JP2005180056A - 下屋の屋根と外壁との間の止水構造 - Google Patents

下屋の屋根と外壁との間の止水構造 Download PDF

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Kenji Hirozawa
建二 広沢
Noriyuki Kuroda
訓行 黒田
Chie Sonoda
千絵 園田
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Abstract

【課題】防水テープを、下屋の屋根に沿う部分から外壁の背後を立ち上がる部分まで隙間なく貼り付けることができ、しかも、それを容易に行うことができる、下屋の屋根と外壁との間の止水構造を提供する。
【解決手段】止水板3の立ち上がり部分3aと下屋屋根に沿う部分3bとが湾曲部3cを介して連続し、隣り合う止水板3,3間が下屋屋根に沿う部分3bから湾曲部3cを介して立ち上がり部分3aに及ぶ範囲に屋外側から貼り付けられた防水テープ12で止水されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下屋の屋根と外壁との間の止水構造に関する。
建物に付属する下屋の屋根と、建物の外壁との境界部を止水する止水構造として、金属などからなる止水板を用い、該止水板を、その一方の部分を外壁面材よりも背後で上方に立ち上がらせ、もう一方の部分を下屋の屋根に沿わせるように設置したものがある。
ところで、止水板を用いた上記の止水構造では、境界部の延びる方向において隣り合う止水板間を止水する必要があり、その部分の止水方法として、隣り合う止水板をジョイント用の金物を用い、シーリング材を挟み込んで止水する方法が一般的に採られるが、その方法では、隣り合う止水板間の構造が複雑なものになってしまうことから、本発明者らは、その部分の構造をスッキリとしたものにするため、防水テープを用い、これを、屋外側から、隣り合う止水板にわたすように、下屋の屋根に沿う部分から外壁の背後を立ち上がる部分まで貼り付ける方法を思い付いた。
しかしながら、実験を重ねるうち、防水テープの貼付けによる方法では、次のような不具合を生じることが明らかとなった。即ち、止水板は、外壁面材の背後を立ち上がる部分と、下屋の屋根に沿う部分とを備えているが、これらの部分が角部を介して連続しているために、防水テープを貼り付ける作業において、防水テープが止水板の角部において浮いてしまいやすく、浮いた場合に、その隙間を通じて屋内側に水が侵入してしまうのであった。
その対策法として、防水テープの貼付けを屋内側から行うようにすることは、周囲の構造部分等との関係で難しく、また、防水テープの貼付けを隙間を生じないように慎重に行うようにすることも考えられるが、それも厄介なことである。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、防水テープを、下屋の屋根に沿う部分から外壁の背後を立ち上がる部分まで隙間なく貼り付けることができ、しかも、それを容易に行うことができる、下屋の屋根と外壁との間の止水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、下屋の屋根と外壁との境界部が、外壁面材の背後を立ち上がる部分と下屋の屋根に沿う部分とを有する止水板で止水された、下屋の屋根と外壁との間の止水構造であって、
前記止水板の立ち上がり部分と下屋屋根に沿う部分とが湾曲部を介して連続し、隣り合う止水板間が、下屋屋根に沿う部分から湾曲部を介して立ち上がり部分に及ぶ範囲に屋外側から貼り付けられた防水テープで、止水されていることを特徴とする下屋の屋根と外壁との間の止水構造によって解決される。
この構造では、止水板の立ち上がり部分と下屋屋根に沿う部分とを湾曲部を介して連続させるようにしたので、防水テープを屋外側からその部分に容易に回り込ませることができて、防水テープを、下屋の屋根に沿う部分から外壁の背後を立ち上がる部分まで隙間なく貼り付けることができ、しかも、それを容易に行うことができる。
加えて、止水板の立ち上がり部分と下屋屋根に沿う部分とを湾曲部を介して連続させるようにしただけのものであるから、止水板の製造コストを上昇させることもない。
なお、湾曲部の内面側の曲率半径は、5mm以上、好ましくは10mm以上に設定されているとよい。それを下回ると、防水テープを回り込ませるのが施工上容易ではなくなる。
また、下屋の屋根と外壁との境界部が、外壁面材の背後を立ち上がる部分と下屋の屋根に沿う部分とを有する止水板で止水された、下屋の屋根と外壁との間の止水構造であって、
前記止水板の立ち上がり部分の上縁部に外壁面材側に屈折した水返し部が備えられていることを特徴とする下屋の屋根と外壁との間の止水構造も、発明内容の一つである。
この構造によれば、止水板の立ち上がり部を上昇して屋内側に侵入しようとする水が水返しで返されて、屋内側への水の侵入が阻止することができ、必要な止水性能を確保しながら、止水板の立ち上がり部分の高さ寸法を小さくして止水板の立ち上がり部分を外壁面材の背後で立ち上がらせる設置作業を容易に行うことができるようにすることができる。しかも、水返し部は止水板に一体に備えられたものであるから、施工も容易である。
