JP2010010584A - ヘテロ接合電界効果トランジスタおよびヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板上に、AlxGa1-xN(0≦x<1)からなるチャネル層3と、前記チャネル層3上に設けられ且つリセス領域を有する障壁層10と、前記リセス領域に設けられたゲート電極9と、前記障壁層10上において前記リセス領域を挟んで設けられたソース電極7およびドレイン電極8とを備え、前記障壁層10は、前記チャネル層3側から順にAls1Ga1-s1N(0<s1≦1)からなる第1障壁層4およびAls2Ga1-s2N(0<s2<1)からなる第2障壁層5を有し、第1障壁層4のAl組成s1は、第2障壁層5のAl組成s2および前記チャネル層3のAl組成xの何れよりも大きく、前記リセス領域は、第2障壁層5を貫通して第1障壁層4に到達していることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この特性を利用して、チャネル層をAl組成比の小さいまたはAlを含まないIII族窒化物半導体とし、障壁層をAl組成比の大きいIII族窒化物半導体とすることにより、HFETを形成することができる。
一方で、過電流防止の観点や単純な回路構成の観点から高いしきい値電圧を有するノーマリオフ型HFETが望まれている。ノーマリオフ型HFETは、ゲート電圧が0Vのときゲート部のヘテロ界面に二次元電子ガスが形成されず、ソース・ドレイン間の電流が流れないが、ゲート電圧が正のしきい値電圧を超えるとゲート部における二次元電子ガスが高い濃度で形成されソース・ドレイン間の電流が流れるようにすることにより実現できる。したがって、しきい値電圧が安定して高いノーマリオフ型HFETを実現するためには、ゲート部のヘテロ界面に形成される二次元電子ガス濃度を制御することが必要である。
T.Palacios、他、"High-Performance E-Mode AlGaN/GaN HEMTs "、(アメリカ)、IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS、VOL.27、NO.6、2006年、p.428 -430
Als1Ga1-s1N(0<s1≦1)からなる第1障壁層およびAls2Ga1-s2N(0<s2<1)からなる第2障壁層からなる障壁層をドライエッチングしリセス領域を形成する場合、Al組成s1またはs2が小さいほどエッチング速度は速くなり、Al組成s1またはs2が大きいほどエッチング速度は遅くなる。このエッチング速度の違いは、フッ素系ガスまたは塩素系ガスを用いたドライエッチングによる実験において認められている。
したがって、第1障壁層のAl組成s1を第2障壁層のAl組成s2より大きくすることにより、第1障壁層のエッチング速度を第2障壁層のエッチング速度より遅くすることができる。また、このAl組成s1とs2の差を大きくすることにより第1障壁層のエッチング速度を第2障壁層に比べ極端に遅くすることもできる。このことを利用して、ドライエッチング速度やドライエッチング時間が多少変化しても、ゲート電極下の第1障壁層の厚みを制御良く安定して残すことができる。
また、第1障壁層にAl組成s1の大きいAls1Ga1-s1N(0<s1≦1)を用いることにより、二次元電子ガス濃度を増大させることができ、シート抵抗を低減させることが可能となる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。
第1障壁層は、前記チャネル層側から第2障壁層側に向けて増加するAl組成s1を有してもよい。
前記障壁層は、前記チャネル層と第1障壁層との間にAls3Ga1-s3N(0<s3<1)からなる第3障壁層をさらに備えてもよい、第3障壁層のAl組成s3は、前記チャネル層のAl組成xよりも大きく且つ第1障壁層のAl組成s1よりも小さい。
第3障壁層は、前記チャネル層側から第1障壁層側に向けて増加するAl組成s3を有してもよい。
第3障壁層は、第1障壁層のAl組成s1との差が0.2以下のAl組成s3を有し、且つ第1障壁層は、6nm以下の厚さを有してもよい。
前記障壁層は、前記ゲート電極の直下に二次元電子ガス濃度制御領域を有してもよい。
前記二次元電子ガス濃度制御領域は、前記障壁層にフッ素原子が導入されている部分であってもよい。
前記ゲート電極と前記障壁層との間に絶縁層をさらに備えてもよい。
前記障壁層は、前記チャネル層と第1障壁層との間にAls3Ga1-s3N(0<s3<1)からなる第3障壁層を有してもよく、第3障壁層のAl組成s3は、前記チャネル層のAl組成xよりも大きく且つ第1障壁層のAl組成s1よりも小さい。
