JP2010042611A - 印刷装置、印刷装置における排紙制御方法 - Google Patents

印刷装置、印刷装置における排紙制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって有利な排紙状態を設定可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】用紙反転機構を含む循環搬送路と、用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく側面排紙台と、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、用紙反転機構を通らないでフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、用紙反転機構を通ってフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、フェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、側面排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがってフェイスダウンの状態で出力するか、フェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御部とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、印刷装置における排紙制御に関する。
特許文献1には、両面印刷のための用紙反転機構を備えた印刷装置において、フェイスアップとフェイスダウンの排紙状態を自由に選択できるようにすることが記載されている。
特開平6−312867号公報
特許文献1に記載された発明によれば、フェイスアップとフェイスダウンを自由に選択できるようになるが、ユーザがどちらの排紙状態が有利であるかを判断することは難しい。
例えば、ページ順に並んだ印刷結果を得るためには、フェイスダウンの状態で排紙する場合には、ページ順に印刷を行なえばよいが、フェイスアップの状態で排紙する場合には、ページ逆順に印刷を行なわなければならない。このため、ページ順に画像データが用意される場合には、フェイスアップの状態で排紙しようとすると印刷開始が遅くなる。
一方で、フェイスダウンの状態で排紙するために用紙反転機構で用紙を反転させなければならない場合には、給紙してから排紙までの時間が余計に必要となる。このように、排紙状態はそれぞれメリット・デメリットを有しており、排紙状態を自由に選択できるようにすることが必ずしもユーザにとって使い勝手がよいとは限らない。特に、排紙トレイが複数個備えられている印刷装置においては、排紙状態による有利不利の判断は一層複雑になる。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、ユーザにとって有利な排紙状態を設定可能な印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である印刷装置は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段とを備える。
本発明によれば、排紙制御手段が、第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定するため、ユーザにとって有利な排紙状態を設定することができる。すなわち、算出された総印刷時間の短い状態で出力することにより、早く印刷を終了することができるようになる。ここで、第1排紙台は、例えば、印刷装置の側面側に配置された側面排紙トレイとすることができる。また、前記時間RTと、前記時間PT1と、前記時間PT2とは、あらかじめ設定された値を用いるようにする。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である印刷装置は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスダウンの状態で積載されていく第2排紙台と、前記第2排紙台への排紙が可能かどうかを判断する排紙台状態判断手段と、前記第2排紙台への排紙が可能な場合は、前記第2排紙台にフェイスダウンの状態で出力するように設定し、前記第2排紙台への排紙が不可能な場合は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段とを備える。
第2排紙台にフェイスダウンの状態で排紙を行なうのが最も印刷時間が短くなるため、第2排紙台が利用可能な場合には、第2排紙台にフェイスダウンの状態で排紙を行なうようにしている。ここで、第2排紙台は、例えば、印刷装置の上面側に配置された上面排紙トレイとすることができる。
ただし、前記排紙制御手段は、両面印刷を行なう場合には、前記第1排紙台に、最初の印刷面がフェイスダウンの状態で出力するように設定することが望ましい。最も印刷時間が短くなるためである。
また、原稿の画像データを読み取る画像読取手段をさらに備え、前記排紙制御手段は、前記原稿の画像データに基づく印刷を行なう場合には、前記時間RTに代え、1ページ分の原稿の画像データを読み取る時間STに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様である印刷装置は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2とに基づいてあらかじめ定められた規則と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段とを備える。
時間RTと時間PT1と時間PT2とは、印刷装置に固有の時間であるため、総印刷時間をその都度算出せずに、あらかじめ規則として定めておくことができるからである。
上記課題を解決するため、本発明の第4の態様である印刷装置における排紙制御方法は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する。
