JP2010016154A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1導電型の半導体基板に第2導電型の深いウェルが形成され、該深いウェルを利用して形成されたLDMOSまたはオフセットドレインMOSが、基板上で占有する面積を小さくすることにより集積度を向上させた半導体装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる半導体装置100は、第1導電型の半導体基板10と、半導体基板10に設けられた、第2導電型のウェル20と、ウェル20に設けられた、第1導電型の第1不純物領域30と、第1不純物領域30の周囲に設けられ、少なくとも一部がウェル20に設けられた、第2導電型の第2不純物領域40と、を有し、ウェル20は、第2不純物領域40よりも不純物濃度が小さく、かつ、半導体基板10の厚み方向に第1不純物領域30および第2不純物領域40よりも深く形成され、第1不純物領域30は、LDMOS106のボディ領域またはオフセットドレインMOS108のドリフト領域を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体装置の性能を高めるために、高速動作が可能で、耐圧の大きいMOS(Metal Oxcide Semiconductor)が求められている。このようなMOSとしては、LDMOS(Lateral Diffused MOS)やゲートやドレインをオフセットさせたMOSが提案されている。
これらのMOSでは、たとえばP型の基板に、N型の深いウェルを形成し、このN型のウェルの中にP型の浅い不純物層を形成し、該浅い不純物層を用いてFET(Field−Effect Transisitor)が形成される。このようなMOSは、浅い不純物層を適宜変形してチャネル長などを調節することができ、これにより、たとえば、動作を高速化することができる。その例として、特開平06−163926号公報には、P型基板にポケットPウェルと称するN型ウェルに包まれたP型のウェル構造を有する不揮発性半導体装置が開示されている。
特開平06−163926号公報
しかしながら、このようなMOSFETにおいて、浅い不純物層を包み込む深いウェルは、浅い不純物層と基板との間に十分な耐圧を持たせるように機能する必要がある。そのため、深いウェルは、基板の厚み方向に十分深い必要があり、また、基板の横方向(MOSFETが隣り合う方向)にも十分な幅を有することが必要となっていた。特に、深いウェルの横方向の幅は、狭くするほど半導体装置の集積度が向上することになるが、単に横方向の幅を狭くすると、十分な耐圧を確保することが困難になるという問題があった。
本発明の目的の1つは、第1導電型の半導体基板に第2導電型の深いウェルが形成され、該深いウェルを利用して形成されたLDMOSまたはオフセットドレインMOSが、基板上で占有する面積を小さくすることにより集積度を向上させた半導体装置を提供することである。
本発明にかかる半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板に設けられた、第2導電型のウェルと、
前記ウェルに設けられた、第1導電型の第1不純物領域と、
前記第1不純物領域の周囲に設けられ、少なくとも一部が前記ウェルに設けられた、第2導電型の第2不純物領域と、
を有し、
前記ウェルは、前記第2不純物領域よりも不純物濃度が小さく、かつ、前記半導体基板の厚み方向に前記第1不純物領域および前記第2不純物領域よりも深く形成され、
前記第1不純物領域は、LDMOSのボディ領域またはオフセットドレインMOSのドリフト領域を構成する。
このような半導体装置は、前記第1不純物領域と、前記半導体基板との耐圧性が向上し、LDMOSまたはオフセットドレインMOSが、前記半導体基板上で占有する面積を小さくすることができるため、集積度を高めることができる。
本発明にかかる半導体装置において、
前記第2不純物領域の外周は、前記ウェルの外周よりも外側に存在することができる。
本発明にかかる半導体装置において、
前記ウェルは、ドライブイン拡散法によって形成され、
前記第1不純物領域および前記第2不純物領域は、高エネルギーイオン注入法によって形成されたレトログレイドウェルであることができる。
本発明にかかる半導体装置において、
前記半導体基板に前記ウェルが複数形成され、
複数の前記ウェルを区画するように、第1導電型の第3不純物領域が形成され、
