JP2010022514A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出用データが膨大になると、開発の効率が低下し、処理の負荷も無視できないほどの大きさとなる。
【解決手段】ぱちんこ遊技機10において、当否抽選手段112は、特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する。パターン記憶手段130は、図柄の変動過程と演出過程が定められた変動パターンと、当たりとなる期待度の高さを予告的に示唆する予告演出パターンと、を保持する。パターン記憶手段130は、複数の予告演出パターンを、それぞれの当たりへの期待度の高さが複数段階に分類された形で保持し、演出決定手段132は、予告演出を複数回表示させる決定をした場合、その複数回の予告演出のそれぞれについて期待度の段階を選択するとともにその選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを選択する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における遊技の演出に用いられるデータの設計技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、図柄等の画像にキャラクタを用いて変動表示にストーリーを持たせる演出や、特別遊技への移行期待度の高さを予告的に示唆する予告演出によっても遊技者の期待感を高めている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−113294号公報
近年の予告演出は、出現するキャラクタやモチーフが多様となるだけでなく、用いられる演出の手法も多様化が進んでいる。したがって、キャラクタやモチーフの種類と手法の種類との組合せ数は増加し続け、そうした膨大な演出用データやその選択のために参照するテーブルを作成する開発者の負担も増加する。また、演出用データが膨大となり、テーブルも肥大化すれば、データ整合性を確認する作業も繁雑を極め、それらを参照して選択する処理のCPU(中央処理装置)への負荷も無視できないほどの大きさとなっていく。
一方、演出用データが膨大になるとはいえ、中にはデータ設計の非効率性ゆえに重複したデータや無駄なデータが含まれてしまうことも少なくないため、データ構造の改善による高効率化が望まれていた。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、予告演出に用いるデータの設計を簡素化して、開発者の負担と処理の負荷を軽減することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示すための図柄が演出的に変動表示される演出表示装置と、当否抽選が特別遊技への移行を示す結果となり、当否抽選が当たりであることを示す所定の停止態様にて図柄の変動表示が停止したときに特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、図柄の変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動パターンと、図柄の変動表示がなされる間に当否抽選が当たりとなる期待度の高さを予告的に示唆する予告演出の演出過程が定められた複数の予告演出パターンと、を保持するパターン記憶手段と、当否抽選の結果に応じて演出表示装置に表示させる変動パターンを複数の変動パターンから抽選で選択し、予告演出を表示させるか否かを決定するとともに表示させる決定をした場合には複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択する演出決定手段と、変動パターンにしたがった図柄の変動と予告演出パターンにしたがった予告演出を演出表示装置に表示させる演出表示制御手段と、を備える。パターン記憶手段は、複数の予告演出パターンを、それぞれが当否抽選の結果に応じて個別の確率で選択される形で保持するとともに、それぞれの確率に基づく当たりへの期待度の高さが複数段階に分類された形で保持し、演出決定手段は、当否抽選の結果に対する図柄の変動表示が終了するまでの間に予告演出を複数回表示させるか否かをさらに決定し、複数回表示させる決定をした場合、その複数回の予告演出のそれぞれについて複数段階の期待度からいずれかの段階を選択するとともにその選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを選択する。
ここで、「変動パターン」による図柄変動の演出が図柄表示装置の画面に表示される一方で、「予告演出パターン」による予告演出は図柄変動の演出に重畳されて画面に同時表示されてもよい。複数の予告演出パターンは、期待度の高さを表す複数の段階との対応関係が示されるテーブルによって各パターンの分類が規定されていてもよい。演出決定手段は、複数回の予告演出として異なる予告演出を連続的に表示させることを前提とするが、同じ予告演出が続いて表示される場合があってもよい。