前記エッチングは、フッ素を含むガスを用いたプラズマエッチングにより行われてもよい。
前記エッチングは、同時に前記ゲート電極の直下にフッ素を導入し二次元電子ガス濃度制御領域を形成してもよい。
前記リセス領域の形成後にさらに前記ゲート電極の直下に二次元電子ガス濃度制御領域を形成する工程を備えてもよい。
ここで示した種々の実施形態は、互いに組み合わせることができる。
1−1.第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの構造
図1は、本発明の第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの構造を示す概略断面図である。
また、図2は、本発明の第1実施形態のMIS構造のヘテロ接合電界効果トランジスタの構成を示す概略断面図である。
第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタは、チャネル層3と、チャネル層3上に設けられ且つリセス領域を有する障壁層10と、前記リセス領域に設けられたゲート電極9、障壁層10上において前記リセス領域を挟んで設けられたソース電極7およびドレイン電極8とを備え、障壁層10は、チャネル層3側から順に第1障壁層4及び第2障壁層5を有し、前記リセス領域は、第2障壁層5を貫通して第1障壁層4に到達している。
また、ゲート電極9と障壁層10との間に絶縁層13をさらに備えてもよい。
以下、本発明の第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの各構成要素について説明する。
基板1は、特に限定されないが、たとえばSi、GaN、SiCまたはサファイアなどの基板である。
チャネル層3は、基板1上に設けられる。また、基板1とチャネル層3の間にバッファ層2を設けることもできる。バッファ層2を設けると基板1上にチャネル層3を結晶性良く形成できる場合がある。
チャネル層3は、ゲート電極9の電圧により制御されるソース・ドレイン間の電流が流れる機能を有する。チャネル層3は、AlxGa1-xN(0≦x<1)またはAlxGayIn1-x-yN(0≦x<1、0<y<1、0<x+y<1)である。また、チャネル層3のAl組成xは、0以上で1未満(たとえば、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および0.99の何れか2つの間の範囲)でたとえばGaNである。
また、チャネル層3のキャリア濃度は、特に限定されないが、小さいほど好ましく、例えば1018cm-3以下(たとえば1、105、108、1010、1013、1015および1018cm-3の何れか2つの間の範囲)で、たとえば105cm-3以上1015cm-3以下である。
また、チャネル層3には、基本的には不純物をドープしないが、Siなどのn型不純物のドープをすることもできる。
また、基板1とチャネル層3の間にバッファ層2を設ける場合、バッファ層2は、チャネル層3が形成することができれば特に限定されない。バッファ層2は、基板1の種類により異なるが、たとえば、AlN層とGaN層とが交互に複数層積層された多重バッファ層である。
障壁層10は、チャネル層3の上に設けられる。障壁層10は、第1障壁層4および第2障壁層5がこの順で積層された構造を有する。障壁層10は、チャネル層と接合しヘテロ界面を構成する。
以下に障壁層10の各構成要素について説明する。
第1障壁層4は、チャネル層3の上に設けられる。第1障壁層4は、エッチングをストップさせる機能と障壁層としての機能を有する。第1障壁層4は、Als1Ga1-s1N(0<s1≦1)である。第1障壁層4のAl組成s1は、一定でも傾斜していてもよい。第1障壁層4のAl組成s1は、0より大きく1以下(たとえば、0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および1の何れか2つの間の範囲)でたとえば、0.2以上0.6以下である。
第1障壁層4とチャネル層3とのAl組成の差が大きい場合、たとえば0.2以上だと、二次元電子ガス12濃度が大きくなりシート抵抗を低減させることができる。
しかし、第1障壁層4とチャネル層3とのAl組成の差が大きすぎる場合、たとえば0.6以上だと、成長の技術的制約上、第1障壁層4を厚くしたときに結晶品質の高い結晶とならない場合がある。
チャネル層3のAl組成xと第1障壁層4のAl組成s1との差が大きすぎる場合、成長の技術的制約上、第1障壁層4は、十分な厚さに結晶品質の高い結晶として形成されない場合がある。しかし、第1障壁層4のAl組成s1をチャネル層3側から第2障壁層5側の間において増加させることにより、チャネル層3のAl組成xと第1障壁層4のAl組成s1の平均との差が大きい場合でも、第1障壁層4を十分な厚さに結晶品質の高い結晶として形成することができる。
