JP2010043210A - 起泡性洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム式洗濯機や食器洗浄機、更には浴槽を洗浄する際に、多量の水を用いなくても十分な起泡性を有して、泡の力によって十分な洗浄効果を発揮する起泡性戦場組成物を提供する。
【解決手段】過硫酸水素塩、過炭酸塩又は過ホウ酸塩などの酸化剤からなる洗浄成分を20〜80重量%と、有機酸などの酸及び炭酸塩などのアルカリからなる炭酸ガス発生成分を80〜20重量%と、界面活性剤と、を含むことを特徴とする起泡性洗浄組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、水が少なくても十分な量の泡が発生し、泡の力によって洗浄効果を発揮する起泡性洗浄組成物に関する。
従来から、台所、流し台、洗面所、お風呂、浴槽、温水洗浄便座、ガラス窓及び網戸等の被洗浄部分を効果的に掃除することができるように、それぞれの部分に特化された種々の洗浄剤が研究・開発され、製造販売されている。このような洗浄剤は、被洗浄部分の材質や汚れ等に対応して、当該部分の汚れを効果的に除去できるような組成を有している。
例えばカビ、リン酸カルシウム等の無機物、タンパク質等の汚れを落とすために漂白洗浄剤が使用されており、かかる漂白洗浄剤は塩素系及び酸素系に分類される。塩素系漂白洗浄剤には、漂白成分として次亜塩素酸ソーダ又はクロルシアヌル酸ソーダ等が配合され、漂白、洗浄及びカビ取り効果は酸素系漂白洗浄剤より強力である。
ただし、塩素系漂白洗浄剤は、特有の不快な臭気、即ち塩素臭を発生することや酸性物質等と混合すると有害な塩素ガスを発生すること等から、使用者に対する安全性や取り扱いの容易性の点で改善が求められている。
これに対し、酸素系漂白洗浄剤には、漂白成分として無機過酸化物(過硫酸塩、過硫酸水素塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩又は過炭酸水素塩等)が配合されているが、一般に、特に低温における漂白効果は塩素系漂白洗浄剤に及ばない。
このため、例えば特許文献1及び2においては、漂白効果を増強する目的で漂白活性化剤(テトラアセチルエチレンジアミン、ペンタアセチルグルコース、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸又はデカノイルオキシ安息香酸等)を追加的に配合することが提案されている。
また、例えば特許文献3においては、固形洗浄剤の分野では洗浄効果を向上させるために固形剤の溶解性及び発泡性を制御することについても研究されている。
特開平05−287298号公報 特開平08−269494号公報 特開平07−109499号公報
しかしながら、上記のような従来の洗浄剤や洗浄組成物を用いて、例えば昨今広く普及しているドラム式洗濯機や食器洗浄機、更には浴槽を洗浄する際には、多量の水を使用する必要があり、無駄が多いという問題があり、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明の目的は、特にドラム式洗濯機や食器洗浄機、更には浴槽を洗浄する際に、多量の水を用いなくても十分な起泡性を有して十分な洗浄効果を発揮し得る起泡性戦場組成物を提供することにある。
上記の課題を解決すべく本発明は、
酸化剤からなる洗浄成分と;
酸及びアルカリからなる炭酸ガス発生成分と;
界面活性剤と;
を含むこと、を特徴とする起泡性洗浄組成物を提供する。
上記起泡性洗浄組成物は、多量の水を用いなくても十分な起泡性を有して十分な洗浄効果を発揮すべく、前記洗浄成分を20〜80重量%、前記炭酸ガス発生成分を80〜20重量%含むこと、が好ましい。
また、前記酸化剤が過硫酸水素塩、過炭酸塩又は過ホウ酸塩、前記アルカリが炭酸塩、前記酸が有機酸であること、が好ましい。
本発明の起泡性洗浄組成物によれば、特にドラム式洗濯機や食器洗浄機、更には浴槽を洗浄する際に、多量の水を用いなくても十分な起泡性を有して十分な洗浄効果を発揮することができる。
本発明に係る起泡性洗浄組成物は、酸化剤からなる洗浄成分と;酸及びアルカリからなる炭酸ガス発生成分と;界面活性剤と;を含むことを特徴とするものである。
かかる構成によれば、酸化剤及び酸・アルカリが水垢等に対する洗浄成分として機能し、酸化剤によって除菌効果が得られる。また、酸及びアルカリから発生する炭酸ガスが界面活性剤によって更に起泡し、かかる起泡によって洗浄成分である酸化剤が被洗浄部位に運ばれる。