この水返しについての発明内容は、上記の防水テープを用いる発明内容を前提として備えさせることもできるし、それとは別の発明として把握することもできるものである。特に、前者の場合には、止水板の立ち上がり部分の高さ寸法を小さくすることができて、止水板立ち上がり部分への防水テープの貼付けを容易に行うことができるようになる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、防水テープを、下屋の屋根に沿う部分から外壁の背後を立ち上がる部分まで、隙間なく貼り付けることができ、しかも、それを容易に行うことができて、隣り合う止水板間をスッキリとした構造でしっかりと止水することができる。また、止水板に湾曲部を備えさせることによるコスト上昇を招くこともない。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示す実施形態の止水構造において、図3及び図4に示すように、1は建物に付属する下屋の屋根、2は建物の外壁、3…は止水板である。また、下屋の屋根1において、4は垂木、5は野地板、6は防水用のルーフィングである。
外壁2は、窯業系などの外壁面材7の背後に外断熱用の発泡樹脂断熱材8が備えられ、その背後に軸組構造材9等の他の構造部分が備えられたものからなっていて、発泡樹脂断熱材8の下縁部の背面側には切欠き10が形成され、この切欠き10によって、発泡樹脂断熱材8と軸組構造材9との間に、止水板を差し込む下向き開放の差込み部11が形成されている。
止水板3は、金属板、あるいは、金属と樹脂の複合板、あるいは、樹脂板などからなっており、図3(イ)に示すように、外壁面材よりも背後を立ち上がる部分3aと下屋の屋根に沿う部分3bとを有し、屋外側から、立ち上がり部分3aを外壁2側の差込み部11に下から差し込んだ後、下屋の屋根に沿う部分3bを下屋の屋根1のルーフィング6よりも上面側に沿わせるというようにして設置されている。この止水板3において、立ち上がり部分3aと下屋屋根に沿う部分3bとは、図3(ロ)に示すように、曲率半径が例えば20mm程度の湾曲部3cを介して連続している。
そして、隣り合う止水板3,3間は、図1(イ)から(ロ)に示すように止水板3,3の端部同士を突き合わせ状態にし、あるいは、図示しないが端部同士を重ね合わせ状態にし、その状態で、図1(ハ)に示すように、防水テープ12を、両止水板3,3にわたすようにして、下屋屋根に沿う部分3bから湾曲部3cを介して立ち上がり部分3aに及ぶ範囲に屋外側から貼り付けることによって止水されている。
防水テープ12は、図2(イ)〜(ホ)に示すように、止水板3の立ち上がり部分3aの側から下屋に沿う部分3bの側に向けて貼り付けていくようにしてもよいし、図示しないが止水板3の下屋に沿う部分3bの側から立ち上がり部分3aの側に向けて貼り付けていくようにしてもよい。いずれの場合においても、止水板3の立ち上がり部分3a側と下屋に沿う部分3b側とは湾曲部3cを介して連続しているので、防水テープ12をこの湾曲部3cの屋外側の面部に容易に隙間なく貼り付けていくことができる。
また、本実施形態では、図3(イ)等に示すように、止水板3の立ち上がり部分3aの上縁部に外壁面材7側に屈折した水返し部3dが備えられており、立ち上がり部3aを上昇して屋内側に侵入しようとする水がこの水返し3dで返されて、屋内側への水の侵入が阻止されるようになされている。このような水返し3dを備えさせることで、必要な止水性能を確保しながら、止水板3の立ち上がり部分3aの高さ寸法を小さくすることができ、止水板3の立ち上がり部分3aを外壁面材7の背後で立ち上がらせる設置作業を容易に行うことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、止水板3の立ち上がり部分3aと下屋に沿う部分3bとのなす角度が防水テープ12の貼付け側において90°である場合を示したが、本発明は、これに限られるものではなく、下屋の屋根の形態や、下屋の取り付く外壁の位置等に応じ、上記の角度が180°を下回るような止水板が用いられる止水構造において隣り合う止水板間を防水テープで止水する場合に広く用いることができるものであることはいうまでもない。
実施形態を示すもので、図(イ)〜図(ハ)は隣り合う止水板の止水方法を示す斜視図である。 図(イ)〜図(ホ)は、止水板の湾曲部における防水テープの貼付け方法の一例を順次に示す側面図である。 図(イ)は止水板の設置状態を示す断面側面図、図(ロ)は図(イ)のA部拡大図である。 図(イ)は建物の外壁と下屋の屋根との境界部分を示す概略斜視図、図(ロ)は同断面正面図である。
符号の説明
1…下屋屋根
2…外壁
3…止水板
3a…立ち上がり部分
3b…下屋屋根に沿う部分
3c…湾曲部
7…外壁面材
12…防水テープ

Claims (2)

  1. 下屋の屋根と外壁との境界部が、外壁面材の背後を立ち上がる部分と下屋の屋根に沿う部分とを有する止水板で止水された、下屋の屋根と外壁との間の止水構造であって、
    前記止水板の立ち上がり部分と下屋屋根に沿う部分とが湾曲部を介して連続し、隣り合う止水板間が、下屋屋根に沿う部分から湾曲部を介して立ち上がり部分に及ぶ範囲に屋外側から貼り付けられた防水テープで、止水されていることを特徴とする下屋の屋根と外壁との間の止水構造。
  2. 前記止水板の立ち上がり部分の上縁部に外壁面材側に屈折した水返し部が備えられている請求項1に記載の下屋の屋根と外壁との間の止水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006009283A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Daiwa House Ind Co Ltd 下屋の屋根と外壁パネルとの境界部の止水構造及びその形成方法
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