JP2010022121A - スイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置 - Google Patents

スイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軽負荷時における出力電圧の上昇を抑制できるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】フィードバック信号の信号レベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差増幅信号VEAOを生成する誤差信号生成回路4を備え、その誤差増幅信号VEAOを基にスイッチング素子1のスイッチング動作を制御するスイッチング電源装置において、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて誤差信号生成回路4の基準レベルを制御する基準レベル制御回路10aを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置に関する。
近年、電子機器の電源装置に対して小型化並びに電力変換効率の向上が要求されている。この要求に対して、商用交流電力を整流且つ平滑化して直流電力を生成し、その直流電力を高耐圧の半導体素子のスイッチング動作により高周波電力に変換するとともに、その高周波電力を小型の電力変換トランスによって転送し、その転送された高周波電力を整流且つ平滑化して低圧直流電力を得るスイッチング電源が広く用いられるようになってきた。
また、世界的な省エネ意識の高まりを背景に、電子機器に対して待機時消費電力の削減が求められている。この要求に対して、スイッチング電源を用いた待機時消費電力削減の技術が開発されてきている。
また、スイッチング電源では、安全性を得るために、入力側(1次側)と出力側(2次側)を電力変換トランスによって電気的に絶縁し、2次側の出力電圧Voを2次側に設けた2次側出力電圧検出回路により検出し、その検出信号を2次側から1次側へフォトカプラにより転送し、その転送された信号により出力電圧Voの定電圧制御を行う技術が広く用いられている。
しかし、2次側出力電圧検出回路やフォトカプラは電源部品としては高価であり、スイッチング電源の小型化の妨げにもなっていた。そこでこれらを廃し、代わりに、電力変換トランスの1次側に、電力変換トランスの2次巻線に発生する電圧に比例する電圧が発生する補助巻線を設け、その補助巻線に発生する電圧を整流且つ平滑化して出力電圧Voにほぼ比例する電圧を得、それにより出力電圧Voの定電圧制御を行う補助巻線帰還と呼ばれる技術が用いられている。
以下、従来の補助巻線帰還型のスイッチング電源装置について、電流モードでPWM制御を行うスイッチング電源装置を例に説明する。図13は、従来の電流モードでPWM制御を行う補助巻線帰還型のスイッチング電源装置のブロック図である。
図13において、電力変換トランス110は1次巻線T1、2次巻線T2、および補助巻線T3を有する。2次巻線T2の極性は1次巻線T1の極性と逆になっており、当該スイッチング電源装置はフライバック型となっている。
電力変換トランス110の1次巻線T1の一方の端子は、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の正端子に接続し、他方の端子は、高耐圧の半導体素子であるスイッチング素子1を介して、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の負端子に接続している。
スイッチング素子1は入力端子、出力端子および制御端子を有し、入力端子が1次巻線T1に接続し、出力端子が当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続している。また、スイッチング素子1は、制御端子に印加される制御信号に応答して入力端子と出力端子とを電気的に結合、分離するように発振する。スイッチング素子1には、一般的に、パワーMOSFETが使用される。
このスイッチング素子1のスイッチング動作(発振動作)により、当該スイッチング電源装置の入力側の端子から1次巻線T1へ供給される直流電圧VINがパルス電圧(高周波電圧)に変換されるとともに、そのパルス電圧が2次巻線T2および補助巻線T3へ転送される。補助巻線T3の極性は2次巻線T2の極性と同一となっており、補助巻線T3に発生するパルス電圧は、2次巻線T2に発生するパルス電圧に比例する。
電力変換トランス110の2次巻線T2は出力電圧生成回路120に接続している。この出力電圧生成回路120は整流ダイオード121と平滑コンデンサ122を備え、それら整流ダイオード121と平滑コンデンサ122により、2次巻線T2に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して2次側の出力電圧Voを生成する。この出力電圧Voは、当該スイッチング電源装置の出力側(2次側)の端子に接続される負荷140へ供給される。
電力変換トランス110の補助巻線T3はフィードバック信号生成回路130に接続している。このフィードバック信号生成回路130は整流ダイオード131と平滑コンデンサ132を備え、それら整流ダイオード131と平滑コンデンサ132により、補助巻線T3に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して、出力電圧Voに比例する補助電源電圧VCCを生成する。
スイッチング素子1のスイッチング動作は制御回路2により制御される。制御回路2は同一半導体基板上に形成されており、外部接続端子としてDRAIN端子、VCC端子およびSOURCE端子の3端子を有する。DRAIN端子は電力変換トランス110の1次巻線T1に接続しており、スイッチング素子1の入力端子はDRAIN端子を介して1次巻線T1に接続する。VCC端子はフィードバック信号生成回路130に接続しており、補助電源電圧VCCが印加される。SOURCE端子は当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続しており、スイッチング素子1の出力端子はSOURCE端子を介して当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続する。
制御回路2は、VCC端子の電圧(補助電源電圧VCC)を基にスイッチング素子1の制御端子に印加する制御信号を生成して、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
以下、制御回路2の内部構成について説明する。制御回路2において、レギュレータ3は、VCC端子とDRAIN端子に接続する。レギュレータ3は、DRAIN端子もしくはVCC端子のいずれか一方の端子から制御回路2の内部回路用電源VDDへ電流を供給し、内部回路用電源VDDの電圧を一定値に安定化する。
すなわち、レギュレータ3は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始前には、DRAIN端子から内部回路用電源VDDへ電流を供給するとともにVCC端子を介して平滑コンデンサ132へも電流を供給して、補助電源電圧VCCおよび内部回路用電源VDDの電圧を上昇させる。
また、レギュレータ3は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始後は、DRAIN端子からVCC端子への電流供給を停止する。つまり、補助電源電圧VCCが一定値以上になると、レギュレータ3は、VCC端子から補助電源電圧VCCに基づく電流を内部回路用電源VDDへ供給する。このように制御回路2の回路電流を補助巻線T3から供給することは消費電力削減に有効である。
VCC端子は、レギュレータ3に接続され、制御回路2の電流源となると同時に、誤差信号生成回路4にも接続され、フィードバック制御の制御端子としても機能する。
誤差信号生成回路4は、オペアンプ(OPアンプ)5、抵抗6a、6b、および抵抗7からなる。抵抗6a、6bはVCC端子の電圧(補助電源電圧VCC)を抵抗分割して、その抵抗分割された電圧をOPアンプ5の反転入力端子に印加する。抵抗7は、OPアンプ5の反転入力端子と出力端子間に接続している。この抵抗7の抵抗値によりOPアンプ5の増幅率が決定される。また、OPアンプ5の非反転入力端子には基準電圧Vrefが印加される。従来のスイッチング電源装置では、基準電圧Vrefは一定である。
以上のように構成された誤差信号生成回路4は、VCC端子の電圧を抵抗分割した電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅して誤差増幅信号VEAOを生成する。この誤差増幅信号VEAOは、ドレイン電流制御回路12および間欠発振制御回路15へ供給される。
ドレイン電流検出回路11は、DRAIN端子とスイッチング素子1の入力端子との間に配置されて、スイッチング素子1に流れる電流(ドレイン電流)IDの電流値を検出し、その電流値に応じた電圧値のドレイン電流検出信号VCLを生成する。このドレイン電流検出信号VCLは、ドレイン電流制御回路12へ供給される。
ドレイン電流制御回路12には、過電流保護基準電圧VLIMITと誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOが基準電圧として供給される。ドレイン電流制御回路12は、ドレイン電流検出信号VCLが過電流保護基準電圧VLIMITと誤差増幅信号VEAOのうちの低い方に達すると、スイッチング素子1をターンオフさせるための信号を生成する。この信号は、ラッチ回路13のリセット端子に入力される。
発振器8は、スイッチング素子1をターンオンさせるためのクロック信号を一定周期で発振する。このクロック信号は、ラッチ回路13のセット端子へ入力される。
ラッチ回路13は、発振器8からのクロック信号をセット入力とし、ドレイン電流制御回路12からの信号をリセット入力として、セット状態となってからリセット状態となるまでの間、スイッチング素子1をオンするための信号を生成する。つまり、スイッチング素子1のターンオンは発振器8からのクロック信号により制御され、スイッチング素子1のターンオフはドレイン電流制御回路12からの信号により制御される。
ゲートドライバ14は、ラッチ回路13において生成された信号を基に、スイッチング素子1を駆動する制御信号を生成する。
このように、制御回路2は、出力電圧Voに比例する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用して、補助電源電圧VCCを基にスイッチング素子1のスイッチング動作を制御している。
以上説明した構成により、電流モードでPWM制御を行うスイッチング電源装置では、誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じて、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDのピーク値が制御されて、出力電圧Voが安定化される。
また、このスイッチング電源装置には、待機時消費電力の削減を目的として、間欠発振制御回路15が設けられている。この間欠発振制御回路15は、誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じて、スイッチング素子1のスイッチング動作(発振動作)の停止、再開を制御する。
