JP2010022715A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技中における特別役の当選確率を変化させる。
【解決手段】役抽選手段61は、最初に第1役抽選テーブル62Aを用いて第1段階の役の抽選を行う。第1役抽選テーブル62Aには、小役及びリプレイの当選並びに非当選が設定されている。この第1段階の抽選で小役に当選したときは、役抽選手段61は、BB等の特別役の当選並びに非当選を定めた第2役抽選テーブル62Bを用いて第2段階の役の抽選を行う。第2役抽選テーブル62Bは、複数種類設けられている。そして、複数種類の役抽選モードの中から選択された当該遊技における役抽選モードと、第1段階の役の抽選結果とに対応する第2役抽選テーブル62Bが選択される。
【選択図】図1

Description

本発明は、BB等の特別役の当選確率に変化を与えることができるようにしたスロットマシンに関するものである。
従来より、スロットマシンでは、遊技者によりスタートスイッチが操作されると役の抽選が行われ、リールの回転が開始される。また、遊技者によりストップスイッチが操作されると、役の抽選結果に対応するようにリールが停止制御される。
ここで、役の抽選を行うときに用いられる役抽選テーブル(各役の当選確率を定めたもの)を複数種類備え、遊技者に役抽選テーブルを選択させ、遊技者が選択した役抽選テーブルを用いて役の抽選を行うようにしたスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−289230号公報
また、第1の役抽選テーブルと第2の役抽選テーブルとを用いて役の抽選を行うスロットマシンが知られている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、最初に第1回目の乱数判定を行い、その判定結果がグループ選択可のときに、第2回目の判定を行ってグループ内から当選役を決定するものである。
特公平8−24737号公報
しかし、前述の特許文献1の技術では、複数の役抽選テーブルは、特別役及び小役が重複当選する役抽選テーブルと、特別役及び小役が重複当選しない(特別役が単独当選する)役抽選テーブルとを設け、遊技者に対し、好きな方を選択させるだけである。したがって、特別役の当選確率は、どの役抽選テーブルを選択しても一定である。
また、特許文献2の技術では、第1の役抽選テーブルを用いて大まかな抽選(グループ選択可であるか否か)を行い、取得した乱数値が特定の範囲内であるときに、第2の役抽選テーブルを用いて具体的な当選役(大当たり又は中当たり)を決定するだけであり、特別役の当選確率は、1回の抽選で行うときと同一である。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、遊技中における特別役の当選確率が変化するスロットマシンを提案することである。
本発明は、以下の解決手段によって上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、対応する実施形態の構成を示す。
請求項1の発明は、各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段とを備え、前記役抽選テーブルは、複数種類の小役(小役A〜小役C)を含む役の当選確率、及び非当選確率を定めた第1役抽選テーブル(役抽選テーブル62A)と、遊技者にとって有利となる特別遊技(BB遊技又はRB遊技)に移行させるための役であって当選後にはその図柄の組合せが有効ラインに停止するまでその当選が次遊技に持ち越される特別役(BB又はRB)を含む役の当選確率、及び非当選確率を定めた第2役抽選テーブル(役抽選テーブル62B)とを備え、さらに前記第2役抽選テーブルは、前記特別役の当選確率が異なる複数種類の前記第2役抽選テーブル(役抽選テーブル62B−1〜62B−12)を備え、複数種類の役抽選モードの中から、当該遊技におけるいずれか1つの前記役抽選モードを設定する役抽選モード設定手段(63)と、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われたときの役抽選結果と、前記役抽選モードとに対応する前記第2役抽選テーブルを定めたデータテーブル(65a)と、複数種類の前記第2役抽選テーブルの中からいずれか1つの前記第2役抽選テーブルを選択する第2役抽選テーブル選択手段(65)とを備え、前記役抽選手段は、遊技の開始時に、前記第1役抽選テーブルを用いて、第1段階の役の抽選を行い、前記第2役抽選テーブル選択手段は、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、特定の役抽選結果となったときは、その役抽選結果と、当該遊技における前記役抽選モードとに対応する前記第2役抽選テーブルを、前記データテーブルを用いて選択し、前記役抽選手段は、選択された前記第2役抽選テーブルを用いて、当該遊技における第2段階の役の抽選を行うことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選モード設定手段は、スロットマシンに設けられた操作手段を遊技者が操作することによって選択された前記役抽選モード、スロットマシンにおける抽選によって選択された前記役抽選モード、又は遊技回数、出玉率その他の過去における遊技履歴に基づいて決定された前記役抽選モードを、当該遊技における前記役抽選モードに設定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記第1役抽選テーブルは、前記小役として、小役A及び小役Bの当選確率を定めており、前記第2役抽選テーブルは、前記特別役の当選確率が異なる第2役抽選テーブルT1及び第2役抽選テーブルT2を備え、前記データテーブルは、前記役抽選モードが同一である場合において、前記第1役抽選テーブルを用いて行われた役抽選結果が前記小役Aの当選であるときに対応する前記第2役抽選テーブルを前記第2役抽選テーブルT1と定め、役抽選結果が前記小役Bの当選であるときに対応する前記第2役抽選テーブルを前記第2役抽選テーブルT2と定めていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、スロットマシンに設けられた操作手段を遊技者に操作させることによって当該遊技における前記役抽選モードを選択させる役抽選モード選択手段(64)を備え、前記役抽選モード選択手段は、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、前記特定の役抽選結果となったときに、遊技者に前記役抽選モードを選択させるように制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選モード選択手段は、遊技者に前記役抽選モードを選択させるときは、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた後、すべてのリールが停止するとともに遊技媒体の払出しがあるときはその払出しが行われるまでの間のうち、前記役抽選モードを選択させる時期を決定し、決定した時期に前記役抽選モードが選択可能となるように制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選モード選択手段は、遊技者に前記役抽選モードを選択させるときは、複数のリールのうち、少なくとも1つのリールが停止した後に、前記役抽選モードが選択可能となるように制御することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選モード選択手段により遊技者に前記役抽選モードを選択させるときに、その旨の演出を出力するように制御する演出制御手段(72)を備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1役抽選テーブルは、第1役抽選テーブルT3(役抽選テーブル62A−1)と、遊技者に再遊技を行わせるための役であるリプレイ(リプレイB)の当選確率が前記第1役抽選テーブルT3における前記リプレイの当選確率よりも高く設定された第1役抽選テーブルT4(役抽選テーブル62A−2)とを備え、前記役抽選手段は、所定の条件を満たしていないとき(通常遊技中)は前記第1役抽選テーブルT3を用いて前記第1段階の役の抽選を行うとともに、所定の条件を満たしたとき(RT遊技中)は、終了条件を満たすまで(RT遊技の遊技回数が10ゲームに達するまで)前記第1役抽選テーブルT4を用いて前記第1段階の役の抽選を行い、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、前記リプレイの当選となったときは、前記第2役抽選テーブルを選択し、当該遊技における第2段階の役の抽選を行うことを特徴とする。
