JP2010011371A - 圧電振動素子実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧電振動素子の搭載を容易にする。
【解決手段】 導通パターンを有するウェハの所定の位置に複数の圧電振動素子を搭載する圧電振動素子実装装置であって、ウェハを所定の位置に移動させる第一の搬送手段と、第一の搬送手段により搬送されて所定の位置で停止したウェハの導通パターンに接着材を付着させる接着材付着手段と、複数の圧電振動素子が載置されたパレットを保持するパレット供給手段と、パレットをパレット供給手段から移動させ所定の位置で停止させる第二の搬送手段と、第二の搬送手段により搬送されたパレットに載置されている圧電振動素子を所定の位置に移動させる素子移載手段と、素子移載手段により移動された複数の圧電振動素子が載置される素子整列テーブルと、素子整列テーブルに載置されている複数の圧電振動素子をウェハに実装する素子実装手段と、を備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェハに複数の圧電振動子を搭載する圧電振動素子実装装置に関する。
従来から、電子機器には電子部品を搭載した電子基板が用いられている。この電子基板には、金属膜からなる導通パターンが形成されており、この導通パターンに半田等でコンデンサ等のチップ部品を接合することで電子基板に電子部品を搭載している。
また、電子部品は、チップ部品の他に、凹部を有する容器に各種素子を搭載して凹部を封止した構造の電子部品が含まれる。この電子部品に用いられる容器体は、ウェハの状態で複数個設けられており、ウェハの状態で容器体となる部分に設けられた各凹部にそれぞれ各種素子が搭載される。
例えば、水晶振動子の場合、セラミックスからなる容器体に水晶振動素子を搭載している。この容器体には金属膜からなる外部端子、搭載パッド、導通パターンが形成されている。この導通パターンが外部端子と搭載パッドとを電気的に接続して、外部端子と搭載パッドとを導通パターンの一部となるように構成されている。
この容器体に水晶振動素子を搭載する場合、搭載パッドに導電性接着剤を塗布した後に水晶振動素子をこの導電性接着剤につけて接合が行われる。なお、水晶振動素子が導電性接着剤に付いた後に加熱処理をして導電性接着剤を硬化させる。
この導電性接着剤は、ディスペンサーを用いて導通パターンの一部として形成されている搭載パッドに付着して行われる場合と(例えば、特許文献1参照)、転写にて行われる場合とがある(例えば、特許文献2参照)。
導電性接着剤には、エポキシ系とシリコン系が使われている。特に、シリコン系は硬化後も一定の弾性力があり、水晶振動素子が起こす振動に与える影響を少なくすることができる。これにより、特性の安定度が向上するので、携帯通信デバイスのリファレンス用振動子や発振器に用いられる。
このような水晶振動子には、材質がセラミックスからなる容器体が用いられることが多い。セラミックスで容器体を製造する場合、シート状に形成したセラミックスを幾層に積層させながら複数の凹部を形成して容器体となる複数の部分が形成されたウェハを設ける、ここで、各層のセラミックスには、導通パターンが形成されており、シート状に形成したセラミックスを積層することで、複雑な内部配線を可能にしつつ露出する表面に外部端子や搭載パッドを構成することができる。この状態で焼成することで、導通パターンを有した強固な容器体とすることができる。このウェハに設けられた搭載パッドに導電性接着剤を付着させ、その上に圧電振動素子をつけて搭載する。
この容器体となる部分に設けられている凹部内に圧電振動素子を搭載する場合、実装装置が用いられている。この実装装置は、圧電振動素子を把持・移動する実装手段と、圧電振動素子を搭載する位置を認識しつつ圧電振動素子の移動した位置を認識して正確に実装手段を移動させる認識手段を主に備えている(例えば、特許文献3参照)。
そこで、凹部内に圧電振動素子を搭載する場合、実装手段により複数の圧電振動素子が載置されたパレットから一枚づつ移動して、認識手段により位置を補正しながら凹部内の搭載パッドに付着させてある導電性接着剤の上に圧電振動素子を置いていく。これにより、圧電振動素子の容器体への搭載が完了する。
特開2005−026982号公報 特開2006−334804号公報 特開2003−249523号公報
しかしながら、圧電振動素子をパレットから一枚づつ移動して、認識手段により実装手段の位置を補正しながら凹部内の搭載パッドに付着させてある導電性接着剤の上に圧電振動素子を置いていく場合、補正に所定の時間を要することとなり、全ての凹部に圧電振動素子が搭載されるまでに導電性接着剤が変質する恐れがある。
