パイプ内の
室から他の室へ冷却液が漏れることが抑えられ、エンジ
ン放熱通路を循環する冷却液を増やし、エンジンの冷却
性を高められる。
【0022】請求項5に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、各通路に冷却液が充填される際に、空気抜き孔を
開放することにより、各通路の空気を空気抜き孔から外
部へと排出することができる。
【0023】請求項6に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、エンジンウォータジャケットから流出する冷却液
を流量制御弁を介してヒータ通路に循環させることによ
り、車室内の暖房が行われる。
【0024】請求項7に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、外気温度Taが所定値Ta2より高い通常の気温
下では、冷却液温度Twが所定値Tw1以下の暖機時
に、ヒータ通路が閉塞され、車室内の暖房が行われるこ
となく、エンジンの暖機が促進される。
【0025】外気温度Taが所定値Ta2 以下の寒冷時
に、冷却液温度Twが所定値Tw1以下の暖機時でも、
ヒータ通路が開通し、車室内の暖房が行われる。
【0026】請求項8に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、例えばエンジンが暖機運転され、走行用モータが
作動している条件では、切換バルブがウォータポンプの
吸込口に第二バイパス通路を連通させることにより、冷
却液がモータウォータジャケットを循環し、走行用モー
タに発生する熱を吸収する。このとき、エンジンウォー
タジャケットに冷却液が強制的に循環しないため、エン
ジンの暖機が促され、未燃焼HC排出量が低減される。
【0027】エンジンの回転速度が所定値以上に上昇
し、走行用モータが作動する条件では、切換バルブがウ
ォータポンプの吸込口に第二バイパス通路と第一バイパ
ス通路およびエンジン放熱通路を連通し、各通路に分流
する冷却液量の割合を冷却液温度に応じて調節すること
により、冷却液温度が所定の範囲に保たれる。
【0028】エンジンの回転速度が所定値以上に上昇
し、走行用モータが作動しない条件では、切換バルブが
ウォータポンプの吸込口にエンジン放熱通路のみを連通
し、第二バイパス通路との連通を遮断するポジションに
切換えられることにより、モータウォータジャケットに
冷却液が循環することなく、冷却液の全量がエンジン放
熱通路を通り、エンジンの冷却性を最大限に高める。
【0029】請求項9に記載のエンジンの冷却装置にお
いて、例えばエンジンの回転速度が所定値以上に上昇す
る条件では、走行用モータの作動に拘わらず、切換バル
ブは吸込口にエンジン放熱通路のみを連通し、第二バイ
パス通路との連通を遮断するポジションに切換えられる
ことにより、ウォータポンプから吐出する冷却液をエン
ジンウォータジャケットとモータウォータジャケットお
よびラジエータとの間で循環させ、エンジンと走行用モ
ータの冷却がラジエータを介して行われるため、走行用
モータが大型化する場合も冷却能力を十分に確保でき
る。
【0030】請求項10に記載のエンジンの冷却装置に
おいて、例えば走行用モータのみを作動させる運転条件
では、走行用モータの回転速度が上昇するのに伴って電
動ウォータポンプを介してモータウォータジャケットを
循環する冷却液量が増加し、走行用モータの冷却が行わ
れる。
【0031】例えば車速が所定値以上に上昇してエンジ
ンが運転される運転条件では、切換バルブがウォータポ
ンプの吸込口に第二バイパス通路を連通させるポジショ
ンに切換えられ、モータウォータジャケットを循環する
エンジン冷却液量が増えるのに伴って、電動ウォータポ
ンプの吐出量が減少し、消費電力が抑えられる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0033】図1に示すように、自動車用エンジン10
に備えられる冷却装置は、シリンダの周囲や燃焼室壁の
周囲に冷却水を循環させるエンジンウォータジャケット
1を備える。
【0034】エンジンウォータジャケット1に冷却水を
送り込むウォータポンプ2を備える。ウォータポンプ2
は図示しないベルトおよびプーリを介してクランクシャ
フトの回転が伝えられる。
【0035】エンジンウォータジャケット1の出口から
流出する冷却水を循環させ、冷却水から外気への放熱を