(作用)
本発明においては、スタートスイッチの操作等により遊技が開始されると、まず、一律に、第1段階の役の抽選が行われる。そして、この役の抽選で特定の役抽選結果となったときは、第2段階の役の抽選が行われる。一方、第1段階の役の抽選で特定の役抽選結果とならなかったときは、第2段階の役の抽選は行われない。
第2段階の役の抽選には、当該遊技における役抽選モードと第1段階の役抽選結果とに基づいて選択された第2役抽選テーブルが用いられる。そして、第2段階の役の抽選において、特別役(入賞するまで当選が次遊技に持ち越される役)が抽選される。
したがって、第1段階の役抽選結果に応じて(当選役に応じて)、第2段階での特別役の当選確率が変化する。さらに、第1段階の役抽選結果が同一であっても、当該遊技での役抽選モードに応じて、特別役の当選確率が変化する。
本発明によれば、当該遊技での第1段階の役抽選結果や役抽選モードに応じて、特別役の抽選が行われたり行われなかったりするとともに、特別役の抽選が行われる場合にはその当選確率が異なるので、遊技中に特別役の当選確率を変化させることができる。
また、演出の出力やリールの停止制御(停止出目)等により第1段階の役の抽選結果を遊技者にわかるようにすれば、遊技者は、第1段階の役抽選結果に応じて特別役の当選を期待することができる。
さらにまた、役抽選モードの選択に遊技者が関与できるようにすれば、選択する役抽選モードに応じて特別役の当選確率が変化するので、役抽選モードの適切な選択によって特別役の当選確率を高めることができるという攻略的要素を持たせることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の遊技機として、スロットマシン10を例に挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の全体を制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し、及び演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等や演出の出力に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、本実施形態では、遊技制御手段60を1つとして図示しているが、これに限らず、遊技の進行を制御する遊技制御手段60を有するメイン制御基板と、演出の出力を制御する演出制御手段72を有するサブ制御基板とを別体で備え、メイン制御基板からサブ制御基板に対し、演出の出力に必要な情報を送信するように構成してもよい。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態でのベットスイッチ40は、3枚(max)投入専用のスイッチである。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
また、スタートスイッチ41は、(すべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、モータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段67によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、本実施形態における各リール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。図2に示すように、本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄が等間隔で配置されている。
さらにまた、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、リール31との位置関係を示す図である。リール31は、本実施形態では横方向に並列に3つ(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
また、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せラインL1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
また、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数に応じて設定されるが、本実施形態では、いずれの遊技中においても、3枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されている。そして、すべての遊技において、5本すべての図柄組合せラインが有効ラインとなり、無効ラインは存在しないように設定されている。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数は、1枚又は2枚でもよい。さらに、メダル投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインのうち、一部のみを有効ライン(残りは無効ライン)に設定してもよい。
さらに、図1において、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図4は、第1実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される(ただし、特別役を除く)。
役において、まず、特別役とは、通常遊技から特別遊技(出玉率が1を超え、通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図4に示すように、特別役として、BB(第1種ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。BBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の1つであるBB遊技に移行する。また、RBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行する。
なお、他の特別役としては、MB(ミドルボーナス。第2種ビッグボーナス(2BB)ともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役A〜小役Dの4種類を備える。そして、各小役ごとに払出し枚数及び図柄の組合せが異なるように設定されている。なお、小役Aにおいて、「any」とは、任意の図柄(どの図柄でもよいこと)を意味する。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
本発明では、特別役に当選した遊技は、「非内部中」の遊技とし、特別役に当選した遊技で特別役が入賞しなかったときは、その次遊技から「内部中」の遊技という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段67)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を操作(オン)することで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42が操作されたときは、左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段67)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がリプレイの当選領域に属する場合は、リプレイの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5〜図7は、本実施形態における役抽選テーブル62(役抽選テーブル62A〜役抽選テーブル62C)を示す図である。役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率(当選確率を、図中、かっこ書きで示す)となるように所定の割合に設定されている。例えば、図5において、リプレイの当選確率は、1/7.3であることを意味する。
役抽選テーブル62A及び62Bは、通常遊技で用いられる役抽選テーブル62である。図5に示す役抽選テーブル62A(第1役抽選テーブル)は、第1段階の役の抽選で用いられ、小役A〜小役D及びリプレイの当選及び非当選を有する。また、役抽選テーブル62Aでは、特別役の当選は設けられていない(特別役の当選確率は0に設定されている)。
一方、図6に示す役抽選テーブル62B(第2役抽選テーブル)は、第2段階の役の抽選で用いられ、62B−1〜62B−12の12種類を備え、いずれも、特別役(BB又はRBの少なくとも一方)の当選及び非当選が設けられており、各役抽選テーブル62B−1〜62B−12ごとに、特別役の当選及び非当選は、それぞれ所定値に設定されている。また、役抽選テーブル62Bでは、小役やリプレイの当選は設けられていない。
