JP2004059886A - 溶解性及びすすぎ性の優れた洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯時に優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少ないのですすぎ性が優れているだけでなく、冷たい水での溶解性が非常に優れた洗剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の洗剤組成物は、洗剤組成物において、
(a)低泡性非イオン界面活性剤5〜15重量%と、
(b)アルカリビルダー20〜70重量%と、
(c)食塩5〜60重量%と
を含むことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶解性及びすすぎ性に優れた洗剤組成物に関し、より詳しくは、洗濯用としての優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少なく、すすぎ性が優れているだけでなく、冷たい水での溶解性が非常に優秀な洗剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗濯をする場合に、洗剤の発する豊富な泡は洗剤の好ましい性質の一つとして見なされてきた。しかし、多量の泡が必ずしも優れた洗浄力を示すわけではない。
従来の洗剤を使用して洗濯をすると、洗濯時に気泡が形成されるが、よく消えないですすぎ時にも残り、また、衣類に残留している界面活性剤によってすすぎの際にも引続き気泡が生成されるので、すすぎにかかる時間が長くなり、水の使用量も多くなるという問題点があった。
【0003】
実際に実生活で接する多くの洗濯条件において、発生する多量の泡は、長所としてよりは寧ろ短所として作用する場合の方がもっと多い。特に、消費者が衣類などを電気洗濯機などで洗濯をした後に、その衣類をすすぐ時にも引続き発生する多量の気泡は、何回ものすすぎを必要とするため多量の水、電気、時間などを消費する。このようなエネルギーと時間の過度な消費は、消費者に大きな負担として作用し、手で洗濯をする時にも何回ものすすぎ過程を経なければならないという不便があった。
【0004】
洗剤に対するこれまでの持続的な技術研究により、最近では、洗剤の溶解性に対する消費者の不満が著しく減少する傾向にある。
ところで、洗剤には、ゼオライトが配合されることがあるが、このゼオライトは、従来用いられていたリン酸塩の富栄養化による環境汚染を減らすための代替成分として現在まで最も広範囲に使用されている。しかし、ゼオライトは水不溶成分で、水に溶解されず単純に分散されている状態で存在し、最近は河川底に累積沈殿してくるため新たな環境問題として考えられており、また、微細なゼオライト粉は、目には見えないが洗濯後の衣類に残存するという問題点もある。
【0005】
このような問題点を解決するために、衣類洗濯用洗剤には消泡剤を利用して気泡を抑制する技術が広く用いられてきた。米国特許第5,540,856号、米国特許第5,375,459号、日本公開特許公報平6−154513号、及びヨーロッパ特許第0887097号には、有機化合物、ミネラルオイル、シリコンなどの消泡剤を適用(配合)した洗剤に関する技術が開示されている。しかし、前記公報に記載の技術には、すすぎ時に多くの気泡が持続的に発生する場合の明確な対策の開示がなく、洗濯初期には消泡剤の効果がめだつがすすぎ時には、消泡剤もほとんど洗われてしまうため持続的な効果を維持することができないという問題点がある。
【0006】
また、米国特許第4,605,509号には、ゼオライトを主成分として使用した洗剤に関する技術が開示されている。しかし、この公報に記載の洗剤に含まれる主成分も水不溶成分であって、洗濯中に水に溶けないため洗濯水が清くならず、何回すすいでも衣類(特に冬季用の厚い衣類)に多くの水不溶分が残留するという問題があり、反復して洗濯を行う場合には、水不溶分の残留量がさらに増加するという問題点がある。
【0007】
また、消費者は、何回かのすすぎにより、実際に衣類あるいは洗濯槽中の界面活性剤濃度が微小な程度になっているにもかかわらず、すすぎ時にも引き続き発生する多量の気泡を消すために、何回ものすすぎを実施し、結局、過度に多量の水、電気、時間などを消費する。また、このように水不溶成分であるゼオライトを含む洗剤の場合、ゼオライトによって洗濯機周辺が汚くなり、服生地に白い粉が残るという問題点もある。