また、セラミックスは、焼成すると収縮することが知られている。この収縮は、ウェハの部分によって異なり、収縮が大きく現れている部分と小さく現れている部分と、その間で様々な収縮なっている部分とに分かれている。したがって、個々の凹部の位置や、搭載パッドの位置は、ウェハに設けられる部分によって異なるということになる。
そのため、自動で圧電振動素子を容器体に搭載する場合は、画像で圧電振動素子の位置と搭載パッドの位置とを認識して位置の補正が出来る認識手段が必要になる。これにより、実装装置の製造コストが増大するため、圧電振動素子の製造コストも増大することとなる恐れがある。
これは、容器体に圧電振動素子と発振回路を備えた集積回路素子とを搭載した圧電発振器においても同様である。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、圧電振動素子の搭載を容易にする簡易な圧電振動素子実装装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、ガラス、シリコン(Si)、焼成が完了したセラミックスのいずれかから選択されるウェハの所定の位置に複数の圧電振動素子を搭載する圧電振動素子実装装置であって、フォトリソグラフィ技術により形成された導通パターンを有する前記ウェハを用い、前記ウェハを所定の位置に移動させる第一の搬送手段と、前記前記第一の搬送手段により搬送されて所定の位置で停止した前記ウェハの前記導通パターンに接着材を付着させる接着材付着手段と、複数の前記圧電振動素子が載置されたパレットを保持するパレット供給手段と、前記パレットを前記パレット供給手段から移動させ所定の位置で停止させる第二の搬送手段と、前記第二の搬送手段により搬送された前記パレットに載置されている複数の前記圧電振動素子を所定の位置に移動させる素子移載手段と、前記素子移載手段により移動された複数の前記圧電振動素子が載置される素子整列テーブルと、前記素子整列テーブルに載置されている複数の前記圧電振動素子を前記ウェハに実装する素子実装手段と、を備えて構成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記素子移載手段と前記素子実装手段と前記接着材付着手段とが同一ガイドレールを移動可能に配置され、前記素子実装手段と前記接着材付着手段とが連結部により連結して構成されていることを特徴とする。
このような圧電振動素子実装装置によれば、設けられる凹部や導通パターンの位置に変化が起こらないガラス、シリコン(Si)、焼成が完了したセラミックスのいずれかから選択されるウェハを用い、第一の搬送手段により所定の位置までウェハを移動させた状態にしておき、複数の圧電振動素子を素子移載手段によって並べた状態で、その複数の圧電振動素子をウェハの各凹部にそれぞれ一括して素子実装手段により搭載するので、圧電振動素子の搭載を容易かつ従来よりも早く実装することができる。
また、ウェハが収縮しないために凹部や搭載パッドの位置は固定されたとみなされるので、従来から用いられていた認識手段が不要となり、安価で簡易な構成にすることができる。
また、導電性接着剤を搭載パッドに付着させる接着材付着手段を設け、素子実装手段と連結したことで同一ガイドレールを共有することができるので、接着材付着手段と素子実装手段との動作の一部が共有化されて簡易な構成とすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各構成要素について、状態をわかりやすくするために、誇張して図示している。
図1は本発明の実施形態に係る圧電振動素子実装装置の一例を概念的に示す斜視図である。図2は図1のA部拡大図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る圧電振動素子実装装置100は、ウェハWの状態で搬送されてくる容器体の各搭載パッドTに導電性接着剤を付着させ、その導電性接着剤に圧電振動素子Qを接触させることで搭載する装置である。
ここで、ウェハWは、ガラス、シリコン(Si)、焼成が完了したセラミックスのいずれかからなり、一方の主面に複数の凹部Sが設けられている。凹部Sは、例えば、従来周知のフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術により形成される。なお、凹部S内の所定の位置に貫通穴を設けても良い。この凹部S内に圧電振動素子Qを搭載するための搭載パッドTが設けられている。また、図示しないが、この搭載パッドTは貫通穴を介してウェハの他方の主面に設けられている外部端子と電気的に接続している。この搭載パッドTと外部端子とこれらを結ぶ接続形状を導通パターンとする。この導通パターンは、例えば、従来周知のフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術により形成される。