すなわち、間欠発振制御回路15は、軽負荷時に、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが軽負荷検出レベルVEAO1まで低下すると、ゲートドライバ14へ供給するEnable信号の信号レベルを遷移させることにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる。スイッチング素子1のスイッチング動作が停止すると、出力電圧Voが低下し、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが上昇するが、軽負荷検出レベルにはΔVEAOのヒステリシスが設けられており、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが「VEAO1+ΔVEAO」に達するまで、間欠発振制御回路15は、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる。誤差増幅信号VEAOの信号レベルが「VEAO1+ΔVEAO」に達すると、間欠発振制御回路15は、Enable信号の信号レベルを遷移させることにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を再開させる。この結果、軽負荷時には、スイッチング素子1の動作は間欠発振動作となり、スイッチングロスが削減される。
このように、軽負荷時にスイッチング素子を間欠発振させることで、待機時消費電力を削減することができる(例えば、特許文献1参照)。また、負荷が小さくなるほど、スイッチング動作の停止時における出力電圧Voの低下の傾きが小さくなるので、スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間が長くなり、待機時消費電力が小さくなる。
しかしながら、上記した従来のスイッチング電源装置では、図14に示すように、出力電流Ioに対してVCC端子の電圧をほぼ一定に制御できたとしても、負荷が大きくなって出力電流Ioが大きくなるにつれて、出力側配線抵抗や、トランスのリーケージインダクタンスに起因して出力電圧Voが低下するという問題があった。
これに対し、PWM制御されているスイッチング素子に流れるドレイン電流を検出し、その検出値に応じて、フィードバック信号の基準レベルを軽負荷時には小さくし、重負荷時には大きくすることにより、出力電圧の傾きを補正して、出力電圧の負荷依存性を改善する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、PWM制御されているスイッチング素子のドレイン電流に応じてフィードバック信号の基準レベルを制御する方法では、無負荷に近づくにつれて出力電圧が上昇し、無負荷時には出力電圧が大きく跳ね上がるという問題があった。
この問題は、PWM制御の特性によるものである。すなわち、PWM制御では、スイッチング素子に流れるドレイン電流のピーク値もしくはスイッチング素子の制御端子に印加する制御信号のパルス幅を負荷に応じて制御しており、負荷が小さくなると、ピーク電流とパルス幅が小さくなる。しかし、制御信号のパルス幅が小さくなると、制御回路の遅れ時間を無視できなくなるため、軽負荷になるにつれてフィードバック制御の精度が悪化して出力電圧が上昇する。また、制御回路には、スイッチング素子のターンオン直後のスパイク電圧の誤検出を防ぐ目的で、ブランキング時間と呼ばれる遅れ時間が設けられており、このブランキング時間によって制御信号の最小のパルス幅が決まる。つまり、無負荷であっても、制御信号のパルス幅は、最小のパルス幅よりも小さくすることができない。そのため、軽負荷時にはフィードバック制御の限界が存在し、この限界に達すると、出力電圧が大きく跳ね上がる。
したがって、制御回路の遅れ時間やブランキング時間の影響が大きいスイッチング素子のドレイン電流を用いてフィードバック信号の基準レベルを制御する従来の方法では、制御回路の遅れ時間やブランキング時間に起因して軽負荷時に出力電圧が上昇するという問題を解決することはできない。
これらの問題を解決するための方法としては、2次側の出力部にダミー抵抗を接続し、軽負荷時でも一定のダミー電流をそのダミー抵抗で消費させることにより、出力電圧の上昇を抑える方法がある。しかし、この方法では、消費電力が大きくなるという問題がある。
特開2001−224169号公報 特開平7−170731号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、ダミー抵抗を用いることなく軽負荷時における出力電圧の上昇を抑制できる補助巻線帰還型のスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のスイッチング電源装置は、1次巻線、2次巻線および補助巻線を有するトランスと、第1の直流電圧が供給される前記1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記2次巻線および前記補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、前記2次巻線に発生する電圧から第2の直流電圧を生成する出力電圧生成回路と、前記補助巻線に発生する電圧からフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成回路と、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のスイッチング電源装置は、請求項1もしくは2のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記フィードバック信号生成回路は、整流ダイオードと平滑コンデンサとを備え、それら整流ダイオードと平滑コンデンサにより、前記補助巻線に発生する電圧を整流且つ平滑化して前記フィードバック信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記フィードバック信号生成回路は、前記補助巻線に発生する電圧を検出する抵抗と、前記抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載のスイッチング電源装置は、請求項6記載のスイッチング電源装置であって、少なくとも3つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記基準レベル制御回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記基準レベル制御回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載のスイッチング電源装置は、請求項7記載のスイッチング電源装置であって、少なくとも4つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記基準レベル制御回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記基準レベル制御回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載のスイッチング電源装置は、1次巻線、2次巻線および補助巻線を有するトランスと、第1の直流電圧が供給される前記1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記2次巻線および前記補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、前記2次巻線に発生する電圧から第2の直流電圧を生成する出力電圧生成回路と、前記補助巻線に発生する電圧からフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成回路と、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載のスイッチング電源装置は、請求項10記載のスイッチング電源装置であって、前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載のスイッチング電源装置は、請求項10もしくは11のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項13記載のスイッチング電源装置は、請求項10もしくは11のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項14記載のスイッチング電源装置は、請求項10ないし13のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記フィードバック信号生成回路は、整流ダイオードと平滑コンデンサとを備え、それら整流ダイオードと平滑コンデンサにより、前記補助巻線に発生する電圧を整流且つ平滑化して前記フィードバック信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項15記載のスイッチング電源装置は、請求項10ないし13のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記フィードバック信号生成回路は、前記補助巻線に発生する電圧を検出する抵抗と、前記抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項16記載のスイッチング電源装置は、請求項14記載のスイッチング電源装置であって、少なくとも3つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記補正回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記補正回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項17記載のスイッチング電源装置は、請求項15記載のスイッチング電源装置であって、少なくとも4つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記補正回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記補正回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項18記載のスイッチング電源用半導体装置は、直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、を具備する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項19記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項18記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項20記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