この態様によると、複数回分の予告演出を選択する場合の選択候補があらかじめ期待度の高さ別に分類されており、同じ候補からの選択を繰り返すことにより、複数回分の予告演出パターンの組合せすべてをあらかじめ選択候補として規定しておくよりも選択候補の数を大幅に抑えることができる。しかも、各選択候補が期待度の高さ別に分類されているので、複数回の予告演出におけるストーリー展開に沿って期待度が変化するように複数回分の予告演出を選択することができる。このように複数の予告演出パターンを互いに内容が重複しない形で用意することで、必要以上にパターンデータの数とデータ量が増加してしまうことを防止できる。また、多数の予告演出パターンがそれぞれの期待度の段階で分類されているので、複数回の予告演出パターンを選択する場合にも分類の組合せさえ整合性をとれば予告演出パターンの組合せ方においても容易に演出上の整合性を確保することができる。この点、予告演出パターンの数が多くその組合せ方が無数に想定されるとき、予告演出パターンの単位で組合せの整合性を考慮することなく簡単な抽選で選択できる。したがって、データ整合性に関する開発者の作業負担を抑えられるだけでなく、CPUにおける選択処理の負荷をも低減させることができる。
パターン記憶手段は、複数の変動パターンの一部として、当否抽選の1回の結果に対して表示させる図柄の変動が外観上は擬似的に複数回表示されるように見える形で変動過程と演出過程が定められた擬似連続変動パターンを保持し、演出決定手段は、擬似連続変動パターンを選択した場合、その擬似連続変動パターンにしたがって表示される図柄変動の擬似的な連続表示回数に合わせた数だけ予告演出パターンを選択するとともに、その複数回の予告演出において後に表示される予告演出の期待度が先に表示される予告演出の期待度と同等以上になるように複数の予告演出パターンを選択し、演出表示制御手段は、擬似連続変動パターンが選択された場合に、選択された複数の予告演出パターンにしたがった複数の予告演出のそれぞれを擬似的に連続表示される図柄変動のそれぞれに合わせて表示させてもよい。
ここで「図柄の変動が外観上は擬似的に複数回表示されるように見える」のは、図柄の変動開始から停止までの変動過程が複数回連続的に表示されるように見える態様であってもよい。この場合、擬似的な複数回の図柄変動のインターバルにおいては、図柄変動が完全には停止せず微かに揺動した状態である半停止状態にされ、次の図柄変動が再開されるまで待機することとしてもよい。擬似連続変動は、その連続変動の回数が多くなるほど当たりへの期待度も高まる演出とされてもよく、そのような演出に合わせて複数回の予告演出が徐々に期待度を高めていくようにそれぞれの予告演出パターンを選択することができる。このように、複数回の予告演出パターンをそれぞれの期待度の高さを加味しながら選択できるので、擬似連続変動パターンと相乗的に演出効果を高めることができる。
パターン記憶手段は、複数の予告演出パターンを、その演出過程の種類によって分類された上でその種類ごとに期待度の高さの段階によって分類された形で保持し、演出決定手段は、予告演出を複数回表示させる決定をした場合、予告演出パターンの種類を決定するとともに、その種類に分類された複数の予告演出パターンから期待度の高さの段階および予告演出パターンを複数回分選択してもよい。
ここで「演出過程の種類」は、演出開始および停止のタイミング、演出に要する時間、演出の繰り返し回数などの演出の態様そのものが異なる複数の種類である。演出過程の種類の違いによって当たりへの期待度の高さが異なるように設計されてもよいし、演出過程の種類の違いによっては当たりへの期待度の高さが定まらないように設計されてもよい。このように、複数の予告演出パターンの分類を階層化させておくことにより、複数の予告演出パターンを互いに内容が重複しない形で用意でき、必要以上にパターンデータのデータ量が増加してしまうことを防止できる。
演出決定手段は、予告演出を複数回表示させる決定をした場合、期待度の高さの段階を示す複数の値以外に、前回の抽選時と同じ予告演出パターンを再選択する旨を示す値を含んだ複数の選択肢からいずれかを選択し、期待度の高さの段階を示す複数の値のいずれかを選択した場合にはその値が示す段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択し、再選択を示す値を選択した場合には新たな抽選を回避して前回の抽選で選択された予告演出パターンを再選択してもよい。選択抽選を回避して同じ予告演出パターンを再選択する場合を設けることで、選択処理の負荷を軽減することができる。
演出決定手段は、予告演出を複数回表示させる決定をした場合、それら複数回の予告演出のそれぞれについて期待度の段階を選択し、複数回の予告演出のうち少なくとも最初の予告演出を抽選で選択した後、残りの予告演出のうち少なくともいずれかの予告演出パターンを図柄の変動表示が開始された後に抽選で選択してもよい。複数回の予告演出パターンの選択処理をすべて図柄変動開始前に実行する場合に比べて、処理の負荷が時間軸上で分散して相対的に負荷を低減させることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、予告演出に用いるデータの設計を簡素化して、開発者の負担と処理の負荷を軽減することができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。