さらにまた、図7に示す役抽選テーブル62Cは、BB遊技及びRB遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Cでは、小役A〜小役Dのみが抽選され、特に、小役Dの当選確率が高く(ほぼ毎遊技、小役Dが当選するように)設定されている。
図1において、役抽選モード設定手段63は、複数種類の役抽選モードの中からいずれか1つの役抽選モードを、当該遊技における役抽選モードに設定するものである。ここで、「役抽選モード」とは、役抽選テーブル62Bを用いて役の抽選を行うときに、役抽選テーブル62B−1〜62B−12のうち、いずれを選択するかを決定するときに参照される指数である。本実施形態における役抽選モードは、モード1〜モード4までの4つを備える。
まず、スロットマシン10の電源が投入されると、役抽選モード設定手段63は、役抽選モードを、デフォルト値であるモード4に設定する。ここで設定された役抽選モードは、RAM等の記憶手段に記憶される。そして、役抽選モードが変更されるまで、設定された役抽選モードが維持される。
役抽選モード選択手段64は、所定の条件を満たしたときに、遊技者に対し、役抽選モードを選択させるためのものである。
ここで、本実施形態における「所定の条件」とは、当該遊技における役の抽選で小役A〜小役Cのいずれかに当選し、かつ役抽選モード選択手段64で行われる抽選(ソフトウエア乱数を用いた抽選)で当選したとき、である。この抽選は、例えば1/3で当選するように設定されている。なお、ソフトウエア乱数を用いた抽選は、遊技者によりスタートスイッチ41が操作された時に行う。
役抽選モード選択手段64は、当該遊技で小役A〜小役Cのいずれかに当選し、かつソフトウエア乱数を用いた抽選で当選したときは、画像表示装置23に、役抽選モードの選択画面を画像表示する。図8は、役抽選モードの選択画面を画像表示した例を示す図である。図8に示すように、役抽選モードは、モード1〜モード3の中から選択可能である。この画面は、画像表示後、10秒間画像表示され、この期間に役抽選モードが選択されると、役抽選モード設定手段63は、選択された役抽選モードを当該遊技(及び当該遊技以降)の役抽選モードに設定する。これに対し、10秒間に選択されなかったときは、役抽選モード選択手段64は、当該遊技(及び当該遊技以降)の役抽選モードを、モード4に自動設定するように制御する。
また、役抽選モードの選択画面の表示は、第1リール31(最初に停止するリール31)の停止後に行う。具体的には、例えば最初に左ストップスイッチ42が操作され、左リール31が停止すると、図8に示す選択画面が画像表示されるように制御する。
そして、遊技者は、例えばスタートスイッチ41を操作して役抽選モードを選択する。スタートスイッチ41が1回操作されるごとに、選択画面内のカーソルが1段ずつ上下に移動して、いずれかのモードを指し示す。そして、選択したいモード上にカーソルを置いて、2番目のストップスイッチ42を操作すれば、その役抽選モードが確定する。
これにより、役抽選モード設定手段63は、選択された役抽選モードに設定する。
役抽選テーブル選択手段65は、当該遊技において役抽選テーブル62Bを用いて役の抽選を行うときに、役抽選テーブル62B−1〜62B−12のうち、いずれにするかを選択するものである。
まず、役抽選手段61は、遊技者によりスタートスイッチ41が操作された時に、役抽選テーブル62Aを用いて役の抽選を行う(第1段階の役の抽選)。この役抽選の結果、小役D若しくはリプレイに当選したとき、又は非当選となったときは、当該遊技での役の抽選は、この時点で終了する(すなわち、第1段階の役の抽選のみが行われる)。これにより、役抽選モード選択手段64による抽選は行われず、役抽選テーブル選択手段65は、役抽選テーブル62Bの選択を行わない。
これに対し、第1段階の役の抽選で小役A、小役B、又は小役Cのいずれかの当選となったときは、役抽選テーブル選択手段65は、役抽選テーブル62Bの選択を行う。
第1段階の役の抽選で小役A、小役B、又は小役Cの当選となったときは、役抽選モード選択手段64は、上述したように、ソフトウエア乱数を用いた抽選を行う。そして、この抽選で非当選となったときは、役抽選モード選択手段64は、役抽選モードの選択画面の表示を行わず、役抽選モード設定手段63は、それ以前に設定されていた役抽選モードを維持する。
次いで、役抽選テーブル選択手段65は、当該遊技における役抽選モードと、当該遊技における第1段階の役の抽選結果とから、いずれか1つの役抽選テーブル62Bを選択する。
役抽選テーブル選択手段65は、データテーブル65aを備える。図9は、データテーブル65aを示す図である。データテーブル65aは、当該遊技における第1段階での役の抽選結果と、当該遊技における役抽選モードとに対応する(当該遊技における)役抽選テーブル62Bを定めたものである。
役抽選テーブル選択手段65は、第1段階の役の抽選で小役A、小役B、又は小役Cの当選となった場合において、役抽選モード選択手段64によるソフトウエア乱数を用いた抽選で非当選となったときは、当該遊技における役抽選モード(それ以前に設定されていた役抽選モード)の情報を取得して、データテーブル65aを参照して役抽選テーブル62Bを決定する。例えば、当該遊技で小役Aに当選し、役抽選モード選択手段64による抽選で非当選となり、それ以前に設定されていた役抽選モードがモード2であるときは、図9より、役抽選テーブル62Bとして、役抽選テーブル62B−2が選択される。そして、役抽選手段61は、選択された役抽選テーブル62B−2を用いて、当該遊技における第2段階の役の抽選を行う。
これに対し、第1段階の役の抽選で小役A、小役B、又は小役Cの当選となり、役抽選モード選択手段64による抽選で当選となったときは、最初のストップスイッチ42が操作され、第1(最初の)リール31が停止したときに、役抽選モード選択手段64は、図8に示す選択画面を画像表示するように制御する。
そして、遊技者によりいずれかの役抽選モードが選択されると(すなわち、2番目のストップスイッチ42が操作されると)、役抽選モード設定手段63は、選択された役抽選モードに設定する。次いで、役抽選テーブル選択手段65は、データテーブル65aを参照して、当該遊技における第1段階での役の抽選結果と、選択された役抽選モードとに対応する(当該遊技における)役抽選テーブル62Bを選択する。
例えば当該遊技で小役Cに当選し、モード3が選択されたときは、役抽選テーブル選択手段65は、役抽選テーブル62B−11を選択する。そして、役抽選手段61は、選択された役抽選テーブル62B−11を用いて、当該遊技における第2段階の役の抽選を行う。このため、役抽選モードが遊技者により選択されたときは、第2段階の役の抽選は、2番目のストップスイッチ42が操作された直後に行われる。
以上の役抽選方法では、第1段階の役の抽選で小役D又はリプレイの当選となったときは、当該遊技における当選役は1つである。同様に、第1段階の役の抽選で小役A〜小役Cの当選となり、第2段階の役の抽選で非当選となったときは、当該遊技における当選役は1つである。これに対し、第1段階の役の抽選で小役A〜小役Cの当選となり、第2段階の役の抽選でBB又はRBに当選したときは、当該遊技における当選役は2つとなる。
また、第1段階の役の抽選で小役Aに当選した場合においては、役抽選モードに応じて、役抽選テーブル62B−1〜62B−4のいずれかが選択されるが、図6から理解できるように、役抽選テーブル62B−1の特別役の当選確率が最も高く設定されている。このため、小役Aに当選した遊技では、モード1であるときが遊技者にとって最も有利となる。また、モード2であるときは、BBの当選確率が0でRBの当選確率が低確率に設定された役抽選テーブル62B−2が選択されるので、遊技者にとって最も不利となる。
さらにまた、第1段階の役の抽選で小役Bに当選した場合においては、役抽選モードに応じて、役抽選テーブル62B−5〜62B−8のいずれかが選択される。そして、これらの役抽選テーブル62Bの中では、役抽選テーブル62B−6の特別役の当選確率が最も高く設定されている。このため、小役Bに当選した遊技では、モード2であるときが遊技者にとって最も有利となる。また、モード3であるときは、BBの当選確率が0でRBの当選確率が低確率に設定された役抽選テーブル62B−7が選択されるので、遊技者にとって最も不利となる。
さらに、第1段階の役の抽選で小役Cに当選した場合においては、役抽選モードに応じて、役抽選テーブル62B−9〜62B−12のいずれかが選択される。そして、これらの役抽選テーブル62Bの中では、役抽選テーブル62B−11の特別役の当選確率が最も高く設定されている。このため、小役Cに当選した遊技では、モード3であるときが遊技者にとって最も有利となる。また、モード1であるときは、特別役の当選確率が低確率に設定された役抽選テーブル62B−9が選択されるので、遊技者にとって最も不利となる。