促す熱交換器の働きをするラジエータ4を備える。ラジ
エータ4はエンジンウォータジャケット1の出口から流
出する冷却水をウォータポンプ2の吸込口9に導くエン
ジン放熱通路5に介装される。
【0036】エンジンウォータジャケット1の出口から
流出する冷却水をラジエータ4を迂回して吸込口9に導
く第一バイパス通路6を備える。
【0037】ウォータポンプ2の吐出口8から吐出する
冷却水をエンジンウォータジャケット1を迂回して吸込
口9に導く第二バイパス通路7を備える。
【0038】吸込口9に対する第一バイパス通路6と第
二バイパス通路7およびエンジン放熱通路5の連通をエ
ンジン運転条件に応じて切換える切換バルブ3を備え
る。図2に示すように、切換バルブ3は有底円筒状のハ
ウジング11内に弁体12が回動可能に介装される。弁
体12の回動位置に応じて吸込口9に対して連通する通
路が第一バイパス通路6と第二バイパス通路7およびエ
ンジン放熱通路5の間で切換えられる。
【0039】ハウジング11の円筒部に吸込口9と第一
バイパス通路6と第二バイパス通路7およびエンジン放
熱通路5が接続される。本実施の形態において、吸込口
9と第一バイパス通路6と第二バイパス通路7およびエ
ンジン放熱通路5はハウジング11に対して十字形に接
続される。すなわち、吸込口9とエンジン放熱通路5が
配置される直線と、第一バイパス通路6と第二バイパス
通路7が配置される直線が互いに直交している。
【0040】弁体12は互いに平行に対峙する2枚のプ
レート13,14と、プレート14に直交するプレート
15とを備え、ハウジング11内を4つの室16,1
7,18,19に仕切る。各プレート13,14,15
の両側端部はハウジング11の平板状をした側板部に摺
接し、各プレート13,14の両先端部とプレート15
の一先端部はハウジング11の円筒部に摺接する。
【0041】切換バルブ3は弁体12を回動させる図示
しないアクチュエータと、アクチュエータの作動を制御
するコントローラ等を備える。エンジンウォータジャケ
ット1を循環する冷却水温度を検出するセンサを備え、
コントローラはセンサによって検出される冷却水温度と
エンジン10の始動後に経過する暖機時間等に応じて切
換バルブ3のポジションを以下のようにして切換える。
【0042】冷却水温度が所定値より低い冷間時であ
り、かつエンジン始動後の暖機時間が所定値以下の暖機
初期において、切換バルブ3は吸込口9に第二バイパス
通路7を連通させる図4に示すポジションに切換えら
れ、第二バイパス通路7から流出する冷却水が図4に矢
印で示すように室19を通って吸込口9に流入する。
【0043】これにより、ウォータポンプ2から吐出す
る冷却水の全量は、図3に矢印で示すように第二バイパ
ス通路7を通り、エンジンウォータジャケット1および
ラジエータ4を迂回して流れる。こうしてエンジンウォ
ータジャケット1に冷却水が強制的に循環しないことに
より、暖機が促され、未燃焼HC排出量が低減される。
【0044】冷却水温度が所定値より低い冷間時であ
り、かつエンジン始動後の暖機時間が所定値を超えた暖
機後期において、切換バルブ3は吸込口9に第一バイパ
ス通路6を連通させる図6に示すポジションに切換えら
れ、第一バイパス通路6から流出する冷却水が図6に矢
印で示すように室19を通って吸込口9に流入する。
【0045】これにより、ウォータポンプ2から吐出す
る冷却水の全量は、図5に矢印で示すように第一バイパ
ス通路6を通り、エンジンウォータジャケット1を循環
し、ラジエータ4を迂回して流れる。こうしてエンジン
ウォータジャケット1において冷却水が強制的に循環す
ることにより、燃焼室壁等の温度が局部的に上昇するこ
とを抑えながら暖機が促され、未燃焼HC排出量が低減
される。
【0046】冷却水温度が所定値以上に上昇した温間時
に切換バルブ3は、吸込口9にエンジン放熱通路5を連
通させる図2、図8に示すポジションに切換えられる。
これにより、エンジン放熱通路5から流出する冷却水が
図8に矢印で示すように室16を通って吸込口9に流入
する。
【0047】これにより、ウォータポンプ2から吐出す
る冷却水の全量は、図7に矢印で示すようにエンジン放
熱通路5を通り、エンジンウォータジャケット1とラジ
エータ4を循環して流れる。こうしてエンジンウォータ
ジャケット1を循環してエンジン10の熱を吸収した冷
却水がラジエータ44を循環して放熱することにより、
