JP2010006621A - 光学素子の成形素材とその製造方法 - Google Patents

光学素子の成形素材とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010006621A
JP2010006621A JP2008165086A JP2008165086A JP2010006621A JP 2010006621 A JP2010006621 A JP 2010006621A JP 2008165086 A JP2008165086 A JP 2008165086A JP 2008165086 A JP2008165086 A JP 2008165086A JP 2010006621 A JP2010006621 A JP 2010006621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
optical element
molding material
mold
spherical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008165086A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Nakatani
典雄 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2008165086A priority Critical patent/JP2010006621A/ja
Publication of JP2010006621A publication Critical patent/JP2010006621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】成形型と成形素材との中心位置ずれをなくして偏心のない光学素子を得る。
【解決手段】上型18及び下型20で成形素材30を加圧成形して光学素子40を製造する光学素子の製造方法において、上型18及び下型20と環状部材24とで成形空間26を形成し、この成形空間26に研磨球体素材31の一部を削った成形素材30を配置し、この成形素材30を加熱軟化させて加圧成形する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、成形型で加圧成形される光学素子の成形素材とその製造方法に関する。
従来から、ガラス素材などの熱可塑性素材を対向配置された一対の成形型により加圧成形してレンズ等の光学素子を得る成形技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、図17に示すように、球形状の成形素材130の外径とスリーブ(胴型)122の内径とを略同一にして、成形素材130の型内での位置ずれを防止している。
すなわち、上型118と下型120との間に球形状の成形素材130を配置し、上型118及び下型120の外周をスリーブ122により規制した状態で上型118及び下型120により成形素材130を押圧成形して成形品としてのレンズを得ている。この際、成形素材130の外径を上型118及び下型120の外径よりも若干小さくしている。
こうして、スリーブ122により成形素材130の横方向の動きを規制して、成形素材130が金型の中心軸からずれるのを防止するものである。
特開2002−265228号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、図18に示すように、球形素材を用いて、外径に対して肉厚の大きい鉄砲玉のようなレンズ140を成形しようとすると、大きな体積の成形素材130が必要となる。このため、例えば図19に示すように、所望の体積の成形素材(球形素材)130が大きすぎてスリーブ122に挿入することができない。
このため、従来は、球形の成形素材130の光学面となる部分を研削・研磨により成形品と近似形状に加工し、更に外径側面を芯取り加工してスリーブ122に挿入可能な外径に仕上げた成形素材を使用していた。このため、成形素材の加工工数が増大し製造コストがアップしていた。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、球形素材に芯取り加工を施すことで偏心のない光学素子を得ることのできる光学素子の成形素材とその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
成形型で加圧成形される光学素子の成形素材において、
球形素材の少なくとも一部を削った削り部を有する
ことを特徴とする光学素子の成形素材。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光学素子の成形素材において、
前記削り部は円柱形状を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の光学素子の成形素材において、
前記削り部は平面形状を有することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
成形型で成形素材を加圧成形して光学素子を製造する光学素子の製造方法において、
前記成形型と環状部材とで成形空間を形成し、
前記成形空間に球形素材の少なくとも一部を削った成形素材を配置し、