そして、起泡力に優れた泡によって、被洗浄部位に積もったり付着したりしている水垢を浮かび上がらせたりカビを除菌したりすることができ、その後は、そのまま水で洗い流すか、追加的にブラシや雑巾(濡れていても乾燥していてもよい。)、ティッシュペーパー等で擦った後に水で洗い流すことによって、汚れを容易に除去することができる。
(1)酸化剤からなる洗浄成分
本発明の起泡性洗浄組成物において用いることのできる洗浄成分を構成する酸化剤としては、例えば過硫酸水素塩、過ホウ酸塩及び過炭酸塩等が挙げられる。
過硫酸水素塩としては、例えば過硫酸水素カリウム、過硫酸水素ナトリウム、過硫酸水素アンモニウム等が挙げられ、1種単独でも2種以上を併用することもできる。過硫酸水素塩のなかで好ましいのは、過硫酸カリウム、過硫酸水素カリウムであり、より好ましいのは過硫酸水素カリウムである。カリウム塩は溶解性の点で他の塩よりも優れ、色調及び臭いの点でもアンモニウム塩より優れる。さらに、過硫酸水素カリウムは原料としての安定性及び組成物中での安定性の点で優れている。
過ホウ酸塩としては、例えば過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸カリウム、及びこれらの水和物等が挙げられる。過ホウ酸塩は1種単独でも2種以上を併用することもできる。好ましい過ホウ酸塩は、過ホウ酸ナトリウム四水和物(NaBO・4HO)、過ホウ酸ナトリウム一水和物(NaBO・1HO)であり、より好ましいのは過ホウ酸ナトリウム一水和物である。過ホウ酸ナトリウム一水和物は四水和物より含水量が少ないため、原料としての安定性、これを配合した組成物の安定性、組成物を成型する際の成型性等の点で四水和物より優れている。
過炭酸塩としては、例えば過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられる。過炭酸塩は1種単独でも2種以上を併用することもできる。好ましい過炭酸塩は、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウムであり、より好ましいのは過炭酸ナトリウムである。過炭酸ナトリウムは、原料としての安定性、これを配合した組成物の安定性、組成物を成型する際の成型性等の点で優れている。
(2)酸及びアルカリからなる炭酸ガス発生成分
炭酸ガス発生成分である酸及びアルカリの組合せとしては、炭酸ガスを効率的に発生することができる種々の組合せを用いることができる。酸素ガスを発生するものであってもよい。
酸としては無機酸でも有機酸でも用いることができる。無機酸としては、例えばスルファミン酸、硫酸、塩酸、ホウ酸等が挙げられ、なかでも、粉末混合しやすく一定の性能があるという理由から、スルファミン酸を用いるのが好ましい。
また、有機酸としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸等が挙げられ、なかでも、粉末混合しやすく水溶性も良いという理由から、クエン酸を用いるのが好ましい。
アルカリとしては、人体や環境に対する安全性等の観点から、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩を用いるのが好ましい。炭酸塩を配合することで、炭酸塩が酸と反応し炭酸ガスを発生して良好に発泡しながら洗浄成分を溶解させることが可能になる。
なかでも、重炭酸ナトリウムが好ましい。特に重炭酸ナトリウムは、少量でも液性をアルカリ性にすることが容易であるため洗浄効果が高まること、入手容易であること、水溶性が高いことから、最も好ましい。
(3)界面活性剤
本発明の起泡性洗浄組成物における界面活性剤は、主として、発泡剤としての役割を果たす。本発明において用いることのできるイオン界面活性剤としては、陰イオン(アニオン)界面活性剤又は非イオン(ノニオン)界面活性剤を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、例えばアミノ酸系及び硫酸エステル塩系等のアニオン界面活性剤が挙げられる。
アミノ酸系のアニオン界面活性剤の具体例としては、例えば、ココイルグルタミン酸塩、ラウリルグルタミン酸塩、ミリスチングルタミン酸塩及び天然タンパク質の加水分解物(例えば、シルク(絹)から得られるアミノ酸系界面活性剤等。)等が挙げられる。
