JP2010002603A - 定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010002603A
JP2010002603A JP2008160575A JP2008160575A JP2010002603A JP 2010002603 A JP2010002603 A JP 2010002603A JP 2008160575 A JP2008160575 A JP 2008160575A JP 2008160575 A JP2008160575 A JP 2008160575A JP 2010002603 A JP2010002603 A JP 2010002603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
layer
fixing
fixing device
magnetic shunt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008160575A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Murakami
正典 村上
Fumio Masuda
文雄 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008160575A priority Critical patent/JP2010002603A/ja
Priority to US12/485,092 priority patent/US8145113B2/en
Publication of JP2010002603A publication Critical patent/JP2010002603A/ja
Priority to US13/397,775 priority patent/US8521074B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2025Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2029Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around one or more stationary belt support members, the latter not being a cooling device

Abstract

【課題】整磁合金を用いた自己温度制御機能を備えつつ従来技術よりも発熱部の熱容量を小さくし、省エネ効果及び迅速な立ち上がり特性を得ることができる定着装置を提供する。
【解決手段】
周回駆動されるベルト51の周回経路の内側に配された第1ローラ52をベルトを介して第2ローラ53で押圧して定着ニップを確保すると共に、ベルトを電磁誘導により加熱して未定着画像の形成されたシートSを定着ニップを通し熱定着する定着装置5であって、周回経路の外側に配設された励磁コイル55と、周回経路の内側であってベルトを挟んで励磁コイルとほぼ対向する位置に配設されベルトの内周面に接触してベルトの周回位置を規制する固定プレート54とを備え、ベルトは整磁合金を含まない導電発熱層をベルト基材とし、固定プレートは整磁合金層と整磁合金層のベルトと反対側に積層された導電層とを含むこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置を備える画像形成装置に関し、特に、誘導発熱方式を用い、小サイズの記録シートを熱定着する際の、記録シートが通過しない箇所の温度上昇を抑制する技術に関する。
近年、電子写真式や静電記録方式の画像形成装置が備える定着装置において、比較的熱変換効率が高くコンパクトな誘導発熱方式の熱源を用いるものが登場し、省エネ、スペース効率、及びウォームアップ時間の短縮等の観点から注目されている。
特に、励磁コイルに交流電流を流すことによって発生する磁束を、フェライトコア等のコア材を用いて導電発熱層へ導くような構成にすることにより、発熱部の熱容量をかなり小さく設計することができるので、ウォームアップ時間を大幅に短縮することができる。
しかしながら、発熱部の熱容量が小さくなると熱が移動しにくくなるので、幅の狭い小サイズの記録シートを連続使用すると、発熱部の幅方向外側の、記録シートが通過しない箇所(以下「非通紙部」と記す)の温度が異常に上昇し、周辺部材の熱破壊や劣化を招いたり、また、続いて幅の広い記録シートが通過すると、幅方向外側だけに高温オフセットが発生したり光沢ムラが生じるという問題がある。
そこで、上記定着装置において、非通紙部の温度上昇を抑制する方法として、用紙幅に応じて導電部材を動かして非通紙部への磁束のみを遮蔽する技術や、消磁コイルにより非通紙部への磁束のみを打ち消す技術が知られている。
また上記定着装置において、定着温度よりも幾分高めのキュリー点を有する整磁合金を発熱部に用いることで、非通紙部の温度がある程度上昇したときに、自動的に非通紙部の位置の発熱部のみが磁性を失い、発熱量が低下する自己温度制御機能を備えることにより、非通紙部の過昇温を抑制する技術が以下に開示されている。
例えば特許文献1には、定着ベルトの背面に整磁合金層を含む発熱層を接触させる像加熱装置が開示され、この定着ベルトは熱容量が非常に小さいのでウォームアップ時間を極めて小さくでき、また自己温度制御が有効に行われるので、幅の狭い記録シート材を連続で通した場合においても、励磁部材が熱により破損するおそれがないと記載されている。
また特許文献2には、遮蔽板の端部を発熱ローラに対向させて配置した定着装置が開示され、発熱ローラに対する熱負荷が小さいので、過昇温を防止しつつウォームアップの時間を短縮するとともに、オフセットの発生を防止して良好な定着性能を実現することができると記載されている。
また特許文献3には、低抵抗板状部材において、定着回転体の幅方向中央部の厚みが両端部の厚みよりも薄く、両端部の厚みが磁束の浸透深さ以上である定着部材が開示され、自己温度制御機能は定着回転体の両端部で特に有効に機能し、定着回転体の中央部での立ち上がり性能や加熱効率を低下させることなく、幅方向両端部における過昇温を防止でき、小サイズの記録媒体を連続通紙する時にも、定着回転体の中央部での加熱不足を発生させることなく、幅方向両端部における過昇温を確実に防止できると記載されている。
一方、画像形成をしない待機時には、いつ画像形成が指示されても迅速に定着を開始できるように、定着部の温度を、数秒で定着温度に達する程度の待機温度に維持しておかなければばらない。特に、定着部の温度の立ち上がり特性が悪いと待機温度を高く設定しなければならなくなるので省エネに適さない。また電源ON時においても、定着部の温度の立ち上がり特性が悪いと、長い時間ユーザを待たせることになるので望ましくない。
特許第3988251号公報 特開2007−156065号公報 特開2007−264421号公報
上記定着装置において、省エネ効果、及び迅速な立ち上がり特性を得るためには、定着装置自体をコンパクトな構成にして小熱容量化すると有効であるので、さらなるコンパクト化が望まれる。
例えば、定着ベルトのベルト基材に整磁合金層を用い、ベルト基材を電磁誘導により加熱すれば、コンパクトで発熱効率のよい自己温度制御機能を備える定着装置を構成することが可能である様に思われるが、整磁合金を用いて膜厚が均質な定着ベルトを製造することは容易な事ではなく、たとえ製作が可能であっても温度特性や強度等の必要な性能を同時に得ることは難しく、また大変高価なものになってしまうものと思われる。
一方、定着ベルトのベルト基材を整磁合金以外の導電体にすれば、製造が比較的容易で特性の優れた安価なものを選択でき、かつ電磁誘導により加熱することができる。例えば定着ベルトのベルト基材をニッケルにすれば、製造実績及び使用実績があり製造が比較的容易でかつ強度があるニッケル電鋳ベルトを使うことができる。
