JP2010029040A - 間接活線作業用工具及び間接活線接続方法 - Google Patents

間接活線作業用工具及び間接活線接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の接続スリーブを使用しながら、張力が作用していない電線の心線の先端部を接続スリーブ内に容易に挿入することができるようにした間接活線作業用工具及び間接活線接続方法を提供する。
【解決手段】この間接活線作業用工具は、接続スリーブ100を保持するホルダー部10の先端側に心線の先端部を接続スリーブ100内に誘導する導入部20が漏斗形状ないし凹曲面形状に形成されている。一方の電線1の心線1aの先端部を接続スリーブ100内に後端部102側から挿入し、この後端部102側を押圧することによって心線1aの先端部を圧着した後、導入部20を他方の電線2の先端部付近に位置させ、電線2の心線2aの先端部を導入部20内に誘導し、心線2aの先端部を接続スリーブ100内に先端部101側から挿入し、ホルダー部10を接続スリーブ100から外した後、接続スリーブ100の先端部101側を押圧することによって心線2aの先端部を圧着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、張力が作用していない一方の電線と他方の電線の各心線の先端部を接続スリーブ内に各端部側から挿入し、圧着することによって両電線を接続するために使用する間接活線作業用工具及びこの工具を使用する間接活線接続方法に関し、詳しくは、一方の電線の心線の先端部を圧着した接続スリーブを保持し、他方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に挿入しやすくするための間接活線作業用工具及び間接活線接続方法に関する。
高圧引下線などの架線工事において、切断された一方の電線の先端部と他方の電線の先端部とは筒状の接続スリーブによって接続される。電線は、心線が絶縁被覆体によって被覆されているが、架線工事では、絶縁被覆体の先端部が剥がされ、心線を露出させている。
そして、作業者が手元で一方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に後端部側から挿入し、接続スリーブの後端部側の側面を所定の工具によって押圧することで、心線の先端部を接続スリーブに圧着する。その後、2人の作業者が間接活線工具などを使用して、例えば1.5mほど上方に離れた位置にある他方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に先端部側から挿入し、接続スリーブの先端部側の側面を押圧し、圧着することにより、両心線を接続している。
しかし、例えば、心線の外径は3.2mm、接続スリーブの内径は3.4mmと非常に細いだけでなく、前記のように1.5mほど離れた上方において心線を接続スリーブ内に挿入しなければならないことから、この作業は至難であり、熟練者でないと、作業に手間取ってしまう。
そこで、ロボットを用いて他方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に先端部側から容易に挿入することができるようにした圧縮接続スリーブ用導体案内具(以下、「案内具」という。)が特許文献1に開示されている。図6に示すように、この案内具110は、接続スリーブ100の先端部101に外嵌する取付部111と、この取付部111から離れるにしたがってラッパ状に開口した案内部112とを一体に形成したことを特徴としている。この案内具110が接続スリーブ100の先端部101に外嵌されると、電線の先端部が案内部112の内壁に案内されながら、接続スリーブ100内に挿入される。
特開平8−339841号公報
特許文献1に開示された案内具110は、既存の接続スリーブ100に追加して使用するものであるため、製造コストがかかるだけでなく、案内具110を接続スリーブ100に外嵌する作業も面倒である。
そこで、本発明は、既存の接続スリーブを使用しながら、電線の心線の先端部を接続スリーブ内に容易に挿入することができるようにした間接活線作業用工具及び間接活線接続方法を提供することを課題とする。
本発明に係る間接活線作業用工具は、張力が作用していない一方の電線と他方の電線の各心線の先端部を接続スリーブ内に各端部側から挿入し、圧着することによって両電線の心線を接続するために使用する間接活線作業用工具であって、前記接続スリーブを保持するホルダー部と、該ホルダー部の先端部側に連続して漏斗形状ないし凹曲面形状に形成された導入部とが備えられていることを特徴としている。
この間接活線作業用工具によれば、接続スリーブを保持するホルダー部の先端側に導入部が形成されていることにより、別途の案内具などを既存の接続スリーブに追加することなく、電線の心線の先端部をスリーブ内に容易に挿入することができる。すなわち、導入部は、漏斗形状ないし凹曲面形状に形成されていることにより、開口側端部が接続スリーブの内径よりも大きく開口し、奥側に向かうにしたがって次第に縮径するため、電線の心線の先端部を導入部からホルダー部に保持された接続スリーブ内に挿入しやすくすることができる。
