JP2010016848A - 音楽を選択的に配信するシステム - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、音楽を局所の電子ディジタル・ジュークボックスへ配信する方法および装置に関する。
【解決手段】完全メニュー表示システムが中央格納ロケーションに格納され、完全メニューの一部が、ユーザ請求に従ってジュークボックスに局所的に格納されるジュークボックスは、歌およびメニューに関する使用データに基く種々の通信手段を用いて、中央格納ロケーションからの歌の送信を選択的に請求する。請求は、ジュークボックスにより初期設定することができ、ユーザ請求を表わすジュークボックスによりコンパイルされる統計値に基いて自動的に起生し得る。中央格納ロケーションが請求を処理して、音楽を多数のロケーションへ同時の送信を調整するため、各ジュークボックスからの個々の請求を予定化する。
【選択図】図１

Description

本発明は、ジュークボックスに対する音楽配信システム（ｍｕｓｉｃ ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｉｏｎｓｙｓｔｅｍ）に関する。特に、本発明は、ジュークボックスが使用情報に基いて中央局の場所からの特定の歌の伝送を選択的に要求するシステム、およびチャネル帯域幅を最適化するよう送信を整合させるシステムに関する。

従来のジュークボックスは、幾つかの歌を含むレコードあるいはコンパクト・ディスクから音楽を演奏する。レコードあるいはディスクは、ジュークボックスに局所的に格納され、かかるジュークボックスにより物理的に選択されて演奏される。ユーザは、各レコードあるいはディスクに含まれる歌の選択を列記するディスプレイを視認する。次いで、ユーザはジュークボックスに金銭を預託し所望の歌を表わすキーを押すことによって演奏される歌を選択する。ジュークボックスにおけるレコードあるいはディスク・チェンジャが、適切なレコードまたはディスクを選択してこれをプレヤーへ伝送し、このことは３０秒もの多くの時間を要し得る。

従来のジュークボックスには多くの短所がある。最も著しい問題は、音楽の選択に関する。ユーザは、ジュークボックスに物理的に存在するレコードあるいはコンパクト・ディスクにおける歌に制約される。しかし、かかるレコードあるいはディスクにおける多くの音楽は使用されないことがある。これは、それほどポピュラーでない歌が更に多くのポピュラーな歌と共にレコードあるいはディスクにしばしば含まれるゆえである。ジュークボックスのレコードは、典型的に、各面に１つずつ２つの歌を有する。コンパクト・ディスクは、多くの歌を持ち得る。一般に、ディスクにおける少数の歌のみがポピュラーであり、しばしば演奏される。残りの歌は、ディスクの一部を占めるに過ぎず演奏されない。推定は、ジュークボックスにおける８０％の歌が使用されないことを示している。このことは、より多くのポピュラーな歌を備え得るジュークボックスにおけるスペースを無駄にする。また、１つの場所における特定のクライアントについて歌の選択を誂えことは容易でない。企業は、異なる種類の歌あるいは特定の歌をしばしば欲する常連客を有する。特定の場所におけるユーザの趣味を決定する容易な機構は存在しない。従って、ジュークボックスの所有者は、歌を選択するために全体的な人気度情報を使用する。あるいはまた、調査会社により公的にあるいは企業経営者を介して公的に、然るべき研究が使用される歌を選別するために用いられることになる。

音楽が選択された後に音楽を更新することは、時間を費やし高価につく。レコードあるいはコンパクト・ディスクは、レコードあるいはディスクを置換することによって人手により更新されねばならない。レコードあるいはディスクの各コピーは、購入された後ジュークボックスに組込まれねばならない。ディスクが変更されると、タイトルもまた人手で更新されねばならない。

ジュークボックスの取り付けおよび保守のコストは、非常に高いものになり得る。ジュークボックスは、１００枚のディスクあるいはレコードを保有することができる。ジュークボックスの取り付けは、レコードあるいはディスクの完全セットの購入を要求する。音楽を取替えるためには、更なる購入がなされなければならない。また、ジュークボックスは多数の可動部品を含むので、故障が普通である。金銭受取り部あるいはレコード／ディスクの運動部での故障がしばしば起生する。ジュークボックスの保守は、専門技術者の出張を必要とする。歌を演奏するコストが典型的に安いので、ジュークボックスは歌が頻繁に演奏されない企業にとっては高価に過ぎる。

従って、特定の場所に対する歌の選択の簡単なあっらえを可能にするジュークボックスに対する需要が存在する。人手による選別および歌の変更を必要としないジュークボックス・システムに対する需要が存在する。ジュークボックスを稼働するコストを減じるシステムに対する需要が存在する。

個人の音楽鑑賞においては、簡単なシステムにおいてテープ、レコードあるいはディスクが演奏される。ユーザが所有する歌によって、演奏可能な歌が制限される。各歌を購入しなければならないので、大きな音楽ライブラリを持つことは高価につく。また、歌が人手により選別されねばならないので、大きなライブラリにおける歌の選別は非常に時間を要する。ジュークボックスのコストは、ユーザが個人的な音楽演奏装置としてジュークボックスを使用することを阻止する。更に、個人がパーティなどのためにジュークボックスをレンタルするならば、歌を連続的に演奏することができない。むしろ、ディスクを取替えるために歌の間に遅れが要求され、この遅れは典型的に８秒ないし３０秒の間にある。従って、安価でありかつ個人の音楽プレーヤとして働き得るジュークボックス・システムに対する需要が存在する。また、選択を連続的に演奏でき、かつ音量の逓減（ｆａｄｅｓ）の如き遷移効果を含み得るシステムに対する需要も存在する。

従来のジュークボックスの問題のあるものは、ジュークボックスの様々な形式設計のバリエーションによって克服されてきた。一般に、かかるシステムは次の３つの形式の１つである。即ち、オン・デマンド方式（ｏｎ−ｄｅｍａｎｄｓｔｒｅａｍｉｎｇ）、近似オン・デマンド方式（ｎｅａｒ ｏｎ−ｄｅｍａｎｄ ｓｔｒｅａｍｉｎｇ）、およびダウンロード方式（ｄｏｗｎｌｏａｄｉｎｇ）である。オン・デマンド方式システムにおいては、ユーザが特定の歌を中央あるいは一般ライブラリから選択する。歌は即時演奏される。オン・デマンド方式は、サーバーとジュークボックス間に高速度、少なくとも１２８ないし２５６ｋｂｐｓのデータ・チャンネルを必要とする。この速度を１つより多くのの局所に対して供することは、途方もなく高価につく。このようなシステムはまた、非常に高い速度のモデムを必要とし、これもまた高価である。

近似オン・デマンド方式は、歌を演奏場所へ送るのに種々のチャネルを使用する。ユーザは、テレビあるいはラジオのチャネルを選択するように、チャネルにおいて利用可能な多くの歌の１つを選択することができる。ジュークボックスとして同時再生の可能性を持たせるためには、各歌は同時に約６回再生されなければならない。オン・デマンド方式におけるように、音楽のリアルタイム転送に必要な帯域幅は、今日の技術をはるかに越えるものである。

ダウンロード方式においては、音楽が中央ロケーションからジュークボックスへロードされる。音楽は、将来演奏される局所ロケーションに格納される。コンピュータ・ジュークボックスは、このようなシステムの一例である。コンピュータ・ジュークボックスにおいては、歌がメモリにディジタル的に格納される。例えば、Ｍａｒｔｉｎ等の米国特許第５，３５５，３０２号においては、新規なレコーディングが各コンピュータ・ジュークボックスのメモリへダウンロードされる。新規な歌に対するスペースを作るため、古いレコーディングはメモリから消去される。ジュークボックスは、各歌が演奏された回数に関する情報を監視し記憶する。この情報は、ロイヤリティの支払いを計算し、どの歌が人気がなくジュークボックスにおいて置換する必要があるかを判定するため前記情報を使用する中央ロケーションに収集される。ジュークボックスは、モデムおよび公衆電話回線あるいは無線周波トランシーバおよびアンテナを用いる中央の管理システムによって、遠隔的に管理される。中央管理ロケーションはまた、格納する各歌のレコードについての情報を含むマスタ・カタログを保有する。中央管理システムは、ジュークボックスを監視し、ジュークボックスにおける利用可能なメモリ・スペースを判定し、ジュークボックスの更新のため新規な歌とカタログ情報を送信する。コンピュータ・ジュークボックスは、歌についての情報と共に歌およびグラフィックスを局部的に格納する。ジュークボックスは、予め定めた時間に、あるいはジュークボックスが管理システムが知らねばならない事象が生じたと判定するならば、中央管理システムとの通信を開始することができる。