演出表示装置60の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。さらに演出表示装置60の上方および下方には、それぞれ遊技効果ランプ90が設けられている。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)がさらに開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基板39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄変動決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための当否テーブルを参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブルを参照する。当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
図柄変動決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。また、図柄変動決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄変動決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターン決定テーブルを保持する。
図柄変動決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄変動決定手段114は、当否抽選手段112による当否判定結果に応じて複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。図柄変動決定手段114は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄変動決定手段114は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
図柄変動決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄変動決定手段114により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、当否抽選値が確変状態へ移行すべき値であった場合に、特別遊技後の遊技状態を確変状態へ移行させる。確変状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。また、特定遊技実行手段122は、当否抽選値の如何に関わらず、特別遊技後に遊技状態を時短の状態へ移行させる。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動において演出表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。演出パターンには、装飾図柄190の変動表示における変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動パターンと、装飾図柄の変動表示がなされる間に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する複数の予告演出パターンとが含まれる。
変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の変動パターンを選択する。
演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置および変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。演出決定手段132が参照するパターンテーブルには、特別図柄の変動パターンと装飾図柄の変動パターンが1対1で対応づけられてもよく、装飾図柄の変動パターンを実質的にメイン基板102の図柄変動決定手段114が決定する構成としてもよい。
複数の変動パターンには、当否抽選の1回の結果に対して表示させる図柄の変動が外観上は擬似的に複数回表示されるように見える形で変動過程と演出過程が定められた擬似連続変動パターンが含まれる。疑似連続変動パターンによる図柄変動は、複数回の図柄変動が含まれる程度にその変動時間が比較的長い。疑似連続変動パターンとしては、2回の疑似連続変動を含むパターン、3回の疑似連続変動を含むパターン、4回の疑似連続変動を含むパターンが用意される。擬似的な複数回の図柄変動のインターバルにおいては、図柄変動が完全には停止せず微かに揺動した状態である半停止状態にされ、次の図柄変動が再開されるまで待機する。擬似連続変動パターンは、その連続変動の回数が多くなるほど当たりへの期待度も高まる演出であり、擬似的な連続変動回数が多い変動パターンほど大当たりが発生しやすくなるようにパターンテーブルに規定される。