JPH11188279A - 破砕装置 - Google Patents

破砕装置

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Publication number
JPH11188279A
JPH11188279A JP35933097A JP35933097A JPH11188279A JP H11188279 A JPH11188279 A JP H11188279A JP 35933097 A JP35933097 A JP 35933097A JP 35933097 A JP35933097 A JP 35933097A JP H11188279 A JPH11188279 A JP H11188279A
Authority
JP
Japan
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chute
crushing
fixed
blades
upper rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP35933097A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Kuniyoshi Andou
国善 安東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEINAN ENGINEER KK
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
SEINAN ENGINEER KK
Furukawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by SEINAN ENGINEER KK, Furukawa Co Ltd filed Critical SEINAN ENGINEER KK
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Publication of JPH11188279A publication Critical patent/JPH11188279A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定刃が容易に交換できるようにし、補修作
業の時間と労力を低減する。 【解決手段】 上部に投入口2、下部に排出口3、後部
に投入口2から投入された被破砕物が自重で滑落する傾
斜角のシュート4を備えたケーシング1内に、横方向に
複数列の破砕刃11が配設されシュート4側が下向きに
回転する上部ロータ5と、この上部ロータ5の破砕刃1
1の列の間に入るように複数列の破砕刃12が配設され
上部ロータ5より高速で逆方向に回転する下部ロータ6
とを軸支し、シュート4の中途に段部25を形成してそ
の下方に上部ロータ5の破砕刃11の列の間に入るよう
に複数列の固定刃18を配設した破砕装置において、シ
ュート4には複数列の固定刃18の各取付位置にそれぞ
れ突条を固設し、固定刃18には底面に長溝を凹設した
取付座31を一体に形成し、突条と長溝とを嵌合して取
付座31をシュート4にボルトで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃車の車体や金属
質の粗大廃棄物等の粗破砕を行う破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、廃車の車体や金属質の粗大廃棄
物等は、シュレッダで破砕し処理されているが、このよ
うな被破砕物をシュレッダに投入するための前処理とし
て粗破砕が行われる。
【0003】このような粗破砕を行うための破砕装置と
して、図7及び図8に示すように、上部に投入口2、下
部に排出口3、後部に投入口2から投入された被破砕物
が自重で滑落する傾斜角のシュート4を備えたケーシン
グ1内に、横方向に複数列の破砕刃11が配設されシュ
ート4側が下向きに回転上部ロータ5と、この上部ロー
タ5の破砕刃11の列の間に入るように複数列の破砕刃
12が配設され上部ロータ5より高速で逆方向へ回転す
る下部ロータ6とを枢支した破砕装置が使用されてい
る。
【0004】この破砕装置では、シュート4の中途に段
部25を形成し、段部25より下方に、上部ロータ5の
破砕刃11の列の間に入るように複数列の固定刃18が
配設されており、シュート4の下部には、櫛歯状の落下
防止格子19が設けられている。破砕装置の投入口2の
後方には、油圧シリンダ22で傾動するホッパ21が設
けられる。
【0005】投入口2から被破砕物が投入されると、被
破砕物はシュート4上を自重で滑落し、上部ロータ5の
破砕刃11に噛み込まれ、上部ロータ5の回転に伴って
下方へ引き込まれ、上部ロータ5の破砕刃11と固定刃
18との間で一次剪断破砕が行われる。その後、被破砕
物は上部ロータ5と下部ロータ6の間に送り込まれて、
周速の異なる上部ロータ5の破砕刃11と下部ロータ6
の破砕刃12との間で二次引裂破砕が行われ排出口3か
ら排出される(特開平3−229655号参照)。
【0006】従来、この破砕装置では、固定刃18は厚
鋼板製の板体で、図9及び図10に示すように、基部2