【0008】
したがって、水不溶成分を使用しなくても洗濯水が透明になり、洗濯時気泡生成が少ない、すすぎ性に優れた洗剤に対する研究がさらに必要なのが実情である。
そこで、 本発明者は、上記問題点を解決すべく、水に対する溶解性が優れており、洗濯時に気泡生成が少ないのですすぎ性が優れた洗剤に関して研究していたところ、低泡性非イオン界面活性剤、アルカリビルダー及び塩(NaCl)を含み、かつこれらがそれぞれ特定量で含まれた洗剤組成物を用いると、驚くべきことに、洗濯時に、優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少ないのですすぎ性が優れているだけでなく、冷たい水での溶解性が非常に優れていることなどを見出して、本発明を完成するに至った。
【0009】
【発明の目的】
本発明は、前記のような従来の技術の問題点を解決しようとするものであって、洗濯時に、優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少なく、すすぎ性が優れているだけでなく、冷たい水での溶解性が非常に優秀な洗剤組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【発明の概要】
本発明に係る洗剤組成物は、洗剤組成物において、
(a)低泡性非イオン界面活性剤5〜15重量%と、
(b)アルカリビルダー20〜70重量%と、
(c)食塩5〜60重量%と
を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、洗濯時に、優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少なく、すすぎ性が優れているだけでなく、冷たい水での溶解性が非常に優秀な洗剤組成物が提供される。
【0012】
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係る洗剤組成物について、具体的に説明する。
本発明の洗剤組成物は、低泡性非イオン界面活性剤(a)5〜15重量%、アルカリビルダー(b)20〜70重量%、及び塩(NaCl)(c)5〜60重量%(ただし、組成物全体で100重量%とする。)を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明では、前記低泡性非イオン界面活性剤(a)としては、末端基が疎水部で置換された下記の化学式(1)または下記の化学式(2)で表示される非イオン界面活性剤、または下記の化学式(3)〜(6)のうちのいずれか一つで表示される低泡性非イオン界面活性剤を用いることができる。
下記の化学式(1)で表示される末端基が疎水部で置換された非イオン界面活性剤は、キャッピング(末端封止)された直鎖型脂肪族アルコールポリオキシエチレングリコールであり、
下記の化学式(2)で表示される末端基が疎水部で置換された非イオン界面活性剤は、キャッピング(末端封止)された分岐鎖型脂肪族アルコールポリオキシエチレングリコールである。
【0014】
また、下記の化学式(3)で表示される低泡性非イオン界面活性剤は、脂肪族アルコールポリオキシエチレングリコールであり、
下記の化学式(4)で表示される低泡性非イオン界面活性剤は、アルキルフェノールポリオキシエチレングリコールであり、
下記の化学式(5)で表示される低泡性非イオン界面活性剤は、脂肪酸アルカノールアミド(ポリオキシエチレン脂肪酸アミド)であり、
下記の化学式(6)で表示される低泡性非イオン界面活性剤は、アルキルアミンオキシドである。
【0015】
【化7】
Figure 2004059886
【0016】
(前記化学式(1)において、Rは炭素数10〜16のアルキルであり、nは5〜15の整数である。)、
【0017】
【化8】
Figure 2004059886
【0018】
(前記化学式(2)において、R及びRは各々独立的に炭素数11〜18のアルキルであり、nは5〜15の整数である。)、
【0019】
【化9】
Figure 2004059886
【0020】
(前記化学式(3)において、Rは炭素数10〜16のアルキルであり、nは5〜15の整数である。)、
【0021】
【化10】
Figure 2004059886
【0022】
(前記化学式(4)において、Rは炭素数6〜12のアルキルであり、nは5〜15の整数である。)、
