JP2010021468A - 回路基板及び回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板及び回路基板の製造方法 Download PDF

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Masataka Mizukoshi
正孝 水越
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Abstract

【課題】回路基板の低コスト化を図り、回路基板の配線層間のクロストークを抑制する。
【解決手段】回路基板10は、接地電位または電源電位を有する導電層10maと、導電層10ma上に配置された層間絶縁膜10ibと、層間絶縁膜10ib上に配置された第1の配線及び第2の配線と、第1の配線及び第2の配線を覆う層間絶縁膜10icと、層間絶縁膜10ic上に設けられ、第1の配線または第2の配線と電気的に接続する電極端子と、絶縁層10ic上で且つ第1の配線と第2の配線との間の上方に設けられ、電極端子と同じ層構成を含む導電層10mdと、を有している。これにより、低コストで回路基板10が製造され、回路基板10の配線層10mc間のクロストークが抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は回路基板及び回路基板の製造方法に関し、特に半導体素子を搭載する回路基板及び回路基板の製造方法に関する。
近年、LSI(Large Scale Integration)チップの大規模化、高密度化に伴い、ベアチップ、チップサイズパッケージ(CSP)等の半導体素子を回路基板に直接フリップチップ方式で実装する方法が主流になっている。この方法では、半導体素子に例えばバンプ電極を配設し、回路基板に配設された電極端子に当該バンプ電極を接合する。回路基板は、一般に、セラミック、シリコン、ガラス等の材料を主として含む基板上に、複数の配線層が積層された構造を有している。電極端子間は、これらの配線層内の配線によってそれぞれ接続される。
更に、電子機器の多機能化、高機能化等により、回路基板上に、上記のような半導体素子が多数実装されるケースが増加している。このようなケースでは、半導体素子に設けられている信号端子(例えば、アドレス信号端子やデータ信号端子)を接続するための各配線が、近接して平行に並んだ状態に配置される。そのため、配線間のクロストークが問題になる。なお、説明の便宜上、電極端子間を接続する回路基板内の配線を、以下、「端子接続配線」と呼ぶ。
特に近年では、ネットワーク機器の高速化に伴い、1GHzを超過する高周波領域での信号伝送が要求される。そのため、このようなクロストークの発生を抑えることは重要である。クロストークの発生を抑えるためには、端子接続配線を、例えばストリップ線路或いはマイクロストリップ線路とすることが有効であることが知られている。特に、ストリップ線路では、上下の位置にグランド配線層または電源配線層を備えているため、端子接続配線間のクロストークがマイクロストリップ線路に比べて、より小さくなる。
これらについては、先行例が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平7−74285号公報 特開2004−134724号公報
高周波領域での信号伝送を行うためには、電極端子間を低インピーダンスで接合しなければならない。このような低インピーダンス接合を実現するためには、当該電極端子間をできるだけ短い距離で接続することが有効である。従って、端子接続配線を、回路基板の表面に最も近い配線層に設けて、電極端子と端子接続配線との距離をできるだけ短くする必要がある。
一方で、配線間のクロストークを確実に抑えるためには、端子接続配線を、ストリップ線路或いはマイクロストリップ線路と同様の構造にすることが有効である。従って、このような構造を確実に実現するためには、端子接続配線よりも回路基板の表面に近い側に、配線層を設けなければならない。
しかしながら、このような配線層を設けた場合、電極端子(回路基板の表面に設けられた電極端子)と端子接続配線(回路基板内に設けられた端子接続配線)との距離が離れてしまう。その結果、上記のように新たに配線層を設ける方法では電極端子間の距離が長くなってしまうという問題がある。また、新たに配線層を設けるため、回路基板としての低コスト化が実現できない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、低コストであり、電極端子間を低インピーダンスで接続し、且つ、マイクロストリップ配線間のクロストークを確実に抑えることが可能な回路基板及び回路基板の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、接地電位または電源電位を有する導電層と、前記導電層上に配置された第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に配置された第1の配線及び第2の配線と、前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上に設けられ、前記第1の配線または前記第2の配線と電気的に接続する電極端子と、前記第2の絶縁層上で且つ前記第1の配線と前記第2の配線との間の上方に設けられ、前記電極端子と同じ層構成を含む導電パターンと、を有することを特徴とする回路基板が提供される。