また、第1障壁層4の厚さは、特に限定されないが、たとえば、1nm以上30nm以下(たとえば1、2、3、4、5、8、10、15、20、25および30nmの何れか2つの間の範囲)でたとえば8nmである。
また、第1障壁層4には、基本的には不純物をドープしないが、Siなどのn型不純物のドープをすることもできる。
二次元電子ガス濃度制御領域6とは、ヘテロ界面の二次元電子ガス12濃度を変化させる部分をいう。
たとえば、二次元電子ガス濃度制御領域6は、障壁層10またはチャネル層3にフッ素原子、マグネシウム原子、炭素原子または鉄原子などを導入することにより形成することができる。
これらの特性を利用して、導入する原子の種類を変えること、および導入量を変化させることにより、二次元電子ガス12濃度を制御し、しきい値電圧を高くすることができる。
また、導入する原子の濃度は、特に限定されないが、たとえば単位面積あたりの濃度に換算して二次元電子ガス12濃度以上、たとえば1×108cm-2以上(たとえば1×108、1×109、1×1010、1×1011、1×1012、5×1012、1×1013、1×1014、1×1015、1×1018、1×1020および1×1025cm-2の何れか2つの間の範囲)である。
第2障壁層5は、第1障壁層4の上のゲート電極9を備えた障壁層10のリセス領域の両側に設けられる。第2障壁層5は、障壁層としての機能を有する。第2障壁層5は、Als2Ga1-s2N(0<s2<1)である。第2障壁層5のAl組成s2は、0より大きく1未満(たとえば0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および0.99の何れか2つの間の範囲)であり、たとえば0.15以上0.25以下である。
また、第1障壁層4のAl組成s1と第2障壁層5のAl組成s2との差(s1−s2)は、0.15以上とすることが好ましい。このことにより、エッチングを第2障壁層5と第1障壁層4の界面付近でより精度よく停止させることができるためである。
また、第2障壁層5の厚さは、特に限定されないが、たとえば5nm以上50nm以下(たとえば5、8、10、13、15、18、20、30、40および50nmの何れか2つの間の範囲)であり、たとえば15nmである。
また、第2障壁層5には、基本的には不純物をドープしないが、Siなどのn型不純物のドープをすることもできる。
ソース電極7は、リセス領域の両側の第2障壁層5の一方の上の一部に設けられる。ドレイン電極8は、ソース電極7が設けられていない方の第2障壁層5の上の一部に設けられる。
ソース電極7およびドレイン電極8を構成する材料は、同一でも異なっていてもよい。使用できる材料としては、たとえば、Ti、Al、NiまたはAu等が挙げられる。生産性を考慮すると同一の材料からなることが望ましい。またソース電極7およびドレイン電極8は、障壁層10に対してオーミック接合を形成しうる材料からなることが望ましい。そのような材料としては、たとえばTi/Al/Ti/AuまたはHf/Al/Hf/Au等が挙げられる。
絶縁層13は、障壁層10のリセス領域に設けてもよい。絶縁層13は、ゲート電極9と障壁層10とを電気的に絶縁し、ゲートリーク電流を低減する機能を有する。
絶縁層13は、ゲート電極9と障壁層10との間に設けることができるが、ゲート電極9と障壁層10が直接接触しないように設けることが好ましい。
絶縁層13の材料は、ゲート電極9と障壁層10とを電気的に絶縁することができれば特に限定されないが、たとえばSi3N4である。
また、絶縁層13の厚さは、電気的に絶縁する機能を有し、ゲート電極9にかける電圧により二次元電子ガスを流れる電流を制御することができれば特に限定されない。
ゲート電極9は、障壁層10のリセス領域に設けられ、ソース電極7およびドレイン電極8と直接接触していない。また、絶縁層13の上に設けられてもよい。
ゲート電極9を構成する材料は、たとえばNi、AuまたはW等が挙げられる。ゲート電極は、障壁層10に対してショットキー接合を形成しうる材料からなることが望ましい。そのような材料としては、たとえばNi/AuまたはWN/W等が挙げられる。
次に図1に示す第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法について説明する。
