JP6964961B2 - 建材用積層体 - Google Patents

建材用積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP6964961B2
JP6964961B2 JP2015236214A JP2015236214A JP6964961B2 JP 6964961 B2 JP6964961 B2 JP 6964961B2 JP 2015236214 A JP2015236214 A JP 2015236214A JP 2015236214 A JP2015236214 A JP 2015236214A JP 6964961 B2 JP6964961 B2 JP 6964961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
core material
waterproof
laminated body
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015236214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017101474A5 (ja
JP2017101474A (ja
Inventor
元旦 舩木
Original Assignee
元旦ビューティ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 元旦ビューティ工業株式会社 filed Critical 元旦ビューティ工業株式会社
Priority to JP2015236214A priority Critical patent/JP6964961B2/ja
Publication of JP2017101474A publication Critical patent/JP2017101474A/ja
Publication of JP2017101474A5 publication Critical patent/JP2017101474A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964961B2 publication Critical patent/JP6964961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、雨水等と接触する建材の加工に好適であって、例えば谷や樋、屋根材等を容易に成形することができる建材用積層体に関する。
従来、建築物の取り合い部や端部に「谷」や「樋」を設ける場合、特許文献1,2に示されるように鋼板等の加工品を設置することで行われている。
特許文献1には、勾配を有する二面の屋根が交差して断面V字状に形成される「谷部」に金属の押出成形や平板の折曲成形により成形した加工品を配設する構成が記載されている。
特許文献2には、非透水性シート材の裏面側に金属板を積層した積層体にて谷樋等を形成する構成が記載されている。
特許文献3に開示される谷樋は、谷樋のルーフドレインが設けられている近傍が透明板によって構成され、ルーフドレインに付着したダストを早期に発見し得るものである。
特許第4679471号公報 特開2008−163581号公報 特開平5−272202号公報
しかしながら、前記特許文献1のように金属板を折り曲げ加工した内樋、谷、谷樋等では、表面に防錆処理を施していたとしても、裏面がむき出しのままが多く、結露が発生しやすく、結露水による漏水・腐食等による問題を有していた。また、谷樋等にあっては、仮に裏面側にも防錆処理を施していたとしても、金属製の受け具、支持具上に載置されるため、支持具等の表面と谷樋の裏面が直接接触して擦れ等による傷が付き、腐食を引き起こす恐れがあった。
また、前記特許文献2では、金属板の表層側には非透水性シート材が配設されているので、雨水の排水も速やかに行うことができるが、金属板の裏面については前記特許文献1と同様であるため、この特許文献2の構成でも前述のように結露による漏水・腐食等による問題を有していた。
一方、前記特許文献3のように透明板で形成した谷樋にあっては、堆積した落ち葉やゴミ等を容易に発見できても、その除去には何等貢献するものではないし、金属製の受け具、支持具上に載置される際に、支持具等の表面と谷樋の裏面が直接接触して擦れ等による傷が付き、透明性が損なわれる恐れがあった。
さらに、これらの資材は、加工された状態で出荷されることが多いが、裏面が露出していることによって、重ね梱包時に輸送時の傷を避けるために養生等の必要があり、非常に手間の掛かるものであった。また、近年の集中豪雨等の観点から、建築物における「樋」等の大型化が求められているが、樋自体の重量増等によって支持具等の支持部分の負荷が多くなり、より傷等が付き易くなるものであった。そして、結露の発生や傷によってより腐食等の問題が生じやすくなっていた。