前記成形素材を加熱軟化させて加圧成形することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の光学素子の製造方法において、
前記環状部材の内径よりも大きい直径の前記球形素材を削って前記環状部材の内径に挿入可能な円柱部を有する成形素材を用いることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の光学素子の製造方法において、
前記環状部材の内径よりも大きい直径の前記球形素材を削って前記環状部材の内径に挿入可能な平面部を有する成形素材を用いることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項4に記載の光学素子の製造方法において、
前記環状部材の内径に挿入可能な直径の前記球形素材を削って平面部を有する成形素材を用いることを特徴とする。
本発明によれば、球形素材に芯取り加工を施すことで偏心のない光学素子を得ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、光学素子の製造装置1の概略構成を示す図である。
この製造装置1は、成形室2内にプレスステージ3と冷却ステージ4とを有している。プレスステージ3は、上下に対向する一対の上プレート12及び下プレート14と、これら上プレート12及び下プレート14間に配置された型セット16と、を備えている。下プレート14は基台5に固定されている。
上プレート12及び下プレート14には、夫々上カートリッジヒータ13及び下カートリッジヒータ15が内蔵されている。これらの上・下カートリッジヒータ13、15により、型セット16内の成形素材30が加熱される。また、上プレート12を上下(対向)方向に駆動するエアシリンダ17が設けられている。
型セット16は、上プレート12及び下プレート14の間に搬入される。そして、エアシリンダ17による上プレート12の昇降動作により、型セット16の挟持、挟圧等の動作が行われる。
冷却ステージ4も同様の構成を有している。この冷却ステージ4では、型セット16を挟持して該型セット16を所定の温度まで冷却させる。なお、プレスステージ3と同一又は相当する部材には、その符号に’を付してその説明を省略する。
成形室2には気体流入口6と気体流出口7が設けられていて、成形室2内を窒素(N2)等の不活性ガスにより置換可能な構造になっている。
成形室2の入口と出口には、上下に開閉自在なシャッタ8,9が夫々設けられている。この入口側のシャッタ8を開いて型セット16を成形室2内に搬入し、また、出口側のシャッタ9を開いて成形完了後の型セット16を成形室2から外部に搬出する。
図2は、型セット16の概略構成を示す断面図である。
この型セット16は、上型18と下型20、及びスリーブ22を有している。上型18及び下型20は、スリーブ22の内部で、それぞれの成形面18a,20aが対向するようにスリーブ22の両端側から嵌挿されている。上型18は、大径のフランジ部18とそれよりもやや小径の中間部18と、さらに小径の先端部18とを有する段付き円柱状をなしている。
フランジ部18はスリーブ22の開口側の端面に当接可能で、中間部18はスリーブ22の内側に嵌挿されている。先端部18の端面には、平面状の成形面18aが形成されている。
下型20は、大径の基部20と小径の先端部20とを有する段付き円柱状をなしている。この先端部20の端面には、凹球面状の成形面20aが形成されている。この成形面20aの外周部は平坦面20bに形成されている。下型20の先端部20はスリーブ22の内側に嵌挿されている。
スリーブ22は円筒状をなし、その内面に円筒状の環状部材24が嵌合されている。この環状部材24には中心孔24aが形成されている。この中心孔24aに、上型18の先端部18が嵌挿される。また、環状部材24の下面は下型20の平坦面20bに載置されている。こうして、上型18の成形面18a、下型20の成形面20a、及び環状部材24の中心孔24aの内周面により成形空間26が形成される。
上型18は、スリーブ22の軸方向に摺動自在となっている。また、環状部材24の中心孔24aの開口側から成形空間26に成形素材30が投入される。
なお、上型18及び下型20は、タングステンカーバイド(WC)等の超硬合金を研磨して仕上げられている。また、成形素材30は、市販の光学ガラスが用いられている。
次に、各実施形態ごとの成形工程について説明する。
図3〜図7は、本実施の形態の成形工程を示す図であり、図3は芯取り装置による芯取り加工を示す図、図4は芯取り加工により得られた成形素材の断面図、図5は成形前の型セットの断面図、図6は成形後の型セットの断面図、図7は成形された光学素子の断面図である。
以下、素材工程と成形工程に分けて説明する。
(素材加工工程)
まず、光学素子の成形に用いる成形素材30を準備する。
そのために、研磨球体素材31の素材加工を行う。この研磨球体素材31は、環状部材24の中心孔24a(図2参照)と同径に芯取り加工したときに、成形される所望の光学素子40と同じ体積となるものである。この研磨球形素材31をベルクランプ方式で環状部材24の中心孔24aと同径となるように芯取り加工を行う。