第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法は、チャネル層3上に障壁層10を形成し、障壁層10上にソース電極7およびドレイン電極8を形成し、ソース電極7とドレイン電極8の間の障壁層10をエッチングしてリセス領域を形成し、前記リセス領域内にゲート電極9を形成する工程を備え、障壁層10は、チャネル層3側から順に第1障壁層4及び第2障壁層5を有し、障壁層10のエッチングは、第2障壁層5を貫通して第1障壁層4に到達するまで行う。
また、二次元電子ガス濃度制御領域形成工程、障壁層10のリセス領域の洗浄処理工程、絶縁層形成工程および熱処理工程も備えることもできる。
また、図5(a)から(c)は、図1に示す第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの製造過程を示す概略断面図である。図5(a)は、チャネル層形成工程および障壁層形成工程後の概略断面図であり、図5(b)は、ソース電極およびドレイン電極形成工程後の概略断面図であり、図5(c)は、エッチング工程および二次元電子ガス濃度制御領域形成工程後の概略断面図である。
以下、第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの各製造工程について説明する。
チャネル層3を基板1上に形成する。チャネル層3は、たとえば、以下に示す方法で形成することができる。
たとえば、基板1上に、有機金属化学気相堆積(MOCVD)法、分子線エピタキシー(MBE)法またはハイドライド気相成長(HVPE)法などでチャネル層3を形成することができる。
また、基板1とチャネル層3の間にバッファ層2を有機金属化学気相堆積(MOCVD)法、分子線エピタキシー(MBE)法またはハイドライド気相成長(HVPE)法などで形成することもできる。
障壁層10をチャネル層3の上に形成する。障壁層10は、たとえば、以下に示す方法で形成することができる。
チャネル層3の上に、第1障壁層4および第2障壁層5をこれらの順で形成することができる。形成方法は特に限定されないが、たとえば有機金属化学気相堆積(MOCVD)法、分子線エピタキシー(MBE)法またはハイドライド気相成長(HVPE)法などである。
ソース電極7およびドレイン電極8を第2障壁層5の上の一部に形成する。ソース電極7およびドレイン電極8は、たとえば以下に示す方法で形成することができる。
まず、フォトリソグラフィ技術を利用して、第2障壁層5の表面上に所定の形状にパターニングされたレジストを形成ことができる。
その後、ソース電極7およびドレイン電極8の形成方法は特に限定されないが、たとえばEB蒸着法を用いて形成することができる。つぎに、レジストをたとえばリフトオフ法により除去し、熱処理を施すことができる。ソース電極7およびドレイン電極8の間隔は、HFETの所望する性能に応じて調節される。
ソース電極7とドレイン電極8の間の一部の障壁層10を第1障壁層4に達するまでエッチングすることにより選択除去し、障壁層10のリセス領域を形成する。リセス領域は、たとえば以下に示す方法で形成することができる。
まず、レジストを第2障壁層5上に塗布し、フォトリソグラフィ技術を利用して、第2障壁層5に開口領域を有するレジストパターンを形成することができる。
その後、レジストパターンを形成したものをたとえば、ガスプラズマなどによりドライエッチングを一定時間行うことができる。このことによりレジストパターンが形成されていない障壁層10を第1障壁層4に達するまでエッチングすることができ、障壁層10の一部を選択除去することができる。その後レジストを除去することができる。このことにより、障壁層10のリセス領域を形成することができる。
また、フッ素系ガスプラズマを用いたエッチング工程と同時にフッ素原子を障壁層10に導入し、二次元電子ガス濃度制御領域6を形成することもできる。また、二次元電子ガス濃度制御領域6は、ゲート電極9下のチャネル層3にも形成されてもよい。
Alを含むIII族窒化物半導体をドライエッチングする場合、III族元素中のAl組成比が小さいほどエッチング速度は大きくなり、Al組成比が大きいほどエッチング速度は遅くなる。このエッチング速度の違いは、フッ素系ガスおよび塩素系ガスを用いたドライエッチングによる実験において認められている。
したがって、第1障壁層4のAl組成比を第2障壁層5のAl組成比より大きくすることにより、第1障壁層4のエッチング速度を第2障壁層5のエッチング速度より遅くすることができる。また、このAl組成比の差を大きくすることにより第1障壁層4のエッチング速度を第2障壁層5に比べ極端に遅くすることができる。
このことを利用して、ドライエッチング速度やドライエッチング時間が多少変化しても、ゲート電極9下の第1障壁層4の厚みを制御良く安定して残すことができる。