また、前記本発明に係る間接活線作業用工具において、前記ホルダー部は、離間して開いた状態と前記接続スリーブを挟持する閉じた状態とに開閉する半割れの一対のクランパを備え、各クランパの側面に連結体が同一方向に設けられ、前記クランパを閉じた状態に付勢するバネ部材が前記両連結体に架設され、前記導入部は、前記各クランパの先端部に連続し、離間して開いた状態と漏斗形状ないし凹曲面形状に閉じた状態とに開閉する半割れの一対の撓曲板を備えていることが好ましい。
この間接活線作業用工具によれば、ホルダー部が、開閉する半割れの一対のクランパを備え、この一対のクランパが連結体に架設されたバネ部材によって一対のクランパを閉じた状態に付勢されるため、バネ部材のバネ力に抗する力を作用させて一対のクランパを離間した状態として、接続スリーブを一対のクランパ間に配置し、バネ力に抗する力を解消することによって、一対のクランパが接続スリーブを挟持する。したがって、この間接活線作業用工具は、接続スリーブを極めて簡単にクランパに着脱することができる。しかも、導入部が半割れの一対の撓曲板を備えていることにより、導入部もクランパの開閉と一体に開閉し、閉じた状態で、漏斗形状ないし凹曲面形状に形成される。
また、前記本発明に係る間接活線作業用工具において、前記一対のクランパは、接続スリーブの中間部を挟持しないように接続スリーブの先端部側と後端部側とをそれぞれ挟持する先端部と後端部とに分離していてもよい。
この間接活線作業用工具によれば、クランパの先端部と後端部が接続スリーブの先端側と後端側とを挟持し、接続スリーブの中間部が挟持されないことにより、クランパが接続スリーブを挟持した状態で、接続スリーブの中間部を所定の工具によって押圧し、電線の心線の先端部を圧着することができる。
また、前記本発明に係る間接活線作業用工具において、前記導入部は、縮径した奥側端の内径が接続スリーブの内径と同一径とされていることが好ましい。
この間接活線作業用工具によれば、導入部の奥側端の内径が接続スリーブの内径と同一径とされることにより、導入部内に誘導された電線の心線の先端部が接続スリーブの端面に突き当たることなく、接続スリーブ内にスムーズに挿入することができる。
そして、本発明に係る間接活線接続方法は、前記いずれかの間接活線作業用工具を使用する間接活線接続方法であって、張力が作用していない一方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に後端部側から挿入し、該心線の先端部を圧着した後、該接続スリーブを前記ホルダー部に保持し、間接活線作業用工具を操作棒の先端に取り付け、前記導入部を他方の電線の先端部付近に位置させ、該電線の心線の先端部を導入部内から接続スリーブ内に挿入し、ホルダー部を接続スリーブから外した後、接続スリーブの先端側を押圧することによって該心線の先端部を圧着することを特徴としている。
この間接活線接続方法によれば、ホルダー部が接続スリーブを保持することにより、接続スリーブの先端部に導入部が連続する状態となり、本発明にかかる間接活線作業用工具を操作棒の先端に取り付けることにより、接続する他方の電線が1.5mほど離れた上方に位置していても、この電線の心線の先端部を導入部内に位置させやすく、したがって、この心線の先端部を接続スリーブ内に先端部側から容易に挿入することができる。心線の先端部が接続スリーブ内に先端部側から挿入されると、後は、ホルダー部を接続スリーブから外し、接続スリーブの先端側の側面を所定の工具によって押圧することにより、心線の先端部を圧着する。
また、前記と異なる本発明に係る間接活線接続方法は、前記先端部と後端部とに分離した一対のクランパを備えた間接活線作業用工具を使用する間接活線接続方法であって、張力が作用していない一方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に後端部側から挿入し、該心線の先端部を圧着した後、該接続スリーブを前記ホルダー部に保持し、間接活線作業工具を操作棒の先端に取り付け、前記導入部を他方の電線の先端部付近に位置させ、該電線の心線の先端部を導入部内から接続スリーブ内に挿入し、接続スリーブの中間部の側面を押圧することによって該心線の先端部を圧着した後、ホルダー部を接続スリーブから外すことを特徴としている。
この間接活線接続方法によれば、クランパが先端部と後端部とに分離し、接続スリーブの中間部がクランパによって挟持されないため、他方の電線の心線の先端部が接続スリーブ内に先端部側から挿入され後、ホルダー部が接続スリーブを保持したまま、すなわち、クランパの先端部と後端部が接続スリーブの先端部側と後端部側とを挟持したまま、接続スリーブの中間部の側面を所定の工具によって押圧し、心線の先端部を圧着することができる。そして、その後、ホルダー部を接続スリーブから外す。