上記課題を解決するため、本発明の第5の態様である印刷装置における排紙制御方法は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスダウンの状態で積載されていく第2排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法であって、前記第2排紙台への排紙が可能かどうかを判断し、前記第2排紙台への排紙が可能な場合は、前記第2排紙台にフェイスダウンの状態で出力するように設定し、前記第2排紙台への排紙が不可能な場合は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する。
上記課題を解決するため、本発明の第5の態様である印刷装置における排紙制御方法は、両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法であって、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2とに基づいてあらかじめ定められた規則と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する。
本発明によれば、ユーザにとって有利な排紙状態を設定可能な印刷装置が提供される。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。本図に示すように、印刷システムは、印刷装置10と、印刷制御装置として機能するパーソナルコンピュータ(PC)20とを備えて構成される。印刷装置10とPC20との接続形態は、代表的には、複数台のPC20が印刷装置10を共用するLAN(Local Area Network)接続とすることができるが、印刷装置10とパーソナルコンピュータ(PC)20とが1対1で接続されたローカル接続であってもよい。
印刷装置10は、PC20から送られた印刷データに基づく印刷を行なうプリンタ機能に加えて、原稿台に置かれた原稿の画像を読み取って複写印刷を行なうコピー機能を備えている。
PC20は、印刷装置10に対応して開発されたプリンタドライバプログラムがインストールされており、このプログラムをPC20のCPUが実行することにより、プリンタドライバ部210が形成される。プリンタドライバ部210が動作することにより、PC20は印刷制御装置として機能する。
プリンタドライバ部210は、ユーザからの指示に基づいて、印刷対象となるドキュメント等の印刷データを生成して、印刷装置10に出力する処理を行なう。この処理を行なうため、プリンタドライバ部210は、印刷条件設定部211と印刷データ生成部212とを備えている。印刷条件設定部211は、印刷品質、部数、部単位印刷の有無、用紙サイズ、用紙種類、給紙装置指定、排紙台指定等の印刷条件の設定をユーザから受け付ける。印刷データ生成部212は、印刷対象として指定されたドキュメントと、印刷条件設定部211で受け付けた印刷条件の設定とに基づいて印刷データを生成し、印刷装置10に出力する。
図2は、印刷装置10の給排紙機構と印字機構の構成を示す図である。本図に示すように印刷装置10は、給紙機構として備えられた給紙台320a、第1給紙トレイ320b、第2給紙トレイ320c、第3給紙トレイ320d、第4給紙トレイ320eのいずれかから給紙された印刷用紙に対して印字ヘッド312で印刷を行なって、上面排紙トレイ330a、側面排紙トレイ330bのいずれかの排紙台に排紙する。上面排紙トレイ330aは、印刷装置10の上面側に配置されており、印字ヘッド312に対して半回転した位置あるため、通常の印刷時においては、印刷面を下にしたフェイスダウンの状態で排紙される。側面排紙トレイ330bは、印刷装置10の側面に配置されており、印字ヘッド312の延長上にあるため、通常の印刷時においては、印刷面を上にしたフェイスアップの状態で排紙される。
印刷装置10は、印字機構として、用紙搬送方向に直交する方向に伸び、多数のノズルが形成された印字ヘッド312を備えている。印字ヘッド312はインク色毎に独立しており、それぞれの印字ヘッドから黒またはカラーインクを吐出してライン単位でカラー印刷を行なう。
また、印刷装置10は、CPU、メモリ等が配置されたコントローラ基板等で構成される制御部110、原稿台に置かれた原稿の画像を読み取る画像読取部130、ユーザからの操作を受け付ける操作パネル部150、および、その他の機能部(図3参照)を備えている。
いずれかの給紙機構から1枚ずつ給紙された印刷用紙は、搬送駆動部350を構成するローラ等の駆動機構によって筐体内の給紙系搬送路(図中の黒太線で示される経路)に沿って搬送され、レジスト部Rgに導かれる。ここでレジスト部Rgは、印刷用紙の先端の位置あわせと斜行修正を行なうために設けられており、1対のレジストローラを備えて構成される。給紙された印刷用紙はレジスト部Rgで一時停止し、所定のタイミングで印字機構方向に搬送される。
印刷用紙は、印字ヘッド312の対向面に設けられた環状の搬送ベルト352によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、印字ヘッド312から吐出されたインクによりライン単位で画像形成される。
上面に印刷を施された印刷用紙は、側面排紙トレイ330bに排紙される場合は、切替機構382により側面排紙トレイ330b方向に搬送され、そのまま印刷面を上にして排紙されて側面排紙トレイ330bに積載されていく。上面排紙トレイ330aに排紙される場合は、ローラ等の駆動機構によってさらに筐体内を搬送される。そして、切替機構386により上面排紙トレイ330a方向に導かれて排紙され、上面排紙トレイ330aに印刷面を下にして積載されていく。
それぞれの排紙台は、筐体から突出したトレイ形状をしており、ある程度の厚みを有している。また、それぞれの排紙台は傾斜しており、傾斜の下位置に形成された壁により、排紙された印刷用紙が、傾斜に沿って滑落する過程で自然に整えられて重なっていくようになっている。
上面排紙トレイ330a、側面排紙トレイ330bとも印刷用紙の積載可能枚数が定められており、印刷用紙の積載量が積載可能枚数付近の所定量に達したことを検出する排紙量センサ332a、排紙量センサ332bがそれぞれ設けられている。また、排紙量センサ332a、排紙量センサ332bは、それぞれの排紙台トレイが空であるかどうかも検出する。
