JP2010017627A - 粉砕機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体ケーシング2の右側固定壁8に、粗粉砕刃33が通過不能かつ微粉砕刃34が通過可能な大きさの第1貫通穴12を形成し、右側固定壁8との離間長さが、粗粉砕刃33の厚みよりも長く形成される分割位置Dにおいて、駆動軸3を分割する。これにより、微粉砕刃34を、第1貫通穴12を通して取り外した後、粗粉砕刃33を、分割位置Dと右側固定壁8との間から取り外すことができる。
【選択図】図2
Description
一方、貫通穴は、粗粉砕刃が通過不能な大きさに形成されているので、貫通穴を通して、粗粉砕刃を粉砕機から取り外すことができない。
その結果、粉砕機を簡易かつ効率よくメンテナンスすることができる。しかも、駆動軸に対して側壁を取り外さないので、側壁の駆動軸に対する寸法精度を精度よく保つことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記駆動軸は、径方向外側に突出するキーを備え、前記粗粉砕刃および前記微粉砕刃は、前記キーと嵌合するキー溝を備え、前記キーは、前記分割位置を跨いで架設される架設部を備え、前記架設部は、前記駆動軸から脱離可能に設けられていることを特徴としている。
さらに、キーは、分割位置を跨いで架設される架設部を備えている。そのため、駆動時には、駆動源から駆動軸に伝達された駆動力を、架設部を通じて、分割された駆動軸に効率よく伝えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、駆動時には、駆動軸全体を精度よく回転させることができ、メンテナンス時には、分割位置から軸線方向他端部までの駆動軸を容易に取り外すことができる。
なお、以下の説明において、図1の紙面上下方向を前後方向とし、上側を後側、下側を前側とする。また、この粉砕機1を前側から見たときを上下左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側を上側、紙面奥側を下側、紙面左側を左側、紙面右側を右側とする。
ケーシング2は、図1に示すように、金属材料などから、全体として、上端および下端が開放された箱型に形成されており、被粉砕物が供給される内部空間7を区画している。このケーシング2は、平面視および正面視において略矩形状に形成され、図3に示すように、上下方向に相対的に長いとともに前後方向に相対的に短く、かつ、前後方向の中央が下方に突出する断面形状に形成されている。ケーシング2の上方には、図示しないホッパが設けられ、このホッパから被粉砕物がケーシング2の内部空間7内に供給される。
ベース壁11は、図2および図3に示すように、左右方向に相対的に長く、かつ、前後方向に相対的に短い平面視略矩形の平板形状に形成されている。
排出穴25は、粉砕された被粉砕物を排出するために形成され、ベース壁11の前後方向中央において、左右方向に長い平面視略矩形状に形成されている。
また、ベース壁11には、膨出部19(後述)が傾倒位置(後述)にあるとき(図5参照)に膨出部19のそれ以上の傾倒を規制するストッパ24が設けられている。
右側固定壁8は、図1および図2に示すように、ベース壁11の右側端部に配置されている。右側固定壁8は、前後方向および上下方向に延びる側面視略矩形状の平板形状に形成されている。ベース壁11の右側端部には、段部が形成されており、右側固定壁8の下端部がその段部に嵌合され、ネジ(図示せず)により固定されている。また、右側固定壁8には、図2に示すように、貫通穴としての第1貫通穴12が形成されている。
第1貫通穴12は、粗粉砕刃33(後述)が通過不能かつ微粉砕刃34(後述)が通過可能となるように、微粉砕刃34の回転直径よりもわずかに大径の側面視円形状に形成されている。
また、右側固定壁8と左側固定壁9との間には、排出穴25の前後方向両端部の上方近傍に、一対の支軸22が架設されている。
可動壁10は、前側可動壁10Fおよび後側可動壁10Bからなり、それぞれ、図1および図3に示すように、左右方向および上下方向に延びる正面視略矩形状に形成され、ベース壁11の排出穴25を挟むように、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
また、後側可動壁10Bは、後側の支軸22を支点として後方へ揺動して、回転刃4を露出する傾倒位置(図5参照)と、その傾倒位置から前方へ揺動して、回転刃4を覆う起立位置(図3および図4参照)との間で揺動する。
また、各可動壁10の上側部分は、それらの起立位置において、前後方向外側から内側に向かうに従って、下方へと傾斜するように配置されており、それらの内面により、下方に向かって幅狭となる略V字状の投入空間42が区画されている。
各平坦部18は、図2に示すように、微粉砕刃34(後述)に対応して左右方向3箇所に設けられており、対応する微粉砕刃34(後述)にそれぞれ対向するように配置されている。各膨出部19では、図3に示すように、それらの起立位置において、微粉砕刃34に近接しているそれらの内面により、微粉砕刃34(後述)と中心軸線を共有する側断面視略円弧状の微粉砕刃収容空間43が区画されている。