公知のコンピュータ・ジュークボックス・システムにおいては、新規な歌のデータがジュークボックスにダウンロードされるべきかどうかの判定を助けるためクライアントにより入力される新規な歌の要求データを用いることによって、中央管理システムが、どの歌が置換される必要があるか、どのジュークボックスが更新される必要があるかを判定する。ジュークボックスは、ユーザが関心のある歌を見出すことを可能にする分類階層を含んでいる。しかし、現在のシステムは、ユーザが音楽の種類の種別により歌を選択すること可能にする機構を含まず、中央の格納ロケーションにおいて入手可能な歌に関する情報を局所のジュークボックスに提供するものではない。更に、ユーザの選択に基いて歌を更新するための自動機構は用いられない。従って、ユーザの選好に基く歌を自動的に更新することができるシステムに対する需要が存在する。

現在のシステムでは、歌が中央ロケーションから局所のジュークボックスへ衛星放送、ＲＦ送信、電話回線送信および物理的転送即ちディスクを含む種々の媒体を介して転送される。一般に、歌は各ジュークボックスに対して個々に送られる。音楽ファイルのダウンローディングと関連する大きなファイルは途方もなく高価になり得、非効率的であり、時間を要する。圧縮された歌の平均サイズは、５０メガバイト程度である。歌を含む大きなファイルを転送するコストは、中央音楽格納ロケーションを用いるコンピュータ・ジュークボックスにとっては禁止的であり得る。伝統的なジュークボックスを完成するためには、音楽の配信コストは、新規なコンパクト・ディスクの購入のコストに類似するものでなければならない。更に、ジュークボックスに対して歌の通信を行う装備に対するコストは高価に過ぎるものであり得る。ジュークボックスと中央ロケーション間で特に長距離電話接続が必要である場合は、モデムを用いて電話回線に歌を転送することは高価となる。高速モデムはやや安いが、多くのロケーションでは、電話回線は高い速度が達成できるほど充分にノイズがないとは言えない。一般に、任意のロケーションにおいて高い帯域幅あるいは速度の電話回線は利用できず、一般にコストが増える。ＩＳＤＮ通信は更に高速であるが、電話回線および装備の双方で更に高価となる。ＡＤＳＬモデムの如き他の形式の高速モデムもまた、著しく更に高価であり、接続が広く利用可能ではない。装備および現行サービスの双方において、衛星受信機のコストもまた高い。歌は、インターネットを介しも転送できるが、著しい遅れがあり得る。コンピュータ・ジュークボックスは、長距離通話は必要でないが、依然としてある形式のモデムを介してインターネットに接続される必要がある。従って、更に有効な送信システムに対する需要がある。伝統的なジュークボックスを満たすためには、音楽配信システムは、通信回線と通信装備の双方について低コストでなければならない。また、システムのサイズが大きくなるに伴い、配信装備のコストの著しい増加を最小限に抑えなければならない。

また、コンピュータ・ジュークボックスは典型的に、閉鎖アーキテクチャを有する、即ち、ジュークボックスは特定の音楽配信業者および配信システムと関連している。このことは、配信システムにおけるジュークボックスの大きな依存度を生じる。配信業者が廃業すると、ジュークボックスにおける音楽は交換できない。同様に、修理のための予備部品が無くなる。従って、配信システムに対するオープン・アーキテクチャに対する需要が存在する。

最後に、コンピュータ・ジュークボックスのシステムは安全でなければならない。歌が可修正記憶装置に格納されるため、歌を他の装置へ複写することができる。音楽配信システムは、歌の保全のための機構を提供しなければならない。音楽の複写および音楽の配信は料金を支払わねばならない。支払い機構は、クレジット（ｃｒｅｄｉｔ）あるいは借方の改ざんを回避しなければならない。スマート・カード、クレジット・カードなどの幾つかの保全支払い機構が使用されてきた。これらの機構は、支払い機構と電子制御装置間の接続がハッカーによりアクセスできない限り、あるいは支払い機構を制御するソフトウェアが修正できない限り、充分な安全を提供する。

しかし、ジュークボックスの場合は、ジュークボックスの管理者は、機械のサービスの必要があるので、接続にアクセスしなければならない。このため、接続を遮断することができ、支払い機構を電子制御装置をごまかすエミュレーションが可能である。他の面からは、支払い機構を制御するソフトウェアは容易な修正および欺瞞が可能である。このように、ハッカーは料金の支払いを回避する。

従って、支払い機構あるいはこれを制御するソフトウェアが侵入あるいは欺瞞される場合でさえ安全である更に安全な支払い機構を作る必要がある。

現在のジュークボックスの短所は、個々の歌がディジタル的に格納される本発明によるジュークボックス・システムによって実質的に克服される。音楽は、物理的な交換によらず音楽を更新するため、中央の記憶ロケーションからジュークボックスへ転送することができる。音楽の階層システムは、更新中に音楽選択を自動化するために、顧客の選好を決定するためジュークボックス内に存在する。また、伝送のための帯域幅利用における改善を行う独特な配信システムが、中央ロケーションとジュークボックス間に用いられる。

従って、異なるメモリ階層で動作する統計的交換アルゴリズム、スケジューリング・アルゴリズム、およびアドレス指定可能な放送施設との従来の通信手段を用いるジュークボックス・システムを提供することが本発明の目的である。

新たに組込まれるシステムに音楽をオン・デマンドで提供し、かつ局所（ｌｏｃａｌ）ユーザの需要に基いて音楽を遅れた時点で請求する他の全てのシステムを提供することが本発明の更なる目的である。かかる遅れは、音楽を更に効率的にかつ更に安いコストでの供給を、１回の音楽伝送に対する多数のロケーションからの請求を多数の時点に同時に結び付けることによってもたらす結果となる。

前払いを可能にしかつ中央格納システムに対するジュークボックスからの自動的なアクセスを可能にする異なる支払い方法によりプログラム可能なジュークボックスを提供することが本発明の更に他の目的である。

ジュークボックスの地方ロケーションに階層的メニューの一部を格納し、地方のユーザ・アクセスに基いてメニューの更なる部分を検索することが、本発明の更に他の目的である。

本発明はまた、可用性に関して種々の分野に対するユーザの照会に基いて歌を地方のジュークボックスに配送することを可能にする。局所のジュークボックスは、あるロケーションにおいて検索される音楽を自動的に決定し、かつ当該局所において実際のユーザ選好に基いて音楽を選択的にダウンロードする。

歌をジュークボックスへ、かつ中央ロケーションへ情報を通信するため、装備およびサービスの双方において低コストである音楽システムを生成することが本発明の別の特質である。本発明の特質によれば、マスタと呼ばれるジュークボックスの１つが局所のサービス・センターとして働くことができる。音楽は、中央格納ロケーションから局所のサービス・センターへ通信される。音楽は、局所のサービス・センターにおいて格納され、あるいは更に他のジュークボックスへ伝送される。局所のサービス・センターからスレーブのジュークボックスに対しての実質的な伝送は、安いコストで低速度の局所の電話回線上であり得る。同様に、個々のジュークボックスは、情報を局所のサービス・センターへ直接通信することができる。

ジュークボックス管理者により既に所有されているコンパクト・ディスクの使用と共用し得る音楽配信システムを提供することが、本発明の他の特質である。コンピュータ化されたジュークボックスは、商業用のコンパクト・ディスク・チェンジャと接続するインターフェースを持ち得る。アルバムのカバーおよび歌の名前ジュークボックスのメモリへ入力され走査されることが可能である。ユーザがこのアルバムの１つあるいはコンパクト・ディスクの１つに基いてアルバムまたは歌の１つを選択するならば、ジュークボックスは、適切な歌を選択し再生するためＣＤチェンジャに接続する。

歌の購入、あるいは中央ロケーションからそれぞれのコンピュータ・ジュークボックスに対するサービスについての支払いのための音楽および（金銭の証書の如き）他の感度情報の転送のための安全環境を提供することが本発明の他の特質である。当該システムは、音楽の購入あるいは当該ジュークボックスへ与えられるシステムに対する支払いのための音楽および他の感度情報（金銭の証書の如き）の暗号化および解読に用いられるジュークボックスの各々におけるハードウェアの保全を含む。音楽は、システム内の他のジュークボックスを含む他の場所への複写を阻止する暗号化フォーマットで格納される。配信される音楽および音楽に対する適正な支払いの信頼性を保証するために、保全ハードウェアが用いられる。