冷却水の温度上昇が抑えられる。
【0048】冷却水温度が所定範囲にある温間時に切換
バルブ3は、図9に示すように、吸込口9にエンジン放
熱通路5と第一バイパス通路6を共に連通させるポジシ
ョンに切換えられ、エンジン放熱通路5と第一バイパス
通路6のそれぞれから流出する冷却水が図9に矢印で示
すように室16を通って吸込口9に流入する。こうして
エンジン放熱通路5と第一バイパス通路6に分流する冷
却水量の割合が、冷却水温度に応じて調節されることに
より、冷却水温度が所定の範囲に保たれる。
【0049】他の実施の形態として、切換バルブは弁体
を駆動する手段としてワックス等の感温材の熱膨張によ
り冷却水の温度に応じて弁体を回動させる感温部を備え
るサーモスタット弁構造とし、ウォータポンプの吸込口
を流れる冷却水の温度に応じて切換バルブのポジション
を切換える構成としてもよい。これにより、前記実施の
形態における弁体を回動させるアクチュエータやその作
動を制御するコントローラ等を廃止して、構造の簡素化
がはかれる。
【0050】次に、図10に示す他の実施の形態につい
て説明する。なお、図2との対応部分には同一符号を付
す。
【0051】弁体12は円筒状をしたパイプ20と、パ
イプ20に直交するプレート15とを備え、ハウジング
11内を4つの室16,17,18,19に仕切る。各
パイプ20の両先端部とプレート15の一先端部はハウ
ジング11の内周面に摺接する。
【0052】吸込口9にエンジン放熱通路5を連通する
室16は、パイプ20の内側に画成されるため、前記実
施の形態のように室16を流れる冷却水が各プレート1
3,14の隙間から冷却水が他の室17,18,19に
漏れることが抑えられ、エンジン放熱通路5を循環する
冷却水を増やし、エンジン10の冷却性を高められる。
【0053】次に、図11〜図13に示す他の実施の形
態について説明する。なお、図2との対応部分には同一
符号を付す。
【0054】ハウジング11の円筒部に対して吸込口9
と第二バイパス通路7が互いに近接して接続され、第一
バイパス通路6とエンジン放熱通路5が互いに近接して
接続される。これにより、吸込口9と第二バイパス通路
7を構成する2本の配管が同一方向に延びるとともに、
第一バイパス通路6とエンジン放熱通路5を構成する2
本の配管が同一方向に延びることにより、切換バルブ3
まわりの配管を設置するスペースを削減できる。
【0055】弁体12は互いに対峙する2枚のプレート
23,24と、プレート24の途中に接続するプレート
25とを備え、ハウジング11内を4つの室16,1
7,18,19に仕切る。各プレート23,24はその
途中で曲折し、プレート25はプレート24の途中に傾
斜して接続している。
【0056】冷却水温度が所定値より低い冷間時であ
り、かつエンジン始動後の暖機時間が所定値以下の暖機
初期において、切換バルブ3は吸込口9に第二バイパス
通路7を連通させる図11に示すポジションに切換えら
れ、第二バイパス通路7から流出する冷却水が図11に
矢印で示すように室19を通って吸込口9に流入する。
【0057】冷却水温度が所定値より低い冷間時であ
り、かつエンジン始動後の暖機時間が所定値を超えた暖
機後期において、切換バルブ3は吸込口9に第一バイパ
ス通路6を連通させる図12に示すポジションに切換え
られ、第一バイパス通路6から流出する冷却水が図12
に矢印で示すように室19を通って吸込口9に流入す
る。
【0058】冷却水温度が所定値以上に上昇した温間時
に切換バルブ3は、吸込口9にエンジン放熱通路5を連
通させる図13に示すポジションに切換えられ、エンジ
ン放熱通路5から流出する冷却水が図13に矢印で示す
ように室16を通って吸込口9に流入する。
【0059】冷却水温度が所定範囲にある温間時に切換
バルブ3は、吸込口9にエンジン放熱通路5と第一バイ
パス通路6を共に連通させるポジションに切換えられ、
すなわち、図13に示すポジションからわずかに時計回
りに回動して、エンジン放熱通路5と第一バイパス通路
6に分流する冷却水量の割合が冷却水温度に応じて調節
される。
【0060】次に、図14に示す他の実施の形態につい
て説明する。なお、図11との対応部分には同一符号を
付す。
【0061】切換バルブ3は吸込口9と第一バイパス通
路6と第二バイパス通路7およびエンジン放熱通路5の
最上部に配置され、ハウジング11に空気抜き孔25
と、空気抜き孔25を塞ぐ栓体26を備える。空気抜き