項18もしくは19のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項21記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項18ないし20のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項22記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項18ないし20のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項23記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項18ないし22のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項24記載のスイッチング電源用半導体装置は、直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、を具備する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項25記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項24記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項26記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項24もしくは25のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項27記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項24もしくは25のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項28記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項24ないし27のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項29記載のスイッチング電源用半導体装置は、直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子のスイッチング動作を、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に制御する制御回路を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、を具備する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項30記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項29記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項31記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項29もしくは30のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項32記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項29ないし31のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項33記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項29ないし31のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項34記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項29ないし33のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項35記載のスイッチング電源用半導体装置は、直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子のスイッチング動作を、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に制御する制御回路を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、を具備する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項36記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項35記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項37記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項35もしくは36のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項38記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項35もしくは36のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項39記載のスイッチング電源用半導体装置は、請求項35ないし38のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とする。
本発明の好ましい形態によれば、フォトカプラや2次側出力電圧検出回路といった高価な部品を使用することなく、かつダミー抵抗を用いることなく、軽負荷時における出力電圧の上昇を抑制することができ、軽負荷時における出力電圧の定電圧特性を向上させることができる。よって、本発明は、携帯機器の充電器その他の電気機器の電源回路に用いられるスイッチング電源に有用である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。
図1において、電力変換トランス110は1次巻線T1、2次巻線T2、および補助巻線T3を有する。2次巻線T2の極性は1次巻線T1の極性と逆になっており、当該スイッチング電源装置はフライバック型となっている。
電力変換トランス110の1次巻線T1の一方の端子は、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の正端子に接続し、他方の端子は、高耐圧の半導体素子であるスイッチング素子1を介して、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の負端子に接続している。
スイッチング素子1は入力端子、出力端子および制御端子を有し、入力端子が1次巻線T1に接続し、出力端子が当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続している。また、スイッチング素子1は、制御端子に印加される制御信号に応答して入力端子と出力端子とを電気的に結合、分離するように発振する。スイッチング素子1には、例えばパワーMOSFETを使用する。
このスイッチング素子1のスイッチング動作(発振動作)により、当該スイッチング電源装置の入力側の端子から1次巻線T1へ供給される直流電圧(第1の直流電圧)VINがパルス電圧(高周波電圧)に変換されるとともに、そのパルス電圧が2次巻線T2および補助巻線T3へ転送される。補助巻線T3の極性は2次巻線T2の極性と同一となっており、補助巻線T3に発生するパルス電圧は、2次巻線T2に発生するパルス電圧に比例する。
このように、直流電圧VINが供給される1次巻線T1に接続するスイッチング素子1のスイッチング動作により、電力変換トランス110の2次巻線T2および補助巻線T3に電圧が発生する。
電力変換トランス110の2次巻線T2は出力電圧生成回路120に接続している。この出力電圧生成回路120は、2次巻線T2に発生する電圧から2次側の出力電圧(第2の直流電圧)Voを生成する。具体的には、出力電圧生成回路120は、整流ダイオード121と平滑コンデンサ122を備え、それら整流ダイオード121と平滑コンデンサ122により、2次巻線T2に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して出力電圧Voを生成する。この出力電圧Voは、当該スイッチング電源装置の出力側(2次側)の端子に接続される負荷140へ供給される。
電力変換トランス110の補助巻線T3はフィードバック信号生成回路130aに接続している。このフィードバック信号生成回路130aは、補助巻線T3に発生する電圧から補助電源電圧VCCを生成する。具体的には、フィードバック信号生成回路130aは、整流ダイオード131と平滑コンデンサ132を備え、それら整流ダイオード131と平滑コンデンサ132により、補助巻線T3に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して、出力電圧Voに比例する補助電源電圧VCCを生成する。
スイッチング素子1のスイッチング動作は制御回路2により制御される。制御回路2は同一半導体基板上に形成された半導体装置(スイッチング電源用半導体装置)からなり、外部接続端子としてDRAIN端子、VCC端子およびSOURCE端子の3端子を有する。DRAIN端子は電力変換トランス110の1次巻線T1に接続しており、スイッチング素子1の入力端子はDRAIN端子を介して1次巻線T1に接続する。VCC端子はフィードバック信号生成回路130aに接続しており、補助電源電圧VCCが印加される。SOURCE端子は当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続しており、スイッチング素子1の出力端子はSOURCE端子を介して当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続する。
制御回路2は、VCC端子の電圧(補助電源電圧VCC)を基にスイッチング素子1の制御端子に印加する制御信号を生成して、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
以下、制御回路2の内部構成について説明する。制御回路2において、レギュレータ3は、VCC端子とDRAIN端子に接続する。レギュレータ3は、DRAIN端子もしくはVCC端子のいずれか一方の端子から制御回路2の内部回路用電源VDDへ電流を供給し、内部回路用電源VDDの電圧を一定値に安定化する。
すなわち、レギュレータ3は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始前には、DRAIN端子から内部回路用電源VDDへ電流を供給するとともにVCC端子を介して平滑コンデンサ132へも電流を供給して、補助電源電圧VCCおよび内部回路用電源VDDの電圧を上昇させる。