図１は、本発明の実施の形態による音楽配信システムの概略図、 図２は、音楽の種別の階層を含む局所的な音楽構造を示す概略図、 図３は、静的に割当てられたチャネル・サーバーにおいて請求された音楽に対する待ち行列チェーンの概略図、 図４は、動的に割当てられたチャネル・サーバーにおいて請求された音楽に対する待ち行列チェーンの概略図、 図５は、遅延ロックアウト・チャネル・サーバーにおいて請求された音楽に対する待ち行列チェーンの概略図、 図６ａは、本発明の保全機構における保全ハードウェアの初期設定のためのプロセスを示し、 図６ｂは、本発明の保全機構における保全ハードウェアの初期設定のためのプロセスを示し、 図７ａは、本発明の保全機構を用いる音楽の配信プロセスを示し、 図７ｂは、本発明の保全機構を用いる音楽の配信プロセスを示し、 図７ｃは、本発明の保全機構を用いる音楽の配信プロセスを示し、 図８ａは、本発明の保全機構における金銭的証書の配信プロセスを示し、 図８ｂは、本発明の保全機構における金銭的証書の配信プロセスを示し、 図８ｃは、本発明の保全機構における金銭的証書の配信プロセスを示し、 図９は、本発明による音楽配信システムの第２の実施の形態のブロック図である。

ディジタル的に格納された音楽を含むジュークボックスに関し、ジュークボックスにおける音楽を交換するための音楽配信システムに関する。本発明は、中央格納ロケーションに格納された音楽を請求しこの音楽を局所のジュークボックスへ伝送するための装置および方法を含む。

本発明は、特に、仮想的電子タイトル（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｔｉｔｌｅ）（ＶＥＴ）を管理する電子タイトルの恒久的再生および実行（Ｒｅｐｅｔｕａｌ Ｒｅｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ ａｎｄ Ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ ｏｆ ｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｔｉｔｌｅ）による仮想的目録（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｉｎｖｅｎｔｏｒｙ）（ＶＩＰ）アーキテクチャに関する。ＶＥＴは、郵送あるいは電子的伝送あるいは格納のため使用される保全ディジタル・エンベロープへディジタル的にコード化され、許可されたユーザによってのみ開くことができる。ＶＥＴエンベロープは、関連付けリンクを持つ多様なオブジェクト・タイプ（ｏｂｊｅｃｔｔｙｐｅ）とパッケージおよび会計情報とを含んでいる。ＶＥＴは、販売、購入、格納、レンタル、配信、実行、再生、生成あるいは交換が可能である。ＶＥＴにおけるオブジェクト・タイプの実行は、テキスト、グラフィックス、音響、ビデオ、３次元オブジェクト、などの人間の認識を結果としてもたらす。このように、ＶＥＴは、ディジタル・ジュークボックスに対する格納機構を形成することができる。各々の歌は、ユーザからの請求時に実行することができる個々のＶＥＴとして格納される。ＶＥＴにおけるオブジェクト・タイプの再生は、ディジタル・ビデオ・ディスク（ＤＶＤ）、コンパクト・ディスク（ＣＤ）、テープ、紙のテキスト印刷、紙のイメージ印刷、彫刻、などの如き媒体でオブジェクト・タイプの再現を生じる結果となる。このように、顧客が実際のコピーを入手できるように、またジュークボックスが小売配送センターとして機能できるように、歌を別のフォーマットで再現することもまた可能である。伝送コピーに対するロイヤリティの支払いは、以下に述べる支払い機構の使用により保証され得る。

図１は、ジュークボックスと中央格納ロケーション間のアクセス方法を含む、本発明の実施の一形態によるＶＥＴを用いる音楽配信システムを示している。図１は、クライアント／サーバー環境におけるＣＩＰアーキテクチャを含む。３つの主要な要素は、インテリジェント端末（ＩＴ）ＩＴ１〜ＩＴ９、運営サービス・センター（ＯＳＣ）Ｒ１、Ｒ２、Ｇ１、および通信手段（ＣＭ）ＣＭ１〜ＣＭ９を含むＶＩＰからなる。１つの配信システムが図示されるが、音楽を任意のＩＴへ配信するために多数の配信システムが使用できる。例えば、図１に示されるように、ＩＴ４は、Ｒ１（主要配信チャネル）あるいはＲ２（２次配信チャネル）のいずれかを介して音楽を受取ることができる。同様に、各ＩＴは、１つより多くのの独立的なネットワークに接続することもできる。このため、各ＩＴは、単一の配信装置に限定されないオープン・アーキテクチャで働くことが可能である。ＩＴは、異なる配信ネットワークに接続する命令を含むことができるコンピュータのように動作することができる。単一のネットワークが図１に示され、以下において論述される。

本発明の実施の一形態において、ＩＴは時間の９５％を無料でオン・デマンドで音楽の実行を供給することが可能である個人用ジュークボックス（ＰＪ）である。個人用ジュークボックスは、装置を家庭のロケーションに限定するものではない。むしろ、このジュークボックスは、個人の好みおよび特定場所の顧客の要求に従って歌を選択する可能性を指す。しかし、本発明の配信システムは、個々の家庭用のＰＪを介して音楽を提供するために用いることができる。ＰＪの音楽をオン・デマンドで実行する高い能力は、以下に述べるように、最終ユーザから直接音楽の請求を検知することによって達成される。ＶＩＰは、ＶＥＴを物理的に配置するため多くのＰＪにより検知される如き請求図を用いる。大域サーバーＧ１は局所の住人請求を決定する情報を用いるが、ＯＳＣにおける局所サービスＲ１、Ｒ２は局所の住人の請求を決定するため局所の請求検知情報を用いる。各ＰＪは、ＶＥＴの局所的格納を決定するため個々の請求検知を用いる。

ＰＪプラトフォーム（ＩＴ１〜ＩＴ９のいずれか）は、ＣＰＵハードウェア・ボックス、メッセージ記憶システム、およびリアルタイム・オペレーティング・システム、およびハードウェア装置に対するドライバを含む。ＣＰＵハードウェア・ボックスは、ＰＣのようなハードウェアあるいはセットアップ・ボックス・タイプのハードウェアに基く。大容量記憶システムは、関連したデータ・タイプ（テキストおよびグラフィック・イメージ）を含むＶＥＴとして２００以上の圧縮された歌を格納するのに充分な大きさであり、あるいは一般に約１ギガバイトの記憶容量を有する。大容量記憶システムは、ユーザの需要にスケーラブル（ｓｃａｌｅａｂｌｅ）である。歌はＰＪの格納システムに搭載（あるいは、削除）のため個々に選択できるので、所望の歌のみを格納する必要がある。要求されない歌に記憶域を無駄にされない。

図１における大域配信プラトフォームＧ１は、ＷＡＮに接続されたＬＡＮを含んでいる。当該大域運営サービス・センターＧ１は、マスタ・サーバー、階層的格納サブシステム、通信サーバー、公衆あるいは専用ネットワークに対する接続設備、およびＶＥＴファクトリ（ｆａｃｔｏｒｙ）からなっている。

局所ＯＳＣ Ｒ１、Ｒ２は、ＶＥＴファクトリを必要としないことを除いて大域ＯＳＣＧ１に類似する。局所ＯＳＣ Ｒ１、Ｒ２は、サービスを行うＩＴＳと地理的に近い。このため、これらＯＳＣは、任意のＶＥＴに対するより早くかつ一般に安いソースを提供することができる。先に述べたように、局所ＯＳＣに対応する各ＰＪからの請求情報は、局所ＯＳＣに維持される特定のＶＥＴを決定するために用いることができる。Ｒ１、Ｒ２の如き局所ＯＳＣは、ＶＩＰネットワークにおけるノードが故障するならば代替的な経路および代替的な局所または大域ＯＳＣをアクセスできるように、ＶＩＰネットワークおよび他の局所に対するＯＳＣの置換において任意のノードとして動作することができる。１つのレベルのＯＳＣが大域ＯＳＣとＰＪ間に示されるが、多くのレベルを使用することもできる。請求情報は、より低いレベルに対する最も人気のある歌を各レベルにおいて維持するために用いられる。

