JP2010027394A - 車両用灯具ユニットの光軸調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】灯具ユニット及びAFSモータ等のブラケットへの組付けを一方向から行うことが可能な車両用灯具ユニットの光軸調整装置を提供する。
【解決手段】所定間隔をおいて配置された一端部及び他端部を有するリング形状のブラケットと、鉛直方向に延びる鉛直揺動軸を介して前記ブラケット内に揺動可能に連結された灯具ユニットと、前記灯具ユニットに連結されるとともに回転駆動させられる出力軸を有し、該出力軸を回転駆動させることにより前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記鉛直揺動軸を中心に左右方向に揺動させるAFSモータと、を備え、前記AFSモータは、前記一端部と他端部の間に配置され、かつ、前記一端部及び他端部が固定されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】所定間隔をおいて配置された一端部及び他端部を有するリング形状のブラケットと、鉛直方向に延びる鉛直揺動軸を介して前記ブラケット内に揺動可能に連結された灯具ユニットと、前記灯具ユニットに連結されるとともに回転駆動させられる出力軸を有し、該出力軸を回転駆動させることにより前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記鉛直揺動軸を中心に左右方向に揺動させるAFSモータと、を備え、前記AFSモータは、前記一端部と他端部の間に配置され、かつ、前記一端部及び他端部が固定されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用灯具ユニットの光軸調整装置に係り、特に灯具ユニット及びAFSモータのブラケットへの組付けを一方向から行うことが可能な車両用灯具ユニットの光軸調整装置に関する。
従来、AFSモータを用いた車両用灯具ユニットの光軸調整装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
図4は、従来のAFSモータを用いた車両用灯具ユニットの光軸調整装置の構成を説明するための図である。
図4に示すように、従来の光軸調整装置は、リング形状のブラケット210、上下方向に延びる鉛直揺動軸221、222を介してブラケット210に揺動可能に連結された灯具ユニット220、当該灯具ユニット220をブラケット210に対して揺動させるためのAFS(Adaptive Front-Lighting System)モータ230等を備えている。
AFSモータ230は、モータ本体、このモータ本体によって回転駆動させられる出力軸等を備えている。この出力軸は、鉛直揺動軸221と同軸上に配置されており、灯具ユニット220に連結されている。なお、モータ本体や出力軸は図4においては図示されていない。
上記構成の光軸調整装置においては、モータ本体を制御してAFSモータ230の出力軸を回転駆動させると、当該出力軸が連結された灯具ユニット220は鉛直揺動軸221、222を中心に左右方向に揺動することとなる。これにより、灯具ユニット220の左右方向の光軸調整(スイブル)が可能となる。
特開2005−35434号公報
しかしながら、上記従来の光軸調整装置においては、ブラケット210が切れ目のないリング形状であるため、灯具ユニット220及びAFSモータ230のブラケット210への組付けを一方向から行うことが困難であり、このため、組み付け工程でブラケット210等を何度も治具にセットし直さなければならないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、灯具ユニット及びAFSモータ等のブラケットへの組付けを一方向から行うことが可能な車両用灯具ユニットの光軸調整装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定間隔をおいて配置された一端部及び他端部を有するリング形状のブラケットと、鉛直方向に延びる鉛直揺動軸を介して前記ブラケット内に揺動可能に連結された灯具ユニットと、前記灯具ユニットに連結されるとともに回転駆動させられる出力軸を有し、該出力軸を回転駆動させることにより前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記鉛直揺動軸を中心に左右方向に揺動させるAFSモータと、を備え、前記AFSモータは、前記一端部と他端部の間に配置され、かつ、前記一端部及び他端部が固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、リング形状のブラケットの一端部と他端部との間の所定間隔は、その一端部と他端部との間にAFSモータが配置され、かつ、その配置されたAFSモータに一端部及び他端部を固定可能な間隔に設定されている。このため、灯具ユニット及びAFSモータのブラケットへの組付けを一方向から行うことが可能となる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、従来のように何度もブラケットを治具にセットし直すことなく、一度治具にセットすれば灯具ユニット及びAFSモータ等のブラケットへの組付けを完了することが可能となる(作業者が治具にセットし直す工程の削減)。