孔25はハウジング11の最上部に開口している。栓体
26は空気抜き孔25に螺合して取付けられる。
【0062】この場合、ラジエータに設けられた図示し
ない給水口から冷却水が充填される際に、空気抜き孔2
5を開放するとともに、弁体12を図14に示すポジシ
ョンに切換え、エンジンのエンジンウォータジャケット
内の空気をウォータポンプの吸込口9または第二バイパ
ス通路7を通して室19に流出させ、室19の空気を空
気抜き孔25から外部へと速やかに排出する。これによ
り、冷却水回路に空気が混入することを防止できる。
【0063】次に、図15に示す実施の形態について説
明する。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0064】エンジンウォータジャケット1から流出す
る冷却水をラジエータ4を迂回してウォータポンプ2の
吸込口9に導くヒータ通路50が配設される。ヒータ通
路50の途中には暖房用ヒータコア51が介装されると
ともに、流量制御弁52が介装される。
【0065】図示しないコントローラは、車室内の暖房
が要求されるときにONとなるヒータスイッチの信号
と、冷却水温度Twを検出するセンサの信号と、外気温
度Taを検出するセンサの信号を入力する。図示しない
ヒータスイッチがONとなっている場合、流量制御弁5
2を冷却水温度Twが所定値Tw1以下のときに閉弁
し、冷却水温度Twが所定値Tw1を超えて上昇するの
に伴って開弁する。また、冷却水温度Twが所定値Tw
1以下となっている場合でも、外気温度Taが所定値T
2以下のときに流量制御弁52を開弁し、外気温度T
aが所定値Ta2を超えて上昇するのに伴って閉弁す
る。なお、所定値Tw1はTa2より高く設定されてい
る。
【0066】外気温度Taが所定値Ta2より高い通常
の気温下では、冷却水温度Twが所定値Tw1以下の暖
機時に、ヒータ通路50が閉塞され、車室内の暖房が行
われることなく、エンジン10の暖機が促進される。
【0067】外気温度Taが所定値Ta2 以下の寒冷時
に、冷却水温度Twが所定値Tw1以下の暖機時でも、
ヒータ通路50が開通し、車室内の暖房が行われる。
【0068】次に、本発明をハイブリッド車両に適用し
た実施の形態を図16に基づいて説明する。なお、図1
との対応部分には同一符号を付す。
【0069】エンジン10は、ガソリンエンジンやディ
ーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン1
0の回転はトランスミッション31、ディファレンシャ
ルギヤ33等を介して左右の車輪34に伝えられる。
【0070】走行用モータ32は車両の走行駆動源とな
る回転機であり、三相同期電動機や三相誘導電動機等が
用いられる。走行用モータ32の回転はディファレンシ
ャルギヤ33等を介して左右の車輪34に伝えられる。
車両の発進時に走行用モータ32のみが作動し、エンジ
ン10の効率が高い高負荷域ではエンジン10が主とし
て作動し、低中負荷域ではエンジン10と走行用モータ
32の両方が作動して、燃費と排気ガスの低減がはから
れる。
【0071】走行用モータ32はそのハウジングのまわ
りに冷却水を循環させるモータウォータジャケット35
を備え、走行用モータ32に発生する熱を冷却水に吸収
させるようになっている。
【0072】モータウォータジャケット35に冷却水を
ウォータポンプ2を介して循環させる第二バイパス通路
7が配設される。第二バイパス通路7は、ウォータポン
プ2の吐出口8から吐出する冷却水をエンジンウォータ
ジャケット1を迂回してモータウォータジャケット35
に導き、モータウォータジャケット35から流出する冷
却水をウォータポンプ2の吸込口9に導く。
【0073】そして前記実施の形態と同様に、エンジン
ウォータジャケット1とラジエータ4との間で冷却水を
ウォータポンプ2を介して循環させるエンジン放熱通路
5が配設される。エンジンウォータジャケット1の出口
から流出する冷却水をラジエータ4を迂回して吸込口9
に導く第一バイパス通路6を備える。
【0074】吸込口9に対する第一バイパス通路6と第
二バイパス通路7およびエンジン放熱通路5の連通をエ
ンジン運転条件に応じて切換える切換バルブ3を備え
る。切換バルブ3は図17に示すように有底円筒状のハ
ウジング11内に弁体12が回動可能に介装される。弁
体12の回動位置に応じて吸込口9に対して連通する通
路が第一バイパス通路6と第二バイパス通路7およびエ