また、ドライエッチングを行うプラズマを発生させる装置としては、たとえばRIE装置または誘導結合プラズマ(ICP)エッチング装置等のガスプラズマを発生させうる装置をいずれも使用することができる。
二次元電子ガス濃度制御領域6をゲート電極9の直下の第1障壁層4に形成してもよい。また、二次元電子ガス濃度制御領域6は、ゲート電極9下のチャネル層3にも形成されてもよい。
二次元電子ガス濃度制御領域6は、たとえば、以下に示す方法で形成することができる。
たとえば塩素系ガスプラズマを用いてエッチングを行った場合、あるいはフッ素導入量が少ない条件、フッ素がほとんど導入されない条件またはアニールするとフッ素が障壁層10の表面から抜け出す条件(例えばRIE装置を用いた場合、基板1の裏面へのバイアス電圧を小さくする等)でフッ素系ガスプラズマを用いてエッチングを行った場合などで、エッチング工程後にさらにフッ素原子などを導入する工程を行うことにより、二次元電子ガス濃度制御領域6を形成することができる。この場合、たとえばイオン注入機などの装置を用いて、フッ素原子、マグネシウム原子、炭素原子または鉄原子などを導入することができる。例えばマグネシウム原子を用いた場合、ドーパントを活性化させるために高いアニール温度が必要となるが、導入元素、導入方法によって最適なアニール温度は異なる。また、最適なアニール温度によって、トランジスタ作製プロセスの順番が変わってもよい。
また、アニール温度は、たとえば350〜1200℃(たとえば350、400、450、500、550、600、700、800、900、1000、1100および1200℃の何れか2つの間の範囲)の範囲で行うことができる。
エッチング工程で形成した障壁層10のリセス領域の洗浄処理を行ってもよい。障壁層10のリセス領域の洗浄処理は、たとえば以下に示す方法ですることができる。
まず、たとえば、フォトリソグラフィ技術を利用して、ガスプラズマ処理された領域よりも開口領域が広くなるように、所定の形状にパターニングされたレジストを形成することができる。
たとえば、ガスプラズマ処理を行った面を酸素プラズマ、水洗および酸を用いた3つの洗浄処理工程を連続的に行うことができる。この酸素プラズマ処理は、障壁層10のリセス領域に付着した例えば炭素、水素およびフッ素等からなる有機物等の不純物を除去するために行う。たとえば、酸素プラズマ発生装置反応室に処理対象の基板を入れ、酸素プラズマを発生させた後、開口領域を酸素プラズマに曝すことができる。水洗は、酸とのなじみをよくするため行う。酸洗浄は自然酸化膜やガスプラズマ処理時に残った残渣などの不純物を除去するために行う。
絶縁層13を障壁層10のリセス領域に形成してもよい。形成方法は特に限定されないが、たとえば、化学気相成長法(CVD)、スパッタ法などで絶縁層13を形成することができる。その後、たとえば、必要な部分がレジストで覆われるようにフォトリソグラフィ技術を利用してレジストパターンを形成し、不要な絶縁層13をエッチング除去することができる。
エッチング工程により選択除去した障壁層10のリセス領域にゲート電極9を形成する。また、絶縁層13の上に形成することもできる。ゲート電極9は、スパッタ法または蒸着法などを用いることにより形成することができる。
基板1上にチャネル層3、障壁層10および各電極を形成したものの熱処理を行ってもよい。熱処理は、たとえば以下に示す方法で行うことができる。
この熱処理は、たとえばガスプラズマ処理によるダメージを回復させるために行う。また、二次元電子ガス濃度制御領域形成工程におけるイオン注入によるダメージを回復させるためにも行うことができる。
たとえば、不活性ガスを主成分とする雰囲気中において、たとえば350〜600℃(たとえば350、400、450、500、550および600℃の何れか2つの間の範囲)の範囲でアニール処理を行うことができる。そして、ヘテロ接合電界効果トランジスタが得られる。
また、熱処理工程は、障壁層10表面を保護膜で覆った後、行うことができる。保護膜で覆うことで、たとえば障壁層10表面の酸化膜などの形成や導入されたフッ素が障壁層10表面から抜け出すことなどを防止できる。
また、熱処理工程は、ゲート電極9を形成する前に行うこともできる。
また、熱処理工程に用いることができる不活性ガスは、たとえばArまたはN2等を含むガスである。
2―1.第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの構造
図3は、本発明の第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの構造を示す概略断面図である。
また、図4は、本発明の第2実施形態のMIS構造のヘテロ接合電界効果トランジスタの構成を示す概略断面図である。