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像、コメントの文字列などを一時的に画面表示させたり、特定の音声を出力したりする演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当たり態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、特定のコメント文字列を画面に表示させるコメント予告演出や、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるキャラクタ予告演出、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出、可動役物140を短時間だけ動作させる可動役物予告演出がある。可動役物予告は特定の画面表示を伴う演出であってもよい。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当たりへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出と呼ばれる予告が知られている。本実施例においては、上述のコメント予告、群予告、キャラクタ予告、可動役物予告を複数回実行することでステップアップ予告と同様に複数段階にて実行する予告演出を実現する。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定するとともに、複数の予告演出パターンから表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンを選択するときに参照すべき予告選択テーブルとを保持する。予告決定テーブルは、後述する図4のように、当否抽選の結果に応じて異なる欄が参照されるように設定されており、当否抽選が当たりの場合は外れの場合よりも高い確率で予告演出を表示させるよう、当否抽選の結果と予告演出を表示するか否かの対応関係が定められる。これにより、予告演出が表示されること自体で大当たりへの期待度の高さを示唆することができる。
パターン記憶手段130は、複数の予告演出パターンを、それぞれが当否抽選の結果に応じて予告選択テーブルに定められた個別の確率で選択される形で保持する。複数の予告演出パターンは、その演出過程の種類によって分類される。演出過程の種類は、演出開始および停止のタイミング、演出に要する時間、演出の繰り返し回数などの演出の態様そのものが異なる複数の種類であり、例えば「コメント予告」「群予告」「キャラクタ予告」「可動役物予告」のように分類される。その上で、その予告演出の種類ごとに期待度の高さの段階によって分類された形で複数の予告演出パターンが保持される。本実施例では、予告演出パターンのそれぞれの選択確率に基づく当たりへの期待度の高さにより「低」「中」「高」の3段階に分類される。演出決定手段132は、表示させる予告演出を決定する場合、まず予告演出の種類を決定した後、複数段階の期待度からいずれかの段階を抽選で選択し、決定した種類における選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択する。
このように、複数回分の予告演出を選択する場合の選択候補があらかじめ期待度の高さ別に分類されており、同じ候補からの選択を繰り返すことにより選択候補の数を1回分の予告演出を選択する場合の候補数に抑えることができる。しかも、各選択候補が期待度の高さ別に分類されているので、複数回の予告演出におけるストーリー展開に沿って期待度が変化するように複数回分の予告演出を選択することができる。このように複数の予告演出パターンを互いに内容が重複しない形で用意することで、必要以上にパターンデータの数とデータ量が増加してしまうことを防止できる。また、多数の予告演出パターンがそれぞれの期待度の段階で分類されているので、複数回の予告演出パターンを選択する場合にも分類の組合せさえ整合性をとれば予告演出パターンの組合せ方においても容易に演出上の整合性を確保することができる。この点、予告演出パターンの数が多くその組合せ方が無数に想定されるとき、予告演出パターンの単位で組合せの整合性を考慮することなく簡単な抽選で選択できる。したがって、データ整合性に関する開発者の作業負担を抑えられるだけでなく、CPUにおける選択処理の負荷をも低減させることができる。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、選択された変動パターンデータにしたがって演出表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、選択された予告演出パターンが画像表示を伴う予告演出であればその画像を予告演出パターンにしたがって図柄変動の演出に重畳させて演出表示装置60へ同時表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。選択された予告演出パターンに音声の出力が定められている場合は、演出表示制御手段134は予告演出パターンに定められた音声を出力する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。選択された予告演出パターンに可動役物140の動作が定められている場合、演出表示制御手段134は予告演出パターンに定められた通りに可動役物140を動作させる。