【0023】
【化11】
Figure 2004059886
【0024】
(前記化学式(5)において、Rは炭素数11〜17のアルキルであり、xは1または2の整数であり、yは0または1の整数である。)、
【0025】
【化12】
Figure 2004059886
【0026】
(前記化学式(6)において、Rは炭素数8〜16のアルキル基である。)。
前記低泡性非イオン界面活性剤(a)は、上記したように、洗剤組成物中に5〜15重量%の量で含まれるのが好ましい。この成分(a)の含量が5重量%未満である場合には洗浄力が低下する恐れがあり、また15重量%を超える場合には洗剤の製造がむずかしくなる恐れがある。
【0027】
また、本発明に係る洗剤組成物には、前記低泡性非イオン界面活性剤(a)と共に、一般的な洗剤に用いられる、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤などの「一般的な界面活性剤」とが含まれていてもよく、このように界面活性剤(a)と一般的な界面活性剤とを併用する場合には、これらの界面活性剤を混合して用いることができる。
【0028】
このように界面活性剤(a)と一般的な界面活性剤とを併用する場合には、本発明の洗剤組成物に用いられる界面活性剤の総重量(100重量%)のうち、少なくとも30重量%の量で、低泡性非イオン界面活性剤(a)を含むことが好ましい。界面活性剤総量中の成分(a)の含量が30重量%未満である場合には、得られる洗剤組成物を用いた洗濯時に、すすぎ性が低下する恐れがある。
【0029】
本発明に用いられる前記アルカリビルダー(b)は、前記界面活性剤(a)の洗浄力を増加させる役割を果たす。
前記アルカリビルダー(b)としては、水に完全に溶解される成分であれば何れでも使用可能であり、特に炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、層状ケイ酸ナトリウムなどの炭酸塩を用いるのが好ましい。ここで、「水に完全に溶解される」とは、洗濯洗剤の標準使用量基準に従って洗剤を使用した場合に、成分(b)が20℃の水に完全に溶解されて透明度が0.5以下であるものを意味する。一般的な標準使用量は、水30Lに洗剤20gの量である。
【0030】
前記アルカリビルダー(b)は、本発明の洗剤組成物中に20〜70重量%の量で含まれるのが好ましい。この成分(b)の含量が20重量%未満である場合には、洗剤の粒子形成が難しくて流れが悪くなり、また70重量%を超える場合には、冷水を用いて洗濯をする場合に、例えば、アルカリビルダー(b)として炭酸塩を用いる場合には、その発熱反応によってかたい塊りが発生し、これによって溶解性が悪化する恐れがある。
【0031】
本発明に用いられる前記食塩(NaCl)(c)は、洗剤の長期保存安定性、溶解性、及びすすぎ性を向上させる役割を果たし、特にアルカリビルダー(b)が冷水中で凝固物を生成することを防止する重要な役割を果たす。このような目的で、前記食塩(NaCl)の他に、アルカリ金属塩化物、硫酸塩、酢酸塩、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウムなどをさらに配合してもよい。
【0032】
前記食塩(c)は、本発明に係る洗剤組成物中に5〜60重量%の量で含まれることが好ましい。この塩化ナトリウム(c)の含量が5重量%未満である場合には、アルカリビルダー(b)を過剰量で使用すると、冷水下の洗濯では凝固物が生成する可能性が高く、また60重量%を超える場合には相対的に食塩の以外の成分の含量が減るようになってしまい、所望の性能を有する洗剤の製造が難しくなる。
【0033】
本発明の洗剤組成物は、前記した構成成分の他にも蛍光増白剤、酵素剤、消泡剤、漂白剤、表面活性化剤、高分子、または香料などの水に完全に溶解される添加剤をさらに含んでいてもよい。前記添加剤は、本発明の洗剤組成物中に0.2〜5重量%の量で含まれることが好ましく、これらの添加剤の含量が0.2重量%未満である場合には添加剤の性能を十分に発揮できなくなり、また5重量%を超える場合には非経済的である。
【0034】
前記蛍光増白剤としては、スチルベン系、非フェニル系、ピラゾリン系、プマリン系、またはキノロン系などの蛍光増白剤を用いることができ、