しかしながら、発熱の補助として定着ベルトに導電体を含ませる場合とは違い、整磁合金でない導電体をベルト基材としてベルト全面に用い導電発熱層として機能させた場合には、従来の技術では上記のような自己温度制御機能を備えることは難しいものと思われる。
本発明は、整磁合金を用いた自己温度制御機能を備えつつ、従来技術よりも発熱部の熱容量を小さくし、省エネ効果、及び迅速な立ち上がり特性を得ることができ、また特に、定着ベルトのベルト基材を整磁合金以外の導電体にしつつも、自己温度制御機能を備える定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る定着装置は、周回駆動されるベルトの周回経路の内側に配された第1ローラを前記周回経路の外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して当該ベルト表面と当該第2ローラの間に定着ニップを確保すると共に前記ベルトを電磁誘導により加熱して未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップを通し前記未定着画像を熱定着する定着装置であって、前記周回経路の外側に配設された励磁コイルと、前記周回経路の内側であって前記ベルトを挟んで前記励磁コイルとほぼ対向する位置に配設され周回駆動されるベルトの内周面に接触して当該ベルトの周回位置を規制する固定プレートとを備え、前記ベルトは整磁合金を含まない導電発熱層をベルト基材とし、前記固定プレートは整磁合金層と当該整磁合金層の前記ベルトと反対側に積層された導電層とを含むことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
上記定着装置を備える画像形成装置である。
課題を解決するための手段に記載した構成により、整磁合金でない導電体を定着ベルトのベルト基材、及び導電発熱層として兼用し、定着ベルトとは別の固定プレートに整磁合金と導電層とを積層するので、整磁合金を用いた自己温度制御機能を備えつつ、定着ベルト自体が発熱し、かつ定着ベルトの熱容量を非常に小さくすることができる。
従って、省エネ効果、及び迅速な立ち上がり特性を得ることができる。
なお、本願では、整磁合金でない導電体を定着ベルトに含ませて導電発熱層として機能させ、定着ベルトの内周と接触する固定プレートに整磁合金層を備えることにより自己温度制御機能を実現しているが、例えば、理論的には自己温度制御機能を備えるためには、整磁合金を定着ベルトに含ませて導電発熱層として機能させた方が簡単なように思われる。しかしながら、実際のところ、整磁合金の薄膜を用いて精度よく定着ベルトを製造することは容易なことではなく、均質な厚みを持った整磁合金の薄膜による定着ベルトを製造することは難しい。なぜなら、整磁合金は2種、あるいは3種以上の金属の合金であり、キュリー点等の所望する特性を備えるために、適当な割合で成分を微調整をしなければならないので、このような所望する特性を備えつつ、耐久性等の定着ベルトの基材としての諸特性を充実させることは困難である。
本願では、定着ベルトのベルト基材に、整磁合金でない多くの導電体の中から、耐久性等に優れ製造が容易な適当な材料を選べばよいので、選択の幅が広く現実的である。また一例として、ベルト基材をニッケルにすることにより、無端状のニッケル電鋳ベルトを使うことができる。このニッケル電鋳ベルトは従来から現像ローラ等に使われているものであって、製造実績及び使用実績があり、また薄膜でありながら強度もあり、製造が比較的容易で、かつ新しい設備も不要なので、コスト面においても大変有利である。なお、整磁合金性のベルトはニッケル電鋳ベルトと同様の方法で製造することはできない。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記固定プレートを構成する整磁合金層は、キュリー点未満の温度のときに強磁性を示し、キュリー点以上の温度になると磁性を失い、前記ベルトにおける導電発熱層は、前記整磁合金層が磁性を失うと、発熱量が80%以下に低下することを特徴とすることもできる。
これにより、キュリー点未満の温度からキュリー点以上の温度になると、発熱量が80%以下に低下するので、自己温度制御機能が得られ、非通紙部の過昇温を抑制することができる。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記ベルトにおける導電発熱層はニッケルであり、10μm以上、100μm以下の厚さであることを特徴ととすることもできる。
これにより、定着ベルトのベルト基材をニッケルにしたので、薄膜でありながら強度があり、製造が比較的容易であり、コスト面においても大変有利である。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記励磁コイルは、周波数が10kHz以上、30kHz以下の磁束を発生させることを特徴ととすることもできる。
これにより、励磁コイルが周波数が10kHz以上、30kHz以下の磁束を発生させるので、キュリー点未満の温度では導電発熱層における発熱量は十分であり、キュリー点以上の温度になると導電発熱層における発熱量が十分に得られないので、非通紙部の過昇温を抑制することができる。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記固定プレートを構成する整磁合金層は、Ni−Fe合金、又は、Ni−FeーCr合金であり、キュリー点が180℃以上、240℃以下であることを特徴ととすることもできる。
これにより、整磁合金層のキュリー点が180℃以上、240℃以上であるので、非通紙部の温度が異常に上昇したり、周辺部材の熱破壊や劣化を招いたり、また、幅の広い記録シートの後に、幅の広い記録シートを通過させるような場合であっても、幅方向外側だけに高温オフセットが発生したり、光沢ムラが生じるという問題が生じない。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記固定プレートは、前記ベルトに最も近い側に、さらに、前記整磁合金層よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい低摩擦層を積層した、少なくとも3層からなる積層構造をなし、前記ベルトが周回駆動する際に、前記ベルトの内周面と前記低摩擦層とが摺擦することを特徴ととすることもできる。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記ベルトは、その内周側の表面に、さらに、前記ベルト基材よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい低摩擦層を積層した、少なくとも2層からなる積層構造をなし、前記ベルトが周回駆動する際に、前記固定プレートと前記低摩擦層とが摺擦することを特徴ととすることもできる。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記固定プレートは、前記ベルトに最も近い側に、さらに、前記整磁合金層よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい第1の低摩擦層を積層した、少なくとも3層からなる積層構造をなし、前記ベルトは、その内周側の表面に、さらに、前記ベルト基材よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい第2の低摩擦層を積層した、少なくとも2層からなる積層構造をなし、前記ベルトが周回駆動する際に、前記第1の低摩擦層と、前記第2の低摩擦層とが摺擦することを特徴ととすることもできる。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記低摩擦層は、フッ素系樹脂であることを特徴ととすることもできる。