また、レギュレータ3は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始後は、DRAIN端子からVCC端子への電流供給を停止する。つまり、補助電源電圧VCCが一定値以上になると、レギュレータ3は、VCC端子から補助電源電圧VCCに基づく電流を内部回路用電源VDDへ供給する。このように制御回路2の回路電流を補助巻線T3から供給することは消費電力削減に有効である。
VCC端子は、レギュレータ3に接続され、制御回路2の電流源となると同時に、誤差信号生成回路4にも接続され、フィードバック制御の制御端子としても機能する。
誤差信号生成回路4は、補助電源電圧VCCの電圧値(信号レベル)を検出し、その検出された電圧値と基準電圧(基準レベル)との差分に応じた電圧値(信号レベル)の誤差増幅信号(誤差信号)VEAOを生成する。
具体的には、誤差信号生成回路4は、オペアンプ(OPアンプ)5、抵抗6a、6b、および抵抗7からなる。抵抗6a、6bはVCC端子の電圧(補助電源電圧VCC)を抵抗分割して、その抵抗分割された電圧をOPアンプ5の反転入力端子に印加する。抵抗7は、OPアンプ5の反転入力端子と出力端子間に接続している。この抵抗7の抵抗値によりOPアンプ5の増幅率が決定される。また、OPアンプ5の非反転入力端子には、基準レベル制御回路10aにより生成される基準電圧Vrefが印加される。
以上のように構成された誤差信号生成回路4は、VCC端子の電圧を抵抗分割した電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅して誤差増幅信号VEAOを生成する。この誤差増幅信号VEAOは、スイッチング制御回路9のドレイン電流制御回路12および間欠発振制御回路15へ供給される。
発振器(発振回路)8は、スイッチング素子1をターンオンさせるためのクロック信号を一定周期で発振する。このクロック信号は、スイッチング制御回路9のラッチ回路13のセット端子へ入力される。
スイッチング制御回路9は、発振器8により発振される信号に応じたタイミングでスイッチング素子1をターンオンさせ、誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じたタイミングでスイッチング素子1をターンオフさせる。
具体的には、スイッチング制御回路9は、ドレイン電流検出回路11、ドレイン電流制御回路12、ラッチ回路13、ゲートドライバ14、および間欠発振制御回路15からなる。
ドレイン電流検出回路11は、DRAIN端子とスイッチング素子1の入力端子との間に配置されて、スイッチング素子1に流れる電流(ドレイン電流)IDの電流値を検出し、その電流値に応じた電圧値のドレイン電流検出信号VCLを生成する。このドレイン電流検出信号VCLは、ドレイン電流制御回路12へ供給される。
ドレイン電流制御回路12には、過電流保護基準電圧VLIMITと誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOが基準電圧として供給される。ドレイン電流制御回路12は、ドレイン電流検出信号VCLが過電流保護基準電圧VLIMITと誤差増幅信号VEAOのうちの低い方に達すると、スイッチング素子1をターンオフさせるための信号を生成する。この信号は、ラッチ回路13のリセット端子に入力される。
ラッチ回路13は、発振器8からのクロック信号をセット入力とし、ドレイン電流制御回路12からの信号をリセット入力として、セット状態となってからリセット状態となるまでの間、スイッチング素子1をオンするための信号を生成する。つまり、スイッチング素子1のターンオンは発振器8からのクロック信号により制御され、スイッチング素子1のターンオフはドレイン電流制御回路12からの信号により制御される。
ゲートドライバ14は、ラッチ回路13において生成された信号を基に、スイッチング素子1を駆動する制御信号を生成する。
このように、制御回路2は、出力電圧Voに比例する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用して、補助電源電圧VCCを基にスイッチング素子1のスイッチング動作を制御している。
以上説明した構成により、当該スイッチング電源装置では、誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じて、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDのピーク値が制御されて、出力電圧Voが安定化される。つまり、当該スイッチング電源装置は、電流モードでPWM制御を行う補助巻線帰還型のスイッチング電源装置である。
また、このスイッチング電源装置の制御回路2には、待機時消費電力の削減を目的として、間欠発振制御回路15が設けられている。この間欠発振制御回路15は、誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じて、スイッチング素子1のスイッチング動作(発振動作)の停止、再開を制御する。
すなわち、間欠発振制御回路15は、軽負荷時に、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが軽負荷検出レベルVEAO1まで低下すると、ゲートドライバ14へ供給するEnable信号の信号レベルを遷移させることにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる。スイッチング素子1のスイッチング動作が停止すると、出力電圧Voが低下し、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが上昇するが、軽負荷検出レベルにはΔVEAOのヒステリシスが設けられており、誤差増幅信号VEAOの信号レベルが「VEAO1+ΔVEAO」に達するまで、間欠発振制御回路15は、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる。誤差増幅信号VEAOの信号レベルが「VEAO1+ΔVEAO」に達すると、間欠発振制御回路15は、Enable信号の信号レベルを遷移させることにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を再開させる。この結果、軽負荷時には、スイッチング素子1の動作は間欠発振動作となり、スイッチングロスが削減される。
このように、軽負荷時にスイッチング素子を間欠発振させることで、待機時消費電力を削減することができる。また、負荷が小さくなるほど、スイッチング動作の停止時における出力電圧Voの低下の傾きが小さくなるので、スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間が長くなり、待機時消費電力が小さくなる。
また、このスイッチング電源装置の制御回路2には、軽負荷時における出力電圧Voの上昇を抑制するために、基準レベル制御回路10aが設けられている。基準レベル制御回路10aは、間欠発振制御回路15からのEnable信号を基に、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の基準レベル、すなわちOPアンプ5の非反転入力端子に印加する基準電圧Vrefを制御する。具体的には、負荷が小さくなり、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間が長くなるほど、基準電圧Vrefを小さくする。
図2に基準レベル制御回路10aの一構成例を示す。この基準レベル制御回路10aは、抵抗16a、16b、16c、スイッチ素子17、およびローパスフィルタ18aからなる。抵抗16aと抵抗16bは、制御回路2の電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続しており、抵抗16cは、スイッチ素子17を介して抵抗16bに並列に接続している。
この構成により、スイッチ素子17がオン状態のときには、抵抗16cが抵抗16bに電気的に並列接続されるので、抵抗16aと抵抗16bとの接続点には、制御回路2の電源電圧VDDを抵抗16a、抵抗16bおよび抵抗16cにより抵抗分割した電圧が発生する。一方、スイッチ素子17がオフ状態のときには、抵抗16cが抵抗16bから電気的に分離されるので、抵抗16aと抵抗16bとの接続点には、制御回路2の電源電圧VDDを抵抗16aと抵抗16bにより抵抗分割した電圧が発生する。
ここでは、間欠発振制御回路15が、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させるときにEnable信号をLowレベルにし、スイッチング素子1のスイッチング動作を許可するときにEnable信号をHighレベルにするものとする。
この場合、スイッチ素子17には、図2に示すように、例えばP型MOSFETを使用して、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間中、抵抗16aと抵抗16bとの接続点に、制御回路2の電源電圧VDDを抵抗16a、抵抗16bおよび抵抗16cにより抵抗分割した電圧が発生するようにする。
このようにすれば、Enable信号がHighレベルのときには、スイッチ素子17がオフ状態となり、抵抗16aと抵抗16bとの接続点に発生する電圧VR1は、抵抗16aの抵抗値を「R1」、抵抗16bの抵抗値を「R2」とすると、
VR1 = VDD・R2/(R1+R2)
となる。
一方、Enable信号がLowレベルのときには、スイッチ素子17がオン状態となり、抵抗16aと抵抗16bとの接続点に発生する電圧VR1は、抵抗16bと抵抗16cの合成抵抗値を「R23」とすると、
VR1 = VDD・R23/(R1+R23)
となる。但し、合成抵抗値R23は、抵抗16cの抵抗値を「R3」とすると、
R23 = R2・R3/(R2+R3)
である。
R23<R2なので、Enable信号がLowレベルのときの電圧VR1は、Enable信号がHighレベルのときに比べて小さくなる。したがって、軽負荷時には、Enable信号がHighレベルとLowレベルとの間で遷移するので、そのレベル遷移に応じて電圧VR1も2つのレベル間で遷移する。一方、通常のPWM制御が行われているときには、Enable信号はHighレベルに維持されるので、電圧VR1も一定値に維持される。
このように、基準レベル制御回路10aは、通常のPWM制御が行われているときには、一定値の電圧VR1を内部で生成し、軽負荷時には、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止、再開に応じて信号レベルが遷移する電圧VR1を内部で生成する。そして、この電圧VR1を、ローパスフィルタ18aを通過させて、誤差信号生成回路4のOPアンプ5の非反転入力端子に基準電圧Vrefとして印加する。