印刷用紙の両面に印刷を行なう両面印刷の場合、あるいは、フェイスダウンの状態で側面排紙トレイ330bに排紙する場合は、表面(最初に印刷される面を「表面」、両面印刷の場合に次に印刷される面を「裏面」とする)印刷終了時にはいずれの排紙台にも導かれずに、切替機構386により、さらに筐体内を搬送される。そして、スイッチバック経路SRに引き込まれ、スイッチバックを行ない、搬送路に対して表裏が反転する。表裏反転後に、ローラ等の駆動機構によって再度レジスト部Rgに導かれ、一時停止する。その後、所定のタイミングで印字機構方向に搬送される。
両面印刷の場合には表面と同様の手順によって裏面の印刷が行なわれ、両面に画像が形成された印刷用紙は、印刷条件に含まれる排紙口の指定にしたがって、いずれかの排紙台に排紙され積載されていく。フェイスダウンの状態で側面排紙トレイ330bに排紙する場合は、印刷は行なわれずに、そのままフェイスダウンの状態で側面排紙トレイ330bに排紙され積載されていく。
印刷装置10では、用紙反転を行なうためのスイッチバックを、上面排紙トレイ330a内に設けられた空間を利用して行なうようにしている。上面排紙トレイ330a内に設けられた空間は、スイッチバック時に印刷用紙が外部から取り出せないように覆われた構成となっている。これにより、利用者が誤ってスイッチバック動作中の印刷用紙を引き抜いてしまうことを防ぐことができる。また、上面排紙トレイ330aは、本来印刷装置10に備えられているものであり、上面排紙トレイ330a内の空間を利用してスイッチバックを行なうことにより、印刷装置10内に、別途スイッチバック用の空間を設ける必要がなくなる。したがって、筐体のサイズが増大してしまうことを防ぐことができる。さらには、上面排紙トレイ330aとスイッチバック経路とを共用しないため、スイッチバック処理と他の用紙の排紙とを並行して行なうことができる。
図3は、本実施形態における印刷装置10の機能構成を示すブロック図である。本図に示すように、印刷装置10は、制御部110、通信処理部120、画像読取部130、操作パネル部150、印刷実行部310、給紙部320、排紙部330、搬送駆動部350を備えている。
通信処理部120は、PC20との通信を行なうために、接続形態に応じたプロトコル処理を行なう。例えば、LAN接続の場合には、TCP/IPによる通信処理を行なう。また、通信処理部120は、画像情報の入力元の1つであるPC20から画像情報である印刷データを受信する。
画像読取部130は、画像情報の入力元の1つであり、原稿台、受光素子、光源、レンズ、走査機構等を備え、原稿台に置かれた原稿の画像データを読み取って電気信号に変換し、画像情報として制御部110に出力する処理を行なう。画像読取部130は、印刷装置10内に設置してもよいし、印刷装置10の外部に設置してもよい。
印刷実行部310は、画像形成媒体を用いて印刷用紙に画像形成を行なう機構であり、本実施形態では、印刷用紙を覆う幅を有する印字ヘッド312からインクをライン単位で吐出して印刷を実行するインクジェット方式の機構を採用している。ただし、画像形成媒体として、シリアル型のインクジェット方式の機構を採用したり、トナー等を用いるレーザ方式の印字機構を採用したりしてもよい。
印刷用紙を供給する給紙部320は、外部に露出した給紙台320aと、架台式の第1給紙トレイ320b、架台式の第2給紙トレイ320c、架台式の第3給紙トレイ320d、架台式の第4給紙トレイ320eとの5つの給紙機構を備えている。それぞれの給紙機構には、複数枚の印刷用紙を重ねた状態でセットすることができる。印刷用紙には、A4、B5等のサイズと、普通紙、インクジェット用紙等の用紙種類とが定められており、1つの給紙機構には、同じサイズで同じ用紙種類の印刷用紙をセットするようにする。各給紙機構には、給紙センサが備えられており、用紙切れを検出できるようになっている。
排出された印刷済の印刷用紙を積載する排紙部330は、積載可能枚数の異なる複数の排紙台を備えている。本実施形態では、フェイスダウンで排紙され、積載可能枚数が少ない上面排紙トレイ330a、フェイスアップで排紙され、積載可能枚数が多い側面排紙トレイ330bが備えられている。
それぞれの排紙台には、排紙量センサ(図2参照)が設けられている。排紙量センサは、排紙台が空であるかどうか、および、積載された印刷用紙が積載可能枚数付近の所定量に達したことを検出する。排紙量センサは、例えば、積載された印刷用紙の重量を検出したり、積み重なった高さを検出することで積載された印刷用紙が所定量に達したかどうかを判断することができる。あるいは、排紙した枚数をカウントすることで積載された印刷用紙が所定量に達したかどうかを判断することができる。
搬送駆動部350は、印刷用紙を搬送する駆動機構であり、モータ等を備えて構成される。また、印字ヘッド312に対向する位置には、印刷時に印刷用紙を所定の印刷搬送速度で搬送する印刷時搬送機構として機能する搬送ベルト352が設けられている。さらに、排紙に用いる排紙台に印刷用紙を導くために搬送路を切り替える切替機構(図2参照)が複数個設けられている。
制御部110は、CPU、メモリ、画像処理装置等を備えて構成され、これらの装置が処理を行なうことで、操作パネル制御部111、排紙台設定記憶部112、給紙制御部113、排紙制御部114、搬送制御部115、画像処理部116、吐出処理部117が形成される。
操作パネル制御部111は、操作パネル部150に表示させる画面や操作パネル部150を介して入力されるユーザの操作を解釈する処理を行なう。給紙制御部113は、印刷条件に応じて、印刷に用いる印刷用紙を給紙する給紙機構を設定し、所定のタイミングで印刷用紙を給紙機構から搬送駆動部350に取り込む制御を行なう。排紙制御部114は、印刷条件に応じて印刷済の印刷用紙を排紙する排紙台と排紙状態を設定する。そして、設定された排紙台から設定された排紙状態で印刷用紙が排紙されるように、設定された排紙台を搬送制御部115に通知する。
搬送制御部115は、搬送ベルト352、その他の駆動機構を含んだ搬送駆動部350における用紙搬送を制御する。具体的には、搬送速度と搬送経路とを設定し、その設定にしたがった用紙搬送を行なうように搬送駆動部350に制御信号を出力する。搬送速度は印字品質、用紙種類等の印刷条件により定められ、搬送経路は、設定された給紙機構、設定された排紙台、両面印刷設定等により定められる。