酵素剤としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、またはセルラーゼなどを用いることができ、
消泡剤としては、脂肪酸系、シリコン系、またはパラフィンワックス系などを用いることができる。
【0035】
また、本発明の洗剤組成物は、塩化カリウム(potassium chloride)、硫酸ナトリウム(sodium sulfate)、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及びコハク酸ナトリウムなどの成分をさらに含むことができる。
前記のような成分からなる本発明の洗剤組成物は、洗濯時に優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少ないのですすぎ性が優れているだけでなく、冷水での溶解性が非常に優れていて洗濯水が透明になるという効果がある。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示するが、下記の実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範囲が下記の実施例に限られるわけではない。
【0037】
【実施例1】
低泡性非イオン界面活性剤としてキャッピング(末端封止)された直鎖型脂肪族アルコールポリオキシエチレングリコール[上記式(1)中、R=炭素数12〜14のアルキル基、エチレンオキサイド量(n):12モル、LWNC−120、(株)IC Chem.]・・・・・・10重量%、
アルカリビルダー(b)として炭酸ナトリウム・・・・・・60重量%、
食塩(NaCl、精製塩(98%)、韓国塩(株))・・・・・・18重量%、
硫酸ナトリウム・・・・・・10重量%、及び
香料、蛍光剤、酵素、水などの添加剤・・・・・・2重量%
の量で混合して洗剤(合計100重量%)を製造した。
【0038】
【実施例2、及び比較例1〜4】
前記実施例1において、下記表1に示すような成分を、下記のような組成比で用いた以外は、前記実施例1と同様にして洗剤を製造した。
なお、下記の表1中の配合成分量の単位は、重量%表示である。
【0039】
【表1】
Figure 2004059886
【0040】
【試験】
前記実施例1または2、及び比較例1〜4で製造された洗剤を使用して洗浄力、起泡/消泡力、すすぎ性、洗濯水の透明度、冷水での凝固物生成を下記のような方法で測定し、その結果を後述する表8に示した。
(イ)洗浄力:
下記の表2のような条件で測定し、比較例1を100として換算して評価した。
【0041】
【表2】
Figure 2004059886
【0042】
(ロ)起泡/消泡性:
洗剤溶液100mLをシリンダーに満たして回転させ、停止した直後と60秒後の泡の高さを測定して起泡/消泡性を評価した。
洗剤濃度が0.67g/Lになるように調整した洗剤溶液を洗濯水と見なし、前記洗濯水を15倍の水で希釈した濃度である0.045g/Lになるように調整した洗剤溶液をすすぎ水と見なして、すすぎ水の起泡/消泡性を評価した。
【0043】
この時の条件は、下記の表3の通りである。
【0044】
【表3】
Figure 2004059886
【0045】
(ハ)すすぎ性:
下記の表4のような洗濯条件で衣類を洗濯した後、下記のすすぎ条件で1、2、3回目それぞれ5分間のすすぎを行い、下記の表5の評価基準によって評価した。
【0046】
【表4】
Figure 2004059886
【0047】
【表5】
Figure 2004059886
【0048】
(ニ)透明度:
洗剤溶液25mLを実験機器のCellに満たして濁度計(turbidimeter)で測定し、すすぎ水の透明度を評価した。
洗剤濃度が0.67g/Lになるように洗剤の濃度を調整したものを洗濯水と見なし、また、0.0455g/Lになるように洗剤の濃度を調整したものをすすぎ水と見なして、すすぎ水の透明度を評価した。
【0049】
この時、測定値の単位はNTUである(0.5NTU以下である場合に透明な状態であると見なす。水の濁度が増加するに従ってNTUも増加して牛乳の場合に1000NTU程度の値を示す。)。
この時の条件は、下記の表6の通りである。
【0050】
【表6】
Figure 2004059886
【0051】
(ホ)冷水中における洗剤の凝固の程度:
冷却水中における洗剤の凝固の程度は、5℃の冷水200mLをビーカーに入れ、洗剤20gを一度に入れて30分経過後に、12メッシュ(mesh)のふるいにかけて残った塊の量を測定し、下記の表7の評価基準によって評価した。