ＯＳＣは、運営サービスをＩＴへ提供する。図１において、ＩＴがＯＳＣにアクセスするための異なる選択がＣＭ１〜ＣＭ９で示される。ＯＳＣからＩＴに対するＶＥＴの高容量、高速の配信が存在する。更に、ＩＴからＯＳＣに対する情報の低容量、低速の情報交換が存在する。交換された情報は、ＯＳＣに対してＶＥＴ請求を送るＩＴ、ＯＳＣにおける統計的情報をアクセスするＩＴ、およびＩＴからの販売情報をアクセスするＯＳＣ、および遠隔制御診断を行うＯＳＣなどを含む。局所のＯＳＣが故障すると、ＩＴは別の局所ＯＳＣに接続することができ、あるいはサービスのため大域ＯＳＣに接続することができる。

図１のＩＴ１は、情報の交換のため非対称的なアナログ電話回線を用いる。ＩＴ１は、電話呼出しコストを低減するためＶＥＴに対する請求を局所ＯＳＣへ送る。局所ＯＳＣＲ１は、この請求を大域ＯＳＣ Ｇ１へ送り、このＯＳＣが更に請求されたＶＥＴを衛星にアップリンクする。次いで、衛星は請求されたＶＥＴをＩＴ１の衛星受信機へ送る。当該実施の形態では、受信機、アンテナ、ダウン・コンバータ、および電話回線のみが局所的に必要とされる。

ＩＴ２は、情報の変更およびＶＥＴ配信のためディジタル総合切換えサービス網を用いる。このサービス網は、モデムを必要とし、サービス・プロバイダ間で現在標準となりつつある。

ＩＴ３は、会計、販売、ユーザのＶＥＴ請求、などに関する全ての情報を格納するため取出し自在ディスクを使用する。このディスクは、情報の処理のため情報がデータベースへロードされる契約ＯＳＣへ郵送される。ＯＳＣは、指定されたＩＴユーザに対するＶＥＴ請求を含む顧客作成ディスクを生成する。あるいはまた、ＯＳＣは、新規な歌のような共通配信物を含む一般的にプログラムされたディスクを生成することもできる。

ＩＴ４は、情報を交換しＶＥＴを請求するためケーブル・モデムを使用する。現在では、ＯＳＣのかかるアクセス方法を困難にするケーブル・オペレータにおける画一性はない。また、あるケーブル・オペレータは、両方向のデータ伝送能力は持たない。

ＩＴ５は、情報を交換しＶＥＴを請求するのに非対称的ディジタル加入回線を用いる。
ＩＴ６は、ＯＳＣのアクセスのため切換えディジタル・ビデオあるいはハイブリッド・ファイバ同軸ケーブルを用いる。これが、非常に高速の帯域幅を許容する。当該方法は、光ファイバ通信の増加と共に米国において活発に開発されつつある。

ＩＴ７は、ＯＳＣへのアクセスのため、地上型の無線技術、マルチポイント・マルチチャネル配信サービス（ＭＭＤＳ）あるいは局所マルチポイント配信サービス（ＬＭＤＳ）を用いる。ＭＭＤＳは、高帯域幅を持つ単方向性である。ＬＭＤＳは、セルラー型技術に基く両方向性である。

ＩＴ８は、衛星受信機のみを使用し、対話型ではない。以下に述べるように、ＶＥＴは連続的に放送され、ＩＴは局所請求統計に基いてダウンロードを欲するものを自動的に選択する。ＩＴは、周期的料金が課され、あるいはダウンロードされるＶＥＴ数に対して課金される。ＯＳＣは、ＩＴダウンロード（再生）およびＩＴの実行能力を不動作状態／動作状態にする能力を有する。

ＩＴ９は、取引およびそれから統計的情報を捕捉するため形態コンピュータを使用し、ＩＴにより請求された内容をダウンロードする。ＩＴとＯＳＣ間の接続は、ポートあるいはＬＡＮによる。

通信サーバーあるいはアクセス・サーバーは、ネットワークのプロトコル翻訳、速度マーチング、バッファリングおよびＩＴとＯＳＣ間のネットワーク・パケット経路決定のインターフェース機能を行う。ＩＴに対する衛星送信を用いるとき、通信サーバーから衛星アップリンクへの高速Ｔ１あるいはＥ１リンク（あるいは他の高速リンク）により、ネットワーク・キャリアはＯＳＣに接続され、この場合地理的に分散されたＩＴへ送るためデータが衛星へ送られる。通信サーバーおよびＯＳＣは、高いネットワーク処理速度を保証するため全てのネットワーク装置の相互接続を行うネットワーク・ハブを介してマスタ・サーバーに対して内部的に接続される。

大域ＯＳＣ Ｇ１におけるＶＥＴファクトリは、システム全体に転送されるＶＥＴエンベロープを生成する。ＶＥＴファクトリは、編集およびオーサリング能力、内容捕捉装置およびＯＳＣネットワーク・ハブに対する内部接続を有する１台以上のマルチメディア・ワークステーションを有する。ワークステーションは、マスタ・サーバーおよび外部ＷＡＮ装置をアクセスできるように、ネットワーク・ハブを介してＬＡＮおよびＷＡＮへ接続される。ＶＥＴの内容は、アルバムの名前、歌の名前、作者、制作者、日付、通し番号、ロイヤルティなどの如きテキスト、アルバム・カバーの如きイメージ、あるいは歌またはディジタル・ファイルの如きオーディオを含み得る。ワークステーションは、ＶＥＴを生成し、これをネットワーク・ハブを介してマスタ・サーバーへ送出する。マスタ・サーバーは更に、ＶＥＴデータベースを更新する。ワークステーションは、歌を捕捉するＣＤプレーヤの如き捕捉装置に対して接続するポートを有する。捕捉装置は、タイトルを信号へ変換する。

本発明においては、ＶＥＴエンベロープは、単一の装置として配信される。エンベロープは、一緒にリンクされた同じかあるいは異なるデータ・タイプのＶＥＴグループを含む。通常は、１つのエンベロープにおけるＶＥＴは、１つのタイトル関係を有する。例えば、エンベロープは、エンベロープがアルバムから５つの歌を含むように、アルバムから生成することができる。
エンベロープは、５つの圧縮され暗号化されたオーディオ・タイトル、５つの非圧縮の暗号化されない歌のタイトルを含み、それぞれがその各々のオーディオ・タイトルにリンクされある非圧縮アルバム・タイトルは各歌のタイトルにリンクされ、ある圧縮され、非暗号化されたカバー・ページはアルバム・タイトルにリンクされている。

図１に示された如きＰＪと中央格納ロケーション間のアクセス法は、下記のステップを含む。ＯＳＣは、全てのロケーションに対して配信に利用可能な新規な歌のリストを周期的に同報する。個人用ジュークボックス（ＩＴ_１〜ＩＴ９）は、新規な歌のリストをダウンロードする。ＰＪは、ユーザの要求を捕捉することによりユーザ請求を決定し、かかる請求を統計的に処理する。次いで、ＰＪはどの新規なタイトルがダウンロードに便利であるかを判定する。ダウンロードの試みに先立って、ＰＪは銀行の支払い、銀行預金、あるいは硬貨、紙幣、スマート・カードなどの如きＰＪ基金収集機構を介してクレジトがロードされることになる。いったんクレジットが預託されると、ＰＪは、多数の歌のタイトルをダウンロードするためＯＳＣ衛星送信により自動的に動作可能状態あるいは不動作状態にされる。タイトルがダウンロードされると、クレジット数が減じられる。ＰＪは、クレジットが残る限り、選択したタイトルのみをダウンロードする。各ジュークボックスは、システムにおいて入手可能な音楽の一部を局所的に格納して、この音楽を演奏することができる。ジュークボックスにない音楽は、図１に示されたＣＭ１〜ＣＭ９の如き任意の電子転送媒体を介して中央格納ロケーションから検索することができる。クレジットの使用により可能状態になった音楽のみを受取り、解読し、演奏することができる。ＰＪのクレジットが足りなくなると、歌は動作可能状態にならない。また、別のＰＪの如き別のソースから複写される音楽は、可能状態にならない。このように、不適性に複写された歌は解読あるいは演奏ができない。他の保全特徴について以下に述べる。