また、これらの塩としては、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩及びモノエタノールアミン塩等が挙げられ、なかでも、特に好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩及びトリエタノールアミン塩が挙げられる。
硫酸エステル塩系のアニオン界面活性剤としては、例えば高級アルコール硫酸エステル塩(例えばラウリル硫酸エステル塩、ステアリル硫酸エステル塩等)、及び高級アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えばラウリルエーテル硫酸エステル塩等)等が挙げられる。また、これらの塩としては、上記したのと同様の塩が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えばアルキルグルコシド型(アルキルポリグルコシド)、ポリエチレングリコール型及び多価アルコール型等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
アルキルグルコシド型の非イオン界面活性剤としては、アルキル部分の炭素数が8〜22であるアルキルポリグルコシドが挙げられる。炭素数が8〜22のアルキルとしては、例えば、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、イコサン、ヘンイコサン、ドコサン、10−ウンデセン、シス−9−オクタデセン、トランス−9−オクタデセン、シス−9,シス−12−オクタデカジエン、トランス−9,トランス−12−オクタデカジエン等が挙げられる。
ポリエチレングリコール型の非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸ソルビタン(モノ、ジ、トリ)エステル等が挙げられる。
多価アルコール型の非イオン界面活性剤としては、例えばシュガーエステル系(例えばショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等)、グリセリンエステル系(例えばグリセリンエステル、グリセリン脂肪酸エステル等)等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
また、グリセリンエステル及びグリセリン脂肪酸エステルのグリセリンとしては、モノグリセリン及びポリグリセリンが挙げられ、好ましくは、モノグリセリンと、ジグリセリンからデカグリセリンまでのポリグリセリンが挙げられる。グリセリンエステル及びグリセリン脂肪酸エステルのエステルとしては、モノエステルからテトラエステルまでのエステルが挙げられる。
これらのいずれの非イオン界面活性剤を用いることもできるが、安定性がよいという理由から、ポリエチレングリコール型を用いるのが好ましい。なかでも粘性のある泡が得られ、目的とする溝部分以外に飛び散りにくいという理由から、ポリオキシエチレンヒマシ油及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いるのが好ましい。ポリオキシエチレンヒマシ油及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、ヒマシ油または水添ヒマシ油に酸化エチレンを付加重合して得られる。
上記の界面活性剤のなかでも、安定性が良く、気泡性・泡持続性にも優れているという理由から、ラウリル硫酸エステルナトリウム等の硫酸エステル塩系のアニオン界面活性剤を用いるのが好ましい。
(4)その他の成分
本発明の起泡性洗浄組成物には、必須の成分として、上記のような酸化剤からなる洗浄成分と、酸及びアルカリからなる炭酸ガス発生成分と、界面活性剤と、を含み、さらに、任意の成分として、本発明の効果を損なわない範囲でキレート剤、香料、滑沢剤、酵素、及び抗菌(防腐)剤等を含んでいてもよい。
キレート剤は、pH調整剤としての役割を果たすとともに、キレート効果を発揮して泡立ちの効果もある程度出しつつ本発明の起泡性洗浄組成物の中性に近づけるという効果も有する。かかるキレート剤としては、例えばクエン酸ナトリウムやEDTA、また、例えばジエチレントリアミン5酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸塩、エチレンジアミン4酢酸、エチレンジアミン4酢酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン3酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン3酢酸塩、グリコールエーテルジアミン4酢酸、グリコールエーテルジアミン4酢酸塩、ニトリロ3酢酸、ニトリロ3酢酸塩等の金属キレート剤を用いることができる。