これにより、定着ベルトと固定プレートとの摺擦による摩擦が軽減するので、定着ベルトの駆動トルクが軽減し、省エネ効果、及び耐久性が向上する。
ここで、定着装置、及び画像形成装置において、前記ベルトは、前記第1ローラの回転軸に垂直な平面による断面の形状が略楕円形であり、長径≦短径×2の関係を満たすことを特徴ととすることもできる。
これにより、特許文献1、2のように定着ベルトの内周にローラを2つ備えるもの等に較べてベルト長が格段に短いので、発熱部の熱容量が小さく、省エネ、スペース効率、及びウォームアップ時間の短縮等の観点から大変有利である。
[実施の形態1]
<概要>
実施の形態1は、誘導発熱方式の熱源を用いて、未定着画像を記録シートに熱定着する定着装置を備える画像形成装置であって、ニッケルの薄膜を定着ベルトの基材とし、当該基材を導電発熱層として機能させ、また励磁コイルと対向する位置の定着ベルトの内周に、整磁合金層と導電部材層を積層した固定プレートを設け、各層の厚みと励磁コイルが発生する磁束を反転させる周波数とを、適切な値に設定することにより、自己温度制御機能を備えつつ、発熱部の熱容量を小さくし、省エネ効果、及び良好な迅速な立ち上がり特性を得るものである。
<構成>
図1は、本実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型カラーデジタルプリンタであり、交流電流発生器2、画像プロセス部3、給送部4、定着装置5、制御部6を備え、ネットワーク(例えば社内LAN)に接続されて、社内の端末装置から印刷の実行指示を受付けると、その指示に従って、記録シート上にカラー画像を形成して出力する。
交流電流発生器2は、略20kHzの交流電流を、定着装置5内の励磁コイルへ供給する。
画像プロセス部3は、主に画像の形成を担う部分であり、矢印Aに示す方向に循環する中間転写ベルト11に添って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれのトナー像を形成する画像形成ユニット3Y、3M、3C、3Kが順に配列され、各画像形成ユニットの下方には、レーザダイオード等の発光素子を備える光学部10が配置されている。なお画像プロセス部3において、参照番号の後に“Y”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがイエローのトナーによる画像を生成し、以下同様に参照番号の後に“M”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがマゼンタのトナーによる画像を生成し、参照番号の後に“C”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがシアンのトナーによる画像を生成し、参照番号の後に“K”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがブラックのトナーによる画像を生成する。
画像形成ユニット3Yは、感光体ドラム31Yと、その周辺に配設された帯電器32Y、現像器33Y、1次転写ローラ34Y、及びクリーナ35Yを備えている。
イエローのトナーによる画像を生成するにあたり、帯電器32Yが感光体ドラム31Yを一様に帯電させ、制御部6の制御により、光学部10が一様に帯電した感光体ドラム31Yへレーザ光Lを出射して静電潜像を形成し、形成された静電潜像に現像器33Yがイエローのトナーによる現像を行い、現像されたトナー像が中間転写ベルト11に1次転写され、1次転写後、感光体ドラム31Yに残留するトナーがクリーナ35Yによって除去される。
画像形成ユニット3M、3C、3Kについても、画像形成ユニット3Yと同様の構成を備え(図中の符号を省略している)、同様に各色のトナーによる画像を生成する。
中間転写ベルト11に1次転写されるトナー像は、画像形成ユニットのそれぞれを通過する毎にそれぞれの色が重ねられ、最終的にフルカラーのトナー画像が生成される。
一方、給送部4は、主に記録シートの搬送を担う部分であり、記録シートSを納める給紙カセット41と、納められている記録シートSを搬送路43へ1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された記録シートSを送り出すタイミングを図るタイミングローラ対44と、2次転写ローラ45とを備え、記録シートSが2次転写位置46まで搬送され、中間転写ベルト11に生成されたフルカラーのトナー画像が、2次転写位置46において記録シートSに2次転写される。
定着装置5は、ベルト方式の定着装置であり、トナー画像が2次転写された記録シートSを加熱及び加圧して、トナー画像を記録シートSに定着させる。定着装置5については以下に詳細に記す。
定着後の記録シートSは排紙ローラ71等の駆動により排紙トレイ72へ排紙される。
制御部6は、画像形成装置1の全体の動作や温調等を一括して制御するコントローラであり、形成すべき画像のデータに基づいて、各画像形成ユニット別に光学部10の発光素子用の駆動信号を生成し、1次転写において各色のトナー像を正確に重ねたり、2次転写において記録シートSにトナー画像が正確に転写されるようにタイミングを調整する。
図2は、定着装置5の構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、定着装置5は、定着ベルト51、定着ローラ52、加圧ローラ53、固定プレート54、励磁コイル55を備え、定着ベルト51を電磁誘導により加熱して、未定着画像の形成されたシートを、定着ベルト51と加圧ローラ53との間の定着ニップに通し、未定着画像を熱定着する。
定着ベルト51は、周回駆動される可撓性を有するベルトであり、整磁合金を含まず、かつ整磁合金でない導電体を含む導電発熱層をベルト基材とし、ベルト基材に励磁コイル55が発生する磁束を導くことにより発熱させて導電発熱層として機能させ、定着用の熱源とする。本実施の形態では、ベルト基材の表面上に、熱定着の際に記録シートSとの密着性を高めて定着性を向上させるためのシリコンゴム等の弾性層と、記録シートSや加圧ローラ53との貼り付きを押さえるためのフッ素樹脂等による離型層とを積層した無端ベルトである。ここで定着ベルト51は、定着ローラ52の回転軸に垂直な平面による断面の形状が略楕円形であり、長径≦短径×2の関係を満たす。
定着ローラ52は、定着ベルト51の周回経路の内側に配され、円柱形の鋼鉄やアルミニウムの芯軸の外周に、シリコンゴムやシリコンスポンジ材等の弾性断熱層が積層されて構成されている。
加圧ローラ53は、定着ベルト51の周回経路の外側から定着ベルト51を介して定着ローラ52を押圧して、定着ベルト51の表面との間に定着ニップを確保するように設けられ、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプ等の芯軸の外周にシリコンゴム等の弾性断熱層とフッ素樹脂等による離型層等が積層されて構成されている。
固定プレート54は、定着ベルト51の周回経路の内側の定着ニップに近接しない位置で、定着ベルト51の内周面に接触し、定着ベルト51を挟んで励磁コイル55とほぼ対向する位置に配設され、かつ定着ベルト51が周回駆動する際に、定着ベルト51の内周面と摺擦し定着ベルト51の周回位置を規制するように固定され、定着ベルト51に近い側の整磁合金層と遠い側の低抵抗導電層との、少なくとも2層からなる積層構造をなす。このように整磁合金層と低抵抗導電層とを積層化することにより、定着ベルト51の周回経路の内側に包含する部材が小型化し、定着ベルト51のベルト長を短くすることができる。