なお、圧電振動素子Qは、水晶片の両主面に励振電極を設けた構造となっている。また、この圧電振動素子Qは、複数の凹部が形成されたパレットPに載置されている。このパレットPのそれぞれの凹部に圧電振動素子Qが載置されることとなる。
この本発明の実施形態に係る圧電振動素子実装装置100は、第一の搬送手段10と、接着材付着手段20と、パレット供給手段30と、第二の搬送手段40と、素子移載手段50と、素子整列テーブル60と、素子実装手段70とから主に構成されている。
また、この圧電振動素子実装装置100は、第一の搬送手段10と第二の搬送手段40とが平行となるように備えられ、第一の搬送手段10と第二の搬送手段40との間に素子整列テーブル60が備えられ、また、第一の搬送手段10と第二の搬送手段40とを跨ぐようにガイドレールRが設けられ、このガイドレールRに接着材付着手段20と素子移載手段50と素子実装手段60とが備えられている。また、第二の搬送手段40の一方の端部側にパレット供給手段30が備えられている。
なお、この圧電振動素子実装装置100において、ウェハWの移動方向、つまり、第一の搬送手段10の搬送方向をY方向、平行となる第一の搬送手段10と第二の搬送手段40とに直交する方向をX方向、このX方向とY方向の両方に直行する方向をZ方向とする。
第一の搬送手段10は、ウェハWを所定の位置に移動させる役割を果たす。
この第一の搬送手段10上にウェハWが載置され、後述する接着材付着手段20と素子実装手段60とが移動してくる位置の下に凹部Sの所定の列が位置するように、ウェハWを移動させる。つまり、Y方向にウェハWを搬送することができる。
ここで、列とは、第一の搬送手段10の移動方向に対して直行する方向に並んだ状態の複数の凹部Sの集合をいう。
なお、図示しないが、この第一の搬送手段10の移動経路の上方にアライメント位置認識手段を設けても良い。このアライメント位置認識手段は、ウェハWにアライメントが設けられている場合、所定の位置にアライメントが設けられてないことを検知すると、ウェハWを所定の位置に停止させずにそのまま通過させて、圧電振動素子Qを搭載させないようにする役割を果たす。
この第一の搬送手段10は、所定の位置にウェハWを移動させた後、ウェハWに設けられた複数の凹部Sで構成される列の間隔ごとにウェハWを移動させる役割も果たす。
この列の間隔ごとの移動は、凹部Sに圧電振動素子Qが搭載された後に行われる。
接着材付着手段20は、第一の搬送手段10により搬送されて所定の位置で停止したウェハWの前記導通パターンである搭載パッドTに導電性接着材を付着させる役割を果たす。この接着材付着手段20には、第一の搬送手段10側に導電性接着剤を出すための複数のディスペンサーDが、列をなす凹部S内のそれぞれの搭載パッドTと対向するように設けられている。つまり、X方向に複数のディスペンサーDが設けられている。これらディスペンサーDは、Z方向に往復して移動可能であり、ウェハWに導電性接着剤を付着させるとき、及び付着させ終わったときにZ方向に移動する。
なお、ウェハWに導電性接着剤の付着が完了すると、X方向に移動することとなる。
この接着材付着手段20には、搭載パッドTの位置を画像認識により認識して位置を補正する位置補正装置が付いていない。しかしながら、ウェハWがガラス、シリコン、焼成が完了したセラミックスのいずれかからなるため収縮することがないため、搭載パッドTの座標を記憶させておくだけで、導電性接着剤の付着を行うことができる。
なお、付着とは、搭載パッドTに導電性接着剤を付けることをいい、ディスペンサーで導電性接着剤を搭載パッドTに塗布することを含む。従って、接着材付着手段20の第一の搬送手段10側に転写ヘッドが設けられている場合は、導電性接着剤が搭載パッドTに転写される場合も含む。
パレット供給手段30は、複数の圧電振動素子Qが載置されたパレットPを保持する役割を果たす。
このパレット供給手段30は、複数の圧電振動素子Qが搭載されたパレットPを複数保持するようになっている。なお、このパレット供給手段30は、他の工程により構成された複数のパレットPを自動又は手動で保持しても良い。
第二の搬送手段40は、パレットPをパレット供給手段30から移動させ所定の位置で停止させる役割を果たす。