なお、前記「樋」の大型化についてさらに具体的に説明すると、横樋である軒樋又は谷樋は、一般に単一の金属板材を折曲加工して作成されるが、汎用されている原材料幅では、幅及び深さに制限を受けるため、ゴミが溜まりやすく、汚れや浸水という問題が生じる恐れがあり、幅を広くすると、その分だけ深さが浅くなるため、広幅になることで、ゴミ等が入りやすくなり、雨水の流れ自体を堰き止める恐れがある。そのため、横樋としては、幅方向に複数の部材を組み合わせて(連結して)幅も深さも大きくして断面積(流水容量)を大きくして大型化したものが用いられている。
そこで、本発明者らは、雨水等と接触する建材の加工に好適であって、例えば谷や樋、屋根材等を容易に成形することができる建材用積層体を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、表層側に位置して熱溶融可能な防水シートにて形成される防水層と、その裏面側に位置して強度及び形状維持性を備える金属板からなる芯材層と、更にその裏面側に位置して少なくとも断熱性を有する機能性層とからなり、裏面側にも表面側にも折曲加工できることを特徴とする建材用積層体に関するものである。
また、本発明は、前記建材用積層体において、前記防水層は、前記芯材層の周辺の少なくとも一辺から延出状に積層されていることを特徴とする建材用積層体をも提案する。
また、本発明は、前記建材用積層体において、前記積層体同士の接続を、前記防水層の熱溶融を用いた加熱圧着にて一体化させることを特徴とする建材用積層体をも提案する。
本発明の建材用積層体は、熱溶融可能な防水シートにて形成される防水層と強度及び形状維持性を備える金属板からなる芯材層と機能性層とが一体的に接合されている構成であり、防水層が非透水性を備え機能性層が断熱性等を備えるので、裏面側にも表面側にも折曲加工でき、雨水等と接触する建材の加工に好適であって、例えば谷や樋、屋根材等を容易に成形することができる。
そして、前記芯材層は、表裏面が防水層と機能性層にて保護されているので、結露や摩擦等による傷付きや腐食等を生ずることがないものである。また、前記機能性層は、各種の支持部材や躯体等と前記芯材層との接触を防ぐので、地震の振動や作業者の歩行等で前記芯材層が傷付くこともない。
特に防水層は、芯材層の周辺の少なくとも一辺から延出状に積層されている場合、樋で想定すると、長手方向に接続が必要(幅方向は連続)であれば、シートは長方向の一方が延出状になり、幅方向に接続が必要であれば、シートは幅方向の一方が延出状になる。このように幅、長さによって、延出部分箇所が変わり、延出の必要ない場合から、4辺全ても想定される。
また、隣り合う積層体同士の接続を、防水層の熱溶融を用いた加熱圧着にて一体化させる場合、容易に接着(融着)できるため、作業性がよく、また融着部からの浸水の恐れがない。
(a)本発明の第1実施例の建材用積層体を谷樋に成形して配設した状態を示す断面図、(b)部分的に拡大した谷樋(建材用積層体)を示す正面図である。 (a)本発明の第2実施例の複数の建材用積層体を谷樋に成形して配設した状態を示す断面図、(b)配設以前(形状加工後)の谷樋(建材用積層体)を示す正面図である。 (a)本発明の第3実施例の建材用積層体を樋材に成形して配設した状態を示す断面図、(b)樋材のみを示す正面図である。
本発明の建材用積層体は、表層側に位置して防水シートにて形成される防水層と、その裏面側に位置する金属からなる芯材層と、更にその裏面側に位置して少なくとも断熱性を有する機能性層と、からなる。防水層は非透水性を備え、機能性層は断熱性等を備え、芯材層には強度及び形状維持性を備えている。
前記防水層は、合成樹脂製の防水シ−ト(非透水性シート)によって構成され、溶着、融着等を含む各種の接着手段、或いは周知の機械固定等により、隣接する防水層と一体的に重合接続できるものであることが望ましい。例えば塩ビ系、オレフィン系のプラスチックシート材やその他公知の防水シート材を用いることもできるし、塩ビ等の樹脂層にポリクロス、フェルト層、ガラス繊維基布等の芯体又は補強体が積層された構成の複合防水シートを用いてもよい。
前記芯材層は、金属からなり、より具体的には概ね0.8〜1.5mmの鋼板でもよく、それ以外にも表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金属板が適宜に用いられる。なお、この芯材層自体には防水性(非透水性)は必要ないので、例えば孔の細かなパンチングメタルやメッシュ(金網)等を用いてもよく、また、その素材厚は特に限定するものではなく、長尺状のものであっても、定尺状のものであってもよい。必要に応じて折曲部分には、微小な長孔等による「仮想線」を設けてもよい。
前記機能性層は、少なくとも断熱性を有する素材であって、主にポリエチレンフォーム等の発泡材からなるシート、ボードを用いるが、断熱の機能を含んで種々の機能を有する公知の材料でもよい。例えば木質セメント板等の防耐火材であってもよい。
この機能性層は、断熱層を備えることで、裏面における結露の発生を防ぎ、また、芯材層である金属同士の擦れや金属板の裏面が躯体等に接することがなく、芯材層裏面に傷が付くのを防ぐ。