ローパスフィルタ18aは、抵抗19aとコンデンサ20aを備える。この抵抗19aの抵抗値とコンデンサ20aの容量は、フィードバック信号生成回路130aおよび制御回路2に含まれる(寄生するものも含む)抵抗、容量、インダクタンスによって決まるフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数に対して十分に大きな時定数となるように設定する。このようにすれば、ローパスフィルタ18aにより、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数よりも低い周波数まで遮断することができる。よって、スイッチング素子1の間欠発振動作中に電圧VR1がレベル遷移しても、基準電圧Vrefは電圧VR1を平均化した値となるので、負荷が安定しており、間欠発振が一定の周期で行われているならば、基準電圧Vrefは、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)に対して一定値となる。
以上のように、軽負荷時には、基準電圧Vrefは電圧VR1の平均値となるので、スイッチング動作の停止期間が長いほど、つまり負荷が小さくなるほど、基準電圧Vrefは低くなる。
このように、図2に示す基準レベル制御回路10aは、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の基準レベル、すなわちOPアンプ5の非反転入力端子に印加する基準電圧Vrefを制御する。
図3に、軽負荷時におけるスイッチング素子のスイッチング動作と、電圧VR1と、基準電圧Vrefの関係を示す。また、図4に、出力電流Ioと出力電圧Voの関係、並びに出力電流Ioと基準電圧Vrefの関係を示す。図3、図4に示すように、軽負荷時には、スイッチング動作の停止期間が長いほど、つまり、負荷が軽くなり出力電流Ioが小さくなるほど基準電圧Vrefが小さくなる。
このように、制御回路の遅れ時間やブランキング時間の影響が小さい誤差増幅信号VEAOを基に間欠発振制御回路15が生成する信号を用いてフィードバック信号の基準レベルを制御することにより、図4に示すように、軽負荷時における2次側の出力電圧Voの上昇を抑えることができる。
なお、ここでは、軽負荷時にローパスフィルタ18aへ入力する電圧VR1が2つのレベル間で遷移する場合について説明したが、基準レベル制御回路の内部で3つ以上のレベル間で遷移する信号(電圧VR1)を生成してもよい。
図5に基準レベル制御回路10aの他の構成例を示す。但し、図2に示す部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。この基準レベル制御回路10aは、抵抗16a〜16d、スイッチ素子17a、17b、ローパスフィルタ18a、および停止時間検出回路21からなる。
抵抗16aと抵抗16bは、制御回路2の電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続しており、抵抗16c、16dはそれぞれスイッチ素子17a、17bを介して抵抗16bに並列に接続している。
停止時間検出回路21は、間欠発振制御回路15からのEnable信号を基にスイッチ素子17a、17bの状態を制御して、スイッチング素子の停止期間の時間幅に応じて制御回路2の電源電圧VDDの抵抗分割比を変更する。
具体的には、停止時間検出回路21は、例えばEnable信号がHighレベルのとき(スイッチング素子1のスイッチング動作が許可されているとき)、スイッチ素子17a、17bを共にオフ状態にし、Enable信号がLowレベルへ反転すると(スイッチング素子1のスイッチング動作が停止されると)、スイッチ素子17aをオン状態にし且つスイッチ素子17bをオフ状態に維持し、Enable信号がLowレベルに反転してから所定時間が経過すると(スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅が所定値以上になると)、スイッチ素子17a、17bを共にオン状態にする構成とする。
以上の構成により、負荷が軽くなり、スイッチング素子1の停止期間の時間幅が所定値以上になったときに、フィードバック信号の基準レベルをさらに低下させることができる。なお、図5には、スイッチ素子17a、17bとしてP型MOSFETを使用した場合を示しているが、無論、これに限定されるものではなく、スイッチ素子17a、17bとして例えばN型MOSFETを使用してもよい。
また、ここでは、軽負荷時にローパスフィルタ18aへ入力する電圧VR1が2つ以上のレベル間で遷移する場合について説明したが、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅、すなわちEnable信号のLowレベル時間を、時間−電圧変換回路等によりアナログ電圧信号に変換して、スイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて信号レベルが遷移するアナログ信号をローパスフィルタ18aへ入力してもよい。
また、ここでは、電力変換トランス110の補助巻線T3に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して生成した補助電源電圧VCCが印加されるVCC端子を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に接続して、補助電源電圧VCCを基にスイッチング素子1のスイッチング動作を制御する構成について説明した。つまり、アナログ的に変化する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用する構成について説明したが、補助巻線T3に発生するパルス電圧からデジタル的に変化するフィードバック信号を得、そのフィードバック信号を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加することにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する構成としてもよい。
図6に本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の他の構成例を示す。但し、図1に示す部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。このスイッチング電源装置の制御回路2は、外部接続端子としてDRAIN端子、VCC端子、SOURCE端子に加えてTR端子を有する。
このスイッチング電源装置は、フィードバック信号生成回路の構成が図1に示すスイッチング電源装置と異なる。具体的には、このスイッチング電源装置のフィードバック信号生成回路130bは、電力変換トランス110の補助巻線T3に発生するパルス電圧を検出する抵抗22a、22bと、抵抗22a、22bにより検出されたパルス電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路23とを備える。サンプリング回路23は、抵抗22a、22bによりパルス電圧が検出されるごとにサンプリングを行う。
抵抗22a、22bは制御回路2の外部に設けられており、補助巻線T3に発生するパルス電圧を抵抗分割する。サンプリング回路23は制御回路2の内部に設けられており、制御回路2の外部接続端子であるTR端子を介して、抵抗22a、22bの接続点に接続する。サンプリング回路23が保持する電圧(フィードバック信号)は、誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加される。よって、誤差信号生成回路4は、サンプリング回路23が保持する電圧(フィードバック信号)を抵抗6a、6bにより抵抗分割した電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅して誤差増幅信号VEAOを生成する。
したがって、このスイッチング電源装置では、制御回路2は、サンプリング回路23が保持する電圧(フィードバック信号)を基にスイッチング素子1の制御端子に印加する制御信号を生成して、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
なお、電力変換トランス110の補助巻線T3には、図1に示すスイッチング電源装置と同様に、整流ダイオード131と平滑コンデンサ132からなる整流平滑回路が接続しており、この整流平滑回路により、補助巻線T3に発生するパルス電圧が整流且つ平滑化されて補助電源電圧VCCが生成される。この補助電源電圧VCCを生成する整流平滑回路は、図1に示すスイッチング電源装置と同様にVCC端子に接続しており、VCC端子には補助電源電圧VCCが印加される。図6に示すスイッチング電源装置では、誤差信号生成回路4はVCC端子には接続しておらず、VCC端子にはレギュレータ3のみが接続している。したがって、図6に示すスイッチング電源装置では、補助電源電圧VCCを生成する整流平滑回路は回路電流供給回路としてのみ機能する。
また、基準レベル制御回路10aが備えるローパスフィルタを構成する抵抗の抵抗値とコンデンサの容量は、フィードバック信号生成回路130bおよび制御回路2に含まれる(寄生するものも含む)抵抗、容量、インダクタンスによって決まるフィードバック信号(サンプリング回路23から抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加される電圧)の動作周波数に対して十分に大きな時定数となるように設定する。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図7は本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
このスイッチング電源装置の制御回路2は、間欠発振制御回路に代えて周波数制御回路24を備えており、負荷に応じてスイッチング素子1のスイッチング周波数(発振周波数)を変化させるPFM制御を行う点で、前述した実施の形態1と異なる。つまり、このスイッチング電源装置は、電流モードでPFM制御を行う補助巻線帰還型のスイッチング電源装置である。また、基準レベル制御回路10bが、スイッチング素子1のスイッチング周波数に応じて基準レベルを制御する点で、前述した実施の形態1と異なる。
具体的には、周波数制御回路24は、誤差信号生成回路4からの誤差増幅信号VEAOの信号レベルに応じて信号レベルが遷移する信号off_contを生成し、その信号off_contによりスイッチング素子1のスイッチング周波数を制御する。すなわち、発振器8は、周波数制御回路24において生成される信号off_contの信号レベルに応じて、その発振周波数が変化するように構成されている。この構成により、負荷に応じてスイッチング素子1のスイッチング周波数が制御される。具体的には、負荷が小さくなるほど、スイッチング素子1のスイッチング周波数は小さくなる。
また、基準レベル制御回路10bは、周波数制御回路24において生成される信号off_contを基に、スイッチング素子1のスイッチング周波数(発振周波数)に応じて、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の基準レベル、すなわちOPアンプ5の非反転入力端子に印加する基準電圧Vrefを制御する。具体的には、負荷が小さくなり、スイッチング素子1の発振周波数が小さくなるほど、基準電圧Vrefを小さくする。