説明を図1に戻す。
特別役当選持越し手段66は、特別役(BB又はRB)に当選したときに、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
特別役の当選を記憶するため、BB及びRBの各当選フラグが設けられている。そして、例えばBBの当選時には、BB当選フラグがオンとなり、BBが入賞するまで維持されるとともに、BBが入賞したときは、その時点でオフにされる。
また、役抽選手段61は、特別役当選持越し手段66により特別役の当選を持ち越しているときは、役抽選テーブル62Aを用いて第1段階の役の抽選のみを行い、第2段階の抽選を行わない。
リール制御手段67は、まず、スタートスイッチ41が操作されたときに、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段67は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル68を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段67は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からの移動図柄数が4図柄以内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
停止位置決定テーブル68は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものであり、以下のBBテーブル等を備える。
BBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前にBBに当選し、かつ当該遊技で非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、RBテーブルについても、BBテーブルと同様である。RBテーブルは、上記BBテーブル中、「BB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
また、小役Aテーブルは、当該遊技で小役Aに当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、小役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役A以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、小役Bテーブル、小役Cテーブル、小役Dテーブル、及びリプレイテーブルについても、上記小役Aテーブルと同様である。小役Bテーブル、小役Cテーブル、小役Dテーブル、及びリプレイテーブルは、上記小役Aテーブル中、「小役A」をそれぞれ「小役B」、「小役C」、「小役D」、及び「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
さらにまた、非当選テーブルは、通常遊技の非内部中での役の非当選時、又は特別遊技(BB遊技又はRB遊技)での役の非当選時の遊技で用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、特別役の当選を持ち越している遊技中にいずれかの小役に当選したときは、当選している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル68が用いられる。
なお、特別役よりも小役を優先して有効ラインに停止させるようにしてもよい。
同様に、特別役の当選を持ち越している遊技中にリプレイに当選したときは、当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル68が用いられる。
また、役抽選手段61による第1段階の抽選で小役D若しくはリプレイに当選したとき又は非当選であるとき(第2段階の抽選が行われないとき)は、それぞれ、上述した小役Dテーブル、リプレイテーブル、及び非当選テーブルが用いられる。
さらにまた、役抽選手段61による第1段階の抽選で小役A、小役B、又は小役Cに当選し、第2段階の抽選が行われた結果、非当選であったときは、それぞれ、上述した小役Aテーブル、小役Bテーブル、及び小役Cテーブルが用いられる。
これに対し、例えば役抽選手段61による第1段階の抽選で小役Aに当選し、第2段階の抽選が行われた結果、BBに当選したときは、第1リール31(最初(1番目)に停止するリール31)及び第2リール31(2番目に停止するリール31)については小役Aテーブルが用いられ、第3リール31(最後(3番目)に停止するリール31)については、BBテーブルが用いられる。
同様に、第1段階の抽選で小役Aに当選し、第2段階の抽選でRBに当選したときは、第1リール31及び第2リール31については小役Aテーブルが用いられ、第3リール31については、RBテーブルが用いられる。
さらに同様に、第1段階の抽選で小役Bに当選し、第2段階の抽選でBBに当選したときは、第1リール31及び第2リール31については小役Bテーブルが用いられ、第3リール31については、BBテーブルが用いられる。また、第1段階の抽選で小役Bに当選し、第2段階の抽選でRBに当選したときは、第1リール31及び第2リール31については小役Bテーブルが用いられ、第3リール31については、RBテーブルが用いられる。
さらに、第1段階の抽選で小役Cに当選し、第2段階の抽選でBBに当選したときは、第1リール31及び第2リール31については小役Cテーブルが用いられ、第3リール31については、BBテーブルが用いられる。また、第1段階の抽選で小役Cに当選し、第2段階の抽選でRBに当選したときは、第1リール31及び第2リール31については小役Cテーブルが用いられ、第3リール31については、RBテーブルが用いられる。
ここで、本実施形態では、リール制御手段67は、複数の役が同時に入賞しないように、リール31を停止制御する。このため、例えば小役Aの当選後、特別役に当選したときは、小役A及び特別役が同時に入賞する場合はない。また、小役Aテーブルが用いられ、最初に左リール31が停止制御された結果、有効ラインに「チェリー」の図柄が停止したときは、当該遊技では特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することはない。なお、本実施形態では、図2に示すように、左リール31について、「チェリー」の図柄と「7」又は「BAR」の図柄が同時に表示窓11内に停止する場合はないので、小役Aと特別役とが同時に入賞する場合はない。
さらにまた、小役Aの当選後、BBに当選した場合において、左リール31の停止時に「チェリー」の図柄が有効ラインに停止せず、かつ左リール31及び中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「7」−「7」−「回転中(停止前)」となったときは、右リール31の停止時にはBBテーブルが用いられるので、右リール31の停止時にその有効ラインに「7」の図柄が停止してBBの入賞となる場合がある。小役Aの当選後、RBに当選したときも同様である。
さらに、小役Bの当選後、BBに当選したときは、小役Bが入賞する場合はない。第1段階の役の抽選で小役Bに当選し、左及び中リール31が停止したときに、いずれかの有効ラインに「スイカ」−「スイカ」−「回転中(停止前)」となる場合がある。しかし、右リール31の停止時にはBBテーブルが用いられるので(BBテーブルは、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないので)、その有効ラインに、右リール31の「スイカ」の図柄が停止する場合はない。小役Bの当選後、RBに当選したときも同様である。
これに対し、左及び中リール31が停止したときに、いずれかの有効ラインに「7」−「7」−「回転中(停止前)」となったときは、右リール31の停止時にBBテーブルが用いられれば、その有効ラインに「7」の図柄が停止して、BBの入賞となる場合がある。RBについても同様である。
また、小役Cの当選後、BBに当選したときは、小役Cが入賞する場合はない。第1段階の役の抽選で小役Cに当選し、左リール31及び中リール31が停止したときに、いずれかの有効ラインに「7」−「BAR」−「回転中(停止前)」となる場合がある。しかし、右リール31の停止時にはBBテーブルが用いられるので(BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないので)、その有効ラインに、右リール31の「7」の図柄が停止する場合はない。小役Cの当選後、RBに当選したときも同様である。