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に対する図柄の変動表示が終了するまでの間に予告演出を複数回表示させるか否かを決定する。複数回表示させる決定をした場合、その複数回の予告演出のそれぞれについて複数段階の期待度からいずれかの段階を抽選で選択し、それぞれ選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択する。本実施例においては、演出決定手段132は、変動パターンとして疑似連続変動パターンを選択した場合に予告演出を複数回表示させる決定をする。演出決定手段132は、その擬似連続変動パターンにしたがって表示される図柄変動の擬似的な連続表示回数に合わせた数だけ予告演出パターンを選択する。
このように複数回分の予告演出パターンを選択する場合、その初回から最終回までの間に、それぞれの回で選択される予告演出パターンの期待度の段階が回を進むにつれて低下していかないように選択する。すなわち、初回から「高」が選択された場合には、2回目以降は「高」以外は選択されないように選択肢を限定するか、異なる段階が選択されたときに強制的に書き換えるなどにより調整する。例えば初回に「低」が選択された場合には、2回目以降も「低」「中」「高」のように選択肢が限定されないが、その後に「中」や「高」が抽選で選択されれば、徐々に選択肢が限定されていくこととなる。このように、初回から最終回までの間、より後に選択される期待度が前に選択される予告と比べて必ず同等以上の期待度をもつ予告演出パターンが選択される。これにより、複数回にわたって表示される予告演出の期待度が徐々に高まっていき、予告演出に対する遊技者の期待を高めさせることができるので、擬似連続変動パターンと相乗的に演出効果を高めることができる。
なお、複数回分の予告演出パターンを選択する場合であって初回より後の予告演出パターンを選択するときには、選択肢として「低」「中」「高」以外に「リプレイ」なる選択肢が用意され、それらの選択肢からいずれかが演出決定手段132により選択される。「リプレイ」は前回の抽選時と同じ予告演出パターンを再選択する旨を示す値であり、「リプレイ」が選択された場合、新たな抽選を回避し、その前の回に選択された予告演出パターンと同じ予告演出パターンを再選択する。このように、複数回分の予告演出パターンを選択する場合に、選択抽選の繰り返しを一部回避して同じ予告演出パターンを再選択する機会を設けることで、選択処理の負荷を軽減することができる。
演出表示制御手段134は、擬似連続変動パターンが選択された場合、選択された複数の予告演出パターンにしたがった複数の予告演出のそれぞれを擬似的に連続表示される図柄変動のそれぞれにタイミングを合わせて表示させる。
なお、変形例においては、演出決定手段132は、複数回の予告演出のうち初回の予告演出より後の予告演出のうち少なくともいずれかを、図柄変動の開始後に抽選で選択してもよい。すなわち、図柄変動の開始までに複数回の予告演出のそれぞれについて期待度の段階を選択するとともに少なくとも初回の予告演出を抽選で選択する。その後、残りの予告演出のうち少なくともいずれかの予告演出パターンを図柄変動開始後に抽選で選択する。この場合、複数回の抽選の一部を図柄変動開始後に実行できるため、複数回の予告演出パターンの選択処理をすべて図柄変動開始前に実行する場合に比べて図柄変動開始までの短時間における抽選回数を減らすことができる。これにより、処理の負荷が時間軸上で分散して相対的に負荷を低減させることができる。
また、別の変形例においては、擬似連続変動パターンが選択された場合ではなく、複数回の図柄変動にわたって複数回の予告演出を連続的に実行する場合に、それぞれの予告演出についてその種類を選択した後に期待度の段階と予告演出パターンを選択する構成としてもよい。この場合、当否抽選を実行するたびにその抽選実行タイミングからその実行された抽選の結果が表示されるタイミングまでの複数回の図柄変動にまたがって複数回の予告演出を連続的に実行するか否かを決定する。実行する決定をしたときはその決定タイミングから抽選結果表示タイミングまでの複数回分の当否抽選結果について複数回の連続的な予告演出を実行する。また、複数回の連続的な予告演出のうちの初回に先だって複数回分の予告演出の種類および期待度の段階と初回の予告演出パターンを選択しておき、初回に対応する図柄変動の開始後、残りの予告演出パターンをそれぞれ対応する図柄変動の開始タイミングにて順次選択する構成としてもよい。
図4は、予告演出を実行するか否か、および予告演出の種類を決定する予告決定テーブルを示す。(a)は、当否抽選の結果が当たりであった場合に参照されるテーブルであり、(b)は、当否抽選の結果が外れであった場合に参照されるテーブルである。演出決定手段132は、予告抽選値として0〜255の範囲で乱数値を取得する。当否抽選が当たりの場合、予告抽選値が0〜29の場合は「コメント予告」が選択され、予告抽選値が30〜124の場合は「群予告」が選択され、予告抽選値が125〜199の場合は「キャラクタ予告」が選択され、予告抽選値が200〜255の場合は「可動役物予告」が選択される。このように、当否抽選結果が当たりの場合は必ず何らかの種類が選択され、その選択をもって予告演出を実行する旨が決定される。