なお、この積層体では、前記防水層と前記芯材層、前記芯材と前記機能性層は、(熱)融着、溶着、接着等で一体化(一体的に接合)されている。
また、前記防水層は、前記芯材層と同長、同幅であってもよいし、異なる長さ、幅であってもよい。この積層体同士の接続が必要であれば、前記芯材層の端縁から延出状にして融着すればよい。このように防水層を、予め前記芯材層の端縁から延出状にすることにより、容易に融着作業を行うことができる。
また、前記機能性層は、前記芯材層と同長、同幅であってもよいし、異なるものであってもよい。即ちこの機能性層は、積層材同士の接続、積層体の固定等に干渉しない範囲で設けるものであってもよい。
さらに、この積層体は主に折曲加工することから、前記防水層、前記機能性層は、可撓性や圧縮、伸張性を備えるものが好ましい。特に前記機能性層は、所要の性能が得られれば(断熱性を損なわなければ)、折り曲げ部分に予め切り込み等の加工を施してもよいし、また分断してあるものであってもよい。
なお、前述のように防水層を芯材層の端縁から延出状にする効果は、積層体同士の接続に好適であることを説明したが、予め防水層と芯材層とを、その端縁において離間させることにより、同様の効果を期待することができる。即ちこの場合には、一時的に防水層をめくり上げて重ね継ぐように組み合わせて容易に接合(融着)することができる。
また、特に前記防水層として、樹脂層に芯体又は補強体が積層された構成の複合防水シートを用いた場合、この防水層自体が高強度を有するので、例えば小石や小枝などが流入しても損傷等を生ずることがなく、耐久性が高いものとなる。さらに、この複合防水シートは、平面方向に対する伸縮変形(寸法変化)が殆ど無く、物理的応力、特に平面方向の引伸及び厚み方向の圧縮に対する耐性が高く、芯材層上において弛み等を生じにくいという利点もある。
このように構成される建材用積層体は、表面側に雨水等の水が接触する部材、例えば谷樋等の樋材、又は屋根材等の外装材、或いは水を貯留する貯水槽等に加工(成形)して好適に用いることができる。
特に前記機能性層は、前述のように少なくとも断熱性を有する各種素材を用いることができるので、用途に応じた各種の機能を付与することができる。
図1に示す第1実施例は、部分的に拡大した同図(b)に示すように表層側から順に防水層X、芯材層Y、機能性層Zとが積層された建材用積層体(以下、単に積層体という)1を、谷樋4に成形して敷設した構造である。
前記積層体1は、前記防水層Xが塩ビ等の樹脂層にポリクロス、フェルト層、ガラス繊維基布等の芯体又は補強体が積層された構成の複合防水シートであり、前記芯材層Yがメッキ鋼板である金属板であり、前記機能性層Zがポリエチレンフォームからなるシートであり、予めそれぞれの端縁まで一体状に接合した構成である。
前記積層体1を用い、V字状に形成した底面41の左右端をそれぞれ略直角状に立ち上げ(側面42,42)、その上端を外方へそれぞれ直角状に折り曲げて延在片43,43として谷樋4を形成した。この谷樋4は、排水流路となる底面が平坦状であれば、逆ハット状の成形体であるが、桁行方向に配されたH鋼材5Aに、屋根勾配に相当する傾斜状にH鋼材5B,5Bを組み合わせて形成した躯体に沿うように配設するので、底面41をV字状に成形している。
なお、図中、5C及び5Dは前記H型鋼5Bに取り付けらたC型鋼及びL型鋼を指し、5eは両型鋼を固定するボルトナットであり、前記谷樋4や外装パネル6Aと断熱材6Bとで形成される屋根面を支持している。
また、図中、6cは直接的には外装パネル6Aを前記C型鋼5Cに固定する固定具であり、裏面側の断熱材6Bと共に前記躯体(5A,5B)に一体的に固定しているものである。
この谷樋4を配設する手順は、屋根面として断熱材6Bを配設し、外装パネル6Aを敷設する以前に谷樋4を配し、左右の延在片43,43を左右の屋根面の断熱材6B,6Bの端縁に重合状に載置させ、それぞれ固定具4bを打ち込んでC型鋼5Cに固定する。その後、外装パネル6Aを配設すればよい。
このように形成される第1実施例の谷樋4では、屋根面(外装パネル6A)の表面を流れる雨水等を底面41へと導いて排水することができる。また、前記芯材層Yは、表裏面が防水層Xと機能性層Zにて保護されているので、結露や摩擦等による傷付きや腐食等を生ずることがない。また、前記機能性層Zは、躯体(5A,5B)や支持部材(5C,5D)等と前記芯材層Yとの接触を防ぐので、地震の振動や作業者の歩行等で前記芯材層Yが傷付くこともない。
図2に示す第2実施例では、複数の積層体2L,2Rを接続して用いるものであって、この実施例では、同図(b)に示すように略左半分の底面41lと左側面42lと左側の延在片43lとを備える左部材4Lと、略右半分の底面41rと右側面42rと右側の延在片43rとを備える右部材4Rとを一体的に接続して谷樋4'を形成している。
この第2実施例にて用いた積層体2L,2Rも、基本構成は前記第1実施例の積層体1と同様であるが、前記第1実施例では予めそれぞれの端縁まで各層が一体状に接合しているに対し、この第2実施例における積層体2L,2Rは、積層体2L,2R同士の接続のために、防水層Xが芯材層Yの端縁から延出している構成である。
