JPH05320699A - 風呂釜洗浄剤 - Google Patents
風呂釜洗浄剤Info
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- JPH05320699A JPH05320699A JP16984692A JP16984692A JPH05320699A JP H05320699 A JPH05320699 A JP H05320699A JP 16984692 A JP16984692 A JP 16984692A JP 16984692 A JP16984692 A JP 16984692A JP H05320699 A JPH05320699 A JP H05320699A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3942—Inorganic per-compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 過炭酸塩を５０〜９５重量％、有機酸を２〜
３０重量％、及び陰イオン界面活性剤を０．１〜１０重
量％含有する組成物を、水溶性高分子フィルムの袋に収
納した風呂釜洗浄剤。 【効果】 本発明の風呂釜洗浄剤は、洗浄力にすぐれ、
アルミニウム製材質の風呂釜にやさしく、しかも使用が
簡便なのでその実用性は極めて高い。
３０重量％、及び陰イオン界面活性剤を０．１〜１０重
量％含有する組成物を、水溶性高分子フィルムの袋に収
納した風呂釜洗浄剤。 【効果】 本発明の風呂釜洗浄剤は、洗浄力にすぐれ、
アルミニウム製材質の風呂釜にやさしく、しかも使用が
簡便なのでその実用性は極めて高い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂釜洗浄剤に関し、
更に詳しくは、優れた洗浄力と発泡性を有し、しかも簡
単に風呂釜の内部に供給できるため洗浄効率にもすぐれ
た風呂釜洗浄剤に関する。
更に詳しくは、優れた洗浄力と発泡性を有し、しかも簡
単に風呂釜の内部に供給できるため洗浄効率にもすぐれ
た風呂釜洗浄剤に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
風呂釜洗浄剤として、過炭酸ソーダや過硼酸ソーダを主
成分とする洗浄剤が既に知られている。このような無機
過酸化物が広く使用されている理由は、水に溶解した
時、遊離した過酸化水素の分解により生ずる酸素ガスの
気泡によって、湯垢やスケールの剥離分散が助長された
り、また、過酸化水素の酸化力により有機スケールが分
解、剥離されやすくなるためである。
風呂釜洗浄剤として、過炭酸ソーダや過硼酸ソーダを主
成分とする洗浄剤が既に知られている。このような無機
過酸化物が広く使用されている理由は、水に溶解した
時、遊離した過酸化水素の分解により生ずる酸素ガスの
気泡によって、湯垢やスケールの剥離分散が助長された
り、また、過酸化水素の酸化力により有機スケールが分
解、剥離されやすくなるためである。
【０００３】しかしながら、風呂釜の材質として、アル
ミニウムやアルミニウム合金が多く用いられるようにな
り、このような風呂釜に対して過炭酸ソーダや過硼酸ソ
ーダから成る洗浄剤を使用すると、ｐＨ１０〜１１のア
ルカリ性を生じるために風呂釜を著しく傷つけるという
問題があった。
ミニウムやアルミニウム合金が多く用いられるようにな
り、このような風呂釜に対して過炭酸ソーダや過硼酸ソ
ーダから成る洗浄剤を使用すると、ｐＨ１０〜１１のア
ルカリ性を生じるために風呂釜を著しく傷つけるという
問題があった。
【０００４】また、風呂釜を洗浄する場合には、一般に
浴槽に水を張ったまま浴槽の風呂釜連結孔から洗浄剤を
供給する方法が行われるが、効率よく洗浄を行うために
は、風呂釜の中に洗浄剤を直接供給することが必要であ
った。このために、種々の供給容器や洗浄方法の提案が
なされているが、特殊な容器であったり、洗浄作業に労
力が必要であるなど満足のいくものではなかった。本発