図２は、請求情報を判定し歌の選択を行うための局所的音楽構造を示している。このような構造は、より低いレベルからの情報に基いて各レベルでＶＩＰに含まれる。当該構造は、音楽タイプ（ラテンの如き）およびサブタイプ（サンバ、サルサ、メレンゲの如き）、アルバムおよび歌に対するレベルによる音楽の種別の階層を含んでいる。各ジュークボックスは、局所的にアクセスされる階層の一部のみを含む。全ての階層は、中央ロケーションに配置される。図１におけるＲ１、Ｒ２の如き局所的配信ロケーションは、この階層の全てあるいは一部を含む。ジュークボックスにおける階層の当該部分は、局所的に支払いの対象になり得る歌を選択するために詳細が示される。ユーザは、音楽タイプを選択し、次いでサブタイプ、アルバムを選択し、次いで歌を選択する。ＶＥＴが格納される歌のみが、局所的にアクセスすることができる。ユーザがアルバムを選んでも、アルバムにおける歌の全てが格納されあるいは選択されるわけではない。このため、人気のない歌は格納されず、アルバムにおける人気のある歌が格納される。

ユーザの選好を判定するため、ユーザはその時入手可能でなく欲しい音楽のタイプまたは特定の歌を選択するため階層を参照することができる。これらの歌は、中央（または、局所）のロケーションからジュークボックスへダウンロードすることができる。ジュークボックスは、階層におけるノードがユーザにより調べられる回数に関する統計を維持する。このノードをある回数（所与の期間内あるいは尋ねられたノードの全数の百分率として）調べると、前記ノード以下の情報が中央格納ロケーションから検索される。このように、音楽のタイプからどんな歌でも局所的に存在するわけではない。しかし、ユーザが階層をアクセスして各タイプを選択するとき、階層の下方部分が検索されるまでその統計値が増加する。中央ロケーションからの階層あるいはある歌の更なる部分を請求するために必要な的中数は、ジュークボックスに対する目的に基いて変動し得る。直接オンライン・アクセスの如き更に高速の検索は、当然更に高価になる。あるいはまた、システムは、新規な音楽あるいは階層が２日のような所与の時間内に送られることを請求することができる。先に述べたように、ある歌は、中央ロケーションから周期的に同報される。階層もまた、同様に同報される。かかる構造では、ジュークボックスが階層の歌の一部を検索すべきものと判定するとき、歌あるいは階層の一部が同報されるまで放送を監視する。検出されると、ジュークボックスは、放送から所望の情報をダウンロードする。

階層の一部が検索されるとき、必ずしもその下の全てを検索することはない。むしろ、１つのレベルおよびより低いレベルの各部を検索することになる。更に、それほど頻繁にアクセスされない各部の各部および歌は、新規な部分および歌に対してスペースを作るため削除される。このため、ジュークボックスは、特定のロケーションにおける顧客にとって関心のある歌により自動的に更新される。

当該システムはまた、中央ロケーションから個々のジュークボックスへの情報の送信のためのチャネル帯域幅を最適化する。階層の更に他の部分あるいは歌の特定のタイトルに対する各請求は、配送時間を含む。配送時間が重なるように情報が請求されると、情報は多くのジュークボックスに対して同時に送ることができる。これは、情報が衛星によりあるいはコンピュータ・ネットワークを介して送られるときに特に適切である。このことは、多数の最終ロケーションに対する同報送信を可能にする。

本発明の実施の一形態において、「歌／アルバム・カバー」比は、アルバムにおける生産性のある歌の数である。生産性のある歌は、２つのタイプに分類される。即ち、月間売上の８０％を生じるもの、および売上の残りの２０％を生じるものである。研究に基き、本発明は、月間売上の８０％を生じるＣＤベースのジュークボックスにおけるアルバムの歌の１６％を使用する。これらの歌が「上位の演奏者」である。平均的な演奏者は、売上の他の２０％を生じるアルバムの歌の１１％である。生産性のある歌の総数は、「上位の演奏者」と「平均的な演奏者」の組合わせである。ＯＳＣの棚卸（ｉｎｖｅｎｔｏｒｙ）しは、生産性のある歌のみがロードされ、これにより非生産的な歌の７３％を除く。「上位および平均的な演奏者」の月間のプレミア・ソングおよび指標が、ジュークボックスからの任意の請求なしに中央格納ロケーションにより周期的に送信される。

送信中、月に２回のようなプログラム可能な期間中に生じるようプログラム可能な非対話的更新送信である「上位および平均的な演奏者」および「月間プレミア・ソング」の送信のための１つの帯域幅要求が必要である。全ての局所ジュークボックスが、新規なタイトルの非対話的な放送を受取る。タイトルは、実際には、放送時間中にジュークボックスによりダウンロードすることができる。ジュークボックスがユーザ請求に基いてそのＶＥＴをＯＳＣから請求するとき、対話的な更新送信のためには２回目の帯域幅要求が必要である。このことは、ジュークボックスが新たなロケーションにおいて組込まれるときに生じる。対話的モードおよび非対話的モードが同時に生じることができる。

この結果、「同時に重なる同時搬送」（ＣＯＣＤ）システムが帯域幅要求および送信コストを最小化し、ＶＥＴの送信の可能性を改善することになる。異なるクライアントが、同じＶＥＴを重なった時間に請求することがあり得る。多くの重なり時間が多くなるほど、より多くのクライアントが同じＶＥＴ搬送を共有する機会が多くなる。最も長い送信遅延範囲を生じるクライアントに対して最低のコストを提供することにより、重なり時間が改善される。

ＣＯＣＤは、待ち行列システム、配信装置、チャネル・サーバー、ＣＯＣＤコントローラおよび請求競合ハンドラからなる。待ち行列は、１つ以上のＶＥＴ＿送信請求を請求するＶＥＴ＿グループを含む。待ち行列は、当該待ち行列から別の待ち行列あるいは配信装置までの待ち時間を完了するＶＥＴ＿グループを移動する並列ポインタを有する。配信装置は、ＶＥＴ＿グループを送信のためのチャネル・サーバーへ送出する。

ＣＯＣＤシステム、および個人用ジュークボックスの如きＩＴにおいては、ＶＥＴが送信されることを要求するとき、「ＶＥＴ＿送信＿請求」を送出する。待ち行列、グループおよび請求は、一義的な命令パラメータを有する。種別パラメータは、送信までどれだけ長くＶＥＴが待機すべきかをＣＯＣＤシステムに指示し、送信が生じるべき期間を示し、ＣＯＣＤシステムに通信の節減を指示し、待ち行列が送信のため可能状態になるときなどを示す。可用度パラメータは、当該待ち行列におけるグループに対して予期される最悪の遅延ウィンドウをＣＯＣＤに対して指示する。

ＣＯＣＤコントローラは、ＣＯＣＤインテリジェンスおよび動作を行うタスクである。これは、ＶＥＴ＿グループを生成し、これらを待ち行列間に移動させ、パラメータを更新し、スケジューリングを調整する。

ＯＳＣは、ＩＴの「ＶＥＴ＿送信＿請求」の受取り時にＣＯＣＤを呼出す。ＣＯＣＤは、どのＶＥＴ＿グループが同じＶＥＴネームおよび共用し得る命令パラメータでの送信のため保留する。ＶＥＴ＿送信＿請求およびＶＥＴ＿グループが同じ種別のパラメータを持たなければ、新たなグループが生成されて、待ち行列に挿入される。さもなければ、ＶＥＴ＿送信＿請求はグループ内にスタックされる。より短い遅延時間が請求されるならば、グループは新たな請求可用性パラメータで更新され、全てのスタックされた請求は、全ての命令パラメータと一致するより高い可用度待ち行列へ移動される。より短い遅延時間が請求されなければ、請求はグループ内にスタックされる。このことは、スタックされ同じＶＥＴ送信に対する同じグループにおいて待機中の全ての保留請求に対して唯一の送信が生じることを保証する。

ＣＯＣＤ配信装置は、１つ以上の可能状態の待ち行列からＶＥＴ＿グループを選択し、これらを１つ以上のチャネル・サーバーへ配送する。配信装置は、ラウンド・ロビン、固定優先権、デイジーチェーンなどの配信機能を実現することにより、待ち行列の重みとチャネル・サーバーのスループットの関数として選択および配信を均衡させる。

ＣＯＣＤにおけるチャネル・サーバーは、配信装置からグループを受取り、実際のＶＥＴ伝送を実施する。図３、図４および図５は、幾つかのＶＥＴ請求待ちを持つＣＯＣＤシステムの事例を示している。図示のように、ＣＯＣＤに６つの異なる待ち行列が構成される。