これに対し、小役Cテーブルが用いられた場合において、左リール31及び右リール31が停止したときに、いずれかの有効ラインに「7」−「回転中(停止前)」−「7」が停止する場合がある。この停止形は、小役Cのテンパイ形と一致するからである。そして、中リール31の停止時にBBテーブルが用いられれば、中リール31の停止時にはその有効ラインに「BAR」の図柄は停止しないが、「7」の図柄が停止してBBの入賞となる場合がある。
同様に、小役Cテーブルが用いられた場合において、第1リール31及び第2リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「BAR」の図柄が停止していれば、第3リール31の停止時にRBテーブルが用いられることで、第3リール31についてもその有効ラインに「BAR」の図柄が停止してRBの入賞となる場合がある。
なお、本実施形態では、第2ストップスイッチ42が操作された瞬間に第2段階の役の抽選を行うことから、例えば第2段階の役の抽選でBBに当選したときは、第2リール31の停止時からBBテーブルを用いることも可能である。しかし、リール31は、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に停止させなければならないので、時間的に余裕がない場合には、上記実施形態のように、第2リール31までは、第1段階の役の抽選結果に基づいてリール31を停止制御する。
次に、リール31の図柄配列と停止制御との関係について説明する。
図2に示すように、すべてのリール31において、「ベル」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段67は、有効ラインに「ベル」の図柄を停止させることができる。よって、小役Dに当選したときは、リール制御手段67は、常に、小役Dに対応する図柄の組合せ(「ベル」−「ベル」−「ベル」)を有効ラインに停止させることができる。
このことは、「RP」の図柄についても当てはまる。図2に示すように、すべてのリール31において、「RP」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段67は、有効ラインに「RP」の図柄を停止させることができる。よって、リプレイに当選したときは、リール制御手段67は、常に、リプレイに対応する図柄の組合せ(「RP」−「RP」−「RP」)を有効ラインに停止させることができる。
一方、「7」、「BAR」、「チェリー」、及び「スイカ」の各図柄については、少なくとも1つのリール31の1箇所以上は、間隔が5図柄を超えて配置されている。これにより、BB、RB、小役A〜小役Cの当選時には、遊技者は、当選役に対応する図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42を操作しなければ(目押しをしなければ)、当選役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しない。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段69は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段69は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段69は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル68を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段70は、停止図柄判断手段69により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
特別遊技制御手段71は、特別遊技の開始、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了を制御するものである。
通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、特別遊技制御手段71は、次遊技からBB遊技を開始するように制御する。
BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、BB遊技中は、頻繁に小役Dが当選・入賞する遊技状態となる。
また、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が345枚以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段71は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が345枚以上となったと判断したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判断する。そして、BB遊技の終了後は、通常遊技(非内部中)に移行する。
同様に、特別遊技制御手段71は、通常遊技中に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段71は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
RB遊技では、BB遊技と同様に、役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、RB遊技中は、頻繁に小役Dが当選・入賞する遊技状態となる。
また、本実施形態では、RB遊技の終了条件として、RB遊技中に払い出されたメダル枚数が100枚以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段71は、RB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が100枚以上となったと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。そして、RB遊技の終了後は、通常遊技(非内部中)に移行する。
演出制御手段72は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段72は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段72は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段72は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
また、演出制御手段72は、スタートスイッチ41が操作されたとき(第1段階の役の抽選が行われたとき)に、選択した演出パターンに基づいて効果音(演出)を出力するように制御する。ここで、小役A〜小役Cに当選したときは、スタートスイッチ41の操作時に通常時(役の非当選時等)と異なる特定の効果音を出力する演出パターンが選択され、特定の効果音が出力される。これにより、当該遊技では第1段階の役の抽選で小役A〜小役Cに当選したこと、及び第2段階の役の抽選が行われること(当該遊技で特別役に当選する可能性を有すること)を、遊技者に期待させることができる。
なお、小役A〜小役Cに当選したときは高確率で、小役A〜小役Cに当選していないときは低確率で、上記効果音が出力されるようにすることが好ましい。
また、第2ストップスイッチ42が操作されたときにも、演出制御手段72は、選択した演出パターンに基づいて効果音を出力するように制御する。そして、第2段階の役の抽選で特別役に当選したとき、すなわち停止位置決定テーブル68が変更になったときは高確率で特定の効果音が選択され、第2段階の役の抽選で特別役に当選しなかったとき、すなわち停止位置決定テーブル68が変更されなかったときは低確率で特定の効果音が選択されるようにする。このようにすれば、第2ストップスイッチ42の操作時に特定の効果音が出力されることで、遊技者は、特別役に当選した可能性が高いことを知ることができる。
次に、本実施形態において、通常遊技(非内部中)における1遊技の処理の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図10及び図11は、通常遊技(非内部中)における1遊技の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図11は、図10に続くフローチャートである。
図10のステップS11において、遊技制御手段60は、ベットスイッチ40が操作されたか否か(メダル投入口43からメダルが投入されたか否かを含む)を判断し続ける。そして、投入されたと判断されると、次のステップS12に進み、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41が操作されたか否かを判断する。操作されていないと判断されたときはステップS11に戻り、操作されたと判断したときはステップS13に進む。