励磁コイル55は、定着ベルト51の外周面に面し、定着ベルト51の周回経路の外側に、定着ベルト51を挟んで固定プレート54と対向する位置に配設され、定着ベルト51及び固定プレート54へ向けて磁束を発生させる。本実施の形態では、図1に示す交流電流発生器2から供給される略20kHzの交流電流が流されることにより、略20kHzの交流電流の周波数が略20kHzで反転する磁束を発生させる。
以上のように、本実施の形態の定着装置5は、定着ベルト51の内周に、定着ローラ52と固定プレート54とを備えており、特許文献1、2のように定着ベルトの内周にローラを2つ備えるものに較べてベルト長が格段に短いので、発熱部の熱容量が小さく、省エネ、スペース効率、及びウォームアップ時間の短縮等の観点から大変有利である。
なお、各層の材質や厚さ等については以下に詳細に説明する。
図3は、定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。
図3に示すように、定着ローラ52の中心から見て、一番外側に励磁コイル55があり、その内側に、順に離型層511、弾性層512、ベルト基材513が積層された定着ベルト51があり、またその内側に、順に整磁合金層541、低抵抗導電層542が積層された固定プレート54があり、さらにその内側に、弾性断熱層521、芯軸522により構成された定着ローラ52が位置する。また、励磁コイル55と定着ベルト51との間には空隙があり、定着ベルト51と固定プレート54との間は接触し、固定プレート54と定着ローラ52との間にも空隙がある。
離型層511の材質は、本実施の形態ではPFAであり、定着温度による使用に耐え得る上、トナー離型性を有するものでなければならず、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、PFA、PTFE、PEP,PFEP等のフッ素樹脂が好ましい。
離型層511の厚さは、本実施の形態では30μmであり、耐久性や省エネ等の面から考えて、5μm以上、100μm以下程度が好ましく、実用的には5μm以上、50μm以下がより好ましい。
弾性層512の材質は、本実施の形態ではシリコンゴムであり、耐熱性、及び弾性を備えていなければならず、例えば、定着温度による使用に耐え得るシリコンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性エラストマーを用いることができる。また弾性層512には、熱導電性の向上、及び補強等のために、充填材を混入してもよい。充填材は加工性や価格等を考慮すると、実用的にはシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、酸化ベリリウム等が好ましく、特性的には、ダイヤモンド、銀、銅、アルミニウム、大理石、ガラス等であってもよい。
弾性層512の厚さは、本実施の形態では200μmであり、必要な厚み方向の弾性力を得るためは10μm以上あることが望ましく、また800μmを超えるとベルト基材において発生した熱が記録シートSに伝わりにくくなるため熱効率が下がり望ましくないので、10μm以上、800μm以下程度が好ましく、実用的には100μm以上、300μm以下がより好ましい。
ベルト基材513は、本実施の形態では無端状のニッケル電鋳ベルトであり、ベルトの構造を保つとともに、誘導発熱方式における導電発熱層の役割を兼用するものである。ニッケルの薄膜を基材としたベルトは製造が比較的容易であり、かつ耐久性が高く丈夫であり、樹脂材料などの補強材を必要とせず熱容量を大変小さくできるので、定着装置用のベルトに大変適している。またベルト基材513の材質には、磁性ステンレス等の比較的透磁率μが高く、適度な抵抗率ρを持つ磁性材料(例えば磁性金属)を用いてもよい。また導電発熱層として、Cu(銅)やAl(アルミニウム)等の非磁性体の金属等であって導電性の高い材質を用いることもでき、このような場合には材料を15μm程度の薄膜にして抵抗値を高くすることにより必要な発熱量を得ることが可能である。ただし、このような薄膜だけでは強度が不足するような場合等には、ベルト基材513に樹脂材料などを用いて薄膜を補強してもよいし、樹脂材料中に導電性の高い材質からなる粒子を散在させてもよい。
ベルト基材513の厚さは、本実施の形態では40μmであり、ニッケル電鋳ベルトを用いる場合は、10μm未満であるとベルト割れが発生し、100μmを超えると用紙分離不良が発生し易くなるので、、10μm以上、100μm以下程度が好ましく、実用的には、ベルトの製造容易性、及びベルトの取り扱い易さ等を考慮すると、20μm以上、50μm以下がより好ましい。
整磁合金層541の材質は、本実施の形態ではNi(ニッケル)とFe(鉄)からなる整磁合金であり、キュリー点は220℃である。なお、Ni−Fe−Cr(クロム)合金であってもよい。整磁合金はキュリー点未満の温度のときに強磁性を示し、キュリー点以上の温度になると磁性を失う特性があり、合金を構成する各成分の割合を調整することにより、所定の範囲内でキュリー点を任意に設定することが可能である。またキュリー点は180℃以上、240℃以下に設定することが好ましく、220℃程度に設定することがより好ましい。
整磁合金層541の厚さは、本実施の形態では200μmであり、Ni−Fe合金を用いる場合には50μm以上、400μm以下程度が好ましく、実用的には100μm以上、300μm以下がより好ましい。
低抵抗導電層542の材質は、本実施の形態ではCuであり、導電性の高い材質であれば何でもよいが、ある程度の厚さがあり電気抵抗値が低くなければならない。
低抵抗導電層542の厚さは、本実施の形態では200μmであり、50μm以上、400μm以下程度が好ましく、実用的には100μm以上、300μm以下がより好ましい。
整磁合金層541がキュリー点未満の温度では整磁合金層541は磁束を補足し、ベルト基材513が発熱する。
ベルト基材513において発熱した熱は、熱定着に利用されると同時に、整磁合金層541に伝熱する。
整磁合金層541がキュリー点以上の温度になると、磁性を失った整磁合金層541は磁束を補足することができなくなり、整磁合金層541を通過した磁束は、低抵抗導電層542に到達する。低抵抗導電層542は抵抗値が小さいので磁束が到達しても発熱量は小さいが、逆磁界が発生するため、元の磁束を打ち消す効果が生じる。よって、ベルト基材513を通過する磁束が減少し、ベルト基材513における発熱量が低下する。
以上のような原理で、小サイズの記録シートを熱定着する際の非通紙部の温度上昇を抑制することができる。
弾性断熱層521の材質は、本実施の形態ではシリコンスポンジ材であり、定着ベルト51を断熱しつつ保持すると同時に、定着ベルト51のたわみを許容してニップ幅を確保し、また排紙性、及び記録シートSの分離性を向上させる。また弾性断熱層521を、例えばゴム材とスポンジ材の2層構造とすることにより、高い断熱性と十分な弾性とを比較的容易に得ることもできる。
弾性断熱層521の厚さは、本実施の形態では10mmであり、シリコンスポンジ材を用いる場合は2mm以上、15mm以下が好ましく、8mm以上、12mm以下がより好ましい。また、弾性断熱層521の硬度は、硬度アスカーゴム硬度計において20度以上、60度以下が好ましく、30度以上、50度以下がより好ましい。
芯軸522の材質は、本実施の形態ではアルミニウムであり、強度が確保できれば、鋼鉄やPPS(ポリフェニレンサルファイド)のような耐熱性のモールド製のパイプを使用することも可能である。但し、漏れた磁束により芯軸522が発熱しないように、非磁性材料を用いることが好ましい。
芯軸522の太さは、本実施の形態では直径10mmである。
図4は、加圧ローラ53の層構造の概略を示す図である。
図4に示すように、加圧ローラ53は、外周側から順に、離型層531、弾性断熱層532、芯軸533が積層されている。
離型層531の材質は、本実施の形態ではPTFE又はPFA当のフッ素樹脂であり、表面の離型性を高めるものであればよい。