また、請求項1に記載の発明によれば、ブラケットの一端部と他端部はAFSモータによって連結され、当該AFSモータがブラケットの一部を兼ねるとともに、ブラケットを補強することとなる。これにより、従来必須であったAFSモータの取り付スペースの削減が可能となる。
また、請求項1に記載の発明によれば、ブラケットの一端部と他端部の間にはAFSモータが存在し、ブラケット部分が存在しないため、その分、全体重量の軽減が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記出力軸は、軸受を介して前記灯具ユニットに連結されており、前記軸受は、前記AFSモータに一体的に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、軸受はAFSモータに一体的に設けられているので、部品点数、工数の削減が可能となる。
本発明によれば、灯具ユニット及びAFSモータのブラケットへの組付けを一方向から行うことが可能な車両用灯具ユニットの光軸調整装置の提供が可能となる。
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具ユニットの光軸調整装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置の正面側からの斜視図である。図2は、鉛直揺動軸21及び灯具ユニット20の光軸AXを含む鉛直面で切断した縦断面図である。
本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100は、自動車のヘッドランプ等の車両用灯具ユニットの光軸調整装置として適用されるものであり、図1に示すように、リング形状のブラケット10、灯具ユニット20、AFSモータ30等を備えている。
図1に示すように、ブラケット10は、所定間隔をおいて配置された一端部11及び他端部12を有するリング形状に形成されている。この一端部11と他端部12との間の所定間隔は、後述のように一端部11と他端部12との間にAFSモータ30が配置され、かつ、その配置されたAFSモータ30に一端部11及び他端部12を固定可能な間隔に設定されている。
灯具ユニット20は、いわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットであり、図2に示すように、鉛直方向に延びる鉛直揺動軸21を介してブラケット10内に揺動可能に連結されている。図1、図2は、灯具ユニット20上部に設けられた鉛直揺動軸21を、ブラケット10にワッシャー23を介して固定された軸受22に挿入することで連結した例である。
灯具ユニット20は、図2に示すように、投影レンズ24、白熱電球、ハロゲンランプ、HID、LED等の光源25、この光源25を覆うように配置され、当該光源25から照射される照射光を投影レンズ24に向けて反射するリフレクタ26、投影レンズ24と光源25の間に配置され、リフレクタ26からの反射光の一部を遮光してカットオフラインを有する所定配光パターンを形成するためのシェード27等を備えている。
AFSモータ30は、ステッピングモータ等を含むモータ本体、モータ本体にギヤ列を介して連結されており、モータ本体の回転を制御することにより回転駆動させられる出力軸31(先端がケース32に形成された開口から露出している)、モータ本体やギヤ列等を収容するケース32等を備えている。なお、モータ本体やギヤ列はケース32内に収容されており、図1、図2においては図示されていない。
AFSモータ30は、図1に示すように、ブラケット10の一端部11と他端部12の間に配置され、かつ、その両側にそれぞれ一端部11と他端部12がネジ止め等の公知の手段により固定されている。図1、図3は、片側二本のネジN1、N2を用いてAFSモータ30を固定した例である。この固定状態で、出力軸31は、上部の鉛直揺動軸21及び下部の鉛直揺動軸28と同軸に配置され、灯具ユニット20に連結されるようになっている。図1、図2は、灯具ユニット20下部に設けられた鉛直揺動軸28(上部の鉛直揺動軸21と同軸)を、出力軸31の先端に形成された凹部31aに軸受33を介して嵌合することで連結した例である。なお、軸受33は、AFSモータ30(のケース32)に一体的に設けるのが好ましい。このようにすれば、部品点数、工数の削減が可能となる。
次に、上記構成の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100の組み立て例について簡単に説明する。
まず、治具等に、ブラケット10を逆向きにセットする。すなわち、一端部11及び他端部12が上側に位置するようにブラケット10をセットする(図2の上下を逆転した状態)。
次に、図2に示すように、灯具ユニット20上部の鉛直揺動軸21を、一方向からブラケット10に固定された軸受22に挿入する。これにより、灯具ユニット20をブラケット10内に揺動可能に連結する。次に、AFSモータ30をブラケット10の一端部11と他端部12の間に一方向から配置するとともに、灯具ユニット20下部の鉛直揺動軸28を出力軸31の先端の凹部31aに嵌合する。これにより、AFSモータ30と灯具ユニット20とを連結する。
次に、AFSモータ30の両側にそれぞれブラケット10の一端部11と他端部12を片側二本のネジN1、N2を用いて固定する。
