JP2010013279A - エレベータの緩衝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャッキボルトや調整板などのようなバッファクリアランスを調整するための別個の用品を何ら用いることなく、そのバッファクリアランスの寸法を調整しながら容易に能率よく昇降路のピット部に設置することができるエレベータの緩衝装置を提供する。
【解決手段】昇降路1のピット部2に設けられる取付台5と、この取付台5の上に設置される緩衝器本体9とを具備する。取付台5は、下部筒16と、この下部筒16に対して上下に伸縮可能に組み付けられた上部筒15とで構成され、取付台5の高さ寸法をその伸縮により調整し、この調整で緩衝器本体9を上下に変位させてバッファクリアランスLを施工対象のエレベータに適合する所定の寸法に設定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エレベータの安全装置として昇降路の最下部のピット部に設けられ、昇降路内で昇降する昇降体であるかご又はつり合い重りがピット部に衝突しようとするときの衝撃を緩和するために用いられるエレベータの緩衝装置に関する。
エレベータにおいては、安全装置として、かご又はつり合い重りが昇降路のピット部に衝突することを防止し、かつ規定の加速度でかご又はつり合い重りを停止させるような緩衝装置を設けることが義務付けられている。
図15には、一般的な緩衝装置の構成を示してあり、昇降路1のピット部2には緩衝器台3が据え付けられ、この緩衝器台3の上に取付座4を介して取付台5が設置されている。取付台5は複数のボルト6を用いて取付座4に締結固定されている。そして、この取付台5の上にボルト7及びナット8を用いて緩衝器本体9が締結固定されている。
昇降路1内には、上下に昇降移動する昇降体(かご又はつり合い重り)10が緩衝器本体9と対向するように吊り下げられている。また、昇降路1内には昇降体10の昇降移動をガイドするガイドレール11が設けられ、これらガイドレール11の下端部が緩衝器台3の両端部で支持されている。
昇降体10は、通常時には所定の最下階レベル位置で停止するように制御されるが、何らかの原因でそのレベル位置を超えて下降するような非常時には、その昇降体10が緩衝器本体9に衝突し、その衝突のエネルギーが緩衝器本体9により吸収され、安全が図られる。
昇降体10が所定の最下階レベルに位置するときのその昇降体10と緩衝器本体9との距離つまりバッファクリアランスLは、エレベータの機種や仕様に応じて所定の寸法に決定される。
緩衝器本体9としては、同種のものが種々の機種や仕様のエレベータに共通して適用される場合が多い。したがって、エレベータを設置する施工の際には、エレベータの機種や仕様に応じて、取付座4と取付台5との間、あるいは取付台5と緩衝器本体9との間に調整板を組み込むことでバッファクリアランスLの寸法がその施工対象のエレベータの機種や仕様に適合するように管理している。
また、エレベータの設置後には、かご及びつり合い重りを吊り下げているメインロープの初期伸びや経年変化による伸びでバッファクリアランスLの寸法が変化するため、その場合には昇降体10に複数の調整板12を取り付けておき、その調整板12の脱着でバッファクリアランスLを調整することが一般に行なわれている。
さらに、特開平4−39283号公報に見られるように、ピット部に据え付ける緩衝器台にジャッキボルトを組付け、そのジャッキボルトを操作することで緩衝器本体の高さ寸法を調整する技術が一般的に知られている。
特開平4−39283号公報
しかしながら、緩衝器本体の高さの調整やバッファクリアランスLの調整のために、ジャッキボルトや調整板を用いる手段では、緩衝装置をピット部に据え付ける際に予めそのジャッキボルトや調整板を用意し、施工現場でそれらをいちいち所要個所に組み付ける面倒で手間のかかる作業が必要で、施工能率が低下してしまう。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ジャッキボルトや調整板などのようなバッファクリアランスを調整するための別個の用品を何ら要することなく、容易に能率よく昇降路のピット部に設置することができるエレベータの緩衝装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、エレベータの昇降路内で昇降移動する昇降体と、前記昇降路のピット部に設けられる取付台と、前記取付台の上に設置され、前記昇降体が規定のレベルより下がり過ぎたときにその昇降体を受け止めてその衝撃を緩和する緩衝器本体とを具備し、前記取付台が、前記緩衝器本体を上下に変位させるための上下寸法の調整が可能であることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