JP2010031516A - 谷樋用素材および谷樋の施工方法 - Google Patents

谷樋用素材および谷樋の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建物の屋根どうしが谷部を形成するように設けられる場合、両屋根先からの雨水を集水し、排水するための谷樋用素材およびその施工方法を提供する。
【解決手段】金属板を芯材2aとし、該芯材2aの表面を軟質合成樹脂2bで被覆した帯状の複合板2の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシート1を貼着してなる谷樋用素材を折曲加工して底面21と該底面21の左右側端から上方に延出する立ち上げ片22と、この左右立ち上げ片22の上端から側方に折曲する折曲片23とからなる谷樋Aを形成し、上記シーリングシート1を貼着した端部に他の谷樋Aのシーリングシート1が貼着されていない端部を重ね合わせ、固着することを特徴とする谷樋の施工方法。
【選択図】図3

Description

本願発明は谷樋に関する。さらに詳しくは、隣り合う建物の屋根先どうしが形成する谷部に取り付けられ、両屋根先からの雨水を集水し、排水する谷樋用素材およびその施工方法に関する。
谷樋は、駅、工場、倉庫等、建物が隣接して設けられ、屋根どうしが接して谷部を形成する場合、両屋根先にかけて取り付けられて雨水を集水し、排水する構造となっている。通常、上記谷樋は幅が広く、また谷幅も施工現場によってそれぞれ異なるため、コイルに巻いた帯状板を現場で谷樋の形に折曲加工して製作されている。
上記谷樋は、略U字形に形成され、底面と該底面の左右側端から上方に延出する立ち上げ片と、各左右立ち上げ片の上端から側方に折曲する折曲片とからなるとともに、上記折曲片は隣接する建物の屋根先に取り付けられ、両屋根に降りかかる雨水を集水し、排水する構造となっている。また、上記帯状板は、通常、鋼板等の金属板を芯材とし、この芯材の表面を軟質塩化ビニル樹脂等により被覆して用いられている。
上記帯状板を施工現場の状況に合わせて谷樋に曲げ加工し、長さ方向に接続して使用する場合、すなわち、浅溝型として用いる場合は、長さ方向端部を、例えば合成ゴム等止水パッキンを介して重ね合わせ、重ね合わせた部分をリベット、ビス等公知の固着手段、またはシリコンシーラント等の止水材で止水して使用される。
一方、建物間の谷の幅が広くて、この谷幅に対応する谷樋を一体に成形するに足る幅寸法の帯状板が容易に得られない場合には、不足する寸法を複数の帯状板を接合一体化することで補い、この一体化した帯状板を折曲加工して製作された谷樋が使用されている。例えば、特開平7−292888号公報には、金属板からなる芯材の表面を樹脂層で被覆してなる帯状の第1の複合板を、底板と、この底板の両側端から立ち上がる側壁板とに成形してなる樋本体の、上記側壁板の上端部と、上記第1の複合板と同質の第2の複合板からなる延長板の下端部を重合し、加熱圧着して上記樹脂層を融着せしめて、上記樋本体と延長板を一体に接合する谷樋の製造方法において、上記側壁板の上端部又は上記延長部材の下端部の、少なくともいずれか一方の末端の樹脂層が樹脂リッチ端とされた谷樋の製造方法が開示されている。
そして、上記第1の複合板の長手方向の側端部に、上記第2の複合板の側端部を重合し、加熱圧着して上記樹脂を融着せしめて、上記第1の複合板と第2の複合板とを一体とした後、上記第1の複合板と上記第2の複合板とを成形して上記樋本体と延長板とするため、加熱圧着することにより、溶融樹脂が広がって融着面積が大きくなり、接合強度が増すとその効果が記載されている。
特開平7−292888号公報
上記特許文献1に記載の技術においては、谷樋の底板の左右側端から立ち上がる側壁板の上端部又は上記延長部材の下端部の、少なくともいずれか一方の末端の樹脂層が樹脂リッチ端とされた谷樋の製造方法が開示されているが、谷樋の長さ方向へ、その長さ方向端部を重ね合わせて、延長し、長尺の谷樋を得る技術については記載されていない。
本願発明は、このような状況に鑑みてなしたものであり、その目的は、駅、工場、倉庫等の建物において屋根どうしが谷部を形成する場合、両屋根先にかけて取り付けられて雨水を集水し、排水するための谷樋用の素材および谷樋の施工方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る谷樋用素材は、金属板を芯材とし、該芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシートを貼着してなることを特徴としている。
上記金属板としては、鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板、ステンレススティール等種々のものをあげることができる。また、軟質合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等種々の熱可塑性樹脂が用いられる。
また、帯状シーリングシートとしては、ブチルゴム、シリコンゴム、水膨潤性シール材、その他各種シーリング材含有合成樹脂およびその発泡体等をあげることができる。通常、上記帯状シーリングシートは、剥離紙で表面保護されて施工現場に送られる。
本願請求項2に記載の発明に係る谷樋の施工方法は、金属板を芯材とし、該芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシートを貼着してなる谷樋用素材を折曲加工して底面と該底面の左右側端から上方に延出する立ち上げ片と、この左右立ち上げ片の上端から側方に折曲する折曲片とからなる谷樋を形成し、上記シーリングシートを貼着した端部に他の谷樋のシーリングシートが貼着されていない端部を重ね合わせ、固着してなることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係る谷樋用素材においては、芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って、単に帯状シーリングシートを貼着して設けることにより、製作された谷樋の端部の接続時にコーキング材の充填等の別作業を行う必要のない、簡単に施工可能な谷樋を提供することができる。