前記第1不純物領域と前記第3不純物領域との間に、前記第2不純物領域が形成されることができる。
以下に本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の一例を説明するものである。
図1は、本実施形態の半導体装置100の要部を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態の半導体装置100の要部を模式的に示す平面図である。図1は、図2のA−A線断面に相当する。また、図2は、ゲート電極70、素子分離絶縁層80および導電層90を省略して描かれている。
本実施形態の半導体装置100は、図1に示すように、P型の半導体基板10と、N型のウェル20と、P型の第1不純物領域30と、N型の第2不純物領域40と、を有する。本実施形態では第1導電型をP型とし、第2導電型をN型とした例を用いて説明する。
半導体装置100は、素子分離領域102を有し、該素子分離領域102によって区画された、素子領域104を有する。素子領域104には、LDMOS106およびオフセットドレインMOS108のいずれか一方が形成される。本実施形態ではLDMOS106は、N型のチャネルを有し、オフセットドレインMOS108は、P型のチャネルを有する。
半導体基板10は、例えば、シリコン基板からなることができる。本実施形態では半導体基板10は、P型の導電型を有している。
ウェル20は、半導体基板10の素子領域104に形成される。ウェル20は、本実施形態ではN型の導電型を有している。ウェル20は、後述する他の不純物領域よりも半導体基板10の厚み方向に深く形成される。ウェル20は、後述するN型の第2不純物領域40よりも不純物濃度が小さい。ウェル20の形状は、平面視において、素子領域104の内側に形成される。ウェル20の外周は、素子分離領域102に接していても接していなくても良い。図2の例では、ウェル20は、平面視において矩形の形状を有しており、外周のうちの一辺が素子分離領域102に接し、他の三辺が素子分離領域102に接しないように描かれている(図中破線)。ウェル20は、素子領域104に形成されるMOSを基板から電気的に分離する機能を有する。ウェル20は、素子領域104に形成されるMOSの構成の1つとなることができる。たとえば、素子領域104にLDMOS106が形成される場合には、LDMOS106のドレインの一部となることができ、素子領域104にオフセットドレインMOS108が形成される場合には、オフセットドレインMOS108のゲート(チャネル)を形成することができる。ウェル20は、素子領域104に形成されるLDMOS106、またはオフセットドレインMOS108と、半導体基板10と、を電気的に絶縁する機能を有している。ウェル20は、ドライブイン拡散法によって形成されたウェルとすることができる。ドライブイン拡散法によれば、N型不純物を注入させた後、熱によって不純物拡散が行われるため、容易にウェル20を深く形成することができる。ウェル20は、高エネルギーイオン注入法によっても形成されることができる(詳細は後述する)。この方法によれば、ウェル20を深く形成することができ、半導体基板10の厚み方向に垂直な方向の形状の精度を高めることができる。
第1不純物領域30は、素子領域104のウェル20内に形成される。本実施形態では第1不純物領域30は、P型の導電型を有する。
素子領域104にLDMOS106が形成される場合には、第1不純物領域30の一部は、チャネル領域32を形成することができ、いわゆるボディ領域を構成することができる(図1のLDMOS106を参照)。この場合、第1不純物領域30aには、LDMOS106のソースとなるN型のソース領域34aが形成されている。ソース領域34aには、N型の不純物が高濃度に注入されている。またこの場合、第1不純物領域30aのうちゲート酸化膜60a下の領域で、N型のソース領域34aの端からN型のウェル20の端までの第1不純物領域30aの領域がチャネル領域106cとなる。また、第1不純物領域30aには、コンタクトをとるためのP型のコンタクト領域32aが形成されていることができる。コンタクト領域32aには、P型の不純物が高濃度に注入されている。