また、第1の配線及び第2の配線と、前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う絶縁層と、前記絶縁層上に設けられ、前記第1の配線または前記第2の配線と電気的に接続する電極端子と、前記絶縁層上であって且つ少なくとも前記第1の配線及び前記第2の配線を含む領域の上方に設けられ、前記電極端子と同じ層構成を含む導電パターンと、を有し、前記導電パターンが接地電位または電源電位を有することを特徴とする回路基板が提供される。
また、電極端子間をそれぞれ接続する第1の配線及び第2の配線を有する回路基板の製造方法であって、接地電位または電源電位を有する導電層を形成する工程と、前記導電層上に第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上に前記第1の配線及び前記第2の配線を形成する工程と、前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う第2の絶縁層を形成する工程と、前記第2の絶縁層に、前記電極端子を形成するためのビアホールを形成する工程と、前記第2の絶縁層上及び前記ビアホール内に、導電膜を形成する工程と、前記導電膜をパターニングし、前記電極端子と、前記第2の絶縁層上であって前記第1の配線と前記第2の配線との間の上方に位置する導電パターンとを形成する工程と、を有することを特徴とする回路基板の製造方法が提供される。
上記手段によれば、低コストであり、電極端子間を低インピーダンス接合とし、且つ、マイクロストリップ配線間のクロストークを確実に抑えることが可能な回路基板が実現する。
以下、本実施の形態に係る回路基板及び回路基板の製造方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係る回路基板の要部図である。ここで、図1(a)には、回路基板10の要部平面模式図が例示され、図1(b)には、図1(a)のX−Y断面模式図が例示されている。また、図1(b)には、回路基板10上に搭載された半導体素子20,21が併せて例示されている。尚、図1(a)には、回路基板10の平面構造を示すために、半導体素子20,21を表示せず、半導体素子20,21の外枠のみが破線で示されている。
回路基板10は、基材(基板)10s上に、層間絶縁膜10iaが配置された構造を有している。基材10sとしては、例えば、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)等のセラミック、酸化ケイ素(SiO2)、シリコン(Si)、或いはガラス等が使用可能である。また、層間絶縁膜10ia上には、導電層10maを配置している。導電層10maは、例えば、グランド配線層或いは電源配線層である。更に、導電層10ma上には、層間絶縁膜10ibを配置している。
また、層間絶縁膜10ib上には、複数の導電層10mbが配設されている。更に、層間絶縁膜10ib上には、複数の配線層(伝送線路)10mcが配設されている。半導体素子20の下方に位置する導電層10mbと、半導体素子21の下方に位置する導電層10mbとは、導電層10mbの間に配置される配線層10mcを通じて、電気的に接続されている(図1(a)参照)。なお、上述した電極接続配線は、導電層10mbと配線層10mcを含む配線、或いは、導電層10mbと配線層10mcからなる配線に対応する。
例えば、半導体素子20の下方に位置する、4個の導電層10mbと、半導体素子21の下方に位置する、4個の導電層10mbとが、それぞれ配線層10mcを通じて、電気的に接続されている。また、隣接する複数の配線層10mcの間隔は、例えば、等間隔に配設されている。
このように、配線層10mcが、導電層10ma上に層間絶縁膜10ibを介して配置されている。即ち、回路基板10は、マイクロストリップ線路を有している。これにより、半導体素子20と半導体素子21との間で伝送される高周波信号を、配線層10mcと導電層10maとの間に発生する電磁波(例えば、準TEM(Transverse Electro-Magnetic)波)により伝送させることができる。
そして、これらの導電層10mb及び配線層10mcは、層間絶縁膜10ib上に配置された層間絶縁膜10icにより被覆されている。
尚、配線層10mcの個数については、図示する個数に限るものではない。
また、層間絶縁膜10icから導電層10mbの一部が露出し、導電層10mb上に接続用端子(電極端子)10pが配置されている。具体的には、例えば、図1(b)に示すように、導電層10mbの上面と接続用端子10pの下面とが直接接触することにより、導電層10mbと接続用端子10pとが電気的に接続されている。なお、導電層10mbの上面と接続用端子10pの下面との間は、図示しない他の導電層を介して接触されていてもよい。また、接続用端子10pは、層間絶縁膜10ic内から層間絶縁膜10ic表面に亘って連続的に繋がったパターン形状を有している。当該接続用端子10pは、例えば、その断面形状を凹状としている。
