JP2005180057A - 下屋の屋根と外壁との間の止水構造 - Google Patents

下屋の屋根と外壁との間の止水構造 Download PDF

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Kenji Hirozawa
建二 広沢
Noriyuki Kuroda
訓行 黒田
Chie Sonoda
千絵 園田
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Abstract

【課題】止水の工事を容易に行うことができ、しかも、外壁の縦目地部分を通じた屋内側への雨水の浸入を阻止することができる、下屋の屋根と外壁との間の止水構造を提供する。
【解決手段】下屋の屋根1と外壁2との境界部において、外壁面材よりも背後を立ち上がる部分3aと下屋の屋根に沿う部分3bとを有する止水板3が設置され、かつ、外壁2の縦目地12の部分のみが局部的に屋外側から風除け板4で遮られている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下屋の屋根と外壁との間の止水構造に関する。
建物に付属する下屋の屋根と、建物の外壁との境界部を止水する止水構造として、金属などからなる止水板を用い、これを、その一方の部分を外壁面材よりも背後で上方に立ち上がらせ、もう一方の部分を下屋の屋根に沿わせるように設置したものがある。
しかしながら、上記の止水構造では、外壁に縦目地が備えられている場合に、その縦目地部分を通じて雨水が吹き上げられ、それが止水板の立ち上がり部分を越えて屋内側に浸入してしまう、あるいは、そのおそれがある。
この問題の解決法として、止水板の立ち上がり部分の高さ寸法をより大きくすることも考えられるが、それでは、止水板の立ち上がり部分を屋外側から外壁面材の背後で立ち上がらせるように設置するのが困難ないしは不可能になってしまう場合がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、止水の工事を容易に行うことができ、しかも、外壁の縦目地部分を通じた屋内側への雨水の浸入を阻止することができる、下屋の屋根と外壁との間の止水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、下屋の屋根と外壁との境界部が、外壁面材よりも背後を立ち上がる部分と下屋の屋根に沿う部分とを有する止水板で止水された、下屋の屋根と外壁との間の止水構造であって、
前記境界部において、外壁の縦目地部分のみが局部的に屋外側から風除け板で遮られていることを特徴とすることを特徴とする下屋の屋根と外壁との間の止水構造によって解決される。
この構造では、下屋の屋根と外壁との境界部において、外壁の縦目地部分が屋外側から風除け板で遮られているので、この風除け板によって、外壁の縦目地を通じた雨水の吹上げが阻止され、外壁の縦目地部分において止水板の立ち上がり部分を越えて屋内側に雨水が浸入してしまうのを阻止することができる。
しかも、風除け板を設置したことによって、止水板の立ち上がり部の高さ寸法を大きくする必要がなくなり、そのため、止水板の立ち上がり部分を屋外側から外壁面材の背後に容易に立ち上がらせることができ、また、風除け板は、外壁の縦目地部分を屋外側から遮るように備えられているので、風除け板の設置も容易に行うことができ、従って、境界部における止水の工事を容易に行うことができる。
加えて、風除け板は、外壁の縦目地部分のみを局部的にカバーするようになされているので、風除けに必要な材料コストを低く抑えることができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、下屋の屋根と外壁との境界部の止水間の工事を容易に行うことができ、しかも、外壁の縦目地部分を通じた屋内側への雨水の浸入を阻止することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示す実施形態の止水構造において、1は建物に付属する下屋の屋根、2は建物の外壁、3は止水板、4は風除け板である。また、下屋の屋根1において、5は垂木、6は野地板、7は防水用のルーフィングである。
外壁2は、窯業系などの外壁面材8の背後に、背面材としての外断熱用の発泡樹脂断熱材9が備えられると共に、その背後に軸組構造材10等の他の構造部分が備えられたものからなっていて、縦目地12が備えられると共に、発泡樹脂断熱材9の下端は外壁面材8の下端よりも下方に突出している。なお、11は、縦目地12を外壁面材8,8間で止水する目地止水材である。そして、発泡樹脂断熱材9の下端部の背面側には切欠き13が形成され、この切欠き13によって、発泡樹脂断熱材9と軸組構造材10との間に、止水板を差し込む下向き開放の差込み部14が形成されている。