素子領域104にオフセットドレインMOS108が形成される場合には、第1不純物領域30は、ドレイン領域を構成することができる(図1のオフセットドレインMOS108を参照)。この場合、第1不純物領域30bの一部または全部がドレイン領域となる。またこの場合、ゲート酸化膜60b下の領域で、第1不純物領域30bの端から後述するP型のソース領域44bの端までのウェル30および第2不純物領域40b(後述)の領域がチャネル領域108cとなる。また、第1不純物領域30bには、コンタクトをとるためのP型のコンタクト領域32bが形成されていることができる。コンタクト領域32bには、P型の不純物が高濃度に注入されている。また、第1不純物領域30bには、ドレイン領域の導電性を向上させるために、P型のオフセット領域34bが形成されることができる。オフセット領域34bには、P型の不純物が高濃度に注入され、その濃度はコンタクト領域32bと同じかそれよりも低くなるように形成されることができる。
LDMOS106またはオフセットドレインMOS108に形成される第1不純物領域30は、高エネルギーイオン注入法により形成されたレトログレードウェルとすることができる。このようにすれば、第1不純物領域30は、熱拡散させることなく形成されるため、半導体基板10の厚み方向と直交する方向の形状の制御が容易となり、LDMOS106およびオフセットドレインMOS108において、精度よく所望のチャネル長を有するように形成することができる。
第2不純物領域40は、素子領域104内において、第1不純物領域30の周囲に設けられ、その少なくとも一部がウェル20内に位置するように設けられる。第2不純物領域40は、第1不純物領域30と接して形成されていてもよい。本実施形態では第2不純物領域40は、N型の導電型を有する。
素子領域104にLDMOS106が形成される場合には、第2不純物領域40は、ドレイン領域を構成することができ(図1のLDMOS106を参照)、いわゆるドリフト領域を形成することができる。この場合、第2不純物領域40aには、コンタクトをとるためのN型のコンタクト領域42aが形成されることができる。コンタクト領域42aには、N型の不純物が高濃度に注入されている。
素子領域104にオフセットドレインMOS108が形成される場合には、第2不純物領域40は、ゲート(チャネル領域108c)の一部を構成することができる(図1のオフセットドレインMOS108を参照)。第2不純物領域40bには、オフセットドレインMOS108のソースとなるP型のソース領域44bが形成される。ソース領域44bには、高濃度のP型の不純物が注入されている。また、第2不純物領域40bには、コンタクトをとるためのN型のコンタクト領域42bが形成されることができる。コンタクト領域42bには、N型の不純物が高濃度に注入されている。
LDMOS106またはオフセットドレインMOS108に形成される第2不純物領域40は、第1不純物領域30と同様に、高エネルギーイオン注入法により形成されたレトログレードウェルとすることができる。このようにすれば、第2不純物領域40は、熱拡散させることなく形成されるため、半導体基板10の厚み方向と直交する方向の形状の制御が容易となり、LDMOS106およびオフセットドレインMOS108において、精度よく所望のチャネル長を有するように形成することができる。
本実施形態においては、第1不純物領域30がP型の導電型を有し、半導体基板10と同じ導電型となる。そのため、第2不純物領域40が第1不純物領域30の周囲に設けられることにより、第1不純物領域30と半導体基板10とを電気的に絶縁することができる。これにより、いわゆるパンチスルー耐圧を向上させることができる。また、第2不純物領域40は、チャネルストッパとしての機能も有することができる。
また、LDMOS106またはオフセットドレインMOS108に形成される第2不純物領域40は、高エネルギーイオン注入法により形成されたレトログレードウェルとすることができる。このようにすれば、レトログレードの深さ方向の濃度プロファイルを調整することによって、例えば、各MOSトランジスタの閾値を調整する機能、パンチスルーを抑制する機能、およびドレイン側オフセット絶縁層50下のチャネルストッパとしての機能を有することができる。また、レトログレードウェルとすれば、表面側の抵抗を必要以上に下げないため、各MOSトランジスタの耐圧を確保することができる。さらに、レトログレードウェルとすることにより、各MOSトランジスタの動作時の抵抗を下げるという機能を有することができる。すなわち、第2不純物領域40をレトログレードウェルとすることは、浅い部分で耐圧を確保し、深い部分で動作時の抵抗を下げることができる。つまり、レトログレードの深さ方向の濃度プロファイルを調整することによって、各MOSトランジスタの耐圧と動作時の抵抗とのバランスを調整することができる。