尚、接続用端子10pは、例えば、層間絶縁膜10ic内に選択的に埋設させたポスト形状を有する端子でもよく、或いは、パッド状の形状を有する端子(電極パッド)でもよい。更には、例えば、層間絶縁膜10ic表面のみに選択的に配設したパッド状の形状を有する端子でもよい。
そして、配線層10mc間の領域の上方であって、層間絶縁膜10icの表面上には、導電層10mdを配置している(図1(a)参照)。このような導電層10mdは、隣接する配線層10mc間の領域の上方に選択的に配置され、接続用端子10pとは電気的に接続されていない。即ち、導電層10mdは、電位的に浮遊状態にある。なお、導電層10mdは、必ずしも浮遊状態にする必要はなく、例えば、所定の電位を有する他のパターン(不図示)に接続するようにしてもよい。このように、導電層10mdを、隣接する配線層10mc間の領域の上方に配置することにより、配線層10mc間の電磁界相互作用が抑制され、配線層10mc間のクロストーク量が抑えられる。その結果、各配線層10mcのインピーダンスが低減される。
尚、このような接続用端子10pと導電層10mdとは、同じ製造工程に於いて、層間絶縁膜10ic上に選択的に配置される(後述)。従って、接続用端子10pと導電層10mdの層構成は同一である。また、接続用端子10pと導電層10mdの材質も同一である。
接続用端子10p及び導電層10mdは、例えば、次の(1)〜(6)に示す構造を有している。
(1)チタン(Ti)を主として含む層の上に、金(Au)を主として含む層が形成された2層構造、或いは、チタン(Ti)からなる層の上に、金(Au)からなる層が形成された2層構造。
(2)ニッケル(Ni)を主として含む層の上に、金(Au)を主として含む層が形成された2層構造、或いは、ニッケル(Ni)からなる層の上に、金(Au)からなる層が形成された2層構造。
(3)チタン(Ti)を主として含む層の上に、錫(Sn)を主として含む層が形成された2層構造、或いは、チタン(Ti)からなる層の上に、錫(Sn)からなる層が形成された2層構造。
(4)チタン(Ti)を主として含む層の上に、ニッケル(Ni)を主として含む層、金(Au)を主として含む層が順に形成された3層構造、或いは、チタン(Ti)からなる層の上に、ニッケル(Ni)からなる層、金(Au)からなる層が順に形成された3層構造。
(5)チタン(Ti)を主として含む層の上に、ニッケル(Ni)を主として含む層、錫(Sn)を主として含む層が順に形成された3層構造、或いは、チタン(Ti)からなる層の上に、ニッケル(Ni)からなる層、錫(Sn)からなる層が順に形成された3層構造。
(6)チタン(Ti)を主として含む層の上に、ニッケル(Ni)を主として含む層、銅(Cu)を主として含む層、金(Au)を主として含む層が順に形成された4層構造、或いは、チタン(Ti)からなる層の上に、ニッケル(Ni)からなる層、銅(Cu)からなる層、金(Au)からなる層が順に形成された4層構造。
更には、接続用端子10p及び導電層10mdは、例えば、次の(7)〜(10)に示す構造を有していてもよい。
(7)錫(Sn)を主として含む層、或いは、錫(Sn)からなる層。
(8)錫(Sn)−鉛(Pb)共晶系半田を主として含む層、或いは、錫(Sn)−鉛(Pb)共晶系半田からなる層。
(9)鉛(Pb)フリーである2元系の錫(Sn)−銀(Ag)半田を主として含む層、或いは、鉛(Pb)フリーである2元系の錫(Sn)−銀(Ag)半田からなる層。
(10)鉛(Pb)フリーである3元系の錫(Sn)−銀(Ag)−銅(Cu)半田を主として含む層、或いは、鉛(Pb)フリーである3元系の錫(Sn)−銀(Ag)−銅(Cu)半田からなる層。
また、導電層10ma,10mb及び配線層10mcの材質としては、例えば、銅(Cu)或いはアルミニウム(Al)が使用可能である。
また、層間絶縁膜10ia,10ib,10icの材質としては、例えば、ポリイミド樹脂或いはエポキシ樹脂が使用可能である。
また、基材10sに於いては、上述した如く、セラミック、シリコン、或いはガラス等の材料が使用可能である。更に、基材10sに使用可能な材料としては、これらの材料の他に、ガラス−エポキシ樹脂、ガラス−ビスマレイミドトリアジン(BT)、またはポリイミド等の有機絶縁材が挙げられる。
また、回路基板10は、基材10sの片面に配線層を形成した片面配線構造の他、基材10sの両面に配線層を形成した両面配線構造であってもよい。
また、当該回路基板10は、支持基板、配線基板、インターポーザ、或いはパッケージ基板とも称される。
そして、回路基板10の接続用端子10pに、半導体素子20,21のバンプ電極20b,21bが溶融接合することにより、半導体素子20,21が回路基板10上にフリップチップ実装される。尚、バンプ電極20b,21bとしては、例えば、上記(8)〜(10)に示した半田材が使用可能である。
また、半導体素子20,21は、例えば、シリコン(Si)またはガリウム砒素(GaAs)等を主として含む半導体基材の一方の主面に、電子回路層が形成されたものである。当該電子回路層は、所謂ウエハプロセスにより形成される。電子回路層は、具体的には、例えば、トランジスタ等の能動素子、容量素子等の受動素子、並びにこれらの素子を接続する配線層を含んでいる。
また、半導体素子20,21は同種の素子であってもよく、異種の素子であってもよい。