以上により、車両用灯具ユニットの光軸調整装置100の組み立てが完了する。
この構成においては、AFSモータ30を制御することによって出力軸31を回転させると、当該出力軸31が連結された灯具ユニット20は、ブラケット10に対して鉛直揺動軸21、28を中心に左右方向に揺動することとなる。これにより、灯具ユニット20の左右方向の光軸調整(スイブル)が可能となる。
以上説明したように、本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100によれば、リング形状のブラケット10の一端部11と他端部12との間の所定間隔は、一端部11と他端部12との間にAFSモータ30が配置され、かつ、その配置されたAFSモータ30に一端部11及び他端部12を固定可能な間隔に設定されている。このため、灯具ユニット20及びAFSモータ30等のブラケット10への組付けを一方向から行うことが可能となる(図2参照)。
すなわち、本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100によれば、従来のように何度もブラケット10等を治具にセットし直すことなく、一度治具にセットすれば灯具ユニット20及びAFSモータ30等のブラケット10への組付けを完了することが可能となる(作業者が治具にセットし直す工程の削減)。
また、本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100によれば、ブラケット10の一端部11と他端部12はAFSモータ30によって連結され、当該AFSモータ30がブラケット10の一部を兼ねるとともに、ブラケット10を補強することとなる。これにより、従来必須であったAFSモータの取り付スペースの削減が可能となる。
また、本実施形態の車両用灯具ユニットの光軸調整装置100によれば、ブラケット10の一端部11と他端部12の間にはAFSモータ30が存在し、ブラケット部分が存在しないため、その分、全体重量の軽減が可能となる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
100…車両用灯具ユニットの光軸調整装置、10…ブラケット、11…一端部、12…他端部、20…灯具ユニット、21…鉛直揺動軸、22…軸受、23…ワッシャー、24…投影レンズ、25…光源、26…リフレクタ、27…シェード、28…鉛直揺動軸、30…AFSモータ、31…出力軸、31a…凹部、32…ケース、33…軸受、N1、N2…ネジ
Claims (2)
- 所定間隔をおいて配置された一端部及び他端部を有するリング形状のブラケットと、
鉛直方向に延びる鉛直揺動軸を介して前記ブラケット内に揺動可能に連結された灯具ユニットと、
前記灯具ユニットに連結されるとともに回転駆動させられる出力軸を有し、該出力軸を回転駆動させることにより前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記鉛直揺動軸を中心に左右方向に揺動させるAFSモータと、を備え、
前記AFSモータは、前記一端部と他端部の間に配置され、かつ、前記一端部及び他端部が固定されていることを特徴とする車両用灯具ユニットの光軸調整装置。 - 前記出力軸は、軸受を介して前記灯具ユニットに連結されており、
前記軸受は、前記AFSモータに一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニットの光軸調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008187591A JP2010027394A (ja) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | 車両用灯具ユニットの光軸調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008187591A JP2010027394A (ja) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | 車両用灯具ユニットの光軸調整装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2008187591A Pending JP2010027394A (ja) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | 車両用灯具ユニットの光軸調整装置 |
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JP (1) | JP2010027394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102563398A (zh) * | 2010-12-31 | 2012-07-11 | 上海广茂达光艺科技股份有限公司 | Led情调灯具 |
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2008
- 2008-07-18 JP JP2008187591A patent/JP2010027394A/ja active Pending
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