本発明によれば、接続スリーブを保持するホルダー部の先端部に漏斗形状ないし凹曲面形状に形成された導入部を備えた間接活線作業用工具が提供されるため、既存の接続スリーブを使用しながら、電線の心線の先端部を接続スリーブに容易に挿入することができる。したがって、接続スリーブに接続するための部品を別途、製造し、組み立てることなく、一方の電線と他方の電線の各心線を接続スリーブによって接続する作業性を向上させることができる。
本発明に係る間接活線作業用工具(以下、主として「工具」という。)の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。この工具は、張力の作用していない一方の電線1と他方の電線2の各心線1a,2aの先端部が挿入される筒状の接続スリーブ100を保持するホルダー部10と、このホルダー部10の先端部側に漏斗形状ないし図示しない凹曲面形状(椀形状又はラッパ形状)に形成された導入部20とを備えたことを特徴としている。
ホルダー部10は、図1(b)に示すように、離間した開いた状態と接続スリーブ100を挟持する閉じた状態とに開閉する一対のクランパ11,11を備えている。一対のクランパ11,11は、蝶番のような連結部材12によって外側面が接続され、開閉自在とされている。また、このクランパ11,11の内面は樋形状に形成され、閉じられた状態において、接続スリーブ100の外周面に密着する筒状となる。
そして、導入部20は、各クランパ11,11の先端部に連続して設けられた半割れの一対の撓曲板21,21を備え、クランパ11,11が閉じた状態において、漏斗形状ないし図示しない凹曲面形状とされる。したがって、導入部20の開口側端部は、閉じた一対のクランパ11,11の外径よりも大きく拡開している。また、導入部20の奥側端の内径は、導入された心線2aの先端部が接続スリーブ100の端面に突き当たらないように、クランパ11,11の内径よりも小さく、接続スリーブ100の内径と同一径とされている。
そして、前記各クランパ11,11には、連結部材12側に板状の連結体30,30が同一方向に設けられ、両連結体30,30にバネ部材31が架設されている。バネ部材31は、一対のクランパ11,11が閉じた状態となるように付勢するもので、連結体30,30の先端部に内向きの力が加えられると、バネ力に抗して、クランパ11,11が開くようにされている。
この工具は、以上のように構成され、次に、この工具を使用して、電線1,2の心線1a,2a同士を接続する方法について説明する。
まず、作業者が手元で、張力の作用していない一方の電線1の心線1aの先端部を接続スリーブ100内に後端部102側から挿入し、接続スリーブ100の後端部102側の側面を所定の工具(図示せず)によって押圧することで、心線1aの先端部を圧着しておく。そして、作業者が図1(b)の仮想線に示すように、連結体30,30の先端部に内向きの力を作用することによりバネ部材31のバネ力に抗して、一対のクランパ11,11を離隔させ、前記接続スリーブ100をクランパ11,11の間に位置させる。
そして、作業者が連結体30,30の先端部に作用させた力を解消すると、図2に示すように、バネ部材31のバネ力によって一対のクランパ11,11が接続スリーブ100の先端部101側を挟持する状態に保持する。このとき、接続スリーブ100の先端縁が導入部20の奥側端に当接するようにする。
そして、連結体30,30の先端部を間接活線把持工具などの操作棒(図示せず)の先端部に取り付ける。操作棒の先端部には、連結体30,30の先端部に内向きの力を作用させる固定把持片と回動把持片とが備えられている。固定把持片が一方の連結体30の先端部に接続され、回動把持片が他方の連結体30の先端部に接続されることにより、一対の連結体30,30の先端部に内向きの力を作用させることができるようにされている。
そして、作業者が操作棒によってクランパ11,11に保持されている接続スリーブ100を上方に持ち上げ、導入部20を他方の電線2の先端部付近に位置させる。続いて、別の作業者又は同じの作業者が他方の電線2の先端部を保持した操作棒(図示せず)を移動させて、他方の電線2の心線2aの先端部を導入部20内に案内する。又は、クランパ11,11を取り付けた操作棒を移動させて、他方の電線2の心線2aの先端部を導入部20内に位置させる。いずれにしても、心線2aの先端部は、図2の実線に示すように、接続スリーブ100と同心に位置している場合だけでなく、図2の仮想線に示すように偏向する場合があるが、導入部20に案内され、図3に示すように接続スリーブ100内に容易に挿入することができる。
その後、作業者が操作棒の先端の回動把持片を操作し、バネ部材31のバネ力に抗して連結体30,30の先端部を近接させ、一対のクランパ11,11を離間することにより、一対のクランパ11,11を接続スリーブ100から外し、接続スリーブ100の先端側を露出させる。この状態においては、他方の電線2の心線2aの先端部は、接続スリーブ100内から抜けることがない。そして、この接続スリーブ100の先端側の側面を所定の工具によって押圧することにより、心線2aの先端部を圧着すると、この一連の作業が終了する。