また、図1(b)には、導電層10maと導電層10mbとが層間絶縁膜10ibを介して離間した形態が示されているが、ビア電極(不図示)を介して導電層10mbと導電層10maとが電気的に接続された形態でもよい。
これは、例えば、導電層10mb上に接続される接続用端子10pが、グランド電位、或いは、電源電位を有する場合である。即ち、何れかの導電層10mbと導電層10maとを導通させて、半導体素子20,21の電極(バンプ電極20b,21b)にグランド用電位或いは電源用電位を供給してもよい。
次に、回路基板10の製造方法について詳細に説明する。尚、以下に例示する図では、図1で例示した同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については、その詳細な説明を省略する。
図2乃至図4は第1の実施の形態に係る回路基板の製造工程を説明するための要部図である。
先ず、図2(a)に示すように、基材10s上に、層間絶縁膜10iaを形成する。例えば、層間絶縁膜10iaは、ポリイミド樹脂或いはエポキシ樹脂を主成分とする樹脂ワニスをスピンコート法により基材10s上に塗布した後、オーブン等を用い、加熱処理を行うことによりキュアさせることにより、形成される。ここで、キュア後の層間絶縁膜10iaの膜厚は、例えば2μm〜10μmである。
続いて、層間絶縁膜10iaに導電層10maを、例えば、電解鍍金法により配置する。形成した導電層10maの膜厚は、3μm〜10μmである。当該導電層10maは、上述した如く、例えば、グランド配線層、或いは電源配線層として機能する。
また、当該導電層10maは、例えば、図2(a)に示すように基材10sの表面全体を覆う形状(ベタ状)であってもよいし、セミアディティブ法により、選択的にパターニングされた形状であってもよい。
具体的には、例えば、シード層(不図示)をスパッタリング法で層間絶縁膜10ia上に成膜し、レジスト層を当該シード層上に配置した後、フォトリソグラフィ法により当該レジスト層のパターニングを行う。続いて、電界鍍金法により、上記シード層から選択的に露出させたシード層上に導電層10maを形成する。そして、レジストを除去した後、層間絶縁膜10ia上に残存するシード層をフラッシュエッチングして、不要なシード層を層間絶縁膜10ia上から除去する。
このように層間絶縁膜10ia上に、選択的に配置された導電層10maを配置してもよい。
尚、上記レジスト層は、例えば、ドライフィルムレジスト(DFR)をラミネータにより、層間絶縁膜10ia上に貼り合わせて形成してもよい。更には、液状のレジストをスピンコート法により塗布した後、当該液状のレジストを硬化させることにより形成してもよい。
次に、図2(b)に示すように、導電層10ma上に、層間絶縁膜10ibを配置する。層間絶縁膜10ibは、例えば、上記層間絶縁膜10iaと同様の方法により形成する。尚、形成された後の層間絶縁膜10iaの膜厚は、例えば、4μm〜6μmである。
次に、図2(c)に示すように、層間絶縁膜10ib上に、導電層10mb及び配線層10mcを選択的に形成する。
具体的には、先ず、例えば、セミアディティブ法により、シード層をスパッタリング法で層間絶縁膜10ib上に成膜する。次に、当該シード層上にレジスト層を形成する。続いて、フォトリソグラフィ法により当該レジスト層のパターニングを行う。このようにしてレジスト層からシード層を露出させた後、電界鍍金法により、当該露出した上記シード層上に、導電層10mb及び配線層10mcを形成する。そして、レジストを除去した後、層間絶縁膜10ib上に残存するシード層をフラッシュエッチングして、不要なシード層を層間絶縁膜10ib上から除去する。
このような方法により、導電層10mb及び配線層10mcを、層間絶縁膜10ib上に選択的に配置する。尚、形成した導電層10mb及び配線層10mcの膜厚は、例えば、4μm〜6μmである。
そして、配線層10mcに於いては、図3に示すように、隣接する配線層10mcの距離は略等間隔であり、更には、各配線層10mcが並行に配置される。
形成した配線層10mcの線幅は、例えば10μmであり、配線層10mcの配線間隔は、例えば10μmである。
次に、図4(a)に示すように、層間絶縁膜10ib上に、層間絶縁膜10icを形成する。次いで、導電層10mbの表面の一部が露出するように、ビアホール10vを形成する。
例えば、層間絶縁膜10ib上に、上記層間絶縁膜10iaと同様の方法により、ベタ状の層間絶縁膜10icを形成する。即ち、層間絶縁膜10ib上に、導電層10mb及び配線層10mcを覆う層間絶縁膜10icを形成する。
続いて、導電層10mbの表面の一部が露出するように、層間絶縁膜10ic内にビアホール10vを形成する。
尚、ビアホール10vの形成は、フォトリソグラフィ法により実施してもよく、レーザ照射により形成してもよい。
層間絶縁膜10ib上に配置した層間絶縁膜10icの膜厚は、例えば7μm〜9μmである。
そして、層間絶縁膜10ic上及びビアホール10内(即ち、露出した導電層10mb上)に導電膜10nを形成する。導電膜10nは、例えば、上述したチタン(Ti)を主として含む層を成膜した後、その上に、金(Au)を主として含む層を成膜することにより形成される。或いは、導電膜10nとして、このような層構造の他に、上述した(2)〜(10)に示す層を成膜してもよい。なお、これらの成膜は、例えばスパッタリング法により行う(図示しない)。当該シード層の膜厚は、例えば0.5μm以下である。