画像処理部116は、RGB形式の印刷データをCMYK形式に変換し、さらに、印刷実行部310が解釈可能な画像データに変換する処理等を行なう。画像データは、例えば、ドット単位のインクドロップ数を示すデータである。吐出処理部117は、画像データに基づいて印字ヘッド312におけるインク吐出処理を制御する。
図4は、本実施形態の特徴的な機能部である排紙制御部114の構成を示すブロック図である。本図に示すように排紙制御部114は、排紙設定部1141と、印刷条件取得部1142と、排紙トレイ状態取得部1143と、印刷時間見積部1144と、評価パラメータセット1145とを備えている。
排紙設定部1141は、ユーザによる排紙先の設定として「オート」が選択された場合に、排紙先として用いる排紙台と、用紙の排紙状態をフェイスダウンとするかフェイスアップとするかを設定する。具体的には、総印刷時間が短くなる排紙先と排紙状態との組み合わせを設定する。
印刷条件取得部1142は、PC20で設定された印刷条件あるいは操作パネル部150で設定された印刷条件から印刷対象物のページ数、部数、部単位印刷の有無を取得して、排紙設定部1141と印刷時間見積部1144に通知する。排紙トレイ状態取得部1143は、上面排紙トレイ330aが使用可能であるかどうかの状態を取得して、排紙設定部1141に通知する。上面排紙トレイ330aが使用不可能の状態は、例えば、上面排紙トレイ330aに積載されている用紙が所定量を超えて満タンになっている場合である。
印刷時間見積部1144は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTあるいは1ページ分の原稿の画像データを読み取る時間STと、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間の見積もりを算出する。
評価パラメータセットは、上記の時間RTと、時間STと、時間PT1と、時間PT2とがあらかじめ設定されたテーブルである。これらの時間は、印刷装置10の開発時において、実験等によって得られる標準時間を定めておくようにする。評価パラメータセット1145は、用紙サイズ、解像度、カラー/モノクロ設定等の詳細な印刷条件毎に標準時間を用意するようにしてもよい。
次に、印刷装置10の基本的な印刷処理の手順について説明する。上述のように、印刷装置10は、PC20から送られた印刷データに基づく印刷を行なうプリンタ機能に加えて、画像を読み取って複写を行なうコピー機能を備えている。したがってそれぞれの機能に応じた印刷手順が行なわれる。
すなわち、PC20から画像情報として印刷データを受信した場合には、画像処理部116が受信した印刷データを画像データに展開する処理を行なって、印刷実行部310で印刷処理が行なわれる。この場合の印刷条件の設定は、PC20のプリンタドライバ部210で行なわれる。上述のように、印刷データを画像データに展開する1ページ当りの時間をRTとする。
操作パネル部150を介してユーザから複写操作を受け付けた場合は、画像読取部130が原稿台に置かれた原稿の画像読取処理を行なって、印刷実行部310で画像読取り情報である画像データに基づく印刷処理が行なわれる。この場合の印刷条件の設定は、操作パネル部150と操作パネル制御部111とで行なわれる。上述のように、画像を読み取る1ページ当りの時間をSTとする。
次に、印刷装置10で印刷を行なう場合の印刷条件の設定処理、特に排紙台の設定処理について説明する。ユーザは印刷装置10で印刷を行なう場合は、印刷実行に先立ち、用紙サイズ、用紙種類、部数、排紙先等の印刷条件の設定を行なうことができる。印刷条件の設定は、プリンタ機能を用いて印刷を行なう場合は、PC20のプリンタドライバ部210で行ない、コピー機能を用いて印刷を行なう場合は、印刷装置10の操作パネル部150および操作パネル制御部111で行なうことができる。
図5を参照して排紙台(排紙先)の設定について説明する。図5は、PC20のプリンタドライバ部210で印刷条件の設定を行なう場合の印刷条件設定画面510の一例を示している。印刷条件設定画面では、設定項目が「基本」「レイアウト」「仕上げ」等のメニューページに分類されており、「仕上げ」に関するメニューページで、排紙先の選択を行えるようになっており、排紙先の選択は、プルダウン形式の排紙先選択メニュー511で設定できるようになっている。
ここで、プルダウン形式の排紙先選択メニュー511では、図6に示すように、印刷装置10が備えている排紙台である「上面排紙トレイ」「側面排紙トレイ」に加え、「オート」を選択できるようになっている。ユーザは、特定の排紙台を指定したい場合には、「上面排紙トレイ」「側面排紙トレイ」のいずれかを選択し、給紙台の選択を印刷装置10に委ねる場合には、「オート」を選択すればよい。本実施形態では、ユーザによって「オート」が選択された場合の処理を扱うものとする。なお、本メニューを表示する際、プリンタドライバ部210は、印刷装置10と通信を行なって、使用可能な排紙台に関する情報を取得することができる。
図7は、コピー機能により印刷を行なう際に、印刷装置10の操作パネル部150および操作パネル制御部111で排紙先の設定を行なうときに操作パネル部150に表示される排紙先設定画面150aの一例を示している。本例では、コピーの際の排紙台の選択肢としてボタン群152から「オート」「上面排紙トレイ」「側面排紙トレイ」のいずれかを選択することができる。いずれも設定内容についてはPC20のプリンタドライバ部210で印刷条件を設定する場合と同様である。
次に、印刷装置10における排紙態様と総印刷時間とについて説明する。まず、図8を参照して、上面排紙トレイ330aに排紙を行なう場合について説明する。以下では、3ページの印刷物を2部印刷する場合を例に説明する。図8(a)に示すように、印刷面が下向きとなるフェイスダウンの状態で排紙される上面排紙トレイ330aに排紙を行なう場合に、「1」「2」「3」「1」「2」「3」のページ順の印刷結果を得るためには、「1」「2」「3」「1」「2」「3」のページ順で印刷を行なえばよい。なお、「n」は、nページ目を示している。