当否抽選が外れの場合、予告抽選値が0〜199の場合は「予告なし」が選択され、予告抽選値が200〜229の場合は「コメント予告」が選択され、予告抽選値が230〜232の場合は「群予告」が選択され、予告抽選値が233〜239の場合は「キャラクタ予告」が選択され、予告抽選値が240〜255の場合は「可動役物予告」が選択される。このように、当否抽選結果が外れの場合は、予告抽選値が0〜199のときに予告演出が実行されず、予告抽選値が200〜255のときに予告演出が実行される旨、決定される。すなわち、当否抽選結果が外れのときは56/256の確率で予告演出が実行される。逆に、当否抽選結果が当たりのときは256/256、すなわち100%の確率で予告演出が実行されるので、予告演出が画面に表示されれば大当たりの蓋然性は比較的高く、大当たりが発生することを示唆することができる。したがって、予告演出が表示されると、遊技者は大当たりに対する期待を抱くこととなる。
本図の予告決定テーブルにおいては、当否抽選結果が当たりの場合に「群予告」が選択される確率が最も高く、続いて「キャラクタ予告」「可動役物予告」「コメント予告」の順に選択確率が高い。一方、当否抽選結果が外れの場合には「予告なし」の確率が最も高く、予告演出が実行される場合は「コメント予告」「可動役物予告」「キャラクタ予告」「群予告」の順序、すなわち当たりの場合と正反対の順序にて選択確率が高い。これにより、「群予告」「キャラクタ予告」「可動役物予告」「コメント予告」の順序で大当たりの期待度が高くなる。このように、複数の予告演出パターンを分類しておくことにより、複数の予告演出パターンを互いに内容が重複しない形で用意でき、必要以上にパターンデータのデータ量が増加してしまうことを防止できる。なお、本図の予告決定テーブルの例では、各予告抽選値に対して一つの種類の予告演出しか対応付けられていないが、変形例としては、少なくとも一部の予告抽選値に対して複数種類の予告演出が対応付けられてもよい。そのような予告決定テーブルにおいては、一部の予告抽選値のときに複数種類の予告演出が選択され、それら予告演出ごとに後述の期待度の段階と予告演出パターンを選択する。
図5は、予告演出の種類ごとに期待度の段階で分類された複数の予告演出パターンを示す。予告演出は「コメント予告」「群予告」「キャラクタ予告」「可動役物予告」の4種類が用意され、それぞれに対して大当たりへの期待度の高さが相対的に低い「低」の段階と相対的に高い「高」の段階とそれらの中間である「中」の段階に複数の予告演出パターンが分類される。図示するとおり、「コメント予告」には「低」の段階に分類された「低予告101」から「低予告120」までの20個の予告演出パターンが対応づけられている。さらに「コメント予告」には、「中」の段階に分類された「中予告121」から「中予告130」までの10個の予告演出パターンと、「高」の段階に分類された「高予告131」から「高予告140」までの10個の予告演出パターンが対応づけられている。予告演出の種類として「コメント予告」が選択された場合、「低」「中」「高」の段階のいずれかが選択され、その選択された段階に対応付けられたいずれかの予告演出パターンが選択される。
「群予告」には「低」「中」「高」の段階に分類された「低予告201」から「低予告220」までの予告演出パターン、「中予告221」から「中予告230」までの予告演出パターン、「高予告231」から「高予告240」までの予告演出パターンが対応づけられている。「キャラクタ予告」には「低」「中」「高」の段階に分類された「低予告301」から「低予告320」までの予告演出パターン、「中予告321」から「中予告330」までの予告演出パターン、「高予告331」から「高予告340」までの予告演出パターンが対応づけられている。「可動役物予告」には「低」「中」「高」の段階に分類された「低予告401」から「低予告420」までの予告演出パターン、「中予告421」から「中予告430」までの予告演出パターン、「高予告431」から「高予告440」までの予告演出パターンが対応づけられている。予告演出の種類として「群予告」「キャラクタ予告」「可動役物予告」のいずれかが選択された場合も、「低」「中」「高」の段階のいずれかが選択され、その選択された段階に対応付けられたいずれかの予告演出パターンが選択される。このように複数の予告演出パターンの分類を階層化させておくことにより、複数の予告演出パターンを互いに内容が重複しない形で用意でき、必要以上にパターンデータのデータ量が増加してしまうことを防止できる。
図6は、予告演出における期待度の段階を複数回選択するときの選択肢の変化を示す。本図の表は3回の疑似連続変動がなされる間に3回の予告演出を実行する場合の例を示す。表では左欄から右欄にかけて「1回目」「2回目」「3回目」の予告演出における期待度の段階の選択肢が示される。1回目の選択肢は「低」「中」「高」の3通りであり、これらのうちいずれかが抽選で選択される。1回目に「低」が選択された場合は、2回目の選択肢は「低」「中」「高」「リプレイ」の4通りである。2回目に「低」や「リプレイ」が選択された場合は、3回目の選択肢も「低」「中」「高」「リプレイ」の4通りである。一方、2回目に「中」「高」が選択された場合は3回目の選択肢が2回目と同等以上に限定されるため、「中」の場合は「中」「高」「リプレイ」の3通りに限られ、「高」の場合は「高」「リプレイ」の2通りに限られる。