次に、図4(b)に示すように、上記シード層上に、レジスト層10reを選択的に形成する。
具体的には、例えば、ベタ状のレジスト層を上記シード層上に塗布した後、フォトリソグラフィ法により、レジスト層10reのパターニングを行う。即ち、ビアホール10v、並びに、配線層10mc間の領域の上方における層間絶縁膜10ic表面が表出するようにレジスト層10reをパターニングする。
次に、電解鍍金法により、ビアホール10v内(或いは、ビアホール10v内及びビアホール10vの周囲の内層間絶縁膜10ic上)に、接続用端子10pを形成すると共に、配線層10mc間上に、導電層10mdを配置する。
次に、レジスト層10re及び導電膜10nの不要な箇所を除去する。
このように、接続用端子10pと導電層10mdとが、電解鍍金法により、同時に形成されることから、接続用端子10p及び導電層10mdの材質は、同一になる。
接続用端子10p及び導電層10mdは、例えば、前述の(1)〜(10)に示す構造を有している。また、接続用端子10p及び導電層10mdの厚さは、その膜厚が例えば、2μm〜4μmとなるように形成する。
そして、上述したように、接続用端子10p、導電層10mdを配置した後に、レジスト層10reを除去する(図示しない)。また、レジスト層10reを除去した後に、接続用端子10p、導電層10mdを配置していない層間絶縁膜10ic表面には、上記シード層が残存しているが、当該シード層については、フラッシュエッチングにより除去する(図示しない)。
このような工程により、上記ビアホール10v内(或いは、ビアホール10v内及びビアホール10vの周囲の内層間絶縁膜10ic上)に接続用端子10pが選択的に配置されると共に、配線層10mc間の領域の上方であって且つ層間絶縁膜10ic表面に、導電層10mdが選択的に配置される。
尚、接続用端子10pは、層間絶縁膜10ic内に選択的に埋設させたポスト形状を有する端子でもよく、層間絶縁膜10ic表面のみに選択的に配設したパッド状の形状を有する端子でもよい。
そして、接続用端子10pの形成により、接続用端子10pと導電層10mbとが導通する。
かかる状態を、図4(c)に示す。
そして、この後に於いては、図1(b)に示す如く、回路基板10上に、半導体素子20,21を搭載する。尚、接続用端子10pの断面形状を凹状としていることから、回路基板10に於いては、半導体素子20,21の位置決めが容易になされる。
このような工程により、回路基板10、並びに回路基板10上に半導体素子20,21が搭載された半導体装置が製造される。
尚、図4以外では、当該導電膜10nの表示を省略している。
次に、配線層10mc間上に層間絶縁膜10icを介して導電層10mdを選択的に配置させた効果について説明する。
ここでは、その効果を確認するために、三次元電磁界解析法によるシミュレーションを行い、上記回路基板10の伝送特性(伝送損失、クロストーク)を確認した。
先ず、当該シミュレーションに用いた回路基板のモデル図を図5に示す。このシミュレーションでは、3種の回路基板におけるモデルの伝送特性を解析している。
図5(a)に示す回路基板Saのモデルは、導電層Sma上に層間絶縁膜Sibを配置し、更に、層間絶縁膜Sib上に、例えば、3本の配線層Smcを配設している。また、層間絶縁膜Sib上には、配線層Smc表面が被覆するように、層間絶縁膜Sicを配置している。即ち、回路基板Saは、通常のマイクロストリップ線路に対応させたモデルである。
また、図5(b)に示す回路基板Sbのモデルは、上記回路基板Saの構成の他、配線層Smc間上に、層間絶縁膜Sicを隔てて、導電層Smdを配置している。即ち、回路基板Sbは、上記回路基板10の形態に対応させたモデルである。
また、図5(c)に示す回路基板Scのモデルは更に別のモデルである。
図5(c)に示す回路基板Scは、上記回路基板Saの構成の他、層間絶縁膜Sic上に、ベタ状の導電層Smeを配置している。即ち、回路基板Scは、モデル側面にまで延長させた、連続する導電層Smeを層間絶縁膜Sic上に配置している。
尚、回路基板Sa,Sb,Scの導電層Sma、配線層Smcの材質は、銅(Cu)としている。
また、層間絶縁膜Sib,Sicの材質は、ポリイミドとしている。
また、導電層Smd、導電層Smeの材質については、金(Au)としている。
また、導電層Smaの膜厚は、5μmとしている。
また、配線層Smcの膜厚は、5μmとし、線幅を10μmとしている。また、隣接する配線層Smcの間隔は、10μmである。即ち、層間絶縁膜Sib上に、20μmのピッチで配線層Smcが並設されている。
また、導電層Smdの膜厚は、4μmとし、線幅を10μmとしている。また、隣接する導電層Smdの間隔は、10μmである。
また、導電層Smeの膜厚は、4μmとしている。
また、配線層Smc、導電層Smdの線長は、10mmである。
また、層間絶縁膜Sibの膜厚は、5μmであり、層間絶縁膜Sib上の層間絶縁膜Sicの膜厚は、8μmである。
また、導電層Smaの電位については、グランド電位としている。