香料としては、例えばメントール、ワニリン等の単品香料、オレンジ、レモン、グレープフルーツ等のシトラス系、アップル等のフルーツ系、紅茶、緑茶等の茶系、コーヒー等のビーンズ系、ブラックペッパー、カレー等のスパイス系、ペパーピント、スペアミント等のミント系、デイリー系、ワニラ系、コーラナッツ等の調合香料や精油、抽出物の各種が挙げられる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸塩(例えばステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等)、タルク、パラフィンワックス等を用いることができる。
酵素としては、例えばプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等を用いることができ、抗菌(防腐)剤としては、例えばイソプロピルメチルフェノールやパラベン等を用いることができる。
本発明の起泡性洗浄組成物は、その他にも、漂白活性化剤(例えばテトラアセチルエチレンジアミン、ペンタアセチルグルコース、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ安息香酸等)、重量調整剤(例えば硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等)、結合剤(例えばポリエチレングリコール(特に分子量4000〜10000のものが好ましい)、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリビニルピロリドン等)、糖類(例えばデンプン、グルコース、フラクトース、マルトース、ラクトース等)、糖アルコール類(例えばソルビトール、マルチトール 、エリスリトール等)、セルロース類(例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等))等を含んでもよい。
また、本発明の起泡性洗浄組成物には、本発明の効果を阻害しない限りにおいて従来の洗浄組成物や洗浄剤において通常利用される上記以外の成分を配合することができる。このような成分としては、賦形剤(例えば硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等)、研磨剤(例えば炭酸カルシウム、酸化アルミニウム等)、殺菌剤(例えば第4級アンモニウム塩(例えば塩化ベンザルコニウム等))、崩壊剤(例えばカンテン、ゼラチン、トウモロコシデンプン、結晶セルロース等)が挙げられる。
本発明の起泡性洗浄組成物は、固形の漂白剤、洗浄剤、漂白洗浄剤の分野で一般に利用される方法によって製造することができる。通常は各成分の粉体又は粒状体を混合し、造粒、打錠、混練押出成型等の手段によって所望の形状に成形すればよい。この際、必要に応じて、結合剤、滑沢剤等を配合して成形することができる。
なお、本発明の起泡性洗浄組成物は、発泡によって洗浄成分が被洗浄部位により確実に運ぶという観点から、比重が1以上であることが好ましい。比重が1以上であれば、起泡性洗浄組成物と水とが混合された際に、起泡性洗浄組成物が底部側に沈んで被洗浄面に接触し易く、発泡及び溶解によって効率的に洗浄ができ好ましい。
このような比重を有する起泡性洗浄組成物とする場合には、重量調整剤である硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等を配合することが好ましいが、本発明の効果を阻害しない限りにおいて比重を調整できる効果を有するものであれば特にこれらに限定されない。
本発明の起泡性洗浄組成物の形態は用途、目的等に応じて適宜変更できる。例えば、粉剤、細粒剤、錠剤(タブレットを含む)、ブロック剤等の形態が挙げられ、ハンドリングを考慮すると、細粒剤、錠剤、ブロック剤が好ましく、特に細粒剤が好ましい。
また、本発明の起泡性洗浄組成物は、多量の水を用いなくても十分な起泡性を有して十分な洗浄効果を発揮すべく、20〜80重量%、好ましくは40〜80重量%、さらに好ましくは40〜60重量%の前記洗浄成分を含み、80〜20重量%、好ましくは60〜20重量%、さらに好ましくは60〜40重量%の前記炭酸ガス発生成分を含むのが好ましい。