本願請求項2記載の発明に係る谷樋用素材においては、芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシートが貼着された谷樋用素材を折曲加工することにより、底面と左右側壁を構成する立ち上げ片と、この左右立ち上げ片の上端から側方に折曲する折曲片とからなる谷樋を現場で簡単に製作することができる。
上記折曲加工して得られた谷樋は予め、長手方向端部にシーリング材が設けられているため、上記シーリングシートが設けられた端部に他の谷樋のシーリングシートが貼着されていない端部を単に重ね合わせ、固着するだけで谷樋どうしを長手方向に簡単に接続することができる。したがって、端部を重ね合わされた谷樋どうしの底面と立ち上げ片と折曲片との接続については、コーキング材を充填する等、別途の作業を行うことなく、簡単に施工でき、かくして谷樋を作業性よく接続し、長尺の谷樋を施工することができる。
以下、本願発明に係る谷樋用素材の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本願発明に係る谷樋用素材を示す斜視図である。図2は、図1におけるX−X線に沿う断面図である。図1、図2に示すように、上記谷樋用素材の主体を構成する複合板2としては、鋼板を芯材2aとし、この芯材2aの表面を軟質合成樹脂2bである軟質塩化ビニル樹脂で被覆した帯状の複合板2が用いられている。また、複合板2の長手方向のひとつの端部の上面には、幅方向全面に亘って粘着性のシーリングシート1が貼着され、本願発明に係る谷樋用素材とされている。このシーリングシート1の表面は図示しない剥離紙で覆われ使用の直前に剥離される。
図3は、図1に示す谷樋用素材を折曲加工して形成された本願発明に係る谷樋Aを示す部分斜視図である。図3に示すように、例えば、帯状の複合板2は、その長手方向の一端部の上面に幅方向全面に亘ってシーリングシート1を貼着した状態で、施工現場でベンダーにより折曲加工される。すなわち、底面21と底面21の左右側端から上方に延出する立ち上げ片22とこの左右立ち上げ片22の上端から側方に折曲される折曲片23とからなる断面略U字形の谷樋Aが現場加工により製作される。また、上記シーリングシート1も同時に折曲加工されて、底面シーリング部11、立ち上げシーリング部12、折曲シーリング部13が形成され、かくして帯状の複合板2の端部の全面に亘ってシーリングシート1によるシーリング部が設けられた本願発明に係る谷樋Aが得られる。
図4は、上記シーリングシート1を貼着した谷樋Aの端部に他の谷樋Aのシーリングシートが貼着されていない端部を重ね合わせて固着したときの接続部分を示す斜視図である。図4に示すように、シーリングシート1が二つの谷樋Aの間に介装されてしっかりと止水され、谷樋を作業性よく接続し、施工することができる。
図5は、本願発明に係る谷樋Aを隣接して建てられた建物の屋根と屋根との間に取り付けた状態を示す部分断面説明図である。図5に示すように屋根と屋根とが谷部を形成する場合、複数の谷樋Aを接続して現場で必要とする長さまで接続することにより、各屋根先に軒樋を取り付けることなく、両屋根先からの雨水を効率的に集水し、かつ、排水することができる。
なお、本実施形態においては、シーリングシート1を貼着した谷樋Aの端部に他の谷樋Aのシーリングシートが貼着されていない端部を単に重ね合わせ、固着して接続した形態を示したが、重ね合わせるときに接着剤を塗布して更にしっかりと接着させてもよい。または、重ね合わせた部分をビス、リベット等の固着手段で更に機械的に固着してもよい。このように、本願発明は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限りいずれの場合も本願発明の技術的範囲に属する。
本願発明に係る谷樋用素材を示す斜視図。 図1におけるX−X線に沿う断面図。 本願発明に係る谷樋用素材を折曲加工して製作された谷樋。 シーリングシートを貼着した谷樋の端部に他の谷樋のシーリングシートが貼着されていない端部を重ね合わせて固着したときの接続部分を示す斜視図。 本願発明に係る谷樋を隣接して建てられた建物の屋根と屋根との間に取り付けた状態を示す部分断面説明図。
符号の説明
A 本願発明に係る谷樋
1 シーリングシート
11 底面シーリング部
12 立ち上げシーリング部
13 折曲シーリング部
2 複合板
2a 芯材
2b 軟質合成樹脂
21 底面
22 立ち上げ片
23 折曲片

Claims (2)

  1. 金属板を芯材とし、該芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシートを貼着してなる谷樋用素材。
  2. 金属板を芯材とし、該芯材の表面を軟質合成樹脂で被覆した帯状の複合板の長手方向端部の上面に幅方向全面に亘って帯状シーリングシートを貼着してなる谷樋用素材を折曲加工して底面と該底面の左右側端から上方に延出する立ち上げ片と、この左右立ち上げ片の上端から側方に折曲する折曲片とからなる谷樋を形成し、上記シーリングシートを貼着した端部に他の谷樋のシーリングシートが貼着されていない端部を重ね合わせ、固着することを特徴とする谷樋の施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011118A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Takiron Co Ltd 谷樋取付け構造とそれに用いる谷樋吊持具並びに谷樋のメンテナンス方法
WO2023007783A1 (ja) * 2021-07-29 2023-02-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 谷樋補修部材

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