ンジン放熱通路5の間で切換えられる。
【0075】図示しないコントローラはセンサによって
検出される冷却水温度とエンジン10の回転速度および
走行用モータ32の回転速度等に応じて切換バルブ3の
ポジションを切換える。図17は、車両の運転条件が走
行用モータ32による発進、走行用モータ32とエンジ
ン10による加速、エンジン10のみによる走行へと切
換わるときに切換バルブ3のポジションを切換えるタイ
ミングチャートを示している。
【0076】車両の発進前にエンジン10が始動され、
暖機運転が行われている場合、切換バルブ3は吸込口9
に第二バイパス通路7を連通させるポジションに切換え
られ、ウォータポンプ2から吐出する冷却水の全量は、
第二バイパス通路7を通り、エンジンウォータジャケッ
ト1およびラジエータ4を迂回して流れる。こうしてエ
ンジンウォータジャケット1に冷却水が強制的に循環す
ることなく、暖機が促され、未燃焼HC排出量が低減さ
れる。
【0077】一方、このとき走行用モータ32は高負荷
で作動しており、切換バルブ3は吸込口9に第二バイパ
ス通路7を連通させるジションに切換えられているか
ら、冷却水がモータウォータジャケット35を循環する
ことにより、走行用モータ7に発生する熱を吸収でき
る。
【0078】車速が上昇して、エンジン10の回転速度
がアイドル速度より上昇すると、切換バルブ3は吸込口
9に第二バイパス通路7と第一バイパス通路6を連通す
るポジションに切換えられる。これにより、冷却水が第
一バイパス通路6を通ってエンジンウォータジャケット
1を循環し、ラジエータ4を迂回して流れる。こうして
エンジンウォータジャケット1において冷却水が強制的
に循環することにより、燃焼室壁等の温度が局部的に上
昇することを抑えながら暖機が促され、未燃焼HC排出
量が低減される。
【0079】エンジン10の回転速度が所定値以上に上
昇し、走行用モータ7が作動する条件では、切換バルブ
3は吸込口9に第二バイパス通路7と第一バイパス通路
6およびエンジン放熱通路5を連通するポジションに切
換えられる。エンジン放熱通路5と第一バイパス通路6
に分流する冷却水量の割合が、冷却水温度に応じて調節
されることにより、冷却水温度が所定の範囲に保たれ
る。
【0080】エンジン10の回転速度が所定値以上に上
昇し、走行用モータ7が作動しない条件では、切換バル
ブ3は吸込口9にエンジン放熱通路5のみを連通し、第
二バイパス通路7との連通を遮断するポジションに切換
えられる。これにより、冷却水の温度上昇が抑えられ
る。一方、モータウォータジャケット35に冷却水が循
環することなく、冷却水の全量がエンジン放熱通路5を
通り、エンジン10の冷却性を最大限に高められる。
【0081】次に、図18に示すハイブリッド車両に適
用した他の実施の形態を説明する。なお、図16との対
応部分には同一符号を付す。
【0082】モータウォータジャケット35は第二バイ
パス通路7の途中に介装される領域と、エンジン放熱通
路5の途中に介装される領域とを有する。
【0083】第二バイパス通路7は、ウォータポンプ2
から吐出する冷却水をエンジンウォータジャケット1を
迂回してモータウォータジャケット35に導き、モータ
ウォータジャケット35から流出する冷却水をウォータ
ポンプ2の吸込口9に導く。
【0084】エンジン放熱通路5は、ウォータポンプ2
から吐出する冷却水をエンジンウォータジャケット1、
モータウォータジャケット35、ラジエータ4の順に導
く。
【0085】図示しないコントローラはセンサによって
検出される冷却水温度とエンジン10の回転速度および
走行用モータ32の回転速度等に応じて切換バルブ3の
ポジションを切換える。図19は、車両の運転条件が走
行用モータ32による発進、走行用モータ32とエンジ
ン10による加速、エンジン10のみによる走行へと切
換わるときに切換バルブ3のポジションを切換えるタイ
ミングチャートを示している。
【0086】エンジン10の回転速度が所定値以上に上
昇する条件では、走行用モータ7の作動に拘わらず、切
換バルブ3は吸込口9にエンジン放熱通路5のみを連通
し、第二バイパス通路7との連通を遮断するポジション
に切換えられる。これにより、ウォータポンプ2から吐
出する冷却水をエンジンウォータジャケット1、モータ
ウォータジャケット35、ラジエータ4の順に導き、エ
ンジン10と走行用モータ7の冷却がラジエータ4を介