次に、間接活線作業用工具の第2の実施形態について図4を参照しながら説明する。この工具は、クランパ11,11が接続スリーブ100の先端部101側と後端部102側とをそれぞれ挟持する先端部11aと後端部11bとに分離し、接続スリーブ100の中間部103を挟持しないようにしたことを特徴としている。なお、第2の実施形態における接続スリーブ100の中間部103は、第1の実施形態における接続スリーブ100の先端部101側の後部ないし中間部に相当する。
他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここで、この工具を使用して、電線1,2の心線1a,2a同士を接続する方法について説明する。
第2の実施形態の工具においても、第1の実施形態と同じく、張力の作用していない一方の電線1の心線1aを圧着した接続スリーブ100を一対のクランパ11,11が保持する。このクランパ11,11は、先端部11aが接続スリーブ100の先端部101側を挟持し、後端部11bが接続スリーブ100の後端部102側を挟持することにより、接続スリーブ100の中間部103が露出している。
そして、第1の実施形態と同じく、作業者が各連結体30の先端部を操作棒(図示せず)の先端部に取り付け、張力が作用していない他方の電線2の先端部付近に位置させ、心線2aの先端部を接続スリーブ100内に挿入する。心線2aの先端部は、導入部20によって接続スリーブ100内に容易に挿入することができる。
続いて、クランパ11の先端部11aと後端部11bとが接続スリーブ100の先端部101側と後端部102側とを保持した状態のまま、露出している接続スリーブ100の中間部103を所定の工具50,50によって押圧し、心線2aの先端部を所定の工具50,50によって圧着する。接続スリーブ100がクランパ11,11によって挟持されているため、接続スリーブ100は安定した状態で、所定の工具50,50に押圧される。その後、操作棒の先端の回動把持片を操作して、一対のクランパ11,11を離間することによって接続スリーブ100から外す。
次に間接活線作業用工具の第3の実施形態について図5を参照しながら説明する。この工具は、一方の電線1の絶縁被覆体1bを保持するグリップ部40と、接続スリーブ100を嵌める溝部13を形成したホルダー部10と、このホルダー部10の先端部に形成された導入部20とを備えている。
グリップ部40は、半割りとされて開閉し、かつ、内側面が樋形状に形成された一対のクランパ41,41を備えている。各クランパ41,41は、閉じた状態において、電線1の絶縁被覆体1bに密着する。また、各クランパ41,41には、操作棒の把持片42(図5(a)において片方のみ図示)が取り付けられる。
また、ホルダー部10に形成された溝部13は、当然、接続スリーブ100の外径と同じ幅に形成されている。そして、ホルダー部10の先端側には、接続スリーブ100を押圧するため、先端部が溝部13内に突出自在とされた上下二対のプッシャ14,14が備えられている。上下のプッシャ14,14は、定常状態において、側面視V字形に成形された板バネ15によって離間し、所定の工具によってバネ力に抗して近接し、接続スリーブ100を押圧するようにされている。バネ15の中間部は、ホルダー部10内に埋設された軸体16に保持されている。
また、導入部20には、前記溝部13に連続するスリット(図示せず)が形成されている。そして、導入部20は、図示したような椀形状の曲面形状だけでなく、図示しないラッパ形状の曲面形状や漏斗形状に形成してもよい。
ここで、第3の実施形態の工具を使用して、電線の心線同士を接続する方法について説明する。
第3の実施形態の工具においては、張力が作用していない電線1の心線1aを接続スリーブ100内に後端部102側から挿入し、圧着しておく。この接続スリーブ100をホルダー部10の溝部13内に嵌め込み、グリップ部40のクランパ41,41を閉じた状態とし、グリップ部40が電線1の絶縁被覆体1bを保持する。なお、プッシャ14,14の先端部は、板バネ15によって溝部13内に突出していないため、接続スリーブ100を容易に溝部13内に嵌め込むことができる。
そして、各クランパ41,41を操作棒の把持片42に取り付け、ホルダー部10の溝部13内に嵌め込まれた接続スリーブ100を上方に持ち上げ、導入部20を他方の電線2の先端部付近に位置させる。続いて、他方の電線2の先端部を保持した操作棒によって、電線2の心線2aの先端部を導入部20に案内する。導入部20は、凹曲面形状に形成されているため、心線2aの先端部は、接続スリーブ100内に先端部101側から容易に挿入される。