明は、これらの問題を解決し、洗浄力にすぐれ、安全か
つ、簡単に洗浄することのできる風呂釜洗浄剤を提供す
ることを目的とする。
浴槽に水を張ったまま浴槽の風呂釜連結孔から洗浄剤を
供給する方法が行われるが、効率よく洗浄を行うために
は、風呂釜の中に洗浄剤を直接供給することが必要であ
った。このために、種々の供給容器や洗浄方法の提案が
なされているが、特殊な容器であったり、洗浄作業に労
力が必要であるなど満足のいくものではなかった。本発
明は、これらの問題を解決し、洗浄力にすぐれ、安全か
つ、簡単に洗浄することのできる風呂釜洗浄剤を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【問題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、過炭酸塩を５０〜９５重量％、有機酸を
２〜３０重量％、及び陰イオン界面活性剤を０．１〜１
０重量％含有する組成物を、水溶性高分子フィルムの袋
に収納した風呂釜洗浄剤に係る。
め、本発明は、過炭酸塩を５０〜９５重量％、有機酸を
２〜３０重量％、及び陰イオン界面活性剤を０．１〜１
０重量％含有する組成物を、水溶性高分子フィルムの袋
に収納した風呂釜洗浄剤に係る。
【０００６】
【作用】本発明で用いられる過炭酸塩としては、過炭酸
ソーダが好ましく、組成物中に５０〜９５重量％配合さ
れる。５０重量％未満では十分な洗浄力が得られない
し、一方、９５重量％以上では過炭酸塩を単独で用いた
場合と同様、強いアルカリ性を呈し、アルミニウム製の
風呂釜を傷つけたり、安全性の点で不都合を生じる。
ソーダが好ましく、組成物中に５０〜９５重量％配合さ
れる。５０重量％未満では十分な洗浄力が得られない
し、一方、９５重量％以上では過炭酸塩を単独で用いた
場合と同様、強いアルカリ性を呈し、アルミニウム製の
風呂釜を傷つけたり、安全性の点で不都合を生じる。
【０００７】本発明の必須成分である有機酸としては、
グルコン酸、リンゴ酸、クエン酸等の固体酸があげら
れ、組成物中に２〜３０重量％配合される。この範囲で
あれば、過炭酸塩の洗浄力を低下させることなく、ｐＨ
８〜１０程度に抑えることができ極めて有用である。例
えば、ｐＨ１０以上でしばしば発生するアルミニウム製
風呂釜の汚損や、後で述べる水溶性高分子フィルムへの
経時的影響を解消することができる。更に有機酸を使用
することによって発泡性を付与し、使用時のフィルム溶
解を助長すると共に、有機スケール等の分解、剥離を容
易にして、過炭酸塩の洗浄力を相乗的に高め得るもので
ある。なお、有機酸含有量が２重量％以下ではかかる効
果は得られないし、３０重量％を越えると、ｐＨが中性
〜酸性となり洗浄力が著しく低下するので好ましくな
い。
グルコン酸、リンゴ酸、クエン酸等の固体酸があげら
れ、組成物中に２〜３０重量％配合される。この範囲で
あれば、過炭酸塩の洗浄力を低下させることなく、ｐＨ
８〜１０程度に抑えることができ極めて有用である。例
えば、ｐＨ１０以上でしばしば発生するアルミニウム製
風呂釜の汚損や、後で述べる水溶性高分子フィルムへの
経時的影響を解消することができる。更に有機酸を使用
することによって発泡性を付与し、使用時のフィルム溶
解を助長すると共に、有機スケール等の分解、剥離を容
易にして、過炭酸塩の洗浄力を相乗的に高め得るもので
ある。なお、有機酸含有量が２重量％以下ではかかる効
果は得られないし、３０重量％を越えると、ｐＨが中性
〜酸性となり洗浄力が著しく低下するので好ましくな
い。
【０００８】本発明では、更に陰イオン界面活性剤が添
加され、過炭酸塩の洗浄力を高める役割を有するが、水
溶性フィルム中での組成物の収納性を考慮して、粉粒状
の形状のものが好ましい。例えば、アルキル硫酸塩、ア
ルファオレフィンスルホン酸塩等が好適で、通常、組成
物中に、０．１〜１０重量％配合される。非イオン界面
活性剤は、洗浄力の点では陰イオン界面活性剤に劣らな
いものの、液状なため水溶性フィルムに吸着したり、べ