固定刃5は、後側可動壁10Bの上側部分に固定されている。固定刃5は、後側から前側に向かうに従って下方に傾斜して延びる平板状に形成され、その前端部は、図1に示すように、微粉砕刃34の鋸歯に対応する鋸歯形状に形成されている。また、固定刃5は、被粉砕物を落下させるための隙間を形成するように、微粉砕刃34と前後方向に間隔を隔てて、配置されている。
各膨出部19では、図4に示すように、起立位置において、粗粉砕刃33(後述)に近接しているそれらの内面により、粗粉砕刃33と中心軸線を共有する側断面視略円弧状の粗粉砕刃収容空間44が区画されている。
また、各可動壁10は、図1および図5に示すように、それぞれ、把持部20および固定部材45を備えている。
把持部20は、各可動壁10の上側部分において、その外面から前後方向外方に突出するように形成されている。
一方、右側固定壁8および左側固定壁9には、各固定部材45と対向する位置にレバー23が設けられている。
駆動軸3は、図2に示すように、その軸線方向が左右方向に沿って、右側固定壁8および左側固定壁9から左右方向に長く突出するように、第1貫通穴12および第2貫通穴17に挿通され、支持されている。
第1軸受ユニット39は、キャップ13、スペーサ部材14、フランジ15および押え板16を備えている。
キャップ13は、第1貫通穴12の内周面と、駆動軸3の外周面との間を塞ぐように、側面視円環形状に形成されている。キャップ13は、第1貫通穴12内に回転可能に嵌め込まれるとともに、駆動軸3に相対回転不能に外嵌されている。
フランジ15は、キャップ13よりも大径な側面視円環形状に形成されている。フランジ15は、スペーサ部材14の右側に隣接配置されるとともに、その内周面には筒状の軸受部材41が設けられている。また、フランジ15は、その軸受部材41を介して、駆動軸3に外嵌されており、駆動軸3を回転可能に支持するとともに、右側固定壁8に対して固定されている。また、軸受部材41の右端部は、駆動軸3の右端部より右方に突出している。
第2軸受ユニット40は、キャップ13、スペーサ部材14および駆動伝達部材38を備えている。
キャップ13は、第2貫通穴17の右側部の内周面と、駆動軸3の外周面との間を塞いでいる。キャップ13は、第2貫通穴17の右側部内に回転可能に嵌め込まれるとともに、駆動軸3に相対回転不能に外嵌されている。
駆動伝達部材38は、左側固定壁9の左側に隣接配置され、駆動軸3を回転可能に支持している。
また、駆動軸3は、右側固定壁8と左側固定壁9との間の分割位置Dにおいて、第1駆動軸26(左側)と第2駆動軸27(右側)とに分割可能に形成されている。
軸側キー溝47は、駆動軸3における右側固定壁8と左側固定壁9との間にわたって形成されている。軸側キー溝47は、図3および図4に示すように、駆動軸3の周方向1箇所において、外周面から径方向内方へ窪む凹形状に形成されている。また、軸側キー溝47は、図2に示されるように、第2駆動軸27に形成されている軸側キー溝47aと、第1駆動軸26に形成されている軸側キー溝47bとに区画されている。
第1駆動軸26の軸側キー溝47bは、第1駆動軸26の右側部分、すなわち、粗粉砕刃33(後述)および微粉砕刃34(後述)とキャップ13とが外嵌される部分に形成されている。
粗粉砕刃33は、図2および図4に示すように、回転中心から直径方向に延びる平板形状をなし、その先端は、回転方向Rの下流側に向く先鋭な形状に形成されている。また、粗粉砕刃33の先端は、回転方向Rに180°の間隔を隔てて配置されている。
また、各粗粉砕刃33は、左右方向に投影したときに、各粗粉砕刃33の回転方向Rにおける位相が90°異なるように配置されている。
微粉砕刃34は、図2および図3に示すように、左右方向に延びる略円筒形状をなし、その外周面には、回転方向Rに並ぶ多数の鋸歯が形成されている。鋸歯の先端は、回転方向Rの下流側に向く先鋭に形成されている。
粗粉砕刃33および微粉砕刃34には、図3および図4に示すように、その回転中心に駆動軸3を挿通する側面視円形状の軸挿通孔46が形成されている。軸挿通孔46には、周方向1箇所において、軸側キー溝47と対向する刃側キー溝35が形成されている。刃側キー溝35は、軸挿通孔46から径方向外方に窪む凹形状に形成されている。
一方、駆動軸3は、径方向外側に突出するキー29を備えている。
キー29は、刃側キー溝35と軸側キー溝47とで区画される側断面視略矩形状の空間に嵌合する断面略矩形状に形成され、図2に示すように、右側固定壁8と左側固定壁9との間にわたる長さで設けられている。
そして、図3および図4に示すように、回転刃4と固定刃5とは、刃側キー溝35およびキャップ側キー溝50と軸側キー溝47とにより形成される側断面視略矩形状の空間にキー29が挿通され、嵌合されることにより、相対回転不能に支持される。
次いで、粉砕機1の動作について説明する。