図8に基準レベル制御回路10bの一構成例を示す。ここでは、周波数制御回路24において生成される信号off_contがアナログ電流信号であるものとする。この基準レベル制御回路10bは、抵抗25a、25b、およびローパスフィルタ18bからなる。抵抗25aと抵抗25bは、制御回路2の電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続しており、抵抗25aと抵抗25bとの接続点に、周波数制御回路24からのアナログ電流信号off_contが入力される。
この構成により、周波数制御回路24からの信号off_contがI−V変換され、抵抗25aと抵抗25bとの接続点には、スイッチング素子1の発振周波数に応じてアナログ的にレベル遷移する電圧VR2が発生する。具体的には、負荷が小さくなり、スイッチング素子1の発振周波数が小さくなるほど、電圧VR2は小さくなる。基準レベル制御回路10bは、抵抗25aと抵抗25bとの接続点に発生する電圧VR2を、ローパスフィルタ18bを通過させて、誤差信号生成回路4のOPアンプ5の非反転入力端子に基準電圧Vrefとして印加する。
ローパスフィルタ18bは、抵抗19bとコンデンサ20bを備える。この抵抗19bの抵抗値とコンデンサ20bの容量は、フィードバック信号生成回路130aおよび制御回路2に含まれる(寄生するものも含む)抵抗、容量、インダクタンスによって決まるフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数に対して十分に大きな時定数となるように設定する。このようにすれば、ローパスフィルタ18bにより、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数よりも低い周波数まで遮断することができる。よって、負荷に応じて電圧VR2がレベル遷移しても、基準電圧Vrefは電圧VR2を平均化した値となるので、負荷が安定しているならば、基準電圧Vrefは、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)に対して一定値となる。
以上のように、基準電圧Vrefは電圧VR2の平均値となるので、スイッチング素子1のスイッチング周波数が低下するほど、つまり負荷が小さくなるほど、基準電圧Vrefは低くなる。
このように、軽負荷時にスイッチング素子のスイッチング周波数を低下させて消費電力を削減させるようなスイッチング電源装置においても、スイッチング周波数に応じてフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の基準レベル、すなわちOPアンプ5の非反転入力端子に印加する基準電圧Vrefを制御することで、軽負荷時の出力電圧の上昇を抑えることができる。
なお、ここでは、アナログ的に変化する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用する構成について説明したが、前述した実施の形態1と同様に、補助巻線T3に発生するパルス電圧からデジタル的に変化するフィードバック信号を得、そのフィードバック信号を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加することにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する構成としてもよい。具体的には、例えば、補助巻線T3に発生するパルス電圧を検出する抵抗と、その抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路を設け、そのサンプリング回路が保持する電圧を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加する構成としてもよい。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図9は本発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
前述した実施の形態1では、フィードバック信号の基準レベル、すなわち誤差信号生成回路が備えるOPアンプの非反転入力端子に印加する基準電圧Vrefを制御したが、本実施の形態3では、検出信号補正回路26aにより誤差信号生成回路4におけるフィードバック信号の検出レベル、すなわち誤差信号生成回路4が備えるOPアンプ5の反転入力端子に印加される電圧を補正する。
具体的には、検出信号補正回路26aは、間欠発振制御回路15からのEnable信号を基に、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の検出レベル、すなわちOPアンプ5の反転入力端子に印加される電圧を補正する。
図10に検出信号補正回路26aの一構成例を示す。この検出信号補正回路26aは、定電流源27、抵抗28、およびローパスフィルタ18cからなり、定電流源27と抵抗28との接続点に発生する電圧VR3を、ローパスフィルタ18cを通過させて、抵抗6bの一端(抵抗6a側とは反対側の端子)に印加する。
ここでは、前述した実施の形態1と同様に、間欠発振制御回路15が、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させるときにEnable信号をLowレベルにし、スイッチング素子1のスイッチング動作を許可するときにEnable信号をHighレベルにするものとする。
この場合、定電流源27は、Enable信号がHighレベルのとき、すなわちスイッチング素子1がスイッチング動作しているときに定電流を発生するように構成する。このようにすれば、軽負荷時には、Enable信号がHighレベルとLowレベルとの間で遷移するので、そのレベル遷移に応じて、定電流源27と抵抗28との接続点に発生する電圧VR3も2つのレベル間で遷移する。具体的には、Enable信号がLowレベルのときの電圧VR3は、Enable信号がHighレベルのときに比べて小さくなる。一方、通常のPWM制御が行われているときには、Enable信号はHighレベルに維持されるので、電圧VR3も一定値に維持される。
このように、検出信号補正回路26aは、通常のPWM制御が行われているときには、一定値の電圧VR3を内部で生成し、軽負荷時には、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止、再開に応じて信号レベルが遷移する電圧VR3を内部で生成する。そして、その電圧VR3を、ローパスフィルタ18cを通過させて、抵抗6bの一端(抵抗6a側とは反対側の端子)に印加する。
ローパスフィルタ18cは、抵抗19cとコンデンサ20cを備える。この抵抗19cの抵抗値とコンデンサ20cの容量は、フィードバック信号生成回路130aおよび制御回路2に含まれる(寄生するものも含む)抵抗、容量、インダクタンスによって決まるフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数に対して十分に大きな時定数となるように設定する。このようにすれば、ローパスフィルタ18cにより、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数よりも低い周波数まで遮断することができる。よって、スイッチング素子1の間欠発振動作中に電圧VR3がレベル遷移しても、抵抗6bの一端(抵抗6a側とは反対側の端子)に印加する電圧Vf1は、電圧VR3を平均化した値となるので、負荷が安定しており、間欠発振が一定の周期で行われているならば、電圧Vf1は、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)に対して一定値となる。
以上のように、電圧Vf1は電圧VR3の平均値となるので、スイッチング動作の停止期間が長いほど、つまり負荷が小さくなるほど、電圧Vf1は低くなる。よって、この検出信号補正回路26aは、負荷が小さくなるほど、OPアンプ5の反転入力端子に印加される電圧(フィードバック信号の検出レベル)を小さくして誤差増幅信号VEAOを大きくし、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間を短くするように作用する。したがって、軽負荷時の出力電圧Voの上昇を抑制することができる。
このように、制御回路の遅れ時間やブランキング時間の影響が小さい誤差増幅信号VEAOを基に間欠発振制御回路15が生成する信号を用いて誤差信号生成回路4におけるフィードバック信号の検出レベルを補正することにより、軽負荷時における2次側の出力電圧Voの上昇を抑えることができる。
なお、ここでは、軽負荷時にローパスフィルタ18cへ入力する電圧VR3が2つのレベル間で遷移する場合について説明したが、前述した実施の形態1と同様に、検出信号補正回路の内部で3つ以上のレベル間で遷移する信号(電圧VR3)を生成してもよい。例えば、抵抗に接続する定電流源を並列に2つ設けるとともに、Enable信号がHighレベルのとき(スイッチング素子1のスイッチング動作が許可されているとき)、2つの定電流源から定電流を発生させ、Enable信号がLowレベルへ反転すると(スイッチング素子1のスイッチング動作が停止されると)、一方の定電流源のみから定電流を発生させ、Enable信号がLowレベルに反転してから所定時間が経過すると(スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅が所定値以上になると)、2つの定電流源が共に定電流を発生しないようにする回路を設けることにより、3つのレベル間で遷移する電圧VR3を生成することができる。
また、ここでは、軽負荷時にローパスフィルタ18cへ入力する電圧VR3が2つ以上のレベル間で遷移する場合について説明したが、スイッチング素子1のスイッチング動作の停止期間の時間幅、すなわちEnable信号のLowレベル時間を、時間−電圧変換回路等によりアナログ電圧信号に変換して、スイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて信号レベルが遷移するアナログ信号をローパスフィルタ18cへ入力してもよい。
また、ここでは、アナログ的に変化する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用する構成について説明したが、前述した実施の形態1と同様に、補助巻線T3に発生するパルス電圧からデジタル的に変化するフィードバック信号を得、そのフィードバック信号を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加することにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する構成としてもよい。具体的には、例えば、補助巻線T3に発生するパルス電圧を検出する抵抗と、その抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路を設け、そのサンプリング回路が保持する電圧を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加する構成としてもよい。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4に係るスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図11は本発明の実施の形態4に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1〜3において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