とついたりして使用性の点で問題があった。
加され、過炭酸塩の洗浄力を高める役割を有するが、水
溶性フィルム中での組成物の収納性を考慮して、粉粒状
の形状のものが好ましい。例えば、アルキル硫酸塩、ア
ルファオレフィンスルホン酸塩等が好適で、通常、組成
物中に、０．１〜１０重量％配合される。非イオン界面
活性剤は、洗浄力の点では陰イオン界面活性剤に劣らな
いものの、液状なため水溶性フィルムに吸着したり、べ
とついたりして使用性の点で問題があった。
【０００９】本発明の組成物処方は、過炭酸塩と、有機
酸、及び陰イオン界面活性剤を必須とするが、前記した
とおり、洗浄力、安全性、使用性、水溶性高分子フィル
ムとの相互作用など、全てのファクターを検討してはじ
めて得られたものである。なお、組成物には、バッファ
ーとしての目的から重炭酸塩を配合してもよいし、ま
た、必要に応じて、少量の香料、顔料、染料、殺菌剤、
防臭剤等を添加することができ、これらは、混合物のま
ま用いるか、又は、粉剤、顆粒、錠剤等の剤型に成型し
て使用される。
酸、及び陰イオン界面活性剤を必須とするが、前記した
とおり、洗浄力、安全性、使用性、水溶性高分子フィル
ムとの相互作用など、全てのファクターを検討してはじ
めて得られたものである。なお、組成物には、バッファ
ーとしての目的から重炭酸塩を配合してもよいし、ま
た、必要に応じて、少量の香料、顔料、染料、殺菌剤、
防臭剤等を添加することができ、これらは、混合物のま
ま用いるか、又は、粉剤、顆粒、錠剤等の剤型に成型し
て使用される。
【００１０】更に本発明の風呂釜洗浄剤は、前記組成物
を、水溶性高分子フィルムの袋に収納したことを特徴と
する。水溶性高分子フィルムとしては、ポリビニルアル
コール（ＰＶＡ）、ポリエチレンオキサイド（ＰＥ
Ｏ）、デンプン、ヒドロキシエチルセルロース（ＨＥ
Ｃ）、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）、メチル
セルロース（ＭＣ）、キサンタンガム、アルギン酸ソー
ダなどのフィルムをあげることができるが、特に製膜性
等の点からポリビニルアルコールが好適である。ポリビ
ニルアルコールのフィルムには、水に対する溶解性によ
って、冷水可溶性グレードから熱水可溶性グレードまで
各種のものがあるが、風呂釜洗浄剤の使用形態に適した
仕様のものを適宜選択すればよい。
を、水溶性高分子フィルムの袋に収納したことを特徴と
する。水溶性高分子フィルムとしては、ポリビニルアル
コール（ＰＶＡ）、ポリエチレンオキサイド（ＰＥ
Ｏ）、デンプン、ヒドロキシエチルセルロース（ＨＥ
Ｃ）、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）、メチル
セルロース（ＭＣ）、キサンタンガム、アルギン酸ソー
ダなどのフィルムをあげることができるが、特に製膜性
等の点からポリビニルアルコールが好適である。ポリビ
ニルアルコールのフィルムには、水に対する溶解性によ
って、冷水可溶性グレードから熱水可溶性グレードまで
各種のものがあるが、風呂釜洗浄剤の使用形態に適した
仕様のものを適宜選択すればよい。
【００１１】こうして得られた本発明風呂釜洗浄剤は、
水溶性高分子フィルムを使用しているため、フィルムが
溶解するまでの時間を調節するだけで、洗浄剤を風呂釜
に直接、しかも効率的に供給することができ、また、不
溶物を残さないので風呂釜をクリーンに保つことができ
る。本発明風呂釜洗浄剤を風呂釜に適用するにあたって
は、種々の使用形態が可能であるが、例えば、風呂釜洗
浄剤をスティック状に成型すれば、浴槽と風呂釜の連結
孔が狭い場合でも、浴槽側から簡単に洗浄剤を風呂釜の
中に押し入れることができ便利である。この場合、フィ
ルムが浴槽側で早く溶解しないように、フィルムの溶解
時間を３０秒〜３分程度に考慮するのが適当で、膜厚が
２５〜６５μｍ、分散温度が１５〜６０℃、完溶温度が
２０〜７５℃のポリビニルアルコールフィルムを選定す
ればよい。
水溶性高分子フィルムを使用しているため、フィルムが