詳しくは、右部材4Rを形成する積層体2Rの防水層Xの左側の側端41rが芯材層Yの端縁から延出している。そのため、この延出部分41rを図2(b)に示すようめくり上げた状態で右部材4Rを左部材4Lと突き合わせるように配設し、この防水層Xの延出部分41rを左部材4Lの防水層X上に重合させて融着して接続する。
更に詳しくは、左部材4Lを配設してビス4cを打ち込んでC型鋼5Cに固定するが、その固定部分を前述のように右部材4Rの延出部分41rが覆うので、防水性に支障を生ずることがなく、接続部分も強固に取り付けられるものとなる。
なお、この第2実施例では、左部材4Lは、左端の防水層X及び芯材層Yが機能性層Zの端縁から延出しており、一方、右部材4Rは、右端の防水層X及び芯材層Yが機能性層Zの端縁から延出している。要するに左部材4Lの延在片43lも、右部材4Rの延在片43rも防水層X及び芯材層Yの二層の積層体であり、機能性層Zを切除した状態となっている。しかし、延在片43l,43rは、前述のように断熱材6Bの端縁に重合状に載置させ、それぞれ固定具4bを打ち込んでC型鋼5Cに固定するものであるから、断熱特性としては全く支障を生ずることがなく、圧縮し難い性質の機能性層Zを用いた場合にはむしろ取付を容易に行うことができるという利点もある。
このように形成される第2実施例の谷樋4'でも、前記第1実施例の谷樋4と同様に屋根面(外装パネル6A)の表面を流れる雨水等を底面41l,41rへと導いて排水することができ、前記芯材層Yは、表裏面が防水層Xと機能性層Zにて保護されているので、結露や摩擦等による傷付きや腐食等を生ずることがない。また、前記機能性層Zは、躯体(5A,5B)や支持部材(5C,5D)と前記芯材層Yとの接触を防ぐので、地震の振動や作業者の歩行等で前記芯材層Yが傷付くこともない。
更にこの第2実施例では、複数の積層体2L,2Rを防水層の融着によって一体化したものであって、施工に際して加熱圧着にて接着(融着)できるため、作業性に優れ、融着部からの浸水の恐れがない。
図3に示す第3実施例は、略垂直状の縦外壁部7aの上端に傾斜勾配を有する屋根面部7bが延設され、更に前記縦外壁部7aを矩形状の樋部の(内,右)側面部とするように略水平状の底面部7Cと該底面部7cの前端から略垂直状に立ち上がる(外,左)側面部7dを備えるコンクリート構造体7に対し、その樋部表面に配設する樋材8を本発明の積層体3にて形成したものである。
この第3実施例にて用いた積層体3も、基本構成は前記第1実施例の積層体1と同様であるが、前記第1実施例では予めそれぞれの端縁まで各層が一体状に接合しているに対し、この第3実施例における積層体3は、取付のために両端縁における機能性層Zが切除された構成、即ち機能性層Zの端縁から防水層X及び芯材層Yが延出している構成である。
詳しくは、この積層体3にて形成した樋材は、図3(b)に示すように前記コンクリート構造体7の矩形状の樋部(内側面部7a,底面部7c,外側面部7d)に敷設する底部81及び側部82,83は、略U字状に成形されて各層が一体状に接合しているが、屋根面部7b上に支持させる右フランジ84、及び外側の側面7dの上端(パラペット)に支持させる左フランジ85は、防水層X及び芯材層Yの二層の積層体であり、機能性層Zを切除した状態となっている。
なお、この第3実施例では、前記コンクリート構造体7の屋根面部7bの上面に一定厚みの断熱材7Eが敷設され、この状態で前記構成の樋材8を上方から落とし込むように矩形状の樋部上に配設し、その右フランジ84が断熱材7E上に支持され、その左フランジ85が外側の側面部7dの上端(パラペット)に支持されるように配設する。
前記樋材8の配設後に屋根面部7bに取り付けられる屋根構造は、裏面側にバックアップ材9Bを一体的に配設した横葺き外装材9Aが、傾斜勾配に沿って配設された断面略ハット状の支持部材9Cや吊子等と共に屋根面部7b(断熱材7E)上に取り付けられる構成である。またその軒端には、納め材兼化粧材9Dが配設されている。なお、前記右フランジ84は支持部材9C等を固定する固定具にて一体的に屋根面部7b上に固定されている。
一方、外側の側面部7dの上端に樋材8の左フランジ85を配設した後、断面略M字状の取付具9Eが固定具9fで止め付けられ、更にそれを覆う化粧材9Gが冠着状に取り付けられている。なお、前記左フランジ85は、前記固定具9fにて取付具9Eと共に外側の側面部7d上に固定されている。
このように形成される第3実施例の樋材8は、屋根面(横葺き外装材9A)の表面を流れる雨水等を底部81へと導いて排水することができ、前記芯材層Yは、表裏面が防水層Xと機能性層Zにて保護されているので、結露や摩擦等による傷付きや腐食等を生ずることがない。また、前記機能性層Zは、コンクリート構造体7と前記芯材層Yとの接触を防ぐので、地震の振動や作業者の歩行等で前記芯材層Yが傷付くこともない。
1,2,3 (建材用)積層体
4,4' 谷樋
8 樋材
X 防水層
Y 芯材層
Z 機能性層