すなわち、図3において、ベルクランプ式の芯取り装置はレンズホルダ32と砥石35を有している。レンズホルダ32は、同軸上に配置された固定軸33とクランプ軸34とを有している。そして、固定軸33とクランプ軸3により、両側から研磨球形素材31を挟み、固定軸32及びクランプ軸33の端面を夫々球面に密着させる。こうして、研磨球形素材31の光軸とレンズホルダ32の軸とを一致させる。
この状態で、レンズホルダ32とともに研磨球形素材31を矢印A方向に回転させ、砥石35により研磨球形素材31の外周を研削する。
図4は、研磨球体素材31から研削されてできた成形素材30の断面を示している。
この成形素材30は、削り部としての円柱部(円筒部)30aを有し、その両端部が球面30b,30bとなっている略カプセル形状を有している。
なお、この成形素材30の外径寸法(円柱部30aの外径)は、作業性と型軸中心と成形素材30とのズレを考慮して、環状部材24の中心孔24aよりも0.01〜0.2mm小径に形成するのが好ましい。
(成形工程)
次に、図5に示すように、成形素材30を収容した型セット16の組み付けを行う。
すなわち、下型20に環状部材24とスリーブ22を組み込んだ状態で、研削された成形素材30を環状部材24の中心孔24aの開口側から成形空間26に挿入する。
さらに、スリーブ22に上型18を挿入して型セット16を組み立てる。この状態で、上型18の先端部18は環状部材24の中心孔24aに嵌入される。
次に、この成形素材30を収容した型セット16を製造装置1のプレスステージ3に搬入する(図1参照)。そして、型セット16を予め所定温度に加熱してある上プレート12及び下プレート14間に載置する。次に、上プレート12を下降させて上型18の上面に上プレート12を当接させる。こうして、成形素材30を熱伝達により屈伏点以上のプレス可能な状態に加熱する。
型セット16が所定温度に達したら、エアシリンダ17を駆動して上プレート12に荷重を加え、成形を開始する。そして、図6に示すように、成形素材30を所定の肉厚になるまで変形させる。
成形素材30が所定の肉厚に到達したら、上プレート12を上昇させて、次に、型セット16を冷却ステージ4に搬送する。この冷却ステージ4において、エアシリンダ17’により上プレート12’を下降させ、上型18の上面に上プレート12’を当接させる。こうして、冷却ステージ4では、型セット16を成形室2の外部に取り出し可能な温度にまで冷却する。
型セット16が取り出し可能な温度にまで冷却された後、上プレート12’を上昇させて型セット16を成形室外に搬出する。搬出された型セット16は分解されて内部の光学素子40が取り出される。
図7は、成形された光学素子40の断面図である。
この光学素子40は、鉄砲玉のように細長い円柱部40aを有し、その一端が球面(又は非球面)40bで他端が平坦面40cの光学機能面を有している。なお、必要な場合は成形後の光学素子40の円柱部40aを、さらに芯取り加工して製品を得る場合もある。
なお、以上説明した本実施形態では、環状部材24を用いて光学素子40の側面を成形するとして説明したが、これに限らない。例えば、光学素子40の側面をスリーブ22の内周面で成形してもよい。
本実施形態によれば、環状部材24の中心孔24aに研磨球形素材31から研削加工した成形素材30を嵌入することで、金型の中心と成形素材30の中心とを一致させることができ、中心位置ずれがなく偏心のない高精度な光学素子40を得ることができる。
また、研磨球形素材31に芯取り加工を施した成形素材30を使用し、製品と近似形状の素材を製作することで製造費のコストダウンを図ることができる。
さらに、研磨球形素材31を用いて、鉄砲玉のように外径に対して肉厚の大きい(細長い)光学素子40を容易に成形することができる。
また、球形状の研磨球形素材31から成形素材30を加工するので、素材の体積管理を簡単かつ正確に行うことができる。
[第2の実施の形態]
図8〜図12は、第2の実施の形態の成形工程を示す図であり、図8は研削装置による研削加工を示す図、図9は研削加工により得られた成形素材の断面図、図10は成形前の型セットの断面図、図11は成形後の型セットの断面図、図12は成形された光学素子の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
(素材加工工程)
光学素子の成形に用いる成形素材30を準備するために、第1の実施の形態と同様に、研磨球体素材31の素材加工を行う。
本実施形態では、環状部材24の中心孔24aよりも直径の大きい研磨球形素材31を平面加工して、略半球状の成形素材30を準備するものである。この場合、研磨球形素材31を平面加工して、削り部としての平面部の直径が環状部材24の中心孔24aと同径としたときに、所望の光学素子の体積となるように研削装置により平面研削及び研磨を行う。
図8に示すように、研削装置はレンズホルダ45と砥石46を有している。レンズホルダ45には、複数(図では3個)の研磨球形素材31を夫々収容する複数の収容孔47,47,47が形成されている。この収容孔47の孔径は研磨球形素材31の直径よりも小さく形成されている。そして、この収容孔47に研磨球形素材31が収容された状態では、研磨球形素材31は移動不能に収容される。また、レンズホルダ45は砥石46に接近する矢印B方向に移動可能とされている。
砥石46の先端部には研削工具(又は研磨部材)48が固定されている。この砥石46は支持軸46aを中心として矢印C方向に回転可能とされている。