このスイッチング電源装置の制御回路2は、間欠発振制御回路に代えて周波数制御回路24を備えており、負荷に応じてスイッチング素子1のスイッチング周波数(発振周波数)を変化させるPFM制御を行う点で、前述した実施の形態3と異なる。つまり、このスイッチング電源装置は、電流モードでPFM制御を行う補助巻線帰還型のスイッチング電源装置である。また、検出信号補正回路26bが、スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて誤差信号生成回路4におけるフィードバック信号の検出レベルを補正する点で、前述した実施の形態3と異なる。
具体的には、検出信号補正回路26bは、周波数制御回路24において生成される信号off_contを基に、スイッチング素子1のスイッチング周波数(発振周波数)に応じて、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の検出レベル、すなわちOPアンプ5の反転入力端子に印加される電圧を補正する。
図12に検出信号補正回路26bの一構成例を示す。ここでは、前述した実施の形態2と同様に、周波数制御回路24において生成される信号off_contがアナログ電流信号であるものとする。この検出信号補正回路26bは、定電流源29、抵抗30、およびローパスフィルタ18dからなり、定電流源29に、周波数制御回路24からのアナログ電流信号off_contが入力される。
この構成により、定電流源29と抵抗30との接続点には、周波数制御回路24からの信号off_contのレベル、すなわちスイッチング素子1の発振周波数に応じて、アナログ的にレベル遷移する電圧VR4が発生する。具体的には、負荷が小さくなり、スイッチング素子1の発振周波数が小さくなるほど電圧VR4は小さくなる。検出信号補正回路26bは、定電流源29と抵抗30との接続点に発生する電圧VR4を、ローパスフィルタ18dを通過させて、抵抗6bの一端(抵抗6a側とは反対側の端子)に印加する。
ローパスフィルタ18dは、抵抗19dとコンデンサ20dを備える。この抵抗19dの抵抗値とコンデンサ20dの容量は、フィードバック信号生成回路130aおよび制御回路2に含まれる(寄生するものも含む)抵抗、容量、インダクタンスによって決まるフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数に対して十分に大きな時定数となるように設定する。このようにすれば、ローパスフィルタ18dにより、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)の動作周波数よりも低い周波数まで遮断することができる。よって、負荷に応じて電圧VR4がレベル遷移しても、抵抗6bの一端(抵抗6a側とは反対側の端子)に印加する電圧Vf2は電圧VR4を平均化した値となるので、負荷が安定しているならば、電圧Vf2は、フィードバック信号(補助電源電圧VCC)に対して一定値となる。
以上のように、電圧Vf2は電圧VR4の平均値となるので、スイッチング素子1のスイッチング周波数が低下するほど、つまり負荷が小さくなるほど、電圧Vf2は低くなる。
このように、軽負荷時にスイッチング素子のスイッチング周波数を低下させて消費電力を削減させるようなスイッチング電源装置においても、スイッチング周波数に応じてフィードバック信号(補助電源電圧VCC)の検出レベル、すなわちOPアンプ5の反転入力端子に印加される電圧を補正することで、軽負荷時の出力電圧の上昇を抑えることができる。
なお、ここでは、アナログ的に変化する補助電源電圧VCCをフィードバック信号として活用する構成について説明したが、前述した実施の形態1と同様に、補助巻線T3に発生するパルス電圧からデジタル的に変化するフィードバック信号を得、そのフィードバック信号を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加することにより、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する構成としてもよい。具体的には、例えば、補助巻線T3に発生するパルス電圧を検出する抵抗と、その抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路を設け、そのサンプリング回路が保持する電圧を誤差信号生成回路4の抵抗6aの一端(抵抗6b側とは反対側の端子)に印加する構成としてもよい。
以上説明した実施の形態1〜4では、制御回路2が同一半導体基板上に形成されたスイッチング電源用半導体装置を用いた場合を例に説明したが、スイッチング素子1と制御回路2が同一半導体基板上に形成されたスイッチング電源用半導体装置を用いてもよい。また、制御回路2が3つの外部接続端子(DRAIN端子、VCC端子、SOURCE端子)または4つの外部接続端子(DRAIN端子、VCC端子、SOURCE端子、TR端子)を有する場合について説明したが、無論、それら以外の端子を備えていてもよい。
本発明にかかるスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置は、フォトカプラや2次側出力電圧検出回路といった高価な部品を使用することなく、かつダミー抵抗を用いることなく、軽負荷時における出力電圧の上昇を抑制することができ、軽負荷時における出力電圧の定電圧特性を向上させることができる。よって、本発明にかかるスイッチング電源装置、およびスイッチング電源用半導体装置は、携帯機器の充電器その他の電気機器の電源回路に用いられるスイッチング電源に有用である。また、小型で低コストの電源回路が必要な携帯機器の充電器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置が備える基準レベル制御回路の一構成例を示す回路図 本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の軽負荷時におけるスイッチング素子のスイッチング動作と、電圧VR1と、基準電圧Vrefの関係を示す図 本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置における出力電流Ioと出力電圧Voの関係、並びに出力電流Ioと基準電圧Vrefの関係を示す図 本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置が備える基準レベル制御回路の他の構成例を示す回路図 本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の他の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るスイッチング電源装置が備える基準レベル制御回路の一構成例を示す回路図 本発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るスイッチング電源装置が備える検出信号補正回路の一構成例を示す回路図 本発明の実施の形態4に係るスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係るスイッチング電源装置が備える検出信号補正回路の一構成例を示す回路図 従来のスイッチング電源装置のブロック図 従来のスイッチング電源装置における出力電流Ioと出力電圧Voの関係、並びに出力電流IoとVCC端子電圧の関係を示す図
符号の説明
1 スイッチング素子
2 制御回路
3 レギュレータ
4 誤差信号生成回路
5 オペアンプ(OPアンプ)
6a、6b 抵抗
7 抵抗
8 発振器
9 スイッチング制御回路
10a、10b 基準レベル制御回路
11 ドレイン電流検出回路
12 ドレイン電流制御回路
13 ラッチ回路
14 ゲートドライバ
15 間欠発振制御回路
16a〜16d 抵抗
17、17a、17b スイッチ素子
18a〜18d ローパスフィルタ
19a〜19d 抵抗
20a〜20d コンデンサ
21 停止時間検出回路
22a、22b 抵抗
23 サンプリング回路
24 周波数制御回路
25a、25b 抵抗
26a、26b 検出信号補正回路
27 定電流源
28 抵抗
29 定電流源
30 抵抗
110 電力変換トランス
120 出力電圧生成回路
121 整流ダイオード
122 平滑コンデンサ
130、130a、130b フィードバック信号生成回路
131 整流ダイオード
132 平滑コンデンサ
140 負荷
T1 1次巻線
T2 2次巻線
T3 補助巻線

Claims (39)

  1. 1次巻線、2次巻線および補助巻線を有するトランスと、
    第1の直流電圧が供給される前記1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記2次巻線および前記補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記2次巻線に発生する電圧から第2の直流電圧を生成する出力電圧生成回路と、
    前記補助巻線に発生する電圧からフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成回路と、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記フィードバック信号生成回路は、整流ダイオードと平滑コンデンサとを備え、それら整流ダイオードと平滑コンデンサにより、前記補助巻線に発生する電圧を整流且つ平滑化して前記フィードバック信号を生成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記フィードバック信号生成回路は、前記補助巻線に発生する電圧を検出する抵抗と、前記抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路とを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 少なくとも3つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記基準レベル制御回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記基準レベル制御回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする請求項6記載のスイッチング電源装置。
  9. 少なくとも4つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記基準レベル制御回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記基準レベル制御回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする請求項7記載のスイッチング電源装置。
  10. 1次巻線、2次巻線および補助巻線を有するトランスと、