ここで、PC20からの印刷データは「1」「2」「3」の順で送られてくるため、印刷装置10では、「1」「2」「3」のページ順で印刷データの展開を行なう。上述のように1ページ当りの印刷データの展開時間をRTとする。なお、コピーの場合は、「1」「2」「3」のページ順で読み取りが行なわれる。上述のように1ページ当りの原稿読取り時間をSTとする。また、給紙された印刷用紙が印字ヘッド312で印刷され、上面排紙トレイ330aに排紙されるまでの時間を印刷時間P1とする。
データ展開の順番と印刷の順番が一致するため、1ページ目のデータ展開が終わるとすぐに1ページ目の印刷を開始することができる。このため、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT1よりも短ければ、図8(b)に示すように、1ページ目のデータ展開後、各ページの印刷は連続して行なうことができる。このため、総印刷時間は、RT(ST)+PT1×3×2となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。
一方、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT1よりも遅ければ、図8(c)に示すように、1部目の印刷は、ページ毎に印刷データの展開終了後に開始される。2部目以降は印刷データの展開は既に終わっているため連続的に印刷することができる。このため、このため、総印刷時間は、{RT(ST)×3}+PT1+{PT1×1×3}となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。ここで、第1項目はデータの展開時間(読取り時間)を示し、第2項目は1部目の最終ページの印刷時間を示し、第3項目は、2部目以降のPページ分の印刷時間を示している。
ただし、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT1よりも遅い場合であっても、部単位印刷を行なわない場合には、「1」「1」「2」「2」「3」「3」の順で印刷が行なわれ、1ページ目のデータ展開後、各ページの印刷は連続して行なうことができるようになる。このため、総印刷時間は、RT(ST)+PT1×2×3となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは「数1」と同様となる。
次に、図9を参照して、側面排紙トレイ330bからフェイスアップの状態で排紙を行なう場合について説明する。以下では、3ページの印刷物を2部印刷する場合を例に説明する。図9(a)に示すように、印刷面が上向きとなるフェイスアップの状態で排紙される側面排紙トレイ330bに排紙を行なう場合に、「1」「2」「3」「1」「2」「3」のページ順の印刷結果を得るためには、「3」「2」「1」「3」「2」「1」のページ逆順で印刷を行なう必要がある。
ここで、PC20からの印刷データは「1」「2」「3」のページ順で送られてくるため、印刷装置10では、「1」「2」「3」の順で印刷データの展開を行なう。データ展開の順番と印刷の順番が逆になるため、最終ページである「3」のデータ展開が終わらないと印刷を開始することができない。このため、図9(b)に示すように、総印刷時間は、RT(ST)×3+PT1×3×2となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。なお、印刷時間PT1は、厳密には、上面排紙トレイ330aに排紙される場合の印刷時間と異なるが、停止・反転のための時間が必要なスイッチバックが行なわれないため、体感的には同一としてもかまわない。
次に、図10を参照して、側面排紙トレイ330bからフェイスダウンの状態で排紙を行なう場合について説明する。側面排紙トレイ330bからフェイスダウンの状態で排紙することは通常では行なわれないが、例えば、上面排紙トレイ330aの積載量が最大積載量を超えている等の理由により、上面排紙トレイ330aが使用できないときに行なう場合がある。印刷条件によっては、側面排紙トレイ330bからフェイスアップの状態で排紙するよりも、側面排紙トレイ330bからフェイスダウンの状態で排紙する方が、総印刷時間が短くなる場合があるため、検討対象としている。これは、側面排紙トレイ330bからフェイスダウンの状態で排紙する場合は、循環搬送を行なうため印刷時間は長くなるが、1枚目の印刷データを展開後すぐに1枚目の印刷を行なうことができるからである。
なお、上面排紙トレイ330aからフェイスアップの状態で排紙する場合が、上面排紙トレイ330aからフェイスダウンの状態で排紙する場合よりも印刷時間が短くなることはない。これは、上面排紙トレイ330aからフェイスダウンの状態で排紙する場合は、循環搬送を行なわない上に、1枚目の印刷データを展開後すぐに1枚目の印刷を行なうことができるからである。このため、循環搬送を行なって上面排紙トレイ330aからフェイスアップの状態で排紙することは検討外としている。
以下では、3ページの印刷物を2部印刷する場合を例に説明する。図10(a)に示すように、側面排紙トレイ330bから印刷面が下向きとなるフェイスダウンの状態で排紙するためには、印字ヘッド312での印刷後、すぐには側面排紙トレイ330bに排紙させずに、循環搬送路を循環させた後、側面排紙トレイ330bに排紙させる必要がある。上述のように、この時の印刷時間をPT2とする。
側面排紙トレイ330bから印刷面が下向きとなるフェイスダウンの状態で排紙する場合に、「1」「2」「3」「1」「2」「3」のページ順の印刷結果を得るためには、「1」「2」「3」「1」「2」「3」のページ順で印刷を行なえばよい。
ここで、PC20からの印刷データは「1」「2」「3」のページ順で送られてくるため、印刷装置10では、「1」「2」「3」の順で印刷データの展開を行なう。上述のように1ページ当りの印刷データの展開時間をRTとする。なお、コピーの場合は、「1」「2」「3」の順で読み取りが行なわれる。上述のように1ページ当りの原稿読取り時間をSTとする。
データ展開の順番と印刷の順番が一致するため、1ページ目のデータ展開が終わるとすぐに1ページ目の印刷を開始することができる。このため、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT2よりも短ければ、図10(b)に示すように、1ページ目のデータ展開後、各ページの印刷は連続して行なうことができる。このため、総印刷時間は、RT(ST)+PT2×3×2となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。