第2不純物領域40は、図3に示すように、全部がウェル20内に設けられていてもよい。また、図1および図2に示すように、第2不純物領域40の外周は、ウェル20の外周よりも外側に存在していてもよい。ウェル20の外周よりも外側に存在させる第2不純物領域40の外周は、第2不純物領域40の外周の一部であっても全部であってもよい。図2の例では、第1不純物領域30が半導体基板10に近接している辺に形成される第2不純物領域40の部分の外周のみ(矩形のMOS領域の3辺)がウェル20の外周よりも外側に存在している。
LDMOS106は、素子領域104に形成されることができる。N型チャネルのLDMOS106のソースは、図1に示すように、N型のソース領域34aから構成される。LDMOS106のドレインは、N型のウェル20、N型の第2不純物領域40a、および必要に応じてN型のコンタクト領域40aから構成される。LDMOS106のゲートは、P型の第1不純物領域30a、および必要に応じてP型のコンタクト領域32aから構成される。さらに、LDMOS106は、ゲート酸化膜60aと、ゲート電極70aと、必要に応じてドレイン側オフセット絶縁層50aと、を有する。そして、N型の第2不純物領域40aは、第1不純物領域30aの周囲を取り囲むように形成されている。また、LDMOS106の周囲には、素子分離絶縁層80が形成されていることができる。以下、上述した構成以外の構成について説明する。
ゲート酸化膜60aは、N型のウェル20上、P型の第1不純物領域30a上およびドレイン側オフセット絶縁層50a上に形成されていることができる。ゲート酸化膜60aは、例えば、酸化シリコンからなる。ゲート電極70aは、ゲート酸化膜60a上に形成されている。ゲート電極70aは、例えば、ポリシリコンからなる。
ドレイン側オフセット絶縁層50aは、第2不純物領域30aに形成されていることができる。ドレイン側オフセット絶縁層50a上には、ゲート絶縁膜60aおよびゲート電極70aが形成されることができる。すなわち、LDMOS106のゲートは、ドレイン側がオフセットされていることができる。これにより、LDMOS106は、高い耐圧を有することができる。ドレイン側オフセット絶縁層50aは、例えば、LOCOS層、セミリセスLOCOS層、トレンチ絶縁層からなることができる。図示の例では、ドレイン側オフセット絶縁層50aをLOCOS層としている。
素子分離絶縁層80は、MOSトランジスタを他の素子と分離するために設けられることができる。素子分離絶縁層80は、半導体基板10上であって、素子領域104の周囲および素子分離領域102に設けられることができる。素子分離絶縁層80は、例えば、例えば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)層、セミリセスLOCOS層、トレンチ絶縁層からなることができる。図示の例では、素子分離絶縁層80は、LOCOS層として描かれている。
素子分離絶縁層80上には、導電層90が形成されていることができる。導電層90は、例えば、ポリシリコンからなる。導電層90は、例えば、素子分離絶縁層80下のウェルの導電型が反転することを防止することができる。本実施形態の半導体装置100においては、導電層90は、平面的に見て、素子分離絶縁層80の下のN型の第2不純物領域40に重なるように形成されることがより好ましい。そして、導電層90の電位が第1不純物領域30と同じになるように、第2不純物領域40と導電層90と電気的に接続することができる。このようにすれば、第2不純物領域40のチャネルストッパとしての機能をより高めることができる。
オフセットドレインMOS108は、素子領域104に形成されることができる。P型チャネルのオフセットドレインMOS108のソースは、図1に示すように、P型のソース領域44bから構成される。オフセットドレインMOS108のドレインは、P型の第1不純物領域30b、必要に応じてP型のコンタクト領域32b、および必要に応じて、P型のオフセット領域34bから構成される。オフセットドレインMOS108のゲートは、N型の第2不純物領域40b、およびウェル20から構成される。さらに、オフセットドレインMOS108は、ゲート酸化膜60bと、ゲート電極70bと、必要に応じてドレイン側オフセット絶縁層50bと、を有する。そして、N型の第2不純物領域40bは、第1不純物領域30bの周囲を取り囲むように形成されている。また、オフセットドレインMOS108の周囲には、素子分離絶縁層80が形成されていることができる。以下、上述した構成以外の構成について説明する。