図３において、待ち行列１、２および３が併置され、統計的に割当てられたチャネル・サーバーの最適の可用度を示す。例えば、ＶＥＴ＿ＧｒｏｕｐＸが待ち行列における最初でありチェーン状の更に高い可用度が空であるならば、配信装置は、送信のためＶＥＴ＿ＧｒｏｕｐＸを引出し、スケジュールの前に送信を生じさせる。この特徴は、チャネルが使用されるか否かでＯＳＣが課されるので、チャネル・サーバーが統計的に割当てられる（連続的）通信サービスに特に適している。ＣＯＣＤは、チャネル・サーバー時間の使用を最適化するようにＶＥＴ請求を配信するため前記ＶＥＴ請求を再スケジュールする。

図４において、待ち行列４および５が併置さ、動的に割当てられたチャネル・サーバーの送信コストの最適化を示す。請求されたＶＥＴの送信を遅らせることにより、特に伝送されるデータ量に従ってキャリアが変化するのでチャネル・サーバーが動的に割当てられるときに、データ伝送の低減および安い送信コストがもたらされる。

図５において、待ち行列６は単独であり、遅延のロックアウトに対する最適化を示す。当該実施の形態では、待ち行列における特定のグループに対して指定された正確な時間が生じる。これらＶＥＴは、時間に依存し、従って更に高い可用度の待ち行列になるわけではなく、他のＶＥＴグループとスタックされることがない。かかる遅延ロックアウトは、送信前の更に正確な待ち時間を許容する。かかる特徴は、ある種類の決定的な送信時間を要求する同報送信システムに特に適している。例えば、非対話的な衛星送信（図１におけるＩＴ８）において、ＯＳＣが入手可能である新しい歌の歌の名前（指標階層）を送らねばならない。システムは、歌自体を送信する前に新しい各歌に対する要求を決定するため、各ジュークボックスに対して１週などの固定時間を遅らせることもできる。

図３および図４において、配信装置１を介して待ち行列１および４がチャネル・サーバーを割当てられている。図３ないし図５における他の待ち行列は、Ｎｅｘｔ＿Ｓｔａｔｅ、即ち次の待ち行列に併置される。例えば、図３において、待ち行列３の出力が待ち行列２の入力になり、待ち行列２の出力は待ち行列１の入力になる。待ち行列４はチャネル・サーバーの対応の３３％しか使用しないが、待ち行列１はチャネル・サーバーの時間の６６％を占める。

本発明の待ち行列システムは、多くのロケーションに対する音楽の更に有効な転送を可能にし、時間と金銭の両者を節減する。
本発明における個人用ジュークボックスは、商業用途あるいは家庭用途のいずれでもよい。家庭用に対しては、モニター、通信設備、料金収集装置、および音響サブシステムがオプションであり、家庭ユーザがモニターとしてテレビジョンとＰＪに接続される家庭用音響システムとを持つので、自由に付加することができる。

図６ａないし図８ｃは、本発明の実施の一形態による保全システムの動作を示している。保全システムは、個人用ジュークボックスに格納された歌の不適性な複写を防止するために用いられる。このシステムはまた、個人用ジュークボックスにおける不当な格納あるいは音楽の演奏を防止する。このシステムは更に、歌のコピー、あるいは他の種類の製品またはサービスを購入するため用いられる金銭証書（ｍｏｎｅｔｒａｙｃｅｒｔｉｆｉｃａｔｅ）の不適性な使用を防止する。本発明の保全システムにおいては、各ジュークボックスにおける歌が暗号化されたフォーマットで格納され、これが他のジュークボックスあるいは他の記憶媒体へ転写されることを防止する。ＯＳＣの１つからジュークボックスに転送される音楽もまた暗号化される。転送される音楽の解読は、充分な金銭的クレジットを必要とし、さもなければＶＥＴは解読できない。同様に、金銭的クレジットの使用の調整は、不当なクレジットの増加を防止するためＯＳＣにより制御されなければならない。

各ＰＪは、実施の一形態によればオーディオ・カードに置かれる保全ハードウェアを含んでいる。モノリシック・フォーマットで構成される保全ハードウェアは、情報の暗号化および解読のため使用される。保全ハードウェアがモノリシックであるので、入出力データにアクセスできるのみである。保全ハードウェアに対するディジタル入出力の全ては、ＶＥＴあるいは金銭証書、あるいは他の検出性データの不当な複写を防止する暗号化フォーマットによる。

各ＰＪに対する保全ハードウェアは独特なものであり、データを異なる方法で暗号化および解読を行う。従って、保全ハードウェアは、異なるジュークボックス間に転送できない。しかし、ジュークボックス用の保全ハードウェアが破損したならば、保全ハードウェアにより格納されたＶＥＴを検索し解読するために修理されねばならない。保全ハードウェアにおけるＶＥＴを暗号化し解読するため、１組の公開キー（ｐｕｂｌｉｃｋｅｙ）および秘密キー（ｐｒｉｖａｔｅ ｋｅｙ）が用いられる。ＯＳＣは、欠陥があるか破損した保全ハードウェアを修理あるいは交換するため使用することができるキーに対する適正な指標を維持することができる。望ましくは、保守要員は、保全ハードウェアを直すため必要なキーをダウンロードするため、ＯＳＣにおいて（パスワードあるいは他の適切な安全ガードの入力後に）データにアクセスする必要がある。保全ハードウェアに対する初期設定プロセスは、図６ａおよび図６ｂに示される。

図６ａに示されるように、ＯＳＣの認可されたセンターは、外部ＩＴ（インテリジェント端末あるいはジュークボックス）キー、外部ＳＨ（保全ハードウェア）キー、および保全ハードウェアおよび対応するＩＴに対する外部の通し番号を生成する（ステップ１０１）。この情報は、ＯＳＣおよび特定の保全ハードウェアにおいて排他的に知られる秘密ＳＨキーを用いて（ステップ１０２）暗号化される（ステップ１０３）。初期設定エンベロープ（ｉｎｉｔｉａｌｉｚａｔｉｏｎｅｎｖｅｌｏｐｅ）と呼ばれる暗号化情報は、ＩＴの保全ハードウェアへ送られる。初期設定エンベロープは、物理的ディスク上、モデムにより、あるいは特定のＩＴに対する同報によることを含む異なる方法で送ることができる。保全ハードウェアは、外部キーおよび通し番号を復元する初期設定エンベロープを暗号化する（ステップ１０６）。他のＩＴは、初期設定エンベロープの暗号化に用いられる初期設定ＳＨキー（図６ａにおける１０５）は知らず、従って、エンベロープはエンベロープが生成されたＩＴにより排他的に解読することができる。次いで、保全ハードウェアは、外部ＳＨキーを内部ＳＨキーと比較することにより、初期設定が適正であるかどうかを判定する。キーが一致しなければ、初期設定エンベロープは潰れた状態（あるいは、不許可状態）となり、プロセスが終了する（ステップ１０９）。あるいはまた、不許可の修正が試みられたので、ＩＴは不動作状態にされ得る。キーが一致すると、内部ＩＴキーおよび内部の通し番号はＯＳＣからの新しい情報で更新される（ステップ１１０、１１３）。保全ハードウェアが修復あるいは交換されると、ＯＳＣにより選択される外部ＩＴキーは、保全ハードウェアが配置される装置に対する内部ＩＴキーに対応することになる。ＶＥＴは内部ＩＴキーを用いて暗号化および解読されるので、修復あるいは交換された保全ハードウェアは前に格納されたＶＥＴを解読して演奏させることができる。通し番号は、以下に述べるように、金銭的クレジットを管理するために用いられる。