第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタは、第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタのチャネル層3と第1障壁層4の間にさらに第3障壁層11を備えた構造を有する。
また、ゲート電極9と障壁層10との間に絶縁層13をさらに備えてもよい。
以下、本発明の第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの各構成要素について説明する。
なお、第2実施形態のトランジスタ構造は、第1実施形態のトランジスタ構造に類似しており、「1−1」から「1−1−5」の第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの構造についての記載は、以下の記載に矛盾しない限り第2実施形態のトランジスタ構造にも当てはまる。
基板1は、特に限定されないが、たとえばSi、GaN、SiCまたはサファイアなどの基板である。
チャネル層3は、基板1上に設けられる。また、基板1とチャネル層3の間にバッファ層2を設けることもできる。
チャネル層は、AlxGa1-xN(0≦x<1)またはAlxGayIn1-x-yN(0≦x<1、0<y<1、0<x+y<1)である。チャネル層3のAl組成xは、0以上で1未満(たとえば、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および0.99の何れか2つの間の範囲)でたとえばGaNである。
障壁層10は、チャネル層3の上に設けられる。障壁層10は、第3障壁層11、第1障壁層4および第2障壁層5がこの順で積層された構造を有する。障壁層10は、チャネル層3と接合しヘテロ界面を構成する。
以下に障壁層10の各構成要素について説明する。
第3障壁層11は、チャネル層3と第1障壁層4の間に設けられる。第3障壁層11は、障壁層としての機能を有する。第3障壁層11は、Als3Ga1-s3N(0<s3<1)である。第3障壁層11のAl組成s3は、一定でも傾斜していてもよい。第3障壁層11のAl組成s3は、0より大きく1未満(たとえば、0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および0.99の何れか2つの間の範囲)であり、たとえば、0.2以上0.6以下である。
また、第3障壁層11のAl組成s3は、チャネル層3のAl組成xより大きい。このことから、第3障壁層11のバンドギャップは、チャネル層3のバンドギャップより大きい。このことにより、チャネル層3と第3障壁層11とのヘテロ界面のチャネル層3側に二次元電子ガス12が形成する。そしてゲート電極9下のソース・ドレイン間の電流は、この二次元電子ガス12が形成されたチャネル層3を流れる。この電流がゲート電極9の電圧により制御される。
第3障壁層11とチャネル層3とのAl組成の差が大きい場合、たとえば0.2以上の場合、二次元電子ガス12濃度が大きくなりシート抵抗を低減させることができる。しかし、第3障壁層11とチャネル層3とのAl組成の差が大きすぎる場合、たとえば0.6以上の場合、成長の技術的制約上、第1障壁層4を厚くしたときに、結晶品質の高い結晶とならない場合がある。また、このAl組成の差が小さいほど第1障壁層4は結晶品質の高い結晶になる場合が多い。
このことから、チャネル層3のAl組成xと、第3障壁層11および第1障壁層4のAl組成の平均との差を大きくすることができ、また適切な厚さとすることもできる。このことより、Al組成および層の厚さを変化させることによりヘテロ界面に形成される二次元電子ガス12濃度を制御することができる。
また、第3障壁層11の厚さは、特に限定されないが、たとえば1nm以上30nm以下(たとえば1、2、3、4、5、6、8、10、15、20、25および30nmの何れか2つの間の範囲)であり、たとえば6nmである。
また、第3障壁層11には、基本的には不純物をドープしないが、Siなどのn型不純物のドープをすることもできる。
第1障壁層4は、第3障壁層11の上に設けられる。第1障壁層4は、エッチングをストップさせる機能と障壁層としての機能を有する。第1障壁層4は、Als1Ga1-s1N(0<s1≦1)である。第1障壁層4のAl組成s1は、0より大きく1以下(たとえば、0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および1の何れか2つの間の範囲)でたとえば、0.5以上1以下である。