離型層531の厚さは、本実施の形態では20μmであり、フッ素樹脂を用いる場合は10μm以上、50μm以下程度が好ましい。
弾性断熱層532の材質及び厚さは、定着ローラ52の弾性断熱層521と同様である。
芯軸533の材質及び太さは、定着ローラ52の芯軸522と同様である。
<実験結果>
実験の結果、以下の事実を確認した。
(1)導電発熱層(ベルト基材513)を厚さ40μmのニッケル、整磁合金層なし、低抵抗導電層なしとし、磁束が反転する周波数を40kHzとした第1設定の場合には、十分な発熱量が得られ、また整磁合金層がないので、当然に自己温度制御機能は得られなかった。
(2)導電発熱層(ベルト基材513)を厚さ40μmのニッケル、整磁合金層を厚さ200μmのNi−Fe合金、低抵抗導電層を厚さ200μmの銅、磁束が反転する周波数を40kHzとした第2設定の場合には、キュリー点未満の温度、及びキュリー点以上の温度において、十分な発熱量が得られた。よって、自己温度制御機能は得られなかった。
(3)導電発熱層(ベルト基材513)を厚さ40μmのニッケル、整磁合金層なし、低抵抗導電層なしとし、磁束が反転する周波数を20kHzとした第3設定の場合には、十分な発熱量が得られず、また整磁合金層がないので、当然に自己温度制御機能は得られなかった。
(4)導電発熱層(ベルト基材513)を厚さ40μmのニッケル、整磁合金層を厚さ200μmのNi−Fe合金、低抵抗導電層を厚さ200μmの銅、磁束が反転する周波数を20kHzとした第4設定の場合には、キュリー点未満の温度において十分な発熱量が得られ、また、キュリー点以上の温度において、十分な発熱量が得られなかった。よって、自己温度制御機能が得られた。
以上の実験結果から、上記第4設定の場合に、十分な発熱量が得られ、かつ自己温度制御機能が得られることが確認された。
<動作原理>
シミュレーションの結果、以下の考察を得た。
図5(a)、(b)、図6(a)、(b)は、発熱材、整磁合金層、低抵抗導電層、及び励磁コイルが発生する磁束が反転する周波数の設定別に、発熱材の表面からの距離と電流密度との関係をシミュレートした図である。
ここで図5(a)、(b)、図6(a)、(b)において、発熱材を厚さ40μmのNiとし、所定の区間とX軸と折れ線グラフとの間にできる面の面積は、その区間毎の発熱量に相当するので、表面からの距離0〜0.04mmの区間とX軸と折れ線グラフとの間にできる面の面積は、発熱材の発熱量に相当する。
図5(a)は、整磁合金層、低抵抗導電層を用いずに、磁束が反転する周波数を40kHzとした場合(上記実験結果の第1設定に相当する)における、発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示しており、発熱材の発熱量は図中の斜線部分Aに相当し、この状態で十分な発熱量が得られている。
この設定は、整磁合金を用いず自己温度制御機能を備えない従来の誘導発熱方式の定着装置の設定と同等であり、この状態で発熱材の後に整磁合金層と低抵抗導電層とを用いたとしても(上記実験結果の第2設定に相当する)、整磁合金層がキュリー点以上の温度になって磁性を失っても発熱材の発熱量は高いままなので、自己温度制御機能は得られない。
図5(b)は、整磁合金層、低抵抗導電層を用いずに、磁束が反転する周波数を20kHzとした場合(上記実験結果の第3設定に相当する)における、発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示しており、発熱材の発熱量は図中の斜線部分Bに相当し、この状態では十分な発熱量が得られていない。
図6(a)は、本実施の形態と同様に、厚さ200μmの整磁合金層と、厚さ200μmの低抵抗導電層を用いて、磁束が反転する周波数を20kHzとした場合(上記実験結果の第4設定に相当する)における、キュリー点未満の温度のときの発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示しており、発熱材の発熱量は図中の斜線部分Cに相当し、この状態で十分な発熱量が得られている。
図6(b)は、上記の場合における、キュリー点以上の温度のときの発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示しており、発熱材の発熱量は図中の斜線部分Dに相当し、この状態では十分な発熱量が得られていない。
図5(a)、(b)、図6(a)、(b)より、厚さ40μmのNiに、反転する周波数が40kHzの磁束を与えると発熱量は十分であるが整磁合金を用いても自己温度制御機能が得られず、また反転する周波数が20kHzの磁束を与えると発熱量が不足して使えないが、整磁合金層と低抵抗導電層とを用いて反転する周波数が20kHzの磁束を与えると、キュリー点未満の温度では発熱量が十分であり、キュリー点以上の温度では発熱量が十分に低下することがわかる。
従って、本実施の形態の設定において、自己温度制御機能が得られる。
なお、図6(a)、(b)によると、整磁合金層の温度が、キュリー点未満の温度からキュリー点以上の温度になると発熱量が70%程度に低下しているが、このとき、非通紙部の温度上昇は狙いの温度以下に十分抑えることができたので、発熱量が80%以下に低下すれば効果は得られるものと思われる。従って、同図より、発熱材であるNiの厚さは10μm以上、100μm以下程度が好ましく、実用的には20μm以上、50μm以下がより好ましいと思われる。また励磁コイルが発生する磁束が反転する周波数は、整磁合金層と導電部材層を積層した固定プレートを用いた場合には、比較的低い周波数でも磁束の浸透深さが浅くなる現象が起こるため、10kHz以上、30kHz以下程度であれば、効果が得られるものと思われる。
<まとめ>
以上のように、実施の形態1の定着装置、及び当該定着装置を備える画像形成装置によれば、定着ベルトの基材に、Ni等の整磁合金でない導電体を含む層を用いることにより、定着ベルト自体が発熱し、かつ定着ベルトの熱容量を大変小さくできるとともに、導電発熱層を定着ベルトに内蔵し、かつ整磁合金層と低抵抗導電層とを積層して一体化したことにより、定着ベルトの周回経路の内側に包含する部材が小型化し、定着ベルトのベルト長を短くすることができるので、整磁合金を用いた自己温度制御機能を備えつつ、従来技術よりも発熱部の熱容量を小さくし、省エネ効果、及び迅速な立ち上がり特性を得ることができる。
[変形例1]
<概要>
変形例1は、実施の形態1と固定プレートの一部のみが異なり、固定プレートの定着ベルトと摺擦する面に、低摩擦層を積層したものである。
<構成>
図7は、変形例1における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。
なお、変形例1では、実施の形態1と同一の構成には同一番号を付し、その説明を省略する。
図7の層構造は、実施の形態1の図3の層構造における固定プレート54が固定プレート56に置き換わったものであり、その他は実施の形態1と同様である。
固定プレート56は、定着ベルト51に近い側から順に低摩擦層561、整磁合金層541、低抵抗導電層542が積層されている。
低摩擦層561は、定着ベルト51と固定プレート56との摺擦による摩擦を軽減するために設けられ、整磁合金層541よりも定着ベルト51が周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さくなければならず、その材質は例えば耐熱性を備えたPFA等が好ましく、またその厚さは、本実施の形態では30μmであり、耐久性や省エネ等の面から考えて、5μm以上、100μm以下程度が好ましく、実用的には5μm以上、50μm以下がより好ましい。
以上のように、変形例1によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、固定プレートの定着ベルトと摺擦する面に低摩擦層を設けたことにより、定着ベルトの駆動トルクが軽減し、省エネ効果、及び耐久性が向上するという効果が得られる。