の取付台が、ねじの螺合により上下に伸縮可能に組み合わされた上部筒と下部筒とを備え、その上部筒と下部筒との伸縮で上下寸法の調整が可能であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載の取付台が、上下に伸縮可能に組み合わされた上部筒と下部筒とを備え、その上部筒と下部筒のうちの一方の筒の周面に上下に並ぶ複数の貫通孔が形成され、他方の筒の周面に支持棒の貫挿が可能な貫通孔が形成され、前記一方の筒の貫通孔と他方の筒の貫通孔とに渡って前記支持棒を貫挿することで一方の筒を他方の筒で支持し、前記支持棒を貫挿する前記一方の筒の貫挿孔として、いずれか1つの高さ位置の貫挿孔を選ぶことで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1に記載の取付台が、筒体と、この筒体内に上下に積み重ねて挿脱可能に収納された複数のブロックとを備え、前記緩衝器本体が前記積み重ねられたブロックで支持され、前記ブロックの数を増減することで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1に記載の取付台が、取付台本体と、この取付台本体の上部に、ねじ棒を介して上下動可能に支持された支持プレートとを備え、前記緩衝器本体が前記支持プレートで支持され、前記ねじ棒を介して支持された前記支持プレートを上下に移動することで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴としている。
この発明の緩衝装置によれば、ジャッキボルトや調整板などのようなバッファクリアランスを調整するための別個の用品を何ら要することなく、容易に能率よく昇降路のピット部に設置することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1〜図7には第1の実施形態を示してある。図1には緩衝装置の全体の構成を示してあり、この実施形態では緩衝器本体9を支持する取付台5が上下に伸縮可能な構造となっている。すなわち、取付台5は、上部筒15と下部筒16とからなる分割構造に構成されている。上部筒15及び下部筒16は図2〜図5に示すようにそれぞれ鋼管からなり、上部筒15の外周面には雄ねじ17が形成され、下部筒16の内周面には雌ねじ18が形成され、その雄ねじ17と雌ねじ18とが螺合するように下部筒16の内部に上部筒15がねじ込まれている。
上部筒15の上端部には四角形のプレート20が溶接され、このプレート20の四隅部分に取付孔21が形成されている。また、下部筒16の下端部には四角形のプレート22が溶接され、このプレート22の四隅部分に取付孔23が形成されている。そして、上部筒15の外周面の雄ねじ17には締めナット24が螺着されている。この締めナット24には、図6及び図7に示すように、外周縁の複数箇所に指掛け用の切欠部25が形成されている。
ピット部2に緩衝器本体9を設置する際には、図1に示すように、まず取付台5の下部筒16のプレート22を取付座4の上に突き当て、このプレート22の各取付孔23から取付座4に渡ってボルト6を挿入し、これらボルト6を締め付けて取付台5を取付座4の上に締結固定する。この際、上部筒15の外周に螺合されている締めナット24はその上部寄りの位置に配置させておく。
次に、取付台5の上部筒15のプレート20の上に緩衝器本体9を設置し、この緩衝器本体9をボルト7及びナット8を用いてプレート20に締結固定する。すなわち、緩衝器本体9の下端のベース9aから取付台5のプレート20の各取付孔21にボルト7を挿入するとともに、その各ボルト7の先端部にナット8を螺着し、これらボルト7及びナット8を締め付けることで取付台5の上に緩衝器本体9を取り付ける。
次に、緩衝器本体9の高さの位置つまりバッファクリアランスLの寸法が、本施工のエレベータの機種や仕様に応じる大きさとなるように、取付台5の高さを調整する。すなわち、取付台5の下部筒16に対して上部筒15を回すことで下部筒16に対して上部筒15を上下に螺進退移動させ、取付台5を上下に伸縮させる。
この作業により、緩衝器本体9が上下に変位し、したがってこの作業でバッファクリアランスLの寸法が本施工のエレベータの機種や仕様に適合するように調整する。そして、その調整が終了した後に、締めナット24を回して下降させ、この締めナット24を下部筒16の上端縁に締め付けて圧着させ、この圧着で上部筒15と下部筒16との螺合の緩み止めを図って上部筒15と下部筒16とを一体化させる。
このようにこの実施形態によれば、取付台5を伸縮させるだけで、別個の調整板やジャッキボルトのような用品を用いることなく、容易に能率よく緩衝器本体9を上下に変位させてバッファクリアランスLを調整することができる。