また、導電層Smd,Smeの電位については、浮遊状態としている。
また、このシミュレーションでは、それぞれの回路基板Sa,Sb,ScのSパラメータを計算している。具体的には、下記に定義するS31とS41を計算している。ここで、S31とS41の定義について、別の図を用いて説明する。
図6に、シミュレーションに用いた回路基板の別のモデル図を示す。当該モデル図には、上記回路基板Sa,Sb,Scに共通して配置されている導電層Sma、層間絶縁膜Sib、配線層Smcが示されている。また、中央の配線層Smcの両端を端部1並びに端部3としている。そして、中央の配線層Smcに隣接する配線層Smcの両端を端部2並びに端部4としている。
上述したS31とは、端部1に於ける信号電圧をVinとし、端部3に於ける信号電圧をVoutとした場合、20log(Vout/Vin)である。
また、S41とは、端部1に於ける信号電圧をVinとし、端部4に於ける信号電圧をVoutとした場合、20log(Vout/Vin)である。
従って、S31によって、中央の配線層Smcの端部1から端部3までの伝送損失の程度が示される。即ち、S31が小さくなるほど、中央の配線層Smcに於いて伝送損失が大きいという結果になる。
また、S41によって、中央の配線層Smcの端部1から、中央の配線層Smcに隣接する配線層Smcの端部4までのクロストーク(ノイズ)の程度が示される。即ち、S31が小さいほど、中央の配線層Smcから、中央の配線層Smcに隣接する配線層Smcへのクロストークの程度が小さいという結果になる。
図7にシミュレーション結果を示す。ここで、図7の横軸は、信号周波数(GHz)であり、縦軸は、上記のSパラメータ(dB)である。
図示する如く、S31に於いては、回路基板SbのS31が最も高いことが分かった。即ち、回路基板Sbに於いて、伝送損失が最も小さいことが分かった。
また、S41に於いては、回路基板SaのS41に比べて、回路基板SbのS41が低くなることが分かった。即ち、回路基板Sbに於いては、回路基板Saに比べて、クロストークが低減することが分かった。
また、S41に於いては、例えば、1GHz〜3GHzの信号周波数領域、8GHz〜11GHzの信号周波数領域を除いて、回路基板SbのS41に比べて、回路基板ScのS41が低くなることが分かった。即ち、一部の信号周波数を除いて、回路基板Scは、回路基板Sbに比べて、クロストークが低減することが分かった。但し、1GHz〜3GHzの信号周波数領域、8GHz〜11GHzの信号周波数領域では、回路基板Sbの方が回路基板Scに比べて、クロストークが低減することが分かった。
このように、配線層10mc間上に、導電層10mdを選択的に配置することにより、通常のマイクロストリップ線路構造に比べ、配線層10mc間のクロストークが確実に抑制されることが分かった。
また、ベタ状の導電層Smeを配置することにより、一部の信号周波数を除いて、配線層10mc間のクロストークが更に抑制されることが分かった。
このように、第1の実施の形態では、導電層10ma上に、層間絶縁膜10ibを配置し、層間絶縁膜10ib上に、複数の配線層10mcを配置している。そして、配線層10mc表面を被覆する層間絶縁膜10icを、層間絶縁膜10ib上に配置し、層間絶縁膜10ic内または層間絶縁膜10ic表面の少なくとも何れかに接続用端子10pを配置すると共に、配線層10mc間上の層間絶縁膜10ic表面に導電層10mdを配置している。
従って、上記の回路基板の製造方法では、導電層10mdのみを配置するためのマスク部材を増設する必要がない。また、導電層10mdのみを配置するプロセス工程数を増加させる必要がない。
また、回路基板10に於いては、配線層10mc間上に、導電層10mdを選択的に配置することにより、配線層10mc間のクロストークが確実に抑制される。
これにより、低コストであり、伝送線路間のクロストークが抑制された回路基板が実現する。
<第2の実施の形態>
図8は第2の実施の形態に係る回路基板の要部図である。ここで、図8(a)には、回路基板11の要部平面模式図が例示され、図8(b)には、図8(a)のX−Y断面模式図が例示されている。また、図8(b)には、回路基板11上に搭載された半導体素子20,21が併せて例示されている。尚、図8(a)には、回路基板11の平面構造を示すために、半導体素子20,21を表示せず、半導体素子20,21の外枠のみが破線で示されている。また、回路基板11は、第1の実施の形態と同様の方法により製造される。
回路基板11にあっては、上述した如く、層間絶縁膜10ib上に導電層10mb及び配線層10mcを、それぞれ複数個、配置している。また、導電層10mb及び配線層10mcは、層間絶縁膜10ib上に配置させた層間絶縁膜10icにより被覆されている。
また、回路基板11にあっては、層間絶縁膜10icから、導電層10mbの一部を露出させ、導電層10mbに導通する接続用端子10pを層間絶縁膜10ic内及び層間絶縁膜10ic表面に、選択的に配置している。
尚、接続用端子10pに於いては、層間絶縁膜10ic内及び層間絶縁膜10ic表面に選択的に配置する他、層間絶縁膜10ic内に選択的に埋設させたポスト状の端子でもよく、層間絶縁膜10ic表面のみに選択的に配設したパッド状の端子でもよい。