【0052】
【表7】
Figure 2004059886
【0053】
【表8】
Figure 2004059886
【0054】
この表8から、本発明に係る洗剤組成物、例えば、低泡性非イオン界面活性剤5〜15重量%、アルカリビルダー20〜70重量%、及び塩5〜60重量%を必須成分として含む実施例1または2の洗剤は、洗浄力、洗濯水及びすすぎ水の起泡/消泡性、及びすすぎ性が非常に優れていることがわかる。
また、洗濯水とすすぎ水の濁度の実験結果から明らかなように、本発明に係る洗剤組成物は、水に完全に溶解されて透明度が非常に優れており、冷水での凝固の発生もなく、製造された製品の流れ性(製造物性)も優れていることを確認することができた。
【0055】
これに対して、比較例3に示すような、低泡性非イオン界面活性剤を20重量%の量で含む洗剤は、すすぎ性も多少劣り、製造時に粒子がよく形成されなくて製品流れ性が低かった。また、アルカリビルダーを80重量%の量で含む比較例4の洗剤の場合はすすぎ性が優れていて製造が良好であったが、過剰なアルカリビルダーの使用のため冷水での凝固物生成が多いことを確認することができた。
【0056】
【発明の効果】
本発明の洗剤組成物は、洗濯用として優れた洗浄力を有しながらも気泡生成が少ないのですすぎ性が優れているだけでなく、冷水での溶解性が非常に優れているという効果がある。

Claims (6)

  1. 洗剤組成物において、
    (a)低泡性非イオン界面活性剤5〜15重量%と、
    (b)アルカリビルダー20〜70重量%と、
    (c)食塩5〜60重量%と
    を含むことを特徴とする洗剤組成物。
  2. 前記(a)低泡性非イオン界面活性剤が、下記の化学式(1)〜(6)で表わされる化合物群から選択される1種以上の化合物である、請求項1に記載の洗剤組成物:
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(1)において、Rは炭素数10〜16のアルキルを示し、nは5〜15の整数を示す。)、
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(2)において、R及びRは各々独立的に炭素数11〜18のアルキルを示し、nは5〜15の整数を示す。)、
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(3)において、Rは炭素数10〜16のアルキルを示し、nは5〜15の整数を示す。)、
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(4)において、Rは炭素数6〜12のアルキルを示し、
    nは5〜15の整数を示す。)、
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(5)において、Rは炭素数11〜17のアルキルを示し、xは1または2の整数を示し、yは0または1の整数を示す。)、
    Figure 2004059886
    (ただし、前記化学式(6)において、Rは炭素数8〜16のアルキルを示す。)。
  3. 前記(b)アルカリビルダーは、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、及び層状ケイ酸ナトリウムからなる群から選択される1種以上の化合物である、請求項1に記載の洗剤組成物。
  4. 前記洗剤組成物は、さらに、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選択される1種以上の界面活性剤を含む、請求項1に記載の洗剤組成物。
  5. 前記洗剤組成物は、さらに、蛍光増白剤、酵素剤、消泡剤、漂白剤、表面活性化剤、高分子、及び香料からなる群から選択される1種以上の添加剤を0.2〜5重量%の量で含む、請求項1に記載の洗剤組成物。
  6. 前記洗剤組成物は、さらに、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及びコハク酸ナトリウムからなる群から選択される1種以上の成分を含む、請求項1に記載の洗剤組成物。
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