この状態で、レンズホルダ45に収容された研磨球形素材31は、回転する研削工具(又は研磨部材)48によって平面研削及び研磨される。
図9は、研削及び研磨されてできた成形素材30の断面を示している。この成形素材30は、概略半球状をなし、その体積は研磨球形素材31の半球よりも小さく、かつ削り部としての平面部30cの弦の長さsは研磨球形素材31の直径よりも小さい。また、前述したように、この成形素材30の体積は所望の光学素子の体積と等しい。
なお、成形素材30の平面部30cの弦の長さsは、作業性と型軸心と成形素材30のズレを考慮して環状部材24の中心孔24aよりも0.01〜0.2mm小径に形成するのが好ましい。
(成形工程)
次に、図10に示すように、下型20に環状部材24とスリーブ22を組み込んだ状態で、研削及び研磨された概略半球状よりも小さい成形素材30を環状部材24の中心孔24aの開口側から成形空間26に挿入する。
このとき、概略半球状の成形素材30の平面部30cを下型20の成形面20aに載置する。
さらに、スリーブ22に上型18を挿入して型セット16を組み立てる。この状態で、上型18の先端部18は環状部材24の中心孔24aに嵌入される。なお、本実施形態
では上型18の成形面18aは凸球面(又は凸非球面)をなし、その外周は平坦面に形成されている。
次に、前述した第1の実施の形態と同様に、この成形素材30を収容した型セット16を製造装置1のプレスステージ3に搬入して、図11に示すように成形する。成形後、型セット16を冷却ステージ4に搬送し、冷却して成形室外に搬出する。搬出された型セット16は分解されて内部の光学素子40が取り出される。
図12は、成形された光学素子40の断面図である。
この光学素子40は、一側の光学機能面が凹球面(又は凹非球面)40bで他側が平坦面40cの平凹レンズである。
なお、本実施形態では、環状部材24を用いて光学素子40の側面を成形するとして説明したが、例えば、光学素子40の側面をスリーブ22の内周面で成形してもよい。
本実施形態によれば、研磨球形素材31から研削加工した成形素材30を用いて成形することで、環状部材24の中心孔24aの内周面で概略半球状の成形素材30の位置ずれを規制できるので、偏りが発生しない高精度な光学素子40を得ることができる。
また、研磨球形素材31に平面加工を施した概略半球状の成形素材30を使用できるので、材料費のコストダウンを図ることができる。
さらに、多数の研磨球形素材31をまとめて加工することができる。
[第3の実施の形態]
図13〜図16は、第3の実施の形態の成形工程を示す図であり、図13は本実施形態で用いられる成形素材の断面図、図14は成形前の型セットの断面図、図15は成形後の型セットの断面図、図16は成形された光学素子の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
(素材加工工程)
本実施形態では、環状部材24の中心孔24aと同径の研磨球形素材31に所望の光学素子と同体積になるように平面研削及び研磨を行い成形素材30を準備するものである。
すなわち、図13は、研削されてできた成形素材30の断面を示している。この成形素材30は、概略半球状をなし、その体積は研磨球形素材31の半球よりも大きく、かつ削り部としての平面部30cの弦の長さsは研磨球形素材31の直径よりも小さい。また、前述したように、この成形素材30の体積は所望の光学素子の体積と等しい。
また、研削装置としては第2の実施の形態で用いた装置と同様のものを用いる。
なお、研磨球形素材31の直径は、作業性と型軸心と成形素材30のズレを考慮して環状部材24の中心孔24aよりも0.01〜0.2mm小径に形成するのが好ましい。
(成形工程)
第2の実施の形態と同じであるが、その概略を説明する。
図14において、下型20に環状部材24とスリーブ22を組み込んだ状態で、研削及び研磨された概略半球状よりも大きい成形素材30を環状部材24の中心孔24aの開口側から成形空間26に挿入する。
このとき、概略半球状の成形素材30の平面部30cを下型20の成形面20aに載置する。
さらに、スリーブ22に上型18を挿入して型セット16を組み立てる。この状態で、上型18の先端部18は環状部材24の中心孔24aに嵌入される。なお、上型18の成形面18aは凸球面(又は凸非球面)をなし、その外周は平坦面に形成されている。
次に、この成形素材30を収容した型セット16を製造装置1のプレスステージ3に搬入して、図15に示すように成形する。このプレスステージ3で成形後、次に型セット16を冷却ステージ4に搬送し、冷却して成形室外に搬出する。搬出された型セット16は分解されて内部の光学素子40が取り出される。
図16は、成形された光学素子40の断面図である。
この光学素子40は、一側の光学機能面が凹球面(又は凹非球面)40bで他側が平坦面40cの平凹レンズである。
なお、本実施形態では、環状部材24を用いて光学素子40の側面を成形するとして説明したが、例えば、光学素子40の側面をスリーブ22の内周面で成形してもよい。
本実施形態によれば、研磨球形素材31から研削加工した成形素材30を用いて成形することで、環状部材24の中心孔24aの内周面で概略半球状の成形素材30の位置ずれを規制できるので、偏りが発生しない高精度な光学素子40を得ることができる。