溶解するまでの時間を調節するだけで、洗浄剤を風呂釜
に直接、しかも効率的に供給することができ、また、不
溶物を残さないので風呂釜をクリーンに保つことができ
る。本発明風呂釜洗浄剤を風呂釜に適用するにあたって
は、種々の使用形態が可能であるが、例えば、風呂釜洗
浄剤をスティック状に成型すれば、浴槽と風呂釜の連結
孔が狭い場合でも、浴槽側から簡単に洗浄剤を風呂釜の
中に押し入れることができ便利である。この場合、フィ
ルムが浴槽側で早く溶解しないように、フィルムの溶解
時間を３０秒〜３分程度に考慮するのが適当で、膜厚が
２５〜６５μｍ、分散温度が１５〜６０℃、完溶温度が
２０〜７５℃のポリビニルアルコールフィルムを選定す
ればよい。
【００１２】また、水溶性フィルムで包んだ本発明風呂
釜洗浄剤を更に軟質フィルムの袋に納め、その袋の先端
を風呂釜に連通した浴槽の吸水孔に嵌合させるように
し、軟質フィルム袋の底部を手（指）で押し込むことに
より、水溶性フィルム袋に収納したまま風呂釜洗浄剤を
風呂釜内に供給するようにしてもよい。かかる使用形態
を、図面を参照して詳細に説明する。
釜洗浄剤を更に軟質フィルムの袋に納め、その袋の先端
を風呂釜に連通した浴槽の吸水孔に嵌合させるように
し、軟質フィルム袋の底部を手（指）で押し込むことに
より、水溶性フィルム袋に収納したまま風呂釜洗浄剤を
風呂釜内に供給するようにしてもよい。かかる使用形態
を、図面を参照して詳細に説明する。
【００１３】図１は、風呂釜洗浄剤を含む軟質フィルム
袋を浴槽の吸水孔に嵌合した時の概略図を示し、図２は
水溶性フィルムで包んだ風呂釜洗浄剤を風呂釜内に押し
入れた時の概略図を示す。
袋を浴槽の吸水孔に嵌合した時の概略図を示し、図２は
水溶性フィルムで包んだ風呂釜洗浄剤を風呂釜内に押し
入れた時の概略図を示す。
【００１４】図中、１はやや硬質のプラスチックででき
たもので、浴槽６の吸水孔に差し込む嵌合部である。２
はその開口部で、通常水溶性フィルムでシールされてい
るが、図１から図２の操作中にシールが破袋される。３
は、嵌合部１に接着されている軟質フィルムからなる袋
部分を示し、材質は柔軟性に富む軟質プラスチックフィ
ルム、布、紙などが好ましい。本発明の風呂釜洗浄剤
は、水溶性フィルム４と、洗浄剤組成物５とから構成さ
れ、図２に示す如く、軟質フィルム袋３の底部を風呂釜
７の内部まで押し込むことによって、風呂釜洗浄剤を完
全に風呂釜内に送り入れることができる。なお、この使
用形態の場合、風呂釜洗浄剤を包む水溶性フィルムは浴
槽６内で溶け出す恐れがほとんどなく、また、風呂釜７
へ送り込まれた後直ちに溶解しても差しつかえないの
で、前記スティック状使用形態の場合と比べて溶解時間
の短い仕様のポリビニルアルコールフィルムを選定する
ことができる。
たもので、浴槽６の吸水孔に差し込む嵌合部である。２
はその開口部で、通常水溶性フィルムでシールされてい
るが、図１から図２の操作中にシールが破袋される。３
は、嵌合部１に接着されている軟質フィルムからなる袋
部分を示し、材質は柔軟性に富む軟質プラスチックフィ
ルム、布、紙などが好ましい。本発明の風呂釜洗浄剤
は、水溶性フィルム４と、洗浄剤組成物５とから構成さ
れ、図２に示す如く、軟質フィルム袋３の底部を風呂釜
７の内部まで押し込むことによって、風呂釜洗浄剤を完
全に風呂釜内に送り入れることができる。なお、この使
用形態の場合、風呂釜洗浄剤を包む水溶性フィルムは浴
槽６内で溶け出す恐れがほとんどなく、また、風呂釜７
へ送り込まれた後直ちに溶解しても差しつかえないの
で、前記スティック状使用形態の場合と比べて溶解時間
の短い仕様のポリビニルアルコールフィルムを選定する
ことができる。
【００１５】本発明によって提供される風呂釜洗浄剤が
すぐれたものであることをより明らかにするため、次に
実施例及び効果の試験成績を示す。
すぐれたものであることをより明らかにするため、次に
実施例及び効果の試験成績を示す。
【００１６】
【実施例１】過炭酸ソーダ７５重量％、リンゴ酸１０重