ゲート酸化膜60bは、N型のウェル20上、N型の第2不純物領域40b上およびドレイン側オフセット絶縁層50b上に形成されていることができる。ゲート電極70bは、ゲート酸化膜60b上に形成されている。ゲート酸化膜60bおよびゲート電極70aの材質は、LDMOS106の場合と同様である。
ドレイン側オフセット絶縁層50bは、第1不純物領域30bに形成されていることができる。ドレイン側オフセット絶縁層50b上には、ゲート絶縁膜60bおよびゲート電極70bが形成されることができる。すなわち、オフセットドレインMOS108のゲートは、ドレイン側がオフセットされていることができる。これにより、オフセットドレインMOS108は、高い耐圧を有することができる。ドレイン側オフセット絶縁層50bは、例えば、LOCOS層、セミリセスLOCOS層、トレンチ絶縁層からなることができる。図示の例では、ドレイン側オフセット絶縁層50bをLOCOS層としている。素子分離絶縁層80は、LDMOS106の場合と同様である。
オフセット領域34bは、P型の第1不純物領域40b内であって、ドレイン側オフセット絶縁層60bの下に形成されることができる。P型のオフセット領域34bの不純物濃度は、オフセットドレインMOS108の耐圧を確保しつつ、ドレイン側オフセット絶縁層50b下に電流を流すことができる範囲に、調整されることができる。
図1および図2に示すように、半導体装置100は、複数の素子領域104を有することができる。複数の素子領域104には、それぞれ、上述のLDMOS106またはEDMOS108が形成されることができる。LDMOS106およびEDMOS108の配列は、任意である。図示の例では、素子領域104の間に、格子状に素子分離領域102が配置されている。
素子分離領域102のP型の半導体基板10には、例えば、レトログレードウェルであるP型の第3不純物領域22が形成されていることができる。第3不純物領域22は、素子領域102の第2不純物領域40に接して形成されていてもよい。また、P型の第3不純物領域22には、P型のコンタクトのためのコンタクト領域24が形成されていることができる。コンタクト領域24には、P型の不純物が高濃度に注入されている。これにより、P型の半導体基板10の電位をとることができる。
素子分離領域102に形成された素子分離絶縁層80には、半導体基板10の電位をとるための開口部が形成されていることができる(図示せず)。また、図示しないが、半導体装置100は、図1に示した構成の上方に、さらに、層間絶縁膜、保護膜と、コンタクトホール、コンタクト、および配線層等を有することができる。
半導体装置100は、たとえば次のように製造することができる。
まず、P型の半導体基板10に、素子分離絶縁層80を形成する。例えば、素子分離絶縁層80の形成と同時に、LDMOS106およびオフセットドレインMOS108のドレイン側オフセット絶縁層50を形成することができる。素子分離絶縁層80およびドレイン側オフセット絶縁層50は、例えば、LOCOS法によって形成される。
次に、N型のウェル20を形成する。N型のウェル20は、例えば、ドライブイン拡散法によって形成される。すなわち、フォトリソグラフィ等の技術を用いて、N型の不純物を1回もしくは複数回にわたって半導体基板10に注入し、その後、注入されたN型の不純物を熱処理により熱拡散させることによって形成することができる。また、N型のウェル20は、例えば、高エネルギーイオン注入法によって形成されることもできる。高エネルギーイオン注入法では、例えば、1MeV〜5MeVという高い加速電圧を有する。そのため、高エネルギーイオン注入法では、熱拡散させなくても、不純物を深い位置にまで注入することができる。この方法によれば、熱拡散の工程を経ないため、半導体基板10の厚み方向に垂直な方向の形状の精度をより高めることができる。また、N型のウェル20は、複数の素子領域104に同時に形成することができる。