3をシュート4上に溶接して固定し、上端の破砕面に
は、耐久性を向上させるため耐摩耗棒鋼24が溶接され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐摩耗棒鋼2
4を溶接しても、固定刃18の破砕面のある程度の摩耗
は避けられず、運転時間の経過によって摩耗が進行する
と剪断破砕能力が低下する。
【0008】固定刃18はシュート4上に溶接して固定
されているので、このような場合には、従来、作業者が
狭いケーシング1内に入り、固定刃18の破砕面の耐摩
耗棒鋼24の溶接交換や硬化肉盛補修の作業を行なって
おり、補修作業に多大の時間と労力とを要するという問
題があった。
【0009】本発明は、破砕装置における上記課題を解
決するものであって、固定刃が容易に交換でき、補修作
業の時間と労力を低減することのできる破砕装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部に投入
口、下部に排出口、後部に投入口から投入された被破砕
物が自重で滑落する傾斜角のシュートを備えたケーシン
グ内に、横方向に複数列の破砕刃が配設されシュート側
が下向きに回転する上部ロータと、この上部ロータの破
砕刃の列の間に入るように複数列の破砕刃が配設され上
部ロータより高速で逆方向に回転する下部ロータとを軸
支し、シュートの中途に段部を形成してその下方に上部
ロータの破砕刃の列の間に入るように複数列の固定刃を
配設した破砕装置において、シュートには複数列の固定
刃の各取付位置にそれぞれ突条を固設し、固定刃には底
面に長溝を凹設した取付座を一体に形成し、前記突条と
長溝とを嵌合して取付座をシュートにボルトで固定する
ことにより、上記課題を解決している。
【0011】破砕装置では、被破砕物は上部ロータの破
砕刃に噛み込まれ、上部ロータの回転に伴って下方へ引
き込まれ、上部ロータの破砕刃と固定刃との間で一次剪
断破砕が行われる。このとき、固定刃には横方向への力
も作用する。固定刃はシュートにボルトで固定されてい
るが、取付座の長溝がシュートに固設されている突条と
嵌合しているので、横方向への力にも十分抗することが
できる。
【0012】運転時間の経過によって摩耗が進行し断破
砕能力が低下したような場合には、固定刃を交換して機
能を回復する。固定刃はシュートに溶接でなくボルトで
固定されているので、容易に交換することができ、補修
作業の時間と労力が低減される。
【0013】固定刃の取付座にシュートの段部と接する
突起部を形成し、この突起部をシュートの段部にボルト
で固定すると、固定刃の固定がスラストに対してより強
固になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の一形態で
ある破砕装置の縦断面図、図2は破砕装置の平面図、図
3は固定刃の側面図、図4は図3のA−A線断面図、図
5は固定刃の底面図である。
【0015】ケーシング1は、上部に投入口2、下部に
排出口3、シュート4を備えている。このケーシング1
内には、上部ロータ5と下部ロータ6とが軸受7、8で
軸支されている。この上部ロータ5と下部ロータ6とは
中空管状であり、その外周上に所定の間隔で複数のディ
スク9、10が一体に形成され、ディスク9、10の周
上には、破砕刃11、12が固設されている。下部ロー
タ6の破砕刃12は上部ロータ5の破砕刃11の列の間
に入るように配設されている。
【0016】下部ロータ6は、油圧モータ13で駆動さ
れる駆動軸14で回転が与えられ、上部ロータ5は歯車
15、16を介して動力が伝達される従道軸17により
下部ロータ6より低速で逆方向の回転が与えられる。
【0017】シュート4の中途には、段部25が設けら
れており、この段部25より下方は上方より傾斜角が大
になっている。また、シュート4には、段部25より下
方に、上部ロータ5の破砕刃11の列の間に入るように
複数列の固定刃18が配設されている。この固定刃18
は耐摩耗材で製作されている。
【0018】固定刃18をシュート4に固定するため、
シュート4には複数列の固定刃18の各取付位置にそれ
ぞれ突条30が固設されている。固定刃18には底面3
1Bに長溝32を凹設した取付座31が一体に形成され
ている。取付座31は突条30と長溝32とを嵌合しシ
ュート4に高強度のボルト33で固定されている。
【0019】シュート4の固定刃18の下方には、所定
寸法以下に破砕されていない被破砕物が上部ロータ5と
下部ロータ6との間を通らずに落下するのを防止するた
めの櫛歯状の落下防止格子19が設けられている。逆転
時には下部ロータ6とこの落下防止格子19との間で破
砕も行われる。この落下防止格子19も固定刃18と同
様な方法でシュート4に固定されている。
【0020】ケーシング1の前部には、上部ロータ5の
逆転時に被破砕物が前方を通過して排出口3へ落下する
のを防止するための落下防止板20が設けられている。
また、上部ロータ5と下部ロータ6に巻付いた被破砕物
を除去するためのスクレーパ26、27が設けられてい
る。
【0021】この破砕装置の後方には、投入口2へ被破
砕物を投入するためのホッパ21が油圧シリンダ22で
傾動可能に設けられている。ホッパ21に供給された被
破砕物は、油圧シリンダ22を伸長してホッパ21を傾