また、第1障壁層4のAl組成s1は、第3障壁層11のAl組成s3より大きい。このことにより、チャネル層3のAl組成xと第1障壁層4のAl組成s1の差がより大きい場合でも、第1障壁層4を適切な厚さで結晶性良く形成することができる。
また、第1障壁層4と第3障壁層11のAl組成の差(s1−s3)をたとえば0.6以下とすることが好ましい。
第1障壁層4と第3障壁層11とのAl組成の差が大きい場合、たとえば0.6以上だと、成長の技術的制約上、第1障壁層4を厚くしたときに、結晶品質の高い結晶とならない場合がある。また、このAl組成の差が小さいほど第1障壁層4は、結晶品質の高い結晶になる場合が多い。
また、第1障壁層4の厚さは、特に限定されないが、たとえば、1nm以上30nm以下(たとえば1、2、3、4、5、8、10、15、20、25および30nmの何れか2つの間の範囲)でたとえば4nmである。
ノーマリーオフ型ヘテロ接合電界効果トランジスタを実現するため、およびしきい値電圧を制御するため、第3障壁層11に形成される二次元電子ガス濃度は、小さいほうが好ましい。
第3障壁層11は、第1障壁層4のAl組成s1との差(s1−s3)がたとえば0.2以下のAl組成s3を有し、且つ第1障壁層4は、たとえば6nm以下の厚さを有することが好ましい。この場合、第3障壁層11に形成される二次元電子ガス濃度は、小さくなる場合が多い。
第2障壁層5は、第1障壁層4の上のゲート電極9を備えた障壁層10のリセス領域の両側に設けられる。第2障壁層5は、障壁層としての機能を有する。第2障壁層5は、Als2Ga1-s2N(0<s2<1)である。第2障壁層5のAl組成s2は、0より大きく1未満(たとえば0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9および0.99の何れか2つの間の範囲)であり、たとえば0.2以上0.3以下である。
また、第1障壁層4のAl組成s1と第2障壁層5のAl組成s2との差は、0.15以上とすることが好ましい。このことにより、エッチングを第2障壁層5と第1障壁層4の界面付近でより精度よく停止させることができるためである。
また、第2障壁層5の厚さは、特に限定されないが、たとえば5nm以上50nm以下(たとえば5、8、10、13、15、18、20、30、40および50nmの何れか2つの間の範囲)であり、たとえば15nmである。
ソース電極7は、リセス領域の両側の第2障壁層5の一方の上の一部に設けられる。ドレイン電極8は、ソース電極7が設けられていない方の第2障壁層5の上の一部に設けられる。
絶縁層13は、障壁層10のリセス領域に設けてもよい。
ゲート電極9は、障壁層10のリセス領域に設けられ、ソース電極7およびドレイン電極8と直接接触していない。また、絶縁層13の上に設けられてもよい。
次に図3に示す第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法について説明する。
以下、第2実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの各製造工程について説明する。
なお、第2実施形態のトランジスタの製造方法は、第1実施形態のトランジスタの製造方法に類似しており、「1−2」から「1−2−8」の第1実施形態のヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法についての記載は、以下の記載に矛盾しない限り第2実施形態のトランジスタの製造方法にも当てはまる。
チャネル層3を基板1上に形成する。
障壁層10をチャネル層3の上に形成する。たとえば、以下に示す方法で形成することができる。
チャネル層3の上に、第3障壁層11、第1障壁層4および第2障壁層5をこれらの順で形成することができる。形成方法は特に限定されないが、たとえば有機金属化学気相堆積(MOCVD)法、分子線エピタキシー(MBE)法またはハイドライド気相成長(HVPE)法などである。
ソース電極7およびドレイン電極8を第2障壁層5の上の一部に形成する。
ソース電極7とドレイン電極8の間の一部の障壁層10を第1障壁層4に達するまでエッチングすることにより選択除去し、障壁層10のリセス領域を形成する。
第1障壁層4のAl組成s1を第2障壁層5のAl組成s2より大きくすることにより、第1障壁層4のエッチング速度を第2障壁層5のエッチング速度より遅くすることができる。また、このAl組成の差を大きくすることにより第1障壁層4のエッチング速度を第2障壁層5に比べ極端に遅くすることができる。
このことを利用して、ドライエッチング速度やドライエッチング時間が多少変化しても、ゲート電極9下の第1障壁層4および第3障壁層11の厚みを制御良く安定して残すことができる。