次に、P型の第1不純物領域30およびN型の第2不純物領域40を、高エネルギーイオン注入法によって形成する。すなわち、フォトリソグラフィ等に技術により、各導電型型の不純物をそれぞれ半導体基板10に注入して、第1不純物領域30および第2不純物領域40を形成する。この注入工程は、複数回にわたって行われ、注入の順序に制限はない。イオンを注入するときの加速電圧は、上述のN型のウェル20を形成するときよりも小さくする。これにより、第1不純物領域30および第2不純物領域40を、深さ方向に不純物の濃度プロファイルを有するレトログレードウェルとすることができる。オフセットドレインMOS108にP型のオフセット領域34bを形成する場合も、例えば、高エネルギーイオン注入法で形成されることができる。
次に、ゲート絶縁膜60を形成する。ゲート絶縁膜60は、たとえば、熱酸化法により形成される。次に、ゲート電極70および必要に応じて導電層90を形成する。ゲート電極70および導電層90は、たとえば、半導体基板10の全面にポリシリコン層を形成し、パターニングすることにより形成することができる。
その後、必要に応じて、公知の方法により、層間絶縁膜、保護膜と、コンタクトホール、コンタクト、および配線層等を形成し、半導体装置100を製造することができる。
以上説明した本実施形態の半導体装置100は、第2不純物領域40が、素子領域104内において、第1不純物領域30の周囲に設けられ、その少なくとも一部がウェル20内に位置するように設けられる。これにより、パンチスルー耐圧を確保するためのウェル20の半導体基板10の厚み方向に垂直な方向の厚みを小さくすることができる。そのため、素子領域104に形成されるLDMOS106およびEDMOS108の平面視における面積を小さくすることができる。また、半導体装置100に複数のMOSトランジスタが形成される場合には、半導体装置100の集積度を高めることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
実施形態の半導体装置100を模式的に示す断面図。 実施形態の半導体装置100を模式的に示す平面図。 実施形態の半導体装置100を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 半導体基板、20 ウェル、22 第3不純物領域、24,32a,32b,42a,42b コンタクト領域、30,30a,30b 第1不純物領域、34a,44b ソース領域、34b オフセット領域、40,40a,40b 第2不純物領域、50a,50b ドレイン側オフセット絶縁層、60a,60b ゲート酸化膜、70a,70b ゲート電極、80 素子分離絶縁層、90 導電層、100 半導体装置、102 素子分離領域、104 素子領域、106 LDMOS、108 オフセットドレインMOS

Claims (4)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた、第2導電型のウェルと、
    前記ウェルに設けられた、第1導電型の第1不純物領域と、
    前記第1不純物領域の周囲に設けられ、少なくとも一部が前記ウェルに設けられた、第2導電型の第2不純物領域と、
    を有し、
    前記ウェルは、前記第2不純物領域よりも不純物濃度が小さく、かつ、前記半導体基板の厚み方向に前記第1不純物領域および前記第2不純物領域よりも深く形成され、
    前記第1不純物領域は、LDMOSのボディ領域またはオフセットドレインMOSのドリフト領域を構成する、半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2不純物領域の外周の少なくとも一部は、前記ウェルの外周よりも外側に存在する、半導体装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ウェルは、ドライブイン拡散法によって形成され、
    前記第1不純物領域および前記第2不純物領域は、高エネルギーイオン注入法によって形成されたレトログレイドウェルである、半導体装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記半導体基板に前記ウェルが複数形成され、
    複数の前記ウェルを区画するように、第1導電型の第3不純物領域が形成され、
    前記第1不純物領域と前記第3不純物領域との間に、前記第2不純物領域が形成された、半導体装置。
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