止水板3は、金属板、あるいは、金属と樹脂の複合板、あるいは、樹脂板などからなっており、外壁面材よりも背後を立ち上がる部分3aと、下屋の屋根に沿う部分3bとを有し、屋外側から、立ち上がり部分3aを外壁2側の差込み部14に下から差し込んだ後、下屋の屋根に沿う部分3bを下屋の屋根1のルーフィング7よりも上面側に沿わせるというようにして設置されている。
そして、風除け板4は、金属板、あるいは、金属と樹脂の複合板、あるいは、樹脂板などからなっていて、図1に示すように、下屋の屋根1と外壁2の境界部において、外壁2の縦目地12…の部分においてのみ局部的に備えられ、図2に示すように、外壁面材8から下方に突出する発泡樹脂断熱材9の屋外側の面部に取り付けられ、外壁面材8の下面位置から発泡樹脂断熱材9の下面位置よりも下方に突出するように垂下がり状態に備えられ、外壁の縦目地12部分を屋外側から遮っている。
上記の止水構造では、外壁2の縦目地12以外の部分では、雨水は、止水板3の立ち上がり部分3aによって屋内側への浸入を阻止される。そして、外壁2の縦目地12の部分においては、風除け板4が、外壁2の縦目地12を通じた雨水の吹上げを阻止し、阻止された雨水は、止水板3に落ち、止水板3の立ち上がり部分3aによって屋内への浸入を阻止される。
しかも、このように、風除け板4を用いて外壁縦目地12を通じた雨水の吹上げを阻止する構成としたことにより、止水板3の立ち上がり部分3aの高さ寸法は、縦目地12以外の部分において雨水の浸入を阻止しうる程度の高さ寸法に抑えることができ、差込み部14への止水板立ち上がり部分3aの差込みを容易に行うことができ、止水板3の設置を容易にすることができる。また、風除け板4も外壁2の縦目地12を屋外側から遮るように取り付ければよいので、風除け板4の設置も容易に行うことができて、このことも併せて、下屋の屋根1と外壁2の境界部に対する止水の工事を容易に行うことができる。加えて、外壁2の縦目地12の部分のみを局部的に風除け板4でカバーするようにしているので、風除けに必要な材料コストも低く抑えることができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、発泡樹脂断熱材9を外壁面材8よりも下方に突出させ、風除け板4を発泡樹脂断熱材9の下方突出部の屋外側の面部に取り付けた場合を示しているが、発泡樹脂断熱材9と外壁面材8の下端位置が同じ高さ位置である場合などにおいては、風除け板4を外壁面材8の下端部の屋外側の面部に取り付けるようにしてもよいし、要は、縦目地12を通じた雨水の吹上げを阻止しうるような態様で備えられていればよい。また、上記の実施形態では、外壁2が、外壁面材8の背面部に発泡樹脂断熱材9を備えたものからなっている場合を示しているが、外壁面材の背面部に発泡樹脂断熱材以外の例えば下地材などの各種背面材が備えられたものからなっていてもよい。
実施形態の止水構造を示す断面正面図である。 図1のI−I線矢視図である。 図(イ)は下屋の屋根と外壁との取り合い関係を示す簡略斜視図、図(ロ)は図1のII−II線矢視図である。
符号の説明
1…屋根
2…外壁
3…止水板
3a…立ち上がり部分
3b…下屋の屋根に沿う部分
4…風除け板
8…外壁面材
12…縦目地

Claims (1)

  1. 下屋の屋根と外壁との境界部が、外壁面材よりも背後を立ち上がる部分と下屋の屋根に沿う部分とを有する止水板で止水された、下屋の屋根と外壁との間の止水構造であって、
    前記境界部において、外壁の縦目地部分のみが局部的に屋外側から風除け板で遮られていることを特徴とすることを特徴とする下屋の屋根と外壁との間の止水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006009283A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Daiwa House Ind Co Ltd 下屋の屋根と外壁パネルとの境界部の止水構造及びその形成方法
WO2007105299A1 (ja) 2006-03-13 2007-09-20 Mayekawa Mfg. Co., Ltd 屠体の背骨除去方法及び装置

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