二次元電子ガス濃度制御領域6をゲート電極9の直下の第1障壁層4および第3障壁層11に形成することができる。また、二次元電子ガス濃度制御領域6は、ゲート電極9下のチャネル層3にも形成されてもよい。
エッチング工程で形成した障壁層10のリセス領域の洗浄処理を行ってもよい。
絶縁層13を障壁層10のリセス領域に形成してもよい。
エッチング工程により選択除去した障壁層10のリセス領域にゲート電極9を形成する。また、絶縁層13の上に形成してもよい。
基板1上にチャネル層3、障壁層10および各電極を形成したものの熱処理を行ってもよい。
Claims (14)
- 基板上に、AlxGa1-xN(0≦x<1)またはAlxGayIn1-x-yN(0≦x<1、0<y<1、0<x+y<1)からなるチャネル層と、前記チャネル層上に設けられ且つリセス領域を有する障壁層と、前記リセス領域に設けられたゲート電極と、前記障壁層上において前記リセス領域を挟んで設けられたソース電極およびドレイン電極とを備え、
前記障壁層は、前記チャネル層側から順にAls1Ga1-s1N(0<s1≦1)からなる第1障壁層およびAls2Ga1-s2N(0<s2<1)からなる第2障壁層を有し、第1障壁層のAl組成s1は、第2障壁層のAl組成s2および前記チャネル層のAl組成xの何れよりも大きく、前記リセス領域は、第2障壁層を貫通して第1障壁層に到達していることを特徴とするヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 第2障壁層は、前記チャネル層のAl組成xよりも大きいAl組成s2を有する請求項1に記載のトランジスタ。
- 第1障壁層は、前記チャネル層側から第2障壁層側に向けて増加するAl組成s1を有する請求項1または2に記載のトランジスタ。
- 前記障壁層は、前記チャネル層と第1障壁層との間にAls3Ga1-s3N(0<s3<1)からなる第3障壁層をさらに備え、
第3障壁層のAl組成s3は、前記チャネル層のAl組成xよりも大きく且つ第1障壁層のAl組成s1よりも小さい請求項1〜3の何れか1つに記載のトランジスタ。 - 第3障壁層は、前記チャネル層側から第1障壁層側に向けて増加するAl組成s3を有する請求項4に記載のトランジスタ。
- 第3障壁層は、第1障壁層のAl組成s1との差が0.2以下のAl組成s3を有し、且つ第1障壁層は、6nm以下の厚さを有する請求項4または請求項5に記載のトランジスタ。
- 前記障壁層は、前記ゲート電極の直下に二次元電子ガス濃度制御領域を有する請求項1〜6の何れか1つに記載のトランジスタ。
- 前記二次元電子ガス濃度制御領域は、前記障壁層にフッ素原子が導入されている部分である請求項7に記載のトランジスタ。
- 前記ゲート電極と前記障壁層との間に絶縁層をさらに備える請求項1〜8の何れか1つに記載のトランジスタ。
- 基板上に、AlxGa1-xN(0≦x<1)またはAlxGayIn1-x-yN(0≦x<1、0<y<1、0<x+y<1)からなるチャネル層を形成し、
前記チャネル層上に障壁層を形成し、
前記障壁層上にソース電極およびドレイン電極を形成し、
前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の前記障壁層をエッチングしてリセス領域を形成し、
前記リセス領域内にゲート電極を形成する工程を備え、
前記障壁層は、前記チャネル層側から順にAls1Ga1-s1N(0<s1≦1)からなる第1障壁層およびAls2Ga1-s2N(0<s2<1)からなる第2障壁層を有し、第1障壁層のAl組成s1は、第2障壁層のAl組成s2および前記チャネル層のAl組成xの何れよりも大きく、前記障壁層のエッチングは、第2障壁層を貫通して第1障壁層に到達するまで行うことを特徴とするヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法。 - 前記障壁層は、前記チャネル層と第1障壁層との間にAls3Ga1-s3N(0<s3<1)からなる第3障壁層を有し、第3障壁層のAl組成s3は、前記チャネル層のAl組成xよりも大きく且つ第1障壁層のAl組成s1よりも小さい請求項10に記載の製造方法。
- 前記エッチングは、フッ素を含むガスを用いたプラズマエッチングにより行われる請求項10または請求項11に記載の製造方法。
- 前記エッチングは、同時に前記ゲート電極の直下にフッ素を導入し二次元電子ガス濃度制御領域を形成する請求項12に記載の製造方法。
- 前記リセス領域の形成後にさらに前記ゲート電極の直下に二次元電子ガス濃度制御領域を形成する工程を備える請求項10〜12の何れか1つに記載の製造方法。
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