[変形例2]
<概要>
変形例2は、実施の形態1と定着ベルトの一部のみが異なり、定着ベルトの固定プレートと摺擦する面に、低摩擦層を積層したものである。
<構成>
図8は、変形例2における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。
なお、変形例2では、実施の形態1と同一の構成には同一番号を付し、その説明を省略する。
図8の層構造は、実施の形態1の図3の層構造における定着ベルト51が定着ベルト57に置き換わったものであり、その他は実施の形態1と同様である。
定着ベルト57は、励磁コイル55に近い側から順に離型層511、弾性層512、ベルト基材513、低摩擦層571が積層されている。
低摩擦層571は、定着ベルト57と固定プレート54との摺擦による摩擦を軽減するために設けられ、ベルト基材513よりも定着ベルト57が周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さくなければならず、変形例1の低摩擦層561と同様に、その材質は、例えば耐熱性を備えたPFA等が好ましく、またその厚さは、本実施の形態では30μmであり、耐久性や省エネ等の面から考えて、5μm以上、100μm以下程度が好ましく、実用的には5μm以上、50μm以下がより好ましい。
以上のように、変形例2によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、定着ベルトの固定プレートと摺擦する面に低摩擦層を設けたことにより、変形例1と同様に定着ベルトの駆動トルクが軽減し、省エネ効果、及び耐久性が向上するという効果が得られる。
[変形例3]
<概要>
変形例3は、実施の形態1と固定プレートの一部、及び定着ベルトの一部のみが異なり、固定プレートの定着ベルトと摺擦する面に、低摩擦層を積層し、かつ
定着ベルトの固定プレートと摺擦する面にも、低摩擦層を積層したものである。
<構成>
図9は、変形例3における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。
なお、変形例3では、実施の形態1、変形例1、及び変形例2と同一の構成には同一番号を付し、その説明を省略する。
図9の層構造は、実施の形態1の図3の層構造における固定プレート54が固定プレート56に置き換わり、かつ実施の形態1の図3の層構造における定着ベルト51が定着ベルト57に置き換わったものであり、その他は実施の形態1と同様である。
以上のように、変形例3によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、固定プレートの定着ベルトと摺擦する面に低摩擦層を設け、かつ定着ベルトの固定プレートと摺擦する面に低摩擦層を設けたことにより、変形例1、2と同様に定着ベルトの駆動トルクが軽減し、省エネ効果、及び耐久性が向上するという効果が得られる。
本発明は、定着装置を備える画像形成装置の技術分野に広く適用することができる。
本発明によって、定着ベルト自体が発熱し、定着ベルトの熱容量を非常に小さくすることができるので、省エネ効果、及び迅速な立ち上がり特性を得ることができ、その産業的利用価値は極めて高い。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。 定着装置5の構成を模式的に示す図である。 定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。 加圧ローラ53の層構造の概略を示す図である。 (a)、(b)は、発熱材、整磁合金層、低抵抗導電層、及び励磁コイルが発生する磁束が反転する周波数の設定別に、発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示す図である。 (a)、(b)は、発熱材、整磁合金層、低抵抗導電層、及び励磁コイルが発生する磁束が反転する周波数の設定別に、発熱材の表面からの距離と電流密度との関係を示す図である。 変形例1における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。 変形例2における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。 変形例3における定着ローラ52の中心から励磁コイル55までの層構造の概略を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 交流電流発生器
3 画像プロセス部
4 給送部
5 定着装置
6 制御部
10 光学部
11 中間転写ベルト
3Y、3M、3C、3K 画像形成ユニット
31Y、31M、31C、31K 感光体ドラム
32Y、32M、32C、32K 帯電器
33Y、33M、33C、33K 現像器
34Y、34M、34C、34K 1次転写ローラ
35Y、35M、35C、35K クリーナ
41 給紙カセット
42 繰り出しローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 2次転写ローラ
46 2次転写位置
51 定着ベルト
52 定着ローラ
53 加圧ローラ
54 固定プレート
55 励磁コイル
56 固定プレート
57 定着ベルト
71 排紙ローラ
72 排紙トレイ
511 離型層
512 弾性層
513 ベルト基材
521 弾性断熱層
522 芯軸
531 離型層
532 弾性断熱層
533 芯軸
541 整磁合金層
542 低抵抗導電層
561 低摩擦層
571 低摩擦層

Claims (11)

  1. 周回駆動されるベルトの周回経路の内側に配された第1ローラを、前記周回経路の外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して、当該ベルト表面と当該第2ローラの間に定着ニップを確保すると共に、前記ベルトを電磁誘導により加熱して、未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップを通し、前記未定着画像を熱定着する定着装置であって、
    前記周回経路の外側に配設された励磁コイルと、
    前記周回経路の内側であって、前記ベルトを挟んで前記励磁コイルとほぼ対向する位置に配設され、周回駆動されるベルトの内周面に接触して、当該ベルトの周回位置を規制する固定プレートとを備え、
    前記ベルトは、整磁合金を含まない導電発熱層をベルト基材とし、
    前記固定プレートは、整磁合金層と、当該整磁合金層の前記ベルトと反対側に積層された導電層とを含むこと
    を特徴とする定着装置。
  2. 前記固定プレートを構成する整磁合金層は、キュリー点未満の温度のときに強磁性を示し、キュリー点以上の温度になると磁性を失い、
    前記ベルトにおける導電発熱層は、前記整磁合金層が磁性を失うと、発熱量が80%以下に低下すること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置
  3. 前記ベルトにおける導電発熱層はニッケルであり、10μm以上、100μm以下の厚さであること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記励磁コイルは、周波数が10kHz以上、30kHz以下の磁束を発生させること
    を特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記固定プレートを構成する整磁合金層は、Ni−Fe合金、又は、Ni−FeーCr合金であり、キュリー点が180℃以上、240℃以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記固定プレートは、