して行われるため、走行用モータ7が大型化する場合も
冷却能力を十分に確保できる。
【0087】次に、図20に示すハイブリッド車両に適
用した他の実施の形態を説明する。なお、図16との対
応部分には同一符号を付す。
【0088】電動ウォータポンプ52とラジエータ54
が介装されるモータ放熱通路55が配設される。モータ
ウォータジャケット35は第二バイパス通路7の途中に
介装される領域と、モータ放熱通路55の途中に介装さ
れる領域とを有する。
【0089】図示しないコントローラはセンサによって
検出される冷却水温度とエンジン10の回転速度および
走行用モータ32の回転速度等に応じて電動ウォータポ
ンプ52の作動と切換バルブ3の作動が制御される。
【0090】図21に示すように、車速が所定値より低
い運転条件では、エンジン10の運転が停止され、走行
用モータ7のみを作動させる。このとき、走行用モータ
7の回転速度が上昇するのに伴って電動ウォータポンプ
52を介してモータウォータジャケット35を循環する
冷却水量が増加し、走行用モータ7の冷却が行われる。
【0091】車速が所定値以上に上昇し、エンジン10
が運転されるのに伴い、切換バルブ3は吸込口9に第二
バイパス通路7を連通させるポジションに切換えられ、
モータウォータジャケット35を循環するエンジン冷却
水量が増えるのに伴って、電動ウォータポンプ52の吐
出量が減少し、消費電力が抑えられる。
【0092】なお、前記各実施の形態を相互に組み合わ
せて実施することも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す冷却装置のシステム
図。
【図2】同じく切換バルブの斜視図。
【図3】同じく暖機初期における冷却水の流れを示すシ
ステム図。
【図4】同じく暖機初期における冷却水の流れを示す切
換バルブの断面図。
【図5】同じく暖機後期における冷却水の流れを示すシ
ステム図。
【図6】同じく暖機後期における冷却水の流れを示す切
換バルブの断面図。
【図7】同じく暖機後における冷却水の流れを示すシス
テム図。
【図8】同じく暖機後における冷却水の流れを示す切換
バルブの断面図。
【図9】同じく暖機後における冷却水の流れを示す切換
バルブの断面図。
【図10】他の実施の形態を示す切換バルブの斜視図。
【図11】さらに他の実施の形態で、暖機初期における
冷却水の流れを示す切換バルブの断面図。
【図12】同じく暖機後期における冷却水の流れを示す
切換バルブの断面図。
【図13】同じく暖機後における冷却水の流れを示す切
換バルブの断面図。
【図14】さらに他の実施の形態を示す切換バルブの断
面図。
【図15】さらに他の実施の形態を示す冷却装置のシス
テム図。
【図16】さらに他の実施の形態を示す冷却装置のシス
テム図。
【図17】同じく切換バルブの作動を示すタイミングチ
ャート。
【図18】さらに他の実施の形態を示す冷却装置のシス
テム図。
【図19】同じく切換バルブの作動を示すタイミングチ
ャート。
【図20】さらに他の実施の形態を示す冷却装置のシス
テム図。
【図21】同じく冷却水の循環量を示すタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1 エンジンウォータジャケット 2 ウォータポンプ 3 切換バルブ 4 ラジエータ 5 エンジン放熱通路 6 第一バイパス通路 7 第二バイパス通路 8 ウォータポンプ吐出口 9 ウォータポンプ吸込口 10 エンジン 11 ハウジング 12 弁体 13 プレート 14 プレート 15 プレート 20 パイプ 25 空気抜き孔 32 走行用モータ 35 モータウォータジャケット 52 電動ウォータポンプ 54 ラジエータ 55 モータ放熱通路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォータポンプから吐出する冷却液を循環
    させるエンジンウォータジャケットと、 エンジンウォータジャケットから流出する冷却液を放熱
    させるエンジン放熱通路と、 エンジンウォータジャケットから流出する冷却液をエン
    ジン放熱通路を迂回してウォータポンプの吸込口に導く
    第一バイパス通路と、 ウォータポンプから吐出する冷却液をエンジンウォータ
    ジャケットを迂回してウォータポンプの吸込口に導く第
    二バイパス通路と、 ウォータポンプの吸込口に対する第一バイパス通路と第