量％、アルキル硫酸塩５重量％、及び重炭酸ソーダ１０
重量％から成る組成物を調製した。その４０ｇを、膜厚
２５μｍのポリビニルアルコールフィルム製で、外径２
０ｍｍ、長さ１５０ｍｍのスティック状袋に充填して本
発明の風呂釜洗浄剤を得た。入浴終了後、浴槽に水温約
４０℃の残り湯を残した状態で、前記風呂釜洗浄剤を使
用し、風呂釜との下部連結孔から風呂釜に挿入したとこ
ろ簡単に入れることができた。挿入後、直ちに発泡が始
まり、上部連結孔から気泡と共に風呂釜の汚れが噴出し
てくるのが観察された。
量％、アルキル硫酸塩５重量％、及び重炭酸ソーダ１０
重量％から成る組成物を調製した。その４０ｇを、膜厚
２５μｍのポリビニルアルコールフィルム製で、外径２
０ｍｍ、長さ１５０ｍｍのスティック状袋に充填して本
発明の風呂釜洗浄剤を得た。入浴終了後、浴槽に水温約
４０℃の残り湯を残した状態で、前記風呂釜洗浄剤を使
用し、風呂釜との下部連結孔から風呂釜に挿入したとこ
ろ簡単に入れることができた。挿入後、直ちに発泡が始
まり、上部連結孔から気泡と共に風呂釜の汚れが噴出し
てくるのが観察された。
【００１７】
【実施例２】過炭酸ソーダ８０重量％に、クエン酸１５
重量％、アルファオレフィンスルホン酸塩３重量％、殺
菌剤２重量％、及び香料を少量添加後、直径８ｍｍ、厚
さ２ｍｍ、重さ０．２〜０．３ｇの錠剤に成型した。カ
ルボキシメチルセルロース製フィルム袋（外径３０ｍ
ｍ、長さ５０ｍｍ）の中に、前記錠剤５ｇを充填して本
発明の風呂釜洗浄剤を得た。これを更に軟質のポリエチ
レンフィルム袋に収納し図１、図２に示す如く吸水孔に
セットして軟質フィルム袋の底部を手でアルミニウム製
風呂釜側へ押し込んだところ、洗浄剤は水溶性のカルボ
キシメチルセルロースフィルムに収納されたまま風呂釜
へ移行した。水溶性フィルムのすみやかな溶解に伴い、
すぐれた洗浄力を発揮し、アルミニウム製風呂釜を傷つ
けることはなかった。
重量％、アルファオレフィンスルホン酸塩３重量％、殺
菌剤２重量％、及び香料を少量添加後、直径８ｍｍ、厚
さ２ｍｍ、重さ０．２〜０．３ｇの錠剤に成型した。カ
ルボキシメチルセルロース製フィルム袋（外径３０ｍ
ｍ、長さ５０ｍｍ）の中に、前記錠剤５ｇを充填して本
発明の風呂釜洗浄剤を得た。これを更に軟質のポリエチ
レンフィルム袋に収納し図１、図２に示す如く吸水孔に
セットして軟質フィルム袋の底部を手でアルミニウム製
風呂釜側へ押し込んだところ、洗浄剤は水溶性のカルボ
キシメチルセルロースフィルムに収納されたまま風呂釜
へ移行した。水溶性フィルムのすみやかな溶解に伴い、
すぐれた洗浄力を発揮し、アルミニウム製風呂釜を傷つ
けることはなかった。
【００１８】
【試験例１】実施例１に準じて表１に示す組成のスティ
ック状風呂釜洗浄剤を調製し、洗浄力、アルミニウム製
風呂釜に対する影響、水溶性フィルムに対する経時的影
響、使用性等を調べたところ表１の如くであった。な
お、評価は○，△，×の三段階で表わした。
ック状風呂釜洗浄剤を調製し、洗浄力、アルミニウム製
風呂釜に対する影響、水溶性フィルムに対する経時的影
響、使用性等を調べたところ表１の如くであった。な
お、評価は○，△，×の三段階で表わした。
【００１９】
【表１】
【００２０】試験の結果、過炭酸塩、有機酸及び陰イオ
ン界面活性剤を含む組成物と、水溶性高分子フィルム収
納袋を組み合わせた本発明風呂釜洗浄剤のみが、全ての
項目を満足し、実用性にすぐれていることが確認され
た。例えば、水溶性フィルムを用いても、有機酸が２重
量％以下の場合（比較例３）や、陰イオン界面活性剤の
替わりに非イオン界面活性剤を用いた場合（比較例５）
には、種々の点で問題を生じ不適であった。
ン界面活性剤を含む組成物と、水溶性高分子フィルム収
納袋を組み合わせた本発明風呂釜洗浄剤のみが、全ての
項目を満足し、実用性にすぐれていることが確認され
た。例えば、水溶性フィルムを用いても、有機酸が２重
量％以下の場合（比較例３）や、陰イオン界面活性剤の
替わりに非イオン界面活性剤を用いた場合（比較例５）