ステップS13では、リール制御手段67は、リール31の回転を開始するように制御する。次のステップS14では、役抽選手段61は、当該遊技における第1段階の役の抽選を行うため、役抽選テーブル62Aをセットする。そして、ステップS15に進み、役抽選手段61は、役抽選テーブル62Aを用いて第1段階の役の抽選を行う。
次のステップS16では、リール制御手段67は、ステップS15における役の抽選に対応する停止位置決定テーブル68をセットする。例えば小役Aに当選したときは、小役Aテーブルをセットする。
次のステップS17では、遊技制御手段60は、第1(最初の)ストップスイッチ42が操作されたか否かを判断し続ける。そして、操作されたと判断したときはステップS18に進み、リール制御手段67は、(ステップS16でセットした停止位置決定テーブル68を用いて)第1ストップスイッチ42に対応する第1リール31を停止制御する。
次のステップS19では、遊技制御手段60は、ステップS15における役の抽選で、小役A、小役B、又は小役Cのいずれかに当選したか否かを判断する。当選したと判断したときはステップS20に進み、当選していないと判断したときはステップS24に進む。
ステップS20では、役抽選手段61は、第2抽選フラグをオンにする。ここで、「第2抽選フラグ」とは、当該遊技で第2段階の役の抽選を行うか否かを判断するためのフラグであり、オンであるときは後で第2段階の役の抽選を行う。
次のステップS21では、役抽選モード選択手段64は、ソフトウエア乱数を用いた抽選を行う。そして、次のステップS22で、役抽選モード選択手段64は、ステップS21における抽選で当選したか否かを判断する。当選したと判断したときはステップS23に進み、当選していないと判断したときはステップS24に進む。
ステップS23では、役抽選モード選択手段64は、画像表示装置23に、役抽選モードの選択画面を画像表示し、遊技者に役抽選モードを選択させるように制御する。そして、次のステップS24では、遊技制御手段60は、第2(2番目の)ストップスイッチ42が操作されたか否かを判断し続ける。第2ストップスイッチ42が操作されたと判断したときは、ステップS25に進み、リール制御手段67は、第2リール31を停止制御する。次のステップS26では、役抽選手段61は、第2抽選フラグがオンであるか否か(ステップS20でオンにされたか否か)を判断し、オンであると判断したときはステップS27に進み、オンでないと判断したときはステップS32に進む。
ステップS27では、役抽選手段61は、第2段階の役の抽選を行うための役抽選テーブル62Bをセットする。ここで、ステップS22における抽選で当選しなかったときは、当該遊技では遊技者により役抽選モードが選択されていないので、当該遊技以前に選択されている役抽選モードと、当該遊技での当選役(小役A〜小役C)とに応じて、データテーブル65aを参照して、いずれかの役抽選テーブル62B−1〜62B−12をセットする。
これに対し、ステップS22における抽選で当選したときは、第2ストップスイッチ42の操作によって遊技者に選択された役抽選モードと、当該遊技での当選役(小役A〜小役C)とに応じて、データテーブル65aを参照して、いずれかの役抽選テーブル62B−1〜62B−12をセットする。
次のステップS28では、役抽選手段61は、ステップS27でセットした役抽選テーブル62Bを用いて第2段階の役の抽選を行う。次にステップS29に進み、遊技制御手段60は、ステップS28での第2段階の役の抽選において特別役(BB又はRB)に当選したか否かを判断する。当選したと判断されたときはステップS30に進み、当選していないと判断されたときはステップS32に進む。
ステップS30では、特別役当選持越し手段66は、BB当選フラグ又はRB当選フラグをオンにする。
次のステップS31では、リール制御手段67は、第3リール31を停止制御するための停止位置決定テーブル68として、BBテーブル(BB当選フラグがオンのとき)又はRBテーブル(RB当選フラグがオンのとき)をセットし、ステップS32に進む。
ステップS32では、遊技制御手段60は、第3(3番目の)ストップスイッチ42が操作されたか否かを判断し続ける。第3ストップスイッチ42が操作されたと判断したときは、ステップS33に進み、リール制御手段67は、第3リール31の停止制御を行う。ここで、リール制御手段67は、BB又はRBに当選しているときは、ステップS31でセットしたBBテーブル又はRBテーブルを用いて第3リール31を停止制御する。一方、BB又はRBに当選していないときは、リール制御手段67は、ステップS16でセットした停止位置決定テーブル68(ステップS15における役抽選結果に対応する停止位置決定テーブル68)を用いて第3リール31を停止制御する。
次に、ステップS34に進み、停止図柄判断手段69は、有効ラインに停止した図柄の組合せに基づいて、役が入賞したか否かを判断する。そして、役が入賞したと判断したときはステップS35に進み、役が入賞していないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS35では、払出し手段70は、入賞役に応じた払出し等の処理を行う。具体的には、小役の入賞時には入賞した小役に対応するメダルの払出しを行い、リプレイの入賞時には当該遊技で投入された枚数分のメダルを自動投入する。
次のステップS36では、遊技制御手段60は、BB又はRBが入賞したか否かを判断する。入賞したと判断したときは、ステップS37に進み、特別役当選持越し手段66は、BB当選フラグ又はRB当選フラグをオフにする。そして、遊技制御手段60は、次遊技からBB遊技又はRB遊技に移行するように制御する。これに対し、ステップS36でBB又はRBが入賞していないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
なお、以上は、非内部中の遊技での処理の流れであるが、内部中の場合は、以下の通りである。
図10では図示していないが、ステップS16では、リール制御手段67は、BB当選フラグ又はRB当選フラグがオンであるか否かを判断し、オンであるときは、内部中用の停止位置決定テーブル68をセットする。例えばステップS15における役の抽選で小役又はリプレイに当選したときは、上述した停止位置決定テーブル68(小役当選時は、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先する停止位置決定テーブル68、リプレイ当選時は、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先する停止位置決定テーブル68)をセットし、当該遊技で非当選であるときはBBテーブル又はRBテーブルをセットする。
また、内部中の遊技では、ステップS19〜ステップS23、及びステップS26〜ステップS31の処理は行わない。
以上のスロットマシン10において、遊技者は、第1段階の役の抽選でどの小役に当選したかを知ることができれば、特別役の当選確率を高めることができる。
例えば、最初に左リール31を停止させたときに、いずれかの有効ラインに「チェリー」の図柄が停止すれば、当該遊技で小役Aに当選したことが確定する。そして、役抽選モードの選択画面が出力されたときは、遊技者は、モード1を選択することが最も有利となる。モード1を選択すれば、第2段階の役の抽選で役抽選テーブル62B−1が用いられるので、特別役の当選確率を高くすることができるからである。
また、第1リール31の停止時に、小役Bや小役C当選時特有の停止出目が出現したと判断できれば、遊技者は、当選役に応じて最も有利となるモードを選択すればよい。例えば小役Bに当選したと判断したときは、モード2を選択して役抽選テーブル62B−6が用いられるようにすればよい。また、例えば小役Cに当選したと判断したときは、モード3を選択して役抽選テーブル62B−11が用いられるようにすればよい。
このように、第1リール31の停止時に、停止出目によって当該遊技の当選役を判断し、その判断に基づいて遊技者が役抽選モードを選択可能としたので、スロットマシン10に、特別役の当選確率を高めることができる攻略的要素を持たせることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、BB遊技の終了後に、RT(Replay Time )遊技を実行するように制御する。図12は、第2実施形態における役抽選テーブル62A−1及び62A−2を示す図である。役抽選テーブル62A−1は、第1実施形態の役抽選テーブル62Aに相当するものである。
また、第2実施形態では、リプレイとして、第1実施形態のリプレイに相当するリプレイAと、第2実施形態特有のリプレイBとを備える。