    前記ベルトに最も近い側に、さらに、前記整磁合金層よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい低摩擦層を積層した、少なくとも3層からなる積層構造をなし、
    前記ベルトが周回駆動する際に、前記ベルトの内周面と前記低摩擦層とが摺擦すること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記ベルトは、
    その内周側の表面に、さらに、前記ベルト基材よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい低摩擦層を積層した、少なくとも2層からなる積層構造をなし、
    前記ベルトが周回駆動する際に、前記固定プレートと前記低摩擦層とが摺擦すること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 前記固定プレートは、
    前記ベルトに最も近い側に、さらに、前記整磁合金層よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい第1の低摩擦層を積層した、少なくとも3層からなる積層構造をなし、
    前記ベルトは、
    その内周側の表面に、さらに、前記ベルト基材よりも、前記ベルトが周回駆動する際のすべり摩擦係数が小さい第2の低摩擦層を積層した、少なくとも2層からなる積層構造をなし、
    前記ベルトが周回駆動する際に、前記第1の低摩擦層と、前記第2の低摩擦層とが摺擦すること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  9. 前記低摩擦層は、フッ素系樹脂であること
    を特徴とする請求項6〜8のうちのいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記ベルトは、
    前記第1ローラの回転軸に垂直な平面による断面の形状が略楕円形であり、
    長径≦短径×2の関係を満たすこと
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  11. 請求項1〜10のうちの何れか1項の定着装置を備える画像形成装置。
JP2008160575A 2008-06-19 2008-06-19 定着装置、及び画像形成装置 Pending JP2010002603A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160575A JP2010002603A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 定着装置、及び画像形成装置
US12/485,092 US8145113B2 (en) 2008-06-19 2009-06-16 Fixing device and image formation apparatus
US13/397,775 US8521074B2 (en) 2008-06-19 2012-02-16 Fixing device and image formation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160575A JP2010002603A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 定着装置、及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010002603A true JP2010002603A (ja) 2010-01-07

Family

ID=41431450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160575A Pending JP2010002603A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 定着装置、及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US8145113B2 (ja)
JP (1) JP2010002603A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015172633A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002603A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、及び画像形成装置
CN102238920B (zh) 2008-10-06 2015-03-25 维兰德.K.沙马 用于组织消融的方法和装置
US10695126B2 (en) 2008-10-06 2020-06-30 Santa Anna Tech Llc Catheter with a double balloon structure to generate and apply a heated ablative zone to tissue
US9561068B2 (en) 2008-10-06 2017-02-07 Virender K. Sharma Method and apparatus for tissue ablation
US9561066B2 (en) 2008-10-06 2017-02-07 Virender K. Sharma Method and apparatus for tissue ablation
US10064697B2 (en) 2008-10-06 2018-09-04 Santa Anna Tech Llc Vapor based ablation system for treating various indications
JP4711003B2 (ja) * 2009-03-27 2011-06-29 富士ゼロックス株式会社 定着装置、および画像形成装置
US20110135359A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing device including auxiliary heat generating member comprising region wider than heat generation region
JP5306307B2 (ja) * 2010-10-25 2013-10-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2012168403A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2012203183A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および定着装置
JP5910110B2 (ja) * 2012-01-26 2016-04-27 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5966496B2 (ja) * 2012-03-27 2016-08-10 富士ゼロックス株式会社 加熱装置および画像形成装置
EP2945556A4 (en) 2013-01-17 2016-08-31 Virender K Sharma METHOD AND DEVICE FOR TISSUE REMOVAL
US9316976B1 (en) * 2015-04-23 2016-04-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Induction fixing device with magnetic member including a mesh part