そして、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上の層間絶縁膜10ic表面には、連続する導電層10mfを配置している(図8(a)参照)。即ち、上記導電層10mdよりも面積の大きい導電層10mfを、層間絶縁膜10icを介して、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上に配置している。また、このような導電層10mfは、電位的に浮遊状態にある。また、接続用端子10pと導電層10mfとは、同じ製造工程に於いて、層間絶縁膜10ic上に選択的に配置される。従って、接続用端子10p及び導電層10mfの材質は、同一である。
そして、導電層10mfを、隣接する配線層10mc間上及び配線層10mcの直上に配置することにより、配線層10mc間の電磁界相互作用が抑制され、それぞれの配線層10mcのインピーダンスが低減される。
例えば、図7に示すシミュレーション結果からは、ベタ状の導電層Smeを配置した回路基板Scに於いては、一部の信号周波数領域を除き、回路基板Sbよりもクロストークが低減している。従って、回路基板11にあっては、配線層10mc間のクロストークが回路基板10より確実に抑制される。
このように、第2の実施の形態では、導電層10ma上に、層間絶縁膜10ibを配置し、層間絶縁膜10ib上に、複数の配線層10mcを配置している。そして、配線層10mc表面を被覆する層間絶縁膜10icを、層間絶縁膜10ib上に配置し、層間絶縁膜10ic内または層間絶縁膜10ic表面の少なくとも何れかに接続用端子10pを配置すると共に、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上の層間絶縁膜10ic表面に連続した導電層10mfを配置している。
このような回路基板の製造方法によれば、導電層10mfのみを配置するためのマスク部材を増設する必要がない。また、導電層10mfのみを配置するプロセス工程数を増加させる必要がない。
また、回路基板11に於いては、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上に、導電層10mfを選択的に配置することにより、配線層10mc間のクロストークが上記回路基板10より確実に抑制される。
これにより、低コストであり、伝送線路間のクロストークが抑制された回路基板が実現する。
<第3の実施の形態>
図9は第3の実施の形態に係る回路基板の要部図である。ここで、図9(a)には、回路基板12の要部平面模式図が例示され、図9(b)には、図9(a)のX−Y断面模式図が例示されている。また、図9(b)には、回路基板12上に搭載された半導体素子20,21が併せて例示されている。尚、図9(a)には、回路基板12の平面構造を示すために、半導体素子20,21を表示せず、半導体素子20,21の外枠のみが破線で示されている。また、回路基板12は、第1の実施の形態と同様の方法により製造される。
回路基板12にあっては、上述した如く、層間絶縁膜10ib上に導電層10mb及び配線層10mcを、それぞれ複数個、配置している。また、導電層10mb及び配線層10mcは、層間絶縁膜10ib上に配置させた層間絶縁膜10icにより覆われている。
また、回路基板12にあっては、層間絶縁膜10icから、導電層10mbの一部を露出させ、導電層10mbに導通する接続用端子10pを層間絶縁膜10ic内及び層間絶縁膜10ic表面に、選択的に配置している。
尚、接続用端子10pに於いては、層間絶縁膜10ic内及び層間絶縁膜10ic表面に選択的に配置する他、層間絶縁膜10ic内に選択的に埋設させたポスト状の端子でもよく、層間絶縁膜10ic表面のみに選択的に配設したパッド状の端子でもよい。
そして、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上の層間絶縁膜10ic表面には、導電層10mgを配置している(図9(a)参照)。即ち、上記導電層10mdよりも面積の大きい導電層10mgを、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上に配置している。更に、導電層10mgに於いては、上記導電層10mfよりも、更に面積を増大させている。
そして、このような導電層10mgは、層間絶縁膜10ib、層間絶縁膜10ic内に設けたビア電極10vgを導通させることにより(図9(a)参照)、当該ビア電極10vgを通じて、導電層10maとの電気的な接続が確保されている。そして、回路基板12の配線層10mcは、上下に導電層10maと導電層10mgとを配置していることから、回路基板12は、ストリップ線路を有している。
また、接続用端子10pと導電層10mgとは、同じ製造工程に於いて、層間絶縁膜10ic上に選択的に配置される。従って、接続用端子10p及び導電層10mgの材質は、同一である。
このように、第3の実施の形態では、導電層10ma上に、層間絶縁膜10ibを配置し、層間絶縁膜10ib上に、複数の配線層10mcを配置する。そして、配線層10mc表面を被覆する層間絶縁膜10icを、層間絶縁膜10ib上に配置し、層間絶縁膜10ic内または層間絶縁膜10ic表面の少なくとも何れかに接続用端子10pを配置すると共に、配線層10mc間上及び配線層10mcの直上の層間絶縁膜10ic表面に導電層10mgを配置している。そして、導電層10maと導電層10mgとをビア電極10vgを介して、導通させている。