には、種々の点で問題を生じ不適であった。
【００２１】
【発明の結果】本発明は、洗浄力にすぐれ、安全かつ、
簡単に使用できる実用性の高い風呂釜洗浄剤を提供す
る。
簡単に使用できる実用性の高い風呂釜洗浄剤を提供す
る。
【図１】ならび
【図２】風呂釜洗浄剤の一使用形態の概略図（風呂釜に
挿入前ならびに挿入後）を示す。
挿入前ならびに挿入後）を示す。
１ 吸水孔への嵌合部 ２ 開口部 ３ 軟質フィルム袋 ４ 水溶性フィルム ５ 洗浄剤組成物 ６ 浴槽 ７ 風呂釜
Claims (2)
- 【請求項１】 過炭酸塩を５０〜９５重量％、有機酸を
２〜３０重量％、及び陰イオン界面活性剤を０．１〜１
０重量％含有する組成物を、水溶性高分子フィルムの袋
に収納したことを特徴とする風呂釜洗浄剤。 - 【請求項２】 水溶性高分子フィルムがポリビニルアル
コールのフィルムであることを特徴とする請求項１記載
の風呂釜洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16984692A JPH05320699A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 風呂釜洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16984692A JPH05320699A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 風呂釜洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320699A true JPH05320699A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15894021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16984692A Pending JPH05320699A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 風呂釜洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320699A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010043210A (ja) * | 2008-08-15 | 2010-02-25 | Ai Media Kk | 起泡性洗浄組成物 |
| JP2015042739A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-03-05 | 四国化成工業株式会社 | 浮上性発泡錠剤 |
| JP2020002295A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 小林製薬株式会社 | 発泡性洗浄剤 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP16984692A patent/JPH05320699A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010043210A (ja) * | 2008-08-15 | 2010-02-25 | Ai Media Kk | 起泡性洗浄組成物 |
| JP2015042739A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-03-05 | 四国化成工業株式会社 | 浮上性発泡錠剤 |
| JP2020002295A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 小林製薬株式会社 | 発泡性洗浄剤 |
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