Claims (3)

  1. 表層側に位置して熱溶融可能な防水シートにて形成される防水層と、その裏面側に位置して強度及び形状維持性を備える金属板からなる芯材層と、更にその裏面側に位置して少なくとも断熱性を有する機能性層と、からなり、裏面側にも表面側にも折曲加工できることを特徴とする建材用積層体。
  2. 前記防水層は、前記芯材層の周辺の少なくとも一辺から延出状に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の建材用積層体。
  3. 前記積層体同士の接続を、前記防水層の熱溶融を用いた加熱圧着にて一体化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の建材用積層体。
JP2015236214A 2015-12-03 2015-12-03 建材用積層体 Active JP6964961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236214A JP6964961B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 建材用積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236214A JP6964961B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 建材用積層体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017101474A JP2017101474A (ja) 2017-06-08
JP2017101474A5 JP2017101474A5 (ja) 2018-07-12
JP6964961B2 true JP6964961B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=59017447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015236214A Active JP6964961B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 建材用積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6964961B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2238805A (en) * 1989-12-06 1991-06-12 Steelpress Ltd Insulated roof gutter
JPH07300956A (ja) * 1994-05-10 1995-11-14 Matsushita Electric Works Ltd 谷樋、及び谷樋用複合板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017101474A (ja) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009501287A (ja) 安全補強された光透過性パネルアセンブリ
US8024902B2 (en) Shaped profile assembly to bridge a construction element joint
JP4914646B2 (ja) シートの定着構造
JP6964961B2 (ja) 建材用積層体
CN108431342A (zh) 用在防水构件与屋顶材料之间的密封构件、包括这种密封构件的防水套件以及用于对建筑物屋顶与屋顶穿透结构之间的接合部进行气候防护的方法
CN101566230A (zh) 孔洞的密封装置
JP4794375B2 (ja) 外装材及び外装構造
JP5170774B2 (ja) パネル体及び庇
KR20160025809A (ko) 지붕 열차단 연결부재
JP5334383B2 (ja) 外装材用複合材、建築用外装材、及び建築物の外装構造
JP2011032864A (ja) 外装材及び外装構造
JP2017193945A (ja) 防水構造
KR200458855Y1 (ko) 방수시트
KR101864090B1 (ko) 실내 복합시트 방수공법
JP2010031516A (ja) 谷樋用素材および谷樋の施工方法
JP6148453B2 (ja) 階間壁構造
JP2009144326A (ja) エキスパンションジョイント
JP2003184230A (ja) 縦葺屋根構造
JP3159835U (ja) 無落雪住宅の排水溝カバー
JP5735063B2 (ja) ドレインの防水構造
JP7377044B2 (ja) 軒樋
JP2006090024A (ja) 屋根補修構造及び屋根材
JP7474165B2 (ja) 排水管カバー及び雨水排水構造
JP6463584B1 (ja) ゼロ勾配屋根専用止水材の設置構造
ES2272536T5 (es) Elemento estructural para el sellado de techos planos

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191119

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200213

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200825

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201006

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20201027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201224

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210831

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20211005

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150