また、研磨球形素材31に平面加工を施した概略半球状の成形素材30を使用できるので、材料費のコストダウンを図ることができる。
さらに、多数の研磨球形素材31をまとめて加工することができる。
光学素子の製造装置の概略構成を示す図である。 型セットの概略構成を示す断面図である。 第1の実施の形態の芯取り装置による芯取り加工を示す図である。 同上の芯取り加工により得られた成形素材の断面図である。 同上の成形前の型セットの断面図である。 同上の成形後の型セットの断面図である。 同上の成形された光学素子の断面図である。 第2の実施の形態の研削装置による研削加工を示す図である。 同上の研削加工により得られた成形素材の断面図である。 同上の成形前の型セットの断面図である。 同上の成形後の型セットの断面図である。 同上の成形された光学素子の断面図である。 第3の実施の形態に用いられる成形素材の断面図である。 同上の成形前の型セットの断面図である。 同上の成形後の型セットの断面図である。 同上の成形された光学素子の断面図である。 従来の型セットの断面図である。 従来の型セットの断面図である。 従来の型セットの断面図である。
符号の説明
1 製造装置
2 成形室
3 プレスステージ
4 冷却ステージ
5 基台
6 気体流入口
7 気体流出口
8 シャッタ
9 シャッタ
12 上プレート
12’ 上プレート
13 上カートリッジヒータ
13’ 上カートリッジヒータ
14 下プレート
14’ 下プレート
15 下カートリッジヒータ
15’ 下カートリッジヒータ
16 型セット
17 エアシリンダ
17’ エアシリンダ
18 上型
18a 成形面
18 フランジ部
18 中間部
18 先端部
20 下型
20a 成形面
20b 平坦面
22 スリーブ
24 環状部材
24a 中心孔
26 成形空間
30 成形素材
30a 円柱部
30b 球面
30c 平面部
31 研磨球体素材
32 レンズホルダ
33 固定軸
34 クランプ軸
35 砥石
40 光学素子
40a 円柱部
40b 球面
40c 平坦面
45 レンズホルダ
46 砥石
46a 支持軸
47 収容孔
48 研削工具
118 上型
120 下型
122 スリーブ
130 成形素材
140 レンズ

Claims (7)

  1. 成形型で加圧成形される光学素子の成形素材において、
    球形素材の少なくとも一部を削った削り部を有する
    ことを特徴とする光学素子の成形素材。
  2. 前記削り部は円柱形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形素材。
  3. 前記削り部は平面形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形素材。
  4. 成形型で成形素材を加圧成形して光学素子を製造する光学素子の製造方法において、
    前記成形型と環状部材とで成形空間を形成し、
    前記成形空間に球形素材の少なくとも一部を削った成形素材を配置し、
    前記成形素材を加熱軟化させて加圧成形する
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
  5. 前記環状部材の内径よりも大きい直径の前記球形素材を削って前記環状部材の内径に挿入可能な円柱部を有する成形素材を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の光学素子の製造方法。
  6. 前記環状部材の内径よりも大きい直径の前記球形素材を削って前記環状部材の内径に挿入可能な平面部を有する成形素材を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の光学素子の製造方法。
  7. 前記環状部材の内径に挿入可能な直径の前記球形素材を削って平面部を有する成形素材を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の光学素子の製造方法。
JP2008165086A 2008-06-24 2008-06-24 光学素子の成形素材とその製造方法 Pending JP2010006621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165086A JP2010006621A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 光学素子の成形素材とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165086A JP2010006621A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 光学素子の成形素材とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010006621A true JP2010006621A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41587544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008165086A Pending JP2010006621A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 光学素子の成形素材とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010006621A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62207728A (ja) * 1986-03-07 1987-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形用ガラス素材