役抽選テーブル62A−1は、通常遊技の非内部中に用いられるものである。これに対し、役抽選テーブル62A−2は、RT遊技(非内部中)に用いられるものである。
通常遊技中における1遊技あたりのメダル払出し枚数(期待値)は、
3×1/50+6×1/60+1×1/100+10×1/10+3×1/7.3+3×1/10000
≒1.58(枚)
となる。
よって、1遊技あたりの差枚数(期待値)は、
1.58−3
=−1.42(枚)
となる。
これに対し、RT遊技中における1遊技あたりのメダル払出し枚数(期待値)は、
3×1/50+6×1/60+1×1/100+10×1/10+3×1/10000+3×1/1.2
≒3.67(枚)
となる。
よって、1遊技あたりの差枚数(期待値)は、
3.67−3
=+0.67(枚)
となる。
RT遊技中のリプレイBの当選確率は、1/1.2と高確率に設定されている。このため、1遊技あたりの差枚数の期待値は、3枚を超えている。RT遊技中は、ほぼ毎遊技、リプレイBが当選・入賞する遊技状態となる。
また、第2実施形態では、BB遊技の終了後の10ゲームを、RT遊技に設定する。そして、この10ゲームのRT遊技で特別役に当選しなかったときは、通常遊技(非内部中)に移行する。
図13は、第2実施形態におけるデータテーブル65a’(第1実施形態におけるデータテーブル65aに相当するもの)を示す図である。第2実施形態では、リプレイBに当選したときは、役抽選モードを選択できるようになる。上述したように、RT遊技中は、ほぼ毎遊技、リプレイBが当選・入賞する。したがって、RT遊技中は、ほぼ毎遊技、役抽選モードを選択できるようになる。
そして、リプレイBに当選した遊技において、モード1を選択すると、第2段階の役の抽選で、役抽選テーブル62B−8が選択され、10/100の確率でBBに当選することとなる。よって、RT遊技でのBBの当選期待度は高く設定されている。
これに対し、リプレイBに当選した遊技において、モード2〜モード4を選択すると、役抽選テーブル62B−9が選択されるので、特別役の当選確率は低くなる。
以上より、遊技者は、RT遊技中にリプレイBに当選したときは、モード1を選択することが最も有利となる。すなわち、特別遊技の終了後の10ゲームで、BBの当選(特別遊技の連チャン)を期待することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)第1段階の役の抽選で用いられる役抽選テーブル62A(役抽選テーブル62A−1及び62B−1を含む)は、特別役の当選を定めていないが、特別役の当選を含めてもよい。第1段階の役の抽選で特別役に当選したときは、役抽選手段61は、第2段階の役の抽選を行わないように制御する。
(3)第2段階の役の抽選(役抽選テーブル62B)では、低確率であれば、小役の当選を含めてもよい。例えば第2段階の役の抽選に小役Eの当選を設ける。そして、第1段階の役の抽選で小役A〜小役Cに当選し、第2段階の役の抽選で小役Eに当選したときは、第3リール31の停止制御は、小役Eの当選時の停止位置決定テーブル68を用いる。
したがって、第3リール31の停止制御が変化しても、特別役に当選していない場合があることを含めることができる。
なお、上記実施形態では、第3リール31の停止制御が変化したときは、特別役の当選が確定する。
(4)第1段階の役の抽選でリプレイの当選や非当選であったときにも、第2段階の役の抽選を行うようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、役抽選モードの選択画面を画像表示した後、10秒間、役抽選モードが選択されなかったときは、モード4が選択されるようにした。しかし、これに限らず、10秒間、役抽選モードが選択されなかったときは、それ以前に選択されている役抽選モードを維持するように制御してもよい。
(6)役抽選モードの選択は、遊技者に行わせることに限らず、スロットマシン10側で決定してもよい。スロットマシン10側で役抽選モードを決定する場合には、抽選で決定することが挙げられるが、それ以外に、例えば特別遊技の終了後からの遊技回数、所定遊技期間での出玉率やメダルの払出し枚数、特定の役の当選回数や入賞回数、その他の過去における遊技履歴に基づいて役抽選モードを決定してもよい。
例えば、遊技回数が300回に達するごとに、役抽選モードを抽選等で決定(変更)することが挙げられる。また、遊技履歴に限らず、例えば特定の演出が選択されたことを条件として、役抽選モードを決定(変更)するようにしてもよい。さらにまた、特別役に非当選の遊技の遊技回数が連続で例えば1000ゲームに到達したときは、それ以降は、小役A〜小役Cの当選時には、必ず役抽選モードが選択できるようにしてもよい。あるいは、小役A〜小役Cの当選時には、遊技者にとって最も有利となる役抽選モード(例えば、小役Aの当選時には、モード1)が自動で選択されるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、第1リール31の停止後に役抽選モードを選択させるようにした。しかし、これに限らず、スタートスイッチ41の操作時、第2リール31の停止後、又は第3リール31の停止後に、役抽選モードを選択させるようにしてもよい。また、上記実施形態では、役抽選モードは、第2ストップスイッチ42が操作された時に決定されるようにしたが、これに限らず、スタートスイッチ41の操作時、第1ストップスイッチ42の操作時(第1リール31の停止時)、又は第3ストップスイッチ42の操作時(第3リール31の停止時)に決定されるようにしてもよい。
なお、第3ストップスイッチ42の操作時(又は第3リール31の停止時)に役抽選モードを選択したときは、当該遊技では、すべてのリール31について、第1段階の役の抽選結果に対応する停止位置決定テーブル68が用いられる。すなわち、この場合に第2段階の役の抽選で特別役に当選したときは、次遊技から、BBテーブルやRBテーブルが用いられることとなる。
また、当該遊技の第3リール31の停止後に第2段階の抽選を行い、その抽選で特別役に当選したときは、次遊技に移行するためのベットスイッチ40が操作されたとき(スタートスイッチ41が操作される前)に、特別役の当選に対応する演出を出力することも可能となる。
(8)第2段階の役の抽選は、スタートスイッチ41が操作された後(第1段階の役の抽選が行われた後)であれば、当該遊技中のどの時期に行ってもよい。例えば第3リール31の停止後であってもよい。あるいは、第2段階の抽選をいつ(どの時期に、又はどのタイミングで)行うかを抽選によって決定することも可能である。
例えば、第2段階の役の抽選をスタートスイッチ41が操作された時に行う場合には、第1リール31の停止時から、第2段階の役の抽選結果を反映させた停止位置決定テーブル68を用いることができる。また、スタートスイッチ41が操作された時に第2段階の役の抽選を行う場合であっても、第1リール31については第1段階の役の抽選結果に基づいて停止制御し、第2リール31や第3リールの停止制御時に第2段階の役の抽選結果を反映させた停止位置決定テーブル68を用いることも可能である。
(9)第1段階及び第2段階の双方の役の抽選結果を反映させた停止位置決定テーブル68(重複当選時専用の停止位置決定テーブル68)を別途設けておくことも可能である。例えば、第1段階の抽選で小役Aに当選し、かつ第2段階の抽選でBBに当選した場合において、第1リール31及び第2リール31については小役Aテーブルを用いて停止制御するが、第3リール31を停止制御するときは、小役A及びBB同時当選用の小役A・BBテーブルを用いることが挙げられる。
この場合に、小役A・BBテーブルについては、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるが、小役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定める。あるいは、いずれか一方の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、その図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、他方の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにしてもよい。
(10)上記実施形態では、第1段階の役の抽選で小役A〜小役Cに当選した後、第2段階の役の抽選で特別役に当選したときは、当選した2つの役が重複して入賞しないように制御した。しかし、これに限らず、2つの役が同時に(重複して)入賞するようにしてもよい。