なお、上記の手順では、取付台5の上に緩衝器本体9を据え付けた後に、取付台5の高さ寸法を変えてバッファクリアランスLを調整するようにしたが、予め施工対象のエレベータの仕様寸法などが判明しているときには、取付台5の高さの寸法を例えば搬送元の工場などで予め調整しておくことが可能で、このような場合には施工現場での調整を省いてより能率的に作業を進めることができる。
また、エレベータの運行期間中において、メインロープの伸びでバッファクリアランスが所定寸法より縮小した場合においても、前述と同様の手順で取付台5を縮小させて緩衝器本体9を下方に変位させることにより、バッファクリアランスを所定の寸法に復帰させることができる。
前記実施形態では、上部筒15の緩み止め手段として、上部筒15に締めナット24を設け、この締めナット24を締め付けることで、下部筒16に対する上部筒15の緩み止めを図るようにしたが、図8に変形例として示すように、下部筒16の内部にスプリング29を収納し、このスプリング29の圧縮による弾性力で上部筒15を上方に加圧し、この加圧力で下部筒16に対する上部筒15の緩み止めを図るような構成を採用することも可能である。
図9〜図11には第2の実施形態を示してある。図9には緩衝装置の全体の構成を示してあり、この実施形態においても、取付台5が上部筒31と下部筒32とに分割され、下部筒32内に上部筒31が衝動自在に挿入されている。上部筒31の上端及び下部筒32の下端にはそれぞれプレート33,35が溶接されている。
上部筒31の周面には、図10に示すように、その一方の周面側から他方の周面側に通じる貫通孔38がその上下方向に所定のピッチで並ぶように複数形成されている。また、下部筒32の上部周面には、図11に示すように、その一方の周面側から他方の周面側に通じる貫通孔39が形成されている。
そして下部筒32に形成された貫通孔39と、上部筒31に形成された複数の貫通孔38のうちの任意の高さ位置の1つ貫通孔38とに渡って支持シャフト40が挿脱可能に貫挿され、この支持シャフト40により上部筒31が下部筒32に対して所定の長さ(高さ)だけ突出するように支持されている。なお、支持シャフト40には、脱落防止のためにその一端部に折曲部を設けるようにしてもよい。
ピット部2に緩衝器本体9を設置する際には、図9に示すように、まず取付台5の下部筒32のプレート35を取付座4の上に突き当て、このプレート35から取付座4に渡って複数のボルト6を挿入し、これらボルト6を締め付けて取付台5を取付座4の上に締結固定する。
次に、取付台5の上部筒31のプレート33の上に緩衝器本体9を設置し、この緩衝器本体9の下端のベース9aを複数のボルト7及びナット8を用いて取付台5のプレート33に締結して緩衝器本体9を取付台5の上に固定する。
次に、緩衝器本体9のバッファクリアランスLが本施工のエレベータの機種や仕様に応じる大きさとなるように、取付台5の高さを調整する。すなわち、まず支持シャフト40を抜き取り、上部筒31を上下に移動させ、上部筒31に形成されている複数の貫通孔38のうちからその高さの位置に合う貫通孔38を選んでその貫通孔38を下部筒32の貫通孔39に対向させる。そして、上部筒31の貫通孔38と下部筒32の貫通孔39とに渡って支持シャフト40を挿入して貫通させ、上部筒31を支持する。この作業により、取付台5が伸縮して緩衝器本体9が上下に変位し、したがってこの作業でバッファクリアランスLの寸法が本施工のエレベータの機種や仕様に適合するように調整する。
このようにこの実施形態においても、取付台5を伸縮させるだけで、別個の調整板やジャッキボルトのような用品を用いることなく、容易に能率よく緩衝器本体9を上下に変位させてバッファクリアランスLを調整することができる。
なお、上記の手順では、取付台5の上に緩衝器本体9を据え付けた後に、取付台5の高さ寸法を変えてバッファクリアランスLを調整するようにしたが、予め施工対象のエレベータの仕様寸法などが判明しているときには、取付台5の高さの寸法を例えば搬送元の工場などで予め調整しておくことが可能で、このような場合には施工現場での調整を省いてより能率的に作業を進めることができる。
また、エレベータの運行期間中において、メインロープの伸びでバッファクリアランスが所定寸法より縮小した場合においても、前述と同様の手順で取付台5を縮小させて緩衝器本体9を下方に変位させることにより、バッファクリアランスを所定の寸法に復帰させることができる。
なお、前記実施形態では、上部筒31に上下に所定のピッチで並ぶように複数の貫通孔38を形成し、下部筒32の上部に1つの貫通孔39を形成することで取付台5の高さ寸法の調整を可能にする構成としたが、この逆の構成、つまり上部筒31に1つの貫通孔を形成し、下部筒32に上下に所定のピッチで並ぶ複数の貫通孔を形成して取付台5の高さ寸法の調整を可能にする構成とする場合であってもよい。