1回目に「中」「高」が選択された場合は、2回目の選択肢から1回目と同等以上の選択肢に限定される。1回目が「中」の場合、2回目の選択肢は「中」「高」「リプレイ」の3通りに限られる。2回目が「中」や「リプレイ」であれば3回目も「中」「高」「リプレイ」の3通りであるが、2回目が「高」のときは3回目は「高」「リプレイ」の2通りに限られる。1回目が「高」の場合、2回目以降の選択肢は「高」「リプレイ」に限られる。このように後の選択肢が前の選択肢の同等以上に限られるため、複数回の予告演出において徐々に期待度が下がってしまう事態が回避され、遊技者の期待を高く維持することができ、演出としての効果を保持する。
図7は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図8は、図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S39)、予告演出の設定がなされているときは(S40のY)、選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を実行し(S41)、予告演出の設定がなされていなければS41をスキップする(S40のN)。図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S39からS41をスキップする。
図9は、図8におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、当否抽選手段112が当否抽選値を読み出して(S42)、その当否抽選値に基づいて当否を判定する(S44)。図柄変動決定手段114は、当否判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定し(S46)、特別図柄の変動パターンを選択する(S48)。演出決定手段132は、当否判定結果および特別図柄に基づいて装飾図柄の停止図柄組合せを決定し(S50)、特別図柄の変動パターンに応じて装飾図柄の変動パターンを選択し(S52)、予告演出を設定する(S54)。
図10は、図9におけるS54の予告演出の設定処理を詳細に示すフローチャートである。S52で選択された装飾図柄の変動パターンが疑似連続変動パターンであった場合(S56のY)、予告演出パターンの選択回数である設定予告回数に疑似連続変動回数を設定し(S58)、疑似連続変動パターンでない場合には(S56のN)、設定予告回数に1を設定する(S60)。予告演出の種類を決定し(S62)、期待度の段階を抽選で選択し(S64)、段階の選択数が設定予告回数に達していなければ(S65のN)、S64の選択処理を繰り返し、設定予告回数に達すると(S65のY)、選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択する(S66)。予告演出パターンの選択数が設定予告回数に達していなければ(S68のN)、S66の処理を繰り返し、設定予告回数に達していれば(S68のY)、本図のフローを終了する。なお、S64およびS65において期待度の段階選択を繰り返す例を説明したが、期待度の段階選択の手法はこれに限られない。例えば、図6に示されるように複数回分にわたる期待度の段階の全組合せをテーブル等の形で規定しておき、そのような複数の組合せから一つを選択することで複数回分の段階を一度に選択する方式としてもよい。
図11は、図7におけるS16を詳細に示すフローチャートである。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の実施例においては、疑似連続変動パターンが選択されたときに複数回の予告演出を決定する例を説明した。変形例においては、疑似連続変動パターンでない場合において1回の図柄変動において複数回の予告演出を実行する場合がある構成であってもよい。そのような複数回の予告演出もまた、いわゆるステップアップ予告のような徐々に期待度が高まっていく予告演出としてもよい。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 予告演出を実行するか否か、および予告演出の種類を決定する予告決定テーブルを示す図である。 予告演出の種類ごとに期待度の段階で分類された複数の予告演出パターンを示す図である。 予告演出における期待度の段階を複数回選択するときの選択肢の変化を示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図9におけるS54の予告演出の設定処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS16を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 90 遊技効果ランプ、 100 遊技制御装置、 112 当否抽選手段、 114 図柄変動決定手段、 118 メイン表示制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段。