また、前記炭酸ガス・酸素ガス発生成分を構成する酸とアルカリの比としては、1:1〜1:4、好ましくは1:1〜1:3という範囲で適宜選択すればよい。
食器洗浄機等のように水垢による汚れを落としたりするために用いることを主目的とする場合、本発明の起泡性洗浄組成物における必須成分の種類及び含有量は、例えば以下の範囲であるのが好ましい(合計)100重量%)。
・過硫酸水素塩+炭酸塩 50〜70重量%
・有機酸 30〜50重量%
・界面活性剤(アニオン系) 3重量%以下
・酵素、香料、滑沢剤 3重量%以下
(酸性)
また、洗濯機や浴槽等のようにカビや有機物による汚れを落としたりするために用いることを主目的とする場合、本発明の起泡性洗浄組成物における必須成分の種類及び含有量は、例えば以下の範囲であるのが好ましい(合計)100重量%)。
・過炭酸塩+炭酸塩 50〜70重量%
・有機酸 30〜50重量%
・界面活性剤(アニオン系) 3重量%以下
・酵素、香料、滑沢剤 3重量%以下
(弱アルカリ性)
さらに、本発明の起泡性洗浄組成物は、以下の起泡力を有するのが好ましい。本発明における起泡力は、室温(25℃)下、ビーカー等の容器に所定量の水を入れ、本発明の起泡性洗浄組成物を所定量投入して泡立たせて所定時間経過後、前記容器を90度傾斜させた場合に、ビーカー内に残留する水の量(残留水量)により測定することができる。
この条件下で測定される残留水量は、十分な起泡力を発揮し、洗浄成分等を被洗浄部位に効果的に運ぶことができ、また、洗浄成分によって水垢やカビをより確実に浮かび上がらせることができるという観点から、例えば10秒経過後において、70cc以上、好ましくは75cc以上、さらに好ましくは80cc以上であるのが好ましい。
本発明の起泡性洗浄組成物は、特にドラム式洗濯機や食器洗浄機、更には浴槽を洗浄する際に、多量の水を用いなくても、カビ等による黒ずみ、タンパク質等による黄ばみ、水垢によるぬめり等の洗浄に有用である。本発明の起泡性洗浄組成物の使用方法及び使用量は用途、目的等に応じて適宜設定できる。例えば水1リットルに対して使用する本発明の起泡性洗浄組成物の使用量について、下限値は、1g以上、好ましくは3g以上、さらに好ましくは5g以上であり、上限値は、50g以下、好ましくは30g以下、さらに好ましくは20g以下であればよい。
以下においては、代表的な実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
表1に示す成分を表1に示す組成比で配合した後に混合し、起泡性洗浄組成物1〜5を得た。そして、これらについて以下の評価試験を行い、その結果を表1に示した。
ついで、容量200mlのメスシリンダーに洗浄組成物を2g投入した後、40℃100mlの水道水を投入し、10秒経過後にビーカーを90度傾斜させて残留する水の量(残留水量)を測定した。それぞれ10回測定して平均値を得た。
また、洗浄効果を評価すべく以下の測定を行った。起泡性洗浄組成物1〜5を含んだ発泡体に牛脂を含浸させたプレパラートを水面から3cm離し、60分浸漬する。という操作をし、以下の基準で評価した。
○:牛脂残留率が10%以下の場合
△:牛脂残留率が10〜50%の場合
×:牛脂残留率が50%超の場合
Figure 2010043210
上記の結果より、本発明の起泡性洗浄組成物を用いれば、起泡力及び洗浄効果に優れた泡が得られ、少ない起泡性洗浄組成物と少ない水で洗浄効果が出すことができ、加えて従来の漬け置き洗浄では成分が行き渡らない箇所でも洗浄できるという効果が得られることがわかる。
本発明の起泡性洗浄組成物は、特にドラム式洗濯機用、食器洗浄機用、及び浴槽用の洗剤として好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. 酸化剤からなる洗浄成分と;
    酸及びアルカリからなる炭酸ガス発生成分と;
    界面活性剤と;
    を含むこと、を特徴とする起泡性洗浄組成物。
  2. 前記洗浄成分を20〜80重量%、酸及びアルカリ前記炭酸ガス発生成分を80〜20重量%含むこと、を特徴とする請求項1に記載の起泡性洗浄組成物。
  3. 前記酸化剤が過硫酸水素塩、過炭酸塩又は過ホウ酸塩、前記アルカリが炭酸塩、前記酸が有機酸であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の起泡性洗浄組成物。
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