例えば、図2中、左リール31において、13番に「7」の図柄を配置しておく。そして、小役Aの当選後、BBに当選したときは、有効ラインL1に左リール31の「チェリー(14番)」の図柄を停止させるとともに、有効ラインL3に、「7」の図柄を停止させ、さらに有効ラインL3に、「7」−「7」−「7」(BBに対応する図柄の組合せ)が停止可能となる停止位置決定テーブル68を設けておくことが挙げられる。
(11)また、第1段階及び第2段階の役の抽選のいずれも、スタートスイッチ41が操作された時に行う場合において、第1段階の役の抽選で小役に当選し、第2段階の役の抽選で特別役に当選したときは、役の重複当選時と同様の停止位置決定テーブル68を用いてもよい。例えば、第1リール31及び第2リール31の停止時には、小役及び特別役の双方をできる限り入賞させるような停止制御を行い、第3リール31の停止時には、入賞を優先する役の方を入賞させる(その役を入賞させることができないときは、他方の役を入賞させる)停止制御を行うことが挙げられる。
(12)上記実施形態では、スタートスイッチ41を操作して役抽選モードを選択するとともに、2番目のストップスイッチ42を操作することで、選択した役抽選モードが確定するようにした。しかし、これに限らず、役抽選モードの選択及び確定は、どの操作スイッチ(スロットマシン10に設けられ、遊技者が遊技を行うときに使用するスイッチ)を用いてもよい。例えばベットスイッチ40や、貯留メダルを精算(払出し)するときのペイアウトスイッチ(図1では図示せず)等を用いて、役抽選モードの選択や確定を行うようにしてもよい。なお、スタートスイッチ41の操作により、役抽選モードが確定するようにしてもよい。
スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの図柄配列を示す図である。 表示窓とリールとの関係を示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 通常遊技中の役抽選テーブルを示す図である(第1実施形態)。 通常遊技中の役抽選テーブルを示す図である。 BB遊技中及びRB遊技中の役抽選テーブルを示す図である。 役抽選モードの選択画面を画像表示した例を示す図である。 データテーブルを示す図である(第1実施形態)。 通常遊技(非内部中)における1遊技の処理の流れを示すフローチャートである。 図10に続くフローチャートである。 役抽選テーブルを示す図である(第2実施形態)。 データテーブルを示す図である(第2実施形態)。
符号の説明
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A、62A−1、62A−2、62B(62B−1〜62B−12)、62C) 役抽選テーブル
63 役抽選モード設定手段
64 役抽選モード選択手段
65 役抽選テーブル選択手段
65a、65a’ データテーブル
66 特別役当選持越し手段
67 リール制御手段
68 停止位置決定テーブル
69 停止図柄判断手段
70 払出し手段
71 特別遊技制御手段
72 演出制御手段
L1〜L5 図柄組合せライン(有効ライン又は無効ライン)

Claims (8)

  1. 各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と
    を備え、
    前記役抽選テーブルは、
    複数種類の小役を含む役の当選確率、及び非当選確率を定めた第1役抽選テーブルと、
    遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための役であって当選後にはその図柄の組合せが有効ラインに停止するまでその当選が次遊技に持ち越される特別役を含む役の当選確率、及び非当選確率を定めた第2役抽選テーブルと
    を備え、
    さらに前記第2役抽選テーブルは、前記特別役の当選確率が異なる複数種類の前記第2役抽選テーブルを備え、
    複数種類の役抽選モードの中から、当該遊技におけるいずれか1つの前記役抽選モードを設定する役抽選モード設定手段と、
    前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われたときの役抽選結果と、前記役抽選モードとに対応する前記第2役抽選テーブルを定めたデータテーブルと、
    複数種類の前記第2役抽選テーブルの中からいずれか1つの前記第2役抽選テーブルを選択する第2役抽選テーブル選択手段と
    を備え、
    前記役抽選手段は、遊技の開始時に、前記第1役抽選テーブルを用いて、第1段階の役の抽選を行い、
    前記第2役抽選テーブル選択手段は、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、特定の役抽選結果となったときは、その役抽選結果と、当該遊技における前記役抽選モードとに対応する前記第2役抽選テーブルを、前記データテーブルを用いて選択し、
    前記役抽選手段は、選択された前記第2役抽選テーブルを用いて、当該遊技における第2段階の役の抽選を行う
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選モード設定手段は、スロットマシンに設けられた操作手段を遊技者が操作することによって選択された前記役抽選モード、スロットマシンにおける抽選によって選択された前記役抽選モード、又は遊技回数、出玉率その他の過去における遊技履歴に基づいて決定された前記役抽選モードを、当該遊技における前記役抽選モードに設定する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1役抽選テーブルは、前記小役として、小役A及び小役Bの当選確率を定めており、
    前記第2役抽選テーブルは、前記特別役の当選確率が異なる第2役抽選テーブルT1及び第2役抽選テーブルT2を備え、
    前記データテーブルは、前記役抽選モードが同一である場合において、前記第1役抽選テーブルを用いて行われた役抽選結果が前記小役Aの当選であるときに対応する前記第2役抽選テーブルを前記第2役抽選テーブルT1と定め、役抽選結果が前記小役Bの当選であるときに対応する前記第2役抽選テーブルを前記第2役抽選テーブルT2と定めている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    スロットマシンに設けられた操作手段を遊技者に操作させることによって当該遊技における前記役抽選モードを選択させる役抽選モード選択手段を備え、
    前記役抽選モード選択手段は、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、前記特定の役抽選結果となったときに、遊技者に前記役抽選モードを選択させるように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項4に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選モード選択手段は、遊技者に前記役抽選モードを選択させるときは、前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた後、すべてのリールが停止するとともに遊技媒体の払出しがあるときはその払出しが行われるまでの間のうち、前記役抽選モードを選択させる時期を決定し、決定した時期に前記役抽選モードが選択可能となるように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選モード選択手段は、遊技者に前記役抽選モードを選択させるときは、複数のリールのうち、少なくとも1つのリールが停止した後に、前記役抽選モードが選択可能となるように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選モード選択手段により遊技者に前記役抽選モードを選択させるときに、その旨の演出を出力するように制御する演出制御手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1役抽選テーブルは、
    第1役抽選テーブルT3と、
    遊技者に再遊技を行わせるための役であるリプレイの当選確率が前記第1役抽選テーブルT3における前記リプレイの当選確率よりも高く設定された第1役抽選テーブルT4と
    を備え、
    前記役抽選手段は、所定の条件を満たしていないときは前記第1役抽選テーブルT3を用いて前記第1段階の役の抽選を行うとともに、所定の条件を満たしたときは、終了条件を満たすまで前記第1役抽選テーブルT4を用いて前記第1段階の役の抽選を行い、
    前記第1役抽選テーブルを用いて役の抽選が行われた結果、前記リプレイの当選となったときは、前記第2役抽選テーブルを選択し、当該遊技における第2段階の役の抽選を行う
    ことを特徴とするスロットマシン。
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