    第1の直流電圧が供給される前記1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記2次巻線および前記補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記2次巻線に発生する電圧から第2の直流電圧を生成する出力電圧生成回路と、
    前記補助巻線に発生する電圧からフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成回路と、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  11. 前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項10記載のスイッチング電源装置。
  12. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項10もしくは11のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  13. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項10もしくは11のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  14. 前記フィードバック信号生成回路は、整流ダイオードと平滑コンデンサとを備え、それら整流ダイオードと平滑コンデンサにより、前記補助巻線に発生する電圧を整流且つ平滑化して前記フィードバック信号を生成することを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  15. 前記フィードバック信号生成回路は、前記補助巻線に発生する電圧を検出する抵抗と、前記抵抗により検出された電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路とを備えることを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  16. 少なくとも3つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記補正回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、および前記補正回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする請求項14記載のスイッチング電源装置。
  17. 少なくとも4つの外部接続端子を有し、前記スイッチング素子、前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記補正回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路、または前記発振回路、前記誤差信号生成回路、前記スイッチング制御回路、前記補正回路、および前記フィードバック信号生成回路の前記サンプリング回路が同一半導体基板上に形成された半導体装置を備えることを特徴とする請求項15記載のスイッチング電源装置。
  18. 直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、を具備する、
    ことを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  19. 前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする請求項18記載のスイッチング電源用半導体装置。
  20. 前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項18もしくは19のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  21. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項18ないし20のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  22. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項18ないし20のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  23. 請求項18ないし22のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  24. 直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、を具備する、
    ことを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  25. 前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項24記載のスイッチング電源用半導体装置。
  26. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項24もしくは25のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  27. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項24もしくは25のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  28. 請求項24ないし27のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  29. 直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子のスイッチング動作を、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に制御する制御回路を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御する基準レベル制御回路と、を具備する、
    ことを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  30. 前記基準レベル制御回路は、2つ以上のレベル間で遷移する信号を内部で生成することを特徴とする請求項29記載のスイッチング電源用半導体装置。
  31. 前記基準レベル制御回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項29もしくは30のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  32. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項29ないし31のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  33. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記基準レベル制御回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記基準レベルを制御することを特徴とする請求項29ないし31のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  34. 請求項29ないし33のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  35. 直流電圧が供給されるトランスの1次巻線に接続し、スイッチング動作することにより前記トランスの2次巻線および補助巻線に電圧を発生させるスイッチング素子のスイッチング動作を、前記補助巻線に発生する電圧から生成されるフィードバック信号を基に制御する制御回路を備えるスイッチング電源用半導体装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をターンオンさせるための信号を発振する発振回路と、
    前記フィードバック信号の信号レベルを検出し、その検出されたレベルと基準レベルとの差分に応じた信号レベルの誤差信号を生成する誤差信号生成回路と、
    前記発振回路により発振される信号に応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせ、前記誤差信号の信号レベルに応じたタイミングで前記スイッチング素子をターンオフさせるスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅または前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正する補正回路と、を具備する、
    ことを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  36. 前記補正回路は、前記フィードバック信号の動作周波数よりも低い周波数まで遮断するローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項35記載のスイッチング電源用半導体装置。
  37. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止および再開を制御する間欠発振制御回路を備え、前記補正回路は、前記間欠発振制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング動作の停止期間の時間幅に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項35もしくは36のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  38. 前記スイッチング制御回路は、前記誤差信号の信号レベルに応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する周波数制御回路を備え、前記補正回路は、前記周波数制御回路からの信号を基に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数に応じて前記誤差信号生成回路による前記フィードバック信号の検出レベルを補正することを特徴とする請求項35もしくは36のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置。
  39. 請求項35ないし38のいずれかに記載のスイッチング電源用半導体装置であって、前記制御回路は、外部に設けられた抵抗において検出される前記補助巻線に発生する電圧が急激に低下する前の電圧値をフィードバック信号としてサンプリングするサンプリング回路をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
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