保全システムと関連するＶＥＴを配信するプロセスは、図７ａ、図７ｂおよび図７ｃに示される。対応コストを含む圧縮されたＶＥＴ２０１は、ＶＥＴエンベロープを生成するためＶＥＴキー２０２を用いてＯＳＣで暗号化される（ステップ２０３）。ＶＥＴキーは、壊れたコードが連続的に使用されることを防止するため時間に基かせることができる。次いでＶＥＴエンベロープは適正なＩＴへ転送され、ここでＩＴの階層的記憶域に格納される。格納されたときにＶＥＴエンベロープが暗号化されるので、これらエンベロープは他人によって不当に複写することができない。ＶＥＴエンベロープは、他のＩＴあるいは他の記憶装置へ複写することができるが、解読するためには適正なキーが必要である。保全ハードウェアは、ＶＥＴエンベロープを解読するために用いられる。第一に、ＶＥＴエンベロープの日付に基いて適正なＶＥＴキーが選択される（ステップ２１６）。ＶＥＴキーは、ＶＥＴエンベロープの内容を解読する（ステップ２１８）ため用いられる。ＩＴが充分な金銭的クレジットを持つならば（ステップ２０７〜２０９９）、解読されたＶＥＴが、このときは保全ハードウェアの内部ＩＴキーにより再び暗号化される（ステップ２２４、図７ｂ）。暗号化されたＶＥＴは、ＩＴの階層的記憶域に再び格納される。１つの歌が演奏されるように選択されると、ＶＥＴは記憶域から検索され、保全ハードウェアにおいて内部ＩＴキーを用いて解読される（ステップ２２７）。ステップ２２８〜２２９において、ＶＥＴが圧縮解除され、Ｄ／Ａ変換され、オーディオ増幅器２３０へ出力される。ＶＥＴエンベロープを解読するために金銭的クレジットが用いられる。このことは、ＩＴへ与えられる歌に対する支払いが受取られることを保証する。先に述べたように、ＶＥＴエンベロープはコストを含む。ＩＴは、利用可能な金銭的クレジットの内部ストア２１２を含む。解読されるＶＥＴのコストは、内部ストア２１２における値と比較される。先に述べたように、内部のクレジットが充分であれば、内部ストアの量がＶＥＴコストだけ減じられ（ステップ２０９）、解読されたＶＥＴが更に処理される。内部のクレジットが充分でなければ、解読は終了される（ステップ２１０）。

図７ｃは、ＯＳＣ以外のソースから歌を入力するプロセスを示す。受取られた歌をＶＥＴとして圧縮し暗号化するために、保全ハードウェアが用いられる。ＶＥＴはブロックへ分割され（ステップ２３２）、その各々をコストに関連付けることができる。コストおよびＶＥＴのデータは、ＶＥＴキーを用いて多重され（ステップ２３５）暗号化される（ステップ２３８）。出力されたＶＥＴエンベロープは、更なる処理のためＩＴの階層的記憶域に格納される。

図８ａないし図８ｃは、ＩＴに対する金銭的クレジットを増加させるプロセスを示す。金銭的クレジットは、金銭証書をＯＳＣからＩＴへ転送することにより増加される。金銭証書は、不当な改ざんを防止するため暗号化される。ステップ３０１において、この証書が総量および適正キーにより生成される。金銭証書（金額のあるなしに拘わらず）は、後の日付のＶＥＴ転送のため用いられる新たなＶＥＴキーをも含むことができる。この証書は、ＩＴがクレジットを受取るように内部ＩＴキーを用いて暗号化される（ステップ３０３）。無論、ＩＴ所有者からＯＳＣに対する金銭の転送については、あえて付言する必要はない。衛星、キーボード、モデム、ファクシミリを用いて金銭的クレジットを転送する。証書は、適当な転送機構によりＩＴへ転送される。このような機構は、直接送信あるいはキーボードで入力される適正なコードの転送によることを含み得る。内部ＩＴキーは、証書を解読するために用いられる（ステップ３２２）。受取った外部ＩＴキーを内部ＩＴキーに比較し（ステップ３２５）、受取った外部通し番号を内部の通し番号と比較する（ステップ３３１）ことによって、証書が認可される。相違があるならば、証書は無効と判定される。証書が無効化送信でありあるいはキーボードに入力される適切なコードの転送によるとき、証書を解読するため内部ＩＴキーが用いられる（ステップ３２２）。証書は、受取った外部ＩＴキーを内部ＩＴキーに比較し（ステップ３２５）、受取った外側通し番号を内部通し番号に比較する（ステップ３３１）ことによって認証される。何らかの相違があるならば、証書は無効と判定される。証書が無効であるとき、取引は打ち切られるか、あるいはＩＴが不動作状態にされる（ステップ３２７）。通し番号は、証書が改ざん、複写あるいは紛失していないことを確証するために用いられる。各証書は、ＯＳＣにより設定された通し番号を有する。ＩＴの通し番号は、ＩＴへ送られた最後の通し番号に対応する。この通し番号は、先に述べたように、ＯＳＣから保全ハードウェアにおいて初期設定される。各証書が受取られると、内部の通し番号が予め定めた量だけ増加される（ステップ３３１）。通し番号は典型的に１だけ増加されるが、他の量も更なる保護のため用いることができる。証書が正当であると決定されると、内部の金銭的クレジットが証書におけるクレジット高だけ増加される（ステップ３３３）。

金銭証書はまた、新たなＶＥＴキーを転送するためにも用いることができる。証書が受取られると、ＶＥＴキーが内部のＶＥＴキーに比較される（ステップ３３５）。相違するならば、新たなキーが提供される。システムは、ＶＥＴキーを証明日付に従って記憶する。新たなＶＥＴキーは、証明後に受取られ次のＶＥＴキーの変更がなされるまでＶＥＴに対して用いられる。ＶＥＴは解読される前に記憶されるので、種々の日付に対するＶＥＴキーを保全ハードウェアのメモリ３３４に記憶することができる。証書は、ＯＳＣからではないＶＥＴを生成するためのブロック・コストを調整するためにも用いることができる。内部ブロック・コストは、受取られた外部のブロック・コストに設定される（ステップ３３８）。内部のブロック・コストは、先に述べたように、ＶＥＴの処理において用いられる。証書が完全に処理されると、処理は終了する。

図９は、本発明による音楽配信システムの第２の実施の形態を示している。第１の実施の形態におけるように、当該実施の形態は、運営サービス・センターである大域音楽配信プラトフォーム９０８を含む。この運営サービス・センター９０８は、種々の機構を用いてジュークボックスに通信することができる。例えば、通信はモデム９１１を用いて、ディスケットの如き取外し自在記憶媒体９０７、９１６を介して、あるいは衛星９０１通信により電話回線上で行うことができる。衛星通信の場合、歌及び他の情報は、多数の上へ同時に転送することができ、一曲当たりの総転送コストを低減する。衛星放送の受信だけのため、スタンドアロン／聴取専用ジュークボックス９２７を衛星受信機９１９へ接続することができる。このジュークボックスは、運営サービス・センター９０８に対する直接の通信は行わない。あるいはまた、聴取／通話ジュークボックス９２６は、衛星受信機９１８を介して歌を受信することができ、かつ電話回線のモデム９１７を介して情報を転送することもできる。典型的には、このような接続は、長距離電話回線接続となり、歌を送信するためには高価になるが、はるかに小さな量である演奏データを転送するために用いることもできる。ディスケットの如き取外し自在の記憶媒体９１６は、スタンドアロンのメール・ジュークボックス９２５と通信するために用いることができる。運営サービス・センターから、ディスケットがジュークボックスのロケーションへ郵送することによって、歌および演奏データを転送することができる。このジュークボックスは使用者によりロードされる。

音楽に対する配信コストおよびデータ演奏の収集コストは、使用者領域９０２の使用によって更に減じることができる。使用者領域９０２におけるジュークボックスの１つがマスタ・ジュークボックス９０６として機能する。このマスタ・ジュークボックス９０６は、図１に示した発明の第１の実施の形態の局所運営サービス・センターＲ１、Ｒ２に類似する方法で動作する。更に、マスタ・ジュークボックス９０６は、通常のジュークボックス・ロケーションとして機能する。このため、マスタ・ジュークボックス９０６は、電話回線モデム９１０、取外し自在記憶装置９０７、あるいは衛星受信９０３を含む任意の配信形式により局所サービス・センター９０８と通信することができる。更に、マスタ・ジュークボックス９０６は、電話回線モデム９１０、９１３、９１４、９１５を介して複数のスレーブ・ジュークボックス９２２、９２３、９２４に接続される。望ましくは、スレーブ・ジュークボックス９２２、９２３、９２４は、マスタ・ジュークボックス９０６の局所通話域内に配置される。このように、歌をマスタ・ジュークボックスからスレーブ・ジュークボックスへより安価に配信することができる。あるいはまた、歌をスレーブ・ジュークボックス９２０、９２１へ転送するために、取外し自在記憶媒体９１２を用いることができる。スレーブ・ジュークボックスとマスタ・ジュークボックス間の通信もまた２つの方法が可能である。このように、歌の支払いについての情報、および新たな歌に対する選択は、マスタ・ジュークボックスへ逆転送することが可能である。マスタ・ジュークボックスから、歌を運営サービス・センター９０８へ転送することができる。図９は運営サービス・センター９０８とマスタ・ジュークボックス９０６間の単一レベルを示すが、任意の数の局所運営サービス・センターあるいは他のマスタ・ジュークボックスを階層的構造において用いることができる。各マスタ・ジュークボックスはシステムにおけるスレーブ・ジュークボックスの一部のみと通信するから、電話回線上の通信は充分であるはずである。単一電話回線は、月間２７０時間の通信を提供することができる。１つの歌の転送が約２０分かかるものとすると、単一の電話回線は月間２１６０の歌を配信することができる。マスタ・ジュークボックス９０６は、月間で平均６つの新しい歌を３６０のスレーブ・ジュークボックスへ提供することができる。このような数の歌の場合、各スレーブ・ジュークボックスは、マスタ・ジュークボックスをアクセスするためにあるタイム・スロットを割当てることができる。アクセスすると、スレーブ・ジュークボックスは、支払い情報をマスタ・ジュークボックスへ転送し、必要な歌をダウンロードすることができる。