即ち、回路基板12では、配線層10mcを伝送線路とするストリップ線路構造を有している。
このようなストリップ線路を備えた回路基板の製造方法に於いても、導電層10mgのみを配置するためのマスク部材を増設する必要がない。また、導電層10mgのみを配置するプロセス工程数を増加させる必要がない。これにより、ストリップ線路を備えた、低コストな回路基板が実現する。
また、回路基板12に於いては、ストリップ線路構造を備えることにより、伝送線路間のクロストークが確実に抑制される。
尚、上述した第1或いは第2の実施の形態に於いては、導電層10md及び導電層10mfの電位を浮遊状態としたが、第1或いは第2の実施の形態に於いても、回路基板内に設けたビア電極を介し、導電層10md或いは導電層10mfと、導電層10maとの電気的な接続を確保してもよい。
第1の実施の形態に係る回路基板の要部図である。 第1の実施の形態に係る回路基板の製造工程を説明するための要部図である(その1)。 第1の実施の形態に係る回路基板の製造工程を説明するための要部図である(その2)。 第1の実施の形態に係る回路基板の製造工程を説明するための要部図である(その3)。 シミュレーションに用いた回路基板のモデル図である。 シミュレーションに用いた回路基板の別のモデル図である。 シミュレーション結果を説明する図である。 第2の実施の形態に係る回路基板の要部図である。 第3の実施の形態に係る回路基板の要部図である。
符号の説明
1,2,3,4 端部
10,11,12,Sa,Sb,Sc 回路基板
10ia,10ib,10ic,Sib,Sic 層間絶縁膜
10ma,10mb,10md,10mf,10mg,Sma,Smd,Sme 導電層
10mc,Smc 配線層
10n 導電膜
10p 接続用端子
10re レジスト層
10s 基材
10v ビアホール
10vg ビア電極
20,21 半導体素子
20b,21b バンプ電極

Claims (5)

  1. 接地電位または電源電位を有する導電層と、
    前記導電層上に配置された第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に配置された第1の配線及び第2の配線と、
    前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に設けられ、前記第1の配線または前記第2の配線と電気的に接続する電極端子と、
    前記第2の絶縁層上で且つ前記第1の配線と前記第2の配線との間の上方に設けられ、前記電極端子と同じ層構成を含む導電パターンと、
    を有することを特徴とする回路基板。
  2. 前記導電パターンが、前記第2の絶縁層上であって、且つ、少なくとも以下の第1〜第3の領域を含む領域に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回路基板。
    (1)前記第1の配線の上方である第1の領域。
    (2)前記第2の配線の上方である第2の領域。
    (3)前記第1の配線と前記第2の配線との間の上方である第3の領域。
  3. 前記導電パターンは、前記導電層と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の回路基板。
  4. 第1の配線及び第2の配線と、
    前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う絶縁層と、
    前記絶縁層上に設けられ、前記第1の配線または前記第2の配線と電気的に接続する電極端子と、
    前記絶縁層上であって且つ少なくとも前記第1の配線及び前記第2の配線を含む領域の上方に設けられ、前記電極端子と同じ層構成を含む導電パターンと、
    を有し、
    前記導電パターンが接地電位または電源電位を有することを特徴とする回路基板。
  5. 電極端子間をそれぞれ接続する第1の配線及び第2の配線を有する回路基板の製造方法であって、
    接地電位または電源電位を有する導電層を形成する工程と、
    前記導電層上に第1の絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層上に前記第1の配線及び前記第2の配線を形成する工程と、
    前記第1の配線及び前記第2の配線を覆う第2の絶縁層を形成する工程と、
    前記第2の絶縁層に、前記電極端子を形成するためのビアホールを形成する工程と、
    前記第2の絶縁層上及び前記ビアホール内に、導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をパターニングし、前記電極端子と、前記第2の絶縁層上であって前記第1の配線と前記第2の配線との間の上方に位置する導電パターンとを形成する工程と、
    を有することを特徴とする回路基板の製造方法。
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