US9389557B1 (en) * 2015-07-06 2016-07-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing device
US11331140B2 (en) 2016-05-19 2022-05-17 Aqua Heart, Inc. Heated vapor ablation systems and methods for treating cardiac conditions
US20180067429A1 (en) * 2016-09-02 2018-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing belt and fixing apparatus
JP2021525598A (ja) 2018-06-01 2021-09-27 サンタ アナ テック エルエルシーSanta Anna Tech Llc 多段階蒸気ベースのアブレーション処理方法並びに蒸気発生及びデリバリー・システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005549A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP3988251B2 (ja) * 1998-05-15 2007-10-10 松下電器産業株式会社 像加熱装置および画像形成装置
JP2007264421A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Ricoh Co Ltd 定着部材、定着装置及び画像形成装置
JP2008129517A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、及び画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0957412B1 (en) * 1998-05-15 2004-08-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image heating device and image forming device using the same
JP4956975B2 (ja) * 2005-12-05 2012-06-20 パナソニック株式会社 定着装置、および画像形成装置
JP5061672B2 (ja) * 2007-03-16 2012-10-31 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP4600532B2 (ja) * 2008-06-19 2010-12-15 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置、及び画像形成装置
US8185031B2 (en) * 2008-06-19 2012-05-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing device and image formation apparatus
JP2010002603A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置、及び画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3988251B2 (ja) * 1998-05-15 2007-10-10 松下電器産業株式会社 像加熱装置および画像形成装置
JP2003005549A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2007264421A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Ricoh Co Ltd 定着部材、定着装置及び画像形成装置
JP2008129517A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015172633A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8521074B2 (en) 2013-08-27
US20090317158A1 (en) 2009-12-24
US20120148319A1 (en) 2012-06-14
US8145113B2 (en) 2012-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010002603A (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP4600532B2 (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP4956975B2 (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP3913069B2 (ja) 加熱装置
JP2007226125A (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置、並びに画像形成方法
JP4115147B2 (ja) 加熱装置
JP2006301106A (ja) 加熱装置
JP4623106B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4803285B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4725598B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5522135B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006114283A (ja) 加熱装置及び加熱装置の制御方法、画像形成装置
JP2010231101A (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP2005338501A (ja) 加熱装置
JP2009150972A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4835654B2 (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP4115137B2 (ja) 定着装置
JP5304621B2 (ja) 画像形成装置
JP4911124B2 (ja) 定着装置に用いる定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置
JP2010002507A (ja) 定着装置に用いる定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置、
JP2010002763A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2005300755A (ja) 無端ベルト、加熱装置及び画像形成装置
JP2005100729A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2003007446A (ja) 加熱装置、加熱定着装置及び画像形成装置
JP2015111188A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110308