一方、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT2よりも遅ければ、図10(c)に示すように、1部目の印刷は、ページ毎に印刷データの展開終了後に開始される。2部目以降は印刷データの展開は既に終わっているため連続的に印刷することができる。このため、このため、総印刷時間は、{RT(ST)×3}+PT2+{PT2×1×3}となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。ここで、第1項目はデータの展開時間(読取り時間)を示し、第2項目は1部目の最終ページの印刷時間を示し、第3項目は、2部目以降のPページ分の印刷時間を示している。
ただし、データ展開時間RT(原稿読取り時間ST)が印刷時間PT2よりも遅い場合であっても、部単位印刷を行なわない場合には、「1」「1」「2」「2」「3」「3」の順で印刷が行なわれ、1ページ目のデータ展開後、各ページの印刷は連続して行なうことができるようになる。このため、総印刷時間は、RT(ST)+PT2×2×3となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは「数4」と同様となる。
次に、図11を参照して、両面印刷を行なう場合について説明する。両面印刷の場合は、表面印刷後、循環搬送されて裏面印刷が行なわれる。このため、裏面印刷後は、側面排紙トレイ330bに排紙すると、表面がフェイスダウンの状態で排紙され、上面排紙トレイ330aに排紙すると、表面がフェイスアップの状態で排紙される。したがって、側面排紙トレイ330bに排紙すると、図11(a)に示すように、積載された用紙の下から1枚目の下側が「1」上側が「2」、2枚目の下側が「3」上側が「 」、3枚目の下側が「1」上側が「2」、4枚目の下側が「3」上側が「 」のページ順の4枚の印刷結果が得られることになる。また、ページ順と印刷順が一致するため、2枚目の印刷データが展開されると1枚目の印刷を開始することができる。したがって、両面印刷の場合は、側面排紙トレイ330bから表面がフェイスダウンの状態で排紙する場合が、総印刷時間が短くなる。
この場合の印刷時間は、図11(b)に示すように、総印刷時間は、RT(ST)×2+PT2×4となる。すなわち、Pページの原稿をN部印刷する場合の総印刷時間Tは、

となる。なお、P1は、Pが偶数の場合はPとなり、Pが奇数の場合はP+1となる。
次に、排紙先として「オート」が選択された場合の排紙制御部114における排紙台と排紙状態の設定処理について図12のフローチャートを参照して説明する。
排紙制御部114は、図5に示した印刷条件設定画面510の排紙先選択メニュー511あるいは図7に示した排紙先設定画面150aで、「上面排紙トレイ」「側面排紙トレイ」のいずれかの排紙台が選択された場合は、選択された排紙台を排紙先として設定する。このとき、「上面排紙トレイ」が選択された場合は、フェイスダウンの状態で上面排紙トレイ330aに排紙されるようにし、「側面排紙トレイ」が選択された場合は、フェイスアップの状態で側面排紙トレイ330bに排紙されるようにする。
一方、印刷条件設定画面510の排紙先選択メニュー511あるいは排紙先設定画面150aで「オート」が選択された場合には、排紙設定部1141が以下の処理により排紙台と排紙状態とを設定する。
まず、印刷条件取得部1142が取得した印刷条件を参照して、印刷が両面印刷であるかどうかを判断する(S101)。その結果、両面印刷の場合は(S101:Yes)、側面排紙トレイ330bに、表面がフェイスダウンの状態で排紙されるように設定する(S102)。これは、図11に示したように、両面印刷時においては側面排紙トレイ330bに表面がフェイスダウンの状態で排紙する場合が最も総印刷時間を短くすることができるからである。
両面印刷でない場合(S101:No)には、排紙トレイ状態取得部1143が取得した上面排紙トレイ330aの状態を参照して、上面排紙トレイ330aが使用可能であるかどうかを判断する(S103)。その結果、上面排紙トレイ330aが使用可能であれば(S103:Yes)、上面排紙トレイ330aにフェイスダウンの状態で排紙されるように設定する(S104)。これは、図8に示したように、上面排紙トレイ330aにフェイスダウンの状態する場合は、1枚目のデータが展開されると即座に印刷を開始することができるため、最も総印刷時間を短くすることができるからである。
上面排紙トレイ330aが使用可能でなければ(S103:No)、印刷時間見積部1144が、印刷条件取得部1142が取得した印刷条件および評価パラメータセット1145を参照して、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙する場合の総印刷時間と、側面配排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙する場合の総印刷時間とを見積もる(S105)。なお、評価パラメータセット1145が用紙サイズ、解像度等別に用意されている場合には、印刷条件にしたがって見積もりに適用する評価パラメータセットを抽出する。
具体的には、「数3」にしたがって、評価パラメータセット1145に記録されたデータ展開時間RT(画像読取り時間ST)および非循環印刷時間PT1の標準時間と、印刷条件に設定されたページ数と部数とから、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙される場合の総印刷時間を見積もる。
また、評価パラメータセット1145に記録されたデータ展開時間RT(画像読取り時間ST)および循環印刷時間PT2の標準時間と、印刷条件に設定されたページ数と部数と部単位印刷の有無とから、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙される場合の総印刷時間を見積もる。