そして、プッシャ14,14を所定の工具によって押圧することにより、プッシャ14,14の先端部を溝部13内に突出させ、接続スリーブ100を押圧し、心線2aの先端部を圧着する。その後、グリップ部40のクランパ41,41を離隔させ、ホルダー部10の溝部13内から接続スリーブ100を外す。導入部20にスリットが形成されていることから、他方の電線2も導入部20から外れる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく、種々変更することができる。例えば、第2の実施の形態で説明したクランパ11を先端部11aと後端部11bとに分離した間接活線工具によっても、ホルダー部10を接続スリーブ100から外した後に、接続スリーブ100の中間部103の側面を押圧し、心線2aの先端部を圧着してもよい。
また、第3の実施の形態で説明したホルダー部10にプッシャ14,14に備えず、ホルダー部10を接続スリーブ100から外した後に、所定の工具によって接続スリーブ100を押圧し、心線2aの先端部を圧着してもよい。また、導入部20の奥側端の内径は、接続スリーブ100の内径と同一径とすることが好ましいが、接続スリーブ100の外径と同一径としてもよい。
本発明に係る間接活線作業用工具の第1の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明に係る間接活線作業用工具の第1の実施形態を示し、電線を接続している途中の状態を示す断面正面図である。 本発明に係る間接活線作業用工具の第1の実施形態を示し、電線を接続している最終段階を示す断面平面図である。 本発明に係る間接活線作業用工具の第2の実施形態を示し、電線を接続している最終段階を示す断面正面図である。 本発明に係る間接活線作業用工具の第3の実施形態を示し、(a)は断面正面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図、(d)は(a)のD−D線断面図である。 接続スリーブに取り付ける従来の圧縮接続スリーブ用導体案内具を示す一部断面正面図である。
符号の説明
1………電線
1a……心線
2………電線
2a……心線
10……ホルダー部
11……クランパ
11a…先端部
13……溝部
20……導入部
21……撓曲板
30……連結体
31……バネ部材
100…接続スリーブ
101…先端部
102…後端部
103…中間部

Claims (6)

  1. 張力が作用していない一方の電線と他方の電線の各心線の先端部を接続スリーブ内に各端部側から挿入し、圧着することによって両電線の心線を接続するために使用する間接活線作業用工具であって、
    前記接続スリーブを保持するホルダー部部と、該ホルダー部部の先端部側に連続して漏斗形状ないし凹曲面形状に形成された導入部とが備えられていることを特徴とする間接活線作業用工具。
  2. 前記ホルダー部は、離間して開いた状態と前記接続スリーブを挟持する閉じた状態とに開閉する半割れの一対のクランパを備え、各クランパの側面に連結体が同一方向に設けられ、前記クランパを閉じた状態に付勢するバネ部材が前記両連結体に架設され、
    前記導入部は、前記各クランパの先端部に連続し、離間して開いた状態と漏斗形状ないし凹曲面形状に閉じた状態とに開閉する半割れの一対の撓曲板を備えていることを特徴とする請求項1に記載の間接活線作業用工具。
  3. 前記一対のクランパは、接続スリーブの中間部を挟持しないように接続スリーブの先端部側と後端部側とをそれぞれ挟持する先端部と後端部とに分離していることを特徴とする請求項2に記載の間接活線作業用工具。
  4. 前記導入部は、縮径した奥側端の内径が接続スリーブの内径と同一径とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の間接活線作業用工具。
  5. 前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の間接活線作業用工具を使用する間接活線接続方法であって、
    張力が作用していない一方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に後端部側から挿入し、該心線の先端部を圧着した後、該接続スリーブを前記ホルダー部に保持し、間接活線作業用工具を操作棒の先端に取り付け、前記導入部を他方の電線の先端部付近に位置させ、該電線の心線の先端部を導入部内から接続スリーブ内に挿入し、ホルダー部を接続スリーブから外した後、接続スリーブの先端側を押圧することによって該心線の先端部を圧着することを特徴とする間接活線接続方法。
  6. 前記請求項3又は4に記載の間接活線作業用工具を使用する間接活線接続方法であって、
    張力が作用していない一方の電線の心線の先端部を接続スリーブ内に後端部側から挿入し、該心線の先端部を圧着した後、該接続スリーブを前記ホルダー部に保持し、間接活線作業工具を操作棒の先端に取り付け、前記導入部を他方の電線の先端部付近に位置させ、該電線の心線の先端部を導入部内から接続スリーブ内に挿入し、接続スリーブの中間部の側面を押圧することによって該心線の先端部を圧着した後、ホルダー部を接続スリーブから外すことを特徴とする間接活線接続方法。
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