図12及び図13には第3の実施形態を示してある。図12には緩衝装置の全体の構成を示してあり、この実施形態においても、取付台5が上部筒45と下部筒46とに分割され、下部筒46内に上部筒45が摺動自在に挿入されている。上部筒45の上端及び下部筒46の下端にはそれぞれプレート47,49が溶接されている。
下部筒46の内部には、図13に示すように、複数のブロック52が上下に積み重ねて収納され、下部筒46内に挿入された上部筒45がその積み重ねられたブロック52を介して支持されている。
下部筒46の下部周面の一部には、最下層のブロック52の挿脱が可能な開口窓53が形成され、またこの開口窓53と対向して下部筒46の下部周面の一部にボルト54が水平に螺挿され、このボルト54を螺進させることで、最下層のブロック52を開口窓53を通して下部筒46内から押し出すことができるようになっている。
ピット部2に緩衝器本体9を設置する際には、図12に示すように、まず取付台5の下部筒46のプレート49を取付座4の上に突き当て、このプレート49から取付座4に渡って複数のボルト6を挿入し、これらボルト6を締め付けて取付台5を取付座4の上に固定する。
次に、取付台5の上部筒45のプレート47の上に緩衝器本体9を設置し、この緩衝器本体9の下端のベース9aを複数のボルト7及びナット8を用いて取付台5のプレート47に締結して緩衝器本体9を取付台5の上に固定する。
次に、緩衝器本体9のバッファクリアランスLが本施工のエレベータの機種や仕様に応じる大きさとなるように、取付台5の高さを調整する。すなわち、バッファクリアランスLが所定の寸法より小さい場合には、図13に示すボルト54を螺進させて下部筒46内の最下層のブロック52を開口窓53を通して外部に押し出し、下部筒46内の積層ブロック数を減らす。また、バッファクリアランスLが所定の寸法より大きい場合には、下部筒46内に他のブロック52を追加して収納し、下部筒46内の積層ブロック数を増やす。
このように下部筒46内の積層ブロック数を増減することにより、下部筒46内のブロック52で支持された上部筒45が緩衝器本体9と一体的に上下に変位するから、下部筒46内のブロック52の数を選ぶことで緩衝器本体9の高さ位置を調整することができる。
このように、この実施形態においては、下部筒46内のブロック52の数を増減することで、緩衝器本体9のバッファクリアランスLの寸法をエレベータの機種や仕様に合わせることができる。
そして、予め施工対象のエレベータの仕様寸法などが判明しているときには、下部筒46内のブロック52の数を選定して取付台5の高さの寸法を例えば搬送元の工場などで予め調整しておくことが可能で、このような場合には施工現場での調整を省いてより能率的に作業を進めることができる。
また、エレベータの運行期間中において、メインロープの伸びでバッファクリアランスが所定寸法より縮小した場合においても、下部筒46内のブロック52の数を減らすことで緩衝器本体9を下方に変位させてバッファクリアランスを所定の寸法に復帰させることができる。
図14には第4の実施形態を示してある。この実施形態においては、取付台5が筒状の取付台本体60と、この取付台本体60の上部に組み付けられた昇降機構61とで構成されている。取付台本体60の上下端には、それぞれプレート63,64が溶接されている。
取付台本体60の上端のプレート63の四隅部分にはそれぞれボルト66を介してねじ棒67が固定されている。これらねじ棒67はプレート63の上方に起立し、これらねじ棒67の上端部に昇降プレート68が水平に設けられ、これらねじ棒67と昇降プレート68とで昇降機構61が構成されている。
昇降プレート68は四角形をなし、その四隅部分に前記ねじ棒67の上部が貫挿されている。そしてこれらねじ棒67には、昇降プレート68の下側に位置してそれぞれナット71が螺着され、これらナット71を介して昇降プレート68が水平に支持され、これらナット71を回して上下に螺進させることで、昇降プレート68を上下に水平移動させることができるようになっている。
ピット部2に緩衝器本体9を設置する際には、まず取付台5における取付台本体60の下端のプレート64を取付座4の上に突き当て、このプレート64から取付座4に渡って複数のボルト6を挿入し、これらボルト6を締め付けて取付台5を取付座4の上に固定する。
次に、昇降機構61における昇降プレート68の上に緩衝器本体9を載置するとともに、その昇降プレート68から突出する各ねじ棒67の上部を緩衝器本体9のベース9aに貫挿し、かつナット69を螺着し、これらナット69を締め付けることで緩衝器本体9を昇降プレート68の上に固定する。