斜させることにより投入口2からケーシング1内に投入
され、シュート4上を自重で滑落し、上部ロータ5の破
砕刃11に噛み込まれ、上部ロータ5の回転に伴って下
方へ引き込まれる。被破砕物が段部25を通過すると、
上部ロータ5の破砕刃11と固定刃18との間で一次剪
断破砕が行われる。このとき、固定刃18には横方向へ
の力も作用する。固定刃18はシュート4にボルト33
で固定されているが、取付座31の長溝32がシュート
4に固設されている突条30と嵌合しているので、横方
向への力にも十分抗することができる。
【0022】一次剪断破砕により所定寸法以下となった
被破砕物は、落下防止格子19の間隙を通って排出口3
から排出される。所定寸法を越える被破砕物は上部ロー
タ5と下部ロータ6の間に送り込まれて、周速の異なる
上部ロータ5の破砕刃11と下部ロータ6の破砕刃12
との間で二次引裂破砕が行われ排出口3から排出され
る。
【0023】上部ロータ5と下部ロータ6に巻付いた被
破砕物はスクレーパ26、27で除去される。油圧モー
タ13には負荷検出器(図示略)を設けて過負荷時には
上部ロータ5と下部ロータ6とを逆転させるが、このと
き落下防止板20が被破砕物の前方からの落下を防止す
る。
【0024】運転時間の経過により固定刃18の摩耗が
進行し断破砕能力が低下したような場合には、固定刃1
8を交換する。固定刃18はシュート4に溶接でなくボ
ルト33で固定されているので、容易に交換することが
でき、補修作業の時間と労力が低減される。
【0025】図6は固定刃の他の実施の形態を示す側面
図である。ここでは、固定刃18の取付座31にシュー
ト4の段部25と接する突起部40を形成し、この突起
部40をシュート4の段部25にボルト41で固定して
いる。
【0026】これにより、固定刃18の固定がスラスト
に対してより強固になる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の破砕装置
は、運転時間の経過により摩耗が進行し断破砕能力が低
下したような場合には、固定刃を交換することにより機
能を回復する。固定刃は容易に交換することができ、補
修作業の時間と労力が低減される。
【0028】固定刃の取付座にシュートの段部と接する
突起部を形成し、この突起部をシュートの段部にボルト
で固定すると、固定刃の固定がスラストに対してより強
固になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態である破砕装置の縦断
面図である。
【図2】破砕装置の平面図である。
【図3】固定刃の側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】固定刃の底面図である。
【図6】固定刃の他の実施の形態を示す側面図である。
【図7】従来の破砕装置の縦断面図である。
【図8】従来の破砕装置の平面図である。
【図9】従来の破砕装置の固定刃の側面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 投入口 3 排出口 4 シュート 5 上部ロータ 6 下部ロータ 7 軸受 8 軸受 9 ディスク 10 ディスク 11 破砕刃 12 破砕刃 13 油圧モータ 14 駆動軸 15 歯車 16 歯車 17 軸受 18 固定刃 19 落下防止格子 20 落下防止板 21 ホッパ 22 油圧シリンダ 25 段部 30 突条 31 取付座 32 長溝 33 ボルト 40 突起部 41 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口、下部に排出口、後部に投
    入口から投入された被破砕物が自重で滑落する傾斜角の
    シュートを備えたケーシング内に、横方向に複数列の破
    砕刃が配設されシュート側が下向きに回転する上部ロー
    タと、この上部ロータの破砕刃の列の間に入るように複
    数列の破砕刃が配設され上部ロータより高速で逆方向に
    回転する下部ロータとを軸支し、シュートの中途に段部
    を形成してその下方に上部ロータの破砕刃の列の間に入
    るように複数列の固定刃を配設した破砕装置であって、 シュートには複数列の固定刃の各取付位置にそれぞれ突
    条を固設し、固定刃には底面に長溝を凹設した取付座を
    一体に形成し、前記突条と長溝とを嵌合して取付座をシ
    ュートにボルトで固定したことを特徴とする破砕装置。
  2. 【請求項2】 固定刃の取付座にシュートの段部と接す
    る突起部を形成し、該突起部をシュートの段部にボルト
    で固定したことを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
JP35933097A 1997-12-26 1997-12-26 破砕装置 Pending JPH11188279A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100423848C (zh) * 2006-11-17 2008-10-08 常熟仕名重型机械有限公司 锤式破碎机转子检修用助动装置
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