    二バイパス通路およびエンジン放熱通路の連通をエンジ
    ンの運転条件に応じて切換える切換バルブと、 を備えたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】切換バルブは弁体を回動可能に収装するハ
    ウジングを備え、 ハウジングにウォータポンプの吸込口と第一バイパス通
    路と第二バイパス通路およびエンジン放熱通路を接続
    し、 弁体の回動位置に応じてウォータポンプの吸込口に連通
    する通路が第一バイパス通路と第二バイパス通路および
    エンジン放熱通路の間で切換えられる構成としたことを
    特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  3. 【請求項3】前記弁体を複数の板状をしたプレートで構
    成し、 各プレートの間にウォータポンプの吸込口とエンジン放
    熱通路を連通する室を画成したことを特徴とする請求項
    1または2に記載のエンジンの冷却装置。
  4. 【請求項4】前記弁体を1本の筒状したパイプで構成
    し、 パイプ内にウォータポンプの吸込口とエンジン放熱通路
    を連通する室を画成したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のエンジンの冷却装置。
  5. 【請求項5】前記切換バルブを冷却液が循環する通路の
    最上部に配置し、 前記ハウジングに開口する空気抜き孔を備えたことを特
    徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のエンジ
    ンの冷却装置。
  6. 【請求項6】前記エンジンウォータジャケットから流出
    する冷却液を前記エンジン放熱通路を迂回してウォータ
    ポンプの吸込口に導いて車室内を暖房するヒータ通路
    と、 ヒータ通路を循環する冷却液量を調節する流量制御弁
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一
    つに記載のエンジンの冷却装置。
  7. 【請求項7】冷却液温度Twを検出するセンサと、 外気温度Taを検出するセンサとを備え、 冷却液温度Twが所定値Tw1より高いかまたは冷却液
    温度Twが所定値Tw1以下でも外気温度Taが所定値
    Ta2以下の条件で前記流量制御弁を開弁し、 冷却液温度Twが所定値Tw1以下でありかつ外気温度
    Taが所定値Ta2より高い条件で前記流量制御弁を閉
    弁する構成としたことを特徴とする請求項6に記載のエ
    ンジンの冷却装置。
  8. 【請求項8】車輪を前記エンジンまたは走行用モータに
    よって駆動するハイブリッド車両において、 走行用モータに冷却液を循環させるモータウォータジャ
    ケットを備え、 モータウォータジャケットを前記第二バイパス通路の途
    中に介装したことを特徴とする請求項1から7のいずれ
    か一つに記載のエンジンの冷却装置。
  9. 【請求項9】前記モータウォータジャケットは前記第二
    バイパス通路の途中に介装される領域と前記エンジン放
    熱通路の途中に介装される領域とを備えたことを特徴と
    する請求項8に記載のエンジンの冷却装置。
  10. 【請求項10】電動ウォータポンプを介して循環する冷
    却液を放熱させるモータ放熱通路を配設し、前記モータ
    ウォータジャケットは第二バイパス通路の途中に介装さ
    れる領域とモータ放熱通路の途中に介装される領域とを
    備えたことを特徴とする請求項8に記載のエンジンの冷
    却装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020945A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Komatsu Ltd ディーゼルエンジン用ピストン冷却装置
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JP2018168754A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社Subaru 車両用暖房装置

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