すなわち、図10に示すように、データ展開時間RT(画像読取り時間ST)<循環印刷時間PT2の場合には、「数4」にしたがって総印刷時間を見積もり、データ展開時間RT(画像読取り時間ST)≧循環印刷時間PT2で部単位印刷を行なう場合には、「数5」にしたがって総印刷時間を見積もり、データ展開時間RT(画像読取り時間ST)≧循環印刷時間PT2で部単位印刷を行なう場合には、「数4」にしたがって総印刷時間を見積もる。
そして、総印刷時間の見積もりの結果、総印刷時間が短い方の排紙状態で側面排紙トレイ330bに排紙するように設定する(S106)。すなわち、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙される場合の総印刷時間の方が短ければ、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するように設定し、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙される場合の総印刷時間の方が短ければ、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するように設定する。
具体的な例を用いてさらに説明する。例えば、1ページ当りのデータ展開時間RTを3秒であり、非循環印刷時間PT1を0.4秒であり、循環印刷時間PT2を0.8秒であるとする。上面排紙トレイ330aが使用できない状況で、5ページのドキュメントを1部印刷する場合と、5ページのドキュメントを10部印刷する場合とを例にする。いずれも部単位印刷を行なうものとする。
5ページのドキュメントを1部印刷する場合の総印刷時間は、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するときは、「数3」にしたがって、3×5+0.4×5×1=17秒となり、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するときは、「数5」にしたがって、3×5+0.8+0.8×0×5=15.8秒となる。このため、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するように設定される。
ちなみに、上面排紙トレイ330aからフェイスダウンの状態で排紙するときには「数2」にしたがって、3×5+0.4+0.4×0×5=15.4秒となり、最も総印刷時間が短くなる。
一方、5ページのドキュメントを10部印刷する場合の総印刷時間は、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するときは、「数3」にしたがって、3×5+0.4×5×10=35秒となり、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するときは、「数5」にしたがって、3×5+0.8+0.8×9×5=51.8秒となる。このため、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するように設定される。
ちなみに、上面排紙トレイ330aからフェイスダウンの状態で排紙するときには「数2」にしたがって、3×5+0.4+0.4×9×5=33.4秒となり、最も総印刷時間が短くなる。
ここで、ページ数P=5、循環印刷時間PT1=0.4、非循環印刷時間PT2=0.8の状況で、部数Nを変数として、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するときと、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するときの総印刷時間が等しくなるNを求めると、N=1.6となる。したがって、部数が1部のときは、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するように設定され、部数が2部以上のときは、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するように設定されることになる。
一般に、循環印刷時間PT2は、非循環印刷時間PT1の2倍より大きくなり、データ展開時間RTは非循環印刷時間PT1よりも長くかかる。この状況でページ数が2以上であれば、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するときの総印刷時間が等しくなるNは、N<2となる。このため、実装上は、部数が1部のときは、側面排紙トレイ330bにフェイスダウンの状態で排紙するように設定され、部数が2部以上のときは、側面排紙トレイ330bにフェイスアップの状態で排紙するように設定されることが想定される。
循環印刷時間PT1および非循環印刷時間PT2は、印刷装置10の固有の値であるため、ページ数Pと部数Nに応じて、総印刷時間はあらかじめ見積もっておくことができる。このため、排紙制御部114は、上述のように総印刷時間を見積もって側面排紙トレイ330bに排出する際の排紙状態を設定するのではなく、ページ数Pと部数Nごとに、フェイスアップの状態で排紙するかフェイスダウンの状態で排紙するかをあらかじめ定めておき、排紙状態を自動的に判断するようにしてもよい。
なお、一方の排紙台が他方の排紙台よりも用紙の最大積載量が多い場合には、総印刷時間よりも最大積載量を重視して「オート」の際の排紙先を設定するようにしてもよい。例えば、上面排紙台トレイ330aよりも側面排紙台トレイ330bの方が最大積載量が多い場合には、印刷枚数、すなわち、ページ数と部数との積が所定値よりも大きい場合には、最大積載量の多い側面排紙台トレイ330bを排紙先として設定することで排紙台が満タンになることを防ぎ、印刷枚数、すなわち、ページ数と部数との積が所定値以下の場合には、上面排紙台トレイ330aを排紙先として設定することで総印刷時間を短くするようにしてもよい。