Claims (5)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示すための図柄が演出的に変動表示される演出表示装置と、
    前記当否抽選が前記特別遊技への移行を示す結果となり、前記当否抽選が当たりであることを示す所定の停止態様にて前記図柄の変動表示が停止したときに前記特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記図柄の変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動パターンと、前記図柄の変動表示がなされる間に前記当否抽選が当たりとなる期待度の高さを予告的に示唆する予告演出の演出過程が定められた複数の予告演出パターンと、を保持するパターン記憶手段と、
    前記当否抽選の結果に応じて前記演出表示装置に表示させる変動パターンを前記複数の変動パターンから抽選で選択し、前記予告演出を表示させるか否かを決定するとともに表示させる決定をした場合には前記複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択する演出決定手段と、
    前記変動パターンにしたがった前記図柄の変動と前記予告演出パターンにしたがった前記予告演出を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段と、
    を備え、
    前記パターン記憶手段は、前記複数の予告演出パターンを、それぞれが前記当否抽選の結果に応じて個別の確率で選択される形で保持するとともに、それぞれの前記確率に基づく当たりへの期待度の高さが複数段階に分類された形で保持し、
    前記演出決定手段は、前記当否抽選の結果に対する前記図柄の変動表示が終了するまでの間に前記予告演出を複数回表示させるか否かをさらに決定し、複数回表示させる決定をした場合、その複数回の予告演出のそれぞれについて前記複数段階の期待度からいずれかの段階を選択するとともにその選択した段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを選択することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記パターン記憶手段は、前記複数の変動パターンの一部として、前記当否抽選の1回の結果に対して表示させる前記図柄の変動が外観上は擬似的に複数回表示されるように見える形で変動過程と演出過程が定められた擬似連続変動パターンを保持し、
    前記演出決定手段は、前記擬似連続変動パターンを選択した場合、その擬似連続変動パターンにしたがって表示される図柄変動の擬似的な連続表示回数に合わせた数だけ予告演出パターンを選択するとともに、その複数回の予告演出において後に表示される予告演出の期待度が先に表示される予告演出の期待度と同等以上になるように複数の予告演出パターンを選択し、
    前記演出表示制御手段は、前記擬似連続変動パターンが選択された場合に、前記選択された複数の予告演出パターンにしたがった複数の予告演出のそれぞれを擬似的に連続表示される図柄変動のそれぞれに合わせて表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記パターン記憶手段は、前記複数の予告演出パターンを、その演出過程の種類によって分類された上でその種類ごとに前記期待度の高さの段階によって分類された形で保持し、
    前記演出決定手段は、前記予告演出を複数回表示させる決定をした場合、前記予告演出パターンの種類を決定するとともに、その種類に分類された複数の予告演出パターンから前記期待度の高さの段階および予告演出パターンを複数回分選択することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記演出決定手段は、前記予告演出を複数回表示させる決定をした場合、前記期待度の高さの段階を示す複数の値以外に、前回の抽選時と同じ予告演出パターンを再選択する旨を示す値を含んだ複数の選択肢からいずれかを選択し、前記期待度の高さの段階を示す複数の値のいずれかを選択した場合にはその値が示す段階に分類された複数の予告演出パターンからいずれかを抽選で選択し、前記再選択を示す値を選択した場合には新たな抽選を回避して前回の抽選で選択された予告演出パターンを再選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記演出決定手段は、前記予告演出を複数回表示させる決定をした場合、それら複数回の予告演出のそれぞれについて前記期待度の段階を選択し、前記複数回の予告演出のうち少なくとも最初の予告演出を抽選で選択した後、残りの予告演出のうち少なくともいずれかの予告演出パターンを前記図柄の変動表示が開始された後に抽選で選択することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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