この第二の搬送手段40は、例えば、第一の搬送手段10と同一方向にパレットPを移動させることができるようになっている。つまり、Y方向にパレットPを搬送することができる。この第二の搬送手段40上にパレットPが載置され、後述する素子移載手段50が移動してくる位置の下に圧電振動素子Qの所定の列が位置するように、パレットPを移動させる。
ここで、列とは、第二の搬送手段40の移動方向に対して直行する方向に並んだ状態の複数の圧電振動素子の集合をいう。
また、この第二の搬送手段40は、所定の位置にパレットPを移動させた後、パレットPに設けられた複数の圧電振動素子Qで構成される列の間隔ごとにパレットPを移動させる役割も果たす。この列ごとの移動は、パレットPに載置された列をなす複数の圧電振動素子Qがなくなったときに移動することができる。
素子移載手段50は、第二の搬送手段40により搬送されたパレットPに載置されている圧電振動素子Qを所定の位置に、つまり、素子整列テーブル60に移動し載置する役割を果たす。
この素子移載手段50は、ガイドレールRに備えられている。また、この素子移載手段50には、第二の搬送手段40側に圧電振動素子Qを吸着するための吸着部V1が、列をなす圧電振動素子Qと対向するように設けられている。つまり、X方向に複数の吸着部V1が設けられている。これら吸着部V1は、Z方向に往復して移動可能であり、パレットPから圧電振動素子Qを吸着するとき、及び素子整列テーブル60に載置するときにZ方向に移動する。また、素子整列テーブル60に移動するとき、及び新に圧電振動素子Qを吸着するときにX方向に移動する。
ここで、素子移載手段50は、素子整列テーブル60に圧電振動素子Qを搭載する際に、ウェハWの列となる凹部に設けられている搭載パッドTの位置に対応した位置が再現されており、これら各位置に圧電振動素子Qを載置することで整列させることができるようになっている。
素子整列テーブル60は、素子移載手段50により移動された複数の圧電振動素子Qが載置される役割を果たす。
前記のとおり、素子移載手段50により、所定の間隔で凹部Sの列と対応するように、圧電振動素子Qが載置されることとなる。
素子整列テーブル60に載置された圧電振動素子Qは、後述する素子実装手段70により第一の搬送手段10上にあるウェハWの各凹部S内に移動されることとなる。
素子実装手段70は、素子整列テーブル60に載置されている複数の圧電振動素子QをウェハWに実装する役割を果たす。
この素子実装手段70は、ガイドレールRに備えられている。また、この素子実装手段70には、素子整列テーブル60側に圧電振動素子Qを吸着するための吸着部V2が、列をなす圧電振動素子Qと対向するように設けられている。つまり、X方向に複数の吸着部V2が設けられている。これら吸着部V2は、Z方向に往復して移動可能であり、素子整列テーブル60から圧電振動素子Qを吸着するとき、及びウェハWに搭載するときにZ方向に移動する。また、ウェハWに移動するとき、及び新に圧電振動素子Qを吸着するときにX方向に移動する。
ここで、素子実装手段70は、素子整列テーブル60にX方向に整列された複数の圧電振動素子Qを同時に吸着し、ウェハWの各凹部に設けられた搭載パッドTに搭載する。
この搭載パッドTには、接着材付着手段20により導電性接着剤が付着されている。したがって、素子実装手段70は、搭載パッドT上の導電性接着剤に圧電振動素子Qを載せることとなる。これにより、ウェハWに圧電振動素子Qを搭載することができる。
この素子実装手段70には、搭載パッドTの位置を画像認識により認識して位置を補正する位置補正装置が付いていない。しかしながら、ウェハWがガラス、シリコン(Si)、焼成が完了したセラミックスのいずれかからなるため収縮することがないことにより、圧電振動素子Qの座標と搭載パッドTの座標を記憶させておくだけで、導電性接着剤が付着された搭載パッドTに圧電振動素子Qを置くことができる。
また、接着材付着手段20と素子実装手段70とは、連結部Jにより連結されている。
したがって、接着材付着手段20と素子実装手段70とは同時にX方向へ移動することができるようになっている。
このように構成される接着材付着手段20と素子実装手段70とは、接着材付着手段20のディスペンサーDがウェハWの凹部Sに設けられた搭載パッドT上にあるとき、素子実装手段70の吸着部V2が素子整列テーブル60に整列された圧電振動素子Q上に位置している。
したがって、接着材付着手段20が搭載パッドTに導電性接着剤を付着させるのと同時期に素子実装手段70が圧電振動素子Qを吸着すれば、ウェハWへの圧電振動素子Qの搭載が短時間で行うことができるようになる。