本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。 印刷装置の給紙機構、排紙台および印刷用紙搬送経路を示す図である。 本実施形態における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 排紙制御部の機能構成を示すブロック図である。 PCのプリンタドライバ部で排紙先の設定を行なう場合の印刷条件設定画面の一例を示す図である。 排紙先選択メニューを説明する図である。 印刷装置で排紙先の設定を行なう場合の印刷条件設定画面の一例を示す図である。 上面排紙トレイにフェイスダウンで排紙を行なう場合の総印刷時間を説明する図である。 側面排紙トレイにフェイスアップで排紙を行なう場合の総印刷時間を説明する図である。 側面排紙トレイにフェイスダウンで排紙を行なう場合の総印刷時間を説明する図である。 両面印刷時に側面排紙トレイにフェイスダウンで排紙を行なう場合の総印刷時間を説明する図である。 排紙先として「オート」が選択された場合の排紙制御部における排紙台と排紙状態の設定処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
10…印刷装置、110…制御部、111…操作パネル制御部、112…排紙台設定記憶部、113…給紙制御部、114…排紙制御部、115…搬送制御部、116…画像処理部、117…吐出処理部、120…通信処理部、130…画像読取部、150…操作パネル部、210…プリンタドライバ部、211…印刷条件設定部、212…印刷データ生成部、310…印刷実行部、312…印字ヘッド、320…給紙部、330…排紙部、330a…上面排紙トレイ、330b…側面排紙トレイ、330b…側面配排紙トレイ、350…搬送駆動部、352…搬送ベルト、382…切替機構、386…切替機構、1141…排紙設定部、1142…印刷条件取得部、1143…排紙トレイ状態取得部、1144…印刷時間見積部、1145…評価パラメータセット

Claims (10)

  1. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、
    1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記時間RTと、前記時間PT1と、前記時間PT2とは、あらかじめ設定された値を用いることを特徴とする印刷装置。
  3. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスダウンの状態で積載されていく第2排紙台と、
    前記第2排紙台への排紙が可能かどうかを判断する排紙台状態判断手段と、
    前記第2排紙台への排紙が可能な場合は、前記第2排紙台にフェイスダウンの状態で出力するように設定し、
    前記第2排紙台への排紙が不可能な場合は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記排紙制御手段は、両面印刷を行なう場合には、前記第1排紙台に、最初の印刷面がフェイスダウンの状態で出力するように設定することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記排紙制御手段は、ユーザによって排紙台の選択を委ねられた場合に、前記第2排紙台にフェイスダウンの状態で出力するように設定し、あるいは、前記算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1または3に記載の印刷装置であって、
    原稿の画像データを読み取る画像読取手段をさらに備え、
    前記排紙制御手段は、前記原稿の画像データに基づく印刷を行なう場合には、前記時間RTに代え、1ページ分の原稿の画像データを読み取る時間STに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出することを特徴とする印刷装置。
  7. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、
    1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2とに基づいてあらかじめ定められた規則と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定する排紙制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法であって、
    1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定することを特徴とする排紙制御方法。
  9. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスダウンの状態で積載されていく第2排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法であって、
    前記第2排紙台への排紙が可能かどうかを判断し、
    前記第2排紙台への排紙が可能な場合は、前記第2排紙台にフェイスダウンの状態で出力するように設定し、
    前記第2排紙台への排紙が不可能な場合は、1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の総印刷時間と、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の総印刷時間を算出し、算出された総印刷時間にしたがって前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定することを特徴とする排紙制御方法。
  10. 両面印刷のための用紙反転機構を含む循環搬送路と、
    前記用紙反転機構を通らない印刷済の印刷用紙がフェイスアップの状態で積載されていく第1排紙台とを備えた印刷装置における排紙制御方法であって、
    1ページ分の印刷に用いる画像データを生成する時間に対応した時間RTと、前記用紙反転機構を通らないで前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT1と、前記用紙反転機構を通って前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力する際の1ページ分の印刷時間に対応した時間PT2とに基づいてあらかじめ定められた規則と、印刷対象物のページ数と部数とに基づいて、前記第1排紙台にフェイスダウンの状態で出力するか、前記第1排紙台にフェイスアップの状態で出力するかを設定することを特徴とする排紙制御方法。
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