JPS62207727A (ja) * 1986-03-07 1987-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガラス物品の製造方法
JPS62241833A (ja) * 1986-04-15 1987-10-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形用ガラス素材およびその製造方法
JP2007297229A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学素子の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62207728A (ja) * 1986-03-07 1987-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形用ガラス素材
JPS62207727A (ja) * 1986-03-07 1987-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガラス物品の製造方法
JPS62241833A (ja) * 1986-04-15 1987-10-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形用ガラス素材およびその製造方法
JP2007297229A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学素子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4666677B2 (ja) モールドプレス成形型、及び光学素子の製造方法
JP5021196B2 (ja) モールドプレス成形型、光学素子の製造方法、及び凹メニスカスレンズ
JP6374951B2 (ja) 光学素子成形用型セット、及び、光学素子の製造方法
JP5114261B2 (ja) 光学素子の製造方法
CN112218832B (zh) 玻璃透镜成型模具
JP4549820B2 (ja) モールドプレス成形型及びその製造方法、並びに光学素子の製造方法
JP2010006621A (ja) 光学素子の成形素材とその製造方法
JP2011132096A (ja) 光学素子の成形装置及び成形方法
JP5269477B2 (ja) 光学素子の製造方法、光学素子の製造装置、及び光学素子
JP2001270724A (ja) 光学レンズ及びその成形金型
JP2009078470A (ja) 光学素子の成形方法
JPH07330347A (ja) 光学素子成形方法
JP2007070215A (ja) 光学レンズの成形金型
JP5244575B2 (ja) 光学素子の製造方法
JP4473692B2 (ja) 成形品の製造方法
JP4951394B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP7407528B2 (ja) ガラスレンズ成形型
JPH02111635A (ja) プレスレンズの成形金型およびその成形方法
JPS6346010B2 (ja)
JP2000264654A (ja) モールド成形型,その作製方法,及び作製装置
EP1231187A1 (en) Apparatus and method for molding glass optical elements
JP2001348232A (ja) ガラス成形品、光学素子、複数の光学素子を同時に成形する成形方法、及び、成形用金型駒部材の位置出し方法、並びに、ガラスレンズの成形装置
JP2009280449A (ja) 光学素子の製造方法及びその製造装置
JP5242333B2 (ja) 真球素材の製造方法
JP2011126758A (ja) 光学素子用成形型及びそれを用いた光学素子の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20110518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120612

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120619

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20121204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130402

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02