なお、このとき、ウェハWに形成される凹部Sの列と、素子整列テーブル60に整列される圧電振動素子Qの列と、パレットPに形成される圧電振動素子Qの列とは、同一直線状に位置している。
これにより、接着材付着手段20、素子移載手段50、素子実装手段70のそれぞれがX方向及びZ方向の移動となるため、簡易な構成でそれぞれの役割が果たせるようになる。
また、第一の搬送手段10と接着材付着手段20と素子実装手段70とが制御手段により制御されることにより、ウェハWを列の間隔ごとに移動させる時期と、導電性接着剤を搭載パッドに付着させる時期と、圧電振動素子QをウェハWに搭載する時期とをそれぞれずらして行わせることができる。例えば、この制御手段に、搭載パッドの位置、圧電振動素子Qの位置、ウェハWの列の間隔をデータとして記憶させておき、そのデータに基づいて、第一の搬送手段10と接着材付着手段20と素子実装手段70とを移動するように構成すれば、認識手段を用いることなくウェハWに圧電振動素子Qを搭載することができる。
また、第二の搬送手段40と素子移載手段50とが別途又は同一の制御手段により制御されることで、パレットPの列の間隔ごとの移動と、圧電振動素子Qを吸着する時期とをずらして行うことができる。
また、素子移載手段50と素子実装手段70とのX方向の移動の時期をずらす制御を行うことで、互いが衝突するのを防ぐことができる。
このように、本発明の実施形態に係る圧電振動素子実装装置100によれば、設けられる凹部や導通パターン、つまり搭載パッドの位置に変化が起こらないガラス、シリコン、焼成が完了したセラミックスのいずれかからなるウェハを用い、第一の搬送手段10により所定の位置までウェハWを移動させた状態にしておき、複数の圧電振動素子Qを素子移載手段50によって並べた状態で、その複数の圧電振動素子QをウェハWの各凹部Sにそれぞれ一括して素子実装手段70により搭載するので、圧電振動素子Qの搭載を容易かつ従来よりも早く実装することができる。
また、ウェハWが収縮しないために凹部Sや搭載パッドTの位置は固定されたとみなされるので、従来から用いられていた認識手段が不要となり、安価で簡易な構成にすることができる。
また、導電性接着剤を搭載パッドTに付着させる接着材付着手段20を設け、素子実装手段70と連結したことで同一のガイドレールRを共有することができるので、接着材付着手段20と素子実装手段70との動作の一部が共有化されて簡易な構成とすることができる。
本発明の実施形態に係る圧電振動素子実装装置の一例を概念的に示す斜視図である。 図1のA部拡大図である。
符号の説明
100 圧電振動素子実装装置
10 第一の搬送手段
20 接着材付着手段
30 パレット供給手段
40 第二の搬送手段
50 素子移載手段
60 素子整列テーブル
70 素子実装手段
W ウェハ
S 凹部
T 搭載パッド(導通パターン)
P パレット

Claims (2)

  1. ガラス、シリコン(Si)、焼成が完了したセラミックスのいずれかから選択されるウェハの所定の位置に複数の圧電振動素子を搭載する圧電振動素子実装装置であって、
    フォトリソグラフィ技術により形成された導通パターンを有する前記ウェハを用い、
    前記ウェハを所定の位置に移動させる第一の搬送手段と、
    前記前記第一の搬送手段により搬送されて所定の位置で停止した前記ウェハの前記導通パターンに接着材を付着させる接着材付着手段と、
    複数の前記圧電振動素子が載置されたパレットを保持するパレット供給手段と、
    前記パレットを前記パレット供給手段から移動させ所定の位置で停止させる第二の搬送手段と、
    前記第二の搬送手段により搬送された前記パレットに載置されている複数の前記圧電振動素子を所定の位置に移動させる素子移載手段と、
    前記素子移載手段により移動された複数の前記圧電振動素子が載置される素子整列テーブルと、
    前記素子整列テーブルに載置されている複数の前記圧電振動素子を前記ウェハに実装する素子実装手段と、
    を備えて構成されることを特徴とする圧電振動素子実装装置。
  2. 前記素子移載手段と前記素子実装手段と前記接着材付着手段とが同一ガイドレールを移動可能に配置され、
    前記素子実装手段と前記接着材付着手段とが連結部により連結して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動素子実装装置。
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