被粉砕物を粉砕する場合、まず、モータ6をオンにする。これにより、モータ6の出力軸に連結された駆動軸3および回転刃4が、回転方向Rに回転する。
粗粉砕された被粉砕物は、微粉砕刃34と固定刃5との協働によって相対的に小さい粒径となるように細かく粉砕され、微粉砕刃収容空間43から回転刃4の下方に落下する。なお、このとき、バックプレート37によって、微粉砕刃34に付着した被粉砕物が掻き落とされる。そして、回転刃4の下方に落下した被粉砕物は、排出穴25を通って、排出穴25の下方に設けられた貯留タンク(図示せず)に貯留される。
図5は、各可動壁が傾倒位置にあるときの概略右側面図である。
図6は、粉砕機から粗粉砕刃および微粉砕刃を取り外す工程を示す工程図であって、(a)は、駆動軸を分割する工程を示し、(b)は、微粉砕刃を取り外す工程を示し、(c)は、粗粉砕刃を取り外す工程を示す。
各可動壁10を揺動させるには、各レバー23を回動させ、各可動壁10の固定を解除し、各把持部20を把持しながら、各ストッパ部24に各可動壁10の膨出部19が当接するまで、各可動壁10を支軸22回りに揺動させる。
これにより、第1貫通穴12内に微粉砕刃34の回転直径よりもわずかに大径の空間が形成される。また、分割位置Dと、右側固定壁8の左側面との間に、粗粉砕刃33の厚みよりも長い間隔が形成される。
しかし、駆動軸3が分割位置Dにおいて分割されており、分割位置Dは、右側固定壁8および左側固定壁9の間に設けられ、分割位置Dと、右側固定壁8の左側面との離間長さは、粗粉砕刃33の厚みよりも長い。そのため、駆動軸3を分割し、第2駆動軸を、第1貫通穴12を通して粉砕機1から取り外すと、駆動軸3の分割位置Dと、右側固定壁8の左側面との間に、粗粉砕刃33の厚みよりも長い隙間が形成される。そして、粗粉砕刃33を第1貫通穴12に向けて移動させ、分割位置Dと右側固定壁8との間の隙間に配置すれば、粗粉砕刃33は、第1駆動軸26から外れるので、粗粉砕刃33を前後方向に引き抜けば、粗粉砕刃33を粉砕機1から取り外すことができる。その結果、駆動軸3に対して右側固定壁8を取り外すことなく、粗粉砕刃33を粉砕機1から取り外すことができる。
その結果、粉砕機1を簡易かつ効率よくメンテナンスすることができる。しかも、右側固定壁8の駆動軸3に対する寸法精度を精度よく保つことができる。
また、本実施形態によれば、図2に示すように、駆動軸3は、径方向外側に突出するキー29を備え、粗粉砕刃33および微粉砕刃34は、キー29と嵌合する刃側キー溝35を備えている。そのため、簡易な構成で、確実に、粗粉砕刃33および微粉砕刃34を駆動軸3に相対回転不能に支持させることができる。
しかも、着脱側キー31は、駆動軸3から脱離可能に形成されている。そのため、メンテナンス時には、着脱側キー31を駆動軸3から脱離させれば、駆動軸3を分割することができる。その結果、粉砕機1を簡易かつ効率よくメンテナンスすることができる。
なお、上記した実施形態では、1本の駆動軸3を2分割した構成を示したが、分割数は特に限定されず、例えば、3分割することもできる。
3 駆動軸
6 モータ
8 右側固定壁
9 左側固定壁
12 第1貫通穴
29 キー
31 着脱側キー
33 粗粉砕刃
34 微粉砕刃
35 刃側キー溝
D 分割位置
Claims (3)
- 間隔を隔てて対向配置される一対の側壁と、
一対の前記側壁に回転自在に挿通される駆動軸と、
前記駆動軸の軸線方向に沿って、前記駆動軸に対して相対回転不能に並設される、粗粉砕刃、および、前記粗粉砕刃よりも回転半径が小径な微粉砕刃とを備え、
少なくともいずれか一方の前記側壁には、前記粗粉砕刃が通過不能かつ前記微粉砕刃が通過可能な大きさの貫通穴が形成され、
前記駆動軸は、一対の前記側壁の間の分割位置において分割されており、
前記分割位置と、各前記側壁の対向方向内面との離間長さは、前記粗粉砕刃の厚みよりも長いことを特徴とする、粉砕機。 - 前記駆動軸の軸線方向一端部には、前記駆動軸を回転させる駆動源を備え、
前記貫通穴は、前記駆動軸の軸線方向他端部を支持する前記側壁に形成され、
前記駆動軸には、複数の前記粗粉砕刃、および、複数の前記微粉砕刃が、軸線方向に沿って配置され、
前記貫通穴には、前記微粉砕刃が隣接し、
前記貫通穴に隣接する前記微粉砕刃には、前記貫通穴の反対側に前記粗粉砕刃が隣接し、
前記分割位置は、前記貫通穴に最も近い前記粗粉砕刃と、前記貫通穴が形成されている前記側壁との間に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の粉砕機。 - 前記駆動軸は、径方向外側に突出するキーを備え、
前記粗粉砕刃および前記微粉砕刃は、前記キーと嵌合するキー溝を備え、
前記キーは、前記分割位置を跨いで架設される架設部を備え、
前記架設部は、前記駆動軸から脱離可能に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の粉砕機。
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