そして、緩衝器本体9のバッファクリアランスLを本施工のエレベータの機種や仕様に応じる大きさとなるように、昇降プレート68の下側の各ナット71を回して昇降プレート68をねじ棒67に沿って上下に移動させて緩衝器本体9の高さ位置を調整する。
このように、この実施形態においては、各ナット71を回して昇降プレート68を上下に移動させることで緩衝器本体9のバッファクリアランスLの寸法をエレベータの機種や仕様に合わせることができる。
そして、予め施工対象のエレベータの仕様寸法などが判明しているときには、ナット71を操作して昇降プレート68の高さの寸法を例えば搬送元の工場などで予め調整しておくことが可能で、このような場合には施工現場での調整を省いてより能率的に作業を進めることができる。
また、エレベータの運行期間中において、メインロープの伸びでバッファクリアランスが所定寸法より縮小した場合においても、ナット71を操作して昇降プレート68を下降させ、緩衝器本体9を下方に変位させことでバッファクリアランスを所定の寸法に復帰させることができる。
この発明の第1の実施形態に係る緩衝装置の全体の構成を示す正面図。 その緩衝装置の上部筒の正面図。 その緩衝装置の上部筒の平面図。 その緩衝装置の下部筒の正面図。 その緩衝装置の下部筒の平面図。 その緩衝装置の締めナットの平面図。 その緩衝装置の締めナットの正面図。 その緩衝装置の上部筒と下部筒との緩み止め機構の変形例を示す断面図。 この発明の第2の実施形態に係る緩衝装置の全体の構成を示す正面図。 その緩衝装置の上部筒の正面図。 その緩衝装置の下部筒の正面図。 この発明の第3の実施形態に係る緩衝装置の全体の構成を示す正面図。 その緩衝装置の取付台の側面図。 この発明の第4の実施形態に係る緩衝装置の全体の構成を示す正面図。 従来の緩衝装置の全体の構成を示す正面図。
符号の説明
1…昇降路、2…ピット部、3…緩衝器台、4…取付座、5…取付台、6…ボルト、7…ボルト、8…ナット、9…緩衝器本体、9a…ベース、10…昇降体、11…ガイドレール、15…上部筒、16…下部筒、20…プレート、21…取付孔、22…プレート、23…取付孔、24…ナット、25…切欠部、29…スプリング、31…上部筒、32…下部筒、33…プレート、35…プレート、38…貫通孔、39…貫通孔、40…支持シャフト、45…上部筒、46…下部筒、47…プレート、49…プレート、52…ブロック、53…開口窓、54…ボルト、60…取付台本体、61…昇降機構、63…プレート、64…プレート、66…ボルト、67…ねじ棒、68…昇降プレート、69…ナット、71…ナット。

Claims (5)

  1. エレベータの昇降路内で昇降移動する昇降体と、
    前記昇降路のピット部に設けられる取付台と、
    前記取付台の上に設置され、前記昇降体が規定のレベルより下がり過ぎたときにその昇降体を受け止めてその衝撃を緩和する緩衝器本体と、
    を具備し、
    前記取付台は、前記緩衝器本体を上下に変位させるための上下寸法の調整が可能であることを特徴とするエレベータの緩衝装置。
  2. 前記取付台は、ねじの螺合により上下に伸縮可能に組み合わされた上部筒と下部筒とを備え、その上部筒と下部筒との伸縮で上下寸法の調整が可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの緩衝装置。
  3. 前記取付台は、上下に伸縮可能に組み合わされた上部筒と下部筒とを備え、その上部筒と下部筒のうちの一方の筒の周面に上下に並ぶ複数の貫通孔が形成され、他方の筒の周面に支持棒の貫挿が可能な貫通孔が形成され、前記一方の筒の貫通孔と他方の筒の貫通孔とに渡って前記支持棒を貫挿することで一方の筒を他方の筒で支持し、前記支持棒を貫挿する前記一方の筒の貫挿孔として、いずれか1つの高さ位置の貫挿孔を選ぶことで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの緩衝装置。
  4. 前記取付台は、筒体と、この筒体内に上下に積み重ねて挿脱可能に収納された複数のブロックとを備え、前記緩衝器本体が前記積み重ねられたブロックで支持され、前記ブロックの数を増減することで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの緩衝装置。
  5. 前記取付台は、取付台本体と、この取付台本体の上部に、ねじ棒を介して上下動可能に支持された支持プレートとを備え、前記緩衝器本体が前記支持プレートで支持され、前記ねじ棒を介して支持された前記支持プレートを上下に移動することで、前記取付台の上下寸法の調整が可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの緩衝装置。
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