図９は、現在のジュークボックス技術に関する本発明の適用を示している。多くのジュークボックス使用者は、音楽の大部分が格納されるコンパクト・ディスクの著しい棚卸しを既に行っている。図９に示されるように、ジュークボックス９２７は、ＣＤチェンジャ９２８に対する接続のためのインターフェースを持つことができる。現在量のコンパクト・ディスクをＣＤチェンジャにおいて演奏することができる。ジュークボックス９２７のメモリに格納された歌の選択に加えて、ジュークボックスは、インターフェースを介してＣＤチェンジャを動作させるようにプログラムすることができる。このため、ユーザがＣＤチェンジャ内部の現在のＣＤに置かれる歌を聴きたいと欲するならば、ジュークボックスは、所望の歌を選択して演奏するようにＣＤチェンジャに信号を与える。ＣＤチェンジャで動作するためには、チェンジャにおけるＣＤについての情報がジュークボックスへ入力されねばならない。選択プロセス中に表示されるようにアルバム・カバーで走査するために、スキャナ９２９をジュークボックスに接続することができる。歌の情報ならびにチェンジャ内のＣＤの特定の場所を入力するために、キーボード９３０を使用することができる。

本発明の新たな実施の形態について述べたが、当業者には、上記のことが事例としてのみ提示された単なる例示に過ぎず限定ではないことが明らかであろう。多くのの修正および他の実施の形態が当技術の通常の範囲内に含まれ、請求の範囲により定義される如き本発明の範囲内に該当するものと考えられる。

Claims (23)

1. 少なくとも１つの配信センターと少なくとも１つのジュークボックスとを有する音楽配信システムに対する保全システムであって、
   第１の方法に従って暗号化された第１のデータを受取る受信手段と、
   第２のデータを生成するため前記第１のデータを解読する第１の解読手段と、
   第３のデータを生成するため前記第２のデータを第２の方法で暗号化する暗号化手段と、
   第４のデータを生成するため前記第３のデータを解読する第２の解読手段と
   を備える保全システム。
2. 前記第４のデータが、音響、グラフィックス、テキストおよびビデオのイメージの１つを生成するため実行することができる請求項１記載の保全システム。
3. 前記受信手段と、第１の解読化手段と、暗号化手段と、第２の解読手段とが少なくとも１つのジュークボックスに配置される請求項１記載の保全システム。
4. 前記受信手段と、第１の解読手段と、暗号化手段と、第２の解読手段とが前記少なくとも１つのジュークボックスにおける保全ハードウェアに配置される請求項３記載の保全システム。
5. 前記音楽配信システムが複数のジュークボックスを含み、各ジュークボックスが各受信手段と第１の解読手段と暗号化手段と第２の解読手段とを含み、前記第２のデータを暗号化するため用いられる第２の方法が前記ジュークボックスの各々に対して異なる請求項３記載の保全システム。
6. 前記第１のデータを生成するため前記第１の方法でデータを暗号化する第２の暗号化手段と、
   前記第１のデータを送信する送信手段と
   を更に備える請求項１記載の保全システム。
7. 前記第２の暗号化手段と前記送信手段とが、少なくとも１つの配信センターに配置される請求項６記載の保全システム。
8. 前記第１の方法が変更された後に送信されるデータに対して用いられる新たな第１の方法を生成するため、前記データの暗号化に用いられる前記第１の方法を変更する手段と、
   前記第１の解読手段に対してデータを暗号化するため新たな第１の方法を送信する手段と
   を更に備える請求項７記載の保全システム。
9. 前記第１の解読手段が、
   前記第１のデータが受取られるときを判定する手段と、
   前記第１のデータが受取られるときに基いて、前記第１のデータが、前記第１の方法において、または前記新たな第１の方法のいずれかで解読されるかを判定する手段と、
   前記第１の方法および前記新たな第１の方法の１つに基いて、前記第１のデータを解読する手段と
   を含む請求項８記載の保全システム。
10. 前記第１の解読手段が、前記新たな第１の方法を受取る手段と、前記新たな第１の方法が認証されることを検証する手段とを含む請求項８記載の保全システム。
11. 前記第２の方法を前記解読手段および前記第２の解読手段へ送信する手段と、
    前記第２の方法を受取る手段と、
    前記第２の方法が認証されることを検証する手段と
    を更に備える請求項１記載の保全システム。
12. 前記第１のデータが該第１のデータと関連するコストを含み、前記第１の解読手段が、クレジットが前記コストより大きいかどうかを判定する手段を含み、前記クレジットが前記コストより大きいときにのみ、前記第１の解読手段が前記第１のデータを解読する請求項１記載の保全システム。
13. 前記クレジットを増加するクレジット手段を更に備える請求項１２記載の保全システム。
14. 前記クレジット手段が、
    前記クレジットを増加する総量を受取る手段と、
    前記総量が認証されるかどうかを判定する手段と、
    前記総量が認証されるならば、前記クレジットを増加する手段と
    を含む請求項１３記載の保全システム。
15. 電子データ・パッケージの配信のためシステム内における保全を提供するモノリシック装置であって、
    解読パッケージを生成するため電子データ・パッケージを解読する回路と、
    暗号化パッケージを生成するため解読されたパッケージの一部を暗号化する回路と、
    前記暗号化パッケージを出力する回路と
    を備えるモノリシック装置。
16. クレジットレベルが必要なクレジットレベルを越えるかどうかを判定する回路を更に備え、
    前記クレジットレベルが必要なクレジットレベルを越える場合にのみ、前記暗号化回路と前記出力回路とが実行する
    請求項１５記載のモノリシック装置。
17. 電子データ・パッケージの配信のためシステム内における保全を提供するモノリシック装置であって、
    解読パッケージを生成するためパッケージを解読し暗号化する回路と、
    前記解読パッケージにおけるデータをアナログ・データへ変換するディジタル／アナログ変換回路と、
    アナログ・データを出力する回路と
    を備えるモノリシック装置。
18. 圧縮解除されたパッケージを生成するため前記解読パッケージを圧縮解除する回路を更に備え、前記ディジタル／アナログ変換回路が前記圧縮解除パッケージにおけるデータを前記アナログ・データへ変換する請求項１７記載のモノリシック装置。
19. 電子データ・パッケージの配信のためシステム内における保全を提供するモノリシック装置であって、
    アナログ・データをディジタル・データへ変換するアナログ／ディジタル変換回路と、
    データ・パッケージを生成するためディジタル・データを暗号化する回路と、
    前記データ・パッケージを出力する回路と
    を備えるモノリシック装置。
20. ディジタル・データを圧縮する回路を更に備え、前記暗号化回路が圧縮ディジタル・データを暗号化する請求項１９記載のモノリシック装置。
21. クレジットレベルが必要なクレジットレベルを越えるかどうかを判定する回路を更に備え、前記暗号化回路と出力回路とが、クレジットレベルが必要なクレジットレベルを越えるときのみ実行する請求項１９記載のモノリシック装置。
22. 電子データ・パッケージの配信のためシステム内における保全を提供するモノリシック装置であって、
    解読パッケージを生成するためデータ・パッケージを解読する回路と、
    解読パッケージにおけるデータに基いてデータ・パッケージのソースを認証する回路と
    を備えるモノリシック装置。
23. 解読パッケージにおけるデータと認証回路の出力とに基いてクレジットレベルを調整する